【初出】
I巻
【解説】
“
螺旋の風琴”
リャナンシーによって作られた自在式。この式を起動させると、この式を内蔵するものの在り様を組み替え、他者の“
存在の力”に依存させることなく、この世に適合・定着させることができる。『
狩人のフリアグネV』で、リャナンシーの綴る自在式に心打たれた人間の彫金師が指輪『
アズュール』に自在式を彫り上げたことで
宝具になった物であることが解説された。
この式の起動には莫大な“存在の力”が必要とされており、その為に
フリアグネは
秘法『
都喰らい』を引き起こそうとした。
最終巻で新世界『
無何有鏡』が創造された後、“屍拾い”
ラミーから本来の姿に戻って長年の望みを叶えた
リャナンシーが新世界へ旅立つ直前に、『アズュール』の裏側のこの式をある条件で起動するように施していった。その後、思いが通じ合った
フレイムヘイズ『炎髪灼眼の討ち手』
シャナと
坂井悠二が「キス」という条件を満たしたことで起動し、“
徒”たちがこの世に置いていった莫大な“存在の力”を動力源に、坂井悠二を確固たる一つの存在に変えた。
最終更新:2024年01月14日 08:58