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自己啓発反省日記09年11月下

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2009-11-15(日)

朝730の飛行機で東京へ。

帝国ホテルでF君の結婚披露宴

に出席。藤の間にて、250人ほど出席の豪華な宴。
最初の新郎新婦の紹介ビデオ笑う。プレスリー、イチロー、オバマが登場するのだ。
料理どれもとびきりうまかった。海の幸とキャビアのジュレ寄せ、トリュフのシャンテリーを添えたマッシュルームスープ、スズキのロースト、牛フィレ肉のブリオシュ包み焼き赤ワインソースを添えて。特に、牛フィレは、舌が喜んだな。あんな柔らかい肉食べたことない。

宴が終わって、東京駅から東北新幹線に乗り、仙台へ。コンフォートホテル仙台西口に投宿。

初めての仙台

前からすごく来たかった街だ。出張で来れてラッキー。想像していたほど寒くない。
宴席の料理で腹は一杯だったが、なんか仙台地元のものを、と駅地下ラーメン屋でつけメンを食う。塩辛いみそ味はよかったが、焼き豚がおいしからず。土産物屋を眺め渡したが、牛タンしかないって感じ。
夜遅くまで「自負と偏見」読む。

2009-11-16(月)

600に起き、朝食(無料で、シンプルだが十分満足できるものであった)を食べ、7時前にホテルを飛び出す。
仙石線の電車に30数分乗って松島海岸駅へ。

日本三景の松島

遊覧船に乗る時間はないので、海岸沿いを歩いて回る。あまりたいした景観と思わず。曇っているからか、国道が近すぎてうるさく、観光船の群れが眺望を遮っているからか。結局、電車から眺める景色が一番きれいと思った。
仙台へとんぼ返りして、街の散策。仙台城址まで歩いて、時間がなくなったので、遊覧バスに乗って仙台駅に戻る。

広瀬川と青葉山の紅葉、そして街路樹の美しさ

が印象的。

今日の本当の用事は、

Zセンターの研修会

全国から僕と同じ仕事している受講者が集まる。約束の集合時間1145に僕はぎりぎり間に合ったのだが、遅刻してくる者がいて、旅館のバスで仙台駅を出発したのは1230。バスの中で昼食の弁当カキ飯(1000円)を食べる。めちゃうまかった。
研修会の会場は、秋保温泉の

「伝承千年の宿 佐勘」

ロビーの大きさ、豪華さにびっくりする旅館だ。一泊2食付きで15200円だ。そこの会議室で研修始まる。
まずホストであるM社の業務紹介。特に広報戦略について。とてもおもしろく、学ぶこと多かった。自分のなんとなく消化試合的な工夫のない取り組み方を反省させられた。その後ワークショップと称して、グループ分けによるセンター間の話し合いが行われたのだが、これが課題の提示も進行方法の指示もなく、ただ、情報交換しあうだけ。なんか手抜きの研修だなあ、と思ってしまう。

夕食は、豪華な宴会料理。いままで食べた中で最高の甘エビのおつくり。さんまつみれ汁も旨かったな。あとは特に印象に残らず。量が多すぎで、ブリ大根残してしまう。
僕自身は、ほかのメンバーとの話があまり盛り上がらず、楽しくなかった。

風呂は、広々とした檜風呂で、とても気持ちよかった。

部屋はスイートになっていて、3人の相部屋。僕は洋室を一人で使って早々に寝たのだが、後から帰って来た隣室の二人がいつまでもおしゃべりしているのですっかり眼が覚めてしまい、起きて「自負と偏見」読み始めたら、これがおもしろくなって、4時すぎまでのめり込む。


2009-11-17(火)

朝風呂。河原の露天風呂は最高によかった。

朝食も豪華。肉厚の紅ザケ、鶏とベビーリーフの鍋、大きな海苔でつくるネギトロ手巻き。どうやら宿のこだわりらしいしっかりした温泉卵。これらのおかずを完食するために、ご飯山盛り2膳もいただいちゃった。米のうまさも抜群。これは満足度高いわ。

845から研修。この旅館「佐勘」のエコの取り組みの説明。そのあとバックヤードツアー。節電のきめ細かい工夫、従業員の省エネモチベーションを上げるための工夫などに感心する。午前に旅館を後にして、次の見学場所である仙台市内の小学校へバスで移動。
小学校での環境教育の説明を受ける。なかなか今の学校では制約が多いということはメンバーのみんなが知っており、継続的で意欲的な取り組みに称賛の声上がる。
その後、M社の事務所会議室に移動し、社長の講義聴く。これは、いまさらという内容で、おもしろからず。

1730の新幹線で帰途につく。
車中で

「自負と偏見」読了

おもしろかったあ。名作長編小説というのは、長い長い退屈な話が、徐々に盛り上がってきて、最後に圧倒的な感動が襲ってくる、ってパターンだなあ、みんな。

新大阪へカミさんに迎えに来てもらい、帰宅したのは10時過ぎ。


2009-11-18(水)

久しぶりの職場。
機関誌の校正。すこしだけ残業。

メルヴィル『白鯨』を新潮文庫版で読み始める。これまた、昔から持っていた本で、一度挫折したもの。最初はほんとに退屈だ。

2009-11-19(木)

神戸に出張

クラウンプラザ神戸で会議に出席。報告がおもしろかった。いきなりグループ討議の進行役に指名されて面食らう。話聞かんおっさんがいて往生した。

帰宅途中に渡辺金文堂に寄る。例によって50円の文庫本と100円の新書を買う。
音楽家訪問―ベートヴェンのヴァイオリンソナタ (岩波文庫 青 656-1) [文庫] by アラン; 杉本 秀太郎
これは文中に楽譜が挿入してあって、僕の手に(頭に?)負えそうにないが、よっぽどひまが出来たらレコード聴きながら繙くのはいいだろう。
森の文化史 (講談社現代新書 612) by 只木 良也
座禅の科学―脳波からみたそのメカニズム (ブルーバックス (B‐521)) by 富雄, 平井

いつもより早めに帰宅し、ゆっくり自分のことができてうれしい。

2009-11-20(金)

Sさんが東京出張なので、かわりにSさんのお客さんに対応して忙しかった。たまにはこうして人の仕事も手伝わんと、ほかの人のやってることがまったくわからんようになるな。

仕事帰り、天牛堺書店に寄る。120円の文庫・新書を8冊買う。
ギリシヤ人の科学 下―その現代への意義  岩波新書 B.ファリントン; 出 隆
へえ、出隆訳なんだあ、と思って買う。
ギリシア悲劇入門 (1974年) (岩波新書) [古書] 中村 善也
このあいだ、ソフォクレスをまとめて読んだ。自分なりにギリシャ悲劇の特徴というのを考えたが、そのことを確かめたいと思う。
新劇鑑賞入門 (1963年) (創元手帖文庫) [古書] by 田中 千禾夫
古い本だが、ひょっとして値打ちものでは、と思い買う。
仁学―清末の社会変革論 (岩波文庫) by 嗣同, 譚; 順蔵, 西
書名も著者も初めて見る。
ベストセラー小説の書き方 (朝日文庫) [文庫] by クーンツ,ディーン・R.; Koontz,Dean R.
一冊持っている。小説の書き方本では役にたつ本の一つと思う。売れたときのために補充。
三銃士〈上〉 (岩波文庫) [文庫] by アレクサンドル・デュマ; Alexandre Dumas; 生島 遼一
いずれは読まねばならぬ本。先日売れたので、今度は自分が読むために買っておく。
海人と天皇〈上〉―日本とは何か (新潮文庫) by 猛, 梅原
不思議だな、昨日、梅原のこの本のことを雑誌で読んで、読んでみたいなと思ったところなのだ。
自然発生説の検討 (岩波文庫 青 951-1) [文庫] by パストゥール; 山口 清三郎
人間の知恵の歴史に興味がある。科学史の知識はその大元をなすが、いままでほとんどその分野を読んでいない。これから勉強。

2009-11-21(土)

遙の学芸会。英語劇をやるというが、本人があまりやる気出していないようなので、見物はカミさんに任せる。

昼から、家族と義母の4人で車で一泊二日の旅行に出発。泊まるのは、姫路市北部の

塩田温泉上山旅館

カミさんが雑誌で見つけた老舗旅館。

出発前に1時間ほどかけて周辺の見るべきところを調べる。
中国道塩崎インターを降りて、10分くらいのところ、

柳田国男生家

とちょっとした展示館がある。
柳田はこの家で、松岡操という医師の父から8人兄弟(全部男!)の6番目に生まれた。田の字型の平屋で小さな小さな家だ。そこから、医師の松岡鼎、国学者の井上通泰、軍人で言語学者の松岡静雄、日本画家の松岡輝夫が出た。驚くべき秀才一家!祖母の小鶴というのが、たいそう学問ができたらしい。

そこからさらに車で10分、

香寺ハーブガーデン

というところを訪れる。小さな畑と売店があるだけだが、たくさん魅力的なハーブ製品が置いてあり、店の女の子が熱心に説明してくれるものだから、パン、香油、石鹸などを買ってしまった。結構満足度高い。

宿についたのは5時前。期待していたとおり、周囲やお庭は紅葉がきれい。
さっそくモミジの葉がたくさん浮いた野天風呂の風流を楽しむ。
料理は、品数を抑え、あまり手のこんだものもないが、おいしかった。特にアマゴの塩焼きが絶品だった。ほかに、お造り、天ぷら、鍋、茶碗蒸し。
この宿は明治初期の創業。田の中に塩分の混じった冷泉が湧いていたのを湧かして地元の人たちが、播磨では温泉が少ないので、利用しようとして興したらしい。

2009-11-22(日)

朝食は、その温泉の水で煮た粥が目玉。自然の塩味と重曹のにおいがほのかにしていて、たいそうおいしかった。ほかは、塩鮭、海苔、湯豆腐とやはり定番のメニューだが、好印象。

寒い朝だが、朝食前に庭を散歩。ほんとにカエデの紅葉がみごと。カミさんは写真とりまくる。

930にチェックアウト。まず遙を、姫路駅に送る。彼はここから大阪向いて一人で電車で帰り、吹田機関区である鉄道イベントに参加するのだという。

我々は、それから龍野に向かう。
僕のお目当ては

うすくち龍野醤油資料館

国登録有形文化財である。昔の醤油造りの道具・設備が保存されていて、期待以上のところ。じっくり1時間見る。
ちょうどその周辺は、町おこしのイベントが行われていて、ずいぶんにぎやか。カミさんらは野菜やらお菓子やら買って、予想外に楽しんでいた。昼食に地元名産のソーメンをにゅうめんでいただき、その絶妙のゆで加減に舌鼓。残念だったのは、醤油の本場でありながら、昔ながらの無添加の醤油が売られていなかったこと。

帰りは山陽道経由で中国池田まで。途中三木サービスエリアで休憩する。渋滞もなく、330帰宅。
まもなく遙も無事帰ってくる。
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