【種別】
1.宝具 (?)、我学の結晶
2.自在法

【初出】
XV巻

【解説】
1.正式名称は『我学の結晶エクセレント27071-穿破の楔』。
ダンタリオン教授と[革正団]のサラカエルらが六年の歳月を費やして建造した。その概要は「ロケット式自在法電波塔」とでも言うべき建造物。
サラカエルの『呪眼』で変換器を動かすことで自在法を無線電信に乗せて発信することができ、その電波は受信送信を問わずあらゆる通信機器に接触した瞬間サラカエルの姿と声を浮かび上がらせ、同時に通信網の続く限り全世界へと伝播していく。
ハワイ島のマウナロア火山に建設された地下秘密基地より打ち上げ、洋上から発信することで全世界に向けて「この世の本当のこと」を告示しようとした。
全世界への自在法の発信には莫大な量の“存在の力”を必要とし、サラカエルはこの企みに自身の“存在の力”をすべて消耗し尽くして死ぬ覚悟をも固めていたが、1901年に『鬼功の繰り手サーレキアラや『約束の二人』らの奮戦によってオベリスクは破壊された。
破壊される直前の数十秒のみ行われた発信も、調整不足により近海のわずかな船舶に傍受されるのみにとどまったようである。

2.新世界『無何有鏡』が創造されてから二年後、西日本の伴添町で[]の策謀を感知する為に、伴添町の四方に坂井悠二が自在法『グランマティカ』で組み上げられた人間大の透明な煉瓦造りのオブジェに見える塔の形をした自在法を、『星黎殿』で読んだ[革正団]の書物の著者であるドゥーグに敬意を表して、坂井悠二が『オベリスク』と命名した。

【由来・元ネタ】
元ネタは古代エジプト(特に新王国時代)に多く製作され、神殿などに立てられた記念碑(モニュメント)の一種である『オベリスク(Obelisk)』であると思われる。
ほとんどは花崗岩の一枚岩で作られており、四角形の断面をもち、上方に向かって徐々に細くなった、高く長い直立の石柱である。
先端部はピラミッド状の四角錐(ピラミディオン)になっており、創建当時はここが金や銅の薄板で被覆され、太陽神のシンボルとして光を反射して輝くようにされていたらしい。

【コメント】
アニメ第3期には未登場。
☆6年間もかけてあまり伝えられなかったのは泣けたかもしれないな。
☆サラカエル討滅により、それすらも人の記憶から消えただろうしな。
☆成果の一つだった。という書き方をしているので、もしかしたら他にも何か成果はあったのでは?
☆↑↑最初から自身の消滅を前提に作られた作戦だから、サラカエル式暗号とかで対策はしてあっただろ。
☆『天道宮』や『星黎殿』より小さかっただろうな。
☆100年後にもっと大規模な『真宰社』が登場した。
☆[マカベアの兄弟]のダーインや[狂気の城]が絡んでいたら面白そうだったのにな。

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最終更新:2022年07月29日 00:25