髪の毛短いし、青いズボンだし、絶対男の子だと思ってた~予告編~
――――VIPPERが送る今期最高の良スレ――――
【髪の毛短いし、青いズボンだし、絶対男の子だと思ってた】
~少女は少年の友人になるため少年を演じ続ける事を選んだ~
『俺ケンジ。お前名前は?』
「あ・・えと・・マ、マコト・・・」
『女子って最悪だぜー?すぐ先生にチクるし暴力的だし』
「ぼ、僕の学校でもそうなんだ。あはは」
『だよな!マコトも男なら分かるよな!」
「え?あ・・もちろん男だからわかるよ!あはは」
『なぁ、俺たちずっと友達でいような!」
「うん、ずっと友達でいような!」
(マコトの自室)「でもねケンジ、わたし友達なのに嘘ついてる・・・」
『バカ野郎!!!それで良いと思ってんのかよ!?マコト!?』
「そんなの・・・そんな事分かるわけ無いじゃないか!!!」
〈スレが進む毎に切なさが込み上げてくる。 -ひろゆき@管理人ー〉
〈まだ幼かった昭和のあの頃を思い出した。 -HBK-〉
「じゃあな、ケンジ・・・さよなら・・・」
~二人のドラマがリアルタイムで進行していく~
『なぁ、マコト。俺おまえのこと・・・』
―――誰も予想できないラストシーンにきっと全米が涙する―――
【ちょっと待って!!】
『!!』
「!!!」
――― 近日公開 ―――
髪の毛短いし、青いズボンだし、絶対男の子だと思ってた~予告編2~
―――VIPPERが築き上げる今期最高のVIPクオリティー―――
【髪の毛短いし、青いズボンだし、絶対男の子だと思ってた】
「えと、な、名前は、マコト・・・」
~それは少年と少年を演じる少女の優しく切ない物語~
『俺の事は呼び捨てで〝ケンジ〟でいいぜっ!』
『マコトが野球下手糞でも構うもんかよ!その方が教え甲斐があるってもんだぜ!』
「ありがとうケンジ。でも、どうしてそこまで・・・?」
『んー?そんなの友達だからに決まってんじゃん!うん、今から俺ら友達!』
「友達・・・?うん、僕たち今から友達だ!」
「わたし・・・いつまで男の子続けられるのかな・・・?」
【あなた、そこまでしてケンジになにするつもり?】
~沢山の思い出を、想いを積み重ねて少年と少女は成長する~
「あたしはただケンジの友達でいたいだけ」
『マコトの事なにも分かってなかった・・・バカなのは・・・俺だ」
〈これは電車男に続く恋物語の始まりだ。 -ニューヨークタイムズ紙-〉
〈まさかこんな大作になるとは思わなかった。 -週間少年ジャンプ誌-〉
「ケンジ・・・また会えるその時まで友達でいてくれますか?」
――誰も予想できない展開に全世界がきっと涙する――
髪の毛短いし、青いズボンだし、絶対男の子だと思ってた~予告編3~
―――VIPPERが築き上げる今期最高のVIPクオリティー―――
【髪の毛短いし、青いズボンだし、絶対男の子だと思ってた】
『ここらへんじゃ見ない奴だな、名前は?』
「名前は、マコト・・・」
~二人の歯車は突然動きはじめる~
『俺の名前はケンジ!なあ、野球しよーぜ!』
『マコト、今日も負けちまったけど、また明日も来いよな!!』
「うん!・・・なあケンジ」
『?』
「オレ達、友達だよな?」
『いまさらなんだい、俺らはずっとずっと友達だぜ!』
「うん・・・ずっとずっと、友達だからな!」
「・・・ケンジ・・・ありがとう・・・」
【ケンジには私がいるの!ケンジに近づかないでよ!】
~ゆっくり動く歯車は、少しずつ狂っていく~
「あたしは・・・ケンジの事・・・」
『マコト・・・どこだ、マコト!!」
〈これが恋、これを知らなければ恋愛は出来ない。 -スティーブン・スピルバーグ監督-〉
〈みんなが一度は経験した、懐かしい感じ。 -スクエアーエニックス-〉
「ケンジ・・・私の気持ち・・・本当の気持ちを・・・」
――誰も予想できない展開に全米がきっと涙する――
髪の毛短いし、青いズボンだし、絶対男の子だと思ってた~予告編4~
―――VIPPERが築き上げる今期最高のVIPクオリティー―――
【髪の毛短いし、青いズボンだし、絶対男の子だと思ってた】
『野球は人数たくさんいた方がおもしろいぜ。だからお前もやらね?』
「・・・・・・うん」
『名前は?』
「マコト・・・」
~二人の友情は深まっていく~
『お前フォームがめちゃくちゃだよ。手はこう!もっと振りかぶって!』
『おい!マコト!秘密基地見せてやるよ!ついてこい!』
「・・・なあケンジ」
『?』
「オレ達、ずっと一緒だよな・・・」
『当たり前だろ!俺らは何があっても友達だ!』
「うん・・・ありがとう・・・」
「・・・でも・・・オレはケンジに・・・隠してることがあるんだ・・・・」
【ケンジ。マコトちゃんて3姉妹の長女なんだってね】
~しかしマコトは女だった~
『・・・お前女なんだってな・・・・』
「・・・隠してて・・・ゴメン・・・」
『関係ねぇよ!俺たちは友達だ!』
〈何気ない日々、だけど友情が溢れるほど詰まってる。 -小泉総理-〉
〈子供しか表せない友情の中にある一つの恋心。マコト頑張れ。 -ローマ法王-〉
「ケンジ・・・オレ・・・引っ越す事になったんだ・・・だけど・・・オレケンジの事!」
――誰も予想できない展開に誰もがきっと涙する――
髪の毛短いし、青いズボンだし、絶対男の子だと思ってた~予告編5~
―――VIPPERが貴方の心にに贈る2ch史上最高のストーリー―――
【髪の毛短いし、青いズボンだし、絶対男の子だと思ってた】
~一人の少年と一人の少女が綴る懐かしく暖かい物語~
『男が一人でいるのが楽しいもんかよ。なら俺がおまえの友達になる!』
「え?・・・あ、ホ、ホントに・・・?」
~恋する小さな少女は自分に大きな嘘をついた~
『マコトって男なのに泣き虫だよなー。もう足痛くないか?』
「ごめん・・・でもケンジが傷洗ってくれたから大丈夫。それから僕、男だからもう泣かないよ」
「でも本当はねケンジ・・・気付いてほしいんだよ?」
【あなたとケンジは友達だとしても全然お似合いじゃないわ。うそつきさん】
~たくさん笑って泣いてそして悩んで少年と少女の絆は強くなる~
「それでもわたしはケンジとずっと友達でいたい」
【行っても無駄だと思うわよ。こんな雨だものあの子はとっくの昔に帰ってるわ】
『こんな雨でもマコトはいつもの場所で座って待ってる。そんな奴なんだ』
〈大人数でしかもネットでここまで一つの物語を昇華させているのは大いに評価できる -芥川龍之介-〉
〈今も目を瞑ればケンジとマコトの笑顔が浮んで心が温かくなる -美空ひばり-〉
「ケンジ遅すぎ・・・ずっと待ってたんだよ?」
――――誰も予想できない展開に全世界の人々は涙で画面が見えなくなる―――
髪の毛短いし、青いズボンだし、絶対男の子だと思ってた~予告編6~
―――VIPPERが生んだ史上最高のハートフルストーリー―――
【髪の毛短いし、青いズボンだし、絶対男の子だと思ってた】
~その出会いは少女の運命を大きく変えた~
『何もしてないんだったら一緒に野球しようぜ』
「・・・・・うん」
『男ならもっと思いっきり振っていけ!』
「ええ・・・私男じゃ・・・」
~少女は少年の傍にいたいがためにうそをついた~
『ったく。それくらいで泣くなよ』
「ごめん。もう泣かないよ・・・男だもんね!」
~しかしそんなうそ長く続くはずが無かった~
『・・・お前・・・女・・・なんだよな』
「・・・・・ごめん・・・」
『ま、関係ねーよ。女は敵だけどお前は特別だ。これからも友達。な?』
〈少女の健気な願いと少年の優しい心に胸をうたれました -ジョージ・ブッシュ-〉
〈先が読めない展開・・・ここまで凄い物語は今までにそしてこれからもないでしょう -夏目漱石-〉
『・・・マコト・・・オレ・・ずっとお前の事!』
【なんで違う学校のやつなんかにケンジをとられなきゃならないのよ!!】
「ケンジ・・・・私・・・引っ越すことになった・・・・の・・・」
『それでもオレは・・・お前の事を』
――――誰も予想できない展開が終わったあと、あなたはきっと涙を流しているでしょう―――
髪の毛短いし、青いズボンだし、絶対男の子だと思ってた~予告編7~
【髪の毛短いし、青いズボンだし、絶対男の子だと思ってた】
この物語を見た人は誰もがこういった
――――これ見てると不思議と胸がいっぱいになるんです・・・――――
『マコト!野球しようぜ!』
「うん!」
~一人の少女が少年となり進めていく甘く切なくそしてドコか優しい恋物語~
『マコト・・・お前いい匂いするよな・・・』
「・・・!」
『オレ、お前の事好きだぜ。』
「え・・・」
『い、いや友達としてだって!』
〈前半はドキドキワクワクで見てましたが後半からは涙を拭くのが大変でした -ウサマ・ビンラディン-〉
〈今までにない展開と結ばれそうで結ばれない恋の行方・・・全てにおいて史上最高です -紫式部-〉
「私・・・女だったんだ・・・・」
『知ってたよ・・・母ちゃんから聞いた』
「・・・」
『一言いっとくぞ・・・オレはお前の事が好きだ!』
――――全てを見たあと、あなたはきっと今までにない感動を感じる――――
髪の毛短いし、青いズボンだし、絶対男の子だと思ってた~予告編8~
---初めて恋をした時の胸の高鳴りを…あなたは覚えていますか?---
【髪の毛短いし、青いズボンだし、絶対男の子だと思ってた】
「お前は俺がいなくちゃなにもできないだろ」
今思うとひどいセリフだ、でも…あいつは笑ってくれてた。いつしか友達以上の想いが芽生えていた、男が好きだなんて気持ち悪いと思われると思った
だから、親友なんだと言い聞かせた。
でも……、あの日全ては変わってしまったんだ。
「ボクね…転校することになったんだ」
『…転校?』
「うん、転校。パパの仕事の関係で、イギリスに引っ越すことになったんだ。」
『いぎりすってどこだよ?すぐ会いに行けるよな?近くなんだよな?』
「…外国、遠い国なんだって。」
『マジかよ…。』
幼い俺には、どうすることもできなかった…。悔しかった、でもこいつの前では泣けない。俺が泣いたらこいつはもっと泣いちまうって気づいてたから。
「あのさ…実は…ボク…、女の子なんだよ…ね…。」
『え?』
「なんちゃって…。でも、もし本当だったら…どうする?」
『どうもしね-よ。ただ俺は女なんて大嫌いだ。』
「だよね…ごめん。」
『でも、お前がもし女でも。俺はお前が大好きだ。』
「ありがと…ケンジ…私も…大好き…。」
マコトは泣いた…、だから俺も泣いた、マコトが泣いてるから、泣いた。
次の日、マコトは引っ越していった。とても胸が苦しかった。そしてお母さんに聞いた、マコトが女だってこと。
気づくのが遅すぎた「恋」に、俺はまた泣いた。
そして20年の月日が流れ、俺には婚約者ができて、半年後の今日俺は結婚する。
そんなとき、あいつは帰ってきたんだ。
子供のころと同じ真っ黒なショートカット、半袖のTシャツ。違うのは短パンがスカートになったことだけ。
小さな変化なのに、とても大きな変化に感じた。
だけど、マコトの笑顔はあの日のままで、まぶしくて、すぐに抱きしめたくなった…。
そんな俺の気持ちを知ってか知らずかマコトはこう叫んだ
「ただいま!ケンジッ!」
あの日のままの元気な声で、あの日よりもずっと綺麗な声で。
「ケンジに会いに来ちゃった!」
---少年と少女の恋は時を越えて動き出す---
そして俺は叫ぶ『おかえり!マコトッ!』
---世界中の人々に伝えたい、本当の純愛がここにある。---
最終更新:2007年12月09日 22:05