【初出】
XV巻
【由来・元ネタ】
西アフリカの各部族の神話に登場する蜘蛛の姿をした妖精アナンシ、そのハウサ族での呼び名がギゾー(Gizo)である。神の僕の中でも一番の知恵者と呼ばれている。
「絢」とは織物の美しい様子を表し、「挂」は引っ掛けるという意味である。そして「羂」は本来ならば罠を意味するが、彼が『鬼功の繰り手』に与える能力に罠の要素は無く、この「羂」は仏が手に持つ紐状の武器「羂索」のことだと思われる。
そして真名全体で「神通の糸を素晴らしい技巧で掛ける」という意味だと思われる。
不可視の糸を自在に繰る力を契約者に与える彼に相応しい真名である。
最終更新:2023年09月17日 08:34