【種別】
自在法

【初出】
IV巻

【解説】
宝具の入れ物である“ミステス”を守るために稀に組まれている、防壁や罠に相当する自在法。制作者が“ミステス”を支配下におくための制御の自在法から派生した。
この自在法は“ミステス”に収める宝具を守る為、“ミステス”の製作者が“ミステス”を作った直後に組み込むもので、『戒禁』を必要とする宝具は主に戦闘用か危険度の高いものに限られた。
『戒禁』の強度はかけた者の意思の強さに比例し、優れた『戒禁』は“封絶”の中でも“ミステス”の活動を可能にするとのことだった。
一口に『戒禁』といっても発動の際の効果は色々あり、メアによれば、中に干渉するものを捕らえたり、逆に力を吸い取ったり、ダメージを与えたりするものがあるようだ。
『戒禁』破りの自在法として、メアの『ゲマインデ』が存在した。

【作中で確認されたもの】

【補足】
トーチ”坂井悠二が“ミステス”として収める『零時迷子』は、坂井悠二が元から“ミステス”として作られた訳ではなく、宝具『零時迷子』が何処からか転移してきたものである。にも関わらず、“ミステス”坂井悠二は『戒禁』持ちだった。
加えて云えば、その『戒禁』の強度は強大なる“紅世の王”『三柱臣』“千変”シュドナイの腕すらももぎ取る程に強固な物だった。
さらに、フィレスがかけたと思われていたそれは、彼女自身にも効果を発揮した。
“屍拾い”ラミーの分析によると、“徒”の力を吸収する機能は、元は『大命詩篇』を打ち込まれた『零時迷子』が変容しつつあった『暴君I』に備え付けられていた『吸収』の自在式によるものだった。 稼働している原因は長らく不明だったが、休眠状態にあったこの式と、『戒禁』が相互干渉を起こし「吸収機能を持つ『戒禁』」へと変じた可能性が高いと予測されていた。
しかしそれは、『零時迷子』に封じられた状態のヨーハンが意図的に改変した結果であることがXXI巻で判明した。
そして最終巻でフィレスによってヨーハンが『零時迷子』から抜け出したことで、『零時迷子』にかけられていた『戒禁』はほとんど機能しなくなった。

アニメ版
第1期では、坂井悠二の『戒禁』はシュドナイに対し発動しなかった。
第2期第2話では、『戒禁』のことを知らず、『戒禁』破りの自在法も持っていない設定に変えられたメアに発動した。
第3期では、終盤で『零時迷子』の『戒禁』がどうなったのかは語られなかった。

【コメント】
☆『異形の戦輪使い』にはかけられてなかったんだろうな。
☆戦闘用の上、反逆防止プログラムまでかけられてた“ミステス”が、『戒禁』付きじゃないわけがないだろう。もし『戒禁』がなければ、反逆した時点でトーチの部分を分解されて終わっただろうしな。
☆『完全一式』の自在式大命詩篇』とは違って、ポピュラーな自在法だった。
ダンタリオン教授アナベルグニティカウコバクや[宝石の一味]の“瓊樹の万葉コヨーテフックストンサーイイナンナや[巌楹院]のゴグマゴーグも使用していたら面白そうだったのにな。

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最終更新:2023年12月02日 19:42