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◎文化・出版のニュース06Ⅰ

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◎文化・出版のニュース

0612 ミュージカルは「ジャージー・ボーイズ」 トニー賞 [朝日]

2006年06月12日12時18分
 米演劇界の最高栄誉とされる第60回トニー賞が11日、ニューヨークで発表された。ミュージカル部門は「ジャージー・ボーイズ」、演劇部門「ヒストリー・ボーイズ」がそれぞれ作品賞に選ばれた。

 ジャージー・ボーイズは、アメリカで最も人気があったポップグループとも言われる「フォー・シーズンズ」の成功物語をグループのヒット曲を織り交ぜながら描いた。一方、ヒストリー・ボーイズは80年代の英国の公立高校を舞台に、名門大学に生徒を送り込むため、教養や詩を重んじるベテラン教師が受験技術を教え込む若い教師に追いやられる様子を描く。04年にロンドンで公開され翌年、英オリビエ賞を受けた。

 ミュージカルで「パジャマ・ゲーム」、演劇で「アウェイク・アンド・シング!」(覚めて歌え)がそれぞれリバイバル作品賞に選ばれた。
URL:http://www.asahi.com/culture/update/0612/008.html

0606 100歳の数学者・彌永昌吉さんが死去 [読売]

 整数論の大家で東京大名誉教授の彌永昌吉(いやなが・しょうきち)さんが1日、老衰で死去した。100歳だった。

 葬儀は近親者で済ませた。東大理学部数学科主催のお別れ会が7月中旬に行われるが、場所などは未定。

 東京都生まれ。1929年東大数学科卒。国際的な数学者として知られた高木貞治氏の弟子で、自らも、数学界のノーベル賞といわれるフィールズ賞受賞者の小平邦彦氏(故人)ら多くの数学者を育てた。日本学士院会員もつとめた。

 100歳の誕生日を迎えた今年4月、整数論に関して6年がかりで執筆したフランス語の研究総説が、日本数学会の「日本数学誌」に掲載され話題を集めた。

(2006年6月6日19時29分 読売新聞)
URL:http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20060606i512.htm

0609 吉野作造賞:「暗闘 スターリン、トルーマンと日本降伏」 [毎日]

 第7回読売・吉野作造賞(読売新聞社、中央公論新社主催)は、長谷川毅・米カリフォルニア大教授の「暗闘 スターリン、トルーマンと日本降伏」(中央公論新社)に決まった。副賞300万円。贈賞式は7月13日、東京・丸の内のパレスホテルで。

 長谷川教授は1941年、東京都生まれで米ワシントン大博士号取得。専攻はロシア史、日露関係。


0605 詩人で作家の清岡卓行さんが死去 [読売]

 詩人で芥川賞作家の清岡卓行(きよおか・たかゆき)さんが3日午前6時40分、間質性肺炎のため死去した。

 83歳だった。告別式は親族で済ませた。

 喪主は妻で作家の岩阪恵子(本名・清岡恵子)さん。

 満州(現中国東北部)大連生まれ。戦後、詩人としてデビューし、敗戦で失われた故郷と亡き妻への思いを描いた小説「アカシヤの大連」で1970年に芥川賞。叙情性あふれる詩や小説を発表し、79年に中国紀行「藝術的な握手」で、90年に詩集「ふしぎな鏡の店」で、2度読売文学賞を受けた。

 詩集「円き広場」で芸術選奨文部大臣賞、「パリの五月に」で詩歌文学館賞、「通り過ぎる女たち」で藤村記念歴程賞。詩・小説・評論の業績で94年度の日本芸術院賞。99年にパリの芸術家たちの交流を描いた小説「マロニエの花が言った」で野間文芸賞。「二十歳のエチュード」を遺して自殺した原口統三との学生時代の交流を描いた「海の瞳」など自伝的作品もある。詩集「一瞬」で現代詩花椿賞を受賞した2002年ごろから肺炎で療養していた。

 戦後はプロ野球セ・リーグの試合日程編成を担当したこともあり、「猛打賞」を発案した。

(2006年6月5日12時0分 読売新聞)
URL:http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20060605i404.htm?from=main4

0530 映画監督の今村昌平さん死去 [朝日]

2006年05月30日
 人間の生と欲望を力強く描き、「楢山節考」と「うなぎ」でカンヌ国際映画祭の最高賞を2度獲得した映画監督の今村昌平(いまむら・しょうへい)さんが30日午後3時49分、転移性肝腫瘍(しゅよう)で死去した。79歳だった。通夜は6月5日午後6時、葬儀は6日午前10時から東京都渋谷区西原2の42の1の代々幡斎場で。喪主は妻昭子(あきこ)さん。葬儀委員長は俳優北村和夫さん。後日、お別れの会を開く予定。
今村昌平さん


最後の長編「赤い橋の下のぬるい水」撮影中の今村昌平監督=日本映画学校提供


 昨年6月、結腸がんの手術を受け、自宅で療養していたが、4月中旬から入院していた。

 東京生まれ。早稲田大学卒業後、51年に松竹に入社し、小津安二郎監督らに師事。54年に日活に移籍し、58年「盗まれた欲情」でデビューした。「豚と軍艦」「にっぽん昆虫記」「神々の深き欲望」などで、民衆のたくましさを濃密なリアリズムで描いた。

 深沢七郎の小説を映画化した83年の「楢山節考」は、カンヌ映画祭でグランプリ(当時の最高賞)を獲得。

 97年には「うなぎ」が、パルムドール(最高賞)に輝き、日本人として初めて最高賞を2度獲得した。代表作はほかに「復讐するは我にあり」「黒い雨」など。

 75年には横浜放送映画専門学院(現・日本映画学校)を設立。日本初の本格的な映画専門学校として、後進の育成にも力を入れた。長男は映画監督の天願大介(てんがん・だいすけ)さん。
URL:http://www.asahi.com/culture/movie/TKY200605300350.html

0526 科学ジャーナリスト賞:「大賞」に毎日新聞の元村記者 [毎日]

第1回科学ジャーナリスト賞で表彰された毎日新聞の大島秀利編集員(手前右)と大賞を受賞した科学環境部の元村有希子記者(同左)。=東京都千代田区内幸町で26日午後8時4分、小出洋平写す 優れた科学ジャーナリスト活動を顕彰する「第1回科学ジャーナリスト賞」の受賞者5人が26日、発表された。5人の中から「大賞」に、毎日新聞科学環境部の元村有希子記者が選ばれた。受賞理由は「ブログを含む『理系白書』の報道」。また、毎日新聞大阪本社社会部編集委員の大島秀利記者が、兵庫県尼崎市で昨年発覚した「アスベスト(石綿)被害と救済に関する報道」で受賞した。

 同賞は「日本科学技術ジャーナリスト会議」(小出五郎会長)が、創立10周年を記念して新設。過去1年間の報道や著作、博物館での活動など、科学技術を社会に伝える仕事に対して贈られる。

 大賞を受賞した元村記者は、日本の研究者・技術者の現状を描いた毎日新聞の長期連載「理系白書」(2002年1月~)の取材班キャップとして、科学と社会のあり方についてさまざまな問題提起をしてきた。読者との交流の場として04年秋に開設した「理系白書ブログ」では管理人を務め、1日平均5000件のアクセスがある。

 大島記者は、昨年6月29日夕刊「10年で51人死亡 アスベスト関連病で」などの記事を特報し、アスベスト被害が社会問題化するきっかけをつくり、その後も行政を動かす連載などを紙面化した。

 26日、東京都内で表彰式があり、選考委員でノーベル賞受賞者の白川英樹・筑波大名誉教授が大賞の元村記者にトロフィーを贈り、「ブログや新聞連載で科学技術を広く社会に伝え、理系の問題を喚起してくれた」と励ました。元村記者は「理系白書には延べ16人の記者がかかわってきた。4年間の活動が認められ、うれしい」と述べた。

 他の受賞者と受賞理由は次のとおり。(敬称略)

 フリーカメラマン、中村梧郎(ベトナム戦争の枯葉剤被害を追及する報道姿勢)▽青山学院大教授、福岡伸一(分子生物学者として斬新な視点からBSEを分析し、一般向け科学書にまとめた)▽朝日放送アスベスト取材班代表、石高健次(アスベスト問題に取り組み、住民被害の実態と救済を訴えた報道)

毎日新聞 2006年5月26日 20時36分 (最終更新時間 5月26日 21時28分)
URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20060527k0000m040074000c.html

0518 三島賞、山本賞決まる 古川日出男氏ら [共同]

 第19回三島由紀夫賞(新潮文芸振興会主催)は18日、古川日出男さんの「LOVE」(祥伝社)に、第19回山本周五郎賞(同会主催)は宇月原晴明さんの「安徳天皇漂海記」(中央公論新社)にそれぞれ決まった。賞金各100万円。贈呈式は6月23日、東京・虎ノ門のホテルオークラ東京で。
URL:http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=home&NWID=2006051801004712

0517 「新聞読む」92・5%…協会調査 [読売]

 日本新聞協会は、「2005年全国メディア接触・評価調査」の結果を発表した。

 2001年から隔年で実施している調査で、昨年10月、全国の6000人を対象(有効回収率57・4%)に、新聞、テレビ、ラジオ、雑誌、インターネットへの接触状況や評価などについて調べた。

 調査結果によると、新聞は92・5%の人に読まれており、1週間の平均接触日数は5・6日だった。

 印象・評価は、「情報源として欠かせない(53・6%)」「社会に対する影響力がある(53・4%)」「地域や地元の事がよく分かる(52・1%)」などの項目で5メディア中トップだった。多メディア時代においても新聞が生活に結びついた基幹メディアとして認知されていることが分かった。

 新聞広告については、85・1%の人が見ており、「情報が信頼できる(52・2%)」「企業の姿勢や考え方が伝わってくる(41・5%)」「内容が公平・正確(41・1%)」などの項目で高く評価された。

 調査結果は、報告書にまとめられ、同協会ホームページの「新聞広告データアーカイブ」(http://www.pressnet.or.jp/adarc)でも閲覧できる。

(2006年5月17日0時52分 読売新聞)
URL:http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060516i318.htm

0510 手塚治虫文化賞:吾妻ひでおさんに「マンガ大賞」 [毎日]

 第10回手塚治虫文化賞(朝日新聞社主催)が9日、次の通り発表された。(敬称略)

 【マンガ大賞】吾妻ひでお「失踪日記」(イースト・プレス)【新生賞】ひぐちアサ「おおきく振りかぶって」(講談社)【短編賞】伊藤理佐「女いっぴき猫ふたり」(双葉社)「おいピータン!」(講談社)「おんなの窓」(「週刊文春」連載)など一連の作品【特別賞】小野耕世(長年の海外コミックの日本への紹介と評論活動)

 贈呈式は6月7日、東京・丸の内の東京会館で開かれ、マンガ大賞は200万円、その他の賞は100万円の副賞などが贈られる。


0509 並河萬里氏が死去 シルクロードなど遺跡写真 [共同]

 シルクロードなどの遺跡写真で知られる写真家の並河萬里(なみかわ・ばんり)氏が7日午後9時35分、肺がんのため神奈川県鎌倉市の湘南鎌倉総合病院で死去した。74歳。東京都出身。自宅は横浜市保土ケ谷区月見台。葬儀・告別式は10日正午から東京都世田谷区北烏山4ノ10ノ1、源良院で。喪主は妻慶子(けいこ)さん。
 日大芸術学部卒。テレビ局勤務を経てフリーに。取材先のシリアで遺跡が破壊されるのを目撃して以来、文化財撮影を生涯のテーマに据えた。中近東やアジア、中南米など幅広いフィールドで活躍し、多くの写真集を出版した。
 長く国連教育科学文化機関(ユネスコ)の顧問を務め、2001年にはバーミヤン遺跡の破壊に抗議して写真展を開くなど、文化財の保存を広く訴え続けた。
URL:http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=home&NWID=2006050801003422

0430 米の経済学者、ガルブレイス氏が死去 [読売]

 【ニューヨーク=北山文裕】米国の代表的経済学者で「不確実性の時代」など世界的ベストセラーで知られるハーバード大名誉教授ジョン・ケネス・ガルブレイス氏が29日、老衰のため米マサチューセッツ州の病院で死去した。

 米メディアが報じた。97歳。

 カナダ・オンタリオ州生まれ。トロント大卒、カリフォルニア大で博士号を取得後、37年に米国籍を取得した。第二次大戦中は物価統制局でインフレ抑制の実務に従事し、ジョン・F・ケネディ政権下ではインド大使も務めた。

 日本でも翻訳された「不確実性の時代」や「ゆたかな社会」などの著作がある。物質的な成長に偏重する経済のあり方に疑問を示し、教育などの公共政策の必要性を説くリベラル派として、歴代民主党政権の政策に大きな影響を与えた。

(2006年4月30日23時59分 読売新聞)
URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060430it12.htm

0321 作曲家の宮川泰さんが死去 「宇宙戦艦ヤマト」など手掛ける  [産経]

 「宇宙戦艦ヤマト」や歌手ザ・ピーナッツのヒット曲などで知られる人気作曲家の宮川泰(みやがわ・ひろし)さんが21日未明、虚血性心不全のため東京都世田谷区の自宅で死去した。75歳。北海道留萌市出身。葬儀・告別式は25日午前11時半から東京都港区南青山、青山葬儀所で。喪主は長男彬良(あきら)さん。

 21日朝自宅で倒れているのが見つかった。

 ジャズバンドのピアニストとして活躍した後、作・編曲家に転じた。ザ・ピーナッツの「恋のバカンス」「ウナ・セラ・ディ東京」などで一世を風靡(ふうび)。「宇宙戦艦ヤマト」やクレージーキャッツの作品なども手掛けた。「ウナ・セラ・ディ東京」でレコード大賞作曲賞。


0317 「旧石器」研究の第一人者、芹沢長介氏死去 [読売]

 旧石器時代研究の第一人者で東北大学名誉教授の芹沢長介(せりざわ・ちょうすけ)さんが16日午後、胸部大動脈瘤(りゅう)破裂のため亡くなった。86歳だった。染色工芸家で人間国宝だった芹沢ケイ介(けいすけ)の長男。(ケイは、金ヘンに「圭」)

 告別式は未定。自宅は仙台市青葉区中山2の12の15。喪主は妻、恵子さん。

 明治大学の大学院生だった1949年、独自に石器の研究をしていた相沢忠洋さんから情報を得て、群馬県・岩宿遺跡の発掘にたずさわり、日本列島に旧石器時代の文化があったことを初めて確認した。その後、さらに古い前期旧石器時代の探索に情熱を注ぎ、大分県・早水台(そうずだい)遺跡や栃木県・星野遺跡などの発掘を行った。1980年代のはじめごろまで繰り広げられた「前期旧石器存否論争」では、存在派の指導者的存在だった。

 主な著書に「旧石器の知識」「日本旧石器時代」など。

 安蒜(あんびる)政雄・明治大教授(考古学)の話「旧石器研究の開拓者であると同時に常にリーダーだっただけに残念だ。旧石器ねつ造事件発覚から5年たった今年5月に、新たな前期旧石器の論を発表する予定と聞いており、学界から注目されていた矢先だった」

(2006年3月17日3時4分 読売新聞)
URL:http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20060317ij01.htm

0313 「国家の品格」が4カ月で100万部 藤原正彦さん著 [朝日]

2006年03月13日19時50分
 数学者藤原正彦さんの新書「国家の品格」(新潮社)が13日、12万部増刷され、発行部数100万に達した。同社の「バカの壁」(03年刊)の100万部到達より8日早い。「国家の品格」は昨年11月20日刊行。武士道、日本語、情緒などの大切さを説いている。
URL:http://www.asahi.com/culture/update/0313/021.html

0304 第1回三好達治賞に東京の清水哲男さん [朝日]

2006年03月04日21時11分
 美しく知的な日本語でつづられた詩集に贈られる第1回「三好達治賞」(大阪市主催)に4日、詩人、清水哲男さん(68)=東京都三鷹市在住=の「黄燐(おうりん)と投げ縄」が選ばれた。授賞式は三好達治の命日にあたる4月5日、大阪市長公館で催される。

 昭和初期を代表する詩人で、大阪市で生まれ育った三好達治を顕彰するため創設された。全国から193詩集の応募があった。

 清水さんは雑誌の編集者を経て詩作に入り、75年にH氏賞、94年に萩原朔太郎賞などを受賞。「中学のころから慣れ親しんだ三好達治にちなむ賞を受賞できてうれしい」との談話を市に寄せた。受賞作は「日常的な言葉を使いながら、みずみずしい感覚をくみ取っている。第1回の受賞にふさわしい」と評価された。
URL:http://www.asahi.com/culture/update/0304/015.html

0304 H氏賞に相沢正一郎さんの「パルナッソスへの旅」 [朝日]

2006年03月04日21時38分
 日本現代詩人会は4日、第56回H氏賞に相沢正一郎さん(55)=東京都東村山市=の詩集「パルナッソスへの旅」(書肆山田)を、第24回現代詩人賞に藤井貞和さん(63)=東京都文京区=の詩集「神の子犬」(同)を選んだ。賞金は各50万円。贈呈式は6月3日に東京都内のホテルで行われる。
URL:http://www.asahi.com/culture/update/0304/016.html

0303 蜷川幸雄さんの高齢者劇団 1266人の志願者殺到 [朝日]

2006年03月03日18時57分
 演出家、蜷川幸雄さん(70)が主宰する高齢者劇団「さいたまゴールド・シアター」(約20人)の俳優公募に、予想を大幅に上回る1266人が集まった。新しい生きがいを求めての応募が多い。蜷川さんは「200~300人と予想していたが、こんなに大勢とは」と驚き、2日間の予定だったオーディションを、急きょ15日間に延ばして対応することにした。

 劇団は、蜷川さんが芸術監督を務める彩の国さいたま芸術劇場(さいたま市)を拠点に4月に発足する。「重ねた歳月を基に身体表現を磨き、新しい自分に出会い、これまでにない舞台芸術の創造を」と、プロの俳優を目指す55歳以上の男女を2月いっぱい募集した。

 劇場のまとめでは、応募は男性368人、女性898人で、最年長は80歳の男女3人。関東在住の人が9割近いが、北海道や沖縄、海外からの応募もある。年齢は50代が半数を超え、60代489人、70代82人だった。

 応募の動機には「子供が独立。取り残された気分で、何をしたらいいか考えていた」(50代女性)▽「若い頃俳優を目指したが、あきらめて就職し退職を迎えた。このまま人生が終わっていいのかと思った」(60代男性)▽「団塊の世代で、大勢の中の一人として生きてきた。自分にスポットが当たる生き方がしてみたい」(50代男性)といった言葉が並ぶ。

 蜷川さんは「原則として全員に会う」と決めた。14、15の両日で終える予定だったオーディションを、公演のけいこ日程をやりくりして30日まで延長。応募資格を満たさない一部の人以外はみな、劇場に来てもらうことにした。「こちらの呼びかけが、高齢の人の心の中の『何か』に届いたのだろう。そういう人たちを書類だけではとても選べない」と話す。

 俳優養成機関では、競争率が特に高い新国立劇場の研修所(定員15人、18~30歳対象)で昨年の応募が592人、今年は411人だった。
URL:http://www.asahi.com/culture/update/0303/017.html

0304 「ALWAYS」が12部門 日本アカデミー賞 [共同]

 第29回日本アカデミー賞の発表・授賞式が3日、東京都内のホテルで開かれ、山崎貴監督の「ALWAYS 三丁目の夕日」が最優秀作品賞などノミネートされた13部門のうち12部門で最優秀賞を獲得した。
 各部門の最優秀賞は次の通り。(敬称略)
 最優秀作品賞=「ALWAYS 三丁目の夕日」▽監督賞=山崎貴(ALWAYS 三丁目の夕日)▽主演男優賞=吉岡秀隆(同)▽主演女優賞=吉永小百合(北の零年)▽助演男優賞=堤真一(ALWAYS 三丁目の夕日)▽助演女優賞=薬師丸ひろ子(同)▽脚本賞=山崎貴・古沢良太(同)▽音楽賞=佐藤直紀(同)▽撮影賞=柴崎幸三(同)▽照明賞=水野研一(同)▽美術賞=上條安里(同)▽録音賞=鶴巻仁(同)▽編集賞=宮島竜治(同)▽外国作品賞=「ミリオンダラー・ベイビー」
URL:http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=home&NWID=2006030301003793

0224 フィギュア:荒川「金」 村主4位、安藤は15位 [毎日]

 トリノ冬季五輪第14日の23日、フィギュアスケートは女子フリーがあり、荒川静香が圧巻の演技で191.34で優勝、村主も実力を発揮し175.23で4位、安藤は4回転ジャンプで転倒し140.20で15位だった。サーシャ・コーエン(米国)もジャンプの転倒が響き183.36で2位だった。イリーナ・スルツカヤ(ロシア)はジャンプの転倒があり181.44で3位に沈んだ。【野口美恵】

 荒川は、得点が表示されると、涙が目からあふれそうになった。ショート、フリーともに自己ベストを更新。冒頭の3回転-2回転ジャンプを難なく成功すると波に乗った。圧巻だったのは後半のイナ・バウアーから3回転-2回転-2回転の3連続ジャンプ。さらにドーナツスピン、Y字スピン、ビールマンスピンなど多彩なスピンで技巧力を見せた。

 ショートプログラムでは少し揺れた手放しY字スパイラルも安定。ステップも深いエッジワークで、大きく体を使いながらリンクを舞った。演技を終えたポーズからしばらく動けなかった荒川。会場と一体となってつむいだプッチーニの歌劇「トゥーランドット」の調べに酔いしれていた。

 村主も力を出し切った。最初の3回転-2回転の連続ジャンプを慎重に着氷し成功。序盤からスピードに乗り、感情をこめて体を大きく動かし演技した。最後の高速スピンは圧巻で、会場と一体になった。

 途中、回転不足のジャンプがあったため、予想より得点が出なかった村主。得点を見ると、一瞬、残念そうな表情をしたが、それでも大舞台で大きなミスなく力を発揮した村主の迫真の演技に、会場から万感の拍手が送られた。

 安藤は、序盤に4回転サルコウに挑戦。回転軸は良かったが、回転不足で転倒した。「練習中はプログラムに4回転ジャンプをいれず、不安があった。本番では攻めてやりたいと思っていた」と振り返る。続く3回転連続ジャンプは3回転-2回転でなんとかこらえたが、1分半過ぎからスピードががくりとダウン。安藤の持ち味のキレと高さのあるジャンプは見られず、7つのジャンプのうち5つで大きなミスが連続し、精細に欠いた。

 初の五輪。滑り始める前から表情は硬く、まだ慣れぬ「蝶々夫人」の曲に体がついていかなかった。しかし重圧のなか、練習でも成功率が2割と低かった4回転ジャンプに挑戦したことは大きい。「4回転にトライできて素敵な思い出です」と安藤。これからの大きな糧になったはずだ。【野口美恵】
URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060224k0000e050019000c.html

0219 詩人の茨木のり子さん死去 [朝日]

2006年02月19日23時56分
 鋭い批評精神とヒューマニズムに裏打ちされたみずみずしい表現で戦後女性の生を歌い上げた詩人の茨木のり子(いばらぎ・のりこ、本名三浦のり子=みうら・のりこ)さんが、東京都西東京市の自宅で死去していたことが、19日分かった。79歳だった。

 大阪生まれ。帝国女子薬専(現東邦大薬学部)卒。50年ごろから詩作を始め、53年に詩人の川崎洋さんと詩誌「櫂(かい)」を創刊。同誌にはその後、谷川俊太郎、大岡信、吉野弘の各氏らが参加した。

 55年に第1詩集「対話」、58年には第2詩集「見えない配達夫」を刊行した。「わたしが一番きれいだったとき 街々はがらがら崩れていって とんでもないところから 青空なんかが見えたりした」と始まる詩「わたしが一番きれいだったとき」は、戦争に青春を奪われた同世代の女性の思いを代弁、教科書にも掲載された。

 韓国の現代詩を読むため50歳でハングルを学び始め、90年に出した訳詩集「韓国現代詩選」(読売文学賞研究・翻訳賞)は、翻訳の枠を超えた仕事として評価された。

 99年に7年ぶりに出した「倚(よ)りかからず」は詩集としては異例のベストセラー。「もはや できあいの思想には倚りかかりたくない」と、りんとした表現で歌い上げた。

 著書はほかに、詩集「鎮魂歌」「人名詩集」「自分の感受性くらい」、エッセー集「言の葉さやげ」「詩のこころを読む」などがある。
URL:http://www.asahi.com/obituaries/update/0219/003.html

0218 中也賞に水無田気流さん 東京都三鷹市在住 [共同]

 優れた現代詩集に贈られる「中原中也賞」の選考会が18日、山口市で開かれ、東京都三鷹市の大学非常勤講師水無田気流(本名田中理恵子)さん(35)の詩集「音速平和 sonic peace」が選ばれた。
 受賞作は2002年から03年にかけて書いた詩が中心で、05年10月に出版した。水無田さんは「携帯電話や自動販売機などを通して、現代消費社会の速度や強度を表現した」と話している。
 選考員の詩人北川透さんは「荒々しい言葉遣いながら、これまでの現代詩の枠から出るエネルギーと読者を動かす力がある」と評した。
 同賞は中也の故郷山口市が新人発掘を目的に創設。11回目の今回は計327点が選考対象になった。
URL:http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=home&NWID=2006021801002658

0209 「ゴジラ」作曲、東京音大元学長の伊福部昭さん死去 [朝日]

2006年02月09日01時48分
 土俗的なエネルギーに満ちた作風を持ち味にし、映画「ゴジラ」の音楽で有名な作曲家で、文化功労者、東京音楽大元学長の伊福部昭(いふくべ・あきら)さんが8日、東京都目黒区の病院で死去した。91歳だった。

 北海道釧路市生まれ。旧制中学から独学で作曲を始め、北大農学部在学中に作った「日本狂詩曲」が35年、パリで開かれた作曲コンクールで1位になるなど、若くして国際的な注目を集めた。

 幼いころからアイヌの歌や踊りに触れ、卒業後は北海道の林務官などを務めながら、リズムが躍動し土俗的なエネルギーに満ちた作風を確立。「土俗的三連画」「交響譚詩」などのオーケストラ曲、少数民族に題材を求めた声楽曲「ギリヤーク族の古き吟誦歌」などの力作を生み出した。

 戦後、東京音楽学校(現東京芸大音楽学部)や東京音楽大学で教え、芥川也寸志、黛敏郎、松村禎三ら多くの優秀な作曲家を育てた。

 その一方で、「ビルマの竪琴」「釈迦」など300本を超す映画音楽を手掛け、映画音楽の名手とうたわれた。

 特に、円谷英二特技監督の東宝映画「ゴジラ」(54年)をはじめ、30本以上の怪獣映画の音楽を担当したことで、クラシックファンを超えた知名度があった。晩年は再評価が進み、多くの演奏とCD化が行われた。
URL:http://www.asahi.com/culture/update/0209/001.html

0207 元一橋大学学長の都留重人氏が死去 [日経]

 戦後日本の代表的な経済学者で、第1回「経済白書」の執筆者として知られる元一橋大学学長、都留重人(つる・しげと)氏が5日午前1時42分、呼吸不全のため東京都内の病院で死去した。93歳だった。しのぶ会は3月6日正午から東京都千代田区一ツ橋2ノ1ノ1の如水会館で。喪主は妻、正子さん。

 東京都出身。1929年、旧制八高(現名古屋大学教養学部)に入学。31年に渡米し33年ハーバード大に入学。20世紀を代表する経済学者シュンペーターに学び、サミュエルソン、ガルブレイス、ソローら後の第一級の経済学者とも交流を深めた。

 帰国後の47年には片山内閣の下で経済安定本部(現内閣府)に入り、「経済実相報告書」(後の経済白書)を執筆。「国も赤字、企業も赤字、家計も赤字」と平易な文章で終戦直後の経済情勢を分析した。

 48年に東京商科大(現一橋大)教授に就任。72から学長をつとめ75年に退官。その後、日本人初の国際経済学連合会長などを務めた。90年から日本学士院会員。

 資本主義経済を批判的に分析。公害問題の研究にいち早く取り組んだ。著書に『都留重人著作集』『資本主義は変わったか』など多数。盟友サミュエルソン氏の執筆した経済学テキスト『経済学』(日本語版は66年刊)の翻訳でも知られる。
URL:http://www.nikkei.co.jp/news/okuyami/20060207AS1G0702M07022006.html

ウーマンリブ指導者、ベティ・フリーダンさん死去 [読売]

 【ニューヨーク=大塚隆一】1960年代にベストセラーになった著書「女らしさの神話」で知られる米国の女性運動指導者ベティ・フリーダンさんが4日、ワシントンの自宅でうっ血性心不全のため死去した。

 この日は85歳の誕生日だった。

 1921年、米イリノイ州のユダヤ人宝石商の家庭に生まれた。名門女子大スミス・カレッジを卒業し、カリフォルニア大バークレー校で心理学を学んだ。その後、労働組合機関紙の記者などを務めたが、妊娠で退職を強いられ、3人の子供を持つ主婦になった。

 家事をこなすかたわらで執筆した「女らしさの神話」(63年、邦題「新しい女性の創造」)は、郊外に住む中産階級の主婦たちの「満たされない生活」を描き、ウーマンリブ運動に火を付けた。66年には全米女性機構(NOW)を創設して初代会長になった。

 60歳を過ぎたころからは老いの研究に没頭。93年出版の「老いの泉」では、高齢期こそ「希望に満ちた未知の冒険の時」と唱えた。

(2006年2月6日0時4分 読売新聞)
URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060205i512.htm

読売演劇大賞、蜷川幸雄さんが受賞 [朝日]

2006年02月05日06時05分
 第13回読売演劇大賞が4日発表され、大賞・最優秀演出家賞にはBunkamura「幻に心もそぞろ狂おしのわれら将門」などの演出が評価された蜷川幸雄さん(70)が選ばれた。他部門の最優秀賞と各賞は次の通り。(敬称略)

 作品=「歌わせたい男たち」(二兎社)▽男優=浅野和之(「ブラウニング・バージョン」など)▽女優=戸田恵子(「歌わせたい男たち」)▽スタッフ=金井勇一郎(「NINAGAWA 十二夜」の美術)▽杉村春子賞=井上芳雄(「モーツァルト!」などの演技)▽芸術栄誉賞=唐十郎▽選考委員特別賞=仲代達矢(「ドライビング・ミス・デイジー」の演技)
URL:http://www.asahi.com/culture/update/0205/001.html

梓会出版文化賞 関西2社に賞


「東京偏在」に一矢
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 書籍の出版点数は年々増え続け、昨年は7万6528点に達した。書店に並びきらないほどあふれる「売らんかな」の本に押され、「まじめ」で「堅い」イメージの専門書は肩身が狭そうに見える。

 受難の時代に、そんな「良書」を出し続けている出版社にとって、先日、授賞式が行われた梓会出版文化賞は、心強い励ましといえそうだ。

 中小出版社約100社を擁する出版梓会主催の同賞は、今年21回目。1冊の本や著者ではなく、優れた書籍の出版を継続してきた出版社を顕彰する点が個性的だ。

 今年の正賞は、庶民の口述によって生活史を記録した「叢書ライフ・ヒストリー」などでラジカルな出版姿勢を貫いてきた御茶の水書房。昨年、創設された新聞社学芸文化賞は、偽書の注釈集『日本古典偽書叢刊』が評価された現代思潮新社と、東京の出版社が受賞した。

 おやっと思ったのは、出版文化賞の特別賞に、関西に拠点を置く2社が輝いたこと。

 授賞式では、京大前の書店から出発、『ビジネス倫理学』などの出版で注目されるナカニシヤ出版(京都市)の中西健夫社長が、関西弁の軽妙なあいさつを披露した。社のトレードマークに、ミレーの名画「種まく人」の岩波書店に対抗して「落穂拾い」を採用しようか……との冗談で大爆笑をとり、「東京の出版社のブルドーザーが通った後、落ち穂拾いをしている自分を想像した」と落ちをつけた。

 もう一つの保育社(東大阪市)は、オフセットのカラー出版を戦後早くから手がけてきた。今井悠紀社長は、動植物の「原色図鑑」シリーズの愛読者だった昭和天皇の指名で、『那須の植物誌』などの出版をまかされた逸話を披露した。

 ともにソフトな語り口だが、出版社の大半が東京に集中する状況に一矢報いた形で、関西の意地ものぞかせた。

 今回受賞した4社の社員は、多いところでも10人程度。日本の出版文化はこうした地道な出版社の、「稼ぎは少なくても格式は高い頑固オヤジ」(選考委員)的な気骨に支えられているのだと思う。(佐藤憲一)

(2006年2月3日 読売新聞)

『日本古典偽書叢刊』 第1巻
小川豊生
出版社:現代思潮新社
発行:2005年1月
ISBN:4329004399
価格:¥3990 (本体¥3800+税)『ビジネス倫理学』
田中朋弘 柘植尚則
出版社:ナカニシヤ出版
発行:2004年11月
ISBN:4888488940
価格:¥2625 (本体¥2500+税)『那須の植物誌 続編』
生物学御研究所
出版社:保育社
発行:1985年11月
ISBN:4586307129
価格:¥8190 (本体¥7800+税)
URL:http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20060203bk03.htm

読売文学賞決まる 堀江敏幸氏ら [共同]

 第57回読売文学賞(読売新聞社主催)が31日、次の通り発表された。賞金は各200万円。贈呈式は2月23日、東京・丸の内のパレスホテルで。
 【小説賞】堀江敏幸「河岸忘日抄」(新潮社)▽宮内勝典「焼身」(集英社)
 【戯曲・シナリオ賞】菱田信也「パウダア-おしろい」
 【随筆・紀行賞】河島英昭「イタリア・ユダヤ人の風景」(岩波書店)
 【評論・伝記賞】筒井清忠「西條八十」(中央公論新社)
 【詩歌俳句賞】小澤實「瞬間」(角川書店)
 【研究・翻訳賞】受賞作なし
URL:http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=home&NWID=2006020101000207

国際的ビデオアーティスト、ナムジュン・パイク氏死去 [読売]

 韓国の聯合ニュースによると、ビデオ・アーティストとして国際的に知られる韓国のナムジュン・パイク(白南準)氏が29日夜(米東部時間)、米フロリダ州マイアミのアパートで死去した。73歳だった。

 家族によれば、死因は「自然的なもの」で、葬儀は数日後にニューヨークで行われる予定という。

 パイク氏は1932年、日本の植民地統治下のソウルで生まれ、東京大文学部を卒業後、西ドイツ(当時)に渡り、前衛芸術運動に参加。63年の初個展でテレビ受像機を使った実験的な作品を出品し注目を集めた。

 その後、ニューヨークに居を移し、ビデオアートの先駆者として活躍。84年に同地とパリを衛星回線で結んだ「グッドモーニング、ミスター・オーウェル」を発表するなど、電子技術を駆使した表現を開拓し続けた。

 93年にベネチア・ビエンナーレのドイツ館に出品し、金獅子賞。95年に福岡アジア文化賞などを受賞した。妻は、日本人美術家の久保田成子(しげこ)さん。(ソウル支局)

(2006年1月30日20時38分 読売新聞)
URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060130i515.htm

出版物販売額、再びマイナス 「ハリポタ」出なかった… [朝日]

2006年01月25日10時55分
 昨年の出版物の推定販売額は約2兆1964億円で04年より2.1%減ったことが25日、出版科学研究所のまとめでわかった。内訳は雑誌が1.8%減の約1兆2767億円で、書籍が2.5%減の約9197億円。

 04年は「ハリー・ポッター」第5巻などのベストセラー効果で8年ぶりに対前年比でプラスに転じたが、昨年はこうした要因がなく、わずか1年で前年割れに逆戻りした。
URL:http://www.asahi.com/culture/update/0125/011.html

岸田国士戯曲賞に佃氏と三浦氏 [朝日]

2006年01月24日10時40分
 演劇界に新風を吹き込んだ新人劇作家に贈られる第50回岸田国士戯曲賞(白水社主催)の選考会が23日開かれ、佃典彦さん(41)の「ぬけがら」、三浦大輔さん(30)の「愛の渦」の2作品に決まった。正賞は時計、副賞は20万円。
URL:http://www.asahi.com/culture/update/0124/001.html

鶴屋南北戯曲賞、斎藤憐さんを選出 [朝日]

2006年01月18日21時42分
 05年に上演された優れた新作戯曲に贈られる第9回鶴屋南北戯曲賞(光文シエラザード文化財団主催)に、斎藤憐さんの「春、忍び難きを」が選ばれた。18日発表された。副賞は200万円。贈呈式は3月16日午後5時半から東京・丸の内の東京会館で開かれる。
URL:http://www.asahi.com/culture/update/0118/013.html

小学館漫画賞決まる 「太陽の黙示録」など5作品 [共同]

 第51回小学館漫画賞は20日、かわぐちかいじさんの「太陽の黙示録」(「ビッグコミック」、一般向け部門)など5作品に決まった。賞金は各100万円。贈呈式は3月3日、東京都千代田区の帝国ホテルで。その他の受賞作は次の通り。
 【一般向け部門】安部譲二原作、柿崎正澄作画「RAINBOW 二舎六房の七人」(ヤングサンデー)
 【児童向け部門】前川涼「アニマル横町」(りぼん)
 【少年向け部門】藤崎聖人「ワイルドライフ」(週刊少年サンデー)
 【少女向け部門】和泉かねよし「そんなんじゃねえよ」(Betsucomi)
URL:http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=home&NWID=2006012001004886

芥川賞に絲山秋子さん、直木賞は東野圭吾さん [朝日]

2006年01月17日20時28分
 第134回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が17日、東京・築地の新喜楽で開かれ、芥川賞に絲山(いとやま)秋子さん(39)の「沖で待つ」(文学界9月号)が、直木賞に東野圭吾さん(47)の「容疑者Xの献身」(文芸春秋)が選ばれた。2人ともこれまで何度か候補となった実力派で、待望の受賞だ。副賞は各100万円。贈呈式は2月17日午後6時から、東京・丸の内の東京会館で行われる。

 絲山さんは東京都世田谷区生まれ。早稲田大卒業後、住宅設備機器メーカーに勤務した。退職後の03年、「イッツ・オンリー・トーク」で文学界新人賞を受賞してデビュー。04年、「袋小路の男」で川端康成文学賞を受賞した。過去に芥川賞候補3回、直木賞候補1回。群馬県高崎市在住。

 「沖で待つ」は、メーカー同期入社の男女が主人公。どちらかが先に死んだら、生き残った者が、死者の秘密を守るためにパソコンのハードディスクを壊す約束をする。芥川賞選考委員の池澤夏樹さんは「仕事の現場の雰囲気を細かく書いて、男女の同僚としての友情という小説で書きにくいテーマを、上手に過不足なく書き切った」と語った。

 直木賞に決まった東野さんは大阪市生まれ。大阪府立大卒。85年、自動車部品メーカー在職中に書いた「放課後」が江戸川乱歩賞を受けてデビュー。日本推理作家協会賞を受けた「秘密」や、現在テレビドラマ放映中の「白夜行」などで、過去に5回直木賞候補になっていた。東京都中央区在住。

 直木賞選考委員の阿刀田高さんは「新しいトリックはもうない、というのがミステリーの世界の常識だが、かなり特徴的なトリックを上手に使い、90点を超える作品に仕上げた」と話した。
URL:http://www.asahi.com/culture/update/0117/021.html

「オペラ座の怪人」がロングラン記録 ブロードウェー [朝日]

2006年01月10日18時29分
 ミュージカル「オペラ座の怪人」が9日、7486回目の公演でニューヨーク・ブロードウェーのロングラン記録を塗り替えた。AP通信によると、マジェスティック・シアターには、18年前に初代怪人を演じたマイケル・クロフォードさんを始め、多くの出演者が駆けつけた。公演後、これまでのロングラン記録だった「キャッツ」の白ネコが、怪人と踊る演出もあった。

 両作品ともアンドリュー・ロイド・ウェバーさんの作。同氏は「こんなに緊張したことはない」と語った。プロデューサーのキャメロン・マッキントッシュさんは両作品に加え、ロングラン3位の「レ・ミゼラブル」もプロデュース。同通信によると、いつまでロングランが続くかについて両氏は予想しようとしなかった。
URL:http://www.asahi.com/culture/update/0110/014.html

2005年度「朝日賞」、5氏に贈呈 [朝日]

2006年01月03日16時47分

 2005年度の朝日賞は5氏に贈ります。各界からの推薦をもとに、朝日新聞文化財団と朝日新聞社の選考委員会(委員長=秋山耿太郎同財団理事長・朝日新聞社長)が慎重に審議し、決定しました。贈呈式は27日、東京・日比谷の帝国ホテルで行い、正賞のブロンズ像と副賞(1件500万円)を贈呈します。(敬称略、順不同)

●『林京子全集』(全8巻)にいたる文学活動の業績

 作家、林京子(はやし・きょうこ)

●内外の活発な指揮活動で日本の現代音楽作品を幅広く紹介した功績

 指揮者、岩城宏之(いわき・ひろゆき)

●俳優としての業績、及び日本の大道芸、放浪芸を記録・再評価した功績

 俳優・演出家、 小沢昭一(おざわ・しょういち)

●同期現象などをめぐる非線形科学の先駆的研究

 北海道大学COE特任教授、蔵本由紀(くらもと・よしき)

●自然免疫における病原体認識の研究

 大阪大学微生物病研究所教授、審良静男(あきら・しずお)
URL:http://www.asahi.com/culture/update/0103/013.html

日本映画1位はパッチギ! キネ旬が05年度ベスト10 [朝日]

2006年01月10日18時59分
 映画誌「キネマ旬報」は10日、05年度の作品ベストテンと個人賞を発表した。(敬称略)

 【日本映画】(1)パッチギ!(2)ALWAYS 三丁目の夕日(3)いつか読書する日(4)メゾン・ド・ヒミコ(5)運命じゃない人(6)リンダ リンダ リンダ(7)カナリア(8)男たちの大和/YAMATO(9)空中庭園(10)ゲルマニウムの夜

 【外国映画】(1)ミリオンダラー・ベイビー(2)エレニの旅(3)亀も空を飛ぶ(4)ある子供(5)海を飛ぶ夢(6)大統領の理髪師(7)ウィスキー(8)スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐(ふくしゅう)(9)キング・コング(10)ヒトラー~最期の12日間

 【文化映画】1位「映画 日本国憲法」

 【個人賞】監督賞=井筒和幸「パッチギ!」▽脚本賞=内田けんじ「運命じゃない人」▽主演女優賞=田中裕子「いつか読書する日」ほか▽同男優賞=オダギリジョー「メゾン・ド・ヒミコ」ほか▽助演女優賞=薬師丸ひろ子「ALWAYS 三丁目の夕日」ほか▽同男優賞=堤真一「ALWAYS 三丁目の夕日」ほか▽新人女優賞=沢尻エリカ「パッチギ!」ほか▽同男優賞=石田卓也「蝉(せみ)しぐれ」▽外国映画監督賞=クリント・イーストウッド「ミリオンダラー・ベイビー」
URL:http://www.asahi.com/culture/update/0110/017.html

日本国際賞、日英の研究者に [読売]

 国際科学技術財団は12日、第22回日本国際賞の受賞者を発表した。

 「地球環境変動」分野は、気象衛星で大気の温度や成分を観測する方法を開発した英ハドレー気候研究センター前理事長のジョン・ホートン氏(74)。「治療技術の開発と展開」分野は、血中のコレステロール値を下げる物質を青カビから発見したバイオファーム研究所所長の遠藤章氏(72)。賞金5000万円ずつが贈られる。

 授賞式は4月20日。前日には、受賞者による一般向けの記念講演会がホテルニューオータニ(東京)で開かれる。

(2006年1月12日19時46分 読売新聞)
URL:http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20060112ik21.htm

高見順賞に伊藤比呂美さん 詩集「河原荒草」 [共同]

 第36回高見順賞(高見順文学振興会主催)は11日、伊藤比呂美さんの詩集「河原荒草」(思潮社)に決まった。賞金50万円。贈呈式は3月17日、東京・飯田橋のホテルメトロポリタンエドモントで。
URL:http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=home&NWID=2006011101003936

「カポーティ」が最優秀賞 全米映画批評家協会 [共同]

 【ニューヨーク8日共同】全米映画批評家協会は7日、2005年の最優秀作品賞に、ノンフィクションの名作「冷血」の執筆を機に人生の転機を迎える米作家トルーマン・カポーティの半生を描いた「カポーティ」を選んだ。
 同監督賞は、有名人になった夫の過去を知った妻の揺れる心情を描いた米・カナダ映画「ヒストリー・オブ・バイオレンス」のデービッド・クローネンバーグ監督。
 最優秀男優賞にはカポーティを演じたフィリップ・シーモア・ホフマンさん、同女優賞には「ウォーク・ザ・ライン」に出演したリーズ・ウィザースプーンさんがそれぞれ選ばれた。
URL:http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=home&NWID=2006010801002981

朝日舞台芸術賞:グランプリに「歌わせたい男たち」 [毎日]

 第5回朝日舞台芸術賞(朝日新聞社主催)が7日、次の各氏、団体に決定した。贈呈式は31日午後5時半から東京・ホテルオークラで。

 <グランプリ>永井愛作・演出「歌わせたい男たち」<特別大賞>蜷川幸雄<舞台芸術賞>Kバレエカンパニー▽田中泯(キリンダンスサポートも)▽奈良岡朋子▽野村萬斎<寺山修司賞>尾上菊之助<秋元松代賞>戸田恵子<特別賞>緒方規矩子


読売出版広告大賞に「問題な日本語」 [読売]

 出版広告の活性化をめざして創設された第10回読売出版広告賞の選考会が19日行われ、大賞に大修館書店の書籍「問題な日本語」の広告、金賞に光文社の「光文社創業60周年記念名作復刻出版」、銀賞に講談社の「COURRiER Japon(クーリエ・ジャポン)」、銅賞に小学館の「まんがで世界中を夢中にしたい。」、特別賞に三笠書房の3段8割広告がそれぞれ選ばれた。

 贈賞式は来年1月25日、都内で行われる。

(2005年12月19日20時44分 読売新聞)
URL:http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20051219ic21.htm

1位は「頭がいい人、悪い人の話し方」 年間ベストセラー [朝日]

[掲載]2005年12月11日
 大手取次会社2社が、今年の年間ベストセラー(昨年12月~今年11月)を発表した。日販調べの総合上位10点は次の通り(〈 〉内の数字はトーハン調べ)。

(1)頭がいい人、悪い人の話し方(樋口裕一、PHP研究所、〈1〉)

(2)香峯子抄(主婦の友社編、主婦の友社、〈2〉)

(3)さおだけ屋はなぜ潰れないのか?(山田真哉、光文社、〈3〉)

(4)新・人間革命14(池田大作、聖教新聞社、〈4〉)

(5)これだけは知っておきたい個人情報保護(岡村久道・鈴木正朝、日本経済新聞社、〈5〉)

(6)「もっと、生きたい…」(Yoshi、スターツ出版、〈6〉)

(7)問題な日本語&続弾!問題な日本語(北原保雄編、大修館書店、〈9〉)

(8)神秘の法(大川隆法、幸福の科学出版、〈8〉)

(9)電車男(中野独人、新潮社、〈7〉)

(10)東京タワー オカンとボクと、時々、オトン(リリー・フランキー、扶桑社、〈11〉)

 なお、11位は「ワルの知恵本」(門昌央、人生の達人研究会編、河出書房新社)で、トーハンでは10位。
URL:http://book.asahi.com/news/TKY200512130258.html

大佛次郎論壇賞に中島岳志氏「中村屋のボース」 [朝日]

2005年12月14日02時32分
 第5回大佛次郎論壇賞(朝日新聞社主催)は、日本学術振興会特別研究員で京都大人文科学研究所研修員、中島岳志氏(30)の『中村屋のボース』(白水社、税込み2310円)に決まった。

 中島氏の作品は、インド独立運動の闘士で、英国の追及の手を逃れて1915年に日本に亡命、そのまま45年に病死したラース・ビハーリー・ボースの一生を、膨大な資料と、取材で描きだす。ボースは東京・新宿中村屋に一時身を隠し、インド独立のため、アジア解放を掲げた日本の大アジア主義に協力した。だが、その帝国主義的実態に失望、失意の中、生涯を終える。ボースを描く中島氏の文章は平易で、評伝としても大変面白く読める。だが、単に過去の記録にとどまらず、現在も論議が絶えない「大東亜戦争」の評価や、現代日本のナショナリズム、アジア外交を考える手がかりになる点が、選考委員の高い評価を得た。
URL:http://www.asahi.com/culture/update/1214/001.html

野間文芸賞に村上龍さん 新人賞は青木淳悟さん [産経]

 第58回野間文芸賞(野間文化財団主催)は7日、村上龍さんの「半島を出よ」(上下巻、幻冬舎)に決まった。また第27回野間文芸新人賞は青木淳悟さんの「四十日と四十夜のメルヘン」(新潮社)と平田俊子さんの「二人乗り」(講談社)に、第43回野間児童文芸賞は吉橋通夫さんの「なまくら」(講談社)にそれぞれ決まった。

 賞金は文芸賞300万円、文芸新人賞各100万円、児童文芸賞200万円。贈呈式は12月16日、東京・内幸町の帝国ホテルで。(共同)
(11/07 19:31)
URL:http://www.sankei.co.jp/news/051107/bun098.htm

毎日出版文化賞が決定 贈呈式は25日 [共同]

 第59回毎日出版文化賞が2日、発表された。贈呈式は25日午後3時半から東京・赤坂プリンスホテルで。賞金各100万円(特別賞を除く)。
 【文学・芸術部門】村上龍著「半島を出よ(上下)」(幻冬舎)【人文・社会部門】松本健一著「評伝 北一輝(全5巻)」(岩波書店)【自然科学部門】中西準子著「環境リスク学」(日本評論社)【企画部門】形の科学会編「形の科学百科事典」(朝倉書店)【特別賞】佐藤優著「国家の罠」(新潮社)
URL:http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=home&NWID=2005110301000077
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