【種別】
器物
【初出】
I巻
【解説】
フレイムヘイズの身の内に宿る“
紅世の王”が、その意志を表出させるための器物。フレイムヘイズ(契約者または“王”)の“
存在の力”により構成されているようである。
『
器』の中に休眠している“王”がこの世のことを知覚するための感覚器とも言え、視覚・触覚・聴覚があることは確認されている。味覚・嗅覚・痛覚はあるか不明(痛覚に関して言えば、神器が壊れてもダメージがないようであることから、『無い』と推測は可能)。破壊されても、
力を相応に使えば
修復可能。
神器と契約者が離れている場合、“王”は契約者の様子を知ることは出来ない(例:XVII巻の
シャナと
アラストール)。
“王”か契約者のどちらかが望めば、離れていても即座に契約者の手元に戻る(現れる)。神器を戦闘に用いる者と 用いない者がいるが、どこからその差が来るのかは不明。
一部の神器は、物体を内部に収納することが出来る(例:“
グリモア”)。
フレイムヘイズの力の一端を宿しているのか、神器の一部を一般人に持たせることで、“存在の力”を微弱ながら扱えるようにしたり、
封絶の中で動けるようにすることが出来る(例:“グリモア”、
アニメ版“
サービア”)。
シャナとアラストールの契約時に神器の形態をシャナが選んではいるが、実際にその希望を形にしたのはアラストールであり、
ユーリイ・フヴォイカが契約した際は選ぶまでも無く神器を持っていたこと、『
極光の射手』の神器は二代とも『鏃』で共通していることなどから、基本的に“王”が神器を決め、契約者側が形の希望をしたシャナは例外のようである。
なお、神器がなくても契約者とならば会話は可能のようであり、契約直後のシャナや『
儀装の駆り手』
カムシンが、神器が無い状態で“王”と会話していることが確認できる。
なお、カムシンの場合は最古のフレイムヘイズだけあって、契約後しばらくは“王”の意識を表出させるための『神器というシステム』自体が確立していなかったようである。
【神器一覧】
【コメント】
☆
アニメ版から登場していた。
☆一度定めた神器は、割と簡単に変更できる。『
万条の仕手』
ヴィルヘルミナがメイド服を着るようになってから“ペルソナ”の変形前の形態が変わっているが、元から『糸』にほどけた後に変形する性質を持っていたため、根拠にはならなかった。
☆中世の『
大戦』以前から活動していたピエトロの神器“ゴローザ”は懐中時計型であるが、懐中時計が発明されたのは17世紀の後半(中世の『大戦』以後)である。以前は違う形の神器であったものが、人間が作った懐中時計に接して形状を変えたのではないだろうか。そういえば、外伝漫画『
ES』でピエトロはペンダントのような首飾りをつけていたな。
☆大抵の神器は本文の中において“コキュートス”のように“”で括られているのだが、『昆吾』のようにモノによっては『』で括られており、完全には統一されていなかった。
☆“王”(この場合アラストール)はあくまで契約者(シャナ)の内側にいるわけだが、“コキュートス”を『
久遠の陥穽』に持っていっても、ちゃんと正常に機能していた。
☆神器は“王”の意志を表出させるためのものであって、“王”自身はフレイムヘイズの中に自身を休眠させて入れてるから会話が出来るんじゃないか?ただ、神器を契約者から離された時に意志の疎通が出来ないから、なんともいえなかったが・・・。
☆[
巌楹院]の
ゴグマゴーグや[
とむらいの鐘]や[
仮装舞踏会]の
盟主“
祭礼の蛇”
伏羲が神器に絡んでいたら面白そうだったのにな。
☆番外編『
しんでれらのしゃな』でも登場している。
☆番外編『
しんでれらのしゃな』でも登場している。
☆番外編『
おじょうさまのしゃな』でも登場している。
☆番外編『
さんじゅうしのしゃな』でも登場している。
最終更新:2024年04月22日 07:52