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0530 先制攻撃論を批判 マレーシア首相 非同盟閣僚会議で演説 [赤旗]

 【ハノイ=鈴木勝比古】非同盟諸国会議議長国マレーシアのアブドラ首相は二十九日、プトラジャヤで開会した非同盟調整ビューロー閣僚会議で基調演説を行い、「諸大国がテロとのたたかいでとっている行動は明らかに国際法と文明社会の行動規範に違反している」と批判しました。

 同首相は「人道介入、防衛責任、先制攻撃戦争などの考えを含む新しい概念と教義がわれわれに押し付けられている」とし、「これらすべては、国連憲章に明記された伝統的、普遍的に受け入れられた概念に対する挑戦である」と指摘。「今日、国際関係で単独行動に訴える傾向がある。これは国連安保理の承認が得られない時に国連の枠外で行動するものである」と批判し、「われわれはこうした傾向に反対し、国連憲章に明記された諸原則を擁護する」と強調しました。

 アブドラ首相は、非同盟運動と発展途上諸国の組織である「77カ国グループ(G77)+中国」の協力を強化して「その潜在力を最大化」し、「途上国がもはや排除されないよう保障する」ことを訴えました。そして「重要な諸課題に関するわれわれの関心や声が主要国首脳会議(G8)などで取り上げられる必要がある」と指摘しました。

 同時に貿易の分野で、途上国間の協力を強化することの重要性を強調し、「途上国が国際貿易システムの主流に加わる」意義にふれました。

 非同盟閣僚会議は二十九、三十の両日、最終文書案を討議し、採択します。今回の会議は九月にハバナで開催する非同盟諸国首脳会議の準備を目的としています。
URL:http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-05-30/2006053007_02_0.html

国際法侵す単独主義 国連重視うたう 非同盟外相会議が宣言

 【ハノイ=鈴木勝比古】ドーハ(カタール)からの報道によると、非同盟諸国外相会議が十三日、ドーハで開催されました。会議で採択された共同宣言は、単独行動主義が武力による威嚇をもたらし国際法に反するとして反対を表明、多国間主義と国連重視をうたっています。

 この外相会議は十五日からの「G77・中国」(七十七カ国グループ)による首脳会議を前に開かれたもので、百九カ国が参加しました。

 宣言は「国際法の侵食・違反、武力の行使と威嚇、特定の国による一方的な制裁を含め、圧力と強制をもたらす単独行動主義を拒否する」と言明。「多国間主義への関与と多国間主義の促進、強化の重要性」を強調しました。

 また「国連の機構改革を含む国連の枠内のあらゆる改革は、民主主義、有効性、効率性、透明性と責任性をより促進するものにすべきだ」と述べています。

 さらに、人類の生存と文明に対する最大の脅威となっている核兵器をはじめとする大量破壊兵器の完全廃絶実現の重要性を再確認しています。

 会議の議長を務めたマレーシアのサイドハミド外相は会議後、「国連は国際社会を代表する唯一の機関だ。その強化にあたっては、国連民主化の過程で、より小さく、より弱い国々の参加が保障されるべきだ」と語りました。
七十七カ国グループ
 加盟国間の経済協力や国連体制下の国際会議で共通の立場を表明することを主な活動目的とする途上国のグループ。一九六四年七十七カ国で発足。現在非同盟運動参加の百十六カ国を上回る百三十二カ国が加盟しています。

TITLE:国際法侵す単独主義/国連重視うたう 非同盟外相会議が宣言
DATE:2005/06/15 15:07
URL:http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-06-16/07_01_3.html
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