「◎宗教者と政治」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

◎宗教者と政治」(2011/12/11 (日) 16:51:55) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

[[◎宗教者と政治08]] から #contents #comment(vsize=2,nsize=20,size=40)   ↑ご自由にコメントをお書き下さい。 *111026 「利己心越えた仕組みを」バチカン、国際金融の再編提言[朝日]  「利己心を越え、国のレベルでは守れない公共の利益を守る仕組みづくりが我々の世代の責務だ」。世界経済を揺らす債務(借金)危機に対して、カトリックの総本山バチカン(ローマ法王庁)の「正義と平和協議会」が24日、「国際的な金融通貨システムの再編に向けて」とする書簡で提言を発表した。  具体的には、国際通貨基金(IMF)などに新興国の関与を強め、より効果的な調整や監督ができるようにすべきだとした。欧州中央銀行(ECB)をさらに強化したような「世界中央銀行」の設立も求められている、とも言及した。  また、「倫理的アプローチ」として、(1)金融取引への課税(2)実体経済の発展に向けた、銀行への資本増強(3)通常の融資と投資の区別なども列挙している。  この協議会は、キリスト教の教義にあわせて社会問題の改善をはかる目的の組織。経済の分野で踏み込んだ提言をするのは異例だ。 *0619 「宗教家、裁判員候補者辞退を」 国内カトリックが見解 [朝日] 2009年6月19日8時36分  裁判員制度への対応を協議していた日本カトリック司教協議会が18日、司祭や修道者らが裁判員候補者に選ばれた場合には、辞退を希望するよう促す公式見解をまとめた。仮に裁判員に選任されたときには、罰にあたる「過料」(10万円以下)を支払ってでも参加しないことを勧めている。  カトリックの信徒は国内に約45万人で、そのうち司教や司祭、修道者らは約7600人いる。全国16教区の司教で構成する日本カトリック司教協議会は、国家権力の行使にかかわる公職に司教・司祭が就くのを教会法が禁じていることや、教理で死刑制度に否定的な立場を取っていることなどを踏まえた対応を協議してきた。  開催中の司教総会で18日にまとめた公式見解では、司教・司祭や修道者らについては、裁判所から候補者に届く質問票に辞退希望を明記する▽辞退しても選任された場合は過料を払って不参加とする――ことを勧める、と明記した。ローマ法王庁からも、裁判員になることは教会法に抵触する可能性が高いとする非公式見解を得ているという。  一方で、一般の信徒については「それぞれの良心に従って対応すべきである」として一律の方針を示さなかった。ただし、死刑判決に関与するかもしれないなどの理由から「良心的に拒否したい」という信徒に向けて「その立場を尊重します」との表現を見解に盛り込んだ。  裁判員制度をめぐっては、死刑反対を表明する仏教の宗派でも慎重な見解が出ている。門徒550万人を抱える真宗大谷派僧侶も今月9日の宗議会で、裁判員制度の見直しを求める決議を可決。決議で「門徒が裁判員としてかかわったとき、自らは死刑の判断をしなくても、死刑判決にかかわってしまったという心の傷が一生自らを苦しめる」などとしている。(市川美亜子) URL:http://www.asahi.com/national/update/0619/TKY200906180433.html *0513 ローマ法王、「パレスチナ国家樹立」の必要性を強調 [読売]  【ベツレヘム(パレスチナ自治区)=松浦一樹】中東歴訪中のローマ法王ベネディクト16世は13日、パレスチナ自治区のヨルダン川西岸ベツレヘムで中東和平の促進を訴え、「パレスチナが主権国家を築く権利を支持する」とパレスチナ国家樹立の必要性を強調した。  法王庁はイスラエルとパレスチナの「2国家共存」を一貫して支持しており、ベツレヘムで法王を出迎えたパレスチナ自治政府のアッバス議長は「バチカンの立場に感謝したい」と述べた。これに先立ち、イスラエル外務省報道官は「法王は政治利用されている」などとコメントしていた。 (2009年5月13日20時05分 読売新聞) URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090513-OYT1T00851.htm *0512 「虐殺への謝罪うかがえない」イスラエルで法王に批判集中 [読売] 【エルサレム=松浦一樹】イスラエルを訪問中のローマ法王ベネディクト16世に、ナチス・ドイツによるユダヤ人虐殺の生存者や地元メディアから、「ドイツ人の法王の言葉からは謝罪の気持ちがうかがえない」といった批判が相次いでいる。  法王は到着した11日夕、エルサレムのホロコースト(ユダヤ人虐殺)記念館「ヤドバシェム」を訪れ、「虐殺犠牲者の苦しみが否定されてはならない」と追悼。これに対し、自身が生存者のイスラエル・ラウ同館理事長の口からは、「ナチスへの言及がなく、謝罪どころか、遺憾の意さえ感じられなかった」との批判が飛び出した。同館関係者が賓客を批判するのは異例。  これを受け、バチカンは「法王は批判に寛容だ」(ロンバルディ報道官)と火消しに努めているが、カトリック教会とユダヤ教徒の間は、ホロコーストを阻止しなかったとされる第2次大戦中の法王の役割をめぐる解釈の違いなどから、関係がぎくしゃくしている。  今回訪問では、両者の関係改善も法王の課題だが、これまでのところは、ユダヤ教側に「ノー」を突きつけられている格好だ。  法王は12日、エルサレム旧市街のユダヤ教聖地「嘆きの壁」を訪れ、黙とうをささげたが、その場でも「謝罪の言葉」はなく、今後、法王批判がさらに強まる可能性もある。  2000年に訪れた前法王ヨハネ・パウロ2世は「キリスト教徒によるユダヤ人への迫害に深い悲しみを覚える」などと語り、ユダヤ教徒を感動させた。 (2009年5月12日22時09分 読売新聞) URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090512-OYT1T01149.htm *0223 法王に相次ぐ批判…ホロコースト否定の司教「破門解除」 [読売] 【ローマ=松浦一樹】ローマ法王ベネディクト16世がナチス・ドイツによるホロコースト(ユダヤ人大虐殺)を否定する英国人司教の「破門解除」を決定し、各国のユダヤ教徒ばかりか、カトリック教会内部からも痛烈な批判を受けている。  教会保守派である法王の指導力を疑問視したり、政治センスの欠如を指摘したりする声もあり、「法王は無謬(むびゅう)」とされるバチカン(法王庁)では、異例の事態となっている。  法王は先月24日、スイスを拠点とする超保守派修道会に属する司教4人の破門を解いた。その中に、「ガス室は存在しなかった」と公言するなど、ホロコーストを史実と認めない英国人リチャード・ウィリアムソン司教が含まれていた。  法王の決定を受け、イスラエルのユダヤ教最高権威である大ラビ庁は、バチカンとの関係を「無期限で中断する」と一方的に宣言。法王の母国ドイツでは、メルケル首相が「ホロコーストは否定されてはならない」と批判した。  法王は「英国人司教の言動を、知らされていなかった」と釈明。今月12日には「ホロコーストを否定し、矮小(わいしょう)化することは犯罪行為に等しく、耐え難いこと」と述べ、事実上謝罪した。  しかし、ほぼ同時期に、「ハリケーンが米南部を直撃したのは地元民が罪深いから」といった過激発言で知られるオーストリア人神父を、法王が司教補佐に任命していたことがわかり、騒ぎは収拾どころか拡大。オーストリア司教区が法王の決定に「不信認」を突きつけたため、神父は任命を辞退した。  バチカンの失態が相次いだことで、法王批判は、カトリック教会内部からも噴出。バチカンで対ユダヤ教関係を担当するドイツ人のカスパー枢機卿はラジオ放送で、「法王庁内で意思の疎通に問題がある」と発言。ウィーン大司教区からは「信者の教会離れに拍車がかかっている」との苦言も飛び出している。  バチカンは1960年代以後、他宗教との対話促進に力を入れてきたが、神学者出身で、保守色が濃厚な現法王が就任した2005年以降は「対話はむしろ後退している」(伊レプブリカ紙バチカン担当記者)との見方が強い。法王は06年にも、イスラム教が暴力を容認しているとも取れる発言を行い、イスラム諸国の反発を招いた。度重なる騒ぎに、教会の長としての法王の求心力を疑問視する声さえ出始めている。 (2009年2月23日22時49分 読売新聞) URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090223-OYT1T01019.htm
[[◎宗教者と政治08]] から #contents #comment(vsize=2,nsize=20,size=40)   ↑ご自由にコメントをお書き下さい。 *111128 オウム観察処分の更新請求 公安庁「麻原回帰」を指摘 [朝日]  団体規制法に基づく「オウム真理教」に対する観察処分の期限が来年1月末で切れるのを前に、公安調査庁は28日、4度目となる観察処分の更新を公安審査委員会(田中康久委員長)に請求した。教団は名称を変更し、現在は「アレフ」と「ひかりの輪」に分派しているが、公安庁は「両団体ともオウム真理教の教義や修行体系を維持し、本質に変化はない」とみている。  公安庁に対し、主流派のアレフは1千人以上、ひかりの輪は約200人の信徒がいると報告。公安庁は国内に教団の信徒は両団体合わせて約1500人おり、拠点は15都道府県で計32カ所にのぼるとみている。  観察処分が必要な理由として、公安庁は信徒が松本智津夫(麻原彰晃)死刑囚(56)への「絶対的帰依」を示していることや、松本・地下鉄両サリン事件当時の幹部が現在も要職にいることなどを列挙。アレフでは最近、「麻原回帰」の動きが目立ち、東日本大震災に触れて危機をあおる説法も行われている▽ひかりの輪も松本死刑囚から受け継いだ修行や儀式を続けている――として、「観察処分が終了すれば、無差別大量殺人行為に結びつく危険が増す」と説明している。 *111026 「利己心越えた仕組みを」バチカン、国際金融の再編提言[朝日]  「利己心を越え、国のレベルでは守れない公共の利益を守る仕組みづくりが我々の世代の責務だ」。世界経済を揺らす債務(借金)危機に対して、カトリックの総本山バチカン(ローマ法王庁)の「正義と平和協議会」が24日、「国際的な金融通貨システムの再編に向けて」とする書簡で提言を発表した。  具体的には、国際通貨基金(IMF)などに新興国の関与を強め、より効果的な調整や監督ができるようにすべきだとした。欧州中央銀行(ECB)をさらに強化したような「世界中央銀行」の設立も求められている、とも言及した。  また、「倫理的アプローチ」として、(1)金融取引への課税(2)実体経済の発展に向けた、銀行への資本増強(3)通常の融資と投資の区別なども列挙している。  この協議会は、キリスト教の教義にあわせて社会問題の改善をはかる目的の組織。経済の分野で踏み込んだ提言をするのは異例だ。 *0619 「宗教家、裁判員候補者辞退を」 国内カトリックが見解 [朝日] 2009年6月19日8時36分  裁判員制度への対応を協議していた日本カトリック司教協議会が18日、司祭や修道者らが裁判員候補者に選ばれた場合には、辞退を希望するよう促す公式見解をまとめた。仮に裁判員に選任されたときには、罰にあたる「過料」(10万円以下)を支払ってでも参加しないことを勧めている。  カトリックの信徒は国内に約45万人で、そのうち司教や司祭、修道者らは約7600人いる。全国16教区の司教で構成する日本カトリック司教協議会は、国家権力の行使にかかわる公職に司教・司祭が就くのを教会法が禁じていることや、教理で死刑制度に否定的な立場を取っていることなどを踏まえた対応を協議してきた。  開催中の司教総会で18日にまとめた公式見解では、司教・司祭や修道者らについては、裁判所から候補者に届く質問票に辞退希望を明記する▽辞退しても選任された場合は過料を払って不参加とする――ことを勧める、と明記した。ローマ法王庁からも、裁判員になることは教会法に抵触する可能性が高いとする非公式見解を得ているという。  一方で、一般の信徒については「それぞれの良心に従って対応すべきである」として一律の方針を示さなかった。ただし、死刑判決に関与するかもしれないなどの理由から「良心的に拒否したい」という信徒に向けて「その立場を尊重します」との表現を見解に盛り込んだ。  裁判員制度をめぐっては、死刑反対を表明する仏教の宗派でも慎重な見解が出ている。門徒550万人を抱える真宗大谷派僧侶も今月9日の宗議会で、裁判員制度の見直しを求める決議を可決。決議で「門徒が裁判員としてかかわったとき、自らは死刑の判断をしなくても、死刑判決にかかわってしまったという心の傷が一生自らを苦しめる」などとしている。(市川美亜子) URL:http://www.asahi.com/national/update/0619/TKY200906180433.html *0513 ローマ法王、「パレスチナ国家樹立」の必要性を強調 [読売]  【ベツレヘム(パレスチナ自治区)=松浦一樹】中東歴訪中のローマ法王ベネディクト16世は13日、パレスチナ自治区のヨルダン川西岸ベツレヘムで中東和平の促進を訴え、「パレスチナが主権国家を築く権利を支持する」とパレスチナ国家樹立の必要性を強調した。  法王庁はイスラエルとパレスチナの「2国家共存」を一貫して支持しており、ベツレヘムで法王を出迎えたパレスチナ自治政府のアッバス議長は「バチカンの立場に感謝したい」と述べた。これに先立ち、イスラエル外務省報道官は「法王は政治利用されている」などとコメントしていた。 (2009年5月13日20時05分 読売新聞) URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090513-OYT1T00851.htm *0512 「虐殺への謝罪うかがえない」イスラエルで法王に批判集中 [読売] 【エルサレム=松浦一樹】イスラエルを訪問中のローマ法王ベネディクト16世に、ナチス・ドイツによるユダヤ人虐殺の生存者や地元メディアから、「ドイツ人の法王の言葉からは謝罪の気持ちがうかがえない」といった批判が相次いでいる。  法王は到着した11日夕、エルサレムのホロコースト(ユダヤ人虐殺)記念館「ヤドバシェム」を訪れ、「虐殺犠牲者の苦しみが否定されてはならない」と追悼。これに対し、自身が生存者のイスラエル・ラウ同館理事長の口からは、「ナチスへの言及がなく、謝罪どころか、遺憾の意さえ感じられなかった」との批判が飛び出した。同館関係者が賓客を批判するのは異例。  これを受け、バチカンは「法王は批判に寛容だ」(ロンバルディ報道官)と火消しに努めているが、カトリック教会とユダヤ教徒の間は、ホロコーストを阻止しなかったとされる第2次大戦中の法王の役割をめぐる解釈の違いなどから、関係がぎくしゃくしている。  今回訪問では、両者の関係改善も法王の課題だが、これまでのところは、ユダヤ教側に「ノー」を突きつけられている格好だ。  法王は12日、エルサレム旧市街のユダヤ教聖地「嘆きの壁」を訪れ、黙とうをささげたが、その場でも「謝罪の言葉」はなく、今後、法王批判がさらに強まる可能性もある。  2000年に訪れた前法王ヨハネ・パウロ2世は「キリスト教徒によるユダヤ人への迫害に深い悲しみを覚える」などと語り、ユダヤ教徒を感動させた。 (2009年5月12日22時09分 読売新聞) URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090512-OYT1T01149.htm *0223 法王に相次ぐ批判…ホロコースト否定の司教「破門解除」 [読売] 【ローマ=松浦一樹】ローマ法王ベネディクト16世がナチス・ドイツによるホロコースト(ユダヤ人大虐殺)を否定する英国人司教の「破門解除」を決定し、各国のユダヤ教徒ばかりか、カトリック教会内部からも痛烈な批判を受けている。  教会保守派である法王の指導力を疑問視したり、政治センスの欠如を指摘したりする声もあり、「法王は無謬(むびゅう)」とされるバチカン(法王庁)では、異例の事態となっている。  法王は先月24日、スイスを拠点とする超保守派修道会に属する司教4人の破門を解いた。その中に、「ガス室は存在しなかった」と公言するなど、ホロコーストを史実と認めない英国人リチャード・ウィリアムソン司教が含まれていた。  法王の決定を受け、イスラエルのユダヤ教最高権威である大ラビ庁は、バチカンとの関係を「無期限で中断する」と一方的に宣言。法王の母国ドイツでは、メルケル首相が「ホロコーストは否定されてはならない」と批判した。  法王は「英国人司教の言動を、知らされていなかった」と釈明。今月12日には「ホロコーストを否定し、矮小(わいしょう)化することは犯罪行為に等しく、耐え難いこと」と述べ、事実上謝罪した。  しかし、ほぼ同時期に、「ハリケーンが米南部を直撃したのは地元民が罪深いから」といった過激発言で知られるオーストリア人神父を、法王が司教補佐に任命していたことがわかり、騒ぎは収拾どころか拡大。オーストリア司教区が法王の決定に「不信認」を突きつけたため、神父は任命を辞退した。  バチカンの失態が相次いだことで、法王批判は、カトリック教会内部からも噴出。バチカンで対ユダヤ教関係を担当するドイツ人のカスパー枢機卿はラジオ放送で、「法王庁内で意思の疎通に問題がある」と発言。ウィーン大司教区からは「信者の教会離れに拍車がかかっている」との苦言も飛び出している。  バチカンは1960年代以後、他宗教との対話促進に力を入れてきたが、神学者出身で、保守色が濃厚な現法王が就任した2005年以降は「対話はむしろ後退している」(伊レプブリカ紙バチカン担当記者)との見方が強い。法王は06年にも、イスラム教が暴力を容認しているとも取れる発言を行い、イスラム諸国の反発を招いた。度重なる騒ぎに、教会の長としての法王の求心力を疑問視する声さえ出始めている。 (2009年2月23日22時49分 読売新聞) URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090223-OYT1T01019.htm

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示:
目安箱バナー