dunpoo @Wiki

●イラク06Ⅲ

最終更新:

dunpoo

- view
管理者のみ編集可

1230 フセイン元大統領:死刑を執行 イラク国営放送 [毎日]

フセイン元大統領=AP 【カイロ高橋宗男】イラク国営放送は30日午前(日本時間30日午後)、イスラム教シーア派住民虐殺事件の控訴審で死刑判決が確定していたフセイン元大統領(69)に対する絞首刑による死刑が執行されたと報じた。

03年3月開戦のイラク戦争での政権崩壊まで24年間にわたり同国を独裁支配した元大統領は「人道に対する罪」などを犯した「犯罪者」として生涯を閉じた。

米軍占領下に設置された法廷の公正さを疑問視する意見は根強く、旧フセイン政権を支えたイスラム教スンニ派の反発は必至だ。マリキ首相(シーア派)率いるイラク政府は「独裁者の死」を国民和解につなげたい意向だが、かえって宗派対立に拍車がかかる恐れがある。

イラン・イラク戦争やクウェート侵攻のほか、イラク北東部ハラブジャで化学兵器によってクルド人が虐殺された事件などでも起訴される予定だったが、元大統領の死刑執行により真相解明は事実上不可能となった。

毎日新聞 2006年12月30日 12時23分 (最終更新時間 12月30日 14時19分)
URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20061230k0000e030028000c.html

1227 イラクで爆弾テロ、計95人死亡 米兵も7人 [朝日]

2006年12月27日10時21分
 イラクで26日、爆弾テロなどが相次ぎ、AP通信などによると少なくとも計95人の遺体が見つかった。またイラク駐留米軍は同日、米兵7人が死亡したと発表した。連日、テロや武装勢力の攻撃で百人近い死者が出ている混乱に改善の兆しは全くみられない。
URL:http://www.asahi.com/international/update/1227/006.html

1202 イラク人、国外脱出の波 「戦争うんざり」毎日2千人 [朝日]

2006年12月02日12時00分
 イラクを脱出するイラク人の波が止まらない。ヨルダン、シリア両国合わせて120万人に達し、今も毎日2000人がシリアに逃れる。アンマンのイラク人は皆疲れ、「戦争はうんざり」と嘆いた。

  「内戦とは考えたくない。外国と国内の政治勢力の助けを受けたギャングの組織的な争いだ」

 8カ月前にバグダッドを逃れたイラク航空の地上職員(42)は、「胸の病気の治療」を理由に長期滞在を続けていた。30日にアンマンで行われたブッシュ米大統領とイラクのマリキ首相の首脳会談については「何も期待していなかった」という。

 「でも、米国と首相には治安改善の責任がある。米軍には撤退して欲しいが、今撤退すると、本当の内戦になる」

 運輸省法律顧問(70)、クルド人ビジネスマン(54)などアンマンに逃れているイラク人はみな、同じ心配を口にした。

 首脳会談前、マリキ首相は、米軍のイラク撤退時期を焦点のひとつとして臨む構えを見せていた。AP通信は、シリアのダマスカスに逃れたイラク人が、会談について「イラク人のイラク撤退時期について話し合うんだろう」と冗談を飛ばしたと伝えている。

 イラクの全人口は2680万人(06年推定)。国連などによると、ヨルダンに長期滞在するイラク人は約50万人、シリアに約70万人。イラク戦争後の脱出者は100万人とされ、06年以後、特に増えている。

 昨年末にアンマンで起きたイラク人による自爆テロ後、ヨルダンが入国を制限したため、脱出の波はいまシリアに向かっている。
URL:http://www.asahi.com/international/update/1202/006.html

1126 イラク武装勢力、石油盗み年2億ドル稼ぐ? 米紙 [朝日]

2006年11月26日12時29分
 26日付の米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は、イラクの反政府武装勢力が石油を盗むなど犯罪行為で年間7000万-2億ドル(約82億-約234億円)の資金を稼ぎ、資金的に自立していると結論付けた米政府による機密報告書の内容を報じた。

 同紙が入手した報告書は、国家安全保障会議(NSC)を中心にした省庁間作業グループによって6月にまとめられた。(時事)
URL:http://www.asahi.com/international/update/1126/006.html

1125 バグダッドの連続爆破テロ、死者202人に [朝日]

2006年11月25日02時40分
 バグダッドのイスラム教シーア派地区で23日に起きた連続爆破テロによる死者は、ロイター通信によると24日までに202人に増え、負傷者は250人以上にのぼった。一カ所でのテロの犠牲者数としては、03年の米軍侵攻以来、最悪を更新した。

 このテロはシーア派と対立するスンニ派勢力による攻撃とみられ、報復を防ぐためイラク政府は23日夜から、首都に無期限の外出禁止令を布告し、国際空港も閉鎖している。また、シーア派のマリキ首相をはじめスンニ派など政府を構成する各派指導者が同夜、国民向けに事態の沈静化を呼びかけた。

 だが、24日にもイラク北部タルアファルで、自爆や車爆弾による爆発が相次いで22人が死亡するなど、テロの連鎖に歯止めがかからない事態が続いている。
URL:http://www.asahi.com/international/update/1125/003.html

1113 イラク・テロ死者1日で159人 英米兵も7人 [朝日]

2006年11月13日10時37分
 イラクでは12日、爆弾テロが相次ぐなどして、一日の死者が計159人にも達した。また、英米兵も攻撃などで計7人が死亡。壊滅状態の治安の早急な立て直しを求められているマリキ首相は同日の声明で、近く「包括的な内閣改造」に踏み切る方針を表明した。
葬儀のために遺体を包んで運ぶイラク人のボランティアたち=バグダッド南郊のナジャフで10日、AP 


 AP通信によると、中部バクバの電力会社裏で12日、75遺体が放置されているのが見つかった。うち31遺体に爆発物が仕掛けられている恐れがあるため、イラク側は米軍に処理を依頼した。そのほか、バグダッドの各地区でも、射殺された25遺体が見つかった。

 また、バグダッドの警察官募集所では、体に爆弾を巻いた男2人が自爆し、35人が死亡した。現地メディアによると、バグダッドでは他にも中心部で男2人による同時自爆テロがあり5人が死亡するなど、爆弾テロが相次いだ。

 イラクでは今月9日にも、一日に見つかった死者の数が72人に達していた。バグダッドとその近郊では、暗殺の応酬に加え、住み分けが進んだスンニ、シーア両派が互いの地区に向かって迫撃砲を撃ち合う市街戦状態に陥っている。

 英国防省は12日、南部バスラ沖で警戒中の艦船が爆破され、英兵4人が死亡、3人が重傷を負ったと発表。駐留米軍も同日、米兵3人が西部アンバル州で前日の戦闘中に死亡したと発表した。AFP通信によると、イラク戦争開戦以来の死者は、英兵125人、米兵は2844人となった。

 マリキ首相の内閣改造表明は、シーア派民兵に牛耳られ、スンニ派暗殺への関与が指摘される治安部隊の改革などを目指して、閣僚を大幅に刷新するためとみられる。
URL:http://www.asahi.com/international/update/1113/002.html

0903 イラク:クルド旗の掲揚を命令 自治区で独立機運高まる [毎日]

 ロイター通信によると、イラク北部クルド人自治区のバルザニ自治政府議長は2日までに、自治政府施設でイラク国旗の代わりにクルド人自治区の旗を掲揚するよう命じる議長令を出した。

 新憲法下で自治権を確保したクルド人自治区では独立に向けた機運が高まっており、イスラム教スンニ派などの強い反発を招いている。

 議長令は8月31日付で「これまで(イラクの旧支配政党)バース党主義者の旗を掲げていたすべての政府施設はそれを降ろし、クルド人自治区の旗と交換しなければならない」と明示した。(カイロ共同)

毎日新聞 2006年9月3日 8時48分
URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060903k0000e030006000c.html

0902 6~8月のイラク人死者5割増 米報告書「内戦の危機」 [朝日]

2006年09月02日11時30分
 今年6~8月の3カ月間で、テロや宗派間対立で出たイラク人の死者数は前期比51%増に及び、全体の攻撃件数も15%増えたことが、米国防総省が1日公開した議会向けの報告書で分かった。今はまだ内戦に突入しておらず、阻止は可能だと主張しつつも、「内戦につながりかねない状況が存在する」と分析している。

 報告書は四半期ごとに提出される。これまでは治安状況の改善ぶりを強調していたが、数字を挙げて治安の悪化を裏付けた形だ。

 イラクの治安状況に関しては、米軍で中東地域を統括する中央軍のトップ、アビゼイド司令官が8月3日の上院での証言で、宗派間対立による衝突が首都バグダッドで過去最悪と指摘し、「今止めなければ内戦に突入する可能性がある」と認めていた。

 報告書は、暴力の度合い、性質の両面について悪化がみられた結果、社会の安定、復興、権力移行といったあらゆる面で悪影響を及ぼしていると総括した。宗派間対立が緊張を増加させ、「処刑」の形を取った殺人や、誘拐、市民を標的とした攻撃、国内避難民の増加につながっていると分析している。

 治安状況の詳細な数字は記述されていないが、一般市民の死者数はこの期間、1カ月平均で約1000人増加した。バグダッドの検視事務所で扱った遺体は6月が約1600、7月は約1800に達し、うち約90%が処刑の形で殺されていたという。

 朝日新聞がバグダッド中央遺体安置所で調査したところでは、2月下旬から5月中旬にかけての約3カ月間に収容された他殺体は3863体だった。イラク保健省によると、7月のイラク全土の死者は3000人を超え、1日平均100人ほどが殺されている計算になる。
URL:http://www.asahi.com/international/update/0902/007.html

0830 イラクで連続爆弾テロ 46人死亡 [朝日]

2006年08月30日20時44分
 イラクの首都バグダッドや中部ヒッラで30日朝、連続爆弾テロがあり、現地警察などによると計46人が死亡した。最近、米軍やイラク治安部隊がスンニ派武装勢力に対する攻勢を強めており、アルカイダ系組織が反撃を示唆していた。

 現地警察によると、ヒッラの新兵募集センターで午前8時ごろ、入り口に止めてあった自転車が爆発。応募者ら12人が死亡、19人が負傷した。

 国防省は25日から、イラク軍の増強を目指し、大々的な新兵募集キャンペーンを開始。狙われたのは全国に14カ所開設した募集センターのひとつだった。この募集開始直後、「イラク・アルカイダ機構」を名乗るグループが、バグダッド各地の街頭で「応募すれば殺害する」と警告するビラをまいていた。

 その数時間後、バグダッド中心部ショルジャの市場で爆発があり、ロイター通信によると24人が死亡、35人が負傷した。市場はスンニ派、シーア派に関係なく市民が買い物に利用する場所で、治安撹乱(かくらん)を狙った無差別テロとみられる。同じころ近くのカラダ通りでも爆発で2人が死亡した。

 一方、南部サマワでは、新兵募集センターで警察と応募者が衝突。群衆の投石に対し警官が発砲して1人が死亡、警官を含む9人が負傷した。その他、各地で衝突が相次いでいる。
URL:http://www.asahi.com/international/update/0830/017.html

0829 イラクで2日間で死者100人 武力衝突、テロ続く [朝日]

2006年08月29日01時29分
 イラクで28日、武装組織の衝突や自爆テロなどが相次ぎ、ロイター通信によると、計50人以上が死亡した。前日も各地で計約60人が死亡しており、2日間で100人以上が犠牲になった。マリキ首相は27日、米CNNとの会見で「暴力は減っている」と語ったが、実際には治安の悪化は止まっていない。

 同通信によると、同国中部の町ディワニヤで28日、シーア派の対米強硬派サドル師率いるマフディ軍と治安部隊が衝突し、部隊の兵士25人と市民9人が死亡した。マリキ首相は、公約である民兵組織の解体に向けて治安部隊の増強を続けており、「部隊の能力は増している」とCNNに述べた。だが、現実にはその力は依然、主要な民兵組織に劣るとみられる。

 首相は26日、全国の各派の部族長ら数百人をバグダッドに集めて会合を開き、国民の融和をアピール。その後、CNNに「内戦に陥ることは決してない」と強調したが、そのひざ元のバグダッドでテロが相次ぎ、28日は内務省近くで車による自爆があり、13人が死亡した。
URL:http://www.asahi.com/international/update/0829/001.html

0814 バグダッドで連続テロ、57人死亡 [朝日]

2006年08月14日11時23分
 バグダッドで13日、自動車爆弾やロケット砲攻撃などを組み合わせた連続テロが起き、AFP通信のまとめでは少なくとも57人が死亡した。

 バグダッド南東部のザファラニヤで同日、商店や住宅が入居する4階建ての建物にロケット弾が撃ち込まれて崩壊。周囲の民家も大破した。住民らを助けようと近所の人々が集まったところ、路上の自動車爆弾が爆発し、犠牲者を増やした。

 さらに、近くの建物でも爆弾が爆発し、群衆に爆弾を抱えた男がオートバイで突っ込み、自爆したという。

 ザファラニヤはイスラム教各派やキリスト教徒が住む街。手口から、スンニ派武装勢力が無差別殺害を狙ったとみられる。イラク駐留米軍とイラク政府は12日、武装勢力60人の拘束を発表するなど、治安対策を強化しており、これに反発した可能性もある。
URL:http://www.asahi.com/international/update/0814/007.html

0801 イラクで49人死亡 テロ相次ぐ [朝日]

2006年08月01日22時33分
 イラクのバグダッド中心部などで1日、爆弾テロが相次ぎ、AFP通信などによるとイラク軍兵士や警官、市民など計49人が死亡した。

 イラク首相府によると1日未明、中部ティクリート近郊の村でイラク軍兵士の乗ったバスが路上爆弾に爆破され、乗っていた兵士23人が死亡、20人が負傷した。

 またAFP通信によると、バグダッド中心部カラダ通りの銀行前で車を使った自爆テロがあり、少なくとも10人が死亡した。この日は治安部隊への給料日に当たり、多くの隊員が銀行に集まっていたという。カラダ通りでは、31日にも携帯電話販売店の店員と米国貿易協会事務所の事務員計26人が、一度に拉致されたばかり。このほか、首都北東郊外でも爆弾テロで7人が死亡している。

 首都では最近、宗派や政治的背景とは無関係に、営業している商店や事業所を襲撃、居合わせた従業員や客を無差別に拉致する事件が続いている。多くは遺体で発見されるか行方不明のまま。首都の市場や通りから市民の姿が消え、経済活動はマヒ状態に陥りつつある。
URL:http://www.asahi.com/international/update/0801/025.html

●イラク06Ⅱ から続く

目安箱バナー