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1223 トルコ軍が越境攻撃 対PKKで成果強調 [朝日]

2007年12月23日19時10分
 トルコ軍は22日、イラク北部にある武装組織クルド労働者党(PKK)の拠点を攻撃したと発表した。アナトリア通信が伝えた。発表によると同日午後、戦闘機がトルコ南東部から越境して爆撃。さらにトルコ側から砲撃も行った。被害の詳細は不明だが、軍は「テロリスト数百人を壊滅させた」と成果を強調。軍はこのところ小規模な越境作戦を断続的に実行している。
URL:http://www.asahi.com/international/update/1223/TKY200712230132.html

1219 トルコ軍300人がイラク北部に越境 夜には撤退開始 [朝日]

2007年12月19日01時36分
 トルコ軍は18日、クルド人独立国家を目指す武装組織「クルド労働者党」(PKK)の掃討を理由に兵士約300人をイラク北部に越境させた。現地では小規模な衝突があったという。同軍は今月に入り、越境攻撃を繰り返しており、今回の派兵数は最大規模。AFP通信は、クルド地域政府の話として、同日夜までにトルコ軍が撤退を始めたと報じた。
URL:http://www.asahi.com/international/update/1218/TKY200712180358.html

1123 イラクで治安改善の動き…テロ激減、避難民も帰還 [読売]

 【カイロ=宮明敬】対米協力者へのテロや宗派抗争などによる殺人事件が頻発していたイラクで、シーア派住民が多数を占めるバグダッド東部など一部の地域で治安が改善し、夕方以降の買い物や夜間外出を楽しむ住民も出始めた。

 シリアやヨルダンに逃れていた人々や国内避難民も少しずつ帰還し、失われた日常生活を取り戻そうとしている。

 「治安の悪化で2005年初めに閉鎖した工場の操業を最近再開した。顧客への配達も始めたところで、昔に戻ったようだ」。バグダッド市内東南部のニュー・バグダッドで食品加工業を営むアワド・サルミさん(62)は、本紙のバグダッド通信員を前に相好を崩した。

 同市内北部のアザミヤ地区に住むワリード・アリさん(34)も数週間前、避難していたバグダッド南方の町から戻り、衣料品店を再開。「昔はテロリストの巣窟(そうくつ)だったが、随分よくなった」と語る。

 周辺国からの帰還組もいる。市中心部で写真屋を営むハズィム・ザルガニさん(37)は、「シリアで2年間、辛酸をなめ、故郷に帰りたいと思い続けてきた」。親せきの「今なら大丈夫」という言葉を信じて戻ってきたという。

 マリキ首相は今月11日、バグダッドにおけるテロ行為が昨年に比べて77%減少し、国内外に避難していた7000家族が首都に帰還した、と発表した。

 イラク駐留米軍のジェームズ・シモンズ少将も15日、イラク全土で道路脇や車などに仕掛けられた自家製爆弾の数が、今年3月の3239個から徐々に減り、10月は1560個になったと語った。マリキ首相の挙げた数字には疑問も出ているが、市民の声は、「治安改善」が政府の宣伝だけでないことを物語っている。

 シーア派の聖地で、イラク最大級の墓地を抱える中部のナジャフでは、「墓掘り作業員が暇になった」との軽口が聞かれるという。墓地の担当者によると、テロや抗争の犠牲となって埋葬される遺体の数が、7月には約900体だったのが、10月は130体まで減ったというのだ。

 「治安改善」の理由は明確でないが、政府当局者は「民兵組織や旧バース党員との対話、恩赦などによって国民和解を進めた結果だ」と胸を張る。米軍増強によって今年2月から始まった過激派掃討作戦が奏功した、との指摘もある。

 だが、この動きが一過性で終わるか、太い流れとなってイラクの正常化へ向かうかは予断を許さない。

 バグダッド西部に住むスンニ派市民(39)は、「(旧ユーゴの)民族浄化にも似た宗派ごとの住み分けが進んだ結果で、昔に戻りつつあるのではない」と断言する。「それに、バグダッドの治安改善は(市中央を流れる)チグリス川の東岸部だけ。シーア派住民地域に限られている」

 イラク南部のバスラでは、英兵約500人が9月初め、市中心部の旧大統領宮殿から引き揚げて以来、流血事件が激減した。英軍少将は、「攻撃対象(である我々)が消えたからだ」と認めた。

(2007年11月23日9時43分 読売新聞)
URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20071123i4w1.htm?from=main4

1014 シリアの200万イラク難民 行き先見えず絶望の日々 [朝日]

2007年10月14日20時36分

 イラクの治安悪化で家を追われた200万人もの難民を抱える隣国シリアが、今月から国境を閉鎖し、イラク人に対する入国ビザ制限を始めた。背景には、シリアと米国との不協和音がある。故郷に戻れず、第三国への移住もままならないイラク難民たちは、「悪夢」を引きずったまま隣国で絶望の日々を過ごしている。

 倉庫のような受付場所に、イラク人家族らの行列ができていた。ダマスカス郊外にある国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の難民登録センター。受付とは別に、長い廊下が30のブースに仕切られている。難民認定のための面接場所だ。

 しかし、受け付けから面接までたどり着くには平均で半年待ちだ。難民登録までにビザが切れると不法滞在になる。就労はできない。イラクから持ち込んだ貯金を取り崩している人が大半だ。

 そんな中、シリア政府は今月から、イラク人に対する入国ビザを商用目的などに制限し、国境を閉鎖した。ビラール情報相は「イラク難民受け入れで年間10億ドルもの負担をシリアは強いられている。軍事力でイラクを占領しながら、その結果追い出された人たちには何ら支援をしない米国へのメッセージだ」と語る。

 バグダッドとダマスカスを行き来する乗り合いバスのイラク人運転手らによると、ビザ制限開始のうわさが広まった先月下旬には、通常の10倍にあたる1日約2万人が国境を越えてシリアに駆け込んだ。制限措置が始まった今月1日以降は、客のいないバスを運転している状態だという。

 一方、ダマスカス周辺にはイラク難民たちが集まる「街」が出現している。最大規模の約70万人が暮らすとされるセイダ・ザイナブ地区のイスラム教徒女性アハラムさん(42)は2年前まで、バグダッドの米政府関連事務所で英訳作業などに従事していた。通勤途中に武装勢力に拉致され、8日間監禁されたのを機に家族とともにイラクを脱出。ダマスカスで難民認定を受けた後、米国への移住を申請している。

 しかし、管轄する米国土安全保障省からは「最終決定まで、どれくらい時間がかかるか分からない」と告げる紙切れが来ただけだ。

 外交筋によると、シリアを「テロ支援国家」と名指しする米国とシリアとの不協和音が、米国への移住を希望するイラク難民の状況にも影を落としている。イラク難民と面接をする米政府担当者にシリア政府が入国ビザを発給しないため、手続きが進まないという。

 〈キーワード〉イラク難民 UNHCRによると、イラクの人口の7分の1にあたる400万人以上が家を追われた。シリアには最大の150万~200万人が滞在する。それに次ぐ50万~75万人を受け入れるヨルダンはすでに入国制限を実施。1日平均2000人が流入し、「最後のとりで」だったシリアの国境閉鎖でイラク人らは行き場をなくした。イラク国内の避難民は200万人以上いるという。

 米国は今年初め、9月末までに7000人のイラク難民を受け入れると発表。その後、目標を2000人に下方修正した。米メディアによると、実際に受け入れたのは約900人にとどまっている。
URL:http://www.asahi.com/international/update/1014/TKY200710140193.html

0916 サドル師派、シーア派与党連合を離脱 マリキ首相窮地に [朝日]

2007年09月16日18時32分

 イラクのイスラム教シーア派与党会派「統一イラク連合(UIC)」の一角を占める反米強硬派ムクタダ・サドル師派は15日夜、UICから離脱すると発表した。昨年5月のマリキ政権誕生の立役者だったサドル師派の離脱は「死に体」化が進むマリキ首相にとって大打撃。政局が一気に流動化する可能性が出てきた。

 国民議会275議席のうち32議席を占めるサドル師派の離脱により、UICはマリキ氏の出身母体ダワ党とイスラム最高評議会(SIIC)などの計85議席まで減少。共闘するクルド人勢力(53議席)を合わせても過半数ぎりぎりだ。石油収入の分配方法を定める石油法案をめぐってクルド人勢力とシーア派のあつれきが強まっており、予断を許さない情勢だ。

 中部ナジャフで同日会見したサドル師派のオベイディ報道官は、今年3月にUICから離脱したシーア派のファデラ党(15議席)と新会派を結成する可能性を示唆した。実現すれば、サドル師派が抜けたUICとクルド人勢力に次ぐ、第3の勢力に躍り出る。

 マリキ氏への不信を表明して閣議や国会ボイコットを続ける野党スンニ派会派「イラク合意戦線」は44議席を占め、マリキ氏に対する不信任案提出の構えも見せる。各派との合従連衡の行方によっては不信任案成立の可能性が出てくる。

 サドル師派は今年4月、駐留米軍撤退日程を示さないマリキ氏に不満を表明して閣僚6人が政権離脱。さらにマリキ氏の治安対策などが不十分として国会ボイコットを続けてきた。

 この時期にUIC離脱に踏み切った背景には、同派の強い反対にもかかわらず、米ブッシュ政権が実現を強く求める石油法案などの「親米政策」をマリキ氏が推し進めていることや、同派民兵組織マフディ軍とSIICのバドル軍との確執が限界に達したことなどがあるとみられる。

 マリキ政権は、37閣僚のうち、サドル師派、スンニ派、世俗派アラウィ元首相派の計17閣僚が離脱かボイコットで不在という異常事態に陥っている。これらを切り捨てる形でマリキ氏は先月、シーア派有力2党(ダワ、SIIC)とクルド人勢力による新政治勢力の結成を発表。最大の政治課題である国内融和を置き去りにしたまま、石油法案や旧バース党員の扱いなどの国会審議を多数派で押し切る構えを見せていた。しかしサドル師派の完全離脱で、これらの目標の実現はさらに難しくなるとみられる。
URL:http://www.asahi.com/international/update/0916/TKY200709160087.html

0913 親米・反アルカイダの部族長爆殺 イラク [朝日]

2007年09月13日23時11分

 イラク西部アンバル州ラマディで13日、イスラム教スンニ派の有力部族長アブドルサッタール・アブリシャ氏の車列付近で路肩にあった爆弾が爆発。ロイター通信によると、同氏と護衛2人の計3人が死亡した。

 アブリシャ氏は昨年、同州の他の部族リーダーらとともに「アンバル救済評議会」を結成。駐留米軍とも協力しながら、国際テロ組織アルカイダ系スンニ派過激派の掃討にあたった。今月3日に同州を電撃訪問したブッシュ米大統領とも会談したばかりだった。

 イラク駐留米軍のペトレイアス司令官は10日の米議会証言で、同州の部族がアルカイダとの関係を断つことで治安が大幅に改善したことを「成果」とし、モデルに挙げていた。

 しかし、アルカイダ系過激派が、米側が頼みとする部族長らへの攻勢を強め始めたことで、治安が再び悪化し、今後本格化する駐留米軍の撤退に影を落とす可能性がある。
URL:http://www.asahi.com/international/update/0913/TKY200709130437.html

0830 サドル師 マフディ軍の活動、半年停止 統制とれず [朝日]

2007年08月30日23時15分

0901 8月の民間人死者1771人 イラク依然、泥沼 [朝日]

2007年09月01日19時11分

 AFP通信は1日、イラク国内で8月に殺害された民間人の数が、少なくとも1771人(前月比119人増)にのぼると報じた。民間人の死者数は2カ月連続で増加しており、イスラム教のスンニ、シーア両宗派間の抗争だけでなく、シーア派同士の勢力争いも激しくなっていることも影響している。

 同通信によると、5月に1951人だった犠牲者数は、6月には1241人まで減少。米国は、増派による国際テロ組織アルカイダ系武装勢力の掃討作戦強化で事態は沈静化してきたと主張していたが、7月には1652人と再び増加した。
URL:http://www.asahi.com/international/update/0901/TKY200709010211.html

 イラクのイスラム教シーア派指導者ムクタダ・サドル師は29日、自派の民兵組織マフディ軍の活動を6カ月停止すると発表した。サドル師が同軍を統制できなくなっていることが理由とみられる。サドル師の側近は、あらゆる武装闘争を停止するとし、米軍への攻撃も禁じたという。

 マフディ軍はイラク戦争後に反米強硬派のサドル師を中心に創設された。軍の全容は明らかになっていないが、兵力は数千人に及ぶとされる。米国は、イラク政府高官の誘拐や殺害事件、爆弾テロなどを首謀しているとし、「和平達成のための最大の障害」と指摘してきた。

 サドル師は活動停止の理由を「組織再編のため」としているが、過激化する同軍をサドル師自身も抑えられなくなったことに危機感を抱き、組織の立て直しをはかることが目的のようだ。

 マフディ軍の幹部の一人は、朝日新聞の取材に対し、同軍の複数の幹部がサドル師の指揮系統をはずれ、独自にイランの情報機関と接触し、援助を受けていることを明らかにした。また、イラク政府が同軍の排除に本腰を入れ始めたことなどから「しばらく、おとなしくしていた方がいい」という判断が働いた結果と話す。

 28日には、中部カルバラで、サドル師派民兵と宗教祭典の警備にあたっていたシーア派有力組織であるイスラム最高評議会系の治安部隊が撃ち合いになり、巡礼者ら52人が死亡、300人以上が負傷した。
URL:http://www.asahi.com/international/update/0830/TKY200708300380.html

0827 マリキ首相、抗争解決策発表 旧バース党公職復帰 [朝日]

2007年08月27日21時38分

 イラクのマリキ首相は26日、スンニ派勢力、クルド人勢力の指導者とともに会見し、宗派間抗争や民族問題を解決するための施策を早期実施していくことで合意したと発表した。

 ロイター通信によると、法的手続きなしで拘束されている収監者の釈放や、旧フセイン政権で実権を握っていた旧バース党関係者の公職復帰、石油収入の分配方法などを定めた法案を議会に提出するという。

 マリキ政権では8月に入り、閣僚の辞任や閣議ボイコットが相次いでおり、米国で同首相の政治手腕を疑う声が上がっているほか、仏外相も米誌インタビューで「首相を取り換えるべきだ」と発言するなど批判が高まっている。

 マリキ首相は、今回の合意で批判をかわし、引き続き米国などから支援を得ることを狙っているとみられる。
URL:http://www.asahi.com/international/update/0827/TKY200708270327.html

0821 「死に体」マリキ首相、シリアを訪問 「反米国家」行脚 [朝日]

2007年08月21日20時16分

 イラクのマリキ首相は20日、シリアの首都ダマスカスを訪問し、オタリ首相とイラクの治安や難民問題などについて協議した。80年代初めに断交したイラクとシリアは昨年末、四半世紀ぶりに国交を回復。旧フセイン政権期にシリアに亡命していたマリキ氏は首相としての初訪問となった。21日にはアサド大統領と会談した。

 マリキ氏は今月のイラン訪問でアフマディネジャド大統領との蜜月ぶりを見せつけ、ブッシュ米大統領の不興を買ったばかり。だが、治安悪化や閣僚ボイコットなどで急速に「死に体」化が進むマリキ首相にとって近隣の大国イランとシリア訪問は、後ろ盾を求めての「反米国家」行脚と言えそうだ。

 会談で、オタリ氏は「占領軍の存在が過激派を引きつけ、イラクの治安を悪化させている」としてイラク駐留米軍の撤退日程を設定するようマリキ氏に要求。マリキ氏は「治安回復には周辺国との協力が重要だ」と述べるにとどめた。

 オタリ氏は「シリアは150万人近いイラク難民を受け入れ、社会的、経済的な重荷に耐えている」とも強調。難民帰還に不可欠な治安回復と国民融和を促した。
URL:http://www.asahi.com/international/update/0821/TKY200708210408.html

0820 サマワ近郊で州知事暗殺 路肩爆弾が爆発 イラク [朝日]

2007年08月20日19時01分

 陸上自衛隊が駐留していたイラク南部ムサンナ州サマワ近郊で20日、路肩爆弾が爆発し、車で出勤中だった同州のハッサーニ知事ら2人が死亡、護衛2人が負傷した。警察は知事を狙った爆弾テロとみている。

 南部では11日にもカーデシーヤ州のハムザ知事が爆弾テロで暗殺された。両知事ともイスラム教シーア派の有力政党イスラム最高評議会(SIIC)に所属する。同党傘下の民兵組織バドル軍と、サドル師派のマフディ軍によるシーア派民兵同士の抗争が激化しており、両知事暗殺はマフディ軍による犯行の可能性がある。

 北部でアルカイダ系スンニ派過激派が大規模テロを繰り返す一方で、南部の無法地帯化も進んでいる。昨年7月の陸自撤収後、ムサンナ州など南部の治安維持を担う英軍への攻撃も増加。今年に入って英兵41人が死亡、すでに昨年1年間の29人を大きく上回っている。
URL:http://www.asahi.com/international/update/0820/TKY200708200226.html

0816 イラクのテロ死者、400人に 副首相「まるで核攻撃」 [朝日]

2007年08月16日23時20分

 イラク北部モスル近郊の同時自爆テロで、同国内務省のハラフ広報官は16日、死者数が400人に達したと発表した。AP通信が伝えた。03年3月の開戦以来最悪となっていた惨事は、「500人以上が死亡」との情報も流れており、さらに衝撃が広がっている。

 現場は、北部の主要都市モスルの西郊でシリア国境に近い二つの村。同広報官によると、4台のトラックの爆発に2トンの爆発物が使われた。建物の下敷きになった人々の救出作業が続いているが、現場周辺は病院が足りないため、クルド地域の病院などへ分散して搬送。死傷者の実態把握が困難となっている。

 現場を同日訪れたクルド人のサレハ副首相は「まるで核爆弾を落とされたようだ」とロイター通信に驚きを語った。標的となったクルド人系の少数宗派ヤジディの信者らは副首相に詰め寄り、「イスラム教徒でない我々を、アルカイダが皆殺しにしようとしている」と危機を訴えた。

 現場周辺は、イスラム教スンニ派アラブ人とクルド人の混住地域。アルカイダ系とみられるスンニ派過激派がクルド人の大量殺害を実行したことで、米軍やイラク軍の展開が薄く、治安の空白地帯となっている北部で、宗派対立の火種に火がつく恐れもある。

 クルド地域政府のバルザニ大統領は同日、クルド民兵組織ペシュメルガの340人を治安維持のため現地に派遣した。
URL:http://www.asahi.com/international/update/0816/TKY200708160379.html

0815 イラク自爆テロ、死者200人超える 開戦以来最悪規模 [朝日]

2007年08月15日22時20分

 イラク北部モスル近郊で起きた同時自爆テロの死者は、15日までに200人を超えた。比較的治安が安定していた北部で大規模テロが続く背景には、米軍増派による掃討作戦で中部の拠点を追われたアルカイダ系スンニ派過激派が北部に転戦し、9月の米議会へのイラク情勢報告をにらみ米軍と競い合っている状況があるとみられる。

 地元当局者によると、モスル近郊のテロ現場では、爆発で崩れた建物の下敷きとなった人たちの救出作業が続いており、死者数はまだ増える可能性がある。北部では、先月7日にもトゥズフルマト近郊のイスラム教シーア派トルクメン人が多い村で150人以上が死亡する自爆テロがあったばかり。

 米軍は掃討作戦を首都バグダッドや中部ディヤラ州などで実施。これらの地域でのテロ件数や宗派対立が減少傾向にあると主張、9月の米議会報告の「成果」として盛り込みたい意向とされる。

 さらに今月13日からは「稲妻の鉄槌(てっつい)作戦」と題して1万6000人規模をアルカイダ系過激派の拠点があるディヤラ州に重点投入。「テロ組織に安息の地がないことを知らしめるのが目的」(現場指揮官のミクソン少将)としていた。

 「鉄槌」をかわした過激派は、米軍の展開が薄く、共闘するスンニ派武装勢力が多い北部に移動。無防備な標的を狙った大量殺害を繰り返して泥沼の治安状況を見せつけ、米国内の米軍撤退世論を促す「PR戦術」をとっているとみられる。

 今回標的となったクルド人系の少数宗派ヤジディは、イスラム教多数派からは「異端」と非難されているという。今年4月、18歳の信者の女性がイスラム教徒の男性と結婚するためにイスラム教に改宗したことから親族に殺害される事件があり、アルカイダ系過激派が「ヤジディは反イスラム的だ」として攻撃予告していた。

 英軍が撤退を進めている南部ではシーア派民兵同士の抗争が激化。中部の治安改善に焦点をあてたい米ブッシュ政権の思惑に反し、泥沼状況は拡散している。イラク政府によると7月の民間人死者数は1653人で、前月より30%増加した。
URL:http://www.asahi.com/international/update/0815/TKY200708150295.html

0811 イラク・マリキ首相がけっぷち 閣僚37人中17人去る [朝日]

2007年08月11日18時27分

 イラクのマリキ首相が、がけっぷちに立たされている。今月に入って閣僚の辞任やボイコットが相次ぎ、閣僚37人中17人が不在という異常事態だ。米国の反対を押し切って、国会は9月初旬までの夏休みに突入。同15日のイラク駐留米軍司令官らによる米議会への情勢報告期限までに、ブッシュ政権が強く求める石油法案などの「宿題」を仕上げるのは、ほぼ絶望的な情勢だ。

 首相を支えるイスラム教シーア派の中からも、反米強硬派のサドル師派閣僚6人が「マリキ氏が米軍撤退日程を示さないのが不満」としてすでに離脱していたのに続き、今月1日にはスンニ派有力政党「イラク合意戦線」の閣僚6人が辞任を表明。

 マリキ氏は辞任受け入れを拒否して復帰を呼びかけているが、さらに世俗派アラウィ元首相派の閣僚5人も「政治参加や治安対策をめぐる要求をマリキ氏が無視した」(同派議員)として6日から閣議ボイコットを始め、追い打ちをかけた。

 マリキ氏の求心力の低下は明らかで、アラウィ氏やジャファリ前首相らが「マリキ後」の政界再編に向けて水面下で動き始めている。

 アラブメディアによると、ブッシュ米大統領は最近、イラクのタラバニ大統領と電話会談し、マリキ政権閣僚の相次ぐ離脱に懸念を表明。「米国は、マリキ首相よりもイラクの政治プロセスへの支援に関心がある」と、首相を見限るような発言さえしたとされる。

 米議会でのイラク情勢報告を目前に控え、米側からは「ワシントンの時計の針は、バグダッドの時計よりも断然速く進む」(クロッカー駐イラク米大使)といった焦りの声が漏れ始めた。
URL:http://www.asahi.com/international/update/0811/TKY200708110221.html

0806 イラク軍将校、わいろ受け取りテロ黙認 腐敗深刻 [朝日]

2007年08月06日22時03分
 イラクの治安を担うイラク軍の腐敗が深刻になっている。朝日新聞バグダッド支局が入手した軍内部の報告や関係者の話から、将校が武装勢力からわいろを受け取って自爆テロを「黙認」しているなどの実態が明らかになった。治安権限の移譲を目指す米国とイラク政府に対し、軍内部から「最優先すべきは腐敗の一掃だ」との声も聞かれる。

 バグダッド中心部を流れるチグリス川に架かるサラフィヤ橋で4月12日、トラックが自爆して少なくとも10人が死亡、橋は大破して通行不能になった。川で東西に分かれているバグダッドで橋は市民生活の命綱で、市民に衝撃を与えた。

 イラク軍関係者によると、このテロには橋の警備を担当する部隊指揮官の大佐が関与していた。スンニ派アルカイダ系組織から4万ドルを受け取り、検問所で大量の爆薬を積み込んだトラックの通行を許したという。

 さらにこの大佐は、非アルカイダ系過激派のイラク・イスラム軍やシーア派の反米強硬派マフディ軍など複数の勢力からも数千~数万ドルの現金を受領。見返りとして兵士配置の手薄な地域をつくったり、検問所を移動させたりしてテロ攻撃をやりやすくしていた。

 バグダッドのサドリヤ市場でトラックが自爆し、127人が死亡した4月18日のテロでは、別の指揮官がスンニ派過激派から2万ドルを受領。トラックの検問所通過を黙認したことが内部調査で分かり、拘束された。

 金銭受領にとどまらず、武装勢力と国軍兵士を「掛け持ち」している例すらある。シーア派の少佐は、兵士の給料を乗せた装甲車を襲撃。自ら所属するマフディ軍に横流しした。配下の兵士17人を武装勢力が待ち伏せする地点に向かわせ、殺させたスンニ派の大尉も。いずれも発覚して軍に拘束されたという。

 あるイラク軍将校によると、軍の腐敗は91年の湾岸戦争後に深刻になった。経済制裁などで社会全体が困窮するなか、幹部らが部下の給料をピンハネするのが横行。さらに03年のフセイン政権崩壊後は贈賄に力を入れる武装勢力などが現れ、腐敗が広まったという。

 米国とイラク政府は、治安部隊の育成と治安権限の移譲を目指す。軍は内部で摘発を進めているが、公表していない。あるイラク軍将校は「上層部が把握しているのは氷山の一角だ。実態を公表したら国民の信用を失いかねない」と話した。
URL:http://www.asahi.com/international/update/0806/TKY200708060340.html

0716 イラク北部で連続爆弾テロ 85人死亡、180人けが [朝日]

2007年07月16日22時17分

 イラク北部キルクークで16日、自動車とトラックに仕掛けられた爆弾が相次いで爆発し、ロイター通信が伝えた警察当局の話では、少なくとも85人が死亡、180人がけがをした。

 トラックがキルクーク市内の買い物客で込み合う市場で自爆。さらに同市内で、別の車爆弾が2発、爆発した。一連の爆発で周辺の商店や民家が破壊されたほか、多くの客が乗っていたバスが炎上し、死者が増えたという。

 トラックの自爆現場付近には、タラバニ大統領が率いるクルド人政党、クルド愛国同盟(PUK)の事務所がある。

 キルクークはイラクを代表する産油地で、クルド系の住民が多いが、旧フセイン政権はクルド人の追放政策をとった。

 PUKなどのクルド勢力は、キルクークのクルド地域政府管内への編入を求めており、それに反対するアラブ人勢力との緊張が続いている。
URL:http://www.asahi.com/international/update/0716/TKY200707160433.html

0708 自爆テロの死者150人以上か イラク開戦後最大規模 [朝日]

2007年07月08日18時59分

 イラク北部トゥズフルマト近郊の村で7日に起きた自爆テロで、中東の衛星テレビ局アルジャジーラは8日、イラク軍関係者の情報として死者数が150人以上に達したと報じた。

 犠牲者の多くは、崩壊した家屋の下敷きになった女性や子供だという。03年3月の開戦以来、イラク国内でのテロ被害では最大規模となる。車爆弾による自爆という手口から、国際テロ組織アルカイダ系のイスラム教スンニ派過激派による犯行の可能性が高いと駐留米軍はみている。

 一方、首都バグダッド中心部の商業地区カラダ地区付近で8日、車爆弾が相次ぎ爆発。警察が朝日新聞バグダッド支局に伝えたところによると6人が死亡、11人が負傷した。首都近郊の道路でも爆発があり、ロイター通信によると17人が死亡、20人が負傷した。
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