Fantapedia~幻想大事典内検索 / 「シャマシュ」で検索した結果

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  • ゾロアスター教
    ...ソポタミアでは太陽神シャマシュ?と習合した(ほとんどアフラ・マズダーの面影はない)。ミスラ信仰は、おそらくこの地でバビロニアの天体論を吸収した。小アジアからギリシア・ローマ世界に入ったミスラ(ミトラス)教は密儀宗教として広まるが、キリスト教の勝利によって衰退する。  時代は、だいたいアケメネス朝~アルサケス朝ペルシア。 ササン朝時代の教義  ササン朝ではゾロアスター教が国教になっている。  この時期のゾロアスター教は、ズルワーン教?に大きな影響を受けたようである。主要な文献は上記のブンダヒシュンとデーンカルドだが、ブンダヒシュンではオフルマズド(アフラ・マズダー)とアフリマン(アンラ・マンユ→アフラ・マンユ→アフリマン)は直接対立することになる。しかしズルワーン教?ではズルワーン?を二者の上に置いたが、デーンカルドでこの考えは批判されている。  やはり、最終的に善...
  • シベリア
    地域別索引 ロシア シベリア(Siberia,西比利亜) アジア北部のうち、ウラル山脈からベーリング海峡にいたる広大な地域の総称。 ロシア語では「シビーリ」と呼ぶ。 アイイシット アバーシ アマク アルクラ イリン・アイ・トヨン ヴェルヴィムティルィン ウクラン・トヨン ウマイ オスク オッケルイペ オハチスエ カトグィルグィン カマク カヨーオヤシ クイクィンニャク クトフ クールキル グルフ ゲース ケレ シゲ タハス チハルシュ チャチュチャナヴト チャハマク チョウグミャートゥ チョルチョミャーカ トイポクンオヤシ バルシ バルンニクブン ペンタチコロオヤシ ミルトカリク ムィラク 主な文献  村崎恭子『浅井タケ口述 樺太アイヌの昔話』  荻原眞子『いのちの原点「ウマイ」 シベリア狩猟民文化の生命観』  むらやまあつこ/なかざわみほ『お日さまとトナカイ シ...
  • ラップ音
    幽霊 ラップ音 心霊現象の中でも有名な一つで、何もない空間が音を立てる現象。 幽霊が現れる前兆と言われる。 マシュー・L.トンプキンス『トリックといかさま図鑑 奇術・心霊・超能力・錯誤の歴史』によれば、そのスジの大御所、フォックス姉妹が、幽霊を降ろす儀礼の際に鳴らしたという。  すごいややこしいのだが、その後、姉妹はソレを「トリック」で、 フォックス姉妹は、林檎をベッドの下に吊るして鳴らす、脚指の関節を鳴らすなどの藝をして演出をしていたが、後にいろいろあって暴露する。(*1) 「幽霊は出る際に音が鳴る」現象は事実とされ、姉妹の知名度は地に落ちたので、もう一回「私らはガチの霊媒師」と言ってトリックを撤回した彼女らは、それでもそこそこの観客を動員しえた(*2)。あるいは「見向きもされなかった」(*3) 参考文献 マシュー・L.トンプキンス『トリック...
  • ツィニャマ
    アフリカ ツィニャマ(Tshinyama) できもの(英語ではskin sore)という意味。 ツィンダオ族の民話に登場する身体中ができものだらけの若い男性。 参考文献  掛川恭子/レオ&ダイアン・ディロン/松枝張『世界むかし話 アフリカ』18頁  バーナ=アーダマ/ディロン夫妻/掛川恭子『南アフリカの民話』35頁
  • パチャママ
    中南米 インカ神話 パチャママ(Pachamama) インカ神話に登場する大地の女神。 参考文献  フィリップ・ウィルキンソン/井辻朱美/大山晶『世界の神話伝説図鑑』315頁  フィリップ・ウィルキンソン/松村一男/寺西のぶ子/矢倉美登里/伊藤理子『世界の神話と英雄大図鑑』212頁  松村武雄『メキシコ・ペルー神話と伝説』273頁
  • トリム
    オーストラリア トリム(Trim) オーストラリア大陸を周回した航海者マシュー・フリンダースの相棒であった猫。 参考文献  クレア・ボールディング/白川部君江『英雄になった動物たち 胸をゆさぶる100の物語』484頁
  • マタイによる福音書
    キリスト教 概要  『マタイによる福音書』とは、キリスト教の聖典、新約聖書の1書である。  作者は、マシュウ(マタイの英語読み)じゃないらしい上 異邦人らしい。彼が、多分ギリシア語圏の西シリアで、80年頃書かれたと推定される。  『マルコによる福音書』書記の知らん「Q書簡」と呼ばれるものが使われている。  汝の敵を愛せとか、憐れみに関するものがほぼ前編を横溢している。十字架刑をそのように解釈している(*1)。
  • ジル・ド・レ
    地域別索引 ヨーロッパ ジル・ド・レ(Gilles de Rais) ジル・ド・レイとも。 1404~1440 フランスの名門貴族。英雄にして殺人鬼。 黒魔術の研究で多くの子供を虐殺したことで、処刑される。 救国の英雄としてのジル・ド・レ 当時フランスはイギリスとの百年戦争の最中で、劣勢に立たされていた。 ブルターニュ地方ナントの大貴族であるジル・ド・レは国王に次ぐ財力の持ち主で、彼は騎士団を結成しイギリス軍と戦った。 オルレアンを救援に行く途中、神のみ使いと名乗る少女ジャンヌ・ダルクと出会い、彼女の後見人、副官となる。ジャンヌの活躍もあって、戦況を覆すことに成功するが、彼女はコンピエーニュで敵軍に捕まってしまり、イギリスで魔女として処刑されてしまう。 この後、ジルも戦いから身を引き、放蕩の限りを尽くし、錬金術、黒魔術に没頭していく。 殺人鬼までの...
  • アスモデウス
    アスモデウス  アスモデウスとは、『トビト記』『レメゲトン』などに出て来る悪魔である。  山北篤ほか『悪魔事典』によれば、これのモデルはゾロアスター教のアエーシュマという悪魔だそうである。  『レメゲトン』では、雄羊、牡牛、人の頭をもつと言われる。 コラン・ド=プランシー『地獄の事典』において、序列32番の悪魔で、人間の体に雄牛・人間・牡羊の頭を持ち、蝙蝠の翼に尾は蛇、足はガチョウ、手には軍旗と毒槍を持ち地獄の龍に跨って現れると言う。蝙蝠の翼云々は、テトラモルフと呼ばれる「福音書書記」マーク(獅子)とルーク(子牛)とマシュウ(人)とジョン(鷲) のパロディみたいなものであるらしい。 召喚の際は、幾何学、算術、天文学、工芸術を教えるが、乙女を淫乱にして新婚者を離反させると言う。 また、元は天界の熾天使?で、七つの大罪の内の色欲を司ると言う。 参考資料 山北...
  • 新約聖書
    キリスト教 新約聖書 新約聖書、とは、キリスト教の聖典である。  イエスの御言とかが入っている。  ジョンとマシュウとまーk 『ヨハネによる福音書』『マタイによる福音書』 『マルコによる福音書』 『ルカによる福音書』という福音書(ドイツ語でいうとエヴァンゲリオン)、に『使徒言行録』『ヨハネの黙示録』が入っている。  ヨセフさんの家系がアレだったり、イエスの興した宗教が「Nazoraioi」(ナゾラ派)、というのと、お弟子が名前について「師匠の出身地たるナザレを冠した」(だとNazarenos)といってるとか、パウロが迫害された際に、冤罪の言訳である「あのSiCarioi(暗殺者だかテロリスト)じゃないんだな」て千人隊長に言われる、そこの団体の描写が考古学的に、幾つか混ざてるとか、いろいろあるが、世界宗教の聖典である。
  • アシャ
    中東 ゾロアスター教 アシャ(Asha) アシャ・ワヒシュタとも。 ゾロアスター教に伝わる上級天使アムシャ・スプンタの一人。 参考文献  辻直四郎『世界古典文学全集〈第3巻〉ヴェーダ アヴェスター』  山北篤『大迫力! 世界の天使と悪魔大百科』40, 229頁
  • アフリカ
    地域別索引 アフリカ アフリカ(Africa) このサイトではアフリカ大陸全般を指す。数多くの民族が存在するため多種多様な神話・伝承が残っている。 北の端っこにエジプトがあり、ナイルの豊かな恵みによってすさまじい文化が栄えていた。 一応現マリ共和国の中に、トンブクトゥという都市があって、12世紀ころまで、岩塩と黄金で儲けておったのだが、そこのニジェール川の水位が下がったので滅んだ。でもその前までは、イスラム教が版図を広げており、かなり殷賑であった。 大陸の真ん中辺にコンゴというところがある。  東の辺にエチオピアがある。 アグバンリ アサンボサム アダンダラ アチェンガークティー アナンシ アバトゥワ アビク アフィオン アマニレナス アミナ アワン・ケルディアク アングイ・ムオルルオル アンフィスバエナ アンマ イェフウェ・ゾグバヌ イェマ...
  • リシュカ・リシュカ
    チェコ 狐 リシュカ・リシュカ(Liška Ryška) チェコの民話に登場する狐。 参考文献  カレル・ヤロミール・エルベン/アルトゥシ・シャイネル/木村有子『金色の髪のお姫さま チェコの昔話集』9頁  松岡享子/降矢なな『中・東欧のむかしばなし 三本の金の髪の毛』41頁  木村有子/出久根育『火の鳥ときつねのリシカ チェコの昔話』108頁
  • セシャト
    エジプト神話 セシャト(Seshat、śš3t)  その名は、『書記』『書くもの』を意味する。女神用の古風な服を着た女性として表される。文字の女神であると同時に建築家の守護者。王と共にくいを打つ位置を決め、縄でつなぎ境界を定め建造物の平面図を地面に描く。これらを行うには計算の知識が必要でありそれ故、数学の女神ともされる。書記の神としてすべてを記録し神の古文書を管理する。 参考文献 ステファヌ・ロッシーニ、リュト・シュマン・アンテルム『図説エジプトの神々事典』161頁
  • フーシャング
    イラン神話 フーシャング(Hōšang, Hōšyang)  アヴェスターにおけるハオシュヤンハ(Haošyaŋha。アナーヒター?に家畜を捧げ、王になった人物)。  カユーマルスの孫、スィヤーマクの息子。  祖父王カユーマルスとともに父の復讐を果たしたフーシャングは、その後王座に就いた。  彼は「七つの国の王」であると宣言し、神の名のもとに世界を支配した。  フーシャングは「鍛治」の創始者であり、世界ではじめて鉱石を発見し、鉄を鋳造し、鉄器を造った。 また、配水工事もおこなって荒野を潤した。 ついでに農耕も開始した。 おまけに大蛇を退治しようとして火打石も見つけ、火を礼拝の対象と定めたのも彼である。 その上野生動物を飼い馴らして家畜まで人々に教えた。 そして毛皮を与えた。 ...
  • シャクティ
    インド・ヒンドゥー教 シャクティー (1)女神信仰を表し、初期ヒンドゥー教では微々たるモノであった。しかし10世紀以降、生け贄を捧げる供儀儀礼を中心とした女神信仰が、社会的に影響を及ぼすようになった。12~13世紀以降、シヴァ派やヴィシュヌ派によりも大きな勢力を持つようになった。現在でも東インドやカトマンドゥ盆地などで盛んに行われている。 参考 ナツメ社 図解雑学『密教』
  • シャンブーカ
    Shambuka インド二大叙事詩の一つ『ラーマーヤナ?』の登場人物。 最終巻である第七巻「ウッタラ・カーンダ(後の巻)」に登場する。 シュードラ?階級出身の修行者。シュードラには許されない タパス(苦行)を行い、それが原因でバラモンの子供が病にかかり死んでしまう。 息子の死に動揺する老バラモン?は息子が大罪でも犯したのかと訝る。 聖仙ナーラダ?はその原因がシュードラの苦行にあると告げ、 ラーマ?は彼を探し出し、逆さ吊りの苦行を行っていたシャンブーカの首を剣で切断する。 それを見た神々はラーマを褒め称えるのであった。 カースト?制度のエグさ理不尽さを体現する凄まじいエピソードである。 『ラーマーヤナ』は聖典でもあり、この記載を真実として支持する人々もいるが、 反ヒンドゥーの立場からこれを取り上げ批判する人もいる。 ヒンドゥー教徒からも、成立年代や詩として...
  • ムシュフシュ
    メソポタミア神話 ムシュフシュ ムシュフシュとは、メソポタミアのドラゴンである。  蛇っぽい頭に角が生え、首の辺がトゲトゲし、ライオンの上半身を持ち、鷹の後ろと、蛇の尻尾を持つ。  イシュタルの門で守護をしている。 参考文献  キャロル・ローズ『世界の神獣・怪物事典』426頁
  • ズラター・ムシュカ
    チェコ ズラター・ムシュカ(Zlatá Muška) チェコの民話に登場する金の蝿。 参考文献  カレル・ヤロミール・エルベン/アルトゥシ・シャイネル/木村有子『金色の髪のお姫さま チェコの昔話集』26頁  木村有子/出久根育『火の鳥ときつねのリシカ チェコの昔話』124頁
  • エシュ
    アフリカ エシュ(Eshu) 西アフリカのヨルバ人のトリックスター。  エシュはヨルバ人の拝む神なのだが、現地と彼らが奴隷として引っ張られたブラジルで興したカンドンブレと呼ばれる信仰体系と、それの影響があるミナナゴの内のピジーと呼ばれるものではExu(エシュ)とちゃんと呼ばれるが、ヨルバの人がキューバで作ったサンテリーアではエレグアという。こっちでは各神様(オリチャという)にCamino(カミーノ 「道」)と呼ばれる、「なんとかモードのソレ」が何柱か設定されているが、そっちのはエシュ何とかと呼ばれる。これが北米へ行くとラバスという。また、フォン人の信仰体系も大体共通し、「神様的なものを肉体に下してトランス」というとこまで似るので、レグバという似たような神様がいて、諸々の神々(何柱か例外がおる)を、その住まう地から人間の棲む地へと導く役目を持っているので各地で人気が高い。レ...
  • プシュケ
    ギリシア神話 プシュケ アプロディテの息子である、愛の神エロス?の妻となった人間の女性。彼女には 次のような逸話が残っている。 とある王国の三姉妹は、美人ぞろいで有名だったが、中でも末娘のプシュケの美しさは 二人の姉以上のものを持ち、人々はプシュケのことを「美の女神アプロディテより美しい」と評した。 このことはアプロディテを非常に怒らせ、彼女は息子のエロス?を呼び、その愛の矢で、 プシュケが下賎な男性に恋するように、と仕向けたが、エロス?が手違いで愛の矢で自分を 傷つけ、プシュケを見たことで彼女に恋をしてしまう。 それからしばらくたち、二人の姉は結婚して幸せな生活を築いていたが、プシュケだけがいまだ 良縁に恵まれずに独身のままだった。このことを憂えたプシュケの両親が神託で伺いを立てたところ、 神託から「彼女の夫は、アポロンですら恐れる強大な存在である」...
  • ギシュ
    アフガニスタン ギシュ(Gish) アフガニスタンの戦争の神。 アフガニスタンを中心とする広い地域で崇拝され、特にアフガニスタン南東部からパキスタンにかけて住むカチ族に崇拝されていた。 生まれるまで18ヶ月も母の胎内にいて、そこから自力で這い出し、その後で母の腹を糸と針で縫い合わせたという。 非常に効率よく殺戮を行う神であり、優雅さや知性を感じさせない。 虹はギシュの持つスリング(投石器)とされる。 聖なるクルミの樹の上にある鉄の要塞に住む。
  • クラール・トゥホシュ
    チェコ クラール・トゥホシュ(Král Tchoř) チェコの民話に登場する鼬の王様。 参考文献  カレル・ヤロミール・エルベン/アルトゥシ・シャイネル/木村有子『金色の髪のお姫さま チェコの昔話集』119頁  木村有子/出久根育『火の鳥ときつねのリシカ チェコの昔話』88頁
  • シュウ
    エジプト神話 シュウ(Shu、św)  その名は『光る大気』『光り輝く生気の揺らめき』を意味する。基本的には、人身の姿をもって表されるがごくまれにライオンの頭を持った男性の姿で表される。エジプト神話の世界創生に関わる神の一人。彼は大気命の息吹命の根源であり、それらを死者に伝達する。また彼は、風や、雲、霧などの気象現象を支配する。常に交わっている点の女神ヌトと土地の神ゲブに嫉妬したラーによって二人の間に送り込まれ、二人を引き離した。その後ヌト(空)が落ちてこないように彼女をその手で支え続けている。 参考文献 ステファヌ・ロッシーニ、リュト・シュマン・アンテルム『図説エジプトの神々事典』172頁
  • カデシュ
    エジプト神話 カデシュ(Qadesh、kdš)  一般的に横向きで歩くライオンの上に正面を向いて立つ、裸のもしくは透けた多服を着た女性として表される。 彼女は、愛と豊穣の女神とされ、怪我や病に侵された人々を癒し、ありとあらゆる病気から人間を守る。  近所の国の言葉で ヘブライ語で「聖なる」がカドッシュで、神殿で春をひさぐ 野郎もいるって聖書語句辞典に、神殿娼婦の人がケデシュなのでこの神様との関連が考えられている。 参考文献 ステファヌ・ロッシーニ、リュト・シュマン・アンテルム『図説エジプトの神々事典』102頁
  • クリシュナ
    クリシュナ(Krishna、Kṛṣṇa) ヒンドゥー教の神のひとりで、同宗教では宗派を超えて重視される 聖典『バガヴァッド・ギーター』の教主。 維持神ヴィシュヌの化身(アヴァターラ)の一つとされ、 諸化身の中でも傑出した支持を集める。 『バガヴァッド・ギーター』を含む大叙事詩『マハーバーラタ』 で大活躍し、その後プラーナ文献において彼の 幼少時代にまつわる伝承が形成されていった。 クリシュナ(Krishna、Kṛṣṇa) クリシュナとキリスト 比較表 注記 参考資料 参考サイト クリシュナとキリスト キリスト教開祖イエスとクリシュナはしばしば結び付けられる。 ChristとKrishnaという字面からして深いつながりを見出す人も多い。 代表例としてインド系新宗教ISCKONをあげることができる。 クリシュナ信仰の聖地ヴリンダーヴァンにちなんでアメリカ合...
  • ヴィシュヌ
    ヴィシュヌ ヒンドゥー教の神である。 シヴァと対照的な力を持ち、世の善が悪に勝つように常に見張っている。 名前の語源は「行き渡る者」、繁栄を維持し、修復する神である。 4本の腕に右手にチャクラム(輪宝)と棍棒を、左にパンチャジャナ(法螺貝)と蓮華を持ち、豪奢な衣装に身を包む青黒い肌をした美しい男性の姿で描写される。 彼を至高の神として崇拝するのがヴァイシュナヴァ派(Vaisnava、ヴィシュヌ派)である。 漢字表記には、毘紐天(びちゅうてん)、微瑟紐(びそうちゅ)がある。 アヴァターラ ヴィシュヌには以下の10のアヴァターラ(権化)があるとされる。 1 マツヤ 最初の人類マヌを大洪水から救った巨大な魚 2 クールマ 不死の霊薬をもたらす亀 3 ヴァラーハ 悪魔に沈められた大地を持ち上げた猪 4 ヌラシンハ 魔王ヒラニャカシプを追放した人獅子 5 ヴァーマナ 魔王...
  • ギリシャ
    地域別索引 ヨーロッパ ギリシャ(Greece) 南ヨーロッパに位置する国。 神話についてはギリシア神話のページを参照。 ヴリコラカス キュノケファロス セモリナ・セモリナス 主な文献  吉田敦彦『愛と変身のギリシア神話』  高津春繁『アポロドーロス ギリシア神話』  吉田敦彦『一冊でまるごとわかるギリシア神話』  杉全美帆子『イラストで読む ギリシア神話の神々』  ホメロス/松平千秋『イリアス 上』  ホメロス/松平千秋『イリアス 下』  森野たくみ『ヴァンパイア 吸血鬼伝説の系譜』  アーサー・コットレル/松村一男/蔵持不三也/米原まり子『ヴィジュアル版 世界の神話百科 ギリシア・ローマ ケルト 北欧』  アンソニー・L・マンナ/クリストドウラ・ミタキドウ/ジゼル・ポター/きむらゆりこ『うるわしのセモリナ・セモリナス 小麦粉うまれの王子さま』  ...
  • シャンゴ
    アフリカ シャンゴ(Shango) 西アフリカのヨルバ人の雷神。 『幻想地名事典』によれば、ナイジェリアのコソという地について、火を噴く暴君で呪術師であったシャンゴが、大臣に追いまくられ、正室3人の内2人を失ってコソへ追われた果てに死に、後祟り神になったという伝承があるという(*1)。檀原照和は、実在した大王である可能性を示唆している(*2)。  これを拝んでいるヨルバの人が、キューバへ引っ張って行かれ、奴隷として一応こき使われた際、故郷の信仰体系をアレしてレグラデオチャとかサンテリーアとか呼ばれる宗教を興した。さらにこっちでは、スペイン系の旦那さま方がその儀礼について興味深く観察したり儀礼を実践したりという生暖かいアプローチをしており、その神々(オリシャという)がスペイン語訛りで「オリチャ」となって拝まれるようになった。このオリシャ(あう)も、スペイン語訛りにな...
  • シャカ
    インド  シャカは、インドの一族である。  お釈迦さまことガウタマ・シッダールタとかで有名。
  • シャニ
    インド神話 シャニ(shani)  インドの占星術における九曜の一で、土星を指す。 参考資料  伊藤武『インド神秘事典』
  • イラン神話
    Index 概要イラン前史 ペルシア帝国とスキタイ人 ゾロアスター教 ヘレニズム時代のイラン神話 その終り イランとインド神話の対応 イラン神話に関係する名前神々 人物 史料など おもな参考文献 概要  イラン(ペルシア)の神話のこと。  ペルシアとは、普通はイランのことをギリシア側から呼んだ他称の事だが、言語学的には、イランを古代のスキタイ語やサルマティア語、現代のクルド語、オセット語などを含んだイラン語派のことをまとめてイランと呼び、狭い意味でのイランをペルシアと呼んで区別することがある。たとえばパフラヴィー語は中期イラン語の一種で、中期ペルシア語のことである。楔形文字で残っているアケメネス朝ペルシアの碑文は古代ペルシア語で、アヴェスター語とともに古代イラン語を形成する。 これはイラン諸語の話者にもあてはまり、スキタイ人やサルマティア人はペルシア人と同じイラン系民族で...
  • ヘンシャ
    沖縄県 ヘンシャ(Hensha) ナーグシク・ヘンシャとも。 沖縄県糸満市の伝説に登場する人物。 参考文献  下野敏見『南日本の民俗文化誌1 鹿児島昔話集』177, 178頁
  • 西インド諸島
    地域別索引 中南米 西インド諸島(West Indies) 中南米に位置する地域。 アグァティ アタベイ アナンシ イティバ・カフババ グアバンケクス グアヤホナ コアトリスキエ ダピー チックチャーニー チュパカブラ ファイヴ マダム・ケレマン ヤヤ ユーカフ ルスカ ローリン・カーフ 主な文献  フィリップ・M.シャーロック/マーシャ・ブラウン/小宮由『クモのアナンシ ジャマイカのむかしばなし』  パトリック・シャモワゾー/吉田加南子『クレオールの民話』  朝里樹/えいとえふ『世界怪異伝説事典』  フィリップ・ウィルキンソン/井辻朱美/大山晶『世界の神話伝説図鑑』  フィリップ・ウィルキンソン/松村一男/寺西のぶ子/矢倉美登里/伊藤理子『世界の神話と英雄大図鑑』  ダイアン・ウォルクスタイン/清水真砂子『魔法のオレンジの木 ハイチの民話』  三原幸久『...
  • ギルガメシュ
    メソポタミア神話 ギルガメシュ(Gilgamesh) ギルガメッシュとも シュメール神話、『ギルガメシュ叙事詩』に登場する英雄。 『ギルガメシュ叙事詩』は最古の文学とも言われる。 物語 体の三分の二が神で三分の一が人間という半神であり、ウルク(メソポタミアの都市国家)の王となるが、非常に粗暴であった。 そのため、女神アルル?は泥から作り出したエンキドゥを送り込み戦わせるが、ギルガメッシュとエンキドゥの力は拮抗しており、決着はつかなかった。 彼らは互いの力を認め合い、親友となり、これ以降ギルガメッシュは暴力を振るわない良き王として国の発展に尽くした。 その後、女神イシュタルの嫉妬によりエンキドゥは命を奪われてしまう。この事件からギルガメッシュは永遠の命を求め、旅に出るが、徒労に終わりウルクに帰った。 備考 日本語訳としては矢島文夫のギ...
  • シュラレ
    中央アジア シュラレ(Shurali, Şürəle, Шүрәле) テュルクに伝わる森の主。 参考文献  小松久男『テュルクを知るための61章』43頁
  • キャッシャ
    か行の妖怪 都市伝説 キャッシャ(Kyassha) インターネット上で語られた怪談に登場する魔物。 キャッシャは葬式の時に女性の遺体とその魂を盗んでしまう魔物とされ、これに遺体を盗まれた家は二度と栄えることができなくなってしまう。 キャッシャに気に入られた者が亡くなるとキャッシャがその家にやってくるため、キャッシャと仲良くなることも禁忌とされた。 キャッシャがどういう姿の魔物なのかは不明だが、変身能力で近所の知り合いの姿に化けて人を騙すこともある。 キャッシャは火車が訛ったものであるという考察もあり、火車のことをキャシャと呼ぶ例なら岩手県や静岡県などにあるという。 とある小さな村には女性の遺体をキャッシャから守るための風習がある。 それによれば、女性が亡くなって葬式となった日の夜には年毎に決められた10人の男性が番人として集まり、酒盛りをしながら蝋燭や線香を絶や...
  • ガネーシャ
    ヒンドゥー教 ガネーシャ  インドのシヴァ神の息子で、象の頭をした像であらわされる神。ネズミが牽く車に乗り、吉祥果と言う実を食べ、ソーマ酒を飲む姿をしている。  なぜ頭が象の姿をしているのか。  それはシヴァの妻であり、ガネーシャの母親であるパールヴァティー?が、沐浴を覗きみるシヴァに困り、見張り番として一人の少年を生み出した。これがガネーシャである。ところが、シヴァ神はその少年に嫉妬し首をはねてしまった。その事にパールバーティー?は悲しみ、シヴァ神も息子を殺してしまった事から、代わりに道を歩いていて、最初にあった者の首をつけて生き返らせようとパールヴァーティー?に約束した。その時道ばたで眠っていた象を見つけ、その首が据え付けられた。  ガネーシャ神は、片方が牙がない姿をしているが、これは酒に酔ったガネーシャ神を、月が笑ったため、怒ったガネーシャ神は自らの牙を片方取り、月...
  • イシュタル
    美と愛と戦の女神 メソポタミア神話の美と愛の女神であると同時に、豊穣の神、そして戦の女神でもある。 豊満な肉体と輝く美貌の持ち主。 性格は高慢で、激しい気性の持ち主で大変な男好きである。 愛欲の女神 イシュタルにおける「美と愛の」の『愛』とは性愛のことである。 イシュタルの愛人は120人を超え、その多くは彼女に棄てられる末路をたどったといわれる。 また、彼女の逸話には全裸を披露する描写が複数存在する。 その複数の話の中で彼女のストリップシーンは見せ場になっている。 参考文献 PHP社 世界の神々がよくわかる本 東ゆみこ
  • シャープ
    ヨーロッパ シャープ(Schab) オーストリアのタウプリッツで毎年十二月に行われる祭りに現れるもの。 参考文献  渡部隆宏『世界の美しい色の祭り』138頁  平辰彦『来訪神事典』69, 72頁
  • オドシャ
    中南米 オドシャ(Odosha) ベネズエラのイェクアナ族の神話に登場する創造神ワナディの敵である悪魔。 参考文献  朝里樹/えいとえふ『世界怪異伝説事典』174頁  フィリップ・ウィルキンソン/松村一男/寺西のぶ子/矢倉美登里/伊藤理子『世界の神話と英雄大図鑑』215頁
  • シャンタク
    クトゥルー神話 シャンタク(Shantak) シャンタク鳥(Shantak-bird)とも。象以上に大きな体を持ち、頭部は馬に似た形をしている。 人間が使役することもできるが、気を抜くと一直線に魔王アザトースのところへ向かわれてしまう。
  • ラクシュミー
     インド ヒンドゥー教  ラクシュミーは、ヴィシュヌの嫁で、仏教における吉祥天である。  家庭円満とかを司る。  ある神話によれば、ブラフマーを宿す蓮を指すという。 参考文献  山北篤監修『東洋神名事典』359頁 アーサー・コッテル『世界神話辞典』132頁
  • ギルガメッシュ
    メソポタミア神話 ギルガメッシュ(Gilgamesh) シュメール神話、『ギルガメッシュ叙事詩』に登場する英雄。 詳細はギルガメシュの項目。
  • チハルシュ
    シベリア チハルシュ(C'χarur') シベリアのニヴフに伝わる水界の化物。 参考文献  山田仁史/永山ゆかり/藤原潤子『水・雪・氷のフォークロア 北の人々の伝承世界』59, 60, 61頁
  • ヴィヌシャプとビヌシャチ
    都市伝説 妖精 ヴィヌシャプとビヌシャチ(Vinushapu and Binushachi) 本当にあった出来事として語られる話。 山小屋を象った小さな木製の模型に住みついた小人の姿をした二人の妖精。 参考文献  たからしげる『本当にあった?世にも不思議なお話』118頁
  • イシュキック
    中南米 マヤ神話 イシュキック(Ixquic) シュキックとも。 マヤ神話に登場する女神。 参考文献  カール・タウベ/藤田美砂子『アステカ・マヤの神話』102頁  朝里樹/えいとえふ『世界怪異伝説事典』194頁  フィリップ・ウィルキンソン/林啓恵/飯原裕美『世界の神話大図鑑』244頁  フィリップ・ウィルキンソン/井辻朱美/大山晶『世界の神話伝説図鑑』294頁  フィリップ・ウィルキンソン/松村一男/寺西のぶ子/矢倉美登里/伊藤理子『世界の神話と英雄大図鑑』202頁  松村武雄『メキシコ・ペルー神話と伝説』221頁
  • バギシュト
    アフガニスタン バギシュト(Bagisht) アフガニスタンの洪水の神。 洪水は、水と肥沃な土を運んでくれることから豊穣と繁栄の神でもある。 至高女神ディサニが雌牛の姿をしていた時に悪魔に犯されて生んだ息子。 プラサン川の洪水が収まり、その浅瀬から生まれた。
  • ヴクブ・カキシュ
    中南米 マヤ神話 ヴクブ・カキシュ(Vucub-Caquix) 『ポポル・ヴフ』に登場する己惚れの強い怪物(?)。 キチェー語で「七つのオウム」を意味する。 壷や石碑には怪鳥として描かれることもある。 しかしながら彼がどのような姿をしていたかは判然としない。 妻・チマルマット、長男・シパクナー、次男・カブラカンという家族の家長である。 『ポポル・ヴフ』でのヴクブ・カキシュの物語 現在の人類が誕生する以前の事。 傲慢な性格のヴクブ・カキシュは、自らを太陽や月であると吹聴していた。 特に彼は自らの輝く歯と眼を誇っていた。 (ちなみに、この頃、世界には太陽も月も存在していなかった。) 彼の息子たちも父と同じく傲慢に振る舞っていた。 これを見た双子の英雄神フンアフプーとイシュパランケーは義憤に駆られ、 この一家を滅ぼす事に決めた。 ヴクブ・...
  • レディ・エリノア・カヴェンディッシュ
    イギリス 幽霊 レディ・エリノア・カヴェンディッシュ(Lady Elinor Cavendish) ウェールズ西部に位置するディネヴォルにあるニュートンハウスに現れる女性の幽霊。 参考文献  朝里樹『世界現代怪異事典』261頁  シャーン・エヴァンズ/村上リコ/田口未和『フォト・ストーリー 英国の幽霊伝説 ナショナル・トラストの建物と怪奇現象』98頁
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