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自己啓発反省日記08年5月下

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●5月15日(木)

公明党元委員長の矢野絢也がついに創価学会に反撃。

大勢に取り囲まれ自己批判や寄付を強要されたとして学会幹部らに5千万円の損害賠償を要求して提訴。
あかんで、矢野さん。
そら情けなさ過ぎる。なんで、大勢に取り囲まれたとき、警察呼ばんかったんや。堂々と主張せんかったんや。あんた国会で50何議席占めてた党の委員長やったんやろ?政権とろうとした政界の寝業師やったんやろう?
いまごろ裁判で白黒つけよなんて、せこいわ。
でもまあ、創価学会の無理無体、不道徳、不正を白日のもとにさらす、という意気込みがあるんであれば、せいぜいきばんなはれ。僕は注目し、場合によっては支援するわ。

ほんとにさわやかな、いい気候の時期。こういう日は年に何日あるだろう。大切に味わいたい。

●5月16日(金)
530起床

朝起きて朝刊を見ると、「死者推計5万人超」

という見出しが目に飛び込んでくる。
アジアだ、と思う。
この間のミャンマーのサイクロンでは10万人・・・ちょっと想像もできないような惨状だが、それがベールを透したようにしか伝わってこない。政府が、救助に懸命なのかどうかもわからない。
アジアでは、人の命は、まだ虫けら同然ではないか、と感じるのである。

仕事上で、英語を使う機会が発生するかも、ということで錆び付きまくった英語力を磨くことを決意。まず、アメリカ留学中に最もお世話になった

『ニューヨークのど真ん中でも通じる日本人のための英会話』

(アルク刊、ジョン・ビーティ・髙橋順一著)を再読する。この本は、ほんとに実地に役立つ本として皆にお勧めしたい。著者はぼくの知人だけど。

朝、NPOのオフィスに行くとメールが入ってて、来月の例会の講師に、温暖化問題の大御所、

気候ネットワークの浅岡美恵さんが来てくれることに。

そら大変や、と、いつもの30人くらいの会場から100人の会場へ変更。チラシもつくる。

仕事、大きなものはないのだが細々としたことがいろいろあり、手帳にそれらを書き出して仕事する。朝出がけにカミさんに冗談交じりに「たまには残業して稼いで」といわれたが、

仕事の速いおいらは、

手帳を見ながらそれらを5時まですいすいとあらかた片づけてしまった。
 でも、過日の大チョンボが2つ発覚。源泉徴収税の納付遅れで加算税1万円かけられることに。また、支払った謝金から源泉徴収し忘れでメールで「所得税分返して」と支払先にお願い。職場のみんなの目がすこし冷たいような気がして、すこし落ち込んで帰ってきた。

カミさん体調悪くて医者へ。膀胱炎かもという診断。

遙は四季の郷公園へ遠足。

●5月17日(土)
530起床。
今朝の朝刊をチラッと見てから、昨日の朝刊と夕刊を読む。これからは、

新聞は一日遅れで見る

ことにしよう。家族が見終わった新聞なら、必要な記事を見てすぐ切り抜きできるから。

母と僕の家族計4人で、丹波にある創価学会池田記念墓苑の

父の墓参り

に車で行く。

830和歌山インターから阪和高速、関空道、湾岸線神戸住吉浜で降りて、六甲有料道路に乗り換えて中国道へ。春日で降りて一般道とおり、墓苑についたのは、1115。
とっても気持ちのいい五月晴れの空の下、墓前で方便自我偈・唱題を朗々とあげる。

帰途にある、

「ユニトピアささやま」

という松下電器労組が経営している保養レジャー施設によって昼食と温泉入浴。10数年前、新婚時代にカミさんと二人で来て、すごく植物園が良かったので再訪したのだが、植物園はすでに閉鎖されていて、残念だった。お風呂は良かったが、飯は・・・・。

帰りは、中国道から阪神高速3号神戸線に乗り換えて、カミさんと遙を大阪のカミさんの実家に降ろしてから、母と二人で和歌山に帰って来る。

ブックオフ国体道路店

に寄る。
大森実「恐慌が迫る」、山崎えり子「28時間時計」、梅原猛「哲学の復権」、鶴見済「人格改造マニュアル」、安岡章太郎「僕の昭和史Ⅲ」、スアド「生きながら火に焼かれて」、野坂昭如「この国のなくしたもの」、藤原和博「エネルギーを奪う仕事、もらう仕事」、ドラッガー「抄訳マネジメント」、林文子「失礼ながら、その売り方ではモノは売れません」、シャーマ「3週間続ければ一生が変わる」、ボーリュウ「服飾の歴史」、山折哲雄「悪と往生」、河野修一郎「くらしの中の化学物質汚染」、ガラルダ「アガペーの愛・エロスの愛」、司馬遼太郎「街道をゆく8」、髙橋紘「天皇家の仕事」、竹内靖雄「「日本」の終わり」、開高健「ピカソはほんまに天才か」、河盛好蔵「藤村のパリ」の20冊で2100円。

930帰宅。

●5月18日(日)
1230就寝630起床。
きのう一日中運転していたからか、車運転している夢を何度も見る。助手席に中森明菜を乗せていた。

このごろ、

老眼が急速に進んで、

めがねが合わなくなってきた。本はめがねを外して読むことが多くなってきたが、もともとの近眼は改善されていないので、パソコン画面を見るのはひじょうにつらい。
このdunpooの画面も、本分のフォントが小さすぎて見るのにとても苦労する。表示される

フォントを大きくしよう

と四苦八苦。@wikiの説明書読んでもデフォルトでフォントとを大きくする方法は出ていない。どうやら自分でCSSというやつを書き換えなければいけないらしい。ほかのサイトでCSSの書き方を調べて、おそるおそる自分のサイトのCSSを書き換える。案ずるより産むが易し(今回は)。ごらんのような大きなフォントにすることができた。

住吉大社近くで、

KN会の住宅見学会

があったので、家族で参加。家は、紀州ヒノキを初め自然素材を使い、また外断熱二重通気で、デザインもなかなか良し。

ついでに見学の前に、前から見たかった住吉大社を初めて訪れる。一の社殿で結婚式が催されていて、雰囲気良かった。

その後、
SM工務店の建てた北摂地域の家を、社長の案内で5軒ばかり見学。この会社の

二重通気地熱利用工法

に僕は非常に惹かれるのだが、カミさんはモデルハウスのデザインがイマイチだったので不安を持っている。ところが、今日見学させてもらった家はどこもデザインはよくいろいろ実用的な工夫がされていて、この工務店のカブがぐっと上がった。

5時に見学終えて、社長に梅田まで送ってもらい、義母や姪らと落ち合って大丸の16階で食事。
カミさんは大阪に残り、遙と二人で南海電車で和歌山へ帰ってくる。カミさんがいるときはそんな贅沢は許してくれないのだが、

サザン指定席に乗り

、高島屋で買った寿司をつまみながら帰ってくる。

乗車前に、天地書店と難波書店に寄るが、店頭のワゴンにいい本なく、何も買わずに帰る。

830帰宅。

●5月19日(月)
きのう、難波の駅前で、外国人留学生らが、「ミャンマーサイクロン被害救援」ということで

街頭募金をやっていた。

遙は、こういうのを見るといつもお金を入れたがる。自分の小遣いから10円を入れる。募金箱を持っていた若い人がとってもそれに感謝してくれたので、僕もその気になって、100円を遙に渡して入れさせる。
そのあと、二人で歩いているときに、
遙「ほんとはもっとあげたいんやけど、どうしても自分の夢のほうが大事に思てしまうわあ。」
遙の「夢」とは、オーストリアに行ってモーツアルトゆかりの場所へ行くこと。そのためにしっかり貯金をしている。
遙「お金持ちがなあ、もっとたくさんあげてくれたらいいのにな。」やて

●5月20日(火)

NPOの会計監査。

無事に午前中の2時間で終わる。その後、土曜日に予定されている総会に向けてプレゼン資料をつくる。これまでの総会では文字だけが並んだ議案をもとに説明していたのだが、それでは聴いている方は退屈だろうと思い、ビジュアルな資料をつくる。

毎日職場には、

自分で朝つくるお弁当

を持って行く。おかずは、前の晩のおかずの残り物。それがないときは、ご飯に梅干しやノリだけ、あるいは野菜やチーズをはさんだサンドイッチ。それで十分においしい。春雨スープをいつもつくる。ごみを出さないように、市販の即席スープの類は使わない。春雨は春雨で買ってきて、大きな缶入りのスープの素と塩・こしょうを自分でふり、お湯を注ぐ。どんな即席スープよりおいしい。

●5月21日(水)
アマゾンのマケプレを通じて買った

『全国古本屋地図21世紀版』

(日本古書通信社。定価2000円。現在絶版で、買値は4000円もした)を昨夜枕頭で楽しむ。
大阪にはまだまだ行ったことのない古本屋がたくさんあるんだなあ、と再認識。
和歌山市内には、やはり僕の知っている4店しかないようだ。そのうち2店はすでに閉めているので、いまや2店しかやってないってことだ。
和歌山は、江戸時代には日本有数の出版文化の栄えた都市であったとこの本に書いてある。それがなんたるこの文化の凋落!
学生時代に通った東京の本屋が健在かどうか確かめる。
毎日毎日、500円、千円、と買わせていただいた板橋駅前の坂本書店は、2000年現在は健在らしい。この本屋から買い貯めた蔵書のおかげでいま僕は生活できてるといっても過言ではない。
東京外国語大学(もうないんだっけ、まだあるんだっけ?)前の西ヶ原書店はなくなっている。ここのオヤジさんは本当にいい人だったが。東京を引き払う前に何千冊もの蔵書をこの本屋に売ったのだが、その本たちは今はどこにあるだろうか・・・。

夏布団だけで寝たら足が冷えてよく眠れず、

夢ばかり見ていた夜だった。


最初に見た夢は、僕が市役所の職員で、元市長で今は議員のT氏から呼ばれる話。
「国からまちづくりの補助金40億円受けられ話があります。地元企業家のS氏と組んだ事業をしたい。計画をつくってくれませんか。」と、やることの泥臭さに似合わず言葉使いは丁寧なT氏が言う。
僕「それはおもしろいですね。僕なら若者が集まる商業・文化ゾーンを計画したいです。」
T氏「ついては検討委員会にY氏を加えてほしい。」
僕「それが条件ならお断りします。あなたは具体的な計画には一切口出ししないで下さい。」
T氏「わかった。そうしよう。」
話を終えて市役所の廊下を歩いていると、若者にネットワークを持つ職員のO君とバッタリ会う。協力を求めると、T氏が嫌いなO君は、「うーん」と悩む。ふと気がつくと、O君の後に、T氏と反目する市会議員の腰巾着のようなA君の姿が。「今の話、聞いてなかったよな~」と、僕はA君の首を絞める。
      • 以上、夢の話ですから。

目覚めてトイレに立ってからまた見た夢はこうだ。
学生時代からの友人のK君が2人の見知らぬ人を連れて訪ねて来た。僕の創価学会についての意見を聞きたいというのだ。一人は僕好みのキャリアっぽい30代後半くらいの女性。僕はその女性に強く惹かれたが、あえて話をはぐらかせたり、興味のなさそうな態度をとる・・・。

今書いていて気がついたのだが、ふたつの夢に表れているのは、誰かにものを説きたい、という僕の願望ではないか、と思うのだ。そして、現実には誰も僕のお説を拝聴しようなどという人がないことへの不満。

夜、護憲の市民運動の例会。

今年の8.15終戦記念日のイベントの企画

を話し合う。
毎年、戦争体験者を招いて話を聞くという催しを続けてきたが、年々お招きすることが難しくなってきた。そこで、戦争体験の本の朗読やパネル写真の展示はどうだろうかということになる。おもしろそう。

●5月23日(金)
昨夜は晩酌ですこし飲み過ぎ、英語の勉強の途中眠くなり10時に就寝。

夜中の2時に、蚊が耳元でブーンと鳴って目が覚める。本でも読もうかと起きあがったが、パソコンの

フリーソフト「イエス・マイ・ハウス」

で、新築する家の間取りを考えはじめだして、結局朝までやってしまった。

最近、ひとのブログにはまっている。

「古本ソムリエの日記」

http://d.hatena.ne.jp/zenkoh/ 京都の塾講師で、古本を集めながら売っている人のブログ。毎日毎日100均棚から掘り出し物を見つけるのを生き甲斐にしている人。僕も京都や東京に住んでたらこういう生活してるかも。筆者は、文芸書ばかり集めているようだが、僕は思想書・専門書が趣味だから、100均でこう数は集められないだろうが。

遙が3~4歳のときに夢中になっていた絵本

『しろくまちゃんのほっとけーき』

がアマゾンで売れた。
遙に「これ覚えてるか?」って聞くと、
「『わかやまけん』、ってなにそれ?」(著者の名前)
中のページを見せると、「あーっ」とわずかに記憶がある様子。
ケーキが焼ける様子のページを読んでやるといつも熱狂してた。遙がいまホットケーキや卵を焼くのが好きなのはこの本の影響だと思う。


今日は真夏日

となったところもあったそうだ。ああ、もういい季節もおしまいか。

5月22日の朝日文化面、テッサ・モーリス・スズキの寄稿に感心した。
スズキは、中国ウイグル自治区の自治権拡大を求める活動家がテロリストとして米軍のグアンタナモ捕虜収容所にすでに6年間無裁判のまま収容されていることを紹介し、チベットの自治権拡大運動を支持するブッシュ政権は、一方では「テロとの闘い」の一環として中国政府による「過激派」(非暴力の活動家もこういうレッテルを貼られる)への弾圧を支持し、要求している矛盾を暴く。

「チベットの人権侵害には、中国国内で困難な闘いを続ける人権活動家を含む世界的規模での連帯・協働で対抗する必要がある、

と私は考える。「チベットに自由を」という声が反中国ナショナリズムの好都合な道具として利用されてしまう事態は、避けねばなるまい」。
よく肝に銘じねばならないことである。

今日はカミさんは広島出張で、遙と二人の夜。
夕方なかなかそろばん塾から帰ってこないのですこし心配になるが、7時頃、友だちのしおりちゃんと元気に帰ってきた。日が長いのできっとどこかで遊んできたんだろう。

家に米がないので、外に食べにいくことに。遙の希望で、メッサのレストラン街でトンカツ食べる。ずいぶん待たされて僕はイライラした。

遙にゆうべ、

「今日の学校のこと話して」

というと、「1時間目はねえ、朝ドッジ(朝一にドッジボールすることらしい)でねえ、二時間目が国語でねえ、三時間目は図書の時間でねえ、四時間目が体育でねえ(朝ドッジしたのにまた体育するんか)、五時間目はミミズボックスの観察」っていうから「なんや、ぜんぜん勉強しとらんやないか」って僕がいうと、遙も「ほんまやなあ」。

で、今晩も、「今日何した?」って聞くと、「午前中は社会科見学でねえ、5時間目は算数で、6時間目はナントカでえ」と言う。「今日も

ほとんど勉強しとらんやんか!」

遙「そうやでえ、国語とか算数とかほんまに少ないでえ。」
僕「そいで学校楽しい?」
遙「楽しい!めっちゃ楽しい。」
まあ、楽しかったらええか。あとで苦しいてもな。

●5月24日(土)
今朝も2時に目覚めてしまった。起きて新聞と本を読む。
岩波文庫

ヘロドトス『歴史』

を読み始める。これは、大学3年のとき受けた「政治学史」の講義で、佐々木毅教授が西洋政治思想史の必読書として挙げたのを聞いたときから、読まなくちゃとずーっと思ってた本。いつか読み始めようと本棚に並んではいたのだが、ついに意を決して読み始めた。これを読了するまでは、ほかの本は読まん!

っていいながら、読み始めるとすぐに眠くなったので、眠気覚ましにと、久々にdunpooの「超われわれ史」の記事を書く。なぜか気が向いてアメリカ独立革命のお話。フィラデルフィアを訪れたとき、いろいろ独立革命の史跡を見学して感激したことを思い出す。そのときに、「奇跡の○日間」というような題名で、いかにして独立宣言が起草されたかの歴史ドキュメンタリーの本を買ったが、あれはどこにしまったかなあ。

遙を7時半に起こして、珠算塾に送り出し、僕は今日のNPOのイベントのためにビッグ愛へ。雨が降り始める。遙は塾が終わったら一人で十三へ行く予定。

今日のイベントは3本立て。

1時からNPOの定例総会、2時半から「CLEANわかやま」というプロジェクトのキックオフイベント、そして5時から地球温暖化防止活動推進員の地域連絡会。すべて会場はビッグ愛の大ホールで。そのため、朝1030から設営にかかる。ずいぶんたくさんの方が手伝いに来て下さって助かる。

総会はシャンシャンで終わる。僕は昨年度の事業報告と決算・予算の報告・提案をスライドを使って行った。
次のイベントが始まるころから雨が強くなった。席は300あったのだが、半分くらいしか埋まらなかった。

映画「北極のナヌー」

を上映。
温暖化で氷山が少なくなる中で必死で生きるシロクマとセイウチのドキュメンタリー。よくこんな映像とれたもんだと感心。
飢えてさまよう母と姉・弟のシロクマの中からついに弟が脱落。しかし、弟が息を引き取るまで母と姉のシロクマは弟の身体に寄り添って温めるのだった。ジーンと来た。
セイウチの群れの結束は堅い。そしてこどもは、母と子守役のメスとふたりで育てる。こどものシーラがシロクマに捕まったとき、子守役は敢然とシロクマに立ち向かってなかまのセイウチたちを逃し、自分は犠牲となる。ここにもジーン。

第三のイベント、推進員の連絡会は、うまく進行できるかどうか疑問だったが、案の定、議論は空回りで、徒労感ののこる会合であった。

誰もいない家に7時頃帰る。雨はますます激しくなる。夜半には、強風と雷。
家には米がなく、買いモノや外食もめんどうなので、冷や麦をゆで、レトルトカレーに水菜といっしょにぶちこんだら、これが意外といける。

このところアマゾンでの本の売れ行き好調だったのだが、きのうから突然ぱたりととまる。

●5月25日(日)
今日も午前2時に起き出す。でも、今日は夕方までまったくフリーでしかも家で一人なので、7時から830までまた眠る。

アマゾンの注文は今朝も入っていない。いったいどうしたんだ。

本を整理し、未出品の本を50冊ばかり出品する。これで僕の蔵書は雑誌以外ほぼ全部出品を終えたことになる。総出品数5900冊。

夕方5時から、和歌山マリーナシティにあるロイヤルパインズホテルでの友人

I君の結婚披露宴

に出席。印刷デザイナーのI君らしく、演出にこだわった宴で、プロのジャズバンドの演奏があり、料理も特別。音楽も料理も大満足で、得した気分になる披露宴だった。
僕は、「この宴の参加者は皆さんカーボンオフセットを考えるように」という短いスピーチをする。

披露宴の前に、マリーナシティ内にある、紀州材を使った住宅展示場に寄る。贅沢に紀州のヒノキと杉を使った建築で、魅了された。坪60万円ということだった。

●5月26日(月)
ゆうべ飲み過ぎせいか、うとうとするだけでよく眠れなかった。
3時に起き、新聞読んで、ヘロドトス読んで・・・
眠くなったので二度寝するが、またほとんど現実に近い夢を見ていた。

NPOの総会が終わったので、法務局や県への届出書類を作成して今日のワークデイが終わる。

用事があり母の家へ。

母、ついに新しい住まいで店を再開

しようと立ち上がった。前の店にミカンを入れてくれていた人を呼んで、甘夏ミカンを仕入れる。あんまり人通りのない住宅街、商売はなかなか難しいだろうが、その挑戦の意気やよし。安心した。遙交えていっしょに夕食を食べて帰る。

帰ってから遙、明日の僕の弁当のために卵焼きを焼いてくれる。

遙の絵本がアマゾンで2000円で売れる。それを知らせると、「僕にそのお金ちょうだい」だって。・・・当然かな?

僕「ハルちゃん、お父ちゃんね、日記に書いたで。今の小学校ぜんぜん勉強せえへんで、って」
遙「うん、ほんまやもんなあ」
僕「そいで、今日はどうやったん?」
遙「うーんとね、今日は勉強したわ。1時間目が国語でね、2時間目が算数、3時間目が総合学習やった。」

「総合学習で何やったん?」遙「お誕生日会。」

僕「お誕生日会!?なんやそれ?!」
遙「ハッピーバースデイ歌って、フルーツバスケット。」
僕「信じられへん。保育園やないんやで。そんなん1年生のときからやってんの?」
遙「うん、そうやで。お父ちゃんのときはなかったん?」
僕「ないよ、そんなもん!おかしいやろ!毎月やってんのか!?」
遙「そらそうや。だれもその月の誕生日ないときはやれへんけど」
僕「当たり前や!それ、5年でも6年でもやるんか?」
遙「やるやろなあ」
僕{パウ!!!!」
(注:我が家では、「アホ」というかわりに「パウ」という)
僕「ほんで4時間目は?」
遙「音楽。ほとんど遊びやで。だって、『頭片膝足と手』ってお遊戯しながら歌うんやで。」
僕「パウ!それって、保育所のとき英語でやってたやないか。ほんで5時間目は?」
遙「書写。」
僕「なんやそれ?」
遙「習字のことやで」
僕「6時間目は?」
遙「クラブ。僕はパソコンクラブやで」」
僕「・・・」(もはや萎えました)

これはあきません。少なくとも「総合学習」と称してお誕生日会はあかん!みなさんそう思いませんか?

●5月27日(火)
ゆうべ、遙と寝しなに、「明日はどんな授業があるの?」って聞くと、「英語」という。
「そうか、英語か。たしかメキシコ人の先生やったけ?」
「ううん、その先生はもう帰ってね、今はフィリピン人の先生。」
「ほんなら、ポーランド人、メキシコ人、フィリピン人か。」
「そう。」
「よし、じゃあ、今日はお父ちゃんと英語で会話しよう!わからんでも、適当に応えなよ」
「うん、ええで」
「What is your neme?]
「Haruka!」
「Hruka, what is your school's name?」
「はあ?」
「スクールって知らんの?」
「知らん」
「学校や。Do you like school?」
「イエース!」
「Do you like your teachers?」
「はあ?」
「ティーチャーって知らんのか?」
「知らんよ。」
「じゃあ、frienndは?flowerは?animalは?」
って聞いても、全部「知らん」
「3年から

もう1年間も毎週英語の授業受けてんのやろ?なんでこんな言葉も知らんのや!?」

「だってえ、授業のおおかたは、ゲームしてるんやもん」
「パウ!」

昨日の新聞に、文科省が、小学校のモデル校で英語授業実施すると出てた。遙の学校はいちはやく和歌山市の学校のモデル校として英語の授業をやっているのだが・・・。うちの子だけがあかんのか、教える方にやる気がないのか・・・。
新聞では、今回英語のモデル授業を実施するに当たっては、到達目標を設定して行うとしている。たしかに、勉強とはそういうものでなければいけないが、英語でそれをやり出すと、国語や算数にしわ寄せがいくのが明らかだ。ただでさえ、基礎学力が落ちているときに、それでいいんかい?
遊びのような英語授業はもちろんだが、まじまな英語授業にも、僕は反対だ。まずは読み書きそろばん!

家計のことで、やらなきゃいけないことでやりたくないことあって、一日延ばしにしてきて1ヵ月が過ぎた。ゆうべからそのことがなぜか急に気になり始めて、何にも手につかないし、眠れない。
それで意を決して、今朝、仕事に行く前に、行動した。専門家に相談し、30分の話し合いで道筋がついた。費用がいることだがしかたがない。早く決着させよう。心の健康のために。

「まず動く。」

いつもこれを自分に言い聞かせよう。
それで、今日は職場でも、幸い急ぎの仕事は何もなかったので、気になりながら先延ばしにしていたあれこれを、いくつかかたづける。かなりすっきりした。

あと、これは
×森田療法の本を読んで学んだこと
なのだが、心配や不安で何も手につかないときは、とにかくその不安ごとには関係のない単純な体を動かす作業(たとえば掃除とか、料理とか)に神経を集中する(ていねいに作業する)ようにするといいという。これは何度かためしてみて確かに効果がある方法だと思う。

●5月28日(火)
1000就寝、600起床。久々によく眠れた。きのう、気になっていたことをひとつ果たしたからか。

明け方の夢。
僕は中学生で修学旅行中。内気で目立たない少年で、大好きなN子ばかりか、どの女の子にも話しかけることができない。なぜかムスコの遙が参加していて、女の子たちに大人気。遙をだしに女の子たちと近づきになろうとあせるのだが、うまくいかない。ところが、帰りの電車の中で、遙といっしょに座っていると、N子の方から親しげに近づいてきた。「私の髪、いい香りがするでしょ?」って僕に顔を近づけてきた。でも僕は「ウン」って言うだけで、言葉が継げない。情けない思いをして目が覚める。
僕は、中学時代、日本的な美人でまじめなN子のことは別に好きではなかったんだけどなあ。どちらかというとタヌキのようなかわいこちゃんタイプで活発な子に惹かれてた。それが、気にかけていなかったN子さんのことを

今頃夢の中で好きになるなんて、

不思議だなあ。今の好みが反映されてるんだろうか?

今日も、昨日に続いて、
×

いやな、面倒くさい懸案事について、朝一で動いた。

8時から10時までの間に電話をかけまくって、なんとか調整がついた。その上、久々に休みのカミさんといっしょに暖房機とかホットカーペットをしまい、扇風機を出して

夏のカーペットに敷き替えた。


●5月29日(木)
1000就寝600起床。日記と読書。

NPOの財産の変更登記で法務局へ行ってから会社へ。のんびりと期限に迫られない仕事をする。

カミさんは福岡出張。
夕食はカレーをつくる。
料理している間、遙は、「魔笛」序曲を聴いて恍惚としている。

夕食後

市立図書館

へ。数年前から8時までの開館となったのだが、7時に入ったらほかにほとんど客がいない。職員の方が多いかな。うーん、開館時間延長はありがたいことはありがたいが、費用対効果を考えたら、評価は厳しいなあ。
僕は家作りの本を、遙は料理の本と、モーツアルトのCDを借りる。

ヘロドトスの『歴史』、上巻の3分の1まで。序盤はペルシャ帝国の興りまで。ギリシアとの戦争はまだ始まらない。我慢我慢。

● 5月30日(金)
1000就寝400起床。Dumpoo入力、ヘロドトス。エジプトの風土の話が延々と続く。やはり眠くなって二度寝1時間して700起床。遙を送り出して、出社。

午前中、田辺のS先生と仕事の打ち合わせ。S先生、こちらの提案にたいへん協力的でありがたい。これでこの事業は半分成ったも同然。

「まず、動く」と唱えながら、今週は急ぎでない仕事も次々とこなしたので、

なんだか気持ちに余裕が出てきた。

その半面、ばたばたしないせいか勤務時間が長く感じられてしかたがない。5時過ぎたら、飛んで帰る。

夕食後、遙と宮脇書店へ。
歩いて行ける所にあって深夜まであいているこの大型書店の存在はたいへんありがたいのだが、客層のせいだろうが、どうも

並べている本に品格がない。

ビジネス・ハウツウものと右翼もの、オカルトものが目立つのだ。一般書の棚に平積みされている本の9割は、「読んだらよけいにバカになるよ」といいたいような本だらけだ。
今日は特に、

中丸薫の本が目についた。

国際政治評論家を名乗り、必ずや明治天皇の血筋を自慢し、本の表紙には自分の肖像写真、ページの中には世界の要人やセレブと一緒に映った写真を載せ、すべての政治現象をユダヤやフリーメースンやロスチャイルドの陰謀で解説するトンデモ本の量産者は、いまや若者に見いだされ売れっ子のようだ(三輪明宏みたいやな)。このあいだも、十三の駅前の書店で立ち読みしてると、若い女の子が入って来るなり、店員に「中丸薫っていう人の本ありますか?」って聞いてたっけ。「やめとけ、そんな下らん本にカネと時間を費やすの!」と忠告したいのをじっとこらえていると、店員は中丸薫を知らなかったらしく、コンピュータで検索したのち「置いてません」と答えてたな。本屋に良心があるなら、中丸薫と渡部昇一の本は仕入れるな!と叫びたい(無理か)。

出たばかりの、

島田裕巳他著『創価学会Xデー』(宝島SUGIO文庫)

を立ち読みする。これも週刊誌レベルを超えない安直な編集の本。自衛隊のイラク派遣を進めた公明党に反対・抗議する創価学会員の運動で知り合ったY君がインタビューに実名で出ているのだが、こんな低級な本に出たら、いかにまともなことを主張しても見捨てられちゃうだろう。

箱根のガイドブックを熟読中の遙を促して、何も買わずに店を出る。9時過ぎ、市役所前を通と、福祉関係の部署の窓に煌々と明かりがついている。今は、

福祉関係の公務員はほんとうにたいへんだろうな。


●5月31日(土)
1100就寝。600起床。よく眠れた。今日は特に何も用事がないので、ゆっくりと寝る。暑くもなく寒くもなく、

寝るには最高の季節だ。


明け方の夢。
僕は、今のとおり、選挙に落ちた元議員。地元の老人福祉施設が不祥事をおこし、マスコミにたたかれている。その施設へ調査に行ったのだが、かつて知ったる施設の職員たちが「理事長には部外者を入れるなと言われていますが、ないしょにしときますので、ゆっくり見ていって下さい」と親切な待遇を受ける。事件などなかったかのように続々と老人たちがデイサービスを受けにやってくる。「この施設を必要としている人がこんなにいるんだから、ここをつぶしたらあかんなあ」と考えて目が覚める。

こんな夢見るなんて、まだ政治家という職業に未練があるのかな。


あ、そういや、昨日の朝出がけに、同じマンションに住んでいる某社の社長さんに、「今度の市長選、いったらどうや」と言われたからかなあ。

カミさんらが起きてくる前に、明日配る護憲・平和運動のビラの原稿をつくる。名古屋高裁のイラク派遣違憲判決について。自衛隊のバグダッド空輸の写真がないかグーグルで探すが、ひとつも出てこない。防衛省が秘密にして取材を許さないからか。

カミさんが軽くハイキングしたいというので、秋葉山に登る。ちょっと軽すぎたかな。遙は、フィールドアスレチックに熱中。ちょうど帰る頃雨が降ってくる。

ビッグ愛のNPOサポートセンターに寄り、朝書いたビラを印刷。

帰ってビールを飲みながら、豆を煮る。その豆をさかなに焼酎を飲み、dunpooと読書。

どこに行くにもヘロドトスを持ち歩き、

寸暇を惜しんで読み進める。今週中に上中下の3冊を読み上げるつもりだったが、上巻だけで終わりそう。まだまだエジプトの話続く。ミイラの作り方、代金によって上・中・下の3種類あるそうな。若い女性や容貌に優れた女性は、死んでもすぐにはミイラ職人に渡さず4,5日たってから渡すんだって。なーんでか?ミイラ職人が死体を犯すかもしれないからなんだって。「歴史」は、こういう類の話がいっぱい出てくる、閑人向けの本である。

もうひとつ、バビロニアには、医者というものがいないという話はおもしろかった。決められた日に、市民がみんな広場に集まる。そこでは症状別に病気の体験者が集まって、自分の試した療法について現在の患者たちに説明して、患者たちはその話を参考にして自分の気に入った療法を試すんだって。

本読みに飽きてきて、地元の老舗・

宮井平安堂書店

へ歩いて行く。前夜の宮脇書店に比べると、いい本が並んでいるような感じがする。というか、トンデモ本が目立たない。在庫は少ないが書棚に品格がある。
で、僕はあんまり品格とは関係のない自己啓発本に惹かれて1冊買って帰ってきた。
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