dunpoo @Wiki

自己啓発反省日記07年11月下

最終更新:

匿名ユーザー

- view
管理者のみ編集可

名前:
コメント:
↑ご自由にコメントをお書き下さい。


07年11月の日記下

11月15日(木)

船場吉兆偽装 福岡の従業員ら証言、会社関与否定はウソ。「期限延ばせ」と取締役指示。
あーあ、すぐばれるようなウソつくんだから、アホな会社だなあ。

東証一時1万5000円割れ。
週刊文春は、「50年に一度の株価クラッシュが始まった!」と特集。

一方、上場企業の9月中間決算は、5期連続の増収増益。輸出・海外販売好調のせい。特に問題のない美本です。ロシアや新興国で好調。原料高騰で増収減益の企業も。

横田めぐみさんが拉致されて30年。政府認定の拉致被害者は12件17人に
「対話以外解決法ない」と金賛汀[朝日]。歯がゆいけれど、僕も、それしかないと思う。

白泉社というのは、少女コミックの専門出版社かと思っていたが、最近は絵本に力を入れているらしい。[朝日]二面下に堂々の5段広告。奥本大三郎がリライトした絵本版「星の王子さま」が新刊。

『日本の狂気』ピヴェン&勝田有子、日本評論社
「オウム、三島、ネット心中・・・気鋭宗教心理学者と精神科医が日本人のこころの深層を読み解く」だって。

同じく日評、「講座・人間の安全保障と国際組織犯罪」全4巻完結だって。奇特な出版社やなあ。

高山文彦『エレクトラ 中上健次の生涯』文春
中上は好きだし、その人間像に興味がある。しかし、出したばっかりで、「文学評伝の最高傑作!」はないだろう。だれが読んだんな?

11月16(金)

「宴席に額賀・久間氏」守屋前次官が証言。両氏「記憶にない」

11月17日(土) 東京電車旅行

740関空発ANA便で、家族3人東京へ。知人の結婚式出席のため。

羽田に着いて、早速僕とムスコは電車旅行へ。カミさんは一人で都内をぶらぶらしに。
僕たちのコースは、ムスコが企画したもので、まず京成で横浜→八高線で八王子→中央線で東京→京葉線で蘇我→外房線で大網→東金線で成東→総武線で東京→東海道線で川崎→横須賀線で大井町→東京臨海高速鉄道で新木場→有楽町線で月島→大江戸線で門前仲町。
夕方6時、無事にカミさんと友人夫妻と門仲で合流し、薩摩地鶏の店へ。ここには鹿児島県産の焼酎だけで数百種類。うーん、焼酎文化というのは裾野が広いんだなあ。4銘柄試すのがせいぜいであった。どれもうまかった。

赤坂光陽ホテルのダブルの部屋に3人で宿泊。東京のビジネスホテルに泊まるのは久しぶり。狭いのなんのって。外国からの団体さんで満室の様子。

飛行機と電車に乗っている間に、集英社新書『石油の呪縛と人類』読了。いい本だ。文章が良く、石油を主人公にした叙事詩の風格あり。訳もいいが、訳者の解説がなく、著者がどういう人かわからないのが残念。

今朝の朝日「愛の旅人」は、「イエスの箱船」。この集団が瓦解せず今も福岡でクラブを運営し、共同生活を続けているとは知らなかった。すごいなあ。そのクラブへ行ってみたい。

11月18日(日) 結婚披露宴

快晴。
朝、千葉に住んでいる弟にムスコを託す。いとこたちと一緒に大宮の鉄道博物館に連れて行ってもらう予定。
結婚式までの時間、皇居前を散策。銀杏の黄葉がきれいだった。東京国際女子マラソンの当日ということで、ボランティアの人たちが待機中だった。

帝国ホテルでの披露宴。
結婚したのは、僕が学生時代にアルバイトをしていた塾のオーナーで、今は病院経営で成功しているFさんの長男D君。僕はD君の小学生時代の家庭教師でもある。
和歌山に帰ってきてからも東京出張の度にFさんのお家や病院にお邪魔し、僕たちの結婚式には仲人をしてもらい、僕のアメリカ時代の恩師の教授を連れて行ったらこれまた大歓待で
今では教授夫妻が日本に来ると僕に連絡もなしでFさん宅へ行く、というようなつきあい(っていっても僕が一方的にお世話になっているのだが)で30年。D君はFさんの跡取りとして病院で働いている。Fさんの事業がこんなに大きくなるとは思わなかった。
Fさんの塾の同僚として働いていた学生は10人ほどいたが、今日の宴に招待されていたのは僕とTさんだけだ。「結局、僕ら二人だけが偉くならなかったんで、Fさんにお世話になりっぱなしの交際が続いたんだなあ」と、某団体の中間管理職であるTさん。その通りである。

宴の終了後、銀座のウェストという喫茶店で、Tさんと歓談後、東京駅でムスコの引渡を受ける。鉄道博物館は予想していたとおりたいへんな混雑だったらしいが、ムスコはそれでもとても楽しかった様子。
カミさんとムスコはその足で銀ブラに。僕は一人で神田神保町へ。もちろん古本屋巡りだが、あいにくの日曜日でほとんどが休み。開いていた数件のうちの「」という、昔はなかったサブカル系の店の店頭ワゴンから100円の文庫本17冊を抜き出して買う。

そのあとまた3人が合流して、ホテルに近い、新しくできた東京ミッドタウンへ。寒い夜だが、表の庭にイルミネーションが輝き、8時過ぎというのに続々と人が流れてきた。中のイタリアンのレストランで夕食。
前回東京へ来たときはたしか表参道のオープンの時だったな。
東京はどんどん変わってる。きれいになる。金持ちの天国になる。金持ちでないと惨めな気持ちにさせられるような場所が増えている。格差社会を実感させられるところだ。

駅や百貨店、病院など公共空間でキレる人、しかもいい年をした大人が激増中。暴行犯は20代が横ばいなのに、30代50代は10年で5倍増[朝日]。結局、ストレス?
『暴走老人!』で話題の藤原智美は、老人の「孤独感」も原因に挙げる。

11月19日(月) お見舞い/大阪市長選

昨日会ったTさんの奥さんのお見舞いに一人で川越の病院へ。長い間難病で臥せっていると聞いていて気になっていたが、今回を逃したらまたいつになるかわからないと思い、家族と別れて電車を乗り継いで行った。学生時代からの親友であるTさん、その奥さんのYさんは、やはり学生時代いっしょに遊び、飲み、語りあった仲である。夫妻で僕の結婚式に出席してもらって以来12年会っていない。
このところは寝たきりと聞いていて、ちゃんとお話できるか、と案じていたが、意識も言葉もひじょうにクリアで、1時間すこし、楽しいおしゃべりができた。話題は学生時代と同じく政治や社会の話。一向に快方に向かわぬ病と長年闘ってきて、自棄せぬ精神力に心から敬意を抱く。

見舞いを終えて、カミさんとムスコが遊んでいる鎌倉まで追いかけていく。鎌倉駅について電話かけるがいっこうにつながらない。ぶらぶら若宮八幡宮の方へ歩いていくと首尾良く二人に出会うことができた。
平日だというのに鎌倉は観光客でえらく混んでる。小町通りで買い食いをして楽しむ。

「よう遊んだなあ」と言い合いながら、羽田空港へ。
帰宅は11時になった。

電車や飛行機で、昨日神田で買ったリルケ『神様の話』を読む。

△大阪市長に平松氏 民主推薦激戦制す
      • 関も平松もアカンやろ、と思う。関は財界の、平松は組合の傀儡ちゃうの?無党派の橋爪氏は平松氏の4分の1の9万票。官僚かテレビタレントしか通らん大阪は、あかんわ、という思い強し。

11月20日(火) 大江裁判

ウィネットでは同僚のSさん担当の仕事、どうもうまく行かないということでやり方の見直し。しっかりサポートして完成させなければ、700万円の欠損で、僕らが個人保証している銀行からの運転資金融資の返済ができない。僕の方の仕事もすこし不安材料あり。NPOの仕事も楽では決してない。

カミさん帰ってきてから家で夕食にスキヤキ。

ムスコはまたまた「アマデウス」の鑑賞に没頭。それが終わると、自分の編集したモーツアルトの曲のMDを聞く。本当に楽しいらしい。

大江健三郎は、著書『沖縄ノート』に沖縄の集団自決について書いたことで訴えられ、法廷に引っ張り出されている。今日の朝日のコラム「定義集」で大江は、公判で証言したことを報告している。それは、曾野綾子批判となっている。原告は大江の本を読んでおらず、曾野が著書で大江について書いたことだけを読んで大江を訴えたらしいのだ。大江の批判は説得的である。
僕は曾野のことを、底が簡単に割れるような単純な右派知識人とは思っていないが、この大江の文を読むと、ずいぶんとうかつな批判をしたものだ、と思える。
それにしても、年取ってからこんな無体な訴えで裁判所に引っ張り出される大江は気の毒である。

△「守屋前次官通じ 額賀氏側 指名口利き」元防衛官僚語る 額賀氏側「一切ない」

□「田山花袋の日本一周」復刻版 全3巻 東洋書院

11月21日(水) 仏様の話

仕事で気になることがあるが、動いてどうなるものではなく、事務所では、メールを書いたり、環境についての本を読んだり。

事務所は12月まで暖房を入れない方針なのだが、今日は寒くてふるえていた。

カミさんは何かの講座を受けてくるとかで大阪へ行って実家泊まり。
母の家で夕食、カレーライス。
ムスコ、アマゾンでサリエリの曲のCDを見つけて、欲しいというので注文してやる。

家に帰って、ムスコはまた「アマデウス」の鑑賞。僕はそのそばでたまっていた新聞を読んでいるのだが、ムスコが「アマデウス」を見ながら感じる疑問をいちいち僕にぶつけてくる。「ねえ、ここでモーツアルトのお父さんはなんでうん、ってうなずいてんの?」「ねえ、サリエリはなんでモーツアルトの楽譜踏んづけていったん?」「ねえ、『えこひいき』ってどういうこと?」とか。適当な答えでもムスコは納得してくれる。

ゆうべ寝るとき、ムスコがお話をしてくれというので、昨日読んだリルケの本から「神様の話をしてあげよう」と言うと、ムスコは「恐い」と言う。「えー神様って恐くないでー。神様ってお化けのことと違うで」「でも恐いー」
「うーん、じゃあ、仏さまの話をしてあげよう」と言うと、意外にも「いいよ」と言う。さすが毎朝お経を読む仏教徒のムスコである。仏様に違和感はないらしい。
そこで、ブッダの一代記を話し始めると熱心に聞いている。僕にも記憶のあいまいなところがあって、ずいぶん適当な仏伝である。ブダガヤでの悟りのところまで話して、あとは、また明日ということにして眠らせる。手塚の「ブッダ」でも読み返さなきゃ。

11月22日(木)

前夜はムスコといっしょに1100就寝。500に目が覚めた。えらくリアルな仕事の夢を見た。寒くて起きあがるのが億劫でまた寝て700起床。

ムスコを学校に送り出して店へ。花は売れないがミカンは好調みたい。本はこのところあまり調子よくない。

ウィネットの事務所で、「ストップ温暖化大作戦」全国コンクールの出品者と打ち合わせ。

帰りの道で、U先生とバッタリ会う。「このあいだの審議会おもしろかったわ。役所の審議会はだいたい退屈なんやけど」と、先日の僕がアレンジした会合を誉めてくれる。

明日から3連休。ムスコはカミさんの実家へ行くというので、和歌山市駅まで送る。

〈平和と憲法を守りたい市民の声〉の月例の事務局会議。いつもは5,6人のメンバーが出てくるのだが今日は3人。僕も含めてみんなしんどくなってきたかな。

サブプライム 6大金融の損失3000億円。
東証終値1万5000円割れ。円急騰108円台。

「ソ連社会の内部は本当に落ち着いていて、私の目には貧しいながら人びとが豊かな気持ちで暮らす国に見えました。独裁体制の抑圧はもちろん反対ですが、一方で貧しい人びとには良い国だったとの思いがどうしてもぬぐいきれず、今のロシアに対する思いは複雑です」東京外国語大学長・亀山郁夫[日経]

11月23日(金)

カミさんとムスコは大阪のカミさんの実家へ。

三連休、特に用事はない。おもいっきり本を読めるぞ。あ、部屋の整理もしなくちゃ。

午前中、たまったメモやら書類やらを整理。
昼食はめんどうくさかったので、昨夜のみそ汁に冷やご飯をいれておじやに。
午後は店に行き、たまった新聞切り抜きの整理。

夜、昭和24年刊の三木清・林達夫・羽仁五郎・本多謙三著『社会史的思想史』を繙く。

社団法人「日米平和・文化交流協会」、外務省から改善命令 日米の軍需産業と政界を結ぶパイプ役

11月24日(土)

今日も夕方までひとりだ。用事も何もない。

外は明るい日差しだが、家の中はえらく冷える。ストーブはまだ出していない。何枚着ても冷えるので、冷やご飯をおじやにして食べたら暖まった。

午前中は、『社会史的思想史』の続き。三木執筆のギリシアの章と林執筆の中世の章を読むが、おもしろかった。後年醒めたモラリストとして共産主義を批判した林が、ごりごりのマルキストとしてキリスト教のイデオロギー的批判をやっているのが興味深い。

運動不足になってはいけないと、昼前に自転車で店に出かけ、昼食とり、アマゾンの出品(古ーい思想史関係の本を出す)。今日は注文はゼロ。ここんとこ調子悪いな。

夜、つらつらこれからやるべきことを考える。
やっぱり、勉強して、文章を書こう。それ中心の生活を送れるようにがんばろう。
勉強したいテーマは山ほどある。しかし、オウトプットをここ1年くらいで出せるテーマに絞らんといかんな。ひとつひらめいた。明日からそれにかかろう。

岩波文庫新刊 北原白秋『フレップ・トリップ』、レオン『インカ帝国誌』、ジェイムズ『大使たち』・・・意表をついてくるなあ。ソレル『暴力論』は、このあいだ亡くなった今村仁司の新訳。

「発生から70年 南京事件とは」[朝日]
1937年12月10日、日本軍は南京城市の総攻撃を開始、13日に陥落させる。日本軍は投降してきた中国兵らを殺害。さらに市中に残った中国人を兵士か民間人かを明確に区別しないまま連行し殺害。強姦や略奪も。大量虐殺があっとことは歴史学界の定説となっているが、日本軍は終戦時、戦闘詳報や陣中日記などを大量に焼却処分したため全容は判明していない。犠牲者の数は、東京裁判では20万人以上、中国政府は30人以上とする。どちらかというと右派系の歴史学者秦郁彦は4万人と推計。

「フロントランナー」マザーネット社長上田理恵子[朝日]
「人がやらないからビジネスになる」 「本当に私心がない。だから応援したくなるんです」

1人あたりのCO2年間排出量は、米国20トン、欧州15トン、中国4トン、インド1トン、アフリカ1トン未満。世界全体では平均7トン。これを2,3トンにしなければならない。倫理的に最も強い発言権があるのは途上国とくにアフリカだ。彼らの声はちゃんときかなければ。資金とテクノロジーの面での先進国からの支援が重要だ。 N・スターン(地球温暖化に関する「スターン・リポート」の著者)[朝日]
スターンの写真を初めて見た。優しそうな顔だ。

11月25日(日) 和歌山大学交響楽団

1130就寝815起床。カーテンのすき間から明るい日差しが注ぎ込んで、寝過ぎるくらい寝て自然に目覚め、家族みんながまだ眠っている静かな日曜日の朝、っていうのは、幸福だなあ。
コーヒーをいれて、新聞を読んで、30分してからムスコが起き出して、カミさんを起こしにいって、そしてみんなで朝食。午前中の予定は何もないからのーんびりと話をする。
それからやおら立ち上がりみんなで家事の時間。カミさんは洗濯、ムスコはぞうきんがけ、僕は扇風機とストーブ、夏の敷物とホットカーペットの入れ替えをする。
カミさんが週に一回の買い出しにマツゲンまで出かけ、僕は昨日の本の続き(『作家の値うち』)を読了。ムスコはぼくのかたわらで、モーツアルトのCDをかけたりピアノの練習をしたり。

午後、カミさんは仕事に出かけ、僕とムスコは、県民文化会館での和歌山大学交響楽団定期演奏会を聴きに行く。
10年くらい前になるだろうか、誰かに頼まれて行った同定期演奏会が、僕の好きなショスタコーヴィッチで、予想に反し(失礼)素晴らしい演奏だった。先日市駅前で学生が手渡してくれたチラシに、ショスタコーヴィッチの5番「革命」をやると出ていたので、楽しみにしていた。ちょうど、ムスコがクラシックに夢中になりだしたし、ここらでアマチュアとはいえ生のオーケストラを聴かせるのも悪くないと考え(それに入場無料だし)、ムスコを連れて行ってきた。
前半は、ブラームス「大学祝典序曲」とシベリウス「カレリア組曲」。後者は初めて聴くが、リリックないい曲だ。これまではどんな音楽会に連れて行っても始終居眠りをしていたムスコが、真剣に聴いている。
ショス5は、僕が普段かなりCDで聞き込んでいるせいか、学生たちの演奏の拙さ(特に管楽器での)が耳についたが、でもなかなかノリノリにさせてくれ、十分楽しむことができた。ムスコもやはり居眠りせず聴いていた。
ショス5は、第二楽章がたまらなくいい。革命を闘う人たちの、生と死、希望と絶望、理想と裏切りの間で揺れ動き、疲れ切った心が痛切に感じられる。

演奏会場はガラガラ。僕はほかの観客を見回したが知った人はひとりもいなかった。ほとんど大学関係者か。市民と和歌山大学との疎隔をここでも感じた。

演奏会後、市民図書館へふたりで行く。ムスコがモーツアルトの「後宮からの逃走」を聴きたいと言うので、図書館で借りれば、と言ったのだ。幸い、同オペラの全曲入のCDが借りられた。
その後、昨日思いついたテーマに関する本を探したが見つからず、司書に相談すると、たちまち書庫から数冊の本を出してきてくれた。貸し出し禁止なのが残念だが、在庫が確認できただけでもよかった。

それから、百均ショップへ行き、ムスコはクリスマスパーティに使う飾りやなんかを買い、僕は二人の手袋、ヘッドバンド、足首バンドなど耐寒グッズを買う。
日本酒、一番安い紙パックのやつ買う。ムスコは「なんでそんなん買うん?」と聞くが、「ええねん、安いやつで。父ちゃん今お金ないねん」と答える。

帰って、ブリの塩焼き、餃子入りスープでご飯。めっちゃおいしかった。

「ヒマラヤ 細る氷河」として、エベレストの鮮烈な写真が今朝の[朝日]の一面。ほんまに、温暖化、止めなあかん、と思わせる記事だ。

豪州選挙野党圧勝 11年ぶり政権交代 ラッド首相誕生 イラク一部撤兵、京都議定書批准へ
ラッド新首相は50歳。父を早くになくし、幼少時は苦労した。16歳で労働党に入党。外交官を経て労働党スタッフに。98年に下院議員に初当選、というから、政治家歴10年足らずで首相というのは、日本ではちょっと考えられない。

北朝鮮による拉致被害者家族連絡会の代表が横田滋さんから飯塚繁雄さんに替わる。蓮池透さんも副代表から退いた。横田夫妻の深い悲しみを秘め激さない「聖人」の風と、蓮池さんの知略というコンビネーションが家族会をここまで大きな存在に引き上げたんだろうと思う。あとの人はたいへんだろうな。

[朝日]書評から。
『ひきこもりの〈ゴール〉 「就労」でもなく「対人関係」でもなく』石川良子/青弓社 
『ひきこもりはなぜ「治る」のか」斎藤環/中央法規
『景観にかける 国立マンション訴訟を闘って』石原一子/新評論

書籍広告から
『日本国憲法の同時代史』同時代史学会/日本経済評論社

11月26日(月)

日本、CO2排出枠ハンガリーから購入、近く合意 最大1000トン200億円 政府間で初めて
日本は、京都議定書の6%削減を達成するためには省エネによる削減で1億トン足りない見込みという。一方、余剰枠はロシアや東欧などで50億億トン以上あると見られている。カネと労力のかかる国内対策をやるより排出権を買う方が安上がり、ということで国内対策に手を抜くとなったら問題は大きい。

橋本大二郎引退後の高知知事に財務省出身の尾崎氏 40歳現役最年少 自公民社民が推薦。
大二郎の後継者は現れず、大二郎を推した県政改革の市民運動も雲散霧消し、高知の政治は保守主流の談合政治に戻ったかのよう。大二郎は高知の行政を変えたかもしれないが、政治は変えられなかったということ。大二郎は国政に無所属で打って出るといういうが、政治改革の志があるなら、なぜ高知知事に自分の後継者をつくらなかったのか?しょせん、自分ひとりが目立ちたかっただけなのか。

中公文庫の新刊。
「チェ・ゲバラ日記」新訳
森銑三「明治人物閑話」 中公文庫お得意の明治もの

11月27日(火) 母ダウン

母が風邪で、店を閉めて寝ている。

ムスコは「後宮からの逃走」の大団円のコーラスをMDに録音して、何十回となく聴いている。この夢中になれる集中力がうらやましい。

久しぶりに(といっても半月ぶりだが)ブックオフへ。吉村昭の本がほしかったのだが、100円本は1冊も出てなかった。収穫少なく10冊ばかり買っただけ。ムスコがシューベルトの子ども向け伝記100円を見つけたので、買ってやる。

11月28日(水) 浜口梧陵

1130就寝、700起床。
母は今日も店を閉める。

午後、「交通まちづくり協議会」に出席。前回の僕の意見がふたつとも採用されて、議案の修正がされていた。それでもう今日は発言せず、人の意見を聞いていた。

県立図書館より杉村楚人冠の『浜口梧陵伝』借り、読み始める。
彼は「稲村の火」で有名だが、生涯を通じて経世済民の人であり、先覚の指導者であった。紀州の一商人が、緒方洪庵、勝海舟、福沢諭吉、大久保利通などと交友あるとは驚かされる。蛮社の獄によって窒息させられていた蘭医学に支援の手をさしのべて東京帝大医学部前身たる種痘所を救ったのも彼であった。廃藩置県後の郡県制のモデルとなる地方制度を紀州につくり、軍政改革を提起したのも彼だった。初代の逓信大臣として日本郵便制度の最初の設計者も彼であった。ページ繰る毎に、「すごい男がいたもんだ」という感嘆しきり。

11月29日(木) 守屋逮捕

1030就寝、530起床。『浜口梧陵伝』続きを読む。

うっとおしい天気がつづく。

守屋元防衛次官夫妻が収賄容疑で逮捕。香川県での幼女2人とその祖母の行方不明事件で容疑者逮捕、遺体が発見された。

母は風邪が治って今日から店を開ける。カミさんはまだつらそうだががんばって仕事に出かける。ウィネットのKさんは昨日早退したのだが、今日はダウン。
目安箱バナー