【初出】
0巻(外伝『オーバーチュア』)
【解説】
“纏玩”
ウコバクが所持していた金属の輪型の宝具。
“
存在の力”を送り込まれた状態で息を吹きかけられると、その量と強さに見合った大きさ・量のシャボン玉状の捕縛の結界を作り出し、それに触れた者をその中に閉じ込める能力を持つ。
このシャボン玉の中に閉じ込められた者は、玉の大きさに縮められ、さらに身動きと思考ができなくなる。内部で停止した者が飢えて死ぬことはないが、閉じ込められた対象が人間だった場合、時間経過で老いていく。
ウコバクの言葉からすると、
フレイムヘイズもシャボン玉に捕らわれると停止するようだ。
外伝『オーバーチュア』で、ウコバクが
シャナに討滅された際には破壊されなかったが、その後どうなったかは不明。
【由来・元ネタ】
元ネタはギリシア神話に登場するアルカディア王の娘アタランテ(Atalante)だと思われる。父王(アルカディア)は息子を欲していたために生れ落ちてすぐ山に捨てられたが、雌熊によって乳を与えられて保護され、成長した。
求婚してくる相手に競争を迫り、自分に負けた者は殺していたが、ある求婚者が黄金のリンゴで彼女の気を引いて勝利することができたという。
最終更新:2023年12月11日 18:43