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[[●中国11]] より 最新の情報は、[[●中国]] へ #contents *140522 ウルムチ爆発で死者31人、当局「重大なテロ」 [読売]  【北京=牧野田亨】中国新疆ウイグル自治区の区都ウルムチの朝市で22日朝に起きた爆発事件で、国営新華社通信は同日午後、買い物客ら31人が死亡、94人が負傷したと伝えた。  公安省は「重大なテロ事件」と発表し、習近平シージンピン政権は郭声●公安相を現地に派遣し、徹底捜査を行うよう指示した。2012年11月の習政権発足後、中国で起きた「テロ事件」の死者数としては最悪となった。(●は「王」の右に「昆」)  複数の目撃者が、朝市に突入した車に旗が掲げられていたと証言している。同自治区はイスラム教徒の少数民族ウイグル族が多く、漢族による支配に対する反発が根強い。公安当局は同自治区の分離・独立派組織「東トルキスタン・イスラム運動」(ETIM)の関与を疑っているとみられる。  新華社通信によると、午前8時(日本時間同9時)頃、暴徒がナンバープレートのない車2台を運転し、防護策を突き破って人民公園近くの朝市に突入。買い物客らをはねとばしたうえ、複数の爆発物を投げ込んで爆発させた。死傷者の多くは、市場に買い物に来ていた高齢者だという。暴徒の人数や身元、死亡したかどうかは明らかにしていない。 *140501 中国:新疆ウイグル爆発 「暴力テロ事件」と断定 [毎日]  【北京・石原聖】中国新疆ウイグル自治区のウルムチ南駅前で4月30日夜に爆発が起き、3人が死亡、4人の重傷者を含め79人が負傷した。国営新華社通信が1日、伝えた。警察当局は、駅出口付近で暴徒が刃物で市民らを切り付けた後、爆発装置を作動させたとして「暴力テロ事件」と断定した。  事件は30日午後7時10分(日本時間同8時10分)ごろに発生。刃物を持ったグループが市民らを切りつけ、駅出口と公共バスターミナルの間の路上に置かれたバッグ付近で爆発装置を起動させたという。  習近平国家主席は事件を受け、「新疆分裂主義者に対する反分裂闘争の長期性と複雑さ、厳しさを深刻に認識するとともに、反テロ闘争を片時も緩めず、果断な措置を取り、テロリストの増長を断固として打ちのめさなければならない」とする指示を出した。  事件に関して、中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」などインターネット上に現場を撮影したとみられる写真が流れたが、次々と削除されており、当局が事件の影響拡大に神経をとがらせていることをうかがわせた。写真によると、駅の出口から十数メートルの地面が広範囲で真っ黒に焦げ、巻き込まれた駅の利用客のものとみられるスーツケースなどが散乱している。負傷者が搬送された病院の写真では、血に染まった衣服を着てうなだれる女性や意識がないとみられる男性などが写っている。  今年3月には、雲南省の昆明駅で武装したグループが刃物で通行人らに次々と切りつけ、29人が死亡、140人以上が負傷する無差別殺傷事件が発生。当局は「新疆ウイグル自治区の独立派勢力による組織的なテロ」と断定した。今回の事件も、無差別に市民を狙った可能性が高まっている。  自治区内では、ウルムチで2009年7月に大規模騒乱が発生して以来、ウイグル族と漢族の対立が激しくなっていた。今回の事件は、ウイグル族に対する漢族の支配強化と締め付けへの不満が背景にあると指摘されている。 *131214 中国探査機が月面着陸 世界で3番目、76年以来 [東京]  中国の無人月探査機「嫦娥3号」が撮影した月の表面の画像=14日、北京の宇宙飛行管制センター(新華社=共同) 写真  【北京共同】中国が打ち上げた無人月探査機「嫦娥3号」が14日午後9時11分(日本時間同10時11分)ごろ、月面に着陸した。探査機の月への軟着陸成功は中国初で、旧ソ連や、アポロ計画で初の人類月面着陸を成し遂げた米国に続く3カ国目。  米航空宇宙局(NASA)などによると、無人探査機の軟着陸は1976年、旧ソ連のルナ24号以来。  中国は宇宙開発大国としての存在感を誇示し、国威発揚と習近平指導部への求心力につなげたい構えだ。 *121113 胡錦濤総書記、完全引退へ 江沢民氏の影響力も排除 [朝日]  中国共産党が11日の内部高官会議で、胡錦濤(フーチンタオ)総書記(国家主席)の「完全引退」を決めたことがわかった。開会中の第18回党大会終了後に総書記だけでなく、党中央軍事委員会主席を含めたすべての党の要職を習近平(シーチンピン)国家副主席に譲る。同時に、江沢民・前総書記ら引退した党高官の政治介入を禁じる内部規定を定め、長年続いた「長老政治」に終止符を打つための決定をした。  複数の党関係者が明らかにした。江氏やトウ小平(トウは登におおざと)氏は党の主要ポストを退いてからも軍事委主席にはとどまり指導部人事などに介入してきた。胡氏は自ら身を引く代償に、党内人事のルールを厳格化し、「院政」を敷いてきた江氏の影響力の排除を狙ったという。  党関係者によると、胡氏は内部会議で、完全引退の意向を表明。習氏が慰留したが、胡氏は応じなかった。(1)いかなる党高官も引退後は政治に関与をしない(2)今後、軍事委主席も含めて引退期限を巡る人事での例外を認めない、との2点を内部規定とすることを条件とし、完全引退の主張を繰り返した。これが最終的に内部会議で了承された。 *131211 中国で8億人が「呼吸困難に」 大気汚染拡大、新華社が論評 [東京]  【北京共同】中国国営通信新華社のウェブサイト「新華網」は11日、今年深刻さが際立つ大気汚染を総括する異例の論評を掲載、有害物質を含んだ濃霧は全国104都市に拡大し「8億人余りが呼吸すら困難となった」と振り返った。  論評は「応急措置は役に立たず、濃霧発生は常態化した」とし、政府がここ1年、有効な解決策を打ち出せなかったことを示唆している。  汚染悪化に歯止めがかからない中、対応の遅れに対する国民の不満は高まっており、中国指導部は対応に苦慮している。 *121111 相次ぐ焼身自殺…異例のチベット大規模デモ [読売]  【北京=五十嵐文】米政府系放送局ラジオ自由アジア(RFA=電子版)によると、中国青海省黄南チベット族自治州同仁県で8、9日、中国政府のチベット政策に抗議するデモが2日間連続で行われた。  9日のデモ参加者は数千人に達した。中国では8日に中国共産党大会が開幕しており、各地で警備が強化される大会開会中の大規模デモは極めて異例だ。  RFAによると、8日に同仁県のチベット族学生数百人がデモを行ったのに続き、9日は午前5時ごろから正午ごろまで、学生や僧侶ら数千人が「民族言語の自由を」「ダライ・ラマをチベットに返せ」などと叫びながら市街を行進した。参加者が1万人に達したとの情報もある。多数の警察や政府関係者が監視にあたったが、デモ隊との衝突などはなかった模様だ。 *121102 チベット族の焼身自殺を憂慮…国連高等弁務官 [読売]  【ジュネーブ=石黒穣】ナバネセム・ピレイ国連人権高等弁務官は2日、中国政府に対してチベット族の人権保護を求める声明を発表した。  高等弁務官は声明で、「基本的人権である表現、結社、宗教の自由を求めるチベット族に対する暴力の報告が絶えない」と指摘。公正な裁判の欠如、拷問や拘束者の不当な処遇への「深刻な懸念」も表明した。  高等弁務官は、中国政府に抗議するチベット族の焼身自殺が最近相次いでいることにも憂慮を示した。 *121023 中国、“腐敗官僚”になりたい! 7割が副収入に魅力 [東京]  【北京共同】中国共産党機関紙、人民日報系の雑誌「人民論壇」がこのほど実施した官僚に関する意識調査で、回答者の70%近くが「党や政府機関の公務員になりたい」との回答を選択した。官僚になる魅力として70%以上が、給与以外の所得を指す「グレーな収入」が多いことを挙げた。  約55%が「官僚の力は法律よりも勝る」と指摘。共産党は来月の党大会を控え、官僚腐敗への綱紀粛正を図る姿勢をアピールしているが、国民の間では官僚の権力や社会的地位に憧れを抱く意識が依然として強いことが浮き彫りになった。  調査は10~15日にインターネットなどを通じて実施。2823件の有効回答を得た。 *120929 薄熙来氏、重慶市人代代表も解任 党籍剥奪など受け [朝日]  中国重慶市共産党委員会の機関紙、重慶日報は29日、市人民代表大会(市人代=市議会に相当)常務委員会が28日、薄熙来(ポーシーライ)・前同市党委書記の市人代代表(議員に相当)の職務を解くことを決めたと伝えた。党政治局が28日、薄氏の党籍剥奪(はくだつ)や公職追放を決めたのを受けた措置で、薄氏は全国人民代表大会(全人代)代表も解任され、不逮捕特権を失う。(北京) *120925 中国、初の空母を近く配備 軍に引き渡し「遼寧」と命名 [朝日]  中国が遼寧省大連で改修を進めていた旧ソ連軍の空母ワリャーク(約6万7千トン)が25日、正式に中国軍に引き渡され、「遼寧」と命名された。近く配備先に向かうとみられ、中国は東アジアで唯一の空母保有国になった。  国営新華社通信のサイトなどによると、25日午前、大連の港に停泊中の空母で式典が行われた。中国首脳が出席した模様。中国筋によると、「遼寧」は山東省青島を拠点とする北海艦隊に配備される見通しだ。  空母の引き渡しは、中国の建国記念の日に当たる10月1日の国慶節に合わせた国威発揚に加え、尖閣諸島の領有権を巡り対立する日本に圧力をかける狙いもあるとみられる。ワリャークは1998年にマカオの企業が買い取り、02年から軍と関係の深い造船会社が改修。昨年8月から試験航行を繰り返していた。(北京=林望)
[[●中国11]] より 最新の情報は、[[●中国]] へ #contents *140702 「自治権守れ」香港デモに51万人 中国返還から17年 [朝日]  香港の中国返還から17年を迎えた1日、普通選挙などを求める民主派団体によるデモがあり、昨年を大きく上回る51万人(主催者発表)が参加した。中国政府が先月発表した「一国二制度」に関する白書を、自治権を制限するものだとみなす市民たちが、危機感を強めている。  英植民地だった香港は、1997年に中国に返還された際、香港人による高度な自治が許される「一国二制度」が約束された。香港に司法の独立や言論の自由があるのはこのためだ。  だが、中国政府が発表した白書は「香港の自治は中央が与えた地方事務の管理権にすぎない」「中央が香港の全面的な統治権を持つ」と指摘し、市民に衝撃を与えた。香港の憲法ともいえる香港基本法については「中国側が解釈権を持つ」とした。デモに参加したIT企業に勤める譚邁仁さん(35)は、「白書には驚いた。香港の核心的な価値が失われる」と話した。  この時期に白書が発表されたのは、香港トップの行政長官を選ぶ2017年の選挙を巡る香港の民主派への牽制(けんせい)とみられる。18歳以上の市民による普通選挙になることは中国政府も了承済みだ。しかし、中国政府の意向を受けた香港政府は、親中派が多数を占める小委員会が候補者を指名する案を準備しており、民主派候補を締め出す考えだ。  猛反発する民主派団体は、民間投票を先月下旬に実施。一定数の推薦があればだれでも立候補できる制度を支持する投票が、香港の人口の1割にあたる72万票に上り、民主派団体の予想も大幅に上回っていた。(香港=小山謙太郎) *140522 ウルムチ爆発で死者31人、当局「重大なテロ」 [読売]  【北京=牧野田亨】中国新疆ウイグル自治区の区都ウルムチの朝市で22日朝に起きた爆発事件で、国営新華社通信は同日午後、買い物客ら31人が死亡、94人が負傷したと伝えた。  公安省は「重大なテロ事件」と発表し、習近平シージンピン政権は郭声●公安相を現地に派遣し、徹底捜査を行うよう指示した。2012年11月の習政権発足後、中国で起きた「テロ事件」の死者数としては最悪となった。(●は「王」の右に「昆」)  複数の目撃者が、朝市に突入した車に旗が掲げられていたと証言している。同自治区はイスラム教徒の少数民族ウイグル族が多く、漢族による支配に対する反発が根強い。公安当局は同自治区の分離・独立派組織「東トルキスタン・イスラム運動」(ETIM)の関与を疑っているとみられる。  新華社通信によると、午前8時(日本時間同9時)頃、暴徒がナンバープレートのない車2台を運転し、防護策を突き破って人民公園近くの朝市に突入。買い物客らをはねとばしたうえ、複数の爆発物を投げ込んで爆発させた。死傷者の多くは、市場に買い物に来ていた高齢者だという。暴徒の人数や身元、死亡したかどうかは明らかにしていない。 *140501 中国:新疆ウイグル爆発 「暴力テロ事件」と断定 [毎日]  【北京・石原聖】中国新疆ウイグル自治区のウルムチ南駅前で4月30日夜に爆発が起き、3人が死亡、4人の重傷者を含め79人が負傷した。国営新華社通信が1日、伝えた。警察当局は、駅出口付近で暴徒が刃物で市民らを切り付けた後、爆発装置を作動させたとして「暴力テロ事件」と断定した。  事件は30日午後7時10分(日本時間同8時10分)ごろに発生。刃物を持ったグループが市民らを切りつけ、駅出口と公共バスターミナルの間の路上に置かれたバッグ付近で爆発装置を起動させたという。  習近平国家主席は事件を受け、「新疆分裂主義者に対する反分裂闘争の長期性と複雑さ、厳しさを深刻に認識するとともに、反テロ闘争を片時も緩めず、果断な措置を取り、テロリストの増長を断固として打ちのめさなければならない」とする指示を出した。  事件に関して、中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」などインターネット上に現場を撮影したとみられる写真が流れたが、次々と削除されており、当局が事件の影響拡大に神経をとがらせていることをうかがわせた。写真によると、駅の出口から十数メートルの地面が広範囲で真っ黒に焦げ、巻き込まれた駅の利用客のものとみられるスーツケースなどが散乱している。負傷者が搬送された病院の写真では、血に染まった衣服を着てうなだれる女性や意識がないとみられる男性などが写っている。  今年3月には、雲南省の昆明駅で武装したグループが刃物で通行人らに次々と切りつけ、29人が死亡、140人以上が負傷する無差別殺傷事件が発生。当局は「新疆ウイグル自治区の独立派勢力による組織的なテロ」と断定した。今回の事件も、無差別に市民を狙った可能性が高まっている。  自治区内では、ウルムチで2009年7月に大規模騒乱が発生して以来、ウイグル族と漢族の対立が激しくなっていた。今回の事件は、ウイグル族に対する漢族の支配強化と締め付けへの不満が背景にあると指摘されている。 *131214 中国探査機が月面着陸 世界で3番目、76年以来 [東京]  中国の無人月探査機「嫦娥3号」が撮影した月の表面の画像=14日、北京の宇宙飛行管制センター(新華社=共同) 写真  【北京共同】中国が打ち上げた無人月探査機「嫦娥3号」が14日午後9時11分(日本時間同10時11分)ごろ、月面に着陸した。探査機の月への軟着陸成功は中国初で、旧ソ連や、アポロ計画で初の人類月面着陸を成し遂げた米国に続く3カ国目。  米航空宇宙局(NASA)などによると、無人探査機の軟着陸は1976年、旧ソ連のルナ24号以来。  中国は宇宙開発大国としての存在感を誇示し、国威発揚と習近平指導部への求心力につなげたい構えだ。 *121113 胡錦濤総書記、完全引退へ 江沢民氏の影響力も排除 [朝日]  中国共産党が11日の内部高官会議で、胡錦濤(フーチンタオ)総書記(国家主席)の「完全引退」を決めたことがわかった。開会中の第18回党大会終了後に総書記だけでなく、党中央軍事委員会主席を含めたすべての党の要職を習近平(シーチンピン)国家副主席に譲る。同時に、江沢民・前総書記ら引退した党高官の政治介入を禁じる内部規定を定め、長年続いた「長老政治」に終止符を打つための決定をした。  複数の党関係者が明らかにした。江氏やトウ小平(トウは登におおざと)氏は党の主要ポストを退いてからも軍事委主席にはとどまり指導部人事などに介入してきた。胡氏は自ら身を引く代償に、党内人事のルールを厳格化し、「院政」を敷いてきた江氏の影響力の排除を狙ったという。  党関係者によると、胡氏は内部会議で、完全引退の意向を表明。習氏が慰留したが、胡氏は応じなかった。(1)いかなる党高官も引退後は政治に関与をしない(2)今後、軍事委主席も含めて引退期限を巡る人事での例外を認めない、との2点を内部規定とすることを条件とし、完全引退の主張を繰り返した。これが最終的に内部会議で了承された。 *131211 中国で8億人が「呼吸困難に」 大気汚染拡大、新華社が論評 [東京]  【北京共同】中国国営通信新華社のウェブサイト「新華網」は11日、今年深刻さが際立つ大気汚染を総括する異例の論評を掲載、有害物質を含んだ濃霧は全国104都市に拡大し「8億人余りが呼吸すら困難となった」と振り返った。  論評は「応急措置は役に立たず、濃霧発生は常態化した」とし、政府がここ1年、有効な解決策を打ち出せなかったことを示唆している。  汚染悪化に歯止めがかからない中、対応の遅れに対する国民の不満は高まっており、中国指導部は対応に苦慮している。 *121111 相次ぐ焼身自殺…異例のチベット大規模デモ [読売]  【北京=五十嵐文】米政府系放送局ラジオ自由アジア(RFA=電子版)によると、中国青海省黄南チベット族自治州同仁県で8、9日、中国政府のチベット政策に抗議するデモが2日間連続で行われた。  9日のデモ参加者は数千人に達した。中国では8日に中国共産党大会が開幕しており、各地で警備が強化される大会開会中の大規模デモは極めて異例だ。  RFAによると、8日に同仁県のチベット族学生数百人がデモを行ったのに続き、9日は午前5時ごろから正午ごろまで、学生や僧侶ら数千人が「民族言語の自由を」「ダライ・ラマをチベットに返せ」などと叫びながら市街を行進した。参加者が1万人に達したとの情報もある。多数の警察や政府関係者が監視にあたったが、デモ隊との衝突などはなかった模様だ。 *121102 チベット族の焼身自殺を憂慮…国連高等弁務官 [読売]  【ジュネーブ=石黒穣】ナバネセム・ピレイ国連人権高等弁務官は2日、中国政府に対してチベット族の人権保護を求める声明を発表した。  高等弁務官は声明で、「基本的人権である表現、結社、宗教の自由を求めるチベット族に対する暴力の報告が絶えない」と指摘。公正な裁判の欠如、拷問や拘束者の不当な処遇への「深刻な懸念」も表明した。  高等弁務官は、中国政府に抗議するチベット族の焼身自殺が最近相次いでいることにも憂慮を示した。 *121023 中国、“腐敗官僚”になりたい! 7割が副収入に魅力 [東京]  【北京共同】中国共産党機関紙、人民日報系の雑誌「人民論壇」がこのほど実施した官僚に関する意識調査で、回答者の70%近くが「党や政府機関の公務員になりたい」との回答を選択した。官僚になる魅力として70%以上が、給与以外の所得を指す「グレーな収入」が多いことを挙げた。  約55%が「官僚の力は法律よりも勝る」と指摘。共産党は来月の党大会を控え、官僚腐敗への綱紀粛正を図る姿勢をアピールしているが、国民の間では官僚の権力や社会的地位に憧れを抱く意識が依然として強いことが浮き彫りになった。  調査は10~15日にインターネットなどを通じて実施。2823件の有効回答を得た。 *120929 薄熙来氏、重慶市人代代表も解任 党籍剥奪など受け [朝日]  中国重慶市共産党委員会の機関紙、重慶日報は29日、市人民代表大会(市人代=市議会に相当)常務委員会が28日、薄熙来(ポーシーライ)・前同市党委書記の市人代代表(議員に相当)の職務を解くことを決めたと伝えた。党政治局が28日、薄氏の党籍剥奪(はくだつ)や公職追放を決めたのを受けた措置で、薄氏は全国人民代表大会(全人代)代表も解任され、不逮捕特権を失う。(北京) *120925 中国、初の空母を近く配備 軍に引き渡し「遼寧」と命名 [朝日]  中国が遼寧省大連で改修を進めていた旧ソ連軍の空母ワリャーク(約6万7千トン)が25日、正式に中国軍に引き渡され、「遼寧」と命名された。近く配備先に向かうとみられ、中国は東アジアで唯一の空母保有国になった。  国営新華社通信のサイトなどによると、25日午前、大連の港に停泊中の空母で式典が行われた。中国首脳が出席した模様。中国筋によると、「遼寧」は山東省青島を拠点とする北海艦隊に配備される見通しだ。  空母の引き渡しは、中国の建国記念の日に当たる10月1日の国慶節に合わせた国威発揚に加え、尖閣諸島の領有権を巡り対立する日本に圧力をかける狙いもあるとみられる。ワリャークは1998年にマカオの企業が買い取り、02年から軍と関係の深い造船会社が改修。昨年8月から試験航行を繰り返していた。(北京=林望)

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