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0712 レバノン挙国一致内閣成立 政治空白ひとまず解消 [朝日]

2008年7月12日9時51分
 【カイロ=平田篤央】与野党の対立が市街戦にまで発展したレバノンで11日、挙国一致内閣が成立した。06年11月に野党の閣僚6人が辞任して以来の政治空白は1年8カ月ぶりに解消、内戦再燃の危機も当面回避されそうだ。

 シニョーラ首相は大統領府で記者会見し「われわれは武力でなく話し合いで解決することを決めた」と述べ、国民和解への期待を強調した。

 与野党は5月、30閣僚のうち与党16、野党11、大統領任命3の配分で合意したが、具体的な人選で与野党の思惑がぶつかり組閣は難航。スレイマン大統領が13日に仏で開かれる地中海諸国首脳会議に出席する前の決着が図られた。

 新内閣では与党が財務、経済貿易など、野党は副首相や外相を得た。国防、内務は中立派から選ばれた。憲法によると重要法案には閣僚の3分の2以上の賛成が必要。イスラム教シーア派組織ヒズボラを中心とする野党は3分の1以上を占めて拒否権を得た形で、新内閣のもとで重要な政治判断は難しいのが実情。来春に予定される議会選挙に向けた「選挙管理内閣」の色合いが濃い。

 レバノンでは05年7月に親欧米、反シリアのシニョーラ内閣が発足して以来、シリアやイランの支援を受けるヒズボラなど野党勢力との間で緊張が続いた。5月には首都ベイルートなどで市街戦が起き、与野党支持者ら80人以上が死亡。これを受けてカタールの仲介で与野党合意に達し、スレイマン大統領を選出。新大統領がシニョーラ氏を再び首相に指名し組閣を要請していた。
URL:http://www.asahi.com/international/update/0712/TKY200807120062.html

0618 ハマス「イスラエルと停戦合意」 19日から [朝日]

2008年6月18日1時19分
 【エルサレム=村上伸一】パレスチナ自治区ガザを支配するイスラム過激派ハマスのバルフーム報道官は17日、朝日新聞に対し、エジプトの仲介でイスラエルとの停戦が19日に始まることを明らかにした。ただ、「反撃の権利は持ち続ける」と、イスラエルの攻撃次第で停戦合意がすぐに崩れる可能性も示唆した。

 イスラエルは合意を正式に認めることは避け、停戦の実行状況を見守る方針。停戦は段階的で、最初はハマスがガザからイスラエル領へのロケット弾や迫撃砲弾による攻撃を、イスラエルがガザに対するミサイル攻撃や地上侵攻作戦を、それぞれやめることになると見られる。

 その後、イスラエルがガザへの人と物の出入りを極端に制限している境界封鎖を段階的に緩め、ハマスなどが一昨年6月から拘束しているイスラエル兵の解放などの実現を目指すと見られている。

 ガザでは17日、イスラエル軍のミサイル攻撃で武装勢力の戦闘員6人が殺害された。
URL:http://www.asahi.com/international/update/0617/TKY200806170365.html

0517 米大統領がサウジ入り 原子力協力で合意 [朝日]

2008年05月17日01時49分
 【リヤド=梅原季哉】ブッシュ米大統領は16日、サウジアラビアのリヤドを訪れ、アブドラ国王と会談した。両国は、サウジの原子力民生利用に関する一連の協力策で合意した。米国が主導する大量破壊兵器拡散防止構想(PSI)にサウジが加わることで、核不拡散も強化する。

 米ホワイトハウスによると、サウジは85カ国以上が入るPSIだけでなく、同じく「有志連合」型で運用が始まった核テロ防止のグローバル枠組み(約70カ国)にも加わる。また原油の安定供給をめざして、産油施設の警護や、国境警備などで治安協力を進めることでも合意した。

 中東のアラブ諸国は長年、原子力とは無縁だったが、サウジは06年末、ペルシャ湾岸の湾岸協力会議(GCC)諸国と原子力開発に乗り出す意向を表明した。産油国であり、エネルギー供給上の差し迫った必要よりも、核開発疑惑がくすぶるイランへの対抗意識があるとみられていた。

 これに対し米国は当初、協力には消極的な姿勢を示していた。サウジが、同国出身のオサマ・ビンラディン容疑者が率いるアルカイダなどテロ組織に対し、核関連技術を拡散しない意思が不十分だ、とみてのことだった。

 だが、サウジはフランスやロシアなどからも協力取り付けに動いた。米国としては、もはやサウジの原子力開発を放置はできず、先に原子力開発に動いたエジプトと同様に容認した上で、中東での「模範例」と位置づけて管理する方が効果的だ、との判断に傾いたとみられる。

 一方、米政権は今回の訪問を、原油高によるガソリン価格の高騰が米国民の暮らしを直撃する中、対策として原油生産拡大を要請する機会としても位置づけてきた。しかしAP通信によると、ハドリー大統領補佐官は首脳会談後、サウジ側から前向きな返答を得られなかったことを明らかにした。
URL:http://www.asahi.com/international/update/0516/TKY200805160290.html

0510 内戦再燃、市街地から人影消える レバノン [朝日]

2008年05月10日02時14分
 【ベイルート=川上泰徳、カイロ=平田篤央】15年にわたる内戦が90年に終わったレバノンが、再び危機に直面している。親シリアのイスラム教シーア派野党ヒズボラと反シリアの与党連合の支持者の衝突は本格的な市街戦に発展、死者は10人を超えた。首都の路上から人影が消え、国際空港は閉鎖された。

 8日夕の戦闘開始から一夜明けた9日も、自動小銃の連射音や対戦車ロケット弾の爆発音が市中心部ハムラ通りでも響いた。すべての商店がシャッターを閉め、歩く人はいない。レバノン国軍の装甲車が巡回。わきの通りでカラシニコフ銃を持った野党系の民兵が道路を封鎖している様子が見えた。

 市民の間には、15万人の犠牲者を出したとされる内戦の再燃への恐れが広がっている。スーパーは食料を買いだめする住民で混雑し、パンは昼前に売り切れた。

 ヒズボラは9日午後に首都の大半を制圧した模様だ。与党連合を率いる故ハリリ首相の息子サード・ハリリ氏のテレビ局や新聞社を占拠。ハムラ通りから1キロ南のクレイトン地区にあるハリリ氏の自宅を包囲している。

 戦闘の背景には、与野党の根深い相互不信がある。

 05年に反シリアのハリリ元首相が暗殺され、シリアの関与が疑われた。ヒズボラなど野党は、反シリア政権の打倒を目指し昨年1月に数千人規模のデモを行い、その後も小規模な武力衝突や与党政治家の暗殺が散発的に続いた。与野党の対立で、昨年11月から大統領不在が続いている。

 国連のラーセン中東特使は8日、「内戦終結以降、見られなかった規模だ」と危機感を表明、「地域全体に深刻な悪影響をもたらしかねない」と警告した。レバノン国内の対立には米国対イラン、シリアの代理戦争の側面もあるからだ。

 米国のカリルザード国連大使は「レバノンは再びがけっぷちだ」と述べ、「国家内国家をつくっている」ヒズボラと、支援するシリアとイランを非難した。06年夏にヒズボラと約1カ月にわたる戦闘を繰り広げたイスラエルのペレス大統領は「中東全体を握ろうとするイランがあおっている」と主張した。

 これに対しイラン外務省報道官は米国とイスラエルを「混乱の主因」と名指しした。シリアのアサド大統領は「純粋に内政問題」だと述べ、レバノンに介入しているとの批判に反論した。

 エジプトとサウジアラビアは緊急のアラブ外相会議を一両日中にカイロで開く方向で調整に入った。ただ、アラブ諸国の間でも親米の両国とシリアの溝は深く、問題解決につながるかは不透明だ。サウジ、アラブ首長国連邦、クウェートなど親米国はレバノンから自国民の避難を始めた。
URL:http://www.asahi.com/international/update/0510/TKY200805090304.html

0426 シリア・北朝鮮の核協力 米政府、「証拠」ビデオ公開 [朝日]

2008年04月26日01時00分
 【ワシントン=梅原季哉】北朝鮮によるシリアへの核協力を認定した米政府は24日、イスラエルが昨年9月に破壊したシリア東部の施設の詳細なスライド映像などを米主要メディアに公開した。北朝鮮の反発も予想され、北朝鮮による核計画の申告がさらに遅れれば、停滞している6者協議の行方は一層不透明になりそうだ。

シリアと北朝鮮の核施設関係高官が並んで撮影したとして、米政府が24日公表した写真(左)。同じ北朝鮮高官が6者協議に出席していたとしている(右)=ロイター

 ブッシュ政権は北朝鮮による核拡散を認定したうえで、完全な申告が得られれば北朝鮮へのテロ支援国家指定を解除する方針を崩していない。開示には解除に向けて議会の理解を得ておく狙いもあると見られる。だが、米国内の対北朝鮮強硬派が勢いづくとの見方もあり、強硬派から「弱腰」と受け止められることを嫌って、解除により慎重に取り組む可能性がある。

 米国が北朝鮮による核拡散を認定したシリアは、米国と緊密な協力関係にあるイスラエルと敵対している。レバノンの武装組織ヒズボラやパレスチナの過激派ハマスなどを支援しているとして米国のテロ支援国家にも指定されている。指定解除をする際、議会の承認は手続き上必要ないが、議員らがテロ支援国家間のつながりに懸念を強める可能性もある。

 ビデオは、静止画像が連続する構成のスライドショー形式で公開された。

 最も目を引く内容は、何者かが撮影した、建設中の原子炉の複数の写真だ。原子炉棟の内部で撮影したとみられる一枚は、丸い管が多数、垂直方向に整然と並んでいる。原子炉上部にある、燃料棒と制御棒を入れる管で、その周囲にコンクリートが注入されるより前の段階だという。

 ビデオは、この写真の横に、同様の管の口が開いている北朝鮮・寧辺の原子炉上部の写真を並べて表示。ナレーションで「我々の分析では、シリアの原子炉は北朝鮮のものと似た規模・能力だ。過去35年間にこのようなガス冷却黒鉛減速炉を建設したのは北朝鮮だけだ」と指摘した。

 青いジャージー姿の東洋人と、中東系の男性が寄り添った記念写真も示した。米メディアに説明した複数の米高官らによると、ジャージー姿は北朝鮮の再処理工場の責任者とされるチョン・チブ氏だとし、6者協議に出席している際の別の画像と並べた。もう一人はシリア原子力委員会のトップで記念写真は同国内で撮影されたという。

 米プローシェアーズ財団理事長で核問題の専門家シリンシオーネ氏は「情報提示自体には説得力がある。こうした原子炉を平和利用で建設することは、極めて考えにくい」と認める。だが、仮に真実だとしても「シリアの原子炉が稼働直前で、イスラエルが攻撃しなければならない切迫した脅威だったことの証明にはならない」とみる。
URL:http://www.asahi.com/international/update/0425/TKY200804250318.html

0426 シリア施設空爆 米、イスラエルと事前協議 同意はせず [朝日]

2008年04月26日10時07分
 【ワシントン=梅原季哉】北朝鮮の支援を受けたシリアの秘密原子炉とみられる施設にイスラエルが実施した昨年9月の空爆について、米政府は25日、事前にイスラエルと協議していたことを初めて認めた。攻撃作戦に踏み切ることには同意はしなかったという。また北朝鮮がシリアを支援した理由については「経済目的」との見方を示した。

 中央情報局(CIA)など米政府の情報機関を統括する国家情報長官室が25日、米主要メディアを対象に前日実施した背景説明の発言録を公開した。その中で米政府高官は「政策上の選択肢をイスラエルと協議した。イスラエルが、シリアの核能力は自らの生存にかかわる脅威だと判断し、最終的に軍事行動を取った。我々は『青信号』を出さなかったし、彼らも求めなかった」と語った。

 また、米情報機関の高官は、北朝鮮が自国の核開発のためにシリアに原子炉を作ったのか、シリア側が主体だったのかについては、「我々は後者だと考える」と述べた。北朝鮮にどの程度の代価がもたらされたのかについては明言を避けた。
URL:http://www.asahi.com/international/update/0426/TKY200804260068.html

0425 和平と引き換えにゴラン高原返還 イスラエルがシリアに [朝日]

2008年04月25日22時24分
 【カイロ=田井中雅人】カタール紙アルワタン(電子版)は24日、シリアのアサド大統領とのインタビュー記事で、イスラエルのオルメルト首相が「シリアとの和平と引き換えにゴラン高原を返還する用意がある」とする伝言をトルコのエルドアン首相を通じて伝えてきたことを同大統領が明らかにしたと報じた。同首相が26日にシリアを訪れ、詳細を伝えるという。

 00年に中断したままの和平交渉再開に向けたイスラエルからの働きかけと受け止められている。67年の第3次中東戦争でイスラエルが占領したゴラン高原の全面返還を主張するシリアに対して、イスラエルは水源地のガリラヤ湖周辺の返還に難色を示している。

 アサド大統領はインタビューで、トルコを仲介役としたイスラエルとの水面下の折衝が1年前に始まり、エルドアン首相が1週間前に伝言を電話で伝えてきたとしている。「トルコを介して、イスラエルが信頼できるかどうかを確かめる必要がある」と慎重な姿勢を示しつつも、交渉再開に前向きな姿勢を示した。ただ「交渉には米国の仲介が必要だが、現(ブッシュ)政権には期待できない。新政権になってからだろう」とも語った。

 イスラエル側は和平の条件として、シリアがイスラエルの「宿敵」であるイランとの関係を絶ち、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラやパレスチナの過激派ハマスなどへの支援をやめるよう求めてきた。AFP通信によると、オルメルト首相は先週、地元メディアに「シリアとの和平に向けて、あらゆる手段を講じている。アサド大統領は、我々が何を求めているかが正確にわかっているし、我々も彼の望みはわかっている」と述べていた。

 シリアは昨年11月、米国アナポリスで開かれた中東和平国際会議にゴラン高原返還が議題に盛り込まれたとして参加した。ロシアが6月にもフォローアップ会合を開きたい意向を示している。
URL:http://www.asahi.com/international/update/0425/TKY200804250306.html

0421 ハマス自爆攻撃、4人死亡 イスラエルも報復7人殺害 [朝日]

2008年04月21日01時17分

 【エルサレム=村上伸一】パレスチナ自治区ガザ南部のイスラエルとの境界にある物流検問所で19日、ガザを支配するイスラム過激派ハマスの戦闘員が爆弾を積んだ3台の車で突入し、自爆などで4人が死亡した。イスラエル軍の発表によると、イスラエル兵13人が負傷。同軍はこの後、20日にかけて空からのミサイル攻撃でハマス戦闘員7人を殺害、巻き添えで市民1人が死亡した。

 物流検問所の襲撃は最近相次いでおり、ハマスなどがイスラエルのガザ封鎖に対する抵抗闘争を内外にアピールする狙いがあると見られる。

 検問所襲撃は、燃料を入れるナハルオズで9日に起きた後、16日にも同じ場所で発生。今回は主に食糧を運ぶケレムシャロームが狙われた。
URL:http://www.asahi.com/international/update/0421/TKY200804200217.html

0419 カーター元米大統領、ハマス指導者との会談強行 [朝日]

2008年04月19日09時55分
 【カイロ=田井中雅人】中東歴訪中のカーター元米大統領は18日、シリアの首都ダマスカスで、イスラム過激派ハマスの政治部門最高指導者メシャール氏と会談した。米国やイスラエルがテロ組織とみなすハマスとの接触に反対するなか、対話の重要性を訴えるカーター氏が異例の会談を強行した。

 会談内容は明らかにされていないが、シリア情報筋によると、06年にハマスが拉致したイスラエル兵の解放などについて協議したとみられる。17日にも訪問先のカイロでハマス幹部2人と会談し、イスラエルへのロケット弾攻撃などをやめるよう促していた。

 17日のカイロでの講演では、ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザの住民が、境界封鎖でひどい栄養失調状態に置かれているのは、イスラエルによる「残虐な犯罪」と指摘。「和平合意実現には、06年のパレスチナ議会選挙で勝利したハマスを関与させなくてはならない」とも語り、ハマスの孤立化を進める米国やイスラエルに政策転換を求めた。

 カーター氏は78年にイスラエルとエジプトの和平合意を仲介するなど、中東和平に関心が高い。13日からの中東歴訪を前にメシャール氏との会談を公言。イスラエルではオルメルト首相らに会談を拒否されるなど、冷遇を受けた。
URL:http://www.asahi.com/international/update/0419/TKY200804190037.html

0417 イスラエル軍がガザ侵攻、難民キャンプ攻撃し23人死亡 [読売]

 【エルサレム=三井美奈】イスラエル軍は16日、イスラム原理主義組織ハマスが支配するパレスチナ自治区ガザに侵攻し、武装勢力と交戦した。

 AP通信によると、少なくともパレスチナ人20人が死亡、イスラエル兵3人も死亡した。

 同軍はガザ中部の難民キャンプなどをミサイルなどで攻撃。ハマス政府の発表では、死者のうち5人は15歳以下の子供で、攻撃の様子を撮影中だったパレスチナ人カメラマン1人も犠牲となった。イスラエル軍によると、死亡した軍兵士3人は、イスラエルとの境界に近いガザ北部で武装勢力を追跡中、攻撃を受けた。

 同軍とガザの武装勢力との交戦は、3月上旬にパレスチナ人120人以上が死亡した後、エジプトの調停努力で鎮静化していたが、今月9日、武装勢力がイスラエル南部の石油備蓄地を襲撃し、作業員2人を殺害したのを機に再び激しさを増している。

(2008年4月17日10時49分 読売新聞)
URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080417-OYT1T00300.htm

0322 過激派出さぬ国に…サウジ、3200人再教育 [朝日]

2008年03月22日14時14分
 イスラムの聖地を抱え、世界最大の産油量を誇るサウジアラビア王国。親米国家でありながら、01年の9・11米同時多発テロ事件では実行犯19人のうち15人がこの国の出身だった。03年のイラク戦争開戦後にはリヤドで外国人住宅を狙った連続爆破テロが起き、政府は厳しい過激派掃討作戦を実施した。しかし、イラク情勢の悪化で国民の反米意識は強まり、過激思想の克服に苦慮している。

 「米兵がモスクでイラク人を殺す映像を見て、1週間眠れなかった」

 運輸省勤務ムハンマド・ファウザンさん(35)は語った。04年秋、米軍がイラク中部ファルージャに侵攻した時の映像だ。米軍と戦うためイラク行きを決心する。

 過激派との仲介人を見つけてシリア東部のデリゾールまでバスで行き、イラク入りを狙った。1カ月待ったが国境警備が厳しく、断念。帰国したところをサウジの国境警察に逮捕され、禁固2年7カ月の判決を受けた。

 サウジは04年、過激派の若者を対象に刑務所で再教育プログラムを始めた。ファウザンさんも入所3カ月目に参加した。

 宗教者と4回対話した。最初は「イラクの同胞を助けるのは信者の義務だ」と主張した。宗教者たちはこう説いた。

 「ジハード(聖戦)を宣言するのは個人ではなく、統治者だ」「ジハードは武力だけではなく政治的な解決が重要だ」

 刑期を終え、運輸省に復職した。いまはこう考える。「イラクを守るのはイラク人の義務だ。私はサウジでイスラムの勤めをしっかり果たす」

 イラク開戦後、3千~4千人のサウジ人が「参戦」したといわれる。

 再教育プログラムには宗教者100人、心理学者150人が参加。これまでに対話した受刑者は3200人にのぼる。

 イスラム過激派は、「ジハードは神の道」という宗教的な確信で動いている。宗教者に「正しいイスラムではない」と論破されると、改心する者も多い。責任者の内務省次官顧問のアブドルラフマン・ハドラク氏は「対話で8割が過激思想を放棄する」と言った。

 サウジの対テロ作戦はリヤドの連続爆破テロで本格化した。首謀者はアフガニスタンのアルカイダの軍事キャンプ経験者だった。事件後、国内にいるアフガン帰還者の洗い出しが行われた。

 帰還者で爆破テロ後に逮捕された男性(29)に会った。「9・11事件の時、カンダハルのキャンプにいた」と言う。その2カ月前にアフガンへ。イスラム法学部の大学生だった。「イスラム世界から米軍を追い出すというビンラディン師の戦いに参加しようと思った」

 キャンプで2カ月の軍事訓練を受けた。98キロあった体重が75キロに。8月末の午後、ビンラディン容疑者がキャンプに来た。「我々の兄弟はすでに敵地に入った。間もなくよい知らせが届くだろう」と演説した。9・11事件の予告だった。

 アフガン戦争が始まり、カンダハルの陥落直前にパキスタンに逃れ、サウジに戻る。1年2カ月服役して出所した。

 リヤドの爆破テロとは「無関係」を主張する。「自国でテロを行うのは間違い。民衆の支持を得られない」と批判する。一方で9・11事件については「あの日、カンダハルの市場でタリバーンの警官が私を抱きしめた」と誇らしげに語った。

 サウジでは05年以降、国内で深刻なテロは起きていない。服役した2人は過激行動を断念して「危険ではない」と判断され、再び一般市民に戻った。だが、反米感情がなくなったわけではない。

 イラク開戦後、反米意識は強まる。アブドラ国王は07年春のアラブ首脳会議で「外国による違法なイラク占領」と演説した。イラクでの悲劇に怒りを募らせる国民向けの配慮に見える。


 日本も輸入原油の3割を依存するサウジアラビアは9・11事件後、イスラム過激主義を抑え、民主主義や自由を実現する改革を迫られた。実際に地方選挙の実施、人権組織の設立、女性の地位向上などが進む。厳格なイスラムの教えと規則で国を治める体制はいま、変化の中にある。
URL:http://www.asahi.com/international/update/0322/TKY200803220179.html

0318 イラン国会選挙、保守派の圧勝確定 142議席獲得 [朝日]

2008年03月18日22時38分
 イラン国会議員選挙(一院制、定数290)は18日までに結果が固まった。獲得議席数は保守派が142、穏健・改革派が34、独立系が30。法定得票数に達する当選者がいないため4月以降に再投票される議席が79あるものの、保守派の圧勝が確定した。

 保守派は、経済政策などで現政権の路線修正をめざす「原理派横断連合」の単独候補が42人を占め、アフマディネジャド大統領に近い主流派「原理派統一戦線」の単独推薦候補が28人。残り72人が相乗り候補だ。

 一方、政治的潮流を見るうえで重要な定数30のテヘラン市選挙区では、当選確定の19人はすべて保守派で、統一戦線の単独推薦が10人、相乗りが9人。大統領に近い有力者が上位に並び、面目を保った。事前審査で候補者が大量失格になった改革派は10人が再投票での当選に望みをつないだ。

 聖地コムで当選したラリジャニ前最高安全保障委員会事務局長が「反大統領派」としての国会活動を示唆するなど、来年5~6月に予想される大統領選へ向けた駆け引きが始まっている。
URL:http://www.asahi.com/international/update/0318/TKY200803180361.html

0303 イスラエル軍がガザから撤退 「目的果たした」 [朝日]

2008年03月03日18時19分
 イスラム過激派ハマスが支配するパレスチナ自治区ガザに対して激しい攻撃を続けてきたイスラエル軍は3日未明、地上部隊をガザから撤退させた。イスラエル放送は同軍筋の話として「イスラエルにロケット弾攻撃をしたら、痛い目にあうことを思い知らせるという目的を果たしたからだ」と伝えた。

 一方、イスラエル軍の撤退を受けてハマスは「勝利」を宣言。今後もロケット弾攻撃を続ける方針を示した。

 イスラエル軍の撤退は、4日に予定されているライス米国務長官のイスラエルとパレスチナへの訪問に配慮した行動と見られる。ライス長官は双方の和平交渉を促すため、イスラエルにガザ住民の犠牲を増やさないよう自制を求めていた。

 同軍は今後もロケット弾攻撃に対抗して、空からの攻撃と地上部隊の侵攻を続ける方針だ。

 先月27日に悪化した紛争は、今月1日未明にイスラエル軍がガザ北部に侵攻してからさらにエスカレートし、2日までのパレスチナ側の死者は計110人を超えた。約半数は女性や子供を含む非武装の市民と見られている。
URL:http://www.asahi.com/international/update/0303/TKY200803030490.html

0302 イスラエル軍、ガザを攻撃 4日間で死者80人以上 [朝日]

2008年03月02日01時18分

 イスラエル軍は1日、パレスチナ自治区ガザ北部のジャバリヤ難民キャンプなどに侵攻し、地上部隊や戦車、武装ヘリコプターからの攻撃でイスラム過激派ハマスの戦闘員を殺害、朝食を準備していた母親ら市民も巻き添えで死亡し、死者は計40人を超えた。攻撃が激化した2月27日から4日間のガザの死者は80人以上になった。

 イスラエルとの境界から約3キロ入ったジャバリヤ難民キャンプではイスラエルへのロケット弾攻撃が相次ぎ、イスラエル軍の報復空爆が繰り返された。それでもロケット弾攻撃がやまないため地上部隊を投入、地中などに隠された発射装置の壊滅を狙ったと見られる。

 だが、攻撃の本格化で市民の犠牲も増える一方だ。2月27日深夜にはガザを支配するハマスの「内務省」ビルが空爆され、近くに住むナセル・アルボライさん(26)の長男で生後半年の乳児が自宅のがれきに埋まって死亡した。

 アルボライさんは1日昼、記者に「妻と3人で寝ていて、子供だけ殺された。なぜ我々も一緒に殺してくれなかったのか」と無念そうに語った。

 ジャバリヤにあるハマスの発射基地の近くに住むファフリ・エラクラさん(50)は「覆面姿の連中が発射装置を埋めに来るので、危ないからやめてほしいと頼んだが断られた」と語った。ガザの市民が死亡するたびに、「ロケット発射をやめろ」とは言いにくくなっているという。
URL:http://www.asahi.com/international/update/0301/TKY200803010273.html

0222 トルコ軍1万人、PKK掃討目的でイラクに越境侵攻 [読売]

イラク情勢
 【カイロ=福島利之】トルコ軍は22日、同軍部隊が21日夜、イラク北部クルド自治区内の山中に潜むクルド人武装組織「クルド労働者党(PKK)」掃討のため、越境侵攻したと発表した。

 トルコのNTVテレビは、投入された兵力は約1万人と報じた。

 PKKがトルコ南東部でトルコ軍などへ攻撃を活発化させたことを受け、トルコ国会が昨年10月、越境軍事作戦を承認して以降、トルコ軍がイラクに大規模な地上部隊を侵攻させたのは初めて。

 PKKのスポークスマンは22日、ロイター通信に対し、トルコ軍と「数度の戦闘があった」とした上で、「トルコ兵2人が死亡した」と述べた。トルコ軍は「目的が達成されれば速やかに撤退する」としている。

 AFP通信によると、イラク駐留米軍は22日の声明で、今回の侵攻作戦を「PKK掃討に特化した期間限定の作戦」とした上で、「米国はPKKのテロに対するトルコの自衛権行使を支持する」と一定の理解を示した。イラク政府のダバグ報道官は同日、マリキ首相がトルコのエルドアン首相に対し、「イラクの主権を尊重するよう」求め、早期撤退を促したことを明らかにした。

(2008年2月22日23時25分 読売新聞)
URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080222-OYT1T00735.htm

0220 イスラエル・パレスチナ首脳が会談 年内和平合意は後退 [朝日]

2008年02月20日12時44分
 イスラエルのオルメルト首相とパレスチナ自治政府のアッバス議長は19日、エルサレムで会談し、イスラエル首相府によると、パレスチナ独立国家の樹立を目指す和平交渉の加速で合意した。だが、パレスチナ内部の分裂やユダヤ人入植地問題、イスラエル連立政権の崩壊の懸念などが重なり、両首脳がブッシュ米大統領に約束した年内の和平合意締結には暗雲が垂れ込めている。

 ブッシュ大統領は1月の中東訪問の際、双方が年内に和平条約で合意する目標を強調。双方の交渉団は毎週1回をめどに協議しているが、頻度を増やすとする。しかしオルメルト首相は17日演説し、「国家樹立の基本原則で年内に合意できることを望む」と述べ、目標の後退を示唆した。

 さらに連立政権の一角を占めるユダヤ人強硬派が「交渉で譲歩すれば連立を離脱する」と警告。首相は国内の支持基盤が弱く、連立を維持するため強硬派に配慮して、聖地エルサレムの分割協議を後回しにする方針を示した。パレスチナ側はイスラエルに占領されている東エルサレムを将来の首都と見込んでおり、後回しには反対している。

 このほか、イスラエルは東エルサレムの入植地で住宅増設を計画、パレスチナ側が反発を強めている。
URL:http://www.asahi.com/international/update/0220/TKY200802200166.html

0219 イスラエル軍のクラスター爆弾、停戦後も200人死傷 [朝日]

2008年02月19日20時16分
 国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウオッチ」(HRW、本部ニューヨーク)は、イスラエル軍が06年夏、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラとの戦闘で使用したクラスター(集束)爆弾についての調査報告書を発表した。停戦後もレバノン南部に残された不発弾の爆発により民間人約200人が死傷したと指摘、クラスター爆弾使用は国際人道法違反と批判している。

 クラスター爆弾は空中で子爆弾が多数分散し、戦闘後も不発弾による被害が絶えない。報告書は、クラスター爆弾禁止条約について討議する国際会議が18日からニュージーランドで始まったのに合わせて発表された。

 報告書によると、06年7~8月の約1カ月の戦闘期間中、イスラエル軍は460万発の子爆弾を含むクラスター爆弾を使用。大半は停戦が確実になった戦闘最終盤の3日間に集中的に使われたと指摘している。

 調査した在ベイルートHRWのナディム・フーリー氏によると、イスラエルとの国境に近いレバノン南部では、残された不発弾が風雨の影響で爆発したり、爆弾に誤って触れた子どもたちが被害にあったりするケースが続出。停戦後、今年1月までに20人以上が死亡、約180人が負傷した。不発弾の除去は進んでおらず、主産業の農業ができないため、地域経済にも打撃を与えている。

 イスラエル軍は、ヒズボラのロケット発射拠点を攻撃するためのクラスター爆弾の使用であり、国際法違反ではないと主張している。
URL:http://www.asahi.com/international/update/0219/TKY200802190349.html

0206 ハマス、04年以来の自爆テロ 犯行認める声明 [朝日]

2008年02月06日11時10分
 イスラエル南部のディモナで4日に起きた自爆テロで、パレスチナ自治区ガザを支配するイスラム過激派ハマスの軍事部門は5日、犯行を認める声明を出した。イスラエルの報道によると、同国治安当局もハマスの犯行との見方を強めている。イスラエルでのハマスによる自爆テロは04年夏以来となる。

 ハマスの声明によると、実行犯2人は別の自治区ヨルダン川西岸のヘブロン出身。ハマスは90年代半ばから自爆テロを繰り返してイスラエル社会を恐怖に陥れていたが、04年を最後に控えていた。

 今回の自爆テロでは当初、パレスチナ自治政府の主流派ファタハ系の「アルアクサー殉教者軍団」とパレスチナ解放人民戦線(PFLP)が犯行声明を出していた。

 イスラエル当局は複数の犯行声明が出たことについて、自爆テロが同時並行で計画されていると見て警戒を強めている。

 一方、イスラエル軍は5日、ガザでハマスの警察施設を空爆、中でイスラム教の礼拝中だった7人を殺害。ほかにハマス戦闘員2人を射殺した。
URL:http://www.asahi.com/international/update/0206/TKY200802060095.html

0203 エジプト、ガザとの境界閉鎖 11日間の買い出し終了 [朝日]

2008年02月03日19時30分
 パレスチナ自治区ガザ南部のラファとエジプトの境界が3日、閉鎖された。先月23日にガザの武装勢力が境界の壁を爆破して封鎖に穴を開け、物資不足に苦しむガザ住民のエジプト側への買い出しが続いたが、11日間で終了となった。

 現場ではエジプト当局が唯一開けていた出入り口を有刺鉄線で閉め、集まったガザ住民とにらみ合いが続いた。ガザを支配するイスラム過激派ハマスはエジプト側に協力して住民をガザ側に戻し、大きな混乱は起きなかった。

 先月23日からエジプトに約40キロ入ったシナイ半島北部のアリーシュで親類宅に泊まっていたという大学生ユセフ・アブサダさん(22)は、母サミーラさん(53)とともにガザへ帰ってきた。「昨夜のテレビニュースで閉鎖を知り、あわてて来た。閉鎖が長引けば生活が心配だ」

 ハマスの強硬派幹部アッザハール氏は2日、今後はハマスとエジプトが協力して境界を管理し、改めて人や物の出入りを認める方針を表明したが、具体策は明らかにしていない。
URL:http://www.asahi.com/international/update/0203/TKY200802030146.html

0116 イスラエル軍がガザ攻撃、パレスチナ人14人死亡 [朝日]

2008年01月16日02時03分
 イスラエル軍などによると同軍は15日、パレスチナ自治区ガザを戦車などで攻撃し、ガザを支配するイスラム過激派ハマスの強硬派幹部でパレスチナ自治政府の元外相アッザハール氏の次男ら戦闘員14人と、市民3人を殺害した。イスラエル軍はガザからのロケット弾攻撃に対抗するため今年に入って攻撃を強めていた。一方、ガザとの境界に近いイスラエルのキブツ(共同農場)で同日、働いていたエクアドル人がハマスの戦闘員に射殺された。
URL:http://www.asahi.com/international/update/0115/TKY200801150405.html

0102 元日から自爆テロ相次ぎ、死者40人以上 イラク [朝日]

2008年01月02日22時26分
 イラクからの情報によると、首都バグダッドとその近郊で1、2日と相次いで自爆テロがあり40人以上が死んだ。

 バグダッド東部では1日、爆弾テロで死んだ退役イラク軍人の葬式会場で自爆テロがあり、少なくとも36人が死亡。2日には、バグダッドの北東約60キロのバクバで女性によると見られる自爆テロがあり、10人以上が死亡した。米軍に協力するイラク人自衛団の検問所が狙われた。
URL:http://www.asahi.com/international/update/0102/TKY200801020137.html