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歳末商戦/サンタさんとペリカン便

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- 歳末商戦/サンタさんとペリカン便

●12月某日
年末の商戦。きのう、今日、と徐々に調子を上げていって、明日、今年の売上のピークにもって行かなければならない。きのうは、去年の同日売上を下回った。そして今日、お天気だというのに、まったく客が来ない。母とアルバイトのおばちゃんがおしゃべりしているのを、僕は奥の部屋で手持ち無沙汰に聞いているだけ。レジスターの音はチンとも鳴らない。背中から冷や汗が出るような気分で午前中ずっと過ごした。こんな年末は3年目にしてはじめてだ。ところが、午後から、続々と客がやってきて、夕方になるほどに増えて、5時頃、去年の同日の売上を上回った。良かった~。なんとか、仕入れの分は取り戻した。さあ、明日、あさってで、ほんとのもうけを出さなければならない。あさって、天気がやばいらしい。明日、追加の仕入れをどうしよう・・・。

遙は、お母さんのするサンタの話は、「うそちゃうん」と言って信じない。僕のするサンタの話はどうやら信じている様子。
サンタさんのクリスマス・プレゼント、在庫切れで24日に間に合わなかった。きのう、家に届いた。「遙、サンタさんのプレゼント、ほしがってた神戸電鉄の電車時計、届いたで!」と僕が叫ぶと、「ペリカン便やん」と遙。「サンタさんはな、25日にはもうフィンランドに帰らなあかんねん。そやからペリカン便に頼んでん。」「そうなん」。
そしてその後、おばあちゃんに、うれしそうに、「サンタさんが送ってくれた」と説明していたそうです。

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