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【種別】 人間([[トーチ]]) 【初出】 I巻 【解説】 [[御崎高校]]の生徒で、[[坂井悠二>坂井悠二(さかいゆうじ)]]のクラスメートで隣の席だった少女。 “狩人”[[フリアグネ]]一味に家族もろとも“[[存在の力]]”を喰われてトーチになっており、そのトーチも悠二が[[シャナ]]と出会った当日、もしくは翌日にシャナが存在を割り込ませたため、「絆」のみ残して消えた。 悠二の印象では「目立たなかったし、大人しかった」(元々の性格なのか、トーチとしての存在感や意思の欠如によるものかは不明)。後に[[吉田一美>吉田一美(よしだかずみ)]]と親友だった事が判明。ただし、シャナが割り込む前には、トーチに残された“存在の力”の減少に伴い疎遠になっていた。 平井ゆかりの名は「[[御崎市>御崎市(みさきし)]]で暮らす人間」としてのシャナの、一応の「本名」ということになっていた。後に「平井ゆかり」が既に消えていたことにショックを受ける吉田を気遣って、学校内でも「シャナ」という[[あだ名]]で呼ぶように[[佐藤>佐藤啓作(さとうけいさく)]]と[[田中>田中栄太(たなかえいた)]]が周囲に広めたことで使われる機会は減っていった。 物語が始まってからは一切出番が無く、悠二の回想で思い返されたのみだが、彼女の存在が名無しの[[フレイムヘイズ]]『炎髪灼眼の討ち手』に「シャナ」と名前が付けられる要因になったり、「親友である平井ゆかり」が坂井悠二と親しくしていたことで吉田一美も常より積極的になっていたなど、与えた影響はさりげに大きかった。 時間の進行に伴い平井ゆかりの両親のトーチも消滅したため、平井家はシャナの寝床となり、後に[[ヴィルヘルミナ>ヴィルヘルミナ・カルメル]]も住み着いた。 XVI巻で、シャナが“[[祭礼の蛇]]”坂井悠二に敗れて『[[星黎殿]]』へ幽閉された後、[[宝具]]『[[タルタロス]]』によって周囲の絆を含む異能の力を封じられたためにその痕跡は消え、池や[[緒方>緒方真竹(おがたまたけ)]]など普通の人間はその存在を忘れた。 その後、『[[星黎殿]]』攻防戦で一時的に復活した“[[天目一個>天目一個(てんもくいっこ)]]”がシャナの右手首にはめられていた『タルタロス』の一部を断ち切ったことで、[[坂井千草>坂井千草(さかいちぐさ)]]たちはシャナが存在を割り込ませている平井ゆかりのことを思い出した。 御崎市決戦終結後、悠二の計画により御崎市で喰われた存在の復元が行われた際、シャナが存在の割り込みを止めて彼女のトーチとしての欠片を坂井悠二に渡し、すぐさま発動中の[[リャナンシー]]の復元の[[自在法]]に取り込まれたことで、本当の平井ゆかりも両親と共に再生された。 なお、シャナが彼女に割り込んでいる間に築き上げた周囲との関連性([[坂井千草>坂井千草(さかいちぐさ)]]との交友関係など)は、そのまま引き継がれた。 非公式に『御崎市症候群』と呼ばれるようになった『御崎市集団幻覚事件』から数ヶ月間以前の記憶を喪失する病例の患者たち(※)のなかで、平井ゆかりだけが(シャナが存在に割り込んでいたことによって)断片的な記憶を留め得ていたことで、特殊な事例の患者として[[マージョリー・ドー]]を含む[[外界宿>外界宿(アウトロー)]]の息のかかったカウンセラーによるカウンセリングを定期的に受けている。 ※実際はかつて“存在の力”を喰われて消失し、新世界が創造された後に坂井悠二によって再生された人間たちである。 シャナたちが新世界『[[無何有鏡>無何有鏡(ザナドゥ)]]』へ旅立ってから二ヵ月後の四月下旬、池と共に後から[[御崎高校]]生徒会にやって来て、[[藤田晴美>藤田晴美(ふじたはるみ)]]や[[中村公子>中村公子(なかむらきみこ)]]と共にプリント整理を手伝った。 御崎山での花見にも参加し、花見の終盤に、皆で指輪型[[宝具]]『[[コルデー]]』(“[[紅世>紅世(ぐぜ)]]”について知らない人たちには『聖エドワードの指輪』と称していた)を使ってのおまじないを行った。 【[[アニメ版]]】 アニメ第1期では、かなりキャラや出番が異なり、明るく活発で、猫のワンポイントが入ったヘアゴムがチャームポイントの少女。悠二がシャナと出会った時に、喰われた人間の一人ということになっていた。 [[池>池速人(いけはやと)]]に恋心を抱いており、彼女がトーチ化したと知った悠二が、池に彼女のことを忘れさせまいと奮闘するオリジナルエピソードが描かれた。 結局、努力も虚しく彼女のトーチは消滅し、シャナが燃え尽きる直前に指先で拾い上げた彼女の“存在の力”の欠片から存在を割り込ませた。 [[アニメ第3期]]では原作通り、悠二の活躍により再生された。 ちなみに、漫画版でも扱いは小説版と同じだが、アニメ版とは違って清楚でおとなしそうな印象を受ける容姿になっていた。 【由来・元ネタ】 坂井悠二と共に、御崎高校生徒の中で元ネタとなる政治家を持たない存在である。 姓に関しては坂井悠二を参照のこと。名は「縁(ゆかり)」の意味で、彼女がなくした関係性の象徴。 坂井の「井」から平井の「井」へと抜けて、「平」らな地上へ出ることで再生し、物語が閉じる。 【コメント】 ☆XVIII巻でシャナの異能や絆を封じていた『タルタロス』が破壊されたから、平井ゆかりのことを思い出しているかもしれないという予測は、XXI巻で当たっていたことが判明した。 ☆[[アニメ第3期]]でも、第16話で千草が思い出していた。 ☆[[アニメ版]]で、[[シャナ]]が存在を割り込ませる前の「平井ゆかり」本人を担当した声優は浅野真澄。 ☆最終章の後編で、まさか平井ゆかりが両親と共に再生されるとは思わなかったな。 ☆[[大上準子>大上準子(おおがみじゅんこ)]]とは違った結末で良かった。 ☆将来は[[セレーナ・ラウダス]]や[[トマシーナ・スミス]]や[[ハリエット・スミス]]みたいになるのかな。 ☆[[[巌楹院>巌楹院(ミナック)]]]の[[ゴグマゴーグ]]や[[[とむらいの鐘>とむらいの鐘(トーテン・グロッケ)]]]の[[アシズ]]や[[[百鬼夜行]]]の[[ギュウキ]]や[[パラ]]とも絡んでいたら面白そうだったのにな。 ☆番外編『[[さんじゅうしのしゃな]]』では、幕間1で登場している。
【種別】 人間([[トーチ]]) 【初出】 I巻 【解説】 [[御崎高校]]の生徒で、[[坂井悠二>坂井悠二(さかいゆうじ)]]のクラスメートで隣の席だった少女。 “狩人”[[フリアグネ]]一味に家族もろとも“[[存在の力]]”を喰われてトーチになっており、そのトーチも悠二が[[シャナ]]と出会った当日、もしくは翌日にシャナが存在を割り込ませたため、「絆」のみ残して消えた。 悠二の印象では「目立たなかったし、大人しかった」(元々の性格なのか、トーチとしての存在感や意思の欠如によるものかは不明)。後に[[吉田一美>吉田一美(よしだかずみ)]]と親友だった事が判明。ただし、シャナが割り込む前には、トーチに残された“存在の力”の減少に伴い疎遠になっていた。 平井ゆかりの名は「[[御崎市>御崎市(みさきし)]]で暮らす人間」としてのシャナの、一応の「本名」ということになっていた。後に「平井ゆかり」が既に消えていたことにショックを受ける吉田を気遣って、学校内でも「シャナ」という[[あだ名]]で呼ぶように[[佐藤>佐藤啓作(さとうけいさく)]]と[[田中>田中栄太(たなかえいた)]]が周囲に広めたことで使われる機会は減っていった。 物語が始まってからは一切出番が無く、悠二の回想で思い返されたのみだが、彼女の存在が名無しの[[フレイムヘイズ]]『炎髪灼眼の討ち手』に「シャナ」と名前が付けられる要因になったり、「親友である平井ゆかり」が坂井悠二と親しくしていたことで吉田一美も常より積極的になっていたなど、与えた影響はさりげに大きかった。 時間の進行に伴い平井ゆかりの両親のトーチも消滅したため、平井家はシャナの寝床となり、後に[[ヴィルヘルミナ>ヴィルヘルミナ・カルメル]]も住み着いた。 XVI巻で、シャナが“[[祭礼の蛇]]”坂井悠二に敗れて『[[星黎殿]]』へ幽閉された後、[[宝具]]『[[タルタロス]]』によって周囲の絆を含む異能の力を封じられたためにその痕跡は消え、池や[[緒方>緒方真竹(おがたまたけ)]]など普通の人間はその存在を忘れた。 その後、『[[星黎殿]]』攻防戦で一時的に復活した“[[天目一個>天目一個(てんもくいっこ)]]”がシャナの右手首にはめられていた『タルタロス』の一部を断ち切ったことで、[[坂井千草>坂井千草(さかいちぐさ)]]たちはシャナが存在を割り込ませている平井ゆかりのことを思い出した。 御崎市決戦終結後、悠二の計画により御崎市で喰われた存在の復元が行われた際、シャナが存在の割り込みを止めて彼女のトーチとしての欠片を坂井悠二に渡し、すぐさま発動中の[[リャナンシー]]の復元の[[自在法]]に取り込まれたことで、本当の平井ゆかりも両親と共に再生された。 なお、シャナが彼女に割り込んでいる間に築き上げた周囲との関連性([[坂井千草>坂井千草(さかいちぐさ)]]との交友関係など)は、そのまま引き継がれた。 非公式に『御崎市症候群』と呼ばれるようになった『御崎市集団幻覚事件』から数ヶ月間以前の記憶を喪失する病例の患者たち(※)のなかで、平井ゆかりだけが(シャナが存在に割り込んでいたことによって)断片的な記憶を留め得ていたことで、特殊な事例の患者として[[マージョリー・ドー]]を含む[[外界宿>外界宿(アウトロー)]]の息のかかったカウンセラーによるカウンセリングを定期的に受けている。 ※実際はかつて“存在の力”を喰われて消失し、新世界が創造された後に坂井悠二によって再生された人間たちである。 シャナたちが新世界『[[無何有鏡>無何有鏡(ザナドゥ)]]』へ旅立ってから二ヵ月後の四月下旬、池と共に後から[[御崎高校]]生徒会にやって来て、[[藤田晴美>藤田晴美(ふじたはるみ)]]や[[中村公子>中村公子(なかむらきみこ)]]と共にプリント整理を手伝った。 御崎山での花見にも参加し、花見の終盤に、皆で指輪型[[宝具]]『[[コルデー]]』(“[[紅世>紅世(ぐぜ)]]”について知らない人たちには『聖エドワードの指輪』と称していた)を使ってのおまじないを行った。 【[[アニメ版]]】 アニメ第1期では、かなりキャラや出番が異なり、明るく活発で、猫のワンポイントが入ったヘアゴムがチャームポイントの少女。悠二がシャナと出会った時に、喰われた人間の一人ということになっていた。 [[池>池速人(いけはやと)]]に恋心を抱いており、彼女がトーチ化したと知った悠二が、池に彼女のことを忘れさせまいと奮闘するオリジナルエピソードが描かれた。 結局、努力も虚しく彼女のトーチは消滅し、シャナが燃え尽きる直前に指先で拾い上げた彼女の“存在の力”の欠片から存在を割り込ませた。 [[アニメ第3期]]では原作通り、悠二の活躍により再生された。 ちなみに、漫画版でも扱いは小説版と同じだが、アニメ版とは違って清楚でおとなしそうな印象を受ける容姿になっていた。 【由来・元ネタ】 坂井悠二と共に、御崎高校生徒の中で元ネタとなる政治家を持たない存在である。 姓に関しては坂井悠二を参照のこと。名は「縁(ゆかり)」の意味で、彼女がなくした関係性の象徴。 坂井の「井」から平井の「井」へと抜けて、「平」らな地上へ出ることで再生し、物語が閉じる。 【コメント】 ☆XVIII巻でシャナの異能や絆を封じていた『タルタロス』が破壊されたから、平井ゆかりのことを思い出しているかもしれないという予測は、XXI巻で当たっていたことが判明した。 ☆[[アニメ第3期]]でも、第16話で千草が思い出していた。 ☆[[アニメ版]]で、[[シャナ]]が存在を割り込ませる前の「平井ゆかり」本人を担当した声優は浅野真澄。 ☆最終章の後編で、まさか平井ゆかりが両親と共に再生されるとは思わなかったな。 ☆[[大上準子>大上準子(おおがみじゅんこ)]]とは違った結末で良かった。 ☆将来は[[セレーナ・ラウダス]]や[[トマシーナ・スミス]]や[[ハリエット・スミス]]みたいになるのかな。 ☆[[[巌楹院>巌楹院(ミナック)]]]の[[ゴグマゴーグ]]や[[[とむらいの鐘>とむらいの鐘(トーテン・グロッケ)]]]の[[アシズ]]や[[フワワ]]や[[[百鬼夜行]]]の[[ギュウキ]]や[[パラ]]とも絡んでいたら面白そうだったのにな。 ☆番外編『[[さんじゅうしのしゃな]]』では、幕間1で登場している。

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