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●グローバリズム06Ⅱ

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1230 「基軸通貨ユーロ」に存在感 流通額、米ドル超す見通し [朝日]

2006年12月30日11時15分
 欧州単一通貨ユーロの流通額が、12月で初めて米ドルを超える見通しになった。欧州中央銀行(ECB)が28日発表したユーロの流通額(22日時点)は、前週より2%余り多い6280億ユーロ(1ユーロ=1.31ドル換算で約8230億ドル)となり、同時期の米ドルの8130億ドルを上回った。月間でも上回る可能性が高い。02年1月の現金流通から5年。ユーロはドルに匹敵する基軸通貨の地位を固めつつある。

 ユーロ圏は07年1月、スロベニアが参加して13カ国に拡大する。ユーロは域外で使われることが増えているうえ、このところのユーロ高も額を膨らませた。英紙フィナンシャル・タイムズも、12月の流通額がドルを超える、との試算を伝えている。

 ユーロは99年に誕生。現金が流通し、各国通貨からの切り替えが一巡したとみられる03年以降の4年間でも、流通額は1.8倍になった。トリシェECB総裁が「通貨としての信認は高い」と自負するように、基軸通貨として域外で使われる場面も増えているようだ。

 利上げが続く見通しのユーロが、対ドルで値を上げて額を押し上げたことも大きい。ドル安に直面する産油国には、リスク分散のため、資産の一部をドル建てからユーロ建てに切り替える動きも出ている。
URL:http://www.asahi.com/business/update/1230/013.html

0927 世界競争力ランキング、米国が6位に転落 日本は7位 [朝日]

2006年09月27日11時21分
 世界経済フォーラム(本部・ジュネーブ)は26日、06年版の世界競争力ランキングを発表した。昨年1位だった米国が財政赤字などを理由に6位に転落。昨年10位だった日本は、7位に上昇した。整ったインフラや教育された質の高い労働力、技術力が評価された。

 同ランキングは世界125カ国・地域の統計データなどもとにマクロ経済や行政効率、技術力、インフラ整備状況、教育などの要素を指数化し、研究者や経営者ら世界約1万1000人のアンケート回答を組み合わせて算出したもの。今回、評価項目を増やしたため、新しい方式にあてはめて過去のランキングを修正した。

 米国はビジネス環境や市場の効率性、技術力など依然優れているものの、財政赤字の増大からくるマクロ経済の不安定さが競争力の低下につながっていると分析している。スイスが初めて1位になった。特に科学分野の研究開発が強化されたことが評価を高めた。2~4位はフィンランド、スウェーデン、デンマークの北欧諸国が占めた。

 アジアではシンガポールが日本を上回る5位。台湾13位、韓国24位、マレーシア26位と続いている。経済成長が著しいインドは43位、中国は54位だった。
URL:http://www.asahi.com/business/update/0927/107.html

0916 世界経済「依然として力強い」 G7が共同声明 [朝日]

2006年09月16日23時31分
 主要7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)は16日、「成長が緩やかになった」と米国経済の減速を指摘しつつも、世界経済そのものは「依然として力強い」とする共同声明を発表し、閉幕した。一方で、インフレを、世界経済の足を引っ張りかねないリスク要因と位置づけ、4月のワシントンでのG7に比べて警戒を強めた。声明での表現は、4月の「インフレは依然として抑制されている」から「いくつかの国でインフレ懸念が高まっている」に改められた。
16日のG7に出席した谷垣財務相(中央)や福井俊彦・日銀総裁(右端)ら各国の代表=AP


日本、アジア、米国の経済成長率の推移


 声明はまた、資金洗浄(マネーロンダリング)やテロ資金に対する取り締まりを強化することも盛り込んだが、イランや北朝鮮などの特定国は名指ししなかった。中国に対しては人民元相場の一層の柔軟化を促す方針を、4月に続いて確認した。

 インフレとともに世界経済のマイナス要因となっている原油高については、産油国に埋蔵量などのデータの透明性や産油量拡大につながる投資の増加を求める一方、消費国が省エネ技術を支援する重要性を強調した。7月から凍結している世界貿易機関(WTO)の多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)再開を促すことでも合意した。
URL:http://www.asahi.com/business/update/0916/034.html

●グローバリズム06Ⅰ より続く

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