dunpoo @Wiki ●イラク戦争(米国から)06Ⅱ

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0909 米上院報告書、イラク開戦前の機密情報を全面否定 [読売]

 【ワシントン=貞広貴志】米上院情報特別委員会は8日、イラク戦争の開戦前に米政府が持っていたフセイン政権の大量破壊兵器計画や、国際テロ組織アル・カーイダとの関係についての情報を検証した報告書を発表した。

 報告書は「フセイン政権が(アル・カーイダ指導者)ウサマ・ビンラーディンと関係を築こうとした証拠はない」と断定、大量破壊兵器計画についても、少なくとも1996年以降、存在しなかったと結論付けた。

 ブッシュ政権が2003年当時、中央情報局(CIA)などの情報をもとに挙げた開戦理由がことごとく覆された形で、米軍イラク駐留の是非をめぐる論議にも影響を与えるとみられる。

 報告書によると、今年6月に米軍の攻撃で死亡したヨルダン人テロリスト、アブムサブ・ザルカウィ容疑者が02年5月~11月にバグダッドに滞在していたことは確認されたが、元大統領フセインは保護するのでなく、逆に所在を突き止め、拘束しようとした形跡があるとしている。さらに、フセインはアル・カーイダを警戒し、幹部との会合を拒否していた事実も確認された。

 イラクの大量破壊兵器計画についても、パウエル国務長官(当時)が国連安全保障理事会で説明した移動式の生物兵器製造施設や、ウラン濃縮用とされたアルミ管の疑惑を全面否定した。

 報告書を受け、民主党のカール・レビン上院議員は「ブッシュ・チェイニー政権の民意を欺く偽計が明るみに出た」と政権批判を強めた。

 これに対し、ホワイトハウスのスノー報道官は「新しい事実は何もない」と静観の構えだが、報告書は、イラク戦争を最大の争点とする11月の中間選挙の論議に一石を投じることになりそうだ。

(2006年9月9日10時53分 読売新聞)
URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060909it02.htm

0905 米英兵計12人死亡 イラクで3、4日の2日間に [朝日]

2006年09月05日09時21分
 イラクで3、4両日、米兵10人と英兵2人が死亡した。うち11人は武装勢力の攻撃で死亡し、1人が事故死だった。イラク人同士の宗派対立が激化する中で、米英軍がこれだけ集中的に被害を受けるのは、最近では珍しい。

 米軍発表やAFP通信によると、4日に米兵1人が路上の仕掛け爆弾で死亡したほか、南部バスラ近郊で英兵2人が路上爆弾で死亡し、1人が重傷を負った。

 3日には、西部アンバル州で4人、北部モスルで1人、中部バクバで1人、バグダッド東部で2人の米兵計8人が死亡した。うち4人は路上の仕掛け爆弾が原因だった。
URL:http://www.asahi.com/international/update/0905/001.html

0902 米軍、アブグレイブ刑務所を閉鎖・返還 バグダッド [朝日]

2006年09月02日20時16分
 米兵によるイラク人虐待の舞台になったバグダッド郊外のアブグレイブ刑務所が閉鎖され、イラク側に1日に返還されたと、イラク政府報道官が2日発表した。旧フセイン政権時には拷問の場所としても知られた同施設の今後の使途について、イラク政府が検討中という。

 AP通信によると、米軍はバグダッド西部に6000万ドル(約70億円)を投じて新たな拘置所を建設。アブグレイブ刑務所内のイラク人は8月15日までにそこへ移送されたという。米軍報道官は、現在も同国内で約1万3000人を拘束していることを明らかにした。

 同刑務所では、米兵たちが拘置中のイラク人に暴行を加えたり、屈辱的な行動を強制したりしたことが証拠写真とともに04年に発覚し、世界から非難を浴びた。
URL:http://www.asahi.com/international/update/0902/015.html

0804 イラク「内戦の可能性も」 米中央軍司令官が認める [朝日]

2006年08月04日15時33分
 米軍で中東地域を統括する中央軍のトップ、アビゼイド司令官は3日、上院軍事委員会の公聴会で証言し、レバノン情勢を踏まえて「これほど不安定で危険な状態はめったに見たことがない」と警告した。イラクで吹き荒れる宗派間対立による衝突についても、「特にバグダッドで、恐らく過去最悪の状態に達しており、もし今止めなければ内戦に突入する可能性がある」と認めた。

 アビゼイド司令官は、イランがレバノンのイスラム教シーア派武装組織ヒズボラに射程の長い巡航ミサイルなどを提供することで、「この地域のどんな武装組織にもないような、国家に準じる力を与えている」と分析。「レバノン政府軍は、装備と訓練の両面で向上が必要だ」と指摘し、米国が支援する用意があることを表明した。

 また、「時間をかければヒズボラの武装解除は可能だが、そのためにレバノン政府は国際部隊の支援を必要とする」として、国際部隊は「可能な手段は何でも使うことができる強大な権限を持たなければならない」との見解を示した。

 イラク情勢については「今後5年で安定に向かうと思う。今年の残りの期間で最も重要なのはバグダッドの治安を制御下に置くことだ」と語った。
URL:http://www.asahi.com/international/update/0804/011.html

0704 イラク強姦殺人事件、元米兵を起訴 [朝日]

2006年07月04日11時11分
 イラク中部マフムディヤで今年3月に米兵らがイラク人女性をレイプしたうえ、女性を含む一家4人を殺害した疑いが持たれていた事件で、ノースカロライナ州所在の米連邦検事事務所は3日、主犯格とみられる元陸軍兵士スティーブン・グリーン被告(21)を強姦(ごう・かん)殺人罪で起訴した。この事件が刑事事件として扱われるのは初めて。

 AP通信によると、被告とほかの兵士3人は、犯行当日、飲酒した上で、以前から検問で目を付けていた女性の家に、制服から目立たない服装に着替えて向かった。グリーン被告が、女性の妹とみられる幼い女の子を含む家族3人を銃で撃ち殺したとされる。その上で、もう1人の兵士と女性をレイプしてから、女性も射殺し、現場に火を付けて逃げたとみられている。被告は「人格障害」を理由に除隊処分になり、帰国していた。
URL:http://www.asahi.com/international/update/0704/008.html

0622 米海兵隊、イラク市民殺害で隊員ら8人起訴 [朝日]

2006年06月22日10時40分
 米海兵隊は21日、イラク中部ハムダニヤで市民1人が殺害された事件に関連し、海兵隊員7人と海軍衛生下士官1人を誘拐や殺害などの罪で起訴したと発表した。予備審問を経て軍法会議にかけられる見通しで、死刑になる可能性もあるという。イラク駐留米軍の市民殺害疑惑が相次いで発覚しているが、実際に起訴に至ったことで批判が改めて強まりそうだ。

 米メディアによると、4月に海兵隊員らがイラク人男性を自宅から連れ出し、射殺した疑いがもたれている。遺体のそばに自動小銃やスコップを置き、被害者が道路わきに爆弾を仕掛けていたように見せかける偽装工作も行われていた。会見した海兵隊の担当者は事件の詳細は明かさなかったが、「全員に対して計画的殺害の罪を問う十分な証拠がある」とした。

 被告の一人の弁護士はロイター通信に対して「依頼人は無実」と主張。捜査側が長時間取り調べをするなどして証言を強要したとしている。

 イラク駐留米軍には、昨年11月に西部ハディサで女性や子供ら24人を殺害した疑いも浮上している。仕掛け爆弾が爆発した現場そばの住居を海兵隊が捜索した際に射殺したとされるが、軍内部の当初の報告では市民は爆発によって死亡したとされていたという。
URL:http://www.asahi.com/international/update/0622/011.html

0616 イラク虐殺疑惑:民間人の遺体から米海兵隊装備の銃弾 [毎日]

 【カイロ高橋宗男】イラク西部ハディサで昨年11月に起きた米海兵隊員による民間人虐殺疑惑で、ハディサ病院のワヒード院長はこのほど、「被害者(民間人)の遺体から海兵隊が装備する銃弾が見つかった」と証言した。毎日新聞の依頼で現地入りしたイラクの「アルシャルキヤ・テレビ」のアフサン記者に語った。また別の医師は、海兵隊が医師らに「かん口令」を敷いていたことを明らかにした。

 ワヒード院長は「米軍とトラブルを起こしたくない」と当初は証言を拒んだ。しかし「これだけは言っておきたい」とした上で、複数の遺体から海兵隊装備のM4カービン銃の銃弾が発見されたと明らかにし、「これは事故ではなく犯罪だ」と強調した。

 米軍は昨年11月、海兵隊車両近くで路肩爆弾が爆発し、海兵隊員1人とイラク人15人が死亡、交戦で武装勢力8人を殺害したと発表した。その後疑惑が表面化し、現在海軍犯罪調査局が調査を続けている。

 米軍発表は武装勢力を殺害したとしているが、民間人の複数の遺体からもM4カービン銃の銃弾が発見されたとの証言は、米軍の虐殺を裏付けるものだ。同院長は米タイム誌に「ほとんどの被害者は至近距離から頭や胸を撃たれていた」と述べている。

 また、同病院の別の医師は匿名を条件に、事件翌日に病院の医師全員が院長室に集められ、海兵隊員2人から「事件についての情報をメディアに話してはならない」と指示されたと明らかにした。海兵隊員は「指示に背く者は拘束する」と警告したという。

毎日新聞 2006年6月16日 3時00分
URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060616k0000m030189000c.html

0616 イラク戦争、兵士などの米死者2500人に [朝日]

2006年06月16日10時23分
 米国防総省は15日、イラク戦争での米軍兵士・国防総省文民職員の死者総数が同日朝の段階で2500人に達したと発表した。大統領自らが現地入りし、イラク・アルカイダ機構の指導者ザルカウィ容疑者の殺害やイラク正式政府の組閣完了を歓迎したばかりのブッシュ政権にとっては、過酷な現実を改めて突きつけられる数字だ。

 このうち、戦闘・敵対行為による死者は1972人、残る528人は事故や病死など。03年5月1日のブッシュ大統領による「大規模戦闘終結」宣言以降の戦死者が1857人と、全体の約4分の3を占める。文民職員の死者は7人だった。

 負傷者は総計で1万8490人。うち8501人は、72時間以内に任務に復帰できなかった重傷とされている。
URL:http://www.asahi.com/international/update/0616/003.html

0614 閣僚も出し抜く情報管制 ブッシュ電撃訪問の裏側 [朝日]

2006年06月14日12時23分
 12日午後8時前、米大統領山荘キャンプデービッド。日中のイラク問題政府高官協議後、夕食後も閣僚数人が話し合いを続けていた。ブッシュ大統領は、疲れたので寝る前に読書をしたいと述べ、その場を立ち去った。だが、本当の行き先は寝室ではなくイラクだった――閣僚すら偽装の「駒」に使う情報管制を敷いてこぎつけた2度目のイラク電撃訪問。代表取材団のリポートからは、リスクは最小限に抑えつつ、国民向けに「前向きな話」を演出したいブッシュ政権の事情が浮き彫りになってくる。

 代表取材に応じたバートレット大統領顧問によると、訪問の構想自体は、イラク正式政府が組閣を終え次第できるだけ早く実施しようと、6人の側近だけの間で温められていたという。

 事前に知らされたのは副大統領以外にはライス国務長官、ラムズフェルド国防長官だけ。そのほかの閣僚たちは出し抜く形で、普段使う大統領専用ヘリ「マリーン・ワン」とは違うヘリに乗り、大統領は専用機が待つアンドリュース空軍基地に向かった。

 そこまで極秘にイラク行きを決行しても、伝えるメディアがいなければ大統領にとっては意味がない。代表取材に声をかけられた米国の記者たちは前日になって、レストランやカフェ、個人の家などに呼び出され、直接告げられたという。

 他人には一切、配偶者にも口外しないよう命令され、「不在になると会社に気づかれるか」と聞かれた記者も。あらかじめバージニア州北部のホテルに缶詰めにされ、携帯電話を取り上げられてから、アンドリュース基地へと案内された。

 大統領専用機「エアフォース・ワン」は格納庫のすぐそばに、目立たないよう駐機されていた。後部の出入り口から、野球帽のブッシュ大統領が入ってきて、得意げに叫んだ。「大統領が乗っているぞ」。午後9時7分、専用機は夜陰に乗じイラクへと離陸した。
URL:http://www.asahi.com/international/update/0614/011.html

0613 米大統領:バグダッドを電撃訪問 対テロの成果アピールか [毎日]

 【カイロ高橋宗男】ブッシュ米大統領は13日、バグダッドを電撃訪問し、イラク政府のマリキ首相や主要閣僚と会談した。ブッシュ大統領は席上、「米国は約束を守る」と強調し、イラク政府に対する最大限の協力を確約した。大統領のイラク訪問は03年11月以来、2度目。

 今回の訪問はイラク正式政府の本格始動と「イラクの聖戦アルカイダ組織」を率いたザルカウィ容疑者の殺害作戦の直後にあたり、イラク戦争とテロとの戦いの両面での成果をアピールするのが狙いとみられる。

 イラクからの報道によるとマリキ首相は「我々は必ず成功する。テロリストとすべての困難を打ち負かさねばならない」と決意を強調。大統領は「イラクの将来はあなたたちの手中にある」と応えた。

 米政府はブッシュ大統領の13日の予定として、ワシントン郊外のキャンプデービッド山荘からマリキ内閣とのテレビ電話会議に参加すると発表していた。テレビ会議は大統領がマリキ内閣側に加わり、チェイニー副大統領ら米政権主要閣僚との間で行われた。

毎日新聞 2006年6月13日 23時05分 (最終更新時間 6月14日 1時33分)
URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060614k0000m030149000c.html

0613 米イラク協議:大統領、ザルカウィ殺害受け政策など助言 [毎日]

 【キャンプデービッド(米メリーランド州)笠原敏彦】ブッシュ米政権は12日、ワシントン郊外の大統領山荘キャンプデービッドで2日間の日程で今後のイラク支援策の協議を始め、正式政府発足後の治安情勢の評価や石油資源を復興に役立てる方策などを検討した。ブッシュ大統領はこの日の協議終了後、報道陣に対し、イラクの近隣国を中心に国際社会が「新たな民主国家」の支援を強化するよう訴えた。

 バグダッドとテレビ電話で結んだ協議では、ハリルザド駐イラク米大使やケーシー駐留米軍司令官らがブッシュ政権首脳に対し、マリキ政権本格始動と「イラクの聖戦アルカイダ組織」を率いたザルカウィ容疑者の殺害を受けた最新情勢の説明と今後の政策への助言を行った。ケーシー司令官はイラク駐留米軍の削減については勧告しなかったという。

 記者説明を行った政府高官によると、治安情勢では特にバグダッドと南部バスラに焦点が当てられ、「いかにバグダッド周辺で治安部隊を強化するか」などで検討が行われた。協議の狙いは「マリキ政権の(復興)計画を支援する」ことだと説明した。

 ブッシュ大統領は協議後、「イラクの成功は新政府が国民に応える能力次第だ」と指摘し、恵まれた石油資源を「国民に役立てる最善の方法で新政府にいかに助言するか話し合った」と明かした。また、各国がイラクに約束した総額130億ドル(1兆4800億円)の支援を実施に移すよう求め、「イラクの近隣国はもっと支援する必要がある」と主張した。

 米国には石油高騰で潤うアラブ産油国の一層の支援を求める声が強い。13日はブッシュ政権とマリキ内閣のテレビ会議が行われる。

毎日新聞 2006年6月13日 10時06分
URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060613k0000e030025000c.html

0612 イラク英軍撤退要求イラン攻撃阻止など確認 英反戦団体が総会 [赤旗]

 【ロンドン=岡崎衆史】英反戦団体「戦争ストップ連合」は十日、ロンドン市内で年次総会を開き、イラクからの英軍の即時撤退を求めるとともに、イランへの新たな戦争の動きを阻止し、英国内での市民的自由の抑圧に反対する運動を強化する方針を決定しました。

  同連合は二〇〇一年九月、対米同時テロ後の戦争の危機の高まりを受け、戦争の阻止と平和の実現を目的に結成され、年次総会は今回で五回目。イラク戦争開始直前の〇三年二月にはロンドンで二百万人のデモを実現し、その後も大小さまざまな運動を継続的に組織するなど、反戦運動体として力をつけるなかでの総会となりました。

 会議であいさつしたアンドルー・マレー議長は、イラク西部ハディサで米海兵隊員が多数のイラク人を殺害した事件について、「米軍によるイラク民間人虐殺の非常に醜い氷山の一角だ」と非難。米軍だけでなく、英軍もイラク南部で住民抑圧を行っていると指摘し、イラクからの外国軍の即時撤退を求めました。

 核軍縮運動(CND)のケート・ハドソン議長は核開発問題を理由にしたイラン攻撃について、「イランだけでなく中東全域を破滅に導く」と警告。「真に危険なのは、核兵器をもたない国に対し、これまで唯一核兵器を使用した米国だ」とし、イラン攻撃の可能性を排除しない米国を批判しました。

 会議は二十の決議を採択。イラクからの英軍の即時撤退、米英によるイラン攻撃反対、テロ対策の名の下での市民的自由の侵害やイスラム教徒迫害の停止、英国政府による核軍縮の実施と核先制使用政策の放棄などを掲げて運動を進めることを決めました。
URL:http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-06-12/2006061207_01_0.html

0610 イラク米軍削減「年内に10万人規模」断念 [読売]

 【ワシントン=五十嵐文】9日付の米紙ニューヨーク・タイムズによると、ブッシュ米政権は、現在約13万人のイラク駐留米軍を年末までに10万人規模に削減する計画を断念した。

 大統領は週明けに新たな米軍撤退計画を含むイラク政策を主要閣僚らと協議するが、政府高官や軍関係者は、削減が順調に進んだとしても、11万~12万人にとどまるとの見通しを示しているという。

 支持率低迷に苦しむブッシュ大統領は、11月に中間選挙を控えていることもあり、イラク駐留米軍の早期削減を進めたい考えだが、8日に発表されたヨルダン人テロリスト、アブムサブ・ザルカウィ容疑者の死亡を受けても、治安改善への明確な道筋は描けないのが現状だ。

(2006年6月10日12時31分 読売新聞)
URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060610it04.htm

0610 米軍 イラク派遣 現役将校が拒否 [赤旗]

 【ワシントン=山崎伸治】「陸軍将校としての私の結論は、イラク戦争が道徳的に誤っているだけでなく、米国の法律を大いに侵害しているということです」―米陸軍のエーレン・ワタダ中尉(28)は七日に記者会見し、イラクへの派遣を拒否することを公に表明しました。

 イラク戦争開始以来、約七千九百人の米兵が派遣命令を拒否し、「逃亡者」となっていますが、現役の将校がイラクへの派遣を拒否したのは、ワタダ氏が初めてです。

 ハワイ州出身のワタダ氏は現在、フォート・ルイス(ワシントン州)に駐屯する陸軍第二歩兵師団第三旅団の最新鋭部隊「ストライカー旅団戦闘チーム」に所属。同部隊は今月末にもイラク北部モスルに派遣される予定です。

 地元紙などによると、ワタダ氏は大学卒業後の二〇〇三年に入隊、イラク派遣を準備する中で戦争に疑問を抱きました。死亡した米兵の葬儀で、悲しむ家族、特に子どもの姿を目の当たりにして、「これ以上黙ってはいられない」と決意したといいます。

 今年一月にイラク戦争に抗議して派遣を拒否し、辞職願を提出しました。しかし陸軍はそれを認めず、同氏も撤回する意思のないことから、軍法会議にかけられることになります。

 記者会見で同氏は、「私が従わねばならないのは、心の中でも法的にも憲法であって、不法な命令を下す人たちではありません」と派遣命令をきっぱり拒否しました。

 ワタダ氏支持の動きは米国の反戦・平和運動にも広がっています。反戦イラク退役軍人会はインターネットのホームページで、同氏の軍法会議でのたたかいを支援するよう呼びかけています。
URL:http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-06-09/2006060907_01_0.html

0609 米政権:大統領山荘でイラク政策協議へ [毎日]

 【ワシントン笠原敏彦】ブッシュ米政権はイラク正式政府の完全発足を受け、来週初め、ワシントン郊外の大統領山荘キャンプデービッドで2日間にわたりイラク政策を協議する。米国にとり、マリキ内閣の治安担当閣僚の決定と、治安混迷の象徴だった「イラクの聖戦アルカイダ組織」のザルカウィ容疑者の殺害は二重の「追い風」だ。しかし、ブッシュ政権は駐留米軍の大幅削減には慎重姿勢を崩しておらず、スノー大統領報道官は「撤退日程は(来週初めの協議での)論議対象でない」と説明している。

 米国にとってザルカウィ容疑者の殺害は、03年末のフセイン元イラク大統領拘束以来のイラク戦争での「目に見える成果」だ。残忍なテロでイラクの政治プロセスの転覆を狙ったザルカウィ容疑者の死亡発表(8日)は、各派の対立で混迷を極めた国防相ら3閣僚人事の決着・議会承認(同日)という政治プロセスの完結に重なった。

 しかし、ブッシュ大統領の声明は「イラク新政府が闘いの流れを変える機会だ」と抑制的だった。大統領が前日(7日)夕にザルカウィ容疑者殺害を知らされた際の反応についてスノー報道官は「安堵(あんど)感」と説明した。政治プロセスの進展とは裏腹に、改善の決め手を欠く治安情勢についての危機感の深さを浮き彫りにするものだ。

 ブッシュ政権は約13万人の駐留米軍を年内に10万人まで削減したい思惑で、11月の中間選挙に向けて発表のタイミングを探っているとの見方もある。しかし、5月末にはイラク西部での治安悪化に対処するため部隊1500人の増派を余儀なくされており、米世論の撤退への期待感が高まる事態を警戒している。

 ブッシュ大統領は12日、まずキャンプデービッドにライス国務長官、ラムズフェルド国防長官ら主要閣僚らを集めてイラク政策を話し合う。翌13日には山荘とバグダッドを衛星回線で結び、マリキ内閣とテレビ会議で今後の支援体制などを話し合う。会議は内閣本格始動に合わせて予定された。

毎日新聞 2006年6月9日 21時31分
URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060610k0000m030127000c.html

0608 ザルカウィ殺害:反テロ成果も、イラク新政府に多くの難問 [毎日]

 【カイロ高橋宗男】イラク新政府のマリキ首相は8日、「イラクの聖戦アルカイダ組織」を率いるザルカウィ容疑者の殺害を発表し、国際的なテロとの戦いでの成果を強調した。しかし、同容疑者の死亡は壊滅的な状況にあるイラク国内の治安改善に向けた第一歩に過ぎない。ザルカウィ容疑者らが扇動したイスラム教シーア派とスンニ派の宗派対立は、すでに国内各地に広がり燃え盛っている。両派の対立をどう解消するのか。新政府の前には多くの難問が横たわっている。

 イラクでは昨年12月の連邦議会選挙から先月に新政府が発足するまで5カ月以上にわたる政治空白が続き、治安が劇的に悪化した。特に今年2月にサマラで起きたシーア派聖廟(せいびょう)爆破事件以降はシーア派とスンニ派の対立が激化、両派の報復合戦に発展し、「内戦状態」(アラウィ元暫定政府首相)と言われるほどだ。

 イラク保健省によると、バグダッドの死体安置所に運び込まれた遺体数は今年1月以降、毎月増加。先月だけで1398体、5カ月の合計は6000体を超えた。大部分がテロや暴力による死者とされる。

 一方、中東の専門家の間では、同容疑者らの外国人武装勢力はイラク国内で活動する武装勢力のごく一部に過ぎないとの見方が一般的だ。

 イラク国内で先鋭化する宗派対立は(1)戦後に追放された旧バース党関係者や軍関係者が構成する数々の「抵抗勢力」による、米軍とその協力者に対する攻撃(2)シーア派民兵組織によるスンニ派住民の弾圧--に大別できる。現状では双方がその手法を次第にエスカレートさせている。

 このためイラク政府にとっては、両派の対立解消には、「抵抗勢力」をいかに政治プロセスに呼びこむかと同時に、シーア派民兵組織の暴走をいかに食い止めるかが最大の課題となっている。

 イラク政府は国内治安改善に向けてようやく実質的なスタート地点に立ったばかりだ。ザルカウィ容疑者の殺害後も国民融和への道は多難と言える。

毎日新聞 2006年6月8日 22時06分 (最終更新時間 6月8日 23時16分)
URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060609k0000m030141000c.html


0608 ザルカウィ殺害:「一つの勝利だ」ブッシュ大統領が声明 [毎日]

 【ワシントン笠原敏彦】ブッシュ米大統領は8日、ザルカウィ容疑者の殺害成功を受けて声明を発表し、同容疑者の死亡は国際テロ組織アルカイダへの「大きな打撃になる。対テロ戦争の一つの勝利だ」と歓迎した。また、12日に主要閣僚らと今後のイラク政策を協議し、13日にイラク政府閣僚らとテレビ会議で米軍再配置問題などを相談すると明かした。

 大統領は声明で殺害の成果を「テロのイデオロギーは、最も目立つ攻撃的な指導者を失った」と意義づけた。また今後もイラクで「困難な日々が続き、忍耐が求められる」と指摘しながらも「この戦いの最終的な結果(勝利)に新たな自信を吹き込んだ」と訴えた。

毎日新聞 2006年6月8日 21時43分 (最終更新時間 6月9日 2時30分)
URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060609k0000m030130000c.html

0608 ザルカウィ幹部を殺害 米イラク合同空爆で [朝日]

2006年06月08日22時38分
 イラクのマリキ首相は8日、イスラム教スンニ派のテロ組織「イラク・アルカイダ機構」幹部のアブムサブ・ザルカウィ容疑者を、米軍の空爆で殺害した、と発表した。同容疑者はイラクの政治プロセス破壊を目指して多くの無差別テロを率いてきた。04年の香田証生さん(当時24)殺害事件にも関与したとされる。米国政府は2500万ドル(約28億円)の懸賞金をかけていた。イラク駐留米軍は同日、同容疑者の遺体写真を公開した。
イラク中部バクバ近郊で8日、ザルカウィ幹部が殺害された現場付近を片づける住民=AP


5月に米軍が公開したビデオ映像。砂漠地帯で武器を持つザルカウィ幹部が映っているが、撮影の日時は分かっていない=AP


バグダッドで8日、ザルカウィ幹部の死亡を記者会見で発表し、喜びの表情を浮かべるイラクのマリキ首相(右)とカリルザード駐イラク米国大使=AP


 マリキ首相はバグダッドで記者会見し、「ザルカウィは終わった。今こそ団結する時だ」と呼びかけた。同席したカリルザード駐イラク米大使も「イラクと世界の対テロ戦争で大きな成功だ」と「戦果」を強調した。

 しかし、バグダッドで5月だけで約1400人が死亡するなど治安悪化は深刻で、ザルカウィ容疑者の殺害が直ちに治安の安定につながるかは不透明だ。

 イラク駐留米軍のケーシー司令官らの発表では、米軍はイラク治安部隊と合同で、中部バクバの北約8キロの地域で7日午後6時15分(日本時間同11時15分)ごろ、「ザルカウィ容疑者が、精神的指導者アブドルラフマン師とともにいる」との情報に基づき、民家に戦闘機2機から精密誘導爆弾2発を投下。遺体の指紋や容姿、体の入れ墨などから本人と確認し、DNA鑑定も行っているという。

 米軍は8日、爆撃の映像を公開した。現場では2人のほかに、女性と子どもを含む身元不明の4人も死亡していたという。

 イラク・アルカイダ機構も同日、ネット上で「指導者は殉教者となった。今後も聖戦を続ける」との声明を出し、同容疑者の死亡を認めた。

 ザルカウィ容疑者はヨルダン出身で30歳代後半とされる。高校中退後にアフガニスタンに渡り、国際テロ組織アルカイダのビンラディン容疑者らと知り合ったといわれる。

 米国は、03年のイラク戦争開戦前、パウエル国務長官(当時)が国連安保理で「ザルカウィがイラクに潜入した」と発言。イラクの旧フセイン政権とアルカイダを結びつけ、開戦正当化の理由のひとつとした。

 ザルカウィ容疑者らはスンニ派の厳格な教義解釈に基づくイスラム政権の樹立を訴え、イラク政治プロセスを否定。外国人やシーア派市民の拉致・殺害を繰り返した。人質の首をナイフで切断する残酷な映像をネット上に公開。昨年11月には、ヨルダンのアンマンで起きた連続自爆テロで犯行を認めた。

 同容疑者の肉声が伝えられることはほとんどなかったが、今年4月に初めて、自らネット上で映像を公開した。
URL:http://www.asahi.com/international/update/0608/010.html

0608 米殺害疑惑:イラク・ハディサで民間人被害…暗い影落とす [毎日]

イラク・ハディサ イラク西部ハディサでの駐留米軍海兵隊による民間人殺害疑惑が新生イラクに暗い影を落としている。現地では家族を失った悲しみと米国に対する敵意が渦巻く。米社会もベトナム戦争時の「ソンミ村虐殺事件」を思い起こさせる残虐事件に衝撃を受けている。背景には武装勢力との戦闘で米兵が抱えるストレスなどが指摘される。だが、アブグレイブ刑務所でのイラク人収容者虐待に続く異常事態は米軍の削減・撤退計画にも影響を与えかねない情勢だ。【カイロ高橋宗男、ワシントン和田浩明】

 ◇生存者が証言…渦巻く米への敵意

 ハディサをパトロール中の米海兵隊員の車両近くで爆弾が爆発し、隊員1人が死亡したのは昨年11月19日午前7時15分ごろ。米軍は「爆弾の爆発で民間人15人が死亡、交戦で武装勢力8人を射殺した」と発表した。だが今年3月の米タイム誌報道で民間人殺害の疑惑が表面化した。

 「すさまじい爆発にたたき起こされ、銃撃音が聞こえた。銃声が近づき、弾丸が壁を貫通した」

 7人が死亡したアブドルハミドさん(80)一家。三男の妻ヒバさん(25)が、毎日新聞の依頼で現地入りしたイラクの「アルシャルキヤ・テレビ」のアフサン記者に昨年11月19日当日の模様を証言した。

 居間に集まったヒバさんらが次に耳にしたのは台所のドアが破られる音だった。数秒の静寂。その後、火を噴いた激しい銃声がやむと、廊下からアブドルハミドさんの妻ハミサさん(65)のうめき声が聞こえた。

 寝室に向かった米兵の足音が遠ざかり、手りゅう弾とみられる爆発音がさく裂した。生後3カ月のめいアシアちゃんを抱え裏口から逃げた。15メートル先の隣家に駆け込む時、近所の屋根に狙撃兵の姿が見えた。「これが私が目にしたすべてです」

 被害者家族の代理人を務めるハリド弁護士によると、昨年11月19日に殺害されたのは発生順に(1)爆発現場近くにいたタクシー運転手と男子大学生4人(2)アブドルハミドさん方で女性と3歳の男児を含む7人(3)ユニス・サリムさん(46)方で3~15歳の子供5人を含む8人(4)アフマド・アイドさん(65)方で28~42歳の息子4人--の計24人。

 同弁護士が生存者から聴取し作成した記録によると、海兵隊はアブドルハミドさん方に踏み込んだ約1時間後、ユニスさん方に向かった。娘のサバさん(13)の証言によると、海兵隊は玄関近くにいたユニスさんを射殺し、サバさんら8人が集まった部屋で小銃を乱射した。

 ベッドの下に隠れて一命を取り留めたサバさんは「数十分間ずっと目をつぶっていた」と同弁護士に語った。家族の血で染まる床を直視できず、海兵隊に生存を悟られたくなかったからだ。「兵士が家から出て行ってから泣き始めた」という。

 ハリド弁護士によると、海兵隊が最後に襲撃したアイドさん宅では棟続きの住宅に住む息子のジャマルさん(42)一家も集められた。ジャマンさんら兄弟4人が別室に連れられ、射殺された。「私たちはテロリストじゃない」。別室から哀願の声が漏れたという。

 海兵隊が警戒を解いた午後4時ごろ、ヒバさんは近所の住民から夫の死を知らされた。「米国の仕打ちを一生許さない。米国人の群衆の中で自爆し、人生を終えられたらとさえ思う」と米国への怒りをあらわにした。

 ハリド弁護士によると、海兵隊は口頭で遺憾の意を示し、死者1人当たり2500ドル、破壊された家屋1軒につき500ドルの補償金を支払った。だが、正式な謝罪はない。「われわれが求めているのは司令官名での正式な謝罪文書と一刻も早い米軍の撤退だ」。ハリド弁護士が強調した。

 ◇背景に米兵のストレス…「ソンミ村虐殺事件」と類似

 米メディアによると、民間人殺害疑惑にかかわったのは、米海兵隊第1師団第3大隊K中隊に所属する12人前後。03年3月のイラク戦争開始後、複数回にわたり派遣された将兵も含まれているようだ。武装勢力との衝突で地元住民を含む多数の死傷者を出したイラク中部ファルージャでの戦闘(04年)にK中隊のメンバーも参加しているという。

 K中隊所属の上等兵は今回の疑惑について「隊員の死傷で逆上したのではないか。自分なら(他の隊員を)なだめられたかもしれない」と米テレビ局に語った。現地では武装勢力が市民に紛れており「誰が敵か見分ける方法がない」とも述べた。

 2日の記者会見で原因を聞かれたキャンベル・イラク駐留米軍参謀長は「一般論」と前置きして「戦争法規を守らない敵との戦いでストレスと恐怖に直面し、戦友が吹き飛ばされれば、暴発することもある」と述べた。

 イラク帰還米兵の中には心的外傷後ストレス障害(PTSD)が疑われる派遣兵が1割に達するとの米国防総省の調査もある。

 今回の民間人殺害疑惑はベトナム戦争中に米兵が民間人を大量虐殺し隠ぺいを図った「ソンミ村虐殺事件」との共通点を指摘する声も強い。同事件を契機に米国内ではベトナム戦争への批判が高まった。その暗い記憶がよみがえった形だ。

 このため米メディアは疑惑に大きな関心を寄せ、連日のように報道している。

 米軍当局は刑事捜査と隠ぺい疑惑に関する調査を進めており、最終的な結論が出るのは今夏になる見通し。捜査で容疑が固まれば予備審問を行い軍法会議を開くかどうかを決める。

 3年を超えたイラク駐留は巨額の戦費と2500人近い米兵の死亡、2万人以上の負傷という大きな犠牲を米国民に強いている。最近の米国の世論調査では、イラク政策に批判的な国民の割合は6割を超えている。

 ◇批判は伝わりにくい

 ▽本間浩・法政大教授(国際法)の話 イラク駐留米兵はテロの標的にされることで猜疑(さいぎ)心を深め、不必要な武力行使までしなければ安心できない心理状態に追い込まれている。また、米社会はイラク戦争を対テロ戦争の一環と理解し、命の危険にさらされている米兵への同情がある。そのため、兵士が「犯罪行為」をしても、ベトナム戦争のころに比べて米社会に厭戦(えんせん)ムードが起こりにくく、批判が前線の兵士に伝わらないいのが現実だ。

 【ことば】ソンミ村虐殺事件 ベトナム戦争中の1968年3月16日、南ベトナムで米陸軍兵士が女性や子供を含む無抵抗の民間人504人を虐殺した事件。米軍上層部は米国内で反戦機運が高まるのを恐れて隠ぺいを図り、ベトナム戦争への批判が高まる契機となった。

毎日新聞 2006年6月7日 23時15分 (最終更新時間 6月8日 0時32分)
URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060608k0000m030160000c.html

0605 「ソンミ村以来の虐殺」 駐イラク米軍疑惑で米誌 [共同]

 【ニューヨーク4日共同】米誌タイム、ニューズウィークは5日発売の最新号で、米海兵隊員が昨年11月、イラク中西部ハディーサで幼児ら民間人24人を虐殺した疑惑を特集。ニューズウィークは米軍の調査が進めば「ベトナム戦争時のソンミ村虐殺事件以来、最悪の虐殺と判明する可能性がある」と伝えた。
 米軍が1968年、当時の南ベトナム・ソンミ村で女性や子供を含む無抵抗の村民504人を虐殺した事件は米軍史上に残る汚点。米有力誌がハディーサとソンミを対比する形で報道したことは、ベトナム戦争時と同様、泥沼化の状況に陥り駐留米軍撤退の見通しを示せないイラク情勢への米世論の憂慮を反映している。
URL:http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=intl&NWID=2006060501000362

0603 米兵の市民虐殺容疑、捜査の結論公開を確約 米国防長官 [朝日]

2006年06月03日09時02分
 アジア安全保障会議に出席するためシンガポールを訪れているラムズフェルド米国防長官は2日、朝日新聞など同行記者団と会見し、イラク・ハディサで米海兵隊員らが無抵抗の市民24人を虐殺した疑いが浮上した事件について、「何が起きたのか、事件後どのような対応が取られたかについて、それぞれ捜査が続いており、まもなく結論がわかる。その結果は必ず公開される」と確約した。

 同長官は、具体的な事件の内容についてはコメントせず、捜査の進展を見守る姿勢を示したが、海兵隊員の「99.9%は模範的な行動をしている」と主張した。海兵隊やイラク駐留米軍指導部による事件の取り扱い方も「適正だと信じている」と話した。
URL:http://www.asahi.com/international/update/0603/003.html

0602 米軍が妊婦と母親を射殺、11人殺害の映像も イラク [朝日]

2006年06月02日22時43分
 英BBC放送は2日、イラク中部イシャキで3月、米軍が市民11人を殺害したとされる事件の映像を放送し、米軍が事実関係の調査を進めていると伝えた。中部サーマッラで出産のため病院に向かう妊婦とその母親が射殺される事件も発生。イラクでは以前から、米軍の過剰な暴力行使の被害が相次いでおり、マリキ首相は批判のトーンを強めている。

 BBCが放送したのは、イシャキで3月15日、米軍が民家を攻撃した直後の映像。ぼろぼろの家と、複数の子どもたちの遺体が映っている。イスラム教スンニ派団体から入手したという。

 米軍は当初「テロ容疑者の拘束作戦で3人が巻き添えになった」としていたが、町長や警察は事件当日から、米軍が無抵抗の11人を殺害したと主張していた。米軍はBBCに対し、事実関係を調べていることを明らかにした。

 また、AFP通信によると、5月31日に中部サーマッラで、妊婦が出産のため、兄弟が運転する車で母親とともに病院に向かう途中、米軍によって封鎖された地域を走ったため狙撃された。女性と母親は死亡し、兄弟は「喪があけたら正式に抗議する」と話した。

 こうした状況にマリキ首相は2日、「多国籍軍はイラク市民への敬意がない」と批判。昨年11月に西部ハディサで市民24人が殺害された事件に関し、米国に捜査資料を求める意向を示した。
URL:http://www.asahi.com/international/update/0602/013.html

0602 イラク駐留米軍に「道徳教育」 虐殺疑惑で異例の措置 [読売]

 【ワシントン=五十嵐文】イラク駐留多国籍軍のチャレリ司令官(米軍中将)は1日、イラクに駐留するすべての米部隊に対し、30日間の特別訓練を実施すると発表した。

 米海兵隊がイラク西部ハディーサで市民24人を射殺した疑惑を踏まえ、戦闘中の部隊に改めて「道徳教育」を施す異例の措置。駐留米軍のイメージ悪化を食い止めたい米軍の危機感の表れといえそうだ。

 ブッシュ米大統領は1日、今回の訓練実施について「イラクの米軍には高い規範が求められているということを注意喚起するものだ」と説明。また、疑惑に関して徹底調査を行い、違法行為が確認されれば厳正に対処する方針を強調した。

 チャレリ司令官によると、今回の訓練では、戦地における軍紀や倫理規範の順守の重要性に重点が置かれるという。

(2006年6月2日19時18分 読売新聞)
URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060602i211.htm

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