用語

英数記号(A〜Z順)

Artillery

砲兵部隊が運用する、火力支援兵器の総称(火砲)。
車両牽引式や自走式の野戦榴弾砲やカノン砲、多連装ロケット砲などが含まれる。
本作では、全て装輪式火砲となり、射程延伸砲弾や誘導砲弾を使い、曲射で遠距離の
固定目標や停止中の車両などを撃破するために用いられる。

Command Vehicle

部隊を有機的に動かすための指揮統制車両。戦闘指揮車
電子的(ELINTや地上監視レーダー)・光学的(UAVなど)に集められた偵察情報を元に
戦域情勢をコンピュータ処理し、部隊を自在に運用するために用いられる事が多い。

本作では本車両を使用する事で(恐らく)C4ISR(指揮・統制・通信・コンピューター
  • 情報・監視・偵察、を意味する略称)による部隊ネットワークが強化され、直接指揮
可能な戦域情勢を表示する『SITREP』が使用可能となる。偵察UAVの射出装置を備える。
防衛火器を装備していないため、単独行動する場合Droneや歩哨による護衛を必要とする。

CP

指揮ポイントの略。
敵部隊を撃破(無力化した敵を殲滅)したり、マップ上に点在するアップリンクを占拠する
事で蓄積される。部隊の増援や各種支援攻撃を行う度に、最大12CPの中から一定のCPを
消費する事となる。

各増援要請・支援行動毎にCP消費値が決まっているので、無計画なCP消費は敗戦の元である。

Drones

無人機の総称。
本作では戦闘指揮車の護衛用UGCV(Unmanned ground vehicle:無人陸上車両)を指す。
拠点防御にも使えるだけの重機関銃を搭載し、歩兵戦闘車に次ぐ戦闘能力を持っている。
センサーによって完全自律戦闘を行う。

Electronic Warfare

いわゆる『電子戦』の事。
相手の電子兵器の使用を妨害し、味方の兵器を有効に使用するための
諸方策でであり、以下の3種類に分類される。

  • 電子攻撃(Electronic Attack:EA)
電磁パルスで敵兵器を狂わせたり、レーダ探知やUAV偵察などへの妨害する。
EMP兵器やステルス技術などがコレに当たる。
  • 電子防護(Electronic Protection:EP)
自他双方のEAの影響を躱すための技術。
通信傍受を防ぐスペクトラム拡散、積載兵器や電子機器への対EMP対策などを指す。
  • 電子支援(Electronic Support:ES )
敵味方を識別し、戦域の電磁情報から敵動静をいち早く察知して友軍の攻撃を助ける。
IFF識別や、ELINT/SIGINT(SIGnal INTelligence:シギント、電子諜報活動)など、
受動的で近代戦では今や必須の戦術である。

ELINT

電子情報収集(Electronic Intelligence)の略称。エリント
戦場を飛び交う各種電波を地上や空中など複数地点で受動的に傍受し、
多元的に情報をコンピュータ処理を行った上、味方のC4ISRへ配信される

近代戦で最も重視されるのが、この『電子偵察部隊』である

Engineers

工兵の事。
アップリンクを占領する速度は遅いが、アップグレードに対する作業は早い。

重武装のため、移動速度はライフル兵に劣る

FAV

『Fast Attack Vehicle(強襲攻撃車両)』の略。
空挺部隊や強襲偵察部隊などが運用する、最低限の装甲だけを施した高速戦闘車両の事。

迅速に敵勢力下に威力偵察を行い、素早く撤退するためには必須の車両である。
敵歩兵部隊の占領妨害や進軍遅延の役には立つが、機械化部隊を差し向けてきた
場合は無力な存在でもある。

Fighter

支援戦闘機部隊の事。
前線で釘付けにされた味方部隊にとっては頼もしい援軍、敵にしてみれば忌々しい蚊とんぼである。

レベル1では機銃掃射を行うだけだが、レベル2で絨毯爆撃、レベル3で
誘導爆弾や気化爆弾を投下し、敵部隊に大打撃を与えてくれる。

アップリンクの『航空支援』で行えるようになるが、戦場が
『空爆支援可能』になっていることが前提条件である。

Force Recon

強襲偵察部隊の事。
通常は、『米海兵隊武装偵察部隊』(US Marine Corps Force Reconnaissance)を指す。

過酷な最前線で威力偵察を行うため損耗率が高いが、部隊進軍のための支援や攪乱、
急襲援護など、縁の下の力持ち的な存在である。

Gunship

戦闘ヘリの事。
対地・対車両攻撃用機関砲やミサイル、連装ロケットポッドなどで武装している。
ベトナム戦の頃、兵員輸送ヘリに武装ポッドを外装し、陣地破壊や敵兵掃討に活躍した事から、
攻撃に特化したヘリが生み出される事となった。

低空を飛行し、誘導小型ミサイルや機関砲で戦車や軽車両を攻撃するが、
飛行速度の遅さから、一度対空攻撃に捕まると撃破される事も多い。

世界で唯一、ロシア『Mi-24 Hind』のみ兵員輸送も行える。

HELS

本作における、『兵員輸送ヘリ』に対する呼称コード
戦闘ヘリを『HEL』と呼称しているので、恐らく『戦略輸送ヘリ』の
『Strategy(戦略)』を指すと思われる<>HELT

降下地点(LZ)などにファーストロープ懸架で歩兵を迅速に降下させたり、
戦場で負傷した友軍兵士救助に活躍する、本作の要の支援機の一つ。
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HELT

本作における、『車両輸送ヘリ』に対する呼称コード
戦闘ヘリを『HEL』と呼称しているので、恐らく『戦術輸送ヘリ』の『Tactics(戦術)』を指すと思われる<>HELS

降下地点(LZ)に着陸して戦闘車両を下ろしたり、戦場で大破した
友軍車両回収に活躍する、本作の要の支援機の一つ。
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Landing Zone

降下地点の事。
空挺部隊や特殊部隊の強襲目標や、後方兵站基地からの物資投下地点などを指す。
本作では、『増援部隊の出現地点』を指し、プレー開始直後のスタート地点となっている。

ボイスコマンドなどで『後退』や『撤退』を指示した場合の転進地点にもなっているので、
「デフコン1」発令後の敵WMDの攻撃目標や、リスキルの危険性もはらむので、前線が延び
きる前に6CP貯まったら、迅速に自軍占領アップリンクのどれかに移動させてしまう事も
考えよう。

Riflemen

一般歩兵を指す。ライフル兵。
工兵とは逆に、アップリンクを占領する速度は速いが、アップグレードに対する作業は遅い。

軽武装のため、移動速度は工兵に優る

SITREP

『特定エリアの現在の軍事状勢レポート』の意。戦略マップ。
野戦地図に、自軍と敵軍の情勢を示すアイコンなどを置き、指揮官などが
戦術を立てる際の助けとなる。

本作では、監視衛星やUAV、各車両の偵察情報をCGマップとして再現する機能を指し、
各部隊に対する間接指示を行うための補佐となる、『戦闘指揮車』専用の機能である。
スティックによる回転や拡大、俯瞰視点角度の変更を行う事で、概略的に情勢を確認
したり、拡大して友軍誤射の危険性を減らすなど、指揮官によって様々に活用されるだろう。

Tank

陸戦の花形、高火力な滑腔砲で武装し、重装甲に守られた『装軌式戦闘装甲車両』。
言わずと知れた戦車の事。

C4ISRや優れたヴェトロニクスによって近年の戦車はIT化が進んでおり、環境諸元から
の「静止射撃」のみならず、進軍速度での自動照準追尾による「行軍射撃」すら可能
になっており、さらに一部の戦車では『誘導砲弾』すら発射可能になっている。

しかし、車両重量故に、進軍の遅さは否めず、歩兵や火砲、戦闘ヘリ部隊と連携しての
攻撃はタイミングを合わせる事が難しい…

また、『対空防御』無しでの進軍は、敵ヘリ部隊などのイイ的である。

Transport

歩兵戦闘車の事。略称:IFV(Infantry Fighting Vehicle) 又は ICV(Infantry Combat Vehicle)
旧来、兵員の前線輸送に使われていた『装甲兵員輸送車(APC)』では、近年の激烈な戦闘下で
兵士を迅速安全に最前線に輸送したり、待ち伏せ戦闘などで敵歩兵からの強襲を切り抜ける事が
難しくなった事から、自衛用火器ではなく『積極的攻撃可能な』重機関砲や対戦車ミサイルなど
を搭載した『装甲戦闘車両(AFV)』を運用するようになった。

歩兵に対する抵抗力はあるが、所詮軽装甲なので、戦車にはまず歯が立たない。

UAV

『Unmanned Aerial Vehicle(無人航空機)』の略称。主に偵察任務に用いられる。

戦闘機の訓練用標的機を簡易偵察用途に転用したのが始まりで、今日では部隊毎の敵情把握に
使う「手投げ式の小型UAV」から、小型旅客機並みの大きさで成層圏を飛行する戦術級UAV
まで多岐に渡って欧米諸国で運用されている。

また、有人管制機や本国からの指令で、拠点などを攻撃可能な投下爆弾やミサイル兵装を
搭載した『UACV』が既に一部実戦配備されている。

WMD

『Weapon of Mass Destruction』の略称、大量破壊兵器。
一般に『核(Atomic, or Nuclear)、生物(Biological)、化学(Chemical)』兵器を
指し、近年はその分類に『ダーティー(高放射線汚染:Radiation)ボム』を足した
4種類の「非人道的大量殺傷兵器」の総称として用いられている。
「非戦闘員大量虐殺やテロに使われる危険があり、環境に重大な影響を与える」として
各種国際法により監視もしくは禁止対象とされてきた。

全地球的な監視衛星網と報復攻撃衛星によりNBCR兵器を大陸間戦争で使えなくなった本作
では、ヨーロッパ連邦の『高出力化学レーザー衛星』、米国対地攻撃衛星『Rods from God
(神よりの裁き)』、地対地戦術核ミサイルと移動式ランチャー車両を流用したロシア
『燃料気化爆弾』の三大戦域攻撃兵器を指す。

日本語(五十音順)


火砲

砲門口径が13ミリ以上ある火器の分類総称。

現代では口径105ミリ以上の迫撃砲や榴弾砲の総称として用いる事が多い。
湾岸戦争以降の近代戦争では、『対砲レーダー』の発達などにより砲撃地点は直ぐに
察知される事が増えたため、一斉射で敵陣に攻撃を加えると直ぐに砲撃地点を移動する。

そのため速射力のある自動装填式の装軌自走砲や、展開・撤収が迅速に行える装輪式
自走砲が使われるようになってきている。

高速攻撃車両

工兵

対車両・陣地攻略用軽火器のスペシャリスト。
ロケットランチャー運用や、対戦車地雷の敷設を行う。
本作では、4名一組、3単位で1部隊を編成している。
アップリンク争奪戦では、アップグレード能力の高さは魅力。

平地で戦った場合、火砲以外の機械化部隊に太刀打ち出来ない事が多いが、適当な
建築物に駐留させる事で、防御力を大幅に強化して返り討ちにする事が可能である。

戦車

戦闘指揮車

戦闘ヘリ

支援戦闘機

車両輸送機

強襲戦を行うには、各種車両の陣地展開を迅速に行う必要がある。
そのために使われる支援輸送機の中で特に大型のモノを指す。

本作では超大型ヘリや四発ティルトローター機が受け持つが、
その積載能力の高さは驚愕の一言である。

ステルス

敵から察知されにくくなる技術の総称。
一般にレーダー波に対する察知回避技術を指し、電波の吸収減衰、
再回帰的反射波の低減などを言う。

さらに、先進国の軍隊では熱光学的ステルスの研究も行われており、
『そこに存在する事を視認できない』究極のステルス技術開発が
始まってると噂されている。

スペツナズ

『特殊任務の』を意味する軍用語「spetsial'nago naznacheniya」の略。Spetsnaz
旧ソ連の特殊任務部隊。参謀本部の諜報総局(GRU)により管理されており、外国に
おける隠密作戦を任務としているといわれ、ロシア軍でも存続している。個別任務に
応じた16部隊からなる。

本作では、ロシアを代表する統合軍団として再編、強化されている。
旗印から『ミーシャ』との愛称で呼ばれる事もある。

デフコン1

デフコン(Defcon)とは、Defense Readiness Conditionの略。
冷戦下で規定され、通常は戦争への準備態勢を5段階に分けたアメリカ国防総省の規定を指し、
その中でも『デフコン1』は世界全面核戦争突入直前の『準戦時下体制』発令を意味している。

『世界最終戦争』を舞台としてる本作においては、この発令は戦術的劣勢下に陥った部隊に
対して、その本国が『WMD使用の許可を与えた』事を意味している。
同時に対抗上、勢力優勢な部隊側にも『自動報復権』が与えられているため、使用に
関しては細心の注意が必要となる。

歩哨

ロシア軍の戦闘指揮車を護衛する部隊兵を指す。

ヨーロッパ連邦や米国と違い、無人戦闘車両の開発に出遅れたロシアは、
手っ取り早い自衛手段として歩哨を立てる事を選んだ。

歩兵戦闘車

歩兵を戦域内を高速で移動させる目的の戦闘用搭乗車両。
軽車両や戦闘ヘリを攻撃可能な軽機関砲を装備し、フル装備の分隊兵数名
を搭乗させる事が可能。

本作においても、迅速にアップリンクを占領するためにはなくてはならない車両である。

兵員輸送機

前線に兵士を投入するための機体。

輸送ヘリやティルトローター機がその役割を担う。

フォネティックコード

大抵は『NATOフォネティックコード』を指す。
欧文通話表のひとつで、無線通話などにおいて重要な文字・数字の組み合わせを正確に伝達するための、国際的な頭文字の規則の通称。NATO(北大西洋条約機構)だけでなく、ICAO(国際民間航空機関)、ITU(国際電気通信連合)、IMO(国際海事機関)、FAA(アメリカ連邦航空局)、ANSI(米国規格協会)などでも使用されている。

本作では、各マップ内のアップリンクポイントの識別名として使われている。

フリーダム・スター

旧米国戦略軍(USSTRATCOM)が運用主体となっていると思われる、巨大軍事ステーション。
常駐宇宙軍として天空から地球を監視し、紛争制圧に対する初撃や、対地攻撃衛星群の
有機的運用を行う目的があると見られている。新型スペースシャトルによる物資補給や
人員交代が行われる。

2020年度に米国が運用開始目ざして最終艤装段階に入った事が、
本作で語られる『最終戦争』の引き金となった

ミーシャ

ロシア語で熊を意味する愛称で、ロシアを象徴する。旧ソ連邦下の国々ではもっぱら『ミーシカ』と呼んでいる。

由来は1980年に開催されたモスクワ五輪の幻のマスコット『こぐまのミーシャ
』とも言われる。
『彼』の本名は「ミハイル・パターピッチ・タプティギン(Mikhail Potapych Toptygin)」、
1977年12月19日生まれで永遠の10歳の羆(ひぐま)の妖精だ。

無人航空機

無人戦闘車

ライフル兵

本作では、4名一組、3単位で1部隊を編成している。
強襲のための軽火力を所持し、火砲部隊の着弾誘導と観測、狙撃による敵歩兵部隊の
撃破など役割は多岐に渡り、工兵と共にアップリンク争奪の主役である。

平地で戦った場合、火砲以外の機械化部隊に太刀打ち出来ない事が多いが、適当な
建築物に駐留させる事で、防御力を大幅に強化して返り討ちにする事が可能である。

旅団

旅団(英:Brigade)は陸軍編成上の単位のひとつで、 「『師団』よりも小さく、『連隊』と
同等又はこれよりも大きい」編成単位で、1,500名から6,000名程度の兵員によって構成される
部隊を指す。「旅団」とは古代中国の軍隊の単位である『旅』に由来する。英語の「Brigade」
とはケルト語のbriga(争い)に由来するという。>Wikipediaより

近年の『非対称戦争』の続発に対処するために、軍の基本編成単位を通常の師団編成よりも
小規模にまとめ、連隊に無い『兵站部隊』を付属させた『独立混成旅団(小型師団)』や、
師団に属せず独立混成旅団(諸兵科連合構成)でもない「特科部隊による『単一兵科独立旅団』」
(複数師団を束ねた軍団レベルで運用され、軍団指揮下の各師団に分属させたり、重点師団に
配属されて使用)、米陸軍が現在兵科運用に用いている『連隊型師団』(2個連隊(regiments)
以上から2個大隊(battalions)以上で編成されるようになった部隊編成単位)などがある

本作での各陣営の軍隊運用は、『独立混成旅団』型か『連隊型師団』が基本になっていると思われる。

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最終更新:2009年02月06日 02:01