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◎ミュージアムに行きたい06Ⅱ

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1213 ハンセン病:差別の歴史を学習して 熊本に資料館 [毎日]

 熊本県合志市の国立ハンセン病療養所菊池恵楓園内に12日、九州初のハンセン病歴史資料館を兼ねた「社会交流会館」がオープンした。かつて園を囲んでいた隔離壁(高さ約2・4メートル、厚さ約15センチ)に入所者が外を見たい一心で穴を開けた「望郷の窓」や病気が治って退所する際に打ち鳴らした「希望の鐘」など、ハンセン病の歴史を知るうえで貴重な資料約200点を展示している。

 交流会館に改装されたのは旧事務本館。隔離壁は昨年撤去され、「望郷の窓」を含む壁の一部が同館1階に移設された。館内には入所者の日用品なども展示されている。【門田陽介】
URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20061213ddm041040181000c.html

1209 「海底のエジプト」がパリに 最新の水中発掘を展示 [朝日]

2006年12月09日06時05分
 パリ都心の展覧会場グランパレで8日、地中海に沈んだ古代エジプト文明の遺物展が始まった。フランスの海洋考古学研究者、フランク・ゴディオ氏が90年代から発掘してきたもので、約500点の多くが博物館などに展示されたことのない「産地直送」の品々だ。
ファラオ(右)と王妃の石像


 エジプト政府に委託されたゴディオ氏のチームは、古都アレクサンドリア沖などで6次の発掘調査を実施。地震と津波にのまれ、海底の泥に埋もれた大量の遺構や文化財を、最新のハイテク探査技術で突き止めた。

 00年に見つかった巨大石像は、プトレマイオス朝(紀元前305~前30年)のファラオ(王)と王妃、それにナイル川の洪水から民を守るハピ神の3体。それぞれ高さは5メートルを超え、重さは約5トンある。会場には発見時や回収中の映像が流れ、臨場感あふれる演出だ。

 開幕式典にはシラク大統領とムバラク・エジプト大統領が出席した。07年3月16日まで。

 この「海に消えたエジプト展」は、今年5月にベルリンから始まった国際巡回イベントで、米国や日本での開催も計画されている。
URL:http://www.asahi.com/international/update/1209/002.html

1128 学芸員を格下げ? 博物館充実へ文科省が資格見直し [朝日]

2006年11月28日
 生涯学習や地域づくりの拠点として博物館を充実させるため、50年以上前に制定された博物館法の見直しが始まった。資料の収集や保管、調査研究する学芸員の底上げのため、現行資格を「学芸員補」に格下げする案や、経験を積んだ「上級・専門学芸員」新設も考えられている。学芸員資格につながる履修課程を持つ大学などから反発も出そうだ。

 学芸員資格の改正は、文部科学省の「これからの博物館の在り方に関する検討協力者会議」(座長=中川志郎・茨城県自然博物館名誉館長)が打ち出した。今年度中に議論をまとめ、法改正に向けた検討に入る予定だ。

 学芸員資格は、学士の学位と博物館に関する12単位の科目履修や国家試験などで得られ、毎年約1万人の資格者が誕生している。博物館や美術館に就職できる人はごくわずかで、大学関係者が「資格は与えるが、学芸員の養成はしていない」というほど。フランスや英国などの類似資格に比べ、権威や実務経験に大きな差がある。

 検討会議は(1)現行の学芸員を学芸員補に格下げする(2)学芸員になるには5年以上の学芸員補経験や修士号取得、国家試験合格といった条件を設ける(3)10年以上の学芸員経験、実績や研修、国家試験による上級・専門学芸員を新設する、を柱とする案を議論中だ。

 実務経験などの重視で学芸員を「在るべき姿」に近づけたいとの意見が多いが、現在200近い大学が学芸員養成課程を置いており、「学芸員補にすると混乱が起きる」との声も出ている。
URL:http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200611280356.html

1122 各国語版「ドラえもん」など収蔵、まんが博物館開館へ [読売]

各国語訳で出版されている「ドラえもん」(京都市中京区の京都国際マンガミュージアムで) 全国初の総合まんが博物館「京都国際マンガミュージアム」が25日、京都市中京区にオープンする。

 市と京都精華大が開設。収蔵品は、「ドラえもん」のアジア各国での翻訳本や米国版「少年ジャンプ」などを含め約20万点を誇る。海外の大学との連携も始まり、まんがを通じた国際文化交流に乗り出す。

 館長には、「バカの壁」などの著書で知られる解剖学者、養老孟司・東京大名誉教授(69)が就任する。旧龍池小学校校舎を増改築した3階建て延べ約5000平方メートル。総延長140メートルの書架に4万冊が並ぶ「マンガ本の壁」がミュージアムの顔になる。

 「お宝」蔵書の一つが、世界各国の日本まんがの現地版。オーストラリアのチャイナタウンで販売されていた中国語の「名探偵コナン」、手塚治虫さんの「ジャングル大帝」フランス語版、ドイツ語で出版された日本の少女コミック集などで、収集には、豪・モナシュ大日本研究センターや独・ライプチヒ大が協力している。

 展示のほか、近世思想史や美術史などを専攻する研究員4人がまんが文化の研究にあたる。

(2006年11月22日14時55分 読売新聞)
URL:http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20061122i506.htm

1104 元戦犯の記念館、埼玉・川越にオープン 供述書など所蔵 [朝日]

2006年11月04日11時52分
 第2次大戦中、中国遼寧省の撫順戦犯管理所に収容された旧日本軍の元戦犯の供述書や帰国後の記録資料などを集めた「中帰連平和記念館」が3日、埼玉県川越市にオープンした。歴史資料のほか、寄贈された書籍も多く、関係者は次世代に歴史を伝える場になればと期待している。

 記念館を作ったのは「撫順の奇蹟(きせき)を受け継ぐ会」。日本軍の加害証言をしてきた中国帰還者連絡会(中帰連)が02年に関係者の高齢化で解散し、会を引き継いだ。開館式には中帰連の元会員10人あまりや研究者らが集まって開館を祝った。

 記念館には、元戦犯45人分の供述書などのほか、都立大の故山住正己元総長の蔵書約2万冊などが収められている。

 館長の仁木ふみ子さんは「死刑を覚悟で戦犯が書いた供述書など、あの世代の青春を奪った戦争を見つめ直そうとした貴重な記録。若い人たちには、早い段階から戦争を振り返る本を読んでほしい」と話した。

 当分は資料整理のため午後のみ開館。利用希望者は仁木館長(0492・31・9706)に事前申し込みが必要。
URL:http://www.asahi.com/national/update/1104/TKY200611040169.html

◎ミュージアムに行きたい06Ⅰ より続く

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