なれ1−1 一年に一度、そう一年に一度だけだけこ出現する奇跡の木。 顔文字 なれ1−2 その実を食べたものはひとつだけ願いがかなうという。 顔文字 なれ1−3 今は誰もそのことを覚えているものはいない。 顔文字 なれ1−4 これはまだ誰かが木のことを覚えていた遠い遠い昔のお話。 顔文字 なれ1−5 とある時間のとある場所からこの物語は始まります・・・。 顔文字 えー1−1 悪いこと言わないから金目のものを置いていくんだね。 顔文字 びー1−1 おいてけ〜 顔文字 しー1−1 おいてけ〜 顔文字 な1−1 (何なのよ。。この頭悪い集団は・・) 顔文字 えー1−2 それとも痛い目をみたいのかい? 顔文字 びー1−2 みたいのか〜 顔文字 しー1−2 みたいのか〜 顔文字 な1−2 あなた達相手にしてる暇ないのよ。悪いけど、通して。 顔文字 えー1−3 脅しじゃないってことがわかってないみたいだね。 顔文字 えー1−4 おまえたちやっておしまい! 顔文字 びー1−3 あぃあぃさ〜 顔文字 しー1−3 あぃあぃさ〜 顔文字 な1−3 (あ〜もう。ほんとめんどくさい奴ら。。) 顔文字 な1−4 そっちがその気なら・・・ 顔文字 じょ1−1 /!![エモね。。念のため] 顔文字 じょ1−2 待て!! 顔文字 びー1−4 な、なんだお前は! 顔文字 えー1−5 主役じゃないのに主役っぽぃ登場するな! 顔文字 じょ1−3 そんなことはどうでもいい。 顔文字 じょ1−4 この人を襲うというなら、俺が相手になろう。 顔文字 な1−5 (こいつ、完全にマイペースだなぁ。。) 顔文字 じょ1−5 怪我したいやつからかかってこい! 顔文字 びー1−5 何!?おかしら、どうします? 顔文字 えー1−6 脳味噌筋肉の熱血馬鹿は相手にしないに限るよ。 顔文字 しー1−4 逃げるんですかい? 顔文字 えー1−7 じゃああんた一人で行くかい?撤退だよ撤退。 顔文字 びー1−6 あいあいさ〜 顔文字 しー1−5 あいあいさ〜 顔文字 えー1−8 そういうことで見逃してやるよ。でも次はこうは行かないからね。 顔文字 びー1−7 行かないからな! 顔文字 しー1−6 行かないからな! 顔文字 じょ1−6 なんなんだ?あいつら。 顔文字 な1−6 (お前も十分「なんなんだ?」だけどね。) 顔文字 じょ1−7 ところで怪我はないかい? 顔文字 な1−7 ええ。おかげさまで。 顔文字 じょ1−8 こんなところを一人歩きだなんて何か用事でもあるのか? 顔文字 な1−8 あたしはき・・・。いや、見つけなきゃいけないものがあるから。 顔文字 じょ1−9 ふーん。それってこの辺にあるの? 顔文字 な1−9 たぶんね。 顔文字 な1−10 じゃあそういうことで。助けてもらってありがと。 顔文字 じょ1−10 待て。俺も一緒に探していいか? 顔文字 な1−11 はぁ?助けてもらったのはありがたいけど、そんなこと頼んでないし。 顔文字 な1−12 それにあなたにはあなたの目的があるでしょ? 顔文字 じょ1−11 俺の目的も探し物なんだよな。 顔文字 じょ1−12 だから俺はあんたの探し物を手伝う。そのかわりあんたは俺の探し物を手伝う。 顔文字 じょ1−13 ギブアンドテイクでどうだ?さらにこっちは護衛も買って出る。 顔文字 な1−13 ふぅん。なるほどね。じゃあ話を聞いてから考えようかな。 顔文字 な1−14 (話だけ聞いて断れば問題ないでしょ。) 顔文字 な1−15 探し物ってなに?逃げた彼女とかじゃないでしょうね。 顔文字 じょ1−14 まさか。。俺の探し物は「奇跡の実」。奇跡の木に生ってるらしい。 顔文字 な1−16 /!! 顔文字 な1−17 そんなどこに生えてるかも知れない木、あきらめたら? 顔文字 じょ1−15 いや、俺にはわかるような気がする。 顔文字 な1−18 (こいつほんとに知ってるのか?木の場所を。) 顔文字 じょ1−16 ともかく、あきらめるわけには行かないんだ。 顔文字 な1−19 (もし、ほんとに知ってるとしたら・・・) 顔文字 な1−20 OK、そうことなら協力しましょ。 顔文字 じょ1−17 契約成立だな。って早速仕事かな。 顔文字 びー1−8 /! 顔文字 じょ1−18 逃げたかあいつら・・・! 顔文字 じょ1−19 ところで・・・あんたの探し物ってなんなんだ? 顔文字 な1−21 つまらないものよ。気にしないで。 顔文字 じょ1−20 そうか?まぁいいか。 顔文字 な1−22 だから護衛だけで十分よ。 顔文字 じょ1−21 じゃあまあよろしくな。俺はジョーンズ。 顔文字 な1−23 ええ。こちらこそよろしく。(案内をね。) 顔文字 な1−24 あたしはナターシャよ。 顔文字 なれ2−1 それぞれの思いを胸に秘め、共に旅をすることになった二人。 顔文字 なれ2−2 その思いが紐解かれることはあるのか・・・ 顔文字 な2−1 さっきから同じようなところ歩いてるような気がするのは気のせい? 顔文字 じょ2−1 /? 顔文字 じょ2−2 迷ったかも。 顔文字 な2−2 は?(冗談じゃないわよ。。) 顔文字 じょ2−3 もう日も暮れるし、今日はここら辺で野宿だな。 顔文字 な2−3 仕方ないわね。(使えないわ。。) 顔文字 な2−4 ところであなたはどうして奇跡の実・・だっけ?・・を探してるの? 顔文字 な2−5 あれって何か願い事がかなうんでしょ? 顔文字 じょ2−4 うん・・・。 顔文字 な2−6 富とか名誉とかそんなちっぽけなこと言うんじゃないでしょうね? 顔文字 じょ2−5 俺の国〜〜(国の名前)は、 顔文字 じょ2−6 もう5年も隣の〜〜(隣国の名前)と戦の状態にあるんだよ。 顔文字 な2−7 そうなの・・・。 顔文字 じょ2−7 うん。町を焼かれたら焼き返し、殺されたら殺し返す。 顔文字 じょ2−8 俺はもう誰も殺したくないし、誰も殺されたくない。 顔文字 じょ2−9 できれば平和的にことが終わってほしいんだよ。 顔文字 な2−8 なるほどね・・・。 顔文字 じょ2−10 今だって多くの人々を守りきることができない。 顔文字 な2−9 で、そのために奇跡の実を? 顔文字 じょ2−11 そういうことだね。 顔文字 な2−10 (こんな人たちがいるから、私は・・・私は・・・) 顔文字 な2−11 なぜ自分の手で解決しようとしないの? 顔文字 じょ2−12 君なら俺が守ることはできる。 顔文字 じょ2−13 でもね、僕がいないところは僕は守れないんだよ・・・ 顔文字 じょ2−14 人間の手は全てのことができるほど長くない。 顔文字 じょ2−15 俺はそれをわかっている。あの時だって・・・あの時だって・・・ 顔文字 じょ2−16 /? 顔文字 じょ2−17 あの時っていつだ? 顔文字 な2−12 何一人でぶつぶつ言ってるの?ジョーンズ。 顔文字 な2−13 でもね、やっぱりあたしは奇跡の実は間違ってると思うわ。 顔文字 じょ2−18 え? 顔文字 な2−14 できることが限られてたって、できることをすればいいと思うの。 顔文字 じょ2−19 そういうものかな・・・。 顔文字 な2−15 そうよ。今日は遅いんだからもう寝ましょ。 顔文字 な2−16 歩き疲れたし。誰かのせいでね。 顔文字 な2−17 (でもこの辺をずっと迷ってるってことは、この辺ってこと?) 顔文字 じょ2−20 あぁ、そうだな・・・。 顔文字 な2−18 Zzz... 顔文字 じょ2−21 Zzz.. 顔文字 な2−19 (寝たかしら・・・。) 顔文字 な2−20 (今まで案内ありがとね。) 顔文字 びー2−1 お嬢さん、夜中の一人歩きは危険ですよ。 顔文字 な2−21 /!! 顔文字 なれ4−1 これは今話してる物語のさらに1年前の出来事。 顔文字 なれ4−2 この木の元に一人の青年がやってきた。 顔文字 じょ4−1 これが・・・奇跡の木? 顔文字 じょ4−2 これで彼女は・・・。 顔文字 き4−1 いかにも。これが奇跡の木よ。 顔文字 き4−2 久しぶりのお客じゃの。。 顔文字 じょ4−3 /!! 顔文字 じょ4−4 誰だ! 顔文字 き4−3 わしか?奇跡の木の守みたいなものよ。 顔文字 き4−4 私は奇跡の木であり、奇跡の木は私である。 顔文字 き4−5 初めて来る者には説明役が必要でな・・・。 顔文字 き4−6 もっとも、二回目来たものは居らんがね・・・。 顔文字 なれ4−3 そして木は奇跡についての説明を始めた。 顔文字 なれ4−4 一度に複数の望みはかなえられないこと、 顔文字 なれ4−5 奇跡は自然を捻じ曲げるために代償が必要であること・・・ 顔文字 じょ4−5 代償とは? 顔文字 き4−7 望みの程度によってわしが決める。 顔文字 き4−8 代償と天秤にかけて、望みを叶えるか決めるがよい。 顔文字 き4−9 ただし一度決めた望みは変えられん。よーく考えて決めるんじゃな。 顔文字 じょ4−6 望みはもう決まっている。 顔文字 き4−10 よかろう。では実を食べ、望みを叫ぶがよい。 顔文字 じょ4−7 モグモグ・・・・案外イケルね、これ。 顔文字 じょ4−8 じゃなくって! 顔文字 じょ4−9 殺されたナターシャを生き返らせてほしい。 顔文字 じょ4−10 俺がもう少し強ければ、彼女が死ぬことはなかった。 顔文字 じょ4−11 最初はそう思った。 顔文字 じょ4−12 俺は強くなることを決め、強くなったさ。 顔文字 じょ4−13 でも心の隙間がまったく埋まらないんだよ・・・・。 顔文字 き4−11 よかろう、望みはわかった。では代償をいうぞ。 顔文字 き4−12 それで決めるがよい。 顔文字 き4−13 代償は二人の頭にある二人の記憶じゃ。 顔文字 じょ4−14 /!! 顔文字 き4−14 つまり彼女はお前を覚えてないし、お前は彼女を覚えていない。 顔文字 き4−15 彼女に関連する記憶だから、ここへ来たのも忘れる。 顔文字 じょ4−15 まったく知らない二人になる・・・そういうことだな。 顔文字 き4−16 そういうことだの。 顔文字 じょ4−16 でも生きてこの世にいるなら、また出会って元通りになる可能性もあるわけだ。 顔文字 き4−17 それこそ奇跡だと思うがね。 顔文字 じょ4−17 それでもゼロじゃない。 顔文字 き4−18 よかろう!その望み叶えたり! 顔文字 なれ5−1 これで今日の物語はおしまい。 顔文字 なれ5−2 あれからずっと木のことは忘れられたままだわ。 顔文字 なれ5−3 もしかしたらあなたの近くにも奇跡の木が生えているかも知れませんよ。 顔文字 なれ5−4 そうしたら、あなたは何を願います? 顔文字