【種別】
紅世の徒”、通称

【初出】
S巻

【解説】
紅世の王”。真名は“啓導の籟”(けいどうのふえ)。の色は青磁色。
フレイムヘイズ『星河の喚び手』イーストエッジと契約し、石のメダル型の神器テオトル”に意思を表出させている。
短く深く貫禄のある男性の声で、会話中、半分ほどを読点(、)で区切る喋り方をする。
大地の四神』と契約した“王”として、内乱時にはアメリカ先住民に肩入れし、彼らの合衆国転覆計画に賛同していた。

現代における[仮装舞踏会]との全面戦争を前にして、契約者共々、慎重に事態の推移を伺うつもりであった。
しかしフレイムヘイズ兵団が大敗した後、センターヒルからの遺言を託されたシャナから遺言を聞き参戦を決め、シャナの決意を聞くことで契約者共々シャナと共に行くことを決意した。
御崎市決戦を経て、フレイムヘイズとしては最初に契約者と共に『天梯』を通って新世界『無何有鏡』へ旅立った。

新世界へ渡り来てから数年後の外伝『ローカス』では、ロード・オブ・ザ・シーズ号の戦闘指揮所でベルペオルトラロックや他の『大地の三神』と共に監視しており、戦闘指揮所の天井近くの点検口に潜む『両界の嗣子ユストゥスに気付いていないふりをしながら、契約者たちと共に助言を行った。

【由来・元ネタ】
アステカ神話の文化神・農耕神である、ケツァルコアトル(Quetzalcóatl)と思われる。その名の意味は「羽毛ある蛇」。水に関わる農耕神として最初は崇められ、やがて文明を人類に授けた神とされるようになった。

「啓導」とは、無知なる人々の蒙を啓き、教え導くことである。「籟」は簫という竹笛の別名であると同時に、全ての穴から発する音という意味も持つ。
真名全体で「人々を無知から救い導く音を発する笛」という意味だと思われる。契約者の称号よりは、通称にその本質が現れていると言える。

【コメント】
アニメ第2期から登場していた。
☆やっぱり、真名から音を操るのを能力とする“王”かもしれないという推測は外れていた。
☆『大地の四神』の中で、コイツだけ真名と戦闘方法に繋がりが見えなかった。流星雨(正式名称は自在法夜の問い』)の他に、何か特殊能力あったんだろうか。
☆『万条の仕手ヴィルヘルミナ・カルメルと契約したティアマトーよりは話す内容がわかりやすかったな。
アニメ第3期の第17話では、読点で区切る喋り方を忘れていた(笑)。アニメ第2期では、ちゃんとやってたのにな。
☆やっぱりウィツィロポチトリを師として仰いでいたのだろうな。
☆[巌楹院]のゴグマゴーグや[とむらいの鐘]の“棺の織手アシズや『九垓天秤フワワニヌルタソカルウルリクムミモレクチェルノボーグジャリや『両翼』や[宝石の一味]の“瓊樹の万葉コヨーテフックストンサーイイナンナや[革正団]のサラカエルとも絡んでいたら面白そうだったのにな。
☆番外編『かぐやひめのしゃな』でも、石のメダルから一美姫に話しかけている。
☆番外編『おじょうさまのしゃな』には登場しなかった。
☆番外編『さんじゅうしのしゃな』では、護衛隊の一人として登場している。

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最終更新:2024年01月05日 18:40