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自己啓発反省日記07年10月下

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07年10月の日記下


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07年10月の日記下

10月16日(火) ピンホール眼鏡/中年太り


1130就寝。500に起きて新聞読んでまた寝て700起床。

NPOの28日に予定している集会の準備。内容について、また人が集まるか、とても心配になってきた。
それにしても、人間というのは、一片の文章ではこちらの思うとおりにはおいそれとは動いてくれないものである。話して説得するということが不可欠だということを痛感する。

夕食は、ムスコの大好物トリ軟骨焼きと、アゲとキノコと野菜のスープ(どこでも見たことのない完全自己流冷蔵庫そうじ料理、でもおいしかった)。
最近、中華鍋を振って鍋の中身の素材を飛び上がらせひっくり返すことが、ほぼ失敗なくできるようになった。プロみたいで、ちょっとかっこいいんでないかい。

ブックオフに行き、先日見送ったモーツアルトの交響曲40番・41番のCD(テート指揮、イギリス室内管弦楽団)を買う。アマゾン等でも探したが、結局これが一番安かったから。ムスコ、車の中で早速聴き、「これ聴いたことある!」と言って、40番がすごく気に入った様子。TSUTAYAWAYで、「魔笛」廉価版DVD(500円)も買う。

ほかにブックオフで100円本、「小説家への道」「昭和虚人伝」(以上単行本)、「死闘の本土上空」「わが闘争」上下(以上文庫)、「ヨーロッパ型資本主義」「戦う動物園」「科学と外交」(以上新書)の8冊買う。

また、雑誌「わかさ」12月号買う。視力回復の効果があるという「ピンホール眼鏡」が付録についてるから。早速ムスコと二人で試してみると、たしかに、不思議不思議、裸眼よりもよく見える。本に書いてある通り、一ヶ月間、一日30分、テレビ見るとき試してみよう、と父子で誓う。

本屋には、来年の手帳が並んでる。手帳の使い方の本も。なんか買ってきたいが、またカミさんに笑われそうなのでやめる。

実家の衣装ダンス探したら、学生時代から何年か前まで着ていたジャケット出てきたので着てみたが、前がぜんぜん閉まらないし、腕をふったら肩のところが裂けそう。この2,3年できたかな、中年太り。死んだオヤジが買ったまま着ないでおいていたジャケットが僕の体にぴったり。いままで自分では買ったことのない地味な色合いのものだが、この秋はこれで通そうかな。

10月17日(水)

1130就寝。夜中の3時に目が覚めて、仕事のことが気になって眠れないので、起きて法律の勉強。意外に身が入って、6時まで。二度寝して7時に起きてムスコを学校に送り出す。

先日の日曜日仕事をしたので、NPOの方は休みをもらっている。
店に行き、花の仕入れのファクスをして、アマゾンの注文品の発送をして、出品を20点ほどする。
出品のために古い本を出していると、25年ほど前の僕の読書抜き書き帳が出てきた。
なつかしく、読みふけってしまう。

しょっぱなは、1980年2月18日、「マルカム・X自伝」からの次の抜き書きだ。

私についてこようとするすべての人は、自由になる前に、獄舎に、病院に、そして墓場にも行くだけの心づもりをするべきなのです。

このあと、山本太郎、吉野作造、尾崎行雄、ユゴー、ルソー、宮沢賢治、オルテガ、エンツェンスベルガー・・・と続く。
すげえ、いまより完全に読んでる本のレベルが高い。それに実によく詩を読んでいることがわかる。いまや詩集なんて、ほとんど手にとることがない。
まともな本を、もっと読まなくちゃ。人生は短い。

{{ぼくははじめから敗れ去っていた兵士のひとりだ
なによりも おのれ自身に擬する銃口を
たいせつにしてきたひとりの兵士だ
    鮎川信夫「兵士の歌」}}

おお、かっこいい!こういうナイーブさを、このごろ忘れてたよ。    

久しぶりに本町の宮井平安堂書店に行く。「ジュリスト」売ってるのは和歌山ではここくらいしかなさそうなので。
新しく進出した駐車場つき大型書店に押されて大丈夫かなと心配している。迷いがあるのだろう、しょっちゅう売り場のリニューアルをしているのはいただけないが、がんばって欲しい。

和歌山ラーメンの名店「山為食堂」にも久しぶりに寄る。昼時過ぎていたが満員だった。知り合い何人にも会う。
ここのラーメンは一番和歌山ラーメンらしい特徴が極端に出ている。濃厚な豚骨醤油スープはどんぶりの底に澱がたまっているほど。それでいてしつこさがない。チャーシューは口の中でとけるほど柔らかい。こんなにうまかったけー?
この店では和歌山ラーメン店定番のなれずしを出さないようだ。そのかわり、みなどんぶり飯と「こんこ」(黄色く色づけしただいこんの漬け物)をラーメンと一緒に食べる。

夜、ムスコがベートーベンを聴かせてくれというので、「第九」を聴かせるが、ムスコの胸にはモーツアルトほど響かなかったみたいで、あまりまじめに聴かない。そのあと僕は、「第四」と「運命」(バーンスタイン指揮・ウィーンフィル)を聴く。久々の「運命」にあらためて感動した。
今日は久々が多い日だな。

平和運動の市民団体の会報の文案を書き、仲間に発信。
以下は、その原稿である。

{{テロ特措法の延長は許されない
11月1日に期限切れを迎える「テロ特措法」----。
これは、2001年9月11日に発生した「アメリカ同時多発テロ事件」を受け、アメリカ合州国などがアフガニスタンなどに対して行った「対テロ戦争」を日本が援助(後方支援)するための法律です。
アフガニスタンでは、9.11当時のタリバーン政権が攻撃を受けて倒れましたが、その後、治安はまったく安定せず、アフガニスタン国民の塗炭の苦しみは続いています。また、かえってテロは周辺諸国まで拡散する傾向を見せています。
「テロ特措法」は時限立法ですが、二度の延長を経て、この間、海上自衛隊による、米国等の艦船へのインド洋上への給油は膨大な量に及び、「対テロ」戦争を支えてきました。給油を受けた米艦船がイラクでの軍事作戦に従事した事実も明らかになっています。
私たちは、アフガニスタン侵攻がそもそも「自衛」をかたった侵略であり、違法であると考えます。その上米国等が目的としたテロの根絶も、民生・治安の安定もアフガニスタンでは実現にほど遠く、多数の一般庶民が攻撃の犠牲となっています。その戦争に、自衛隊を派遣して支援することは、戦争を禁じた憲法9条を持つ日本としてとうてい許されることではありません。
今夏の参院選での与野党逆転を受けて、テロ特措法の延長は厳しくなり、政府は新法を出してなんとしても海自の給油活動を続けようとしています。どのような装いをこらそうともアフガニスタン戦争への自衛隊による支援に、私たちは反対します。
民主党小沢代表の危険な見解
一方、テロ特措法の延長には反対している民主党の小沢一郎代表が、見過ごせない発言を繰り返しています。国連決議に基づくアフガニスタンの国際治安支援部隊(ISAF)への自衛隊参加は可能、というのです。テロ特措法においても、イラク特措法においても、「戦闘地域」での自衛隊の活動は認められていませんが、この見解では、現実の戦闘行為に巻き込まれる、いや積極的に参加することが想定されており、憲法9条の「非戦」規定をまったく無視するものです。私たちは小沢代表の暴走に対して、民主党がしっかりと護憲の立場にたって毅然とした対応をするように求めます。
沖縄の怒り爆発
沖縄戦で日本軍が住民に「集団自決」を強制したとの記述が教科書検定で削除された問題で、沖縄県民は先月29日、11万人を集める県民大会で怒りの意志表示をおこないました。
戦争の「記憶」を失い、心の内の戦争への歯止めを次々と崩されていっている昨今の私たちに対する、痛烈な一撃であったといえます。
現実に戦闘地域となった場合の戦争がどのように悲惨なものか、軍隊というものの存在が一般市民にとってどのような意味をもつのか、私たちはもう一度学び、想像力を働かさなければならないと思います。}}
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