2009受験報告2

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なお、読み易くする為に管理人による本文表記変更も有り得ます。
また、記憶に基づく再現問題が多くなります。訂正して頂けると助かります。
最後に、「実際と違う!」「答えが無い!」と言う苦情は受け付けません!

鳥取

広域地域枠限定 出願者:22名、受験者:15名程度?
以下出典ML、管理人が表現のみ変更場所あり。

基礎科学
時間:2時間。
設問:マーク式。40問。
生物(全体の5-6割)→基本的には高校生物とEssential細胞生物学およびシンプル生化学でおおよそカバーできる内容。

細胞内に受容体をもつホルモンは?
アルドステロン過剰症の症状でないものは?
スプライシングサイトとして多い配列は?
グルカゴンが受容体に結合した場合のセカンドメッセンジャーは?
視床下部の機能として当てはまらないものは?
微小管のマイナス端に向かって動くモータータンパクは?
原核生物にあって真核生物にないものは?
血液に関する正誤問題(酸素を結合するヘモグロビンの鉄は二価である、など)などの問題
ゲノムインプリンティングが絡む遺伝の計算問題
ハーディ・ワインデンブルグの法則が絡む遺伝の計算問題等
印象に残っていない問題も、大抵は極基本的な内容を問うものであったと思います。
化学(全体の2-3割)→高校レベルに加え大学レベルもあり。
具体的には、緩衝液のpHを求める問題(毎年出てるようです)
化合物とその性質を組み合わせる正誤問題(ex:次亜塩素酸-殺菌作用)
電子軌道についての正誤問題、反応速度について正誤問題、
NH3、水、‐NH2、‐OHをアルカリ性の強い順に並び替え
有機化合物の構造式が与えられて正式名称を答えるもの(ex:2,メチルプロパン)など
物理(全体の1-1.5割)→高校物理に加えて流体力学も出題。
振り子の問題でエネルギー保存則を使う問題
ある値の電流が流れているソレノイドコイル内の磁束密度を求める問題
レンズを水面上において、水中においてある物体の像がどの位置にできるかという問題
ベルヌーイの定理を利用するような圧力と速度の関係を求めるような問題
数学(全体の1割)→高校数学と統計学的な問題が出題された。
円の方程式が与えられ、中心と半径を求める問題、
対数の大小を求める問題(底が1以下で微妙にややこしい問題)
95%信頼区間を求めさせる問題(例えば400人のうち、200人が0、残り200人が1として計算するような問題)

印象としては意地悪な問題は少なく、
知っていれば回答は容易だろうなという感じのものが多かったです。
ただ、範囲としては広い部分もあり、万遍なく基本的な要所は抑えておく必要があったなと感じました。

英語
時間:1時間。
設問:記述式。大問4つ。全部でA4版6枚程度。
大問1→下線部和訳2問。組織病理学の診断技術等の話。
大問2→NASAの歴史についての英文があり、300字以内(※)に要約する問題。
大問3→レプチンやその受容体の変異と肥満の話。下線部和訳2問。
大問4→ヘリコバクター・ピロリ菌と胃癌についての英文を読ませ、なぜ日本人は胃癌の発生率が高いかを100字以内で答える問題。

A4が6枚で1時間はやばいと思いました。
NASAの問題はともかく、医学分野の英文に読みなれていて、速読が十分に可能でないと高得点は難しいように思いました。
(※)原文:300百字以内 
面接について
時間:15分(評価の時間もあり実質は12分程度)
形式:個人面接(教官は部屋に3人)
4部屋に分かれて受験番号順に4人ずつ実施。
聞かれた内容
なぜ、自分の専門分野から医師の道に進もうと思ったのか?
併願はしなかったか?
鳥取の地域医療で働いていこうという意思はあるか?
仕事をしていてうれしかったことは?
自己アピールは何かある?など。

面接(の順番)も初めの方だったせいか、時事ネタ的なものは無し

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最終更新:2010年01月16日 14:02