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最新の情報は、[[◎宗教者と政治]] へ #contents *1221 リック・ウォレン牧師がオバマ次期大統領就任式で祈祷 [CJC]  【CJC=東京】1月20日、バラク・オバマ次期米大統領の就任式で、カリフォルニア州サドルバック教会を建てたリチャード・D・リック・ウォレン牧師(南部バプテスト連盟)が祈祷を担当することになった。サドルバック教会は毎週2万2000人も集めるメガチャーチ。  歴代大統領就任式で聖職者の祈祷が慣例となっており、近年では著名な大衆伝道者ビリー・グラハム牧師がジョージ・ブッシュ現大統領までの9代にわたって祈祷を担当している。グラハム氏は大統領の霊的相談役も務めていたと理解されており、「米国を代表する牧師」とも見られていたが、高齢のため今回は祈祷しないとの取りざたの中で、誰が後任になるか注目されていた。  ウォレン氏はベストセラー「パーパス・ドリブン・ライフ」(人生を導く五つの目的)の著者として知られる。祈祷担当者がウォレン氏に決まったこと自体、米福音派の世代交代を象徴しているとも言えるが、この人選をめぐり、リベラル系の団体や同性愛者団体から批判の声が上がっている。  ウォレン牧師は、同姓婚や人工妊娠中絶などでは保守的な立場を維持しながらも、貧困、エイズ、環境問題の解決に向けた活動に積極的に取り組んでいる。  リベラル系団体『ピープル・フォー・アメリカン・ウェイ』のキャスリン・コルバート会長は「深く失望した」との談話を発表。就任式のような場にこそ「一貫した主流派のアメリカ的価値観」を持った人物が選ばれるべきだった、とコメントした。同性愛者団体『ヒューマン・ライツ・キャンペーン』もオバマ氏にあてた公開書簡で「ウォーレン氏を就任式に招くことにより、同性愛者、バイセクシュアル、トランスジェンダーが政治に参加できるという期待は損なわれた」と述べた。  米聖公会ニューハンプシャー教区のジーン・ロビンソン主教は公然同性愛者だが、「平手打ちを受けたようだ」と言う。一方ウォレン氏は、同姓婚を支持する勢力などからの反発を予測した上でのオバマ氏の勇断を賞賛すると表明した。  オバマ氏は、同姓婚を支持する自分の立場に変わりはないとした上で、「特定の問題で意見が違っても、結束が重要だ」とし、就任式でも国民の結束をアピールする意向を示している。□ URL:http://blog.livedoor.jp/cjcpress/ *1219 バチカンは性差別に関する国連宣言案に反対 [CJC]  【CJC=東京】国連総会本会議に12月18日、同性愛の非犯罪化を求める宣言案がアルゼンチンのホルヘ・アルグエロ国連大使が代表して提出された。加盟国192カ国のうち、日本など66カ国が賛成し署名したが、アラブ諸国の一部やバチカン(ローマ教皇庁)は拒否した。  宣言案は世界人権宣言60周年を記念して提出された。法的拘束力は持たないが、国連の人権機構がこれまでくり返してきた性的指向や性同一性に関する人権を改めて確認した。ナバネーセム・ピレイ国連人権高等弁務官は、提案を歓迎している。  バチカンの国連常駐オブザーバー、セレスティーノ・ミリオーレ大司教は10日、「性的指向と性同一性」に基づいて差別を非難する決議案には反対だ、と語っている。  聖座(教皇庁)は、提案が同性愛者に対する暴力を非難していることを承認し、「彼らに対しすべての刑事罰を科すことを止める」という呼び掛けには同意するが、宣言案は、呼び掛けや、合意の域を越えたものだ、と大司教は言う。  大司教は、「性的指向と性同一性」という用語は、国際法では認められていないし、それを盛り込んだ決議は「法律に深刻な不確定さを生み出し、新たな、また既存の人権会議や基準に踏み込んだり、制定する国家の力を損なうことになる、と説明した。  イスラム諸国会議機構は60カ国の賛同を得て、「反差別と平等の原則は認めるが、普遍的人権は特定の集団の権利に焦点を当てようとするものではない」との声明を公表している。□ URL:http://blog.livedoor.jp/cjcpress/ *1119 浄土宗、太平洋戦争協力への反省表明 歴史検証も [朝日] 2008年11月19日21時49分  浄土宗(総本山・知恩院、京都市東山区)は19日、広島市中区の「妙慶院」で平和を祈念する法要を営み、近代の戦争に協力したことへの反省と歴史の検証に取り組む方針を盛り込んだ平和アピールを表明した。戦後63年を経て、同宗が対外的に戦争責任に言及するのは初めてという。  稲岡康純宗務総長らが読み上げたアピールは、戦時中に同宗が陸海軍に軍用機を献納したことについて「(浄土宗が)戦争協力した事実は否定できない」と指摘。「歴史的検証を行うことこそ世界平和の実現に必要」と宣言し、「被爆地広島で非戦・非核武装を誓う」としている。  同宗は第2次世界大戦中に僧侶らが戦意高揚などに協力したとされる。現在も理念として掲げる「共生(ともいき)」という言葉が戦争を肯定する意味で使われたとの指摘もある。  伝統仏教の教団では、過去に真宗大谷派や浄土真宗本願寺派、曹洞宗、臨済宗妙心寺派などが戦争協力について反省を表明。浄土宗は94年に故・中村康隆門主が「戦役に助力した重責に対する懺悔(さんげ)」を表明したが、外部に向けて反省を表明すべきだとの声が宗派内で上がっていた。 URL:http://www.asahi.com/national/update/1119/OSK200811190049.html *0307 「自殺防げ」首都圏の僧侶15人、宗派超え手紙相談 [読売]  自殺者が9年連続で年間3万人を超える中、首都圏の僧侶たちが宗派を超えて団結し、「自死の問い・お坊さんとの往復書簡」と題する手紙相談を始めた。  何度も手紙をやり取りすることで、悩みを抱えた相談者が本音を吐露し、気持ちの整理をつけ、より良い道を見つけるための手助けをする。胸の内をつづった1通1通に、僧侶たちは丁寧に返事を書いている。  「往復書簡」を始めたのは、仏教の五つの宗派の僧侶15人で作る「自殺対策に取り組む僧侶の会」。自殺者が急増した1998年以降、自ら命を絶った人を弔う機会も増えた。弔うだけでなく、生きているうちに助けられないか。そう思った僧侶たちが、昨年5月に会を結成。1月から手紙を受け付け始めた。  会のホームページで呼びかけ、これまでに7人から12通が届いた。家族を自殺で亡くし、自らも病と闘っている人。いじめで傷つき、孤独を抱える人。表情や声はわからないが、何度も書き直した跡や行間から苦しい思いが伝わってくる。  何人かで手紙を読んで話し合い、代表者がじっくり考えて返事を書く。1通目には「本音」が書かれていないことが多いため、「よろしければ、またお手紙を」と呼びかける。  電話やメールでなく、手紙にしたのは、「相談者が時間をかけて自分自身と向き合うことができるから」と、会の代表を務める安楽寺(東京都港区、浄土真宗)の藤沢克己・副住職(46)は語る。返信まで1週間ほどかかるが、ゆっくり考えることが大切だと思っている。  藤沢さんは「東京自殺防止センター」の相談員として月3回、深夜に相談電話を受け、NPO「自殺対策支援センター ライフリンク」でも活動する。心の病や借金の整理の専門家につなぐアドバイスもできるが、活動を通して感じたのは、具体的な解決方法を尋ねる相談者ばかりではないということだった。  「誰かに聴いてほしいが、周りには打ち明けられる人がいない、という声が多い」と藤沢さん。このため、「説教」は封印し、相手の気持ちを受け止めながら、相談者自身が解決の道に気付くように努めている。文化庁によると、日本には約7万7000の寺があり、約30万8000人の僧侶がいる。「僧侶は昔から地域の相談役でもあった。津々浦々にある寺に、自殺防止の輪を広げられれば」。メンバーはそう願っている。(増田真郷)           ◇  手紙のあて先は、〒108・0073 東京都港区三田4の8の20正山寺(しょうさんじ)往復書簡事務局。正山寺(曹洞宗)では、前田宥全(ゆうせん)住職(37)が訪問者の相談にも乗っている。  東京自殺防止センター(電)03・5286・9090(毎日午後8時~午前6時) (2008年3月7日03時09分 読売新聞) URL:http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080307-OYT1T00028.htm *0920 僧侶のデモ、連日続く ミャンマーで緊張高まる [朝日] 2007年09月20日20時12分  燃料価格の値上げを機に反政府デモが始まったミャンマー(ビルマ)で、市民の尊敬を集める僧侶らによるデモが連日続いている。20日も最大都市ヤンゴンで、1000人以上が豪雨の中を歩いた。僧侶にすら弾圧を加えた軍事政権への強い抗議の意思が込められており、簡単にはやみそうにない。軍政側も僧侶への反発を強めており、緊張が一気に高まる可能性がある。  この日、僧侶らはヤンゴン市内の寺院で祈りをささげた後、街の中を行進した。まわりには市民らが集まり、僧侶らを守るようにしてともに歩いた。私服の治安当局者らが、その様子を遠巻きに監視した。  僧侶らの反発は高まる一方で、デモは「いつ終わるか分からない状況」(外交筋)だ。市民の間には僧侶らの行動を支持する声が圧倒的に多いと言われ、僧侶らが民主化運動の高揚に大きな役割を果たした88年のような状況が再現される可能性もある。  外交筋は「軍政が対応を間違えば、いつ状況が大きく動いてもおかしくない」と話している。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0920/TKY200709200321.html *0826 世界宗教者平和会議が開幕、36年ぶり日本開催 [読売] 世界の宗教指導者などが宗教の違いを超えて平和の構築に向けて話し合う「第8回世界宗教者平和会議(WCRP)世界大会」が26日、京都市左京区の国立京都国際会館で開幕した。  仏教やキリスト教、イスラム教、ヒンズー教など約100の国と地域から過去最大の約2000人が参加。2001年の米同時テロ以降、宗教対立を背景にした地域紛争やテロが広がる中、大会では全体会議や地域別会合などを通じて解決策を探る。  日本開催は第1回の京都大会以来36年ぶり。  開会式は子どもたちが平和のメッセージを読み上げて幕開け。日本の書道家が平和に向けた歩みへの願いを込めて「道」の文字を筆で一気に書き上げるパフォーマンスを見せた。  大会には、イランの民主化に取り組んだハタミ・前大統領や、国連児童基金(ユニセフ)のアン・ベネマン事務局長も参加。29日の最終日に大会宣言と行動計画を採択する。  日本の宗教界を代表して渡辺恵進・天台座主が「宗教が争いの直接、間接の原因になっていることが指摘されています。宗教者は神の正義や仏の智恵を説く前に、神の愛や仏の慈悲を実践する平和の名にふさわしい者であるか深い自省と固い決意を新たにしなければなりません」と訴えた。  また、政府が、ミサイル発射に対する制裁措置の一環として、同大会への出席を予定していた北朝鮮の宗教代表団6人の入国を拒否したことについて、WCRPは「世界の宗教指導者が集い、真剣に討議し、行動を起こそうとする重要な大会に参加できないことを心より遺憾に思う」との声明を発表した。  ◆4者協議へ努力を…小泉首相◆  小泉首相は26日午前、京都市内で開かれた「第8回世界宗教者平和会議世界大会」であいさつし、首相が提唱するヨルダン川流域の共同開発のための協議について「中東情勢は現在も緊迫しているが、こういう時だからこそ日本を含めた4者が協力して、できるだけ早くこの構想を実現する努力をしなければならない」と述べた。 (2006年8月26日13時46分 読売新聞) URL:http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060826i305.htm *0505 中国の司教任命に抗議 バチカン [朝日] 2006年05月05日00時35分  中国政府公認のカトリック教会「天主教愛国会」が独自に中国人司教2人を相次ぎ任命したことについて4日、バチカンのナバロ報道官は声明を出した。カトリック教会でローマ法王のみが持つ司教任命権を無視したことに強く抗議する内容で、中国とバチカンによる外交関係復活への動きが後退する可能性もある。  声明は、愛国会が先月30日と今月2日に行った中国人司教2人の任命について、「教会の生命にかかわる行為」「宗教の自由の深刻な侵害」などと非難。「バチカンは様々な機会で、中国当局と誠実かつ建設的な対話の準備があると繰り返してきたが、今回の行為は対話のために好ましくないばかりか、その障害となる」としている。  バチカンと断交状態が続く中国は、法王による司教任命を「内政干渉」として拒否しており、関係修復の主要な問題となっている。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0504/011.html *0426 バチカン、中国との国交樹立に意欲 [朝日] 2006年04月26日06時18分  ローマ・カトリック教会の枢機卿に新たに就任した陳日君氏(74)=香港教区司教=は朝日新聞記者と会見し、断交状態が続くバチカンと中国との関係に絡んで「バチカンは既に(台湾との)断交の方針を台湾の司教や大使に伝え、基本的な理解を得ている」と明らかにした。台湾当局は否定しているが、中国との国交樹立に向けたバチカン側の意欲を示すものと言える。  枢機卿はカトリック教会でローマ法王に次ぐ高位にあたり、現在、193人いる。陳枢機卿は上海生まれで、法王ベネディクト16世が3月、就任後初めて選んだ15人の枢機卿の一人。陳枢機卿は中国に対する法王の関心について、「昨年の世界代表司教会議で、法王は私に『中国の声がバチカンに届かなくては困る』とおっしゃった。私の枢機卿就任も中国を重視する法王の姿勢の表れだ」と述べた。  バチカンとの国交樹立について、中国は(1)台湾との断交(2)内政不干渉、の2点を条件として掲げている。中国政府の葉小文・国家宗教事務局長は3日付の中国の英字紙チャイナ・デイリーで、「バチカンが二つの条件を受け入れれば、すぐにでも外交関係は樹立できる」と述べている。  台湾との断交について陳枢機卿は既に台湾側に伝え、「台湾の司教らも了承済みだ」と明かした。その理由として「台湾では宗教の自由が確立しており、断交しても信徒の自由が脅かされる心配がない」と説明。一方、中国ではカトリック教徒が非合法な地下教会に身を寄せ、「法王の関心と助けを必要としている」と述べた。  その上で、国交樹立の最大の障害は「中国国内の司教の任命権問題」と指摘。中国政府が法王による司教任命を内政干渉として拒否し、政府公認教会の「愛国会」に任命させている現状に対して、「カトリックの世界では任命権はあくまで法王に属する」との立場を改めて強調した。ただ、個人的な考えとして「バチカンが複数の候補を選び、その中から中国側が選ぶ方法などもあり得る」と述べて、柔軟な対応をする可能性も示唆した。  一方、台湾外交部(外務省)の呂慶龍スポークスマンは24日、「我々の理解では新たな状況は発生していない」と述べ、陳枢機卿の発言を否定した。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0426/002.html *0418 教団施設に一斉立ち入り 控訴棄却で信者けん制 [共同]  公安調査庁は18日、公安調査官約160人を動員し、オウム真理教(アーレフに改称)の東京都世田谷区南烏山の本部など全国の教団施設11カ所を、団体規制法の観察処分に基づいて一斉に立ち入り検査した。  教団元代表松本智津夫被告(51)=教祖名麻原彰晃、1審死刑=側の控訴棄却を東京高裁が3月末に決定。弁護団は異議を申し立てているが、死刑確定の公算があり、被告を絶対視する信者らをけん制する狙いがあるとみられる。  一斉立ち入り検査は、松本被告の1審判決直前の2004年2月に実施して以来で、今回はそれに次ぐ規模。  立ち入り検査の対象は、本部のほか札幌、仙台、横浜、名古屋、大阪、徳島、福岡などの各施設。 URL:http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=main&NWID=2006041801000498 *0416 パンチェン・ラマ11世、仏教フォーラムでデビュー [読売]  【北京=藤野彰】中国当局がチベット仏教の新指導者として育成中のパンチェン・ラマ11世(16)が、13日から16日まで浙江省で開かれた中国初の「世界仏教フォーラム」に出席、国際仏教界に“デビュー”した。  11世はインド亡命中のチベット仏教最高指導者、ダライ・ラマ14世の承認を受けていないが、中国側は既成事実の積み重ねによって11世の国際的認知を勝ち取っていく方針だ。  世界仏教フォーラムは中国仏教協会などが主催し、37か国・地域の仏教関係者ら約1200人が参加。中国側代表として劉延東・政治協商会議副主席(党統一戦線工作部長)が出席したことから事実上の官製行事。当局側は11世を各国仏教指導者と同席させることで、チベット仏教界の新たな「顔」であることをアピールした。  中国英字紙「チャイナ・デーリー」によると、11世は13日の開幕式で「中国社会は仏教信仰に良好な環境を提供してくれている」とあいさつし、政府の宗教政策を称賛。また、共産党の統一戦線政策に協力した先代の10世について「国家の統一と国民の団結に顕著な貢献があった」と述べ、自らも党の指導下で同じ道を歩む考えを表明した。  パンチェン・ラマはチベット仏教界でダライ・ラマに次ぐ最高指導者。10世が1989年に死去した後、ダライ・ラマ側と中国側が別個に10世の「生まれ変わり」の子供を擁立したため、現在、2人のパンチェン・ラマが併存している。  中国当局の監視下にあると見られるダライ・ラマ側の11世は動静不明で、中国側11世だけが「正統」として活動しているが、ダライ・ラマのお墨付きがないため、宗教的権威を確立できるかどうか疑問視されている。 (2006年4月16日18時51分 読売新聞) URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060416i111.htm *「宗教者九条の和」が平和の巡礼 [赤旗]  仏教、キリスト教など宗教・宗派の違いを超えて「憲法九条を輝かせたい」とこの四月に発足した「宗教者九条の和」が五日、第一回の催しとして東京・千代田区で「平和巡礼」と「憲法九条」についてのシンポジウムを開きました。  「平和巡礼」は、カトリック麹町聖イグナチオ教会のある四谷、麹町周辺を行進。「九条の和」呼びかけ人の村中祐生・大正大学元学長、石川浩徳・日蓮宗現代宗教研究所元所長(本念寺住職)、高見三明・カトリック長崎教区大司教、山本俊正・日本キリスト教協議会総幹事が、「輝かせたい憲法第九条」の横断幕をもって、先頭に立ち、約二百人が参加しました。  「人を殺すな 戦争するな」の横断幕を持ち、うちわ太鼓を打つ日本山妙法寺や、「つらぬけ平和憲法」ののぼりを持ったキリスト教の人たち…。「命は九条によって守られている」という共通の思いで東京都内の街を「巡礼」して歩きました。  千葉県からきたプロテスタントの斎藤優子さんは宗教を超えて行動できたことを「素晴らしい」と喜びます。「(憲法を変えるという動きに)レジスタンスを起こす時。平和という一点で話し合い、訴えて巡礼するのは二十一世紀のめざましい出来事といっていい」と語っていました。 URL:http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-11-06/2005110601_03_2.html *宗教者が平和会議「憲法守り生かそう」の訴え採択 [赤旗]  日本宗教者平和協議会は二十四、二十五の両日、東京で「二〇〇五日本宗教者平和会議」を開き、「平和憲法を守り生かそう」との訴えを採択しました。訴えは、憲法九条を「世界の文明構築に普遍的な意義を明示し、指針を示した」ものと述べ、九条擁護を呼びかけた「宗教者九条の和」を宗教者や信者に知らせ、賛同を広げようと呼びかけています。  同会議は国連軍縮週間に連帯して毎年開いているもの。「九条の和」呼びかけ人世話役の村中祐生大正大元学長(天台宗)と山本俊正日本キリスト教協議会総幹事が講演しました。  村中氏は靖国問題を例に、戦前の国家神道のように一つの価値に統制しようとする気配があると警告し、多様な宗教の対話による平和の土壌づくりを呼びかけました。山本氏は、「過去の戦争について日本に必要なのは『謝罪』でなく『悔い、改める』こと。その証しとして誕生した憲法九条改悪を許さないこと」と述べました。  鈴木徹衆宗平協理事長(真宗大谷派)が、戦後六十年に当たり「反戦平和を叫んだ先人の勇気に学びたい」と開会あいさつをし、矢野太一副理事長(天理教)が今日の学びを行動で示そうと閉会あいさつをしました。 URL:http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-10-26/2005102614_01_2.html *星条旗への誓いに「神のもと」は違憲 米連邦地裁判決 [朝日] 2005年09月15日17時18分  米国の公立学校で生徒たちに「神のもとの国」と宣誓させることについて、米カリフォルニア州サクラメントの連邦地裁は14日、憲法の政教分離の原則に反するとの判決を下した。同様の裁判に連邦最高裁は昨年6月、原告に「親権がない」との形式的な理由で門前払いとしていたが、日常的に学校内で行われる儀式に関する判決だけに、再び憲法論議を広げそうだ。  米国の学校では、始業時に生徒が右手を胸に当て、星条旗に向かって「忠誠の誓い」を唱えるのが広く習いとなっている。その「誓い」の文句のなかに「神のもと(アンダー・ゴッド)」という言葉がある。冷戦期の54年に付け加えられたものだ。  カリフォルニア州に住む医師で無神論者のマイケル・ニュードーさんが、三つの学区に通う保護者らの代理人として、これを「違憲」とする訴えを起こしていた。  ニュードーさんは以前にも、小学校に通う娘の保護者として違憲裁判を起こし、02年にはサンフランシスコ連邦控訴裁から「政教分離原則の基礎をなす国教禁止条項(憲法修正第1条)を侵す」とする違憲判決を勝ち取った。だが家庭内の事情から連邦最高裁では憲法判断を得ることができなかった。  今回の判決で、カールトン判事は「(02年の)サンフランシスコ連邦控訴裁の判例に従う」としており、3学区に誓いを禁じる命令を出す予定だ。宗教右派などは反発しており、この裁判が再び連邦最高裁まで持ち込まれるのは間違いない、とみられている。 TITLE:asahi.com:星条旗への誓いに「神のもと」は違憲 米連邦地裁判決 - 国際 DATE:2005/09/16 18:18 URL:http://www.asahi.com/international/update/0915/007.html *米『パックス・クリスティ』がイラク戦争終結促す公開書簡 [ウェブより] メールマガジン「世界キリスト教情報」   2005年7月11日(月) 第758信(週刊・総合版)  【CJC=東京】米カトリック平和運動団体『パックス・クリスティ』は、イラク戦争終結を政府に要請するよう信徒に求める公開書簡を配布している。書簡は同団体のウエブ・サイトにも掲出され、支持者が名前を書き加えられる仕組み。  報道担当者は7月6日、書簡がカトリック雑誌の9月号に掲載されるよう手配しており、地域レベルでも教区紙に掲載を働き掛けるよう期待している、と語った。 ***「パックス・クリスティ」のサイト (談風) http://www.paxchristiusa.org/ このサイトに、下のような文が掲載されていた。 "The nonviolence we are talking about is not an acquiescence to aggression, not a passive acceptance of abuse. It is rather a firm standing up for what is true, a witnessing to the dignity of human life, an affirmation of the value of all human existence..." - Gerard Vanderhaar 我々が語っている非暴力とは、侵略を黙認したり、暴虐を受忍したりすることではない。むしろ、真実は何かを示し、人間の尊厳のために証言し、すべての人間の価値を肯定するために、毅然と立ち上がることである。 *宗教界“改憲反対の輪" [ニュース-赤旗]  東本願寺は決議、成田山新勝寺 機関誌で訴え  憲法九条を守り輝かせようという「宗教者九条の和」の発足(四月)以降、憲法擁護の声が宗教界に広がっています。  仏教界では本山修験宗(総本山聖護院=京都市)宗会が「憲法改悪反対」の決議を採択(十二日)したのにつづき、十四日には真宗大谷派(東本願寺=京都市)宗会が「憲法『改正』反対決議」をおこないました。決議は「第九条の『改正』を中心とした憲法『改正』への動きがにわかに現実味を帯びてきた」ことを「恥ずべし、傷むべし」と指摘し「真宗門徒として強く反対の意を表明」しました。  また、真言宗智山派別格本山の成田山新勝寺(千葉県成田市)機関誌『智光』六月号は巻頭言で「九条の和」を紹介。「憲法九条の擁護を唱える動きが出てきました。我々としても心強い限りです。このような方々とも手を携えて、憲法守れの声をいっそうあげていきたい」とのべています。  日本カトリック司教団は八月のカトリック平和旬間に向けたメッセージ「非暴力による平和への道」(六月)を発表。「武力による侵略という歴史的事実を真摯(しんし)に受け止め、反省し、その歴史認識を共有することが求められている」とのべ、憲法改正論議に憂慮を表明し、「同じ轍(てつ)をふまない覚悟」を呼びかけています。 TITLE:宗教界“改憲反対の輪”/東本願寺は決議/成田山新勝寺 機関誌で訴え DATE:2005/06/25 09:59 URL:http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-06-26/01_02_2.html *憲法9条を守ろう:臨済宗相国寺派管長・有馬頼底さん、同志社教会牧師・佐伯幸雄さん 京都で講演会 [ニュース-赤旗] 身振りも交えて平和の思いを語る有馬さん=12日、京都・承天閣美術館  「憲法9条と平和」と題した講演会が十二日、京都市上京区の承天閣美術館で開かれ、臨済宗相国寺派管長の有馬頼底さん(京都仏教会理事長)と、同志社教会牧師の佐伯幸雄さん(近畿宗教連盟理事長)が、それぞれの体験に基づいた平和の思いを語りました。仏教やキリスト教など宗教の違いを超え、百三十人余が集まり、講演に耳を傾けました。主催は宗教者ら六人でつくる「平和を願う左京宗教者ネット」。  有馬さんの父は戦中、中国に派兵されていたといいます。戦後、三年のシベリア抑留を経て帰国すると「四百人の部下はほとんど死んだ。すまないことをした」と嘆きました。有馬さんは「命をとりあうこと自体がとんでもないこと。幸いにして日本には九条がある。みなさん、一緒に九条を守っていきましょう」と訴えました。  佐伯さんは「今、私たちが発言しなければ。九条問題を自分の体験から語りたい」として小中学校時代の「軍国少年になっていく」体験を紹介。新憲法は子ども心に身にしみたとのべ、「神から授かった憲法を変えるなんてとんでもない」と力を込めました。 TITLE:憲法9条を守ろう/臨済宗相国寺派管長 有馬頼底さん/同志社教会牧師 佐伯幸雄さん/京都で講演会 DATE:2005/06/13 13:27 URL:http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-06-14/03_01_2.html

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