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自己啓発反省日記07年12月上

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07年12月の日記上

12月01日(土)

淀川流域委員会の生みの親で、国交省河川局防災課長を務めた男が、突然辞職して、なんと国主導の体制に衣替えされた淀川流域委員会の委員に一般公募に応募し、互選で委員長に選ばれた。宮本博司、54歳である。「私の治水の考えは国のマニュアルと180度違う。国のごまかしを許さない」という。こういう男がいるから世の中捨てたもんじゃない。[朝日]

民主党が額賀喚問を取り下げ。全会一致が原則の喚問決議を強行採決してしまったため世論の批判を浴び、明確に宴会出席を否定する額賀の強気の前にたじろぎ、またまた民主党の迷走のあげくの自爆。・・・ったく民主党ってやつは・・・(-_-)

京都議定書批准を公約にしていたオーストラリアのラッド新首相、元ロック歌手の環境活動家を環境相に、また気候変動担当相を新設した。原発には否定的で自然エネルギーの比率向上を図る考えだ。

「論座」1月号 [特集 歴史学が動かす「現実政治」][「殺された側の論理」と「犯罪不安社会」のゆくえ]

12月02日(日)

[朝日]川柳より。今日は二度笑ってしまった。
「じれったいぬかがぬかならくぎもくぎ」  ぬかはもちろん額賀、くぎは民主党だ
「触診にマウスあてた医者がいて」 たしかに、最近の医者は患者をほとんど診ず聴かず、パソコン画面ばかりにらんでいる。

「世界遺産の道自分でつくろう ツアー客が道普請」[朝日]とはおもしろい。
大峰奥駆道の林道になってしまっている道を山道に付け替える作業を含めたツアーが売り出されて好評という。僕も参加したいし、まねして和歌山県の熊野古道でもやったらいいと思う。

「南京事件70周年証言集会」大阪市で[朝日]
日本兵に強姦された体験を語った張さんは、大声で泣きだしたという。集会のこと知ってたら聞きに行ったのに。
チンピラ右翼の連中が聞いたら、こういうのみんな、中国政府のやらせてる芝居だ、とか言うんだろうな。 

[朝日]書評より
『イスラエル・ロビーとアメリカの外交政策 Ⅰ・Ⅱ」ミアシャイマー、ウォルト/講談社
僕の好きな酒井啓子さんが書評の冒頭「衝撃作である。しかも超ド級の」と言う。なにが衝撃かというと、米国の外交がイスラエル偏重だという、だれでも知っていることに加えて、さらに、このイスラエル偏重は米国の国益にも反するということを、米国保守本流の政治学者が歯切れ良く言い切っていることらしい。啓子さん、「羊頭狗肉」ってことはありませんか?

大江健三郎の新作「らふたしアナベル・リイ総毛立ちつ身まかりつ」(「らふ」の漢字がATOKでは出てこなかった!)は、日夏の詩からとったらしいが、そそる題名である。
「ろう」と打ってワープロでこの字が出てこない(「じょうろう」でも出そうとしたが出てこない)のも納得できんが、わしは、この小説のタイトルを見て考えた。旧字教育をやはりすべきである、と。
書籍広告では「らふたし」とわざわざ旧字でルビがふられている。「ろうたし」ではやはり感じが出ないのである。だが、いまどきの若者、高校生、「らふたし」を正しく発音できるか?できんだろうな。
それでは、日本の文芸の半分も理解できないんではないか?と思うんである。

12月03日(月)

藤原書店発行の、厚くて固くて高い雑誌「環」秋号は、特集「われわれの小田実」だあ!彼の遺稿「近代日本精神史序説」も掲載されている。今すぐ本屋に走りたい。

『千年働いてきました』を出した野村進が、[朝日]に「老舗の不祥事」について寄稿。
同族経営の閉鎖性をあげつらうことが多いが、今日の老舗の不祥事はむしろ、先祖伝来の遺訓・倫理観を失ったことにあるのでは、と問いかけ、日本にはまだまだ、これらを守り「分相応」にがんばっている老舗がたくさんあると、エールを送っている。

12月06日(木)

サハラ以南のアフリカ諸国が今秋以来広範囲にわたり記録的な洪水に見舞われ、150万人以上が被災。

僕の大好きな魚津柄仁之助が[朝日]のオピニオンに「国産の食材ムダなく使え」。
原油高が高じて小麦粉やらなんでも値上げのこのごろ。「値上げを騒ぐ前に食卓の品格を考えましょ」と。
たしかに、カネにあかして外国から食料を買いあさり、それを冷蔵庫で腐らせちゃう日本人の食卓はほんとうに品格が低い!
魚柄がここで提唱する、国産食料品を、家庭一工夫して無駄なく使う食生活・・・具体的には野菜でも肉でも干物にしちゃうという方法、明日から実践だ!

12月8日(土)

1130就寝800起床。9時まで寝たろうと思っていたが、やはり目が覚めてしまった。
900に「おなか空いた」と言って遙もカミさんも起きてくる。皆で朝食。
遙はソロバンに。カミさんは家の掃除。僕は机回り整理。

1100に、カミさんに車で和歌山駅前まで送ってもらい、平和と憲法を守りたい市民の声の署名集め。参加は5人。今日はいままでで最高に反応がよく、僕ひとりで40筆集める。全体で120。この調子で毎月できれば1万人の到達も見えてくるのだが・・・。

帰りもカミさんに迎えに来てもらって、ドンキホーテで買い物。いろんなものの安さに驚く。なんでもこの調子で置かれちゃあ普通の小売店はやっていけんわなあ。

夕方、三木町の新築マンションの見学に行く。3LDKで、2600万円。狭いという印象は受けたが、南側バルコニーが川に面しているというのが魅力的。カミさん「やっぱり新築はええなあ」、遙はモデルルームの大型テレビに惹かれて「ここに住みたーい」。僕もそんな気に。作りつけの本棚をリビングと書斎につくれば本もなんとか入りそうだし。バルコニーでベランダ菜園もできるし・・・・。駐車場が立体っていうのがちょっと・・・。

夜、カレーライスで僕の誕生日を祝ってもらう。51歳に。

自治体財政新基準を総務省が決定。
エキスポランド休園を発表。事故後入場者激減で。
政府、米産牛肉輸入条件緩和「30ヵ月」を食品安全委に提示へ 米国は月例撤廃を要求

文芸4誌新年号発売。買いたいのは「新潮」だけだな。
特別付録CD「詩聖/詩声 日本近代名詩選 古川日出男選・朗読」っていうの、すこし興味ある。川上弘美「aqua」は評判の小説、その中篇だ。古井由吉と福田和也の対談「平成の文学について」はぜひ読みたい。佐藤優の新連載だって、日刊佐藤、ついに文芸誌登場だあ!

朝日、今年の文芸「私の3点」
加藤典洋は、松浦理英子「犬身」、江國「がらくた」、桐野「メタボラ」を選んだ。
「犬身」は、ほかに小池昌代と津島佑子も選ぶ。僕が読みたいのは、小池、津島、沼野
が選んだ伊藤比呂美「とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起」かな。僕、とげ抜き地蔵通りに住んでたもんで。

「鉄道博物館「マニア向け」再考を 時代背景や歴史学べる展示必要」by原武史[朝日]は、博物館マニアには重要な指摘。
たくさん展示されている御料車について英国・ヨークの国立鉄道博物館の展示と比較して「皇室に対する畏れ多さばかり目立つ」とは、近代皇室史家にして鉄道マニアの原ならでは指摘である。

「底辺への競争 公正なグローバル化で脱却を」by中北浩爾(立教大)[朝日]
米国は、国際公正労働基準という概念を掲げ、賃金と労働条件の向上を世界各国に求めてきた。それがなければ、グローバル化の波の中で、生産コスト引き下げの圧力によって各国の賃金と労働条件は切り下げられるばかりで、「底辺への競争」を余儀なくされる。日本は輸出立国だった関係で、このような輸出国に対する要求を保護主義として敬遠する傾きがある。

12月9日(日)

1030就寝800起床。今日も寝過ぎでギルティな気持ちに。

晴れて、暖かい一日。

カミさんと遙は学校の行事へ。

自転車で店へ。家にあった洋書などアマゾン出品と書類整理。
パンフレットやビラのたぐいを捨て、ウイネット関係書類はとりあえず事務所に持っていって整理することに。

アマゾン通じて注文して、楽しみにしていた「楚人冠全集」、書店からキャンセルに。理由も書いておらず、失礼な店である。メールで抗議。

明後日税務署へ来いという通知。何だろう、どきどきする。今年の確定申告の書類をチェックする。

母と昼食、すし弁当とカップラーメン。

午後、いったん家に帰ってから車で店に引き返し、Kさんのおばあちゃんへお歳暮を母と届ける。

ウィネットの関係者が企画している新しい情報誌の会議に評議員として招かれる。意図はおもしろいが、現実の計画のツメは甘い。いまはノリノリだがすぐにしんどくなってくるだろう。専従がいなきゃ無理だ。

もうかれこれ10年ばかり使っているフリーソフトのテキストエディター「紙」。グレードアップして有料版「紙copi」が出たので、購入した。僕がぜひ欲しいと思っていたファイルの統合機能がついたのだ。使うの楽しみだ。

夕方は家族でまたマンション見学と思っていたが、会議で帰りが夜になり、行けなかった。

夕食は、カレーライス、蛤のスープ、サラダ。ビール、焼酎、酒各1。

久しぶりに宮脇書店に。「図録古文書入門事典」2800円と、遙に知の再発見双書「王妃マリーアントワネット」1500円を買う。遙は立ち読みでマンガの「マリーアントワネット」を一冊読み上げてしまった上でこの本を買いたいと言う。

それにしても、書店に並ぶ新刊書のほとんどが、「くず」っていう印象。流行作家の書き飛ばし、安直で自己中の啓発本・ビジネスノウハウ本、右翼の与太ばなし、スピリチュアル、欲望をあおるだけのビジュアル誌・・・。読めば読むほど頭が悪くなるような本が6,7割を占めている。こういう本どもを斬ることによって若い人たちを啓発する書評家が必要なのでは。

12月10日(月)

1030就寝600起床。530に目覚めてもう眠れなかったので起きた。
新聞休刊日。

ゆうべ寝るとき。僕「ああまた明日からお父ちゃんは仕事やし、遙は学校やな」遙「うん、でもお父ちゃんの仕事の方が楽やで」「なんで!?」「だって、お菓子は配ってくれるし、喉かわいたら飲み物飲めるし、パソコンやって地図に色塗ってたらええんやろ?」「うーん、そうやな・・・・」

ウィネット、週初めの会議。Sさんが家電診断がうまくいっていないので補助金減額申請しようかと言い出したが、ボスが「けったくそわり、やりきろ」と言うので、とにかく当初目標目指してがんばることに。
午後Mさんが来たので、協力頼んだが意外にも迷惑そうなので「結構です」という。すこし遅れてKさんが来る。こちらは家電診断20件引き受けてくれると、相変わらず頼もしい。

遙といっしょに家に帰ると、仕事に出たカミさんからの置き手紙が。表に僕の名前が「さま」つきで書いてある。
手紙には僕への恨み辛みが書かれてあり、愕然とした。今朝出がけに、今後のことについて、カミさんは喜ばないだろうが、この数日僕が考えていたことを打ち明けたのだ。そのときは、カミさんが僕の考えにきっぱりと反対したので、僕はすぐに撤回したのだが・・・。うーん、つぎつぎと前言を翻す僕が悪いな。
謝りのメールをいれるが、返事なし。カミさんは今日は実家泊まり。

12月11日(火)

1000就寝630起床。
うつらうつらと、昨夜のカミさんの置き手紙のこと考えている。
このまま、信頼取り戻せなかったどうしよう。とても心配。
カミさんは今日も実家泊。

ウィネットでは、日高の環境学習コースの企画書書く。関電等にも問い合わせ。

古いビデオテープを処分しようと整理していたら、1984年にNHK教育テレビから録画したオペラ「ドン・ジョバンニ」が出てきたので、遙と2回に分けて見る。とってもおもしろかった。
ラストのドン・ジョバンニの屋敷での宴会に騎士長の亡霊が現れるシーンは、やはり何度見てもスリリング。映画「アマデウス」にも出てくるシーンなので遙も夢中で見ている。

12月12日(水)

カミさん、何事もなかったかのように帰ってくる。
遙が寝静まってからすこし話す。双方納得した(様子)。

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12月13日(木)


イージス艦情報流出 海自三佐を逮捕 

残留孤児訴訟が終結 原告が訴訟取り下げ 改正帰国者支援法成立で「生活保障が前進」

12月14日(金)

御坊、日高川流域、調査のために車で回ってくる。200キロ以上走った。
いいところがたくさんあるなあ!

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