ニンフ(nymphe)

ニュムペー。ギリシア語で「花嫁」を意味する。
ギリシア神話や、ギリシアを中心とした地方の伝承に登場する妖精の総称。
山や川、森や谷の精霊であり、これらを守っている。
ニンフは、住む場所によって種類あるいは呼び名が変わる。

海 ネレイデス(ネレイス・ネレイド)またはオケアニデス
池や泉 ナイアデス(ナイアス)
山 オレアデス(オレイアス)
森 アルセイデス(アルセイス)
樹木 ドリュアデス(ドリュアス)
谷 ナパイアイ

ちなみにこれらの名称は複数形で、単数ではドリュアデスドライアドなどのようになる。

ニンフは恋に落ちやすく、神話や伝承に数多く残っている。
しかし、その恋は哀しい結末で終わることが多い。
特にニンフの恋人となった人間が約束を破ってしまったせいというパターンが多く見られる。
パリスの妻オイノネ。
ポセイドンの妻アンフィトリテ
ヘルメスの母キレーネ。
プロメテウスの母クリュメネ。
ナルキッソスに恋したエコー
ネレウスの娘ガラティア

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最終更新:2005年09月25日 08:48