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自己啓発反省日記04年6月上

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6月1日(火) 親知らずを抜く/9割の自治体財政破綻?/空襲の犠牲者

虫歯になった親知らずを歯医者で抜いてもらう。少しは痛いのか、と覚悟していたら、まったく痛みなく、簡単に抜いてしまったので拍子抜けした。ただし、血がなかなか止らず難儀した。

抜いた歯のあとにガーゼをかませながら、〈声〉の会議に。新聞広告費用の現在の募金額は50万円。会の重鎮IさんとMさんであと30万ずつ集められる見込みがあるということで、計110万円。2紙はできる、という見通しが立った。僕と岩畑さんで新聞広告会社に当たることに。

5年で県内の9割の市町村が財政破たん、と高知県が試算を発表。
現在、どこの地方自治体も、税の減収の補填を、交付税と財政調整基金の取り崩しでおこなっている。三位一体改革で、これまで交付税への依存度の大きかった小自治体ほど、交付税は減ることが確実だ。そして、財政調整基金は、このままではおおかたの市町村で5年以内には底をつくだろう。頼みの綱は、景気回復による税収の回復だけだが、それも、人口や産業の空洞化がめだつ地方では無理。従って、なりふり構わぬリストラ(事業と組織の再構築)以外に生きる道がないのが、普通の市町村のいつわりない境遇である。ところが、その市町村の舵取りをしているのが、任期4年の、人気稼業である政治家。しっかりとした情報の読みとり能力を持つ住民が監視を強めないことには、どうしようもない。

地方公務員給与に地域差反映へ、総務相が総務省に検討指示。国から指示されんとなにもできんのもこの国の問題である。

大阪大空襲の犠牲者名簿8600人分が完成し公開された。この作業を個人として6500人まで20年かけてやったのは、母と弟を空襲で失い自らも大やけどを負った伊賀孝子さんだ。大阪府が引き継いで大阪国際平和センターに委託してさらに1年半調査したが、府下の犠牲者1万5千人のうち4割がわからずじまいとなった。【日経】
日本という国で、空襲でなくなった人の名前の大半が不明ということが僕には信じられない。それだけ多くの人が悲惨な死に方をしたということであり、遺族がの戦後がたいへんだったということであり、国がこうした犠牲者たちに対してなんらの敬意も示さなかったということである。
反戦運動をする上で、こういう戦争の犠牲者のこともしっかりと心に刻んでやっていかなければいけないと思う。

6月2日(水) 佐世保小学校同級生殺人事件

佐世保市の小学校で小6女子が同級生に切られ死亡。

自衛隊の多国籍軍参加可能 武力不行使条件に 内閣法制局長官が見解

6月3日(木) ファミリーレス・ファミレス

ファミリーレストラン「ガスト」に5歳の息子と入った。その店では、すべてのテーブルに液晶のモニターが据え付けられており、広告などが放映されていた。アニメのキャラクターが踊る場面に息子は見入り始めた。「テレビ見ないで食べよう」と言い聞かせても、目と鼻の先でチラチラ光る画面を無視するのは、そう言う僕でさえ難しい。店の人に消すように頼んだが、できないと言う。私が目を離している間に、息子は画面のどこやらを押して、一回百円の有料番組を、それと知らずに選んでしまった。落ち着かない、砂をかむような食事の時間だった。向かいのテーブルの親子連れを見ると、そこでも幼児がテレビに興じて、食事に手がついていない有様だった。なにが「ファミリー」レストランだ、これじゃ、子どもを食い物にする「ファミリーレス」レストランじゃないか、と憤まんが収まらない。レジで抗議して、視聴料の百円だけは勘弁してもらった。コンピュータやAV機器を使った環境汚染、なくもがなのサービスを、僕は拒否したい。

Iさんといっしょに、〈1万人宣言〉の広告の件で某広告社に行って、広告料の値切り交渉をする。相手は、こちらの言い値ではとても無理、という顔。2社で税込み100万円くらいいるかな・・・。厳しいな。

ムスコ、こんところあまり自己主張せず、すぐに目に涙をためて、すがりついてくる。いいたいことがあるのに、うまく言えないんだろうか。

三菱自、乗用車でも欠陥隠しと公表 00年の欠陥隠し以後も。

「核保有国の軍縮なくして核拡散防止はあり得ない」byブリスク前IAEA委員長【朝日】

6月4日(金) 護憲派と攘夷派

 護憲派の旗色が悪い。幕末の攘夷派になぞらえる論者もいる。時代の流れを見ない思考停止の守旧派、というわけである。いっそ第二次大戦末期の「国体護持派」にたとえてくれてもいい。当時の「国体護持派」のいう「国体」とは天皇制であったのに対して、われわれの「国体」とは、「国民主権、基本的人権の尊重、平和主義」という、憲法に表わされた3原理である。これに対して、改憲派の論議は、もっと骨太かというと、「国のかたち」とか言う割に、あいまいで、上記の3原理を水で薄めることばかりに精を出しているように見える。
「平和主義もけっこうだが、一国平和主義ではなく国際貢献を入れよう」という。武器を捨てる、という憲法を持つがゆえに、私たちの国はこれまで他国に武器を持ち込んで血を流すことも儲けることもしなかった。これがどれほどすごい国際貢献か、きれい事を言いながら武器で儲ける他の先進国と比べてみればわかることだ。
「基本的人権もけっこうだが、利己的な権利の濫用を制限すべきだ」という。憲法は道徳の教科書ではない。国家はほおっておけば人を食うリバイアサンだ、という認識のもとに、国民が国家の手足を縛ることを目的に「憲法」というものは発明された、そういう歴史の筋道をこの論議は没却している。

すでに、国会では9割が改憲派といっていい。「時代にあわせて憲法を考える」というのはわかるが、ことは、憲法の基本理念である「国民主権、基本的人権の尊重、平和主義」に関わる改正である。その理念を強化する、遺漏をなくす、という改正ならわかるが、その理念をゆるめる、あいまいにするという方向に改正論議は向かっている。憲法擁護義務をもつ公務員たる国会議員の大半が、これらの理念に確たる信頼を置いていない、ということであろうか。
 そもそも永田町での議論と国民の意識に大きなねじれがある。今の政治や社会の閉塞状況を憲法のせいであると考えている市民は少数であろう。改正論議の焦点、9条だって、「守る」派はいまだ5割いる。政治家や政党の腐敗・無能によって起った問題を、憲法問題にすり替え、自分たちの思い描く「国のかたち」を国民におしつけようとしているのではないか。

〈1万人宣言〉の賛同人勧誘に旧知の会社社長Fさんを訪ねたが、奥さんが怪しがって会わせてくれなかった。次に民主党県連を訪ねたが、Sさんは不在。

〈声〉のMLで、KさんがIさんに、広告のことで怒り出す。

年金法案、参院委で可決 与党が強行採決

骨太の方針第4弾決定 郵政民営化法案の05年度提出、地方へ3兆円の税源移譲、社会保障制度の見直し開始を明記

自民党憲法改正PTが論点整理案 自衛戦力保持明記 前文に愛国心

6月5日(土) 「心の教育」よりコミュニケーションスキルを

午前中、公明党のことで母と言い合いになって気分悪し。もう母と、政治の話はしないことに決めた。

「学校の内外でいま「心の教育」が叫ばれているが、こうあるべきという「べき論」では子どもたちの生きる力、社会生活に必要な技術は育たない気がする。むしろ、他者と積極的に交わるためのコミュニケーション技術、自他の人権を大切にしながら適切な主張を行うための訓練、怒りの感情の制御法といったプログラムを、日本の現実に合わせて実践していく時期だろうと思う。」
「佐世保事件 怒りを言葉にする支援を」by黒沢幸子(目白大学助教授) 【朝日】

年金改革法が成立 参院本会議 民・社欠席のまま 民主の「奇策」不発 【日経】y

6月6日(日) 生活の行き詰まり

「干潟を愛する会」の和歌浦干潟観察会にムスコと参加。ムスコはカニやヤドカリをいっぱいとって、楽しそうだった。ぼくは、潮干狩りの場所と隔てられた狭いきたない場所でちっちゃな貝やカニなんか探すの退屈。暑くて疲れたし、途中で失礼する。

カミさんに、今後のことどう考えているのか詰め寄られる。辛い。もう一度市長選に出る確信もない。文章で食べていける自信もない。店は売り上げ激減で、家計は完全にカミさんに依存している。ムスコのめんどう見ることを考えたら店を続けるしかないように思う。とにかく、書いて打開するしかないのだが、仕事、育児、市民運動に時間とられて勉強時間がない。焦る。焦る。

6月7日(月) 金集めの日々

先日行った社長のところに行くと、奥さんが、賛同署名と寄付2千円を用意してくれていた。よかった。

沖縄米海兵隊、北海道へ一部移転案 非公式協議で米が日本に提案 横田基地に空自司令部同居も提案

「有事対応」で、20府県が自衛官OB採用 朝日新聞調べで判明 東京都は現職採用

レーガン元大統領が死去 93歳

6月8日(火)


在韓米軍3分の1削減 米が韓国政府に正式伝達 日本への影響未知数 安保空白懸念

ノルマンディー上陸作戦60周年式典にドイツのシュレーダー首相が初めて参加

6月9日(水) 茶髪時代の終焉


多国籍軍へ自衛隊参加の方針 サミットで表明へ 安保理決議に人道復興支援任務追加で

雅子様巡る発言で、皇太子さま説明文書「個々の動き批判するつもりない」

自・民、参院正常化で合意

改正雇用安定法が成立 定年後再雇用、労使に深い溝

ヘアカラー影薄く 若者の黒髪志向強まり 【朝日】

自民公約 集団的自衛権を明確化

イラク新決議、安保理全会一致で 月末に「完全な主権回復」 【日経】y

日米首脳会談 首相、多国籍軍参加を表明 北朝鮮核で連携 【日経】y

6月10日(木)


6月11日(金) 自衛隊の多国籍軍参加

〈声〉の事務局会議。朝日読売毎日3紙に7段の広告掲載を決定。予算は110万プラス消費税。事務局メンバーがめいめいあと10人ずつ集めよう、となる。今後、この活動をどうしていくか、次回に討論することに。

三菱自・河添もと社長ら逮捕 クラッチ欠陥隠す 【朝日】

サバナ・サミット閉幕。イラク暫定政権支援を決議。議長総括は拉致問題を盛る。
サミット後の会見で多国籍軍参加を小泉首相が正式表明。
仏独は「派兵拒否」譲らず

6月12日(土) 図書館の「特別整理期間」とは?

昼からムスコと店番しながら遊ぶ。紙で人や動物、家を切ってつくり、動かしてあげたら、大喜び。母の自転車に2人乗りして帰ってくる。これもムスコ、大のお気に入り。保育所つまんないと言うのも、僕が遊んであげすぎなのかな?

県立図書館に行ったら、特別整理期間で休館。ため息。しょっちゅう休んでいるという印象。一週間も休館せな「整理」できんか?もっと利用者サービスを考えろよ。

6月13日(日) ムスコと遊ぶ

今日もムスコといっしょに店で過ごす。
だいたい一人で、絵を描いたり不思議な飾り物を作って遊んでいて、世話がない。星、月、ハートを紙で作って、ひもにつないで、一番下に石をくくりつけ、それを店のわきにはっつける。たらいに水をはって石をつけておく。来るたびにこれをつくる。

近所の美容室のお姉さんに、メダカをもらう。黒メダカは、発泡スチロールの箱に、ホテイアオイについた白めだかの卵は、ちいさなバケツに入れ、ベランダに置く。コーナンで「メダカのえさ」を買ってくる。ついでにエバーグリーンで焼酎も。

晴天の週末だったのに、結局土日とも店の売り上げは1日1万5千円。サカキやシキミの客ばかりで、単価がひじょうに低い。これでも、必死に仕事中に題目あげて、客よ来い、最低1万5千円に、と祈った結果だ。

加藤典洋『小説の未来』読み始める。両村上の章読む。論じる対象の小説を読んでいなくても、おもしろい。よくわかる。このタイプの評論、ぼくも目指したい。
わからなかったことがよくわかる、という点を、売りにした著述活動をしていきたい。

6月14日(月) 加藤典洋『小説の未来』/強盛に祈るとは/義理のネットワーク


明け方起き、『小説の未来』の、大江のところと高橋のところを読む。よくわかる。おもしろい。知的スリルがある。作者に対して温かい。

カンカンに照りつけるが、乾燥していて日陰にいると気持ちのよい一日。
朝からよく売れ、結局3万2千円。盆暮れ彼岸以外では最高記録かな。ただし、花はふだんより少しよく売れただけで、蜂蜜、甘夏、らっきょうが一度に売れたせい。油断できない。花は、今日仕入れたユリがほとんど一日で売れてしまった。これから、ハイブリッドユリはいつも仕入れておこうと思う。木曜日に仕入れた野菜はまったく売れない。困ったなあ。完全にお荷物、不採算要因になっている。高い、品揃えが悪い、新鮮さを保てない。撤退すべきか?
3軒隣のライバル店Rは、店の中ががらんとしている。もうやる気ないのか?やはりうちが苦しいときはむこうも苦しい。再起を期したが、4~5月は最低だったんだろう。

強盛に祈るとは、どういうことか。なんとか目標を達成しようとする執念が生まれる。結果が出るように、待つだけではなく、因となる行動をしようとする。好機に備えて準備をしておくようになる。

親戚のおばさん、〈1万人宣言〉賛同人になってくれる。完全に、「義理」である。新聞の書評欄にのっていた「互酬のネットワーク」である。理念のネットワークをつくろうとしてこんな義理のネットワークに足をとられるとしたら、それは本末転倒だろう。そこで、創価学会はつくづくすごいと思う。義理のネットワークに訴えてもそれは「方便」「化儀」として利用するだけ。信心のネットワークに人を近づけていく(結縁)。義理のつきあいでおわってもそれは「下種」となる。頭のなかですべてのことが意味転換をほどこされ、現実の人間関係に革命が起る。

ムスコと久しぶりに書店に。世界7月号と、NHK講座のテキスト「建築と空間」買う。
メダカ見るのが楽しみ。

近鉄・オリックス球団合併を発表

6月15日(火) 国民「保護」法成立


有事関連7法が成立。

自己啓発反省日記04年6月下? へ続く

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