バグ・ベア(Bugbears)

親のいうことを聞かない子供たちをしつけるために、大人たちが創り出した妖精。
いわゆる子供部屋のボギーの一種。
別名にバッグ(Bugs)バガブー(Bug-a-boos)ボグルブー(Boggle-boos)などがある。

名前の由来はバグ(=お化け)とベア(=悪意のある)の合成語だといわれる。
毛むくじゃらで熊のような格好をしていて、暗くなっても家に帰ろうとしない子供をさらったり、夜になっても寝ようとしない子供を煙突から家に入ってきて食べてしまうという。
それを信じた子供たちは恐怖して、さらわれないように、食べられないようにと、おとなしく母親の言うことを聞くだろう。
しかし、さすがに子供たちが十歳を過ぎた頃にはバグ・ベアたちのような存在を信じなくなってしまうので、戒めとしての効果は薄くなってしまう。

「ほら! 早くベッドに入らないとバグ・ベアに食べられちまうよ!」

主な参考文献

『妖精事典』キャサリン・ブリッグズ 編著 平野敬一 井村君江 三宅忠明 吉田新一 共訳 冨山房
『妖精とその仲間達』井村君江 著 ちくま文庫
『Truth In Fantasy 48 妖精』草野巧 著 シブヤユウジ 画 新紀元社

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最終更新:2005年04月25日 08:00