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宮崎県延岡市の「無駄で危険な大規模盛土・宅地造成事業」その1 -- 延岡太郎 2007-12-25 20:11:48



 延岡市は、1200億円の借金を抱え、ここ数年間、実質赤字の財政状況が続き、人口の減少も著しい「過疎市」である。経産省の予測によれば、本市の人口は、2000年から30年間で20%も減少する。その延岡市で、大規模に宅地造成する二つの区画整理事業が、今頃になって、相次いで実施される。一つ目は、隣接する山々を切り崩し、その土砂で五ヶ瀬川流域の田園地帯を、大規模に盛土し、宅地造成する「岡富・古川区画整理事業」であり、二つ目は、切り崩した山地跡を宅地造成する「多々良区画整理事業」である。
162億円の税金を使い、50ha(1240戸)の広大な住宅団地が造成される。
二つの事業は、無駄であるばかりでなく、特に「岡富・古川区画整理事業」は、極めて深刻な問題を抱えている。以下、問題点を記述する。

1.無駄な事業である。これらの事業が企画されたのはバブル期の平成元年ごろであった。それから約20年、人口は激減しており、財政窮乏の中で、二つの地域を宅地造成する必要性は全くない。

2.盛土により地震災害が拡大する。(1)地盤・滑動崩落の問題。阪神および中越地震では、盛土全体が変動、または塑性変形する滑動崩落現象が各地で発生し、甚大な被害をもたらしたことが明らかになった。滑動崩落は、盛土面積が広いほど発生しやすく、その目安は、0.3ha以上とされているが、「岡富・古川区画整理事業」では、その100倍の30haが盛り土される。(2)深刻な液状化の問題。軟弱な流域地帯の上に盛土をすれば、さらに、液状化の危険性が増す。(3)不同沈下の問題。地震がなくとも、軟弱地盤では、長期間で家屋の重量側が沈む。また、凸凹な居住地の埋め立なので盛土高も凸凹になる。盛土が高い軟弱な方向へ家屋が沈み込む。

3.水害が悪化する。流域の宅地化(市街化)が水害を悪化させるのは、紛れもない事実である。流域地帯の開発は、新規需要が旺盛な高度成長期には仕方なかったが、人口減少の現在では、財政悪化と都市型水害という負の側面だけを残すことになる。

4.最大の問題は、延岡市が、「住民に対して、この事業が抱える安全問題への対策は勿論、問題の存在すら知らせないまま、工事を実施する」ことである。住民・市民へ(ア)人口減少、財政窮乏の中での広大な宅地造成の必要性。(イ)大規模盛土の問題点と対策などの説明をしなければならない。                  


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