記事入力 : 2009/05/13 07:54:46
「身長予測ソフト」を開発=韓国電子通信研究院
X線画像を活用
X線画像により、子どもの身長が将来どの程度になるかを予測できるソフトウェアが韓国で開発された。これにより、成長が遅くなることが予測される子どもを早期に発見し、治療効果を高めることが期待されている。
韓国電子通信研究院(ETRI)のuヘルスケア研究グループのキム・スンファン博士は12日、「子どもの手を撮影したX線画像で指の関節を分析し、骨の成熟度を測定することにより、成人した時点での身長を予測できる“子ども成長予測ソフトウェア”を開発した」と発表した。
現在病院で使用されている、子どもの成長を予測するシステムは、正確度が低い超音波画像を使用していたり、またX線画像を使用している場合でも、13カ所の骨端軟骨(骨端と骨幹を区別する軟骨)を一つ一つ探し出し、標準的な画像と比較しなければならないため、予測に長い時間がかかるだけでなく、医師によって判定結果が異なる場合がある。これに対し、ETRIが開発したソフトウェアは、現在医学界で、子どもの成熟状況を最も正確に予測できると考えられている指の4カ所の骨端軟骨を、X線画像で自動的に把握する。これを標準的な画像と比較し、骨の成熟年齢を測定し、将来の成長について予測できる、と研究グループは説明した。
研究グループのキム・スンファン班長は「将来の成長予測の正確性や信頼度を高め、成長クリニックなどの医療サービスを活性化させる起爆剤になることが期待される」と話している。
李永完(イ・ヨンワン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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