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宮崎県延岡市の「無駄で危険な大規模盛土・宅地造成事業」その2 -- 延岡太郎 2008-05-13 22:35:47




1.なぜ、延岡市は両地区を区画整理するのか。理由は、この両地域を通過する都市計画道路とその周辺を一体的に区画整理すれば、①道路補助金 ②用地買収の省略など、行政側に都合のよい状況が生まれるからである。この区画整理を求めているのは、延岡市などの行政と一部住民とこれに与する地元議員である。当地は道路も広く、一般住民は区画整理がなくとも何も困らない。

2.なぜ岡富・古川地区を「盛土」するのか。盛土する理由は、道路一体型区画整理の要件を満たすためである。当地域を通過し、山地側へ上る「都市計画道路」は、遥かに高く盛土される。その道路に、地区内道路をムーズに接続するには、地区全体を盛土せざるを得ないのである。無駄な区画整理事業に無駄な盛土事業が重なり、無駄な事業費が膨らむ。本来は、高架式の道路にすべきだが、それでは道路一体型の区画整理ができない。

3.住民不在で推進された「岡富・古川区画整理事業」
市は、一部の賛成住民からなる「区画整理推進委員会」を結成する。委員長には、山林や田畑を所有する区長を据える。住民には情報を与えず、形式的な事業説明の後、都市計画審議会に持ち込み決定する。

4.この区画整理事業の被害者。350戸の地域住民は、水害が悪化し、そして、地震災害が拡大する軟弱地盤へ強制換地させられる。減歩や、仮住まい、2回の引越しは、特に高齢者世帯には辛い。「自殺したい」と呟きも聞く。「高齢者いじめ」である。多くの不満が渦巻くが、表に出ることもなく同意者として扱われる。
延岡市民も被害者である。財源が減り、市民が望む福祉などに金が回らなくなる。
「まちづくり交付金」も、「岡富・古川区画整理」には50億円が充てられるが、駅前中心市街は壊死状態のまま放置される。

5.無駄事業は、決定、または、着工されても止めるべきである。
決定された無駄事業が、廃止されることはない。だからこそ、行政が、市民や住民を蚊帳の外において、一部の人間と連携し既成事実を積み上げ、事業決定を急ぐ。かくして、地方各地で巨額の無駄事業が行われることになる。

着工後にも係わらず、中止になった栗東市の新幹線の新駅は、単なる無駄事業だが、延岡市の場合は、無駄であると同時に、住環境を劣化させる有害事業である。道路一体型の区画整理し事業をやめ、道路単独事業へ修正すべきである。
延岡市長には嘉田知事以上の英断を求めたい。





  • 今現在公的資金の使い道についていろいろ考えても2 3○億金が浮いてもなんの意味もないんでしょう ガソリンで税金がいっぱい入ってもタバコで税金がいっぱい入ってもなんのたしにもならん
    国民は収入十万円以下の生活を強いられるばかり -- けどまあ 結局のところ (2008-07-02 15:41:21)
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