【初出】
ゲーム版
【解説】
“戯睡郷”
メア(が寄生した“
ミステス”)が所持していた神楽鈴型宝具。円周に鈴を吊した輪を三個、棒で連ねたような形状をしている。全長は30cmほどである。振るうことで、
炎弾を複数放つ能力を持つ。炎弾の威力は、遣い手の“
存在の力”の大きさに比例する。
ゲーム版では、メアがイメージ出来れば通常は出来ないことでも出来る
自在法『
ゲマインデ』内で使われたからか、この宝具の能力には無く、メアも通常は使えないと思われる。
鈴や鳥の羽根の発射や、撃った鈴を時限発火させるような芸当もできるようだ(『時限発火』使用時のセリフから)。
また、
自在法『
ゲマインデ』を発動させる際に、自分の象徴として扱うことで集中力を高めるのに用いられた(必須ではない)。
アニメ第2期で「『パパゲーナ』が『
ゲマインデ』の基点である」とされているのは、その拡大解釈だと思われる。
メアが討滅された後の所在は不明。
【由来・元ネタ】
モーツァルト作曲のオペラ『魔笛』より、主人公の一人パパゲーノが魔法の鈴を鳴らして得た女、『パパゲーナ(Papagena)』が出典と思われる。なお、西洋音楽の分野で似た楽器に、スレイベルがある。
鈴は、楽器であると同時に合図のための道具でもあり、神霊を喜ばせ招き寄せる祭具でもあった。また、神道では場の清めの役も担っている。
そのような属性をもつ故に、『
戒禁』の除去に関わる『ゲマインデ』の基点に選ばれたのではないだろうかと思われる。
最終更新:2023年08月31日 00:55