【種別】
紅世の徒”、通称

【初出】
XVI巻

【解説】
紅世の王”。真名は“奉の錦旆”(ほうのきんぱい)。の色は紅梅色。
フレイムヘイズ『剣花の薙ぎ手』虞軒と契約し、直剣形の神器昆吾』に意思を表出させていた男性の“王”。

シュドナイをかつての通称「蚩尤」の名で呼ぶほどの古い存在。上海会戦の終盤で虞軒が戦死したことで、“紅世”へ帰還した。
そして、創造された新世界『無何有鏡』へ渡り来て、秩序派の“王”の一人として活動しており、『混沌期』にはベルペオルと協力を約したようだ。

【由来・元ネタ】
中国神話の怪神である帝鴻だと思われる。英水という川が湯谷に注ぐ辺りに住んでいるという。黄色い袋のような姿で、炉の中の炎のような赤い光をまとい、6本の足と4つの翼を持っているという。また頭も目も無いが、歌舞に詳しいとされる。
「蚩尤」と戦い、これを討ち取った三皇五帝の一人「黄帝」は別名を帝鴻氏といい、こちらの可能性もある。

「奉」とは目上の者からものや命令を受ける、もしくは差し上げることを意味する。彼の契約者の特性から考えてこの場合後者の意味で使われ、差し上げるのは契約者の何かだろう。
「錦」とはにしき、もしくはそのように美しいことを意味し、「旆」とは旗のことである。
そしてこの場合の旗は当然、戦に用いられる旗である。この旗は戦力と、出陣する姿を意味すると思われる。
これらを総合して真名全体で「捧げさせる華美なる戦いの力」という意味だと思われる。
その本質の一片は契約者の虞軒が自在法捨身剣醒』で表していた。

【コメント】
☆太古の“祭礼の蛇”との戦いには参加していたのかな。
相柳白澤窮奇とは知り合いだったのかな。
☆[巌楹院]のゴグマゴーグや[とむらいの鐘]の“棺の織手アシズや『九垓天秤フワワニヌルタソカルモレクチェルノボーグや[百鬼夜行]のギュウキパラゼミナや[革正団]とも絡んでいたら面白そうだったのにな。
アニメ第3期で登場した。
☆公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』で“紅世”へ帰還した後の詳細が判明した。
☆帝鴻も新世界『無何有鏡』へ渡り来て、秩序派の“王”の一人として活動していることがはっきりした。
☆番外編『おじょうさまのしゃな』では、招待客の一人として登場している。
☆番外編『さんじゅうしのしゃな』では、第2幕で野菜売りとして登場している。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年06月27日 18:27