FAQ
『藻前が一つのゲームを立派に作り上げるスレ・8作目』5までに出た話題をまとめました。
藻前スレでゲームを作るときの参考にしてください。
企画について
あくまで藻前スレ内での話です。
藻前スレでこういうゲームを企画してもいい?
スレ違い。板違い。
警告さえあれば可。スレではコテ推奨。
ゲーム内ではわかりやすく回避できるとなお良し。
TS(性別変化)ネタもセフセフ。ただし注意書きはやっぱり必須。
このスレで企画して問題なし。甘々以外の萌えを求める人も結構いる。
このスレで企画して特に問題なし。
ただし、版権元によっては細心の注意が必要となる。
アニメや原作のキャプチャ・トレスなどは問題外。
ここではやらない方が無難。
その書き込みが具体性・独自性に欠けるアイデアであれば問題ない。
特異または詳細なアイデアをほぼそのまま使う場合は、当該スレでレス主に呼び掛けて使っていいか質問するのが望ましい。
初心者なのでどうすればいいかわからない。
知識はそんなにいらない。何よりも大切なのは冷めない意欲。
雑用(素材集めやネタ出し、サイト管理など)も充分需要がある。
とにかくやる気があるなら歓迎される。
内容が思いつかなければ『あなたが考える理想の乙女ゲー』スレを参考にする。
原案・構成だけなら誰でもできる。
ストーリーや世界観、コンセプトなどをはっきりさせて協力者を募集するといい。
ただし、作業量を予想できない状態でのスタッフ募集は顰蹙を買うこともある。
募集の前にスレの名無したちに詳細を煮詰めてもらった方がいいかもしれない。
まずは小さなものを完成させるのが大切。
ゲーム中期間・攻略対象を少なくする。
書きやすくて素材も多い現代物にする。
ありきたりでもいいから小難しい設定をつけない。
スチルなし。
ネタゲーにする。
自分の経験を元にする。
……などなどの工夫をして、短期間でとにかく完成を目指す。
フリー素材と適当なテキストを使ってとりあえず動くものを作ってみると流れがつかめる。
調べてもわからないことがあったら各スレでガンガン質問するといい。
シナリオさえできあがれば完成は近い。
絵柄で身バレするので参加できない。
よほど有名か極めて特徴的な絵でない限り「似たような絵を見たことがある」ですまされる。
どうしても気になるようならわざと絵を変えてみる。
塗りだけの参加や、背景素材やロゴ、メッセージウィンドウなどを作るだけでも需要があるので、そっちで活躍してもいい。
企画のまとめwikiやサイトは作った方がいい?
ゲームの規模による。
どんどんゲームが完成していく様子をスレで眺めて楽しみたいという人もいる。
一つの企画が長期間スレを占拠するのはいかがなものか、という見方もある。
テンプレなど決まり事がたくさんあるようなら、途中から見た人にもわかりやすいよう、あった方がいいと思われる。
シナリオの書き方などの見本があると企画に参加しやすくなるかもしれない。
連絡先はスレなどでこまめにやりとりできるようならなくてもいい。
逆に間があく可能性があるならあった方がいいと思われる。
完成させやすい企画の進め方は?
- 企画
- 最終的な決定権を持つ人を明らかにする
- 製作期間が短期間になるよう企画を立てる
- スタッフの人数は控えめにする
- 製作(理想)
- 一番重要度の高いポジションがまとめ役になる
- シューティングや格闘なら、プログラム>CG
- 一般的な恋愛アドベンチャーやノベルなら、シナリオ>CG>スクリプト
- まとめ役がプロット→シナリオ→素材→スクリプトの流れを理解しておく
- ジャンル・コンセプトが決まってからシナリオ
- シナリオの初期プロットが決まってから絵師
- 素材完成後、システムの初期プロットを決めてからスクリプター
- シナリオはなるべく一人で書く(原案者が書くのが理想的)
- 連絡
- 連絡は確実に
- まとめページなどの管理はきっちりする
- スタッフに定期連絡させる
- スタッフの空席がわかるようにする
- 完成状況が把握できるようにする(未完成部分・必要素材・優先度を明記)
- 部外者にも進行状況がわかるようにする
- 姿勢
- 初心者でも頑張ってできるところまでやってみる
- 無理な部分は名無しパワーを頼る
- したらばの製作者スレを有効活用
- 荒削りでも完成させて公開する
- お別れも言わずに逃げない
一人で作る方が完成させやすい?
スタッフの音信不通や人間関係などの悩みはない。
その代わりモチベーション維持と作業量が大変なので一概には言えない。
掌編と割り切って少作業・短期間で作ると完成率は高い。
完成させやすい一人っ子製作の進め方は?
自分にあったわかりやすいソフトを見つける。
まずは初めから終わりまで一通り簡単な骨組みを作る。
細かい作業に入る。
作業の優先順は、シナリオ>スクリプト>立ち絵>その他。
シナリオがなければスクリプトでやれることは限られる。
絵は後からいくらでも差し替えが効く。
背景や音の素材集めなど、他にもすることはたくさんある。
今している作業に飽きたら他の必要な作業をする。
製作が頓挫したら元も子もないので、楽しい作業からやることも大切。
モチベーションが下がったらスレで進展報告。
体験版を投下するのもあり。
クオリティを追求するのはほどほどに。形になってある程度の満足を得たら公開する。
のんびり作るのもいいが、勢いで仕上げることも時には重要。
スクリプタがシナリオと絵師募集するのってあり?
あり。大元になるネタとシステム案を持参すると話が進みやすい。
ただし、スクリプトが重要なゲームでないとスクリプタが募集をかける意味は薄い。
製作の練習がしたいだけなら、著作権切れの小説やフリーの立ち絵素材などを使うと募集の必要がない。
音や絵を動かすだけでも勉強になる。
分岐を作りたいなら童話がやりやすいかもしれない。
原案とシナリオの担当者が違うとやりにくい?
企画者がシナリオを持ち込むのが理想的。
無理なら詳しく煮詰めた原案を見せて理解が得られた相手を選ぶといい。
ただし、原案者の脳内にある話を完璧に理解して「原案者の想像通りのシナリオ」を作るのは難しいということを把握しておくこと。
テストプレイヤーがほしい。
ジャンルが乙女ならスレに投下でおk。体験版がうpされることも多い。
同人ゲーム板の『ゲーム作者がうpして感想とアドバイス貰うスレ』は未完成のゲームでも感想がもらえる。
BLならBBSPINK(18歳未満立入禁止)の801板に『お前らなんでもいいから801ゲーム作れって』スレがある。
※投下前に各スレの諸注意と空気を読んでおくこと。
シナリオをチェックしてくれる人がほしい。
スレで募集する場合、事前にシナリオの傾向を説明すること。
チェックしてほしい段階を自分の耐久度と相談して決めておくこと。
第一段階――誤字・脱字・誤用のチェック
第二段階――説明がわかりづらいなどの指摘
第三段階――ストーリーの流れや設定などに関する指摘
見知らぬ他人に頼むからには問題が予想されると覚悟しておくこと。
理解のある家族なら家族に頼んでみるのも一つの手。
○○してくれませんか?
何かを頼むときは具体的な指定をすると話が進みやすい。
○○ができる人。○○を○個。
ジャンルは○○。○○な雰囲気で。ツールは○○。
だいたい○KB以内。分岐は○個……などなど。
細かすぎても対応できないが、漠然とした指定では何を望まれているのかわからない。
依頼者が企画主の場合、企画自体に頼りないイメージがついてしまうこともある。
知識・スキルがないと具体的に言えない頼みなら、なおさら事前にある程度の下調べや練習を行っていないと印象が悪い。
その他
分類しにくかった話題。
藻前スレの住人は?
うpロダのDLカウンターを見るに、100人以上は住んでいるのかもしれない。
- 内訳
- 製作者
- 製作経験者
- 製作予備軍
- そのうち製作経験者に進化する
- ゲーム製作に興味を持っている人
- ゲーム製作を勉強中の人
- ROM
自サイトで公開しているゲームは投下できない?
そんなことはない。過去に何度も投下されている。
サイトのアドレスを直接載せても、スレのうpろだに上げ直してもかまわない。
身バレを覚悟して自己責任で。
ただし、自己主張が強すぎると宣伝だと思って嫌う人もいるため、適度に配慮すること。
スレで公開したゲームは自サイトに置けない?
そんなことはない。自作したものを自サイトに置いてダメなわけがない。
ただしスレでサイトの宣伝などはしない方がいい。
スレで製作すると自サイトをサーチに登録できない?
そんなことはない。
サイトに2ちゃん発祥を明記するもしないも、
藻前スレやまとめwikiへのリンクをはるもはらないも、
サーチに登録するもしないも自由。
その結果スレに妙な一般人が紛れ込んだとしてもスルー。
逆に2ちゃん嫌いの一般人がサイトを敬遠する可能性もある。
自己責任で判断すること。スレ的には問題ない。
むしろ「スレだけでの公開はもったいないので、どんどん一般公開していい」などの意見が多い。
自分のサイトではなく、藻前スレやまとめサイト自体を勝手にサーチに登録するのはNG。
スレで製作するとゲームのレビューを頼めない?
そんなことはない。
製作者とレビューサイト管理人の間に合意があるなら、スレ的には特に問題ない。
ただし、スレの専用ロダのファイルにリンクするのは多少躊躇われるので、一般用としてベクターなどに別にアップロードするのが望ましい。
体験版の投下はあり?
あり。過去に何個も投下されている。
ただし体験版の完成で満足してそこで終わってしまうこともあるので要注意。
企画がなくてもスレ用の素材を投稿するのはあり?
完成をあきらめた作りかけゲームを公開してもいい?
続きを誰かに作ってもらいたい、ということならおk。
製作ツールについて
ゲームを作りたいけどどのツールを使えばいい?
まずはどういったゲームを作りたいのか考える。
すぐにあきらめずにしばらく付き合ってみることも大事。
手当たり次第にダウンロードして自分に合うツールを探すことも大事。
とにかく完成できるツールを選ぶこと。
初心者は多機能さよりもわかりやすさで選ぶといい。
そのツールの専用エディタを使うと難易度が下がりやすい。
解説を読むだけではなく、動かしながら試行錯誤すること。
初心者におすすめ。スクリプトが比較的簡単で、製作ツールもわかりやすい。
その中でプレイヤーに好かれているのは『吉里吉里』と『NScripter』。
簡単なのは『LiveMaker』『Yuuki!Novel』『コミックメーカー』。
『コミックメーカー』は廃れ気味かもしれない。
スクリプト担当が複数いる場合は『NScripter』より『吉里吉里』が便利という説もある。
CSVなどでデータベースを作るとやりやすい。
『吉里吉里』と『NScripter』でもできるが、慣れてないと難しい。
初心者には『LiveMaker』がおすすめ。
「LiveMaker DB」でググると幸せになれるかもしれない。
『吉里吉里』『NScripter』『LiveMaker』『Yuuki!Novel』などで作れる。
藻前スレ6作目710-716に『吉里吉里』のサンプル、
うpろだに『NScripter』と『Yuuki!Novel』でのサンプルがあるので参考にするといい。
『LiveMaker』で作ると簡単だが、動作がもっさりするかもしれない。
『RPGツクール』で作る人が多い。
無料が良ければ『CardWirth』などが古参。SRPGだと『SRC』が有名。
『吉里吉里』『NScripter』『LiveMaker』『コミックメーカー』などでも一応できる。
ただし、圧倒的に不便で、それなりの技術力を必要とする。
『吉里吉里』難しい!
『かぐや姫Studio』や『KKDE』(Win2000/XPのみ)などの専用エディタを使いこなせばかなり楽になる。
TJSを理解しなくてもKAGだけで結構なんとかなる。
KAGはHTMLに似ているという説もあるので、HTMLができたらなんとかなるかもしれない。
過剰な苦手意識を持つ前に初心者向け講座サイトを見ながら触るといい。
挫折しそうなら無理せず他のツールを使うことも大切。
詳しい質問はゲーム製作板の吉里吉里スレや
したらばの製作者スレで。
製作について
今まで出た質問を並べておきますが、
技術的な質問は
したらばの製作者スレなどでどうぞ。
○○って需要ある? ○○でも大丈夫?
前もって注意書きがあれば何が来ても大概おk。
注意書きさえあればほぼすべて許される。むしろ珍しさが喜ばれる。商業ではできないことを是非。
それでいて王道を喜ぶ層もちゃんといる。
さらに言えば、完成すれば需要なんて後からついてくる。
※ただし、これらは藻前スレに限った話。
※スレ外の自サイトなどで公開した場合の閲覧者の反応は予想できない。
正統派の需要はつきない。
ある。怪談ものも幽霊ものもサスペンスものも需要がある。
鬱が好物な人もちゃんといる。カオス=他にない魅力。
三角関係、四角関係や、どろどろ人間関係にも需要がある。
但し書きがあれば可。
意図的に狙わないと見れない仕組みにしたり、ギャグっぽくするなど、苦手な人への配慮があると望ましい。
百合の種類(男役や女役がはっきりしていたり、どっちも真正の女の百合だったり)によって許容状態が変わる人もいる。
注意書きが必須。
基準はテレビで流せるくらい。それ以上は年齢制限をつけると無難。
一番いいのはプレイヤーがグロの表示・非表示を選べること。
「○○、恐ろしい子……!」などのパロディネタが好きかどうかは人による。
2ちゃんねらーなら嫌いな人はあまりいないと思われる。
一般乙女ゲユーザーがどうなのかは微妙なところ。
製作者の好きにするといいが、不安なら注意書きをつけるといい。
絶対にクリアできないレベルでなければおk。ヒントがあると望ましい。
無料ゲームをやりこみたいという人は少ないが、やりこみ要素があって困ることはない。
例えば2周目が楽になる特典がつく、コンプしたい人のためにやりこみの結果はギャラリーに載らない、など、親切設計にしてくれるとなおいい。
少し変わった要素が入っていた方が好き、という人もちゃんといる。
ただし、ゲームの雰囲気に合った戦闘であること、バランスが理不尽でないことが重要。
「乙女要素のあるミニゲーム集」にも需要がある。
飽きさせない工夫や、ミニゲームが苦手な人のための救済措置があると望ましい。
強制的でない。難易度を選択できる。ミニゲームにいくつか種類がある。プレイヤーが好きなミニゲームを選択できる……などなど。
回数の目安としては、十数回くらいならいいが、数十回となると多く感じられるかもしれない。
「乙女要素のあるミニゲーム集」ではなく「ミニゲームのある乙女ゲ」の場合、ミニゲーム以外の要素も濃いと喜ばれる。
萌えればおk。
男キャラに感情移入する人もいる。
登場人物の感情の動きがクリアになるという理由で喜ばれることもある。
- ミステリー系ノベルで選択肢によって犯人が変わるのは?
謎解きが中心のシナリオなら、よほどしっかりとしたシナリオでないとツッコミどころ満載になると思われる。
主人公の行動で「プレイ中に起こる事件の全容が変わる」のはいいが、「シナリオ内で過去に起こったこととして扱われている事件の真相が変わる」というのは許容されづらい。
色んなキャラを攻略する度に今まで見えていなかった新たな真相が見える、というのは喜ばれる。
どちらにせよ、シナリオに説得力が必要だと思われる。
ある。例えローポリでもよく見れば愛嬌がある。
CG板ローポリスレ住人も藻前スレにいるという報告がある。
乙女ゲの定義って?
人それぞれなので作りたい物を作るといい。
乙女ゲを逸脱してそうで不安なら注意書きをつけると安心。
ただし、主人公が男だったり、内容がBLの場合、乙女ゲを名乗ると誤解を招く。
全年齢のエロの限界は?
裸は乳首が出ない範囲で。キャラ二人の絡みはお触りなし。
アイディアが被った!
多少の被りは他人から見るとそんなに似てないこともある。
材料(アイディア)が被っても料理方法が違えば良し。
完成させる(人に見せる)前から劣化コピーだと決めつけない。
キャラクターの名前はどうやってつける?
特にこだわりがなければ、
一つ元ネタを決めてもじる。
人名辞典や赤ちゃんの名づけ辞典を使う。
キャラクターのイメージを考えてつける。
ふりがながなくても読める名前にする。
ひらがなは地の文と混ざるので極力避ける。
ありふれた名前が嫌なら直感で読める漢字を使って変わった名前にする。
既存ゲームとの多少の被りは気にしない。どうせ一番印象に残るのは立ち絵。
ネタキャラの名前が思いつかなければイメージを伝えてスレで募集するのもいい。
主人公について
あれば嬉しいがなくてもいいという人が多い。デフォルト名固定でもまったく問題ない。
プレイヤーの好みは千差万別。
作り手が最後まで無理なく動かしきれる主人公が一番いい。
世界観を壊さない性格ならたいていの場合受け入れられる。
無個性にも個性的な性格にも需要がある。
「個性的」なのと「ついていけない」のとは違うので注意。
プレイヤーを置いてけぼりにしないならおk。
不安なら事前に主人公の性格説明をしておくといい。
書き方と設定による。
雰囲気・ノリ・相手の打たれ強さ・暴力をふるう状況・選択肢の有無・コメディかシリアスか、など。
全然あり。ゲーム中会話などにも反映されると喜ばれる。
個性の強い主人公なら顔がある方が好きという人もいる。
結局のところ人それぞれなので自分の好きな方でおk。
表情がありでもなしでも同じ。
スチルの場合もほぼ同意見だが、男女いた方が華があるし構図のバリエーションも多い、という話もある。
ただし、こうでないと嫌、ということではない。
中途半端な変化はむしろ面倒くさいという人もいる。
容姿の違いがシナリオに大きく影響するならいいが、その場合、あまり変化の数が多くてもプレイしきれない。
製作者の作りたいように作るのが一番いい。
固定カップル好きや、くっつかない攻略対象が他の方とくっつくのを見るのが嫌という人などには受けないと思われる。
一ヒロインのファンが他のヒロインを批判することも予想される。
しかし、レアなシステムなので、是非やりたいという人もいる。
- ダブルヒロイン(ヒロインが“同時に”複数存在)でもいい?
需要がないとは言わないが、苦手な人が多いかもしれない。
主人公は一人でないと感情移入しにくい、攻略対象に「誰でもいいのか?」という不信感がわく、などの意見がある。
投下の際には注意書きをした方がいいと思われる。
見せ方による。犯罪マンセーはやめた方がいい。
作風や世界観によっても違ってくるが、どうしてもそうせざるを得ない理由・境遇、因果応報な展開、犯罪や犯罪者を否定する要素、などがあれば許容されやすい。
ただし、こういうのは逆効果。
「やりたくてやってるわけじゃない(だから許してね)」
「ごめんねごめんねごめんねごめんね……(無限ループ)」
不安なら注意書きをつけること。
殺人などの描写がどぎつい場合は対象年齢を上げるといい。
攻略対象について
人によって好みが違うので製作者の好きなキャラでおk。楽しんで作れることが何より重要。
むしろ「プレイヤーを新しい属性に開眼させてやる!」くらいのスタンスで。
よほど特異なキャラなら、最初に注意書きしておくと安心。
「現在進行形の浮気や不倫でなければおk」「バツイチは嫌だが籍を入れてなければおk」「元カノが主人公の友達や姉妹でなければおk」など、人によって気になるポイントがかなり異なる。
何度も繰り返し「俺の元カノがね…」「元カノのときには…」「前の恋愛で…」と言われたら嫌、など、「シナリオ次第」といった意見もある。
乙女ゲにおける女キャラの扱いは?
あんまり出張ってくるとウザがられる傾向がある。
攻略対象に執拗に絡んでくると嫌がる人が多い。
ただし、ライバルとしての位置付けならその限りではない。
女友達ENDはあってもいいが、なくても全然困らない。
百合ルートを期待してプレイする人も中にはいるらしい。
選択肢だけで個別ルートに入ってもいい?
好感度やフラグが存在せず、選択肢だけで分岐するゲームも普通に多い。
個別ルートに関わる選択肢が一度しかなくても、特に問題はない。
特定のEDを見るのに条件があるのはどう?
一度のクリアが必須な物は問題ない。
何度ものクリアが必須な物は、回数をこなすこと自体にシナリオ的な意味があるなら問題ない。
意味がなければ不自然に思う人が多いが、隠しキャラのEDやコンプ後のご褒美といった位置付けでなら許容されるかもしれない。
混乱を避けたいなら、初めに注釈をつけておくと安心。
必要性があるならおk。
周回プレイ必須、クリアすると選択肢が増える、などの注釈がついているとわかりやすい。
攻略対象に死亡フラグが乱立している。
ホラーものなど、死亡フラグに違和感がないゲームなら問題ない。
生存ルートがあると望ましい。
ホラーでなくても、BAD系要員の存在はあっていいという人もいる。
ただし、全員がBAD系要員なのはあまり喜ばれないかもしれない。
どうしても気になるようなら注意書きしておくと安心。
BADENDっている?
HAPPYだけでなくBADにも力が入っているとメリハリがあって印象深いゲームになりやすい。
鬱ゲーやホラーゲーなら大量に用意されている方が楽しめるかもしれない。
BADにも痛いBAD、切ないBADなど種類がある。女性には痛いより切ない方が好まれると思われる。
上質の悲恋を見た後だとハッピーエンドを求めてコンプを頑張る気力がわいてくる。
完全には報われないからこそ美しい話もある。
ノベルゲーだと「リセット&ロードのためのBAD」や、「投げっぱなし強制終了などの、ストーリーのないBAD」は好まれない。
安易なアンハッピーはバカバカしさの素。BADでも「読ませるストーリー」であることが望ましい。
グラフィックについて
たいていの人は気にしない。
ただしスチルと立ち絵で絵が違った場合、がっかりする人は多い。
ノベルゲーなら立ち絵がなくてもおk。完成させることが何より大事。
スチルがあるとやりごたえがあるが、なくても全然構わない。
基本的にはどんな絵でもおk。
不安ならうpろだにうpしてスレで反応を見るといい。
違和感がないなら塗りにこだわるプレイヤーは少ない。
内容、絵柄、背景、容量などと相談するといい。
迷って決められないなら、どちらかというとギャルゲ塗り(エアブラシを多用した感じの塗り)かもしれない。
表情は普喜怒哀驚照くらいあればなんとかなる。
640×480(または800×600)に2~3人並べられるくらいのサイズで。
そのキャラらしさを基準に。小物なども考えて。
現代→ニッセン、ファンタジー→世界史の資料集、、などを参考にする。
ただし通販カタログは部屋の隅でタワー化するため、google先生の画像検索を参考にするのが無難かもしれない。
- pngの透過画像を縮小すると透過しなくなってしまう
pngは透明度の情報があるもの(32bit)と、ないもの(24bit)の二種類ある。
縮小ソフトが24bitで保存していたら、32bitで保存するようにするといい。
【有料・無料体験版や試用期間あり】
SAI、Illust Studio、Painter、Photoshop、NekoPaint
【無料】
Pixia、Pict Bear、AzPainter2、Azdrawing、GIMP、JTrim
画面構成について
広く一般に普及しているのは640×480。
フルスクリーンは嫌がられる傾向にある。
800×600は商業ゲームでは普通だが、同人ゲームではあまり見ない。
背景素材も640×480に比べると少ない。(ただし、サイズ変更くらいなら加工可の素材は結構ある)
ディスプレイの解像度が800×600だと画面いっぱいになるので、特に理由がなければ640×480が無難だと思われる。
テキストやその他のパーツ(顔絵やら日付表示やら)で画面が混み合い、640×480だと狭く感じられる場合には800×600の方がいいかもしれない。
演出に凝らない読むの重視のノベルゲーなら全画面。
立ち絵や演出ありならセリフ枠表示が多い。
巷のゲームには下にある形が多いので、下の方が違和感を感じない。
上でもいいが、立ち絵が腰上~全身なら圧迫感を感じる場合がある。
セリフ枠が頻繁に動くタイプはあまり好かれないかもしれない。
シナリオについて
1ルートが1~3時間くらいなら短編かもしれない。3時間超からは中編かもしれない。
600~1000(字/分)位を「読む」(「流し読み」「読み飛ばし」「斜め読み」等ではない)と考えて、平均800字/分位で計算すると、シナリオ100kb(100×1024÷2÷800?)で1時間前後。
文庫本で1冊が大体300kb程度で3時間くらいかかるから、
中編は共通~100kb+個別200kb~(×人数・√分)=およそ文庫本1冊相当?(共通≠序盤で、汎用ノーマルEDや汎用バッドED等を含むと考える)
商業(恋愛SLG?)で大体個別が200kb↑らしいという情報もある。
まず、地の文を使うのか、会話だけのシナリオにするのかを決める。
戦闘シーンがある場合などには、地の文がないと状況が伝わりにくい。
地の文が淡々とした印象になってしまう場合、「~た。」、「~する。」などを交互に使ってみるといいかもしれない。
ウェイトの多用は嫌われる。
プレイヤーが設定を変えられない場合は『最速』が望ましい。
地の文はそのシーンでの流れによる。台詞だったら閉じ括弧まで一区切り。
短くわかりやすくそのキャラらしい台詞を練って、どうしても長くなるようなら他キャラに合いの手を入れさせる。
某商業ノベゲーでは、クリック待ちは 」 と 。 だけ。
多いと攻略が大変だが、それがイイという人もいる。
書き始めたらとにかく最後まで書き上げる。
中二病になっても、キャラの性格が変わってきても、世間の萌えがわからなくなっても。
途中で何日も休憩すると、読み直したとき最初から書き直したくなってしまうので休んではいけない。
モチベーションが続かないなら、好きなシーンから書いていくという手法もある。
完成したら気になるところを修正する。
最初に事件(イベント)を起こしてどうやって解決するかで埋めていく。
最後に事件を予定して、どうやったらその事件まで持って行けるか考えて埋めていく。
シナリオや設定による。
お互い好印象から始まるとか、何かのハプニングで一気に加熱するとか、見せ方次第だと思われる。
気になるなら、本編は甘さ控えめで後日談を甘くするなどの方法もある。
- ゲーム内の出来事を1日ごとに書かない場合はどうやったら自然?
アイキャッチにカレンダーを使って日にちの経過を表したり、○曜日だけキャラに会えるなどの設定をつけたり、そもそも深く書かないなどの方法がある。
Story Editor、サクラエディタ、Ginnie Free Edition、TeraPad、eMemoPad、Mery
チラシの裏(2ch発祥ソフト)、チラシの裏(紙)
BGMについて
無音は効果としてはありだがBGMがまったくないと気になる人が多い。
こだわりがある場合やどうしても選べない場合はなくてもいい。
特にこだわりがなければMIDIにした方が軽くていい。
MIDIでもフリーソフトで調節が可能なので、余力があればそろえた方がいいかもしれない。
選択肢の効果音はある方がいい?
選択肢のカーソル移動時や決定時の効果音には、カーソルの先に視線を向けさせるという効果がある。
なくても問題ないが、ある方がいいという人も多い。ただし、耳につく音だと逆効果。
カチ、ポチ、などの地味めな音で、プレイヤーが(BGMとは別に)効果音の音量を変えられることが望ましい。
ボイスについて
フリゲに声があるとお得でいい、のめり込みやすい、という人もいる。
容量がでかくて動作が重いから嫌、イメージに合わないと微妙、声は脳内補完するから他に力を入れてほしい、という人もいる。
当然ながら声があるだけで中身が薄いのは喜ばれない。
ネット公開の場合、ない方が(サイズが小さいので)DLされやすい。
キャラクター全員の声の大きさや録音環境が同じだと望ましい。
声優はもちろん上手い人。
音声のオンオフ切替や、音声あり版、なし版、声パッチなどがあるとなお良し。
事務所や声優さん、役の台詞数によっても相場が異なる。
一応だいたい1人につき10万円~30万円以上するらしい。
有名な人にお願いしようとするとかなり高くなる。
信用や実績の問題で事務所が許さないこともあるかもしれない。
スタジオ代金なども必要なので、製作費のほとんどがボイスに消えると思っていい。
素材について
建物には肖像権がないので撮影を禁止されていない限りは大丈夫。
(一部文化財やアミューズメントパークは公開制限がある所もある)
人が映っている場合はその人の顔がわからないように加工する。
看板などのブランドロゴも加工しておくと安心。
ただし、法律的には問題がなくても建物の所有者が不快に思うこともある。
対象物によっては許可を取っておいた方がいい。
文章を改変しての使用は避けた方が無難。
使用したら引用元を明記。
作品名、作者名、翻訳者名、出版社。全部書いておくと安心。
翻訳本の場合は翻訳者にも二次著作権が発生するので、そちらの期限も調べておくこと。
素材サイトの『利用規約』を必ず確認しておくこと。
無料かどうか、加工が許可されているかどうか。
無料ゲームに使う場合でも料金を取られることもあるので注意が必要。
公開するにはライセンス料の支払いが必要。
最終更新:2010年11月02日 17:32