dunpoo @Wiki ◎新聞は下から

※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。


これから出る本5月下期号より

啓蒙と霊性 近代宗教言説の生成と変容●深澤英隆/岩波書店
古典的名著「啓蒙と理性」にひっかけてあるんだろうけど扱っているのはやはりキリスト教なのだろうか?

天皇の軍隊と日中戦争●藤原彰/大月書店

岩波講座 アジア・太平洋戦争7 支配と暴力●倉沢・杉原・成田他編/岩波書店
「日本の支配はアジアに何をもたらしたのか?」
藤原は日本の戦争責任追及のおなじみの歴史学者であるが、岩波講座の編者らは知らない。戦争研究も第二世代の時代になってきたのだな。

昭和史 戦後篇●半藤一利/平凡社
この人も最近人気で、毎月のように本を出す。アカデミズムからは評価されているのであろうか?

帝国の終焉とアメリカ アジア国際秩序の再編●渡辺昭一編/山川出版社
アメリカという「帝国」はもう終焉したのか?ぼくにはまだ終わりは始まっていないように思えるのだが。

岩波講座「帝国」日本の学知3 東洋学の磁場●岸本美緒編/岩波書店
日本であれ西洋であれ「東洋学」は「帝国」のイデオロギーを帯びていた。それは今にいたるも精算されていないのか?

反ファシズムの危機 現代イタリアの修正主義●ルッツァット/岩波書店
ドイツの歴史修正主義(つまりナチズムを肯定的に評価しなおすこと)はよく話題になるが、イタリアのことはまったく知らなかった。イタリアでも出てきて当然ではある。

危機の時代の平和学●木村朗/法律文化社
「冷戦史と国際秩序の変容から平和を考える」
いまやまったく影の薄い「平和学」。木村という人も初耳だが、がんばっているのかしら。

市民社会とグローバリゼーション 国家論へむけて●伊藤述史/御茶の水書房
大きく出たな。伊藤という人、知らない。

市民社会の自由と安全 各国のテロ対策法制●大沢・小山編/成文堂
こういうことをこつこつ研究している学者さんたちは貴重である。

社会経済学 資本主義を知る●八木紀一郎/名古屋大学出版会
大きく出たな。八木さんも知らない。

愛と暴力の現代思想●矢部史郎・山の手緑/青土社
「すべての「下流」に贈る、涙の反資本主義講座」
漫才コンビのような著者名であるあるが、まじめな本なのかしら。「下流に贈る」と言われて気持ちのよい「下流」がいるかな。「万国の「下流」よ、団結せよ」というふうにはならないよね。

維持可能な社会に向かって 公害は終わっていない●宮本憲一/岩波書店
公害研究の第一世代、宮本さんはよくがんばるなあ。もう相当お歳だと思うが。

知識人の時代 バレス、ジッド、サルトル●ヴィノック/紀伊国屋書店
恥ずかしながら「バレス」という名前は初耳である。

日・中・韓のナショナリズム 東アジア共同体への道●松本健一/第三文明社
松本は極左論壇誌だったころの「第三文明」に育ててもらったような人。最近は右派論壇で書きなぐりながら、岩波書店から大冊を出すなど大御所になってきたが、久々の第三文明社での登場だ。この人の時論を読みたいとはまったく思わない。

ネオリベ化する公共圏 壊滅する大学・市民社会からの自律●すが秀美・花咲政之輔/明石書店
ネオコンサーバティブを揶揄的に「ネオコン」と呼ぶように、「ネオリベラリズム」は「ネオリベ」と呼んで蔑もうという著者たちの意図は成功しているか。それから、「市民社会からの自律」ってのはおかしいだろう。「市民社会からの自立」か「市民社会における自律」でないかい?日本語を壊滅させようとしてんのか。

バブル文化論 〈ポスト戦後〉としての一九八〇年代●原宏之
八〇年代論がはやりである。

地球温暖化はどこまで解明されたか 日本の科学者の貢献と今後の展望2006●小池勲夫編/丸善
丸善の本は僕には縁がないのだけれど、ま、いちおうチェック。

遺伝子「不平等」社会 人間の本性とはなにか●池田清彦編著/岩波書店

レーヴン・ジョンソン 生物学 原書第7版●培風館
「数多の生命現象を進化の視点で捉えた教科書」
スタンダードの教科書でいっぺん生物学を勉強したいと思うのだけれど・・・。

英語力とは何か●山田雄一朗/大修館書店
「日本語を鍛えれば英語も」
      • というより、日本語力を鍛えずして英語力はない、ということかと思う。

〈在日〉文学全集 全18巻●磯貝・黒古編/勉誠出版
出版社の名前のとおり、すごい全集が出たな。

サルトルの文学 倫理と芸術のはざまを奏でる受難曲●川神傳弘/関西大学出版部
気を引くサブタイトル、著者の得意げな顔が想像できる。

サルトル●アニー・コーエン=ソラル/文庫クセジュ
こっちはそっけない書名。でも、たぶんこっちのほうがおもしろい。

診たて違いの心の病 実は、栄養欠損症だった!●溝口徹/第三文明社
ほほう、そういうことはあるかもね。

日本傑作絵本シリーズ のぞく●天野祐吉文・後藤田三郎写真●福音館書店
天野さんの写真絵本、おもしろそう!

カメラと歩く まんが 奧の細道1 春を歩く●伊東章夫作 大石好文写真
これもおもしろそう!

新聞の書籍広告から(5月上旬)


食品の裏側●安部司/東洋経済新報社
「食品添加物の元トップセールスマンが明かす加工食品の実態。インスタントラーメンより添加物が多い減塩梅干。知れば怖くて食べられない。35万部突破」
ふうん、すごく売れてるんだあ。勉強した方がいいな、これは。スーパーで買い物するときは、時々脳裏に、「大丈夫かな?」って不安がよぎるけど、「ま、たまにはいいか。国が認めてる添加物なんだし」とか思って、結局買っちゃうぼくだし。

日本の戦争力 知識ゼロからの外交・軍事入門!●小川和久/アスコム
「目からウロコ!これが日本の実力だ!!」「日本は北朝鮮の暴走を抑止する「3つのシステム」を手にしている」
小川は、軍事オタクのような評論家とは違った政治・外交にも目配りのきく軍事評論家だと思うが、自衛隊のイラク派遣を肯定していることには失望した。でも、これは、読みたいと思う。

グローバル・トランスフォーメーションズ 政治・経済・文化●ヘルド他/中央大学出版会
「世界の主要言語に翻訳されたグローバリゼーション論の世界的業績」
そりゃ読んでみなあかんな。けど8715円は買われへんわ。図書館で。

戦後日本女装・同性愛研究●矢島正見編著/中央大学出版会
大学出版会がこんな本をよく出せたものだ。矢島さんって、中大の先生なのかな。いろんなこと研究してる先生がいるんだなあ。

大人だって楽しい! 科学館へようこそ●化学同人編集部●化学同人
「関西の科学館ガイド」
ほほう、本屋で覗いてみよう。

写真集 太陽のきらめき 池田大作---平和への旅1992~96●朝日ソノラマ
「遙かなる旅路はつづく。平和を願い、希望の光を求めて。」
朝日の広告は、4段の半分のスペースに、池田氏と夫人が並んで手を振っている写真(この本の表紙の写真)。池田氏の姿がどこかの国の偉大なる首領様と二重写しになる。学会員以外にはアレルギー反応しか引き出しそうにないこのような広告をいったい何のために出しているのか。学会員以外のだれが買うというのか。聖教新聞だけにしてくれ。

浮世絵春画曼陀羅 DVDセット 完全無修正 永久保存版 秘蔵全6巻●同朋社メディアプラン制作/ベストショップ
「世界中が垂涎の林美一浮世絵春画コレクションが、いまよみがえります!!」
189000円。ほしくはないけど一度見てみたいなあ。ほしくなったりして。どこにも編者や監修者の名前がないけど大丈夫か?谷川俊太郎と絹谷幸二の推薦文があるから大丈夫か。

新聞の雑誌広告から(5月上旬)

首相選びで中国に干渉されるという国辱●屋山太郎/正論6月号
何を言わんとしているかはわかる。中国首脳が、小泉とは会わないといい、次の総理大臣が靖国参拝をしないなら話ができる、と言っていることを指すのだろう。でも、それが「干渉」になるか?中国は自分の立場で、好きな人嫌いな人を言っているにすぎない。中国が「経済制裁する」などと言い出したら話は別だが。

盾の会初代学生長の手記 誤解された血判状の真実を初めて明かす●持丸博/正論6月号
右翼のファン誌=正論の面目躍如の記事。「知を楽しむ人のオピニオン誌」と銘打っているけど、ヤクザのファン誌=アサヒ芸能並でないの。

「ディアスポラ知識人」姜尚中の思想解剖●中川八洋/正論6月号
姜もなかなか影響力あると見られてるんだなあ。「ディアスポラ知識人」って、誉め言葉じゃん。かっこいい、サイードみたいで。

特集 議会制民主主義の行方●ジュリスト5月1-15日号
持続する危機--議会・国民・執政のトリアーデ(石川)、単一国家の二院制(只野)、政治の「大統領化」と二元的立法過程の「変容」?(高見)、官僚制の位置と機能(毛利)、などなど、おもしろそうな論文が目白押し。

激論4時間 外交を語りつくす●五十旗頭・小此木・山内・国分・李/論座6月号
あーあ、退屈なメンツ。こんなメンツでほんとに激論になったんかなあ。それにしても、ここんとこ、論座の内容にはぜんぜん惹かれるものがない。



これから出る本 5月上期号より


思索日記 Ⅱ●ハンナ・アーレント/叢書ウニベルシタス
いつⅠが出たのか知らなかった。どんなすごい思索の日々なのか。ぜひ読みたい。

ソシオン理論入門 心と社会の基礎科学●藤沢等監/北大路書房
「哲学や心理学が答えてくれない謎を解く!」
ソシオン理論、というのは初めて聞く。哲学・心理学・社会学の重なる領域の学問かな?

比叡山●比叡山延暦寺・天台宗務庁監/別冊太陽
中世仏教への興味から、比叡山を歩いて登り、叡山の全体像を知りたいと思っているが、まだ果たせずにいる。

現代タイにおける仏教運動 タンマガーイ式瞑想とタイ社会の変容●矢野秀武/東信堂
現代における仏教の役割を考えたい。

「大東亜共栄圏」の形成と崩壊 増補版●小林英夫/御茶の水書房
「日中・太平洋戦争の基本文献、30年ぶりの復刊」
30年間積ん読してる間に増補版が出ちゃったあ・・・残念!

世界市民の地理学●野尻・吉田/晃洋書房
「地理が苦手な人のための大学地理学入門書」
地理学ってなんでこんなにマイナーなのかなあ。大学の教養課程に地理の授業ってあったっけ?地理の本って買ったことあったけ?地理学者って、だれかの名前知ってる?大事な学問なのに。

近代・戦争・国家 動員史観序説●畠山弘文/文眞堂
「近代=動員体制ととらえる新しい戦争国家論」
近代=動員体制、というとらえ方は、中野敏男の「大塚久雄と丸山真男」で学んで、眼からうろこを体験した。畠山さんという人は知らないが、歴史学者かな、政治学者かな?

「朝鮮半島」危機の構図 半島統一と日本の役割●田中良和/ミネルヴァ書房
この田中さんも知らない人。

新版 構築主義の社会学 実在論争を超えて●平・中河編/世界思想社
「エンピリカルな構築主義の再興を企図する」
うーん、何を書いとるのかまったく予想がつきません。

誕生・性・遺伝子 人間とは何か●宗川/新日本出版社
「「私という有機体」の謎」
出版社から判断すると、マルクス主義系の生命論かな、とも思うが、題名に惹かれる。

都市田園計画の展望 「間にある都市」の思想●ジーバーツ/学芸出版社
「コンパクトシティ論を超える新しい都市理論」
え、コンパクトシティはもう乗り越えられちゃったのか。これから勉強しようと思ったのに。

4月の新聞の書籍広告から


憲法第九条と昭和天皇●別冊歴史読本
歴史読本だからあんまり期待はしないが、刺激的なテーマではある。

没後五年特集 もう一度ながめ直す斎藤史●短歌5月号
ぼくは斎藤って、最近知ったのだけれど、きりりとした男らしい(女だけど)歌いっぷりが好きだ。執筆は小池光、小高賢、道浦母都子。

「失われた十年」は乗り越えられたか 日本的経営の再検証●下川浩一/中公新書
「自動車・家電・電子・流通産業の戦略を総括」
日本的経営はがらりと変わったのだろうか?負の遺産は精算されたのか?それとも・・・

紫電改のタカ 全4巻●ちばてつや/中公文庫コミック版
ひょっとして、ぼくの反戦思想の原点は、このマンガにあるのかもしれない。最終回の感動は忘れられない。ただし、いま読んだらどういう感想になるかはわからない。

はじめての武満徹●芸術新潮5月号
「気になる、でもよくわからない そんなあなたのために」
はい、そんな私です。武満のレコードを一度も全曲通しで聴いたことがないし、一度も生の演奏で聴いたこともありません。大江健三郎の武満についての文をいくつも読んでるから知ったかぶりはできるのですが。正直言って、難しそうで手が出ません。でも、本を買うよりはCD買う方が先でしょうね、やっぱり。

執筆論 私はこうして本を書いてきた●谷沢永一/東洋経済新報社
「稀代の著述家、七十年の軌跡を綴る。二百冊を超える著作活動を生みだしてきた、企画の視点と書く技術」
二百冊ねえ。専門の国文の業績は知らないけど、一般書では「紙つぶて」くらいじゃないの、版を重ねてるのは。「紙つぶて」の鋭さには昔ぼくも感心したけど、この人のほかの本は二束三文にもならないと思うよ、ぼくは。

「外務省は戦犯だ!」次官派遣に爆発した「官邸の怒り」●週刊新潮
盧武鉉の恫喝に屈した腰抜け外務省●週刊文春
中西輝政「堂々と船を出しぶつけられるべきだった」
気分はもう戦争だね、完全に。「官邸」って誰だ?安倍か?
中西(京大教授)よ、お前が行け。

若者殺しの時代●堀井憲一郎/講談社現代新書
「食うにゃ困らん、生きるに困る。今の若者はなぜ息苦しさをおぼえるのか?謎は80年代にあった。」
ぼくもそう思う。この息苦しい世の中への曲がり角は80年代にあったと。

江原啓之のスピリチュアル新連載「会社のオーラ」●週刊現代
おお、江原が男性誌にも進出!すごいね、もっともスピリチュアルなものから遠いと思われる「会社」を霊視しちゃうんだと。商売がすぎるんとちゃう?


ネオ共産主義論●的場昭弘/光文社新書
「世界二極化への”ファイナルアンサー”か」
マルクス主義再評価はわかる。レーニズム、マオイズムに替わる革命戦略を出せるか否かだ。

神社の系譜 なぜそこにあるのか●宮元健次/光文社新書
「伊勢、出雲、鹿島、靖国・・・新視点から、壮大な「意図」と「仕掛け」が見えてくる。」
僕は神社が大好き。日本中に張り巡らされた神々のネットワークに壮大な「意図」があるとしたらこれはすごい。

テツはこう乗る 鉄ちゃん気分の鉄道旅●野田隆/光文社文庫
「今日からあなたも鉄ちゃんの一員に!」
なんかこのごろ、鉄ちゃんが幅きかせてるように思いません?秋葉族が幅きかせてるように。趣味を語るにはもうすこし含羞があってもいいじゃない、と思う今日この頃ではあるが、ムスコのために買ってあげたくもなるのである。

楔形文字を書いてみよう 読んでみよう●池田潤/白水社
「現存する最古の文字で自分の名前も書けます。」
ちょっとおもしろそうだけど、売れるんやろか、こんな本。

改憲問題●愛敬浩二/ちくま新書
「九条はほんとうに非現実的?真にリアルに考え抜くヒント」
愛敬さんも信頼のおける学者。ぜひ読まねば。

裏社会の日本史●フィリップ・ポンス/筑摩書房
こういう日本史も知っておく必要はあるね。

年表で読む二十世紀思想史●矢代梓/講談社学術文庫
「文化的事件や人物の記録。細部にこだわる筆者の視点から事物、人物の深い相互関連を浮かび上がらせた20世紀思想を読む年表」
ヤホー、待望の文庫化だ!僕は、「現代思想の冒険0号」についていたオリジナル版を持っていて、通読しているが、のちに出た単行本版もほしかったのだ。

起請文の精神史 中世世界の神と仏●佐藤弘夫/講談社選書メチエ
「中世日本の巨大なコスモロジーは、一片の起請文のなかにある。神仏習合から新仏教まで中世人の精神世界を探る。」

神国日本●佐藤弘夫/ちくま新書
「神国思想は「日本の優越」を説いたのか?」
佐藤さんの本が同時に2冊。中世思想って相変わらず人気があるな。読みたいのはどちらかというと「起請文の精神史」かな。

神話理論 全5巻●レヴィ=ストロース/みずず書房
「20世紀思想の金字塔とたたえられる大著、刊行開始。驚異の文明批評!」
20世紀中にとうとう一冊も読み終えられなかったレヴィ=ストロース。買ってだけはおきたいものだ。

日本の外交は国民に何を隠しているのか●河辺一郎/集英社新書
「国民の知らないところで何を実現しようとしてきたのか。なぜ議論がゆがむのか。ごまかし、論点のすりかえ、強引な理屈・・・公になった日本外交の行動と発言を丹念に検証!」
ひごろあんまり国民の矢面に立たない外務省であるが、考えてみると、とんでもない役所かも知れない。これは読んでみたい。でも、河辺一郎という著者にまったく見覚えがないのは僕だけ?広告には肩書きがないんですけど。

ダ・ヴィンチ・コード・デコーディッド●集英社
いや、単におもしろい書名と思っただけ。

独占 小沢一郎宣戦布告●聞き手 大下英治/週刊朝日
聞き手が、政治家ヨイショ本を量産してる大下じゃダメじゃない。週刊朝日、アエラ、論座と、朝日新聞の雑誌はどれもぬるい。劣情や差別意識をくすぐるところだけためらいがちに新潮・文春をまねて、両誌の過激さをまねられない。要するにプチブル的なのである。


カラーリングマンダラ●正木晃/春秋社
「花、動物、図形など思いのままに自由に楽しく塗れて心が癒されると大好評」
新しい写経みたいなもんかな。ちょっとやってみたい気がする。

魂の文章術 書くことから始めよう●N・ゴールドバーグ/春秋社
「生きる修行としての書くこととは。黙して書くべし!」
ふうん、これはぜひ読まねば。

孤独なボウリング 米国コミュニティの崩壊と再生●ロバート・P・パットナム/柏書房
「お金でない資本、〈社会関係資本〉の多寡が幸福感や民主主義を左右する。つよいアメリカを支えた市民的つながりの減少を明らかにした名著、ついに刊行。」
市民的つながりの減少、はいい。「再生」に期待する。

眼鏡無用 大活字版 ザ・漱石●第三書館
「全小説全2冊」
これはアイデア勝ち!漱石は著作権が切れているから、どこかの版本を拡大コピーすればそれで本ができちゃうのだ。

長春五馬路●木山捷平/講談社文芸文庫
「敗戦直後の長春の圧倒的現実を形象化した木山文学の傑作小説」
木山はひとつも読んだことがない。私小説に興味はないがこれは読みたい。

三島由紀夫文学論集Ⅰ●講談社文芸文庫
三島の文学論は、いくつか読んだが、意外なほどわかりやすくておもしろい。全三冊そろえよっかな。

米軍に1兆円は「安倍政権」への持参金だ●週刊ポスト
「突然のV字滑走路合意、グアム移転密約の真相」
なんだか新聞に報道されないきな臭い話はいっぱいありそうだな。

安達祐実ママ 決意のフルヌード●週刊現代
「祝出産袋とじ」
誰が見たいの? ママ、自己顕示欲かなあ、お金に困ってるのかなあ?


0327 週刊誌から

これがウィニー最大の悲劇!?エリート夫の同僚3人と密通したいけない美人妻の「好色名言集」 不倫メール121通と写真400枚流出で世界中に全部バレ!(週刊ポスト)
うわー、たいへんだあ。ウィニーって怖い。パソコンには、めったなこと書き込まない方がいいね。スーパー教訓記事だ。スケベ心もうずく。

0327 書籍広告から

国家の品格●藤原正彦/新潮新書
「早くも100万部突破。こんな日本人論を待っていた!」
4段ぶちぬきの親切な広告で、さわりの部分の引用がたくさんあって、これを読んだらもう十分です。とてもためになることが書いてありました。
例えば次のような下り----
「冷徹な真実を言うと、過去はもちろん現在においても未来においても、「国民は永遠に成熟しない」のです。国民や世論を過信すると、国を誤ります。」
私もそう思います、去年の総選挙の結果などを見ると。でも、この本手にとって我が意を得たりと納得している人たちの大半は、その総選挙で自民党に入れた人たちでしょうね。

国家の崩壊●佐藤優+聞き手・宮崎学/にんげん出版
「田原総一朗氏激賞 ソ連崩壊のワケがはじめて納得できた!」
「情報プロが初めて明かすリーダーたちの生態秘話に、日本国家の破滅を招き寄せる偽リーダーの発想と「壊れかた」が見える。」
「国家の○○」連発。なんか二匹目のドジョウをねらったやっつけ仕事のような気もするが、宮崎が聞き手というのはおもしろいかも。でも、田原の「激賞」は本の品格落とすと思うな。

0326 書籍広告から

孫文 上「武装蜂起」・下「辛亥への道」●陳舜臣/中公文庫
「世界を翔た革命家の肖像と青春を描く歴史長編」
孫文の生涯は興味あるけど、下巻が「辛亥への道」ってことは、辛亥革命で終わっているということか?生涯を読みたいなあ。

藤田嗣治 パリからの恋文●湯原かの子/新潮社
「生誕120年、若きフジタの愛と野心と芸術」「封印されていた書簡を紹介しながら・・・生涯をたどる力作評伝」
フジタの絵は特に好きではないけれど、なぜ戦争協力の絵を描いたのかは思想史的な面で興味がある。

原子力政策大綱批判●伴英幸/七つ森書館
「「原子力政策大綱」の策定会議の委員に就任して議論に加わった原子力資料情報室共同代表の孤軍奮闘記。」
それはお疲れ様でしたねえ。私もぜひ勉強させていただきたい。

地方鉄道の再生---英国における地域社会と鉄道●イアン・ドハティ/日本経済評論社
英国は鉄道再生に成功したの?


0326 「これから出る本/06年4月上期号」より

今号はわりとチェックする新刊は少ない。

弥勒浄土論・極楽浄土論●松本文三郎著/平凡社・東洋文庫
「浄土信仰を根底から解明する不朽の論考二篇」

書名も著者名も聞いたことがないが、学界では必読の文献なのだろう。私の信仰する日蓮の仏法は、浄土教批判が原点である。その意味で、浄土教の歴史・哲学を日蓮以外の視点からも学ぶ意味はある。

戦争2 近代戦争の兵器と思想動員●山田朗編/青木書店
「日本の戦争を遂行させた【もの】を検討する」

このシリーズは知らなかった。すこし角度を変えた大日本帝国の研究か。

日米開戦の真実 大川周明著『米英東亜侵略史』を読み解く●佐藤優著/小学館

佐藤優は今や出版ジャーナリズムの寵児である。月に1冊以上のペースで本が出てるんじゃないかな。僕は、この人は「ネオコン」じゃないかと思う。アメリカのネオコンはトロツキスト上がりというが、佐藤も、そのへんを経て、今や新しい地政学をつくろうとしているように思う。右だか左だかわかんない。出す出版社も岩波から新潮・小学館まで。

猪瀬直樹 道路の決着●小学館

このひとも、道路公団改革を引っ張って、商売のネタにしているなあ。もう、道路公団改革なんてだれも興味ないと思うけど(改革の底が割れてしまってる)。それにしても、なぜ書名の頭に自分の名前をのせるのかねえ。売れ行きに違いが出るのかしら?テレビ知識人だからね。

国民保護計画が発動される日●上原公子ほか著/自治体研究社

上原は国立市長、われらが市民・反戦派(市民派にもニューライトがたくさんいるからねえ)の希望の星。現職市長で、押し寄せてくる有事体制化に抗するのはものすごくしんどいと思う。

戦後日本の防衛政策 「吉田路線」をめぐる政治・外交・軍事●中島信吾/慶応出版会

新進学者の博士論文か?このテーマの研究は汗牛充棟、とても追いつけない。

敗戦と民主化 GHQ経済分析官の見た日本●T・Aビッソン/慶応出版会
昔の本かな?このテーマも上に同じ。

地方財政論●関野満夫著/青木書店
「変貌激しい実態を織り込んだ基本テキスト」

たしかに変貌激しいので、古い教科書は役に立たないだろう。で、今勉強してもすぐまた変わる?

正義なき国、「当然の法理」を問い続けて 都庁国籍任用差別裁判の記録●鄭香均編著/明石書店

私は地方自治体における国籍による任用差別に反対だ。理由がないと考える。裁判で原告らがどのような弁論を展開したのか、興味がある。

非暴力で社会に関わる方法 心理学者は問いかける●伊藤哲司著/北大路書房
「社会心理学者が若者にに語りかけた講演を収録」

著者は知らないし、社会心理学に興味はないのだが、若者に問いかけたということで、すこし心そそられる。

若者たちのコミュニケーション・サバイバル 親密さのゆくえ●岩田考ほか著/恒星社
ひごろ若者にあまりつきあいがないので、こういう本でも読んで勉強しなきゃって思うの。

「地産地消」を論ず 食料白書2006年版●農政研究センター編/農山漁村文化協会

かけ声ばかりでいっこう進んでいるように思えない「地産地消」。ほんとに可能なのか?

貿易は貧困層の助けとなりうるか 世界食料農業白書2006年版●FAO編

答えは否か。ではどうする?グローバリズムをどう超えていくのか。

0324 新聞広告から

MiND 心の哲学●ジョン・R・サール/朝日出版社
「哲学・心理学・生物学・脳科学の最前線である「心の哲学」を舞台に、従来の見解を次々に論破しながら、独自の「生物学的自然主義」を提示」
うーん、難しそう。

鼻ほじり論序説●ローランド・フリケット/バジリコ
「セックスよりも楽しく、しかもリスクなし!」
私も鼻ほじりは子どもの頃から好きだった。しかし、全人類に愛好されていたとは知らなかった!別に読みたくはないが、広告で新鮮な感動を覚えた。

いま平和とは 人権と人道をめぐる9話●最上敏樹/岩波新書
「「新しい戦争」の時代だからこそ、あきらめずに考えよう」
最上さんは好きなんだ。ほんとに真摯な学者だと思う。

元明詩概説●吉川幸次郎/岩波文庫
世間の嫌中ムードに抗して、よりよく中国を理解しようと、私はいま、「シナ通」をめざして勉強しております。昔の日本の知識人は皆「シナ通」だったんだよね。あこがれるな。

使い捨てられる若者たち アメリカのフリーターと学生アルバイト●スチュアート・タノック/岩波書店
「なぜ多くの若者が、いつまでも低賃金、低地位、不安定な労働に追いやられているのか、「出口なし」状況の調査報告と真摯な提案」
フランスの若者は、いま戦っている。日本の若者は、どうする?アメリカの道を行くのか?

「イスラムvs.西欧」の近代●加藤博/講談社現代新書
「イスラムの〈嫌西欧〉は、どこで生まれたのか。なぜ近代文明に反発するのか。」
講談社現代新書の歴史物、あまりいいと思ったことはないので、期待薄。

英語を制する「ライティング」●キム・ジョンキュー/講談社現代新書
「会話重視の学習法よさらば」
我が意を得たりの主張である。僕もこれを読んで、もう一度英語の勉強に取り組もうか・・・

0323 新聞広告から

小牧久時博士論文選集●日本ヘブライ友好親善協会編/生物農業研究所
「絶対平和への四段階構想 Ⅰ 世界各国の軍備全廃 Ⅱ肉食と動物実験と殺虫剤の科学的段階的全廃 Ⅲ個体数の調節で野生動物、魚、昆虫の殺し合いの根絶 Ⅳ全次元の全宇宙の知的霊的存在の完全救済」
昔から、朝日の一面書籍広告によく登場するやつだ。残念だが、小牧博士というのは、この広告以外、見たことも聞いたこともない。構想のⅠ、Ⅱは結構だが、Ⅲになると荒唐無稽を通りこして、悪趣味という感じがする。しかし、これだけの大風呂敷、和文選集が「送料当社負担」で1000円とは、安すぎないか。

0321 新聞広告から

編集長を出せ!『噂の真相』クレーム対応の舞台裏●岡留安則/ソフトバンク新書
新しい新書のラインナップは6冊。これを見るとまあ、あんまり期待できないね。
『噂の真相』はほとんど見たことがない。興味がなかった。廃刊時にずいぶん惜しまれたが、内情は真剣勝負だったのか、どうか。

宗教としてのバブル●島田裕巳/ソフトバンク新書
「現代日本人の精神構造に大きな影響を与えたバブルとその崩壊を、宗教社会学者が総括」
島田は、オウム真理教に同情的だったとして大学をやめさせられ、一時本も出せなくなったが、最近復権著しい。でも、どれを読んでも感心しない。ほかの宗教のことはわからないが、創価学会についてはわかる。彼の見方は浅い。だから、着眼点には惹かれるが、あまり期待できない。


0319 朝日新聞の広告から

私という病●中村うさぎ著/新潮社
「”ああ、お願い。誰か、私に欲情して。”私にはまだ女としての価値がほんの少しでも存在する?47歳の中村うさぎは、自分を確かめるため、デリヘル嬢になってみた。衝撃の体験記」
うーん、広告の写真を見る限り、私はうさぎ嬢に対して、欲情できると思います。なにより、上の広告の惹句で、もう欲情してしまいました。

アフリカのひと 父の肖像●ル・クレジオ/集英社
「植民地医師としてアフリカに生涯を捧げた父とアフリカの歴史の悲劇が重なり合う。文明の歪み、欧米中心社会を批判し続けてきた著者が、息子として、また小説家として、父の生涯から未来へのメッセージを投げかける。」
これが、きょうの朝日読書欄の下の広告トップである。僕は心惹かれるが、正直いって現代海外文学の敷居は高い。売れるのかな、って心配するが、集英社はがんばっている。集英社文庫ヘリテージは、「失われた時を求めて」全4冊、「ユリシーズ」全4冊、「ファウスト」全2冊、「神曲」全3冊。集英社文庫は、「ブリキの太鼓」全3巻、「マルドロールの歌」、それに「ファーブル昆虫記」全20冊、というラインナップだもんな。

3週間続ければ一生が変わる●ロビン・シャーマ/海竜社
うまい!啓発本好きなら、このタイトルにはぜったい惹かれる。そうか、なんでも、3週間を目標に続ければいいんだあ!

NGO、常在戦場●大西健丞/徳間書店
「世界各国で緊急人道支援を続けてきたピース・ウィンズ・ジャパン。その統括責任者が10年間の活動をつづる。」
鈴木宗男、田中真紀子失脚のきっかけをつくった大西くん。NGOといえばいまや大西君だ。正直、ニッポンのNGOは、どうなんだ。

0319 論壇誌から [産経]

(時評論壇4月号から)
斎藤環「ニートがそれでもホリエモンを支持する理由」(中央公論)
勝ち組に属するはずの小泉やホリエモンへのニート層の以外な人気は、ひとえにこのシステム自体を破壊してくれるかもしれないというイメージによる。
佐野真一「ルポ下層社会(文春)
就学援助児童42%の足立区のレポート
石川好「アジアの巨象インドに進出せよ」(文春)
難病をインドで治した石川。

0320 週刊誌広告から [朝日]

哀しき天皇制 雅子さまと宮中の苦悩(アエラ)
「雅子さま生理の有無を定期的に報告。皇太子の水割り10杯痛飲と帝王教育ストレス」
かなりタブーに挑んだ特集ではないかな。レベルは女性週刊誌よりちょいとましって程度と思うけど。

0318 新聞広告から

あなたのために いのちを支えるスープ●辰巳芳子/文化出版局
「離乳食に始まり忙しい働きの日々、そして人生最後のときまで。自身の介護体験と和洋の料理経験の果てに築き上げたスープ、汁物を心を込めてお教えします。」
うーん、つくってみたい!飲んでみたい!
辰巳芳子のレシピは、以前朝日新聞に連載していたとき、全部切り取っておいてある。いくつかつくった。そのうちの「焼き豚」はわが家のパーティの定番料理である。

巨大地震の日 命を守るための本当のこと●高嶋哲夫/集英社新書
「列島崩壊の日を徹底シミュレート。災害パニック小説の第一人者が詳細なデータをもとに科学的に検証」
その日が来たらなるようになれ、って感じだが、まあ、家族を守るすべくらいは知っておきたい。

反戦平和の手帖 あなたしかできない新しいこと●喜納昌吉+ダグラス・ラミス/集英社新書
ラミスさんはいつも素晴らしい、はっとさせられることを書く。喜納さんの「花」はすばらしい歌だが、ステージでしゃべることはちょっと???だ。こんなんで国会議員つとまるんかなと不安だ。ラミスさんにしっかり教わってほしい。

姜尚中の政治学入門●集英社新書
姜さんもメジャーになったなあ。タイトルに自分の名前冠してるもんな。しかも「6万部突破!」だって。ぼくは、昔ウェーバーについての専門論文を書いていたころ、姜さんの文体に惹かれたことがあって注目していたのだが、売れた「日朝関係の克服」(だっけ?)にはあまり感心しなかった。いま読んだら、やはりずいぶん北朝鮮に甘い、という感じがするんじゃないだろうか。
それにしても、「姜」という字をワープロで出すにはいつも苦労するなあ。もう、「キョウ」で登録することにした。

松井教授の東大駒場講義録●松井孝典/集英社新書
松井さんも、助手だと思ってたらいつのまにか教授になったのだな。松井さんもブランドなら、「東大」もブランドで、こってりしたタイトルだなあ。「東大講義録」というのはいまだに売りになるみたいで、遙洋子、立花隆も使ってたな。

0317 新聞広告から

結社の世界史2「結社が描く中国近現代」 同3「アソシアシオンで読み解くフランス史  同4「結社のイギリス史--クラブから帝国まで」  同5「クラブがつくった国アメリカ」●山川出版社
僕が読みたいのは、中国とイギリス。

四季のみそ汁●千葉道子/農文協
「素材の持ち味と相性を生かす。定番&意外な出会いの味」
いいねえ。みそ汁も、豆腐やわかめなどの定番だけでなく、いろんな四季の野菜で楽しみたいね。

第一義の道/赤蛙●島木健作/講談社文芸文庫
「求道的な精神と理想主義で貫いた島木の希有なる文業を精選」
この文庫はほんとに意外性がある。いまどき、島木健作、なぜ?って感じ。編集者の趣味で出しているのか、ある程度はマーケティングしているのか?

徳利と酒杯/漁陶紀行 小山冨士夫随筆集●講談社文芸文庫
「陶磁研究家、小山の美への探求心を余すとことなく伝える」
芸術家の随筆集をこつこつ出しているのもこの文庫。まあ、今のところこういうのに手は出ないのだが、としとって暇になったら、ゆっくり味わってみたいねえ。

日本人に一番合った英語学習法ーー明治の人はなぜあれほどできたのか●斎藤兆史/祥伝社文庫
この文庫は軽いが、斎藤は、ほんものの英語学者である。骨太の斎藤の英語学習論を僕は支持する。

0315 雑誌の広告から

「日本一のイエスマン」武部勤の正体 「ホリエモンはわが息子」。あの男の力の源泉は何だ●上杉 隆/「文藝春秋」4月号
裏を読むことのない純朴なうちの母でさえ、民主党を攻める武部さんをテレビで見て、「ほんとはなんかもろてんのちがうん」って言ってたなあ。世論調査してみたいね、「武部は黒と思うか白と思うか」って。

中央公論の歴史を語る 論壇の「中央」を走りつづけた一二〇年 対談 三浦朱門 山崎正和
国が右へ行ったら右へ、左に行ったら左へ、ということだな。だから120年も続いたんだ。

安倍晋三 怪異な人脈 ヒューザー小嶋が近づいた安晋会の実態/霊験塩まきと奇跡の水 「昭和の妖怪受け継ぐ血と骨」吉田 司 政と官 飯島秘書官長男と「超マル政案件」メモ●アエラ
アエラの報道じゃあまり期待できんけど、人気の安倍にすこしかみついたのは勇気があるとほめておこう。民主党みたいに返り討ちにあわないように祈る(NHK問題では返り討ちだったかな?)。