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お正月/中東現代史/風邪

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●1月某日
元日。久々に明るい太陽が顔を見せ、のどかないい天気。
新年勤行会に行き、おふくろの家でお雑煮を食べてから、車で大阪のカミさんの実家へ。途中、ガソリンスタンドで洗車。いつぶりかわからないほど久しぶりの洗車。

二日。はじめていったブックオフ豊中店で50冊ほど仕込む。本の背表紙を読むのが一番の趣味だから、楽しい労働。持ち帰りで肩がこったけど。カミさんの姉の家族らと団らん。

三日。当初は、遙のために阪神、神戸電鉄と乗り継いで有馬温泉に出かけてすこしハイキングもしようと計画していたのだが、カミさんが風邪でダウン。それで、なにか電車に乗せてやらないとおさまらない遙のために、神戸へ行って、中華街で食い歩きをすることにした。
正午近くの中華街はすんごい人。僕は店に入って贅沢にやろうと思っていたのだが、子どもたちは、立ち食いのラーメンやシューマイが一番いいという。子どもたち優先で、結局立ち食いばかり。あまりおいしいと思えなかったが、子どもたちは大満足だったみたい。客がたくさん並んでいるのでいけるんだろうと買った餃子がめっちゃまずかった。「並んでる店がおいしいとは限らないよ」と少4のめいに諭された。ぜんぜん並んでいる人のなかった店の土産の肉まん、帰ってからふかして食べたらものすごくうまかった。
かっぱ横丁の古本屋街は6日から営業ということで、がっくり。僕は、ここの梁山泊という古本屋で、1冊100円の店頭セールが大好きなのだが。
梅田の紀伊国屋で2時間ほど新本を眺めて過ごす。BOOK FIRSTが梅田にでっかい本屋を開店していた。梅田の書店戦争はすごい。

藤村信『中東現代史』(岩波新書)読了。
エジプトのナセル大統領の栄光と没落、サダト大統領の手腕の冴えと暗殺の悲劇を語ったところに精彩がある。イスラエルとの戦争には負け続けたナセルだが、植民地主義との対決姿勢に僕はやはり惹かれるなあ。著者は、イスラエルとの和平を決断したサダトを評価しているが、パレスチナから見たら、やはり許せない裏切り者だよな。それに、市場主義化で矛盾が拡大して国内的にはナセル以上の強権政治に出ざるをえず、それがかえって今日のムスリム過激派の台頭を招いたという負の面に目がいってしまう。またしかし、ソ連頼りの社会主義経済と軍事大国化に早々に見切りをつけ、イスラエルと共存するしかないと決断したことはやはり先見の明があったというべきか。指導者に毀誉褒貶はつきもの。第三世界の政治指導者は、どうころんでも命を狙われる、つらい仕事である。

●1月某日
ものすごく寒い。去年の年末、ものすごく寒いと言っていたが、その比じゃない寒さ。
東北、北陸で記録的な降雪が続いて、災害といっていい状況になってきた。

で、わしもたあいなく風邪をひいてしまった。おもしろい風邪で、おとといは鼻水がダラダラ出て、ほかの症状なし。きのうは鼻水は止って頭痛と寒気。今日は、のどがひどく痛いが他の症状はなし。

昨夜は、お通夜1件。
その後、大阪から来てくれた高校時代の友人と飲む。今日のどが痛いのはしゃべりすぎたせいかもしれん。

年始は4日から店の営業を始めた。年末の売れ残りの花がたくさん。この寒さでも、ぽつぽつお墓参りの客があり、去年よりは売れている。

イスラエルのシャロン首相が重体。イランの大統領が「早く死ね」と発言したと問題になっている。言わずもがなのことを言ったというところだろうが、シャロンにしても、ラビンにしても、ペギンにしても、イスラエルの歴代首相は皆元は軍人であり、かつパレスチナ人の虐殺・追放に責任のある元「テロリスト」である。彼らがパレスチナの武装抵抗グループを「テロリスト」と指弾するのは、まったく片腹痛い。
「私と妻ローラは、シャロン首相の健康を気遣うイスラエル国民の思いを共有している」との声明を出したブッシュ大統領も、「間違った情報」に基づいて無辜の民に爆弾の雨を降らせ、てんとして反省しないテロリスト仲間である。




カテゴリ: [日記] - &trackback() - 2006年01月08日 20:06:00

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