【種別】
神器

【初出】
II巻

【解説】
“蹂躙の爪牙”マルコシアスの意志を表出させている、フレイムヘイズ『弔詞の詠み手』マージョリー・ドーの神器。
画板をいくつも重ねたような、巨大な本型。鞄のような下げ紐を付けたブックホルダーに収まっている。
マージョリーが携帯している時には、開いて自在法を使ったり、腰掛けて飛行したり、たまには鈍器としても振るわれた(マージョリーから打撃を受ける方が、遥かに多かった)。

ただの神器ではなく、その中の自在式から文言に見合った物を選び出すことで『屠殺の即興詩』の助けにもなっている優れものである。
夜笠』のように物体を収納することができ、服などを入れているようだ。また、はさんである付箋や栞などに“存在の力”や自在法を込め、一般人でも使えるようにできた。

【由来・元ネタ】
元ネタは魔術に関わるさまざまな書物をさすグリモア(Grimoire)と思われる。主に15世紀から18世紀にかけて作成されたらしい。悪魔や天使の召喚方法を詳細に記したものだともいわれている。
代表的なものとして、いわゆる『ソロモンの鍵』、『レメゲトン』、『ラジエルの書』などがある。

なお、西洋の古書は古い時代ほどサイズが大きくなる傾向があり、例えば『グーテンベルク聖書』は縦40cm、横29cmだという。厚さもそれなりである。
マージョリーが契約した時代の本としては、“グリモア”もそう奇異ではなかったのかもしれない。

ちなみに笹倉綾人氏のコミックII巻限定版に付属冊子"GRIMOIRE"が付いている。鎌池和馬著の二次小説『討滅の獄』もここに収録されている。
また劇場版『灼眼のシャナ』DVD初回限定<スペシャルコレクション仕様>にはグリモア型の解説書が付属している。

【コメント】
アニメ版から登場・使用されていた。
☆神器状態のマルコシアスは反撃できないので、よくマージョリーに酷い目に遭っている。
☆中に自在式(自在法)を記録しておける。『トーガ』も含めて。
☆↑しおり形の方が多かった。また万札もあるようだ(アニメにマージョリー初登場シーン参照)。
☆ドラマCDでは酒とスルメを入れさせられていた模様(何ページに何が入ってるとか言う台詞がある)。
☆アニメ版では原作イラストや漫画版に比べてやや小さく描かれていた。
シャナの“コキュートス”や『万条の仕手ヴィルヘルミナ・カルメルの“ペルソナ”や『儀装の駆り手カムシンの“サービア”や『輝爍の撒き手レベッカ・リードの“クルワッハ”やボードの“フォッセ”やパウラ・クレツキーの“ロカトール”やフランソワの“スプレット”やジョージの“フラガラック”やファーディの“ディスグレイス”やアーヴィングの“ルテニアン”やドレル・クーベリックの“ブンシェルルーテ”やアルマの“フォルテー”やグリンカの“プーハチ”やデデの“アルシアー”やオルメスの“タスラム”やアレックスの“コルタナ”やドゥニの“リュパン”やピエトロ・モンテベルディの“ゴローザ”やミカロユス・キュイの“見えざる手”よりかは有用かもな。
☆“クルワッハ”は戦闘で爆発からの防御効果を発揮するのを忘れてないか?神器・宝具は、使用者の能力との相性も重要だ。
☆番外編『しんでれらのしゃな』でも、巨大な本として登場している。
☆番外編『かぐやひめのしゃな』でも、巨大な本として登場している。
☆番外編『おじょうさまのしゃな』には登場しなかった。
☆番外編『さんじゅうしのしゃな』でも、巨大な本として登場している。

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最終更新:2024年01月03日 18:45