【種別】
自在法

【初出】
II巻

【解説】
フレイムヘイズ『炎髪灼眼の討ち手』シャナの背に燃え上がるの翼。飛行を可能とし、空中戦を実現させた。
炎の噴射で飛び、噴射の方向はシャナの意思で自由に行えるため、逆噴射で急ブレーキをかけたり、真横に噴射して急反転など、急激な制動にも対応できた。
坂井悠二と共に挑んだマージョリー・ドー戦にて習得。以後、シャナが最も多用する自在法の一つとなった。

小説ではその使用頻度の割りに、ハッキリと翼の描かれた口絵・挿絵は実は一枚もないのだが、地の文の『いつかのアラストール顕現の姿を見るような、炎の翼』という表現や、XIII巻カラー口絵や、XX巻の挿絵で見える一部分を見る限り、鳥の翼状でないことは確実である。

この翼は『飛翔のイメージ』の発現であるため、普段はで構成されており、翼を動かさなくても滞空可能だが、『爆発して加速』『逆噴射して滞空』などの描写から、移動時や加速や方向転換の際には熱量を持った本物の炎の性質を持ち、炎を吹かすことで物理的な意味で運動エネルギーを生み出しているようであった(そのためか宝具アズュール』の火除けの結界で消えてしまう。滞空状態で消えるかは不明)。

この自在法の正式名称は決まっていなかったが、XVIII巻にて「炎を炎以外として具現化する力」に名付けられた『真紅』の力の一端として認識されたようだ。

ちなみに、外伝漫画『Eternal song ‐遙かなる歌‐』第一話において、“盤曲の台”ゴグマゴーグとの戦いの際、先代『炎髪灼眼の討ち手』マティルダ・サントメールも炎の翼のようなものを出して飛行していたが、これもシャナの『紅蓮の双翼』と同質の能力であった。

アニメ版
アニメ版では、鳥の翼状だった。飛行や翼を解く際には、鳥の羽が散る時もあった。

【コメント】
☆ガシャポンではシークレット扱いだった。
☆XIII巻冒頭のカラー挿絵に、炎の翼と思われる物が描かれていた。やはりアニメ第2期とは違い、ジェット噴射のような形状であった。
☆XVIII巻では「紅蓮の双翼を噴射炎に変えて」という表現が用いられており、上の「『アズュール』で何故消えるか」という問いに対しての「移動時は炎に変わってる」説がやや信憑性が増したようだ。
紅蓮の大太刀紅蓮の巨腕と同じく、[巌楹院]やニティカ相手にも使用してほしかったな。
☆翼といえば、[とむらいの鐘]のメリヒム真名が“虹の翼”であった。
☆似た自在法は他にクロード・テイラーの『サックコート』があった。

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最終更新:2022年01月25日 21:54