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自己啓発反省日記09年3月上

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匿名ユーザー

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{3月1日(日)
打田町で福祉法人が主催する上映会で、

「彼女の名はサビーヌ」

を鑑賞。
自閉症の姉が精神病院に入院している間に生気なく変わり果てた姿と、過去のホームビデオに映った生き生きとしていた彼女の姿を対比して見せるドキュメンタリー映画。
期待していたのだが、不満の残る映画だった。精神障害と精神医療について、いろいろ考えさせられはしたが、そこからテーマを普遍的なものに高めて芸術的感動を与えるものにはなっていないと思う。

その後、家族と

●華岡青州の里

で合流。いっしょに青州の医院跡を見学。
青州の当時の邸宅・医院を復元していて、モノはいいのだが、見せ方が悪い。蝋人形を配して邸宅の使われ方を復元し、またそれぞれの部屋に入るとセンサーで感知して自動的に音声劇が始まるのだが、それがうるさい。もっと静かに、モノに残っている青州の精神を感じたいのだが、それが妨げられる。
遙も同感だったらしく、帰りに、「なくてもいいもんがようさんあったなあ」と言う。

その後、野半酒造のやっているテーマパーク「野半の里」へ行き、

「蔵の湯」

に入る。この温泉は初めて。酒蔵を改造した湯屋はいい雰囲気で、お湯もしっとり。カミさんは感激して、「知ってたんやったらなんでもっと早よ連れてきてくれへんかったん」と責められる。
ここは日本酒メーカーだが、十数年前に地ビールの生産を始め、その際そのビールの名前を公募した。僕は、紀の川の流域に生まれたビールだから「紀泡」(きほう)という名称で応募した。すると、会社から電話がかかってきて、ビールの名前は「野半ビール」と、会社の名前を冠することに決まったが、「紀泡」の名前を新しくつくるビアホールの名前に使いたいと言ってきて、オープン前に特別招待されたという縁がある。今日の訪問はそのとき以来だが、「紀泡館」は今も健在で、繁盛していてうれしい。

家に帰りついたときには日が暮れていた。

途中、ブックオフ岩出店に寄る。ここはいつもあんまり欲しい本がないのだが、今日は10分で13冊の105円本を選ぶことができた。
バルセロナ、秘数3 (中公文庫) 中沢新一
●三万年の死の教え―チベット『死者の書』の世界(中公文庫) 中沢新一
●野ウサギの走り (中公文庫) 中沢新一 ......中沢は、雑誌等でしか読んだことはなく、好きではないのだが、いつか読んでみてもいいな、と。
●朝鮮史―その発展 (講談社現代新書)
●小津安二郎 (岩波新書) 浜野保樹
●子午線の祀り・沖縄―他一篇 (岩波文庫)木下順二
●自然と人生 (岩波文庫) 徳富蘆花
●愛のことば―岩波文庫から (岩波文庫)
●僕の昭和史〈1〉 (講談社文庫) 安岡章太郎
●ハーブと暮らし―香りの花束 (講談社文庫)
●最前線ルポ
●昭和の宰相 (第4巻) (講談社文庫) 戸川猪佐武
●梅原猛の授業 仏教 ......梅原は僕はわりと好きなのだ。

3月2日(月)
1100就寝700起床。よう寝た。でも、風邪もすっかり治ったようだし、明日からは早起きしよう。

明日が提出期限の環境省への業務報告書を完成、速達で送る。

夜、NPOの事務局会議。高野山イベントについて話し合う。やはり衆議を集めるといいアイデアが出る。

日中、カミさんが僕に何遍も携帯にメールしたり電話したりしたようだが、僕は気づかず。帰ったらさすがにカミさんおかんむりだ。ふー。僕に携帯で連絡とれないのは事務所では常識になっている。何年携帯持ってても、

携帯なきがごとき生活

をしている。これでいい、という気持ちもいままではあったが、さすが、人生の効率ということを考え、すこしは反省したいと思う。

3月3日(火)
最終的に、太陽光発電設置の断念を工務店に伝える。残念!

給料日。

先月、仕事休んだのはたった一日だった

ということがわかる。で、2月分であるにもかかわらず金額は多い方だったのだが、帰ってカミさんにそのこと言うと、「休まんと働いてこれかあ・・・」と言われる。

3月6日(金)
雨の中、橋本市と高野町、仕事で回る。行った先では皆親切に対応してくれた。

高野山

への登り道は、自分で運転してても酔いそう。

●3月7日(土)
電車で大阪へ。
大阪府歴史博物館講堂で行われた

「温暖化防止COP15ネットワーク関西」

の設立総会に参加。これは、生協連や農協・漁協など幅広い大衆団体と温暖化問題について共闘する目的で立ち上げたもの。今日の参加者はちょっとさびしかった。

会場へ行く前に、ちょうど

天満宮で青空古書市

があったので寄る。(てゆうか、前から、こちらに行く方を楽しみにしていたのだが)。いい買い物ができた。

まず、3冊500円のところで、次の6冊。
●21世紀の戦争―コンピュータが変える戦場と兵器 (日経新聞)アダムズ
●南京の真実 (講談社)ョン・ラーベ
●歴史としての冷戦―超大国時代の熾烈な拡張政策の史的 (サイマル) ハレー
●20世紀現代史 (一芸社)須藤真志
●朝鮮半島のすべて (1977年) 福田恒存

●自由への構造―現象学の視点からのヨーロッパ政治哲学

(理想社) 小川侃......知らない著者名だが、「現象学」×「政治哲学」とくると、僕の触覚がピピッと動くのだ。

次いで、100円均一台から5冊。
●ベオグラードの夏―ユーゴ自主管理の歴史と現実 (社会評論社1979年)梅本浩志
●日本民衆の歴史〈6〉国権と民権の相剋 (1974年)......今研究している浜口梧陵の思想をほかの人たちの思想と比べてみるために。
●近代日本社会思想史 (1) (近代日本思想史大系 (1)) 有斐閣
●現代日本文学全集〈第94〉現代文芸評論集 (1958年)

●世界大思想全集28スペンサー「第一原理」

......昭和初期に出版されたこの春秋社の全集、古本市の百均台で端本でよく出ている。僕はこつこつとそれを買いあさっている。いまでは翻訳が手に入らない古典が入っているのだ。

200円均一で7冊。
●狼煙を見よ―東アジア反日武装戦線“狼”部隊 (河出)松下竜一......雑誌に掲載されたときに買って読んでいるが、単行本があってもいいだろう。
●危機の二十年―国際関係研究序説 (1952年) (岩波現代叢書)......これも岩波文庫版を持っているが、オリジナル版があってもいいだろう。
●旅する巨人―宮本常一と渋沢敬三 [文春] 佐野 眞一 ......図書館で借りて読んだが、自分の書棚にも欲しい本。

●マルチチュード

上・下 <帝国>時代の戦争と民主主義 (NHKブックス)ネグリ+ハート......前から読みたいと思っていた。
●民衆神学の探究 (新教出版社)徐南同+金 忠一 ......韓国の解放の神学。僕は80年代わりと影響を受けたんだ。
●野坂昭如抒情作品集 (1975年) [朝日出版社] ......「火垂るの墓」は哀しくって哀しくて。ほかにも泣かせてくれる作品があるのかしら。

ほかに、150円で。
●牧口常三郎と新渡戸稲造 (レグルス文庫) 石上玄一郎......浜口の研究が一段落したら、次は牧口の研究を始めようと思っている。

いっしょに参加したうちのNPOのボスと、今日の講師の一人であるUさんと、三人で仲良く和歌山へ帰り、事務所のSさんを呼び出して、和歌山駅前の居酒屋で気炎を上げる。
今年12月のCOP15で、温暖化防止に効果の上がるまともな国際合意ができなかったら、もう和歌山に引っ込んで、

食とエネルギーの地域的自立に向けてがんばろう、

と。僕は、いやいや、和歌山だけで自立は無理や、全関西でやっていこう、と主張。

3月9日(月)
●今日の漢文

子四を絶つ。意なく、必なく、固なく、我なし。(論語)

孔子は、四つのことを絶ちきった。すなわち、憶測ということがない、自分で決め込むという考えがない、断じてというこだわりがない、自分中心ということがない。
(訳は、小林信明「漢文研究法」)
儒学というのは、四角四面、がりがりの教条主義というイメージがあるが、孔子は闊達だったんだなあ。なかなか抽象的で難しいけど、僕もこうでありたいと願う。

●今日の英語。

What's the movie all about?

(何についての映画だったの?)
めっちゃ簡単な表現だが、使ったことがない。movieのところを、bookとかarticleに置き換えたら、話をつないでいく便利な表現として使えるな。
Yesterday I went to see a movie at Kinokawashi.
You went so far for a movie! What's the movie all about?
It's a kind of documentaly film. It's about mental disease.
Sounds not easy.
Really. The title is "Her name is Savena". It's directed by a famous French actress.

●3月13日(金)
仕事の会議で大阪へ。

会議後、東京からの参加者、大阪・滋賀の環境団体の職員らとお好み焼きやで懇親会。

初めて京橋のブックオフに寄る。あんまり本がなかった。5冊だけ買う。


十三のカミさんの実家に泊まる。
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