「◎ミュージアムに行きたい」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

◎ミュージアムに行きたい」(2013/04/27 (土) 13:49:06) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

[[◎ミュージアムに行きたい07]] より続く #contents - 2chで話題のやつです+.(・∀・).+☆ http://ktjg.net/index.html -- 素人です (2011-11-21 17:08:23) #comment(vsize=2,nsize=20,size=40)   ↑ご自由にコメントをお書き下さい。 *121002 赤れんが駅舎、創建時の威容再び JR東京駅、全面開業 [東京]  JR東京駅丸の内側の赤れんが駅舎が1日、5年に及ぶ保存・復元工事を終え全面開業した。1945年の大空襲で焼失した3階部分と南北のドーム屋根がそろい、大正期の創建当初の威容が首都中心部によみがえった。  駅舎は全長約335メートル、幅約20メートル、尖塔部を含む高さは約45メートル。明治建築界の第一人者辰野金吾が設計、14年に開業した。「辰野式」と呼ばれる、褐色の化粧れんがに白い花こう岩を帯状に配したデザインとビクトリア調のドームが特徴だ。屋根の一部は、東日本大震災で津波被害を受けた宮城県石巻市の雄勝産「天然スレート」を用いた。 (共同) *111024 法然・親鸞ゆかりのお宝ずらり 東京・上野で特別展 [朝日]  鎌倉仏教の二大宗祖を紹介する特別展「法然(ほうねん)と親鸞(しんらん) ゆかりの名宝」(朝日新聞社など主催)の開会式と内覧会が24日、東京・上野の東京国立博物館平成館で催された。一般公開は25日から。  国宝「阿弥陀二十五菩薩来迎図(あみだにじゅうごぼさつらいごうず)早来迎(はやらいごう)」(京都・知恩院蔵、11月13日まで公開)や、重要文化財「阿弥陀三尊坐像(さんぞんざぞう)」(神奈川・浄光明寺蔵)、2人直筆の著作と書状類など、各寺院などに伝わる第一級の美術品189件を通じて、2人の思想と生涯をひもとく。  今年は、浄土宗の宗祖法然の800回忌と、弟子で浄土真宗の宗祖親鸞の750回忌にあたる。その節目の年に、両宗派の全面的な協力を得て初めて合同展が実現した。 *0821 大阪「サントリーミュージアム天保山」が来年末で休館 [朝日] 2009年8月21日16時52分  サントリーホールディングスは21日、大阪市港区の「サントリーミュージアム天保山」を10年12月末で休館すると発表した。「厳しさを増す経営環境の中で、企業成長と社会貢献との適切な調和を図るため」としている。その後の施設の活用方法は、大阪市と協議中という。  94年11月に開館。絵画や工芸展を開くギャラリーのほか、3D映画が楽しめる「IMAXシアター」やカフェを併設し、サントリーの文化貢献活動に役立てられてきた。開館以来、入場者数は目標としていた年間150万人を毎年下回っており、08年度の入場者数は65万人だった。 *0422 「世界デジタル図書館」ユネスコなど開設 [朝日] 2009年4月22日6時14分  【パリ=飯竹恒一】国連教育科学文化機関(ユネスコ)などは21日、世界約20カ国の国立図書館など30以上の機関が所蔵する貴重な蔵書や資料をインターネット上で無料で閲覧できる「世界デジタル図書館」を開設した。貴重な情報の世界的共有とともに、先進国と途上国の間のデジタルデバイド(情報格差)の解消も狙う試みだ。  まずは千数百点の書籍や図版で開始。それぞれにアラビア語、中国語、英語、フランス語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語の7言語で解説が付されている。今後、各国の図書館は所蔵品のデジタル化などを進め、閲覧対象数を増やしていく計画だ。ホームページはhttp://www.wdl.org URL:http://www.asahi.com/international/update/0422/TKY200904220001.html *1024 新薬師寺の巨大な金堂跡出土 奈良時代で最大級 [朝日] 2008年10月24日1時18分  8世紀中ごろの奈良時代に建立された新薬師寺(奈良市)の金堂跡とみられる巨大な建物跡が、近くの奈良教育大構内で見つかった。同教育大が23日発表した。推定の大きさは東西54メートル、南北27メートルで、現存する東大寺大仏殿に匹敵する規模。これまで平城京の主要寺院で唯一不明だった新薬師寺の全体像を探る貴重な発見で、仏教を中心にした天平文化をうかがう手がかりにもなる。  現場は現在の新薬師寺の西約150メートル。同大学の校舎建て替えに伴う調査で、約1300平方メートルを発掘した。  凝灰岩の切り石を丁寧に積んだ当時としては最高級の「壇上積(だんじょうづみ)基壇」の一部で、底部を支える延石(のべいし)(または基壇の階段の石)が東西約10メートルにわたり出土。基壇の南東部分からも延石計約3.7メートルが発見された。地盤が弱い西端部分では柱穴が4カ所確認された。大きな地固め石を四角い穴(一辺2.7~2.9メートル)に十数個埋めて柱の礎石を支える堅固な工法だった。  これらの遺構から建物は、裳階(もこし)(飾り屋根)を含めた柱間(はしらま)が東西11間(54メートル)、南北6間(27メートル)と推定した。江戸時代再建(1709年)の現・東大寺大仏殿(東西57メートル、南北50.5メートル、高さ46.4メートル)に次ぐ規模。奈良時代の都・平城京で天皇が執務したとされ、現在、遺構を元に復元が進む大極殿(東西44メートル、南北19.5メートル)より大きい。今回の遺構は奈良時代では最大級で、新薬師寺の中心の金堂跡と判断した。  正倉院に残る絵地図「東大寺山堺四至図(さんがいししず)」(756年)にも、金堂にあたる「新薬師寺堂」が大仏殿より横長で描かれており、これが裏づけられた形だ。  新薬師寺は、東大寺を創建した聖武天皇(701~756)の病気平癒を祈り、当時の権力者、藤原不比等の娘の光明皇后が747年に創建した。しかし、現在は本堂(東西22.7メートル、南北14.9メートル)が残るだけ。他の建物は780(宝亀11)年の落雷や962(応和2)年の台風で失われたとされ、寺域は不明だった。  調査を担当した奈良教育大の金原正明准教授(環境考古学)は「権力者・藤原氏の出身で権勢を誇った光明皇后の政治力の大きさを具体的に知る、新たな手がかりになる」と話している。  現地説明会は10月25日(午前10時~正午、午後1~3時)と11月22日(午前10時~正午)。場所は奈良教育大学構内の北東隅で、駐車場はない。(編集委員・小滝ちひろ)      ◇  〈新薬師寺〉 東大寺の末寺である華厳宗の寺。現存する本堂(国宝、8世紀)は他の用途だった仏堂が転用されたものと考えられ、中央に直径9メートルの大きな円形須弥壇がある。本尊の木造の薬師如来坐像(ざ・ぞう)(国宝、8世紀末ごろ)を、怒りの表情をした塑像の十二神将像が囲む。天武天皇が7世紀に創建した薬師寺(奈良市)は法相宗で、別の寺。病気平癒など現世利益を祈る仏様として広く信仰を集め、各地に同名の薬師寺や薬師院がある。 ■一級の古代建築遺構  奈良文化財研究所・箱崎和久主任研究員(建築史)の話 新薬師寺にこれほどの規模のお堂があるとは想像していなかった。平城宮大極殿クラスなのは間違いなく、一級の古代建築遺構と言えるだろう。ただ、金堂の周りに回廊がとりついていたかどうかなど、現時点では不明な点も多く、今後調査が進むのを期待したい。 URL:http://www.asahi.com/culture/update/1023/OSK200810230084.html *1014 赤ちゃんシャチ生まれたよ!国内初、水族館生まれの親から [読売] 千葉県鴨川市の水族館「鴨川シーワールド」で、同館が10年前に国内で初めて人工繁殖に成功して生まれたシャチのラビーが、13日にオスの赤ちゃんを出産した。  赤ちゃんは、体長2メートル、体重160~180キロ(いずれも推定)。開園中に水槽内で生まれ、入園者たちから、「やったあ!」「かわいい!」と歓声が上がった。  水族館生まれのシャチが、赤ちゃんを産んだのは国内初。同館は「シャチの繁殖は難しく、まだ安心はできないが、元気に育ってほしい」と成長を見守っている。 (2008年10月14日17時07分 読売新聞) URL:http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20081014-OYT1T00304.htm *1015 応挙・若冲…江戸の書院、パリに再現 金刀比羅宮展開幕 [朝日] 2008年10月15日3時4分  【パリ=国末憲人】香川県の金刀比羅宮が所有するふすま絵や油彩画など147点を集めた「こんぴらさん―海の聖域―日本絵画の至宝」展(金刀比羅宮、朝日新聞社など主催)が14日、パリのフランス国立ギメ東洋美術館で開幕した。  会場となった同館地下の特別展示室には、円山応挙が描いた表書院の「虎の間」や「鶴の間」、伊藤若冲が描いた奥書院の「上段の間」などを再現。日本近代洋画の先覚者高橋由一の諸作品や、今回の展覧会をコーディネートした同宮文化顧問の美術家田窪恭治氏(59)が描いた「椿書院障壁画」などを含め、同宮が所蔵する16~21世紀の作品群を集めた。  同展開催に尽力した同館のジャリージュ前館長は、国を代表する芸術作品を海外に出すことに日本の文化行政当局が難色を示した逸話を披露。「繊細な作品を8週間にわたって展示できるのは、まさに例外的だ」と評価した。田窪氏は「フランスでも日本の浮世絵はよく知られているが、日本がつくりだした空間の美学を広く理解してもらいたい」と話した。  同展は、日仏交流150周年記念事業のメーンイベント。15日から一般公開され、12月8日まで開催される。 URL:http://www.asahi.com/international/update/1014/TKY200810140303.html *0724 レノンの手書き歌詞、8900万円で落札 [朝日] 2008年7月11日7時34分  元ビートルズ、故ジョン・レノンさんのソロ曲「平和を我等(われら)に」の手書き歌詞が10日、ロンドンでオークションに掛けられ、予想を大きく上回る42万1250万ポンド(約8900万円)で落札された。  競売商クリスティーズによると、白い1枚のカードに黒のフェルトペンで書かれた歌詞と当時の写真を合わせて、当初は20万-30万ポンド(約4200万-6300万円)程度で競り落とされると見積もられていた。落札者は明らかになっていない。  歌詞は1969年に、レノンさんが妻のオノ・ヨーコさんとともに、カナダ・モントリオールのホテルの一室で行った反戦運動「ベッド・イン」の最中に書いた。(時事) URL:http://www.asahi.com/culture/update/0711/JJT200807110003.html *0625 モネ「睡蓮」、86億円で落札 クリスティーズ 2008年6月25日10時39分  【ロンドン=土佐茂生】フランス印象派の巨匠クロード・モネ(1840~1926)の「睡蓮(すいれん)」(1919年)が、ロンドンのクリスティーズで24日夜、競売にかけられ、4092万ポンド(約86億円、手数料を含む)で落札された。クリスティーズによると、モネの絵画では史上最高額という。  この作品は、モネが晩年を過ごした仏ジベルニーの自宅の池を題材に描いた約200点のうちの一つ。事前に予想されていた落札額は1800万~2400万ポンド。AFP通信によると、最前列にいた身元不詳の女性が買ったという。  モネの作品では、ニューヨークのクリスティーズで先月落札された「アルジャントゥイユの鉄橋」(1873年)の4100万ドル(約44億2千万円)がこれまでの最高額だった。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0625/TKY200806250040.html *0617 ヒトラー寄贈のベンツも展示へ ネパール王宮が博物館に [朝日]  【ニューデリー=小暮哲夫】ネパール政府は15日、王制廃止に伴ってギャネンドラ元国王が退去したカトマンズの旧王宮を「王宮博物館」と改め、開館式を開いた。240年続いた旧王室代々の所蔵品を集め、2、3カ月後に一般公開を始める。  展示されるのは、ダイヤモンドやルビーをちりばめた王冠、歴代国王が使った笏(しゃく)などの所蔵品。1940年にドイツの独裁者ヒトラーが当時の国王に贈った高級車ベンツも、展示候補に挙がっている。政府はカトマンズ観光の目玉にしたい意向だ。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0617/TKY200806170044.html *0618 ゲバラの銅像、故郷アルゼンチンで完成…生誕から80年 [読売]  【リオデジャネイロ=小寺以作】キューバ革命の英雄、エルネスト・チェ・ゲバラ(1928~67年)の生誕80周年にあたる14日、故郷のアルゼンチン北部ロサリオでゲバラの銅像が初めて作られ、除幕式が行われた。  銅像は高さ約4メートル、重さ約3トン。寄付された約7万5000個の銅製の鍵などを溶かし、地元の彫刻家が作成した。スペイン国営EFE通信によると、除幕式には、ゲバラの長女アレイダさんがキューバから参加し、「父の思想を実践しなければ、像の意味がない」などと話した。  世界革命を夢見て武力闘争に身を投じたゲバラに対し、アルゼンチンでは「狂信的」として批判する声も強い。だが、2003年以降はキルチネル、フェルナンデスと左派政権が続き、ゲバラを再評価する動きも出ている。 (2008年6月15日20時20分 読売新聞) URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080615-OYT1T00442.htm *0613 凝縮の仏教空間 「法隆寺金堂展」14日開幕 [朝日]  奈良・法隆寺金堂の仏教空間を再現展示する「国宝 法隆寺金堂展」(奈良国立博物館、法隆寺、朝日新聞社主催)が14日、奈良市の同博物館で開幕する。13日には開会式と内覧会があり、関係者ら約800人が国内最古の四天王像(国宝)や12面の巨大な再現壁画などを見て回った。  開会式では同館の湯山賢一館長、法隆寺の大野玄妙管長、朝日新聞社の秋山耿太郎社長がテープカット。湯山館長が「日本仏教の黎明(れいめい)期が凝縮された金堂をゆったりした場所に再現した。仏像や壁画の細部もご覧いただきたい」などとあいさつした。その後会場で、法隆寺の僧侶らによる開幕法要が営まれた。  参観者は、四天王・広目天(こうもくてん)像や多聞天(たもんてん)像、2カ所の大型ディスプレー(高さ4.5メートル、幅16.5メートル)に配置された再現壁画などをじっくりと鑑賞していた。  同展は、仏像群を安置する金堂内陣の須弥壇(しゅみだん)の修理に合わせて実現。四天王像のほか、釈迦三尊像の台座と薬師如来坐(ざ)像の台座(いずれも国宝)、阿弥陀如来像、金堂内陣旧壁画の飛天図(いずれも重要文化財)など計30点を展示する。7月21日まで。  初日は午後1時半から、同館講堂で公開講座がある。中の間天蓋(てんがい)(7世紀後半)の年輪年代測定について、奈良文化財研究所の光谷拓実・客員研究員が報告する。 URL:http://www.asahi.com/culture/update/0613/OSK200806130066.html *0606 改定社会教育法が成立 改悪教基法具体化 共産党は反対 [赤旗]  改定社会教育関連三法(社会教育法、博物館法、図書館法)が四日の参院本会議で、自民、公明、民主、社民各党の賛成で可決、成立しました。日本共産党は反対しました。  同法は、改悪教育基本法を具体化するもの。行政に都合のいい価値観が公民館などの事業に持ち込まれ、社会教育の自由・自主性が奪われる恐れがあります。  公民館や図書館などの条件整備を盛り込まず、逆に各施設に経営効率や集客などの「運営評価」の努力義務を課します。施設のリストラにつながると批判されています。 URL:http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-06-05/2008060502_06_0.html *0529 毛沢東の大肖像画は130億円? ウォーホル作、最高額 [朝日] 2008年05月29日08時59分  米画家アンディ・ウォーホル作の毛沢東肖像画(高さ4.48メートル、幅3.46メートル)がクリスティーズ香港を通じて売却されることになった。公開オークションではなく、希望者との交渉で譲渡される。売却額は1億2500万米ドル(約130億円)と予想され、ウォーホルの作品としては過去最高の落札額となる見込み。 130億円での売却が予想されるアンディ・ウォーホル作の毛沢東肖像画=香港、奥寺写す  クリスティーズによると、所有者は欧州の収集家。世界に4枚ある同サイズの肖像画のうち3枚は欧米の美術館で展示されており、市場に流通しうるのはこの1枚だけだという。ウォーホルは、マリリン・モンローやチャールズ皇太子ら有名人の肖像を描いたことで知られ、72年のニクソン訪中にあわせて毛沢東の肖像も描いた。この作品は73年作。(香港=奥寺淳) URL:http://www.asahi.com/international/update/0528/TKY200805280310.html *0515 村上隆氏のフィギュア、約16億円で落札 [朝日] 2008年05月15日15時06分  現代美術家の村上隆さんの立体作品「マイ・ロンサム・カウボーイ」が14日夜(日本時間15日)、競売会社サザビーズがニューヨークで開いたオークションで1516万ドル(約16億円、手数料込み)で落札された。村上さんの作品の落札額としては、過去最高額となる。これまでは、今年4月にロンドンで落札された立体作品「パンダ」の272万ドルが、最高額だった。  この作品は、裸の男性のフィギュアで、高さ254センチ。1998年に制作された。出品者、落札者、ともに公表されていない。落札予想額は、300万~400万ドルだった。 URL:http://www.asahi.com/culture/update/0515/TKY200805150152.html *0515 フロイトの孫の裸婦像、35億円で落札…現存作家で最高額 [読売]  【ニューヨーク支局】英国の美術家ルシアン・フロイド氏(85)の裸婦像が13日、競売にかけられ、3360万ドル(約35億3700万円)で落札された。  競売商クリスティーズによると、生きている作家の作品としては、史上最高の額という。この作品は、1995年に描かれた「眠る給付金管理者」。これまでの最高額は、昨秋に競り落とされた彫刻についた2360万ドルだった。落札者は明らかにされていない。フロイド氏は、ユダヤ人精神分析学者フロイトの孫。ベルリンに生まれ、ナチスを逃れて英国に移住した。 (2008年5月15日01時38分 読売新聞) URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080514-OYT1T00531.htm *0509 1300年の時空超え キトラ公開始まる [朝日] 2008年05月09日18時43分  奈良県明日香村の特別史跡・キトラ古墳(7世紀末~8世紀初め)石室に描かれた十二支像壁画「子(ね)・丑(うし)・寅(とら)」の一般向け特別公開が9日、同村の奈良文化財研究所飛鳥資料館で始まった。午前9時の開館前から、全国の古代史ファン101人が列をつくるなど、初日だけで約1500人が来場。右手に武器のようなものを持ち、長いワンピース風の衣装を着たユーモラスな「獣頭人身像」を熱心に見学した。25日まで。  歴史好きな仲間9人と2泊3日の旅行で来た埼玉県川口市の会社員斉藤利江さん(59)は「1300年の時空を一気に超えたようで感動した。書物で古代を勉強するのとは違い、心に直接響いた。百聞は一見にしかずです」とほほ笑んだ。  十二支像は下地の漆喰(しっくい)の剥落(はくらく)などが進み、保存・修理のため04年8月から取り外しが始まった。これまでに6体を確認している。同古墳の壁画公開は06年の「白虎」、07年の「玄武」に続き3回目。  特別公開は文化庁、同資料館主催、奈良県、明日香村など共催、朝日新聞社後援。一般500円、高校・大学生300円、中学生以下無料。期間中は無休。開館時間は午前9時~午後6時(10、17、24日は午後9時まで)。問い合わせはキトラりんりんダイヤル(050・7105・5355、午前9時~午後5時)へ。 URL:http://www.asahi.com/culture/update/0509/OSK200805090051.html *0507 ポスター・雑誌広告で戦後たどる 東京、印刷博物館 [朝日] 2008年05月07日14時57分  戦後デザインの基礎となったポスターや雑誌広告を紹介する「1950年代日本のグラフィック」展が、東京都文京区の印刷博物館で開かれている。展示は3部構成となっており、懐かしいパッケージや雑誌の表紙など約500点から、当時のデザイナーたちの活動と時代状況をたどることができる。  「もはや戦後ではない」と経済白書が宣言し、石原慎太郎の『太陽の季節』が芥川賞を受賞したのが1956年。60年代の本格的な経済成長を前に、消費生活や文化活動を促す手段として、グラフィックデザインは発展した。  第1部の「生活をゆたかに」では、「ヒゲタしょうゆ」のポスター(54年)のように、調味料や化粧品など身近な消費にかかわる作品を展示している。家電製品の性能テストなど独自の編集姿勢を持つ雑誌「暮しの手帖」をはじめ、雑誌の表紙デザインも多彩だ。  第2部の「グラフィックデザインとは」には、「明治チョコレート」のポスター(55年)や各種展覧会の資料が集められ、デザインに対する認識が急速に高まっていった世相がわかる。  第3部「メイド・イン・ジャパン」では、海外誌での日本人デザイナーの紹介記事や、海外のデザイナーに依頼したたばこ「ピース」のパッケージなどで、デザインの国際化を確認できる。  いずれも懐かしく、かつ時代の諸相を証言するデザイン群だ。月曜休館(7日は休館)。7月6日まで(03・5840・2300)。(秋山亮太) URL:http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200805070098.html *0504 デジタルで変わる美術館 新たな見せ方、本物と違う発見 [朝日] 2008年05月04日22時22分  ずらりと並ぶ古今東西の名画はすべて精巧な複製品で、専用レンズを向ければ過去の修復跡まで浮かび上がる。そんな時代が、もうそこまできている。発展し続けるデジタル技術の助けを借りて、美術館や博物館が新しい鑑賞スタイルを模索している。  ■陶器の修復、映像で  午後4時半、東京・五反田の大日本印刷(DNP)。パリと東京を結ぶテレビ会議が始まった。通訳を交えた議論は5時間続くこともある。ルーブル美術館とDNPの共同プロジェクト「ミュージアムラボ」のスタッフたちだ。  ルーブルが2年後に開設するイスラム展示室や、北フランス分館の新しい展示方法を共同研究しており、作品の魅力や背景を深く伝えるデジタル技術の使い方を話し合う。  「ミュージアムラボ」は06年に始まり、成果をすでに4回発表した。最近は、9世紀のイスラム陶器にカメラ付きのパソコンを向けると、修復の様子が分かる映像を、陶器に重ねてパソコン画面に映し出す技術を実用化した。  ルーブルのアンリ・ロワレット館長は、「最新のデジタル技術が美術品の理解にどのように役立つか。それを世界の美術館に先駆けて実験している。鑑賞の新しい基準を作りたい」と話す。  「門外不出」級の作品を所蔵する外国の美術館が日本企業を頼る例は後を絶たない。作品の劣化を防ぐには、展示を制限せざるを得ないが、複製なら気兼ねなく展示できる。企業にとっても美術品は、自社技術の発揮・宣伝の対象として最適だ。  イタリア・フィレンツェのウフィツィ美術館は、日立製作所と組んで「受胎告知」を含むレオナルド・ダ・ヴィンチの3作品のデジタル画像を制作。3点とも昨年、東京・上野のダ・ヴィンチ展で展示された。日立はフィレンツェ大学と共同で他の作品のデジタル化にも取り組んでいる。  プロジェクトを率いる日立の森岡隆行さんは「イタリアの学会で成果を発表したら、高精細画像で見てこそ分かる、新しい発見があると指摘された」と話す。  ■館外へ飛び出す複製  最新のデジタル技術で複製した名画や名品は、美術館の外に飛び出していく。  先月21日までイタリア・ミラノで開かれた世界最大規模のデザイン見本市「ミラノ・サローネ」には、日本の国宝級の名画が展示された。「松林図屏風」(東京国立博物館蔵、国宝)と「八橋図屏風」(メトロポリタン美術館蔵)、「老梅図襖」(同)の3点で、いずれもキヤノンの大判プリンターで原寸大に印刷し、金箔(きんぱく)の加工や表装を施した複製品だ。  京都国際文化交流財団がキヤノンと3カ年計画で進める「文化財未来継承プロジェクト」の第1期の成果で、その活用はオリジナルを所蔵していた博物館などに任せている。  今年3月末にはモネの「睡蓮」など国立西洋美術館(東京・上野)が所蔵する名画約20点の複製がエプソンの技術協力で出力され、六本木の東京ミッドタウンで展示された。  青柳正規館長は「どんな名作も、混雑した館内で遠くから見たら本物のオーラを感じられない。デジタル技術を使えば、作品を拡大し、画家が得意な色を強調することもできる。本物では見落としてしまうところを新発見することもあるんです」と言う。同館は独立行政法人となって8年目。予算は減っているが、「座して暗く沈んでいてもしょうがない。デジタルで観客層を広げたい」。  円山応挙の障壁画を複製した「応挙館」がある東京国立博物館の金子啓明特任研究員は「複製は、迫力で本物に及ばないが、一年中展示でき、近づいても、強い照明をあててもいい。教育的効果は大きい」と指摘する。(秋山亮太、古賀太) URL:http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200805040163.html *0503 多摩動物公園で新施設「アジアの沼地」 [朝日] 2008年05月03日01時59分  5日に開園50周年を迎える多摩動物公園(東京都日野市)に新施設「アジアの沼地」が完成し、1日午後から一般公開された。  広さは2ヘクタール。実際の生息環境に近い状態をめざし、アジアの水辺に生息する動物を中心に展示する。インドサイが豪快に駆け回る姿や、水につかっている水牛を見ることができる。コウノトリやトキなどの水辺の鳥を間近に見られる「ウォークインバードケージ」もあるが、まだ鳥が飼育環境に慣れていないため、5月中は入場制限がある。アジアの沼地は2年かけて10億円で整備された。 URL:http://www.asahi.com/science/update/0501/TKY200805010050.html *0426 大阪の児童文学館に廃止案 国内最多の70万点所蔵 [朝日] 2008年04月26日  誰もがきっと親しんだ児童書やマンガ。貴重な古書から新刊まで国内最多の約70万点を集め、こども文化を総合的に研究している施設があるのをご存じだろうか。大阪府立国際児童文学館(吹田市)。いま、府の行財政改革の荒波にもまれ、がけっぷちに立っている。 「日本一ノ画噺」は専用の本箱も保管  同館は1984年5月に開館。明治以降の国内外の児童書、雑誌、マンガ、紙芝居など約70万点を所蔵する。国会図書館にもない巌谷小波(いわや・さざなみ)の「日本一ノ画噺(えばなし)」(明治末~大正初)35冊の全揃(そろ)いや、日本初の子ども向け漫画誌とされる「少年パック」創刊号(1907年)など、貴重な資料もある。  図書館は本だけを保存することが多いが、ここでは箱、カバー、帯を含めて刊行時の状態で永久保存し、文化財のように後世へ伝える。それで出版社も新刊を寄贈してくれる、と向川幹雄館長は話す。  『日本児童文学大事典』の刊行、子ども向け図書検索システムの構築や、「おはなし会」の開催など子どもと本をつなぐ実践にも力を入れる。東京・上野に00年開館した、国立国会図書館国際子ども図書館も約30万点の資料があるが、地域に根ざした活動は「国際児童文学館ならでは」と研究者も感心する。  マンガミュージアムの先駆けでもある。06年開館の京都国際マンガミュージアムは「単行本は作者名順、雑誌は誌名ごとに並べるなど、分類法や運営を参考にさせてもらった」(表智之研究員)。「少年ジャンプ」「少女フレンド」などの少年・少女マンガ誌は、創刊号からほぼすべてそろう。付録ごと保存するのは「全国でここだけでは」と、マンガ評論家の村上知彦さんは話す。  ところが、この児童文学館を「廃止」し府立中央図書館(東大阪市)に「機能を移設」する大阪府改革プロジェクトチーム案が発表された。資料と専門家がそろった研究機関でもある同館を役割が違う図書館内に移せば、機能を果たせなくなると心配されている。  「こんなことなら、滋賀県にすれば良かった」  79年、蔵書約12万点を寄贈し、同館の基礎をつくった児童文学者の鳥越信さん(78)は嘆く。学生時代から食事を抜き、電車賃を浮かして集めたものだから「研究機関や資料館をつくってくれるところに」と全国の自治体や大学、企業に呼びかけた。最後まで競ったのが滋賀県と大阪府。滋賀県は武村正義知事(当時)が自宅まで訪ねてくるなど熱心だったが、大阪府幹部に「滋賀県にとって1億円は大金だが大阪府にははした金。寄らば大樹の陰ですよ」と言われ、迷った末に決めた経緯がある。  同館の存続を求めて「大阪国際児童文学館を育てる会」が始めた署名活動には3万8395人分が集まり、文化人有志の要望書には谷川俊太郎、松谷みよ子、江國香織の各氏ら56人が真っ先に参加。日本児童文学者協会(那須正幹会長)のほか、フィンランド、スウェーデン、イギリス、フランス、中国、韓国、スイスなど9カ国の児童文学研究所や団体からも続々と要望書が届いた。日本マンガ学会(呉智英会長)も「日本を代表する文化として注目されるマンガの創作・研究の支援はもとより、国内最高水準のマンガ・アーカイブである」との要望書を橋下徹大阪府知事に提出している。(大村治郎、小川雪) ●資料、死蔵の恐れ  〈佐藤宗子(もとこ)・千葉大教授(児童文学)の話〉 国際児童文学館が貸し出し中心の図書館に統合されれば、収集資料も死蔵される恐れが大きい。専門家のいる国際児童文学館がその資料を活用した展示会を巡回させたり、復刻本を作って販売したり、独自事業を進めることが大切ではないか。 URL:http://book.asahi.com/news/TKY200804260150.html *0412 ニュース博物館「ニュージアム」 ワシントンにオープン [朝日] 2008年04月12日11時49分  【ワシントン=勝田敏彦】ニュース報道に関するさまざまな資料や映像などを集め、メディア発達の歴史や報道の意義、最新技術を学べるニュースの総合博物館「ニュージアム」が11日、ワシントン中心部にオープンした。近くには米連邦議会議事堂やスミソニアン博物館などがあり、新しい観光名所になりそうだ。  ベルリンの壁の一部や、01年米同時多発テロ事件の現場で見つかった世界貿易センタービルの屋上アンテナなどのほか、それらを報じたメディアが展示されている。取材中に命を落としたジャーナリストを追悼する展示室には、87年に朝日新聞阪神支局で何者かに銃撃されて死亡した小尻知博記者(当時29)らの名前が記されている。  また朝日新聞を含む世界の新聞の1面紙面が展示されている。テレビ用のスタジオからは定期的に放送も行われる。  ニュージアムは、米大手メディアなどの肝いりで設立された財団が運営する。02年3月までワシントン近郊のバージニア州内にあったが、やや不便なこともあり、移設・拡大して再オープンした。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0412/TKY200804120079.html *0318 岡本太郎の巨大壁画、東京・渋谷へ [朝日] 2008年03月18日18時47分  芸術家の岡本太郎が、原爆の炸裂(さくれつ)した瞬間を描いた幅30メートル、高さ5.5メートルの巨大壁画「明日の神話」の恒久設置場所が、18日、東京都渋谷区に決まった。渋谷駅のJR線と京王井の頭線の間の連絡通路に展示される。所有する岡本太郎記念現代芸術振興財団が寄贈先を探すなか、渋谷区と広島市、大阪府吹田市が名乗りをあげ、争っていた。この日開かれた同財団の理事会で決まった。  選考理由について同財団は「1日30万人が行き交う場所で、施設や設置費の課題が解決済みであるなど、総合的に高い評価を得た」と説明。渋谷区の桑原敏武区長は「平和への想(おも)いを強く持ち、発信し続けることが私たちの使命と決意を新たにしている」とのコメントを出した。  「明日の神話」はメキシコで制作された後、行方不明になっていたが03年に見つかり、同財団が修復。「太陽の塔」とともに岡本太郎の代表作とされる。 URL:http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200803180299.html *0311 南京大虐殺記念館 入場者が100万人突破 [朝日] 2008年03月11日07時17分  中国江蘇省南京市にある「南京大虐殺記念館」が、昨年12月に規模を拡張し再オープンしてからの入場者数が100万人を超えた。85年の開館以来の通算入場者は1500万人。特に入場無料とした04年以降は急増しており、同館は「愛国主義教育基地の効能と作用を十分発揮している」としている。  同館によると、最高で1日10万8000人の入場者を記録。これまで日欧米など約50カ国の外国人約4600人も訪れ、日本人が最多だったという。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0311/TKY200803110007.html *0220 冬こそ動物園 旭山に続け、雪国で続々開園 [朝日] 2008年02月20日08時07分  冬の動物園は面白い――。独特の行動展示で人気を集める旭山動物園(北海道旭川市)の成功に刺激され、雪国の動物園が冬季開園に踏み切る例が相次いでいる。冬ならではの動物の姿が大きな魅力だ。近年の暖冬傾向が追い風になっているが、今冬は原油高の心配も出てきている。  富山市の富山市ファミリーパーク。祝日だった今月11日は晴天に恵まれ、気温は10度。残雪の残る園内は、この冬一番となる約5800人の親子連れらでにぎわった。  今冬から始めた「ペンギンのお散歩」は晴れた日には1000人以上が集まる大人気だった。ペンギンの繁殖シーズンになるため2月上旬で終わったが、問い合わせが多く9日からの3連休は特別に3羽のペンギンの「散歩」を復活させた。  同園は06年度に冬季開園を試行し、12月下旬~2月末に無料開園。2年目の今年度はすでに目標の2万5000人を超えた。  これまで冬に閉園していた理由は広い園内の除雪費。近年は暖冬が続き、除雪費用が抑えられるようになったという。  開園さえすれば冬の動物園は見どころがいっぱいだ。寒いと動物も動かなくなると思われがちだが、繁殖期を迎えて活発な姿を見せる動物も多い。冬毛になったニホンカモシカやニホンザルは写真愛好家の格好の被写体だ。山本茂行園長は「冬は動物も脂肪を蓄えて体格がよくなり、一番きれいに見えるときなんです」と話す。  秋田市大森山動物園も06年に「雪の動物園」を始めた。休園中の1、2月も土・日・祝日は開園し、料金も通常の大人500円を300円に。今冬は開園時間も1時間延ばした。晴れた日は千人以上が訪れ、「雪の中に動物がいる風景がきれい」と好評だ。  盛岡市動物公園も05年から、閉園中の2月に2日間、入場無料の特別開園を実施。2日間は採算を度外視して除雪する。今年も約30センチの積雪を取り除き、16、17日に開園。2日間の入園は昨年に続き4000人を超えた。夏の週末よりも多い人出だったという。  こうした流れを生んだのは旭山動物園の成功だ。90年に冬季開園を始めた。99年から通年営業し、「ペンギンの散歩」「水に飛び込むホッキョクグマ」などの企画を次々打ち出した。冬季来園者は99年度の約2万人から06年度は約75万人に。寒さの厳しい今年度も前年を超える勢いという。  とはいえ、心配なのは原油高。もともと暖かい地域に生息するキリンやライオンなどの動物は室温を20度ほどに暖める必要がある。多くの動物園は大型の重油ボイラーを使っており、値上がりの影響は避けられない。  通年営業する札幌市円山動物園は、例年なら年約7000万円の暖房費が今冬は1000万円ほど多くかかりそうだという。灯油ストーブを使う盛岡市動物公園も480万円と見込んだ燃料費が約660万円に達しそうだ。  日本動物園水族館協会の北村健一専務理事は「冬も動物を見せるのが動物園の使命。今後も各地で工夫した取り組みが出てくるでしょう」と話す。 URL:http://www.asahi.com/national/update/0218/TKY200802180487.html *0220 史上最高額の盗難絵画2点を発見 ゴッホとモネ [朝日] 2008年02月20日01時01分  スイス・チューリヒの美術館「ビュールレ・コレクション」で10日、ゴッホ、セザンヌ、ドガ、モネの大作計4点が盗まれた事件で、地元捜査当局は19日、ゴッホとモネの2点を発見した、と発表した。この事件は被害総額が1億8000万スイスフラン(約175億円)と推計され、世界の美術品盗難史上で最大規模の被害といわれていた。  現地からの報道によると、見つかったのはモネ「ベトゥイユ近辺のひなげし」とゴッホ「花咲くマロニエの枝」。18日、チューリヒ市内の精神科病院の駐車場に放置されていた車の後部座席にあったという。残るドガ「ルピック伯爵と娘たち」、セザンヌ「赤いチョッキの少年」は不明。  4点は、同館内に押し入った覆面の男3人に奪われていた。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0220/TKY200802190412.html *0212 被害総額175億円、ゴッホ、モネなど4点盗難 スイス [朝日] 2008年02月12日19時38分  スイス・チューリヒの美術館「ビュールレ・コレクション」で10日、ゴッホ、セザンヌ、ドガ、モネの大作計4点が盗まれた。地元警察は被害総額を1億8000万スイスフラン(約175億円)と試算。世界の美術品盗難史上で最大規模の被害となる見通し。ただ、あまりにも有名な絵であるため売却は不可能という。  4点は、モネ「ベトゥイユ近辺のひなげし」、ドガ「ルピック伯爵と娘たち」、ゴッホ「花咲くマロニエの枝」、セザンヌ「赤いチョッキの少年」。いずれも印象派、後期印象派を代表する傑作と評価されている。  現地からの報道では、覆面の男3人が夕刻館内に押し入り、武装した1人が職員を脅して地面に伏せさせている間に他の2人が展示室の絵を外し、車で逃げたという。  同館は、ドイツ出身の実業家エミール・ビュールレ氏(1890~1956)の自宅を収集品とともに公開。欧州有数の個人コレクションとして知られ、特に印象派の名作の宝庫といわれる。盗まれた4点は同館を代表する所蔵品だった。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0212/TKY200802120234.html *0119 鉄道博物館の入館者、60万人突破 さいたま [朝日] 2008年01月19日07時56分  鉄道博物館(さいたま市大宮区)の入館者数が18日、60万人を突破した。3月末までの目標を2カ月半も早く達成し、予想を上回る快走に関係者はほくほく顔だ。  この日も駅弁売り場や実物車両は大盛況。車両の中で弁当を広げた親子連れや、何度も訪れる熱烈な鉄道ファンが数字を押し上げているという。  地元のシンクタンクは初年の入場者を146万人と見立て、250億円以上の経済波及効果をはじき出す。「鉄道好きが埼玉経済の新たな波になる」 URL:http://www.asahi.com/national/update/0118/TKY200801180296.html *『動物園にできること』 [読売] 川端裕人 出版社:文藝春秋 発行:2006年3月 ISBN:4167662035 価格:¥690 (本体¥657+税)  大自然から切り離され、幸せな動物はいるか――。アメリカにある35か所の動物園をジャーナリストが巡り、答えを求めて旅した渾身(こんしん)のルポルタージュ。7年前の単行本に新たな1章を加えて文庫化した。  本来の生息地をできるだけ再現した「ランドスケープ・イマージョン」型の展示、飼育下にある動物の精神的健康の向上を試みる「エンリッチメント」。関係者に精力的な取材を行い、最前線の動物園の実情を紹介する。新たな章では旭山動物園をはじめ、日本の動物園の状況を加筆した。(文春文庫、657円) (2006年3月27日 読売新聞) URL:http://www.yomiuri.co.jp/book/bunko/20060327bk0c.htm
[[◎ミュージアムに行きたい07]] より続く #contents - 2chで話題のやつです+.(・∀・).+☆ http://ktjg.net/index.html -- 素人です (2011-11-21 17:08:23) #comment(vsize=2,nsize=20,size=40)   ↑ご自由にコメントをお書き下さい。 *130424 満蒙開拓民たちの軌跡展示 長野・阿智に全国初の記念館 [朝日]  【山田雄一】戦時下の満州(現中国東北部)に渡った開拓民たちの軌跡や証言を記録、展示する「満蒙開拓平和記念館」が、長野県南部の阿智村に完成し、24日、開館式があった。満蒙開拓に特化した施設は全国で初めて。国策で異境に移住し、多くの犠牲を生んだ史実を伝え、平和の尊さを訴えていく拠点だ。  満蒙開拓民は約27万人とされ、現地で亡くなったのは推計で7万8500人。長野県からは全国最多の3万3千人が渡り、その4人に1人は阿智村のある飯田・下伊那地域の出身だ。飯田日中友好協会(河原進会長)を母体とする一般社団法人が、7年前から開設の準備を進めてきた。  記念館は木造瓦ぶき平屋建ての437平方メートル。建設費の1億2千万円は一般寄付や林野庁、県などの補助で賄った。用地は阿智村が無償で貸与した。  現地での暮らしぶりや敗戦後に死者を多く出した逃避行と収容所生活、日本への引き揚げの様子を遺品、絵画、映像、写真の展示で再現した。体験者13人の証言が読めるコーナーや、中国残留孤児の帰国に尽力した阿智村ゆかりの故山本慈昭さんの資料もある。  開館式では、河原・初代館長が「史実を後世に伝え、平和を求めていく息の長い事業の舞台にようやく立つことができた」とあいさつし、阿部守一知事らが祝辞を述べた。元開拓団員の中島多鶴さん(87)=同県泰阜村=が「平和の誓い」を読み上げ、「いかなることがあっても戦争をしてはなりません」と訴えた。 *121002 赤れんが駅舎、創建時の威容再び JR東京駅、全面開業 [東京]  JR東京駅丸の内側の赤れんが駅舎が1日、5年に及ぶ保存・復元工事を終え全面開業した。1945年の大空襲で焼失した3階部分と南北のドーム屋根がそろい、大正期の創建当初の威容が首都中心部によみがえった。  駅舎は全長約335メートル、幅約20メートル、尖塔部を含む高さは約45メートル。明治建築界の第一人者辰野金吾が設計、14年に開業した。「辰野式」と呼ばれる、褐色の化粧れんがに白い花こう岩を帯状に配したデザインとビクトリア調のドームが特徴だ。屋根の一部は、東日本大震災で津波被害を受けた宮城県石巻市の雄勝産「天然スレート」を用いた。 (共同) *111024 法然・親鸞ゆかりのお宝ずらり 東京・上野で特別展 [朝日]  鎌倉仏教の二大宗祖を紹介する特別展「法然(ほうねん)と親鸞(しんらん) ゆかりの名宝」(朝日新聞社など主催)の開会式と内覧会が24日、東京・上野の東京国立博物館平成館で催された。一般公開は25日から。  国宝「阿弥陀二十五菩薩来迎図(あみだにじゅうごぼさつらいごうず)早来迎(はやらいごう)」(京都・知恩院蔵、11月13日まで公開)や、重要文化財「阿弥陀三尊坐像(さんぞんざぞう)」(神奈川・浄光明寺蔵)、2人直筆の著作と書状類など、各寺院などに伝わる第一級の美術品189件を通じて、2人の思想と生涯をひもとく。  今年は、浄土宗の宗祖法然の800回忌と、弟子で浄土真宗の宗祖親鸞の750回忌にあたる。その節目の年に、両宗派の全面的な協力を得て初めて合同展が実現した。 *0821 大阪「サントリーミュージアム天保山」が来年末で休館 [朝日] 2009年8月21日16時52分  サントリーホールディングスは21日、大阪市港区の「サントリーミュージアム天保山」を10年12月末で休館すると発表した。「厳しさを増す経営環境の中で、企業成長と社会貢献との適切な調和を図るため」としている。その後の施設の活用方法は、大阪市と協議中という。  94年11月に開館。絵画や工芸展を開くギャラリーのほか、3D映画が楽しめる「IMAXシアター」やカフェを併設し、サントリーの文化貢献活動に役立てられてきた。開館以来、入場者数は目標としていた年間150万人を毎年下回っており、08年度の入場者数は65万人だった。 *0422 「世界デジタル図書館」ユネスコなど開設 [朝日] 2009年4月22日6時14分  【パリ=飯竹恒一】国連教育科学文化機関(ユネスコ)などは21日、世界約20カ国の国立図書館など30以上の機関が所蔵する貴重な蔵書や資料をインターネット上で無料で閲覧できる「世界デジタル図書館」を開設した。貴重な情報の世界的共有とともに、先進国と途上国の間のデジタルデバイド(情報格差)の解消も狙う試みだ。  まずは千数百点の書籍や図版で開始。それぞれにアラビア語、中国語、英語、フランス語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語の7言語で解説が付されている。今後、各国の図書館は所蔵品のデジタル化などを進め、閲覧対象数を増やしていく計画だ。ホームページはhttp://www.wdl.org URL:http://www.asahi.com/international/update/0422/TKY200904220001.html *1024 新薬師寺の巨大な金堂跡出土 奈良時代で最大級 [朝日] 2008年10月24日1時18分  8世紀中ごろの奈良時代に建立された新薬師寺(奈良市)の金堂跡とみられる巨大な建物跡が、近くの奈良教育大構内で見つかった。同教育大が23日発表した。推定の大きさは東西54メートル、南北27メートルで、現存する東大寺大仏殿に匹敵する規模。これまで平城京の主要寺院で唯一不明だった新薬師寺の全体像を探る貴重な発見で、仏教を中心にした天平文化をうかがう手がかりにもなる。  現場は現在の新薬師寺の西約150メートル。同大学の校舎建て替えに伴う調査で、約1300平方メートルを発掘した。  凝灰岩の切り石を丁寧に積んだ当時としては最高級の「壇上積(だんじょうづみ)基壇」の一部で、底部を支える延石(のべいし)(または基壇の階段の石)が東西約10メートルにわたり出土。基壇の南東部分からも延石計約3.7メートルが発見された。地盤が弱い西端部分では柱穴が4カ所確認された。大きな地固め石を四角い穴(一辺2.7~2.9メートル)に十数個埋めて柱の礎石を支える堅固な工法だった。  これらの遺構から建物は、裳階(もこし)(飾り屋根)を含めた柱間(はしらま)が東西11間(54メートル)、南北6間(27メートル)と推定した。江戸時代再建(1709年)の現・東大寺大仏殿(東西57メートル、南北50.5メートル、高さ46.4メートル)に次ぐ規模。奈良時代の都・平城京で天皇が執務したとされ、現在、遺構を元に復元が進む大極殿(東西44メートル、南北19.5メートル)より大きい。今回の遺構は奈良時代では最大級で、新薬師寺の中心の金堂跡と判断した。  正倉院に残る絵地図「東大寺山堺四至図(さんがいししず)」(756年)にも、金堂にあたる「新薬師寺堂」が大仏殿より横長で描かれており、これが裏づけられた形だ。  新薬師寺は、東大寺を創建した聖武天皇(701~756)の病気平癒を祈り、当時の権力者、藤原不比等の娘の光明皇后が747年に創建した。しかし、現在は本堂(東西22.7メートル、南北14.9メートル)が残るだけ。他の建物は780(宝亀11)年の落雷や962(応和2)年の台風で失われたとされ、寺域は不明だった。  調査を担当した奈良教育大の金原正明准教授(環境考古学)は「権力者・藤原氏の出身で権勢を誇った光明皇后の政治力の大きさを具体的に知る、新たな手がかりになる」と話している。  現地説明会は10月25日(午前10時~正午、午後1~3時)と11月22日(午前10時~正午)。場所は奈良教育大学構内の北東隅で、駐車場はない。(編集委員・小滝ちひろ)      ◇  〈新薬師寺〉 東大寺の末寺である華厳宗の寺。現存する本堂(国宝、8世紀)は他の用途だった仏堂が転用されたものと考えられ、中央に直径9メートルの大きな円形須弥壇がある。本尊の木造の薬師如来坐像(ざ・ぞう)(国宝、8世紀末ごろ)を、怒りの表情をした塑像の十二神将像が囲む。天武天皇が7世紀に創建した薬師寺(奈良市)は法相宗で、別の寺。病気平癒など現世利益を祈る仏様として広く信仰を集め、各地に同名の薬師寺や薬師院がある。 ■一級の古代建築遺構  奈良文化財研究所・箱崎和久主任研究員(建築史)の話 新薬師寺にこれほどの規模のお堂があるとは想像していなかった。平城宮大極殿クラスなのは間違いなく、一級の古代建築遺構と言えるだろう。ただ、金堂の周りに回廊がとりついていたかどうかなど、現時点では不明な点も多く、今後調査が進むのを期待したい。 URL:http://www.asahi.com/culture/update/1023/OSK200810230084.html *1014 赤ちゃんシャチ生まれたよ!国内初、水族館生まれの親から [読売] 千葉県鴨川市の水族館「鴨川シーワールド」で、同館が10年前に国内で初めて人工繁殖に成功して生まれたシャチのラビーが、13日にオスの赤ちゃんを出産した。  赤ちゃんは、体長2メートル、体重160~180キロ(いずれも推定)。開園中に水槽内で生まれ、入園者たちから、「やったあ!」「かわいい!」と歓声が上がった。  水族館生まれのシャチが、赤ちゃんを産んだのは国内初。同館は「シャチの繁殖は難しく、まだ安心はできないが、元気に育ってほしい」と成長を見守っている。 (2008年10月14日17時07分 読売新聞) URL:http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20081014-OYT1T00304.htm *1015 応挙・若冲…江戸の書院、パリに再現 金刀比羅宮展開幕 [朝日] 2008年10月15日3時4分  【パリ=国末憲人】香川県の金刀比羅宮が所有するふすま絵や油彩画など147点を集めた「こんぴらさん―海の聖域―日本絵画の至宝」展(金刀比羅宮、朝日新聞社など主催)が14日、パリのフランス国立ギメ東洋美術館で開幕した。  会場となった同館地下の特別展示室には、円山応挙が描いた表書院の「虎の間」や「鶴の間」、伊藤若冲が描いた奥書院の「上段の間」などを再現。日本近代洋画の先覚者高橋由一の諸作品や、今回の展覧会をコーディネートした同宮文化顧問の美術家田窪恭治氏(59)が描いた「椿書院障壁画」などを含め、同宮が所蔵する16~21世紀の作品群を集めた。  同展開催に尽力した同館のジャリージュ前館長は、国を代表する芸術作品を海外に出すことに日本の文化行政当局が難色を示した逸話を披露。「繊細な作品を8週間にわたって展示できるのは、まさに例外的だ」と評価した。田窪氏は「フランスでも日本の浮世絵はよく知られているが、日本がつくりだした空間の美学を広く理解してもらいたい」と話した。  同展は、日仏交流150周年記念事業のメーンイベント。15日から一般公開され、12月8日まで開催される。 URL:http://www.asahi.com/international/update/1014/TKY200810140303.html *0724 レノンの手書き歌詞、8900万円で落札 [朝日] 2008年7月11日7時34分  元ビートルズ、故ジョン・レノンさんのソロ曲「平和を我等(われら)に」の手書き歌詞が10日、ロンドンでオークションに掛けられ、予想を大きく上回る42万1250万ポンド(約8900万円)で落札された。  競売商クリスティーズによると、白い1枚のカードに黒のフェルトペンで書かれた歌詞と当時の写真を合わせて、当初は20万-30万ポンド(約4200万-6300万円)程度で競り落とされると見積もられていた。落札者は明らかになっていない。  歌詞は1969年に、レノンさんが妻のオノ・ヨーコさんとともに、カナダ・モントリオールのホテルの一室で行った反戦運動「ベッド・イン」の最中に書いた。(時事) URL:http://www.asahi.com/culture/update/0711/JJT200807110003.html *0625 モネ「睡蓮」、86億円で落札 クリスティーズ 2008年6月25日10時39分  【ロンドン=土佐茂生】フランス印象派の巨匠クロード・モネ(1840~1926)の「睡蓮(すいれん)」(1919年)が、ロンドンのクリスティーズで24日夜、競売にかけられ、4092万ポンド(約86億円、手数料を含む)で落札された。クリスティーズによると、モネの絵画では史上最高額という。  この作品は、モネが晩年を過ごした仏ジベルニーの自宅の池を題材に描いた約200点のうちの一つ。事前に予想されていた落札額は1800万~2400万ポンド。AFP通信によると、最前列にいた身元不詳の女性が買ったという。  モネの作品では、ニューヨークのクリスティーズで先月落札された「アルジャントゥイユの鉄橋」(1873年)の4100万ドル(約44億2千万円)がこれまでの最高額だった。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0625/TKY200806250040.html *0617 ヒトラー寄贈のベンツも展示へ ネパール王宮が博物館に [朝日]  【ニューデリー=小暮哲夫】ネパール政府は15日、王制廃止に伴ってギャネンドラ元国王が退去したカトマンズの旧王宮を「王宮博物館」と改め、開館式を開いた。240年続いた旧王室代々の所蔵品を集め、2、3カ月後に一般公開を始める。  展示されるのは、ダイヤモンドやルビーをちりばめた王冠、歴代国王が使った笏(しゃく)などの所蔵品。1940年にドイツの独裁者ヒトラーが当時の国王に贈った高級車ベンツも、展示候補に挙がっている。政府はカトマンズ観光の目玉にしたい意向だ。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0617/TKY200806170044.html *0618 ゲバラの銅像、故郷アルゼンチンで完成…生誕から80年 [読売]  【リオデジャネイロ=小寺以作】キューバ革命の英雄、エルネスト・チェ・ゲバラ(1928~67年)の生誕80周年にあたる14日、故郷のアルゼンチン北部ロサリオでゲバラの銅像が初めて作られ、除幕式が行われた。  銅像は高さ約4メートル、重さ約3トン。寄付された約7万5000個の銅製の鍵などを溶かし、地元の彫刻家が作成した。スペイン国営EFE通信によると、除幕式には、ゲバラの長女アレイダさんがキューバから参加し、「父の思想を実践しなければ、像の意味がない」などと話した。  世界革命を夢見て武力闘争に身を投じたゲバラに対し、アルゼンチンでは「狂信的」として批判する声も強い。だが、2003年以降はキルチネル、フェルナンデスと左派政権が続き、ゲバラを再評価する動きも出ている。 (2008年6月15日20時20分 読売新聞) URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080615-OYT1T00442.htm *0613 凝縮の仏教空間 「法隆寺金堂展」14日開幕 [朝日]  奈良・法隆寺金堂の仏教空間を再現展示する「国宝 法隆寺金堂展」(奈良国立博物館、法隆寺、朝日新聞社主催)が14日、奈良市の同博物館で開幕する。13日には開会式と内覧会があり、関係者ら約800人が国内最古の四天王像(国宝)や12面の巨大な再現壁画などを見て回った。  開会式では同館の湯山賢一館長、法隆寺の大野玄妙管長、朝日新聞社の秋山耿太郎社長がテープカット。湯山館長が「日本仏教の黎明(れいめい)期が凝縮された金堂をゆったりした場所に再現した。仏像や壁画の細部もご覧いただきたい」などとあいさつした。その後会場で、法隆寺の僧侶らによる開幕法要が営まれた。  参観者は、四天王・広目天(こうもくてん)像や多聞天(たもんてん)像、2カ所の大型ディスプレー(高さ4.5メートル、幅16.5メートル)に配置された再現壁画などをじっくりと鑑賞していた。  同展は、仏像群を安置する金堂内陣の須弥壇(しゅみだん)の修理に合わせて実現。四天王像のほか、釈迦三尊像の台座と薬師如来坐(ざ)像の台座(いずれも国宝)、阿弥陀如来像、金堂内陣旧壁画の飛天図(いずれも重要文化財)など計30点を展示する。7月21日まで。  初日は午後1時半から、同館講堂で公開講座がある。中の間天蓋(てんがい)(7世紀後半)の年輪年代測定について、奈良文化財研究所の光谷拓実・客員研究員が報告する。 URL:http://www.asahi.com/culture/update/0613/OSK200806130066.html *0606 改定社会教育法が成立 改悪教基法具体化 共産党は反対 [赤旗]  改定社会教育関連三法(社会教育法、博物館法、図書館法)が四日の参院本会議で、自民、公明、民主、社民各党の賛成で可決、成立しました。日本共産党は反対しました。  同法は、改悪教育基本法を具体化するもの。行政に都合のいい価値観が公民館などの事業に持ち込まれ、社会教育の自由・自主性が奪われる恐れがあります。  公民館や図書館などの条件整備を盛り込まず、逆に各施設に経営効率や集客などの「運営評価」の努力義務を課します。施設のリストラにつながると批判されています。 URL:http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-06-05/2008060502_06_0.html *0529 毛沢東の大肖像画は130億円? ウォーホル作、最高額 [朝日] 2008年05月29日08時59分  米画家アンディ・ウォーホル作の毛沢東肖像画(高さ4.48メートル、幅3.46メートル)がクリスティーズ香港を通じて売却されることになった。公開オークションではなく、希望者との交渉で譲渡される。売却額は1億2500万米ドル(約130億円)と予想され、ウォーホルの作品としては過去最高の落札額となる見込み。 130億円での売却が予想されるアンディ・ウォーホル作の毛沢東肖像画=香港、奥寺写す  クリスティーズによると、所有者は欧州の収集家。世界に4枚ある同サイズの肖像画のうち3枚は欧米の美術館で展示されており、市場に流通しうるのはこの1枚だけだという。ウォーホルは、マリリン・モンローやチャールズ皇太子ら有名人の肖像を描いたことで知られ、72年のニクソン訪中にあわせて毛沢東の肖像も描いた。この作品は73年作。(香港=奥寺淳) URL:http://www.asahi.com/international/update/0528/TKY200805280310.html *0515 村上隆氏のフィギュア、約16億円で落札 [朝日] 2008年05月15日15時06分  現代美術家の村上隆さんの立体作品「マイ・ロンサム・カウボーイ」が14日夜(日本時間15日)、競売会社サザビーズがニューヨークで開いたオークションで1516万ドル(約16億円、手数料込み)で落札された。村上さんの作品の落札額としては、過去最高額となる。これまでは、今年4月にロンドンで落札された立体作品「パンダ」の272万ドルが、最高額だった。  この作品は、裸の男性のフィギュアで、高さ254センチ。1998年に制作された。出品者、落札者、ともに公表されていない。落札予想額は、300万~400万ドルだった。 URL:http://www.asahi.com/culture/update/0515/TKY200805150152.html *0515 フロイトの孫の裸婦像、35億円で落札…現存作家で最高額 [読売]  【ニューヨーク支局】英国の美術家ルシアン・フロイド氏(85)の裸婦像が13日、競売にかけられ、3360万ドル(約35億3700万円)で落札された。  競売商クリスティーズによると、生きている作家の作品としては、史上最高の額という。この作品は、1995年に描かれた「眠る給付金管理者」。これまでの最高額は、昨秋に競り落とされた彫刻についた2360万ドルだった。落札者は明らかにされていない。フロイド氏は、ユダヤ人精神分析学者フロイトの孫。ベルリンに生まれ、ナチスを逃れて英国に移住した。 (2008年5月15日01時38分 読売新聞) URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080514-OYT1T00531.htm *0509 1300年の時空超え キトラ公開始まる [朝日] 2008年05月09日18時43分  奈良県明日香村の特別史跡・キトラ古墳(7世紀末~8世紀初め)石室に描かれた十二支像壁画「子(ね)・丑(うし)・寅(とら)」の一般向け特別公開が9日、同村の奈良文化財研究所飛鳥資料館で始まった。午前9時の開館前から、全国の古代史ファン101人が列をつくるなど、初日だけで約1500人が来場。右手に武器のようなものを持ち、長いワンピース風の衣装を着たユーモラスな「獣頭人身像」を熱心に見学した。25日まで。  歴史好きな仲間9人と2泊3日の旅行で来た埼玉県川口市の会社員斉藤利江さん(59)は「1300年の時空を一気に超えたようで感動した。書物で古代を勉強するのとは違い、心に直接響いた。百聞は一見にしかずです」とほほ笑んだ。  十二支像は下地の漆喰(しっくい)の剥落(はくらく)などが進み、保存・修理のため04年8月から取り外しが始まった。これまでに6体を確認している。同古墳の壁画公開は06年の「白虎」、07年の「玄武」に続き3回目。  特別公開は文化庁、同資料館主催、奈良県、明日香村など共催、朝日新聞社後援。一般500円、高校・大学生300円、中学生以下無料。期間中は無休。開館時間は午前9時~午後6時(10、17、24日は午後9時まで)。問い合わせはキトラりんりんダイヤル(050・7105・5355、午前9時~午後5時)へ。 URL:http://www.asahi.com/culture/update/0509/OSK200805090051.html *0507 ポスター・雑誌広告で戦後たどる 東京、印刷博物館 [朝日] 2008年05月07日14時57分  戦後デザインの基礎となったポスターや雑誌広告を紹介する「1950年代日本のグラフィック」展が、東京都文京区の印刷博物館で開かれている。展示は3部構成となっており、懐かしいパッケージや雑誌の表紙など約500点から、当時のデザイナーたちの活動と時代状況をたどることができる。  「もはや戦後ではない」と経済白書が宣言し、石原慎太郎の『太陽の季節』が芥川賞を受賞したのが1956年。60年代の本格的な経済成長を前に、消費生活や文化活動を促す手段として、グラフィックデザインは発展した。  第1部の「生活をゆたかに」では、「ヒゲタしょうゆ」のポスター(54年)のように、調味料や化粧品など身近な消費にかかわる作品を展示している。家電製品の性能テストなど独自の編集姿勢を持つ雑誌「暮しの手帖」をはじめ、雑誌の表紙デザインも多彩だ。  第2部の「グラフィックデザインとは」には、「明治チョコレート」のポスター(55年)や各種展覧会の資料が集められ、デザインに対する認識が急速に高まっていった世相がわかる。  第3部「メイド・イン・ジャパン」では、海外誌での日本人デザイナーの紹介記事や、海外のデザイナーに依頼したたばこ「ピース」のパッケージなどで、デザインの国際化を確認できる。  いずれも懐かしく、かつ時代の諸相を証言するデザイン群だ。月曜休館(7日は休館)。7月6日まで(03・5840・2300)。(秋山亮太) URL:http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200805070098.html *0504 デジタルで変わる美術館 新たな見せ方、本物と違う発見 [朝日] 2008年05月04日22時22分  ずらりと並ぶ古今東西の名画はすべて精巧な複製品で、専用レンズを向ければ過去の修復跡まで浮かび上がる。そんな時代が、もうそこまできている。発展し続けるデジタル技術の助けを借りて、美術館や博物館が新しい鑑賞スタイルを模索している。  ■陶器の修復、映像で  午後4時半、東京・五反田の大日本印刷(DNP)。パリと東京を結ぶテレビ会議が始まった。通訳を交えた議論は5時間続くこともある。ルーブル美術館とDNPの共同プロジェクト「ミュージアムラボ」のスタッフたちだ。  ルーブルが2年後に開設するイスラム展示室や、北フランス分館の新しい展示方法を共同研究しており、作品の魅力や背景を深く伝えるデジタル技術の使い方を話し合う。  「ミュージアムラボ」は06年に始まり、成果をすでに4回発表した。最近は、9世紀のイスラム陶器にカメラ付きのパソコンを向けると、修復の様子が分かる映像を、陶器に重ねてパソコン画面に映し出す技術を実用化した。  ルーブルのアンリ・ロワレット館長は、「最新のデジタル技術が美術品の理解にどのように役立つか。それを世界の美術館に先駆けて実験している。鑑賞の新しい基準を作りたい」と話す。  「門外不出」級の作品を所蔵する外国の美術館が日本企業を頼る例は後を絶たない。作品の劣化を防ぐには、展示を制限せざるを得ないが、複製なら気兼ねなく展示できる。企業にとっても美術品は、自社技術の発揮・宣伝の対象として最適だ。  イタリア・フィレンツェのウフィツィ美術館は、日立製作所と組んで「受胎告知」を含むレオナルド・ダ・ヴィンチの3作品のデジタル画像を制作。3点とも昨年、東京・上野のダ・ヴィンチ展で展示された。日立はフィレンツェ大学と共同で他の作品のデジタル化にも取り組んでいる。  プロジェクトを率いる日立の森岡隆行さんは「イタリアの学会で成果を発表したら、高精細画像で見てこそ分かる、新しい発見があると指摘された」と話す。  ■館外へ飛び出す複製  最新のデジタル技術で複製した名画や名品は、美術館の外に飛び出していく。  先月21日までイタリア・ミラノで開かれた世界最大規模のデザイン見本市「ミラノ・サローネ」には、日本の国宝級の名画が展示された。「松林図屏風」(東京国立博物館蔵、国宝)と「八橋図屏風」(メトロポリタン美術館蔵)、「老梅図襖」(同)の3点で、いずれもキヤノンの大判プリンターで原寸大に印刷し、金箔(きんぱく)の加工や表装を施した複製品だ。  京都国際文化交流財団がキヤノンと3カ年計画で進める「文化財未来継承プロジェクト」の第1期の成果で、その活用はオリジナルを所蔵していた博物館などに任せている。  今年3月末にはモネの「睡蓮」など国立西洋美術館(東京・上野)が所蔵する名画約20点の複製がエプソンの技術協力で出力され、六本木の東京ミッドタウンで展示された。  青柳正規館長は「どんな名作も、混雑した館内で遠くから見たら本物のオーラを感じられない。デジタル技術を使えば、作品を拡大し、画家が得意な色を強調することもできる。本物では見落としてしまうところを新発見することもあるんです」と言う。同館は独立行政法人となって8年目。予算は減っているが、「座して暗く沈んでいてもしょうがない。デジタルで観客層を広げたい」。  円山応挙の障壁画を複製した「応挙館」がある東京国立博物館の金子啓明特任研究員は「複製は、迫力で本物に及ばないが、一年中展示でき、近づいても、強い照明をあててもいい。教育的効果は大きい」と指摘する。(秋山亮太、古賀太) URL:http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200805040163.html *0503 多摩動物公園で新施設「アジアの沼地」 [朝日] 2008年05月03日01時59分  5日に開園50周年を迎える多摩動物公園(東京都日野市)に新施設「アジアの沼地」が完成し、1日午後から一般公開された。  広さは2ヘクタール。実際の生息環境に近い状態をめざし、アジアの水辺に生息する動物を中心に展示する。インドサイが豪快に駆け回る姿や、水につかっている水牛を見ることができる。コウノトリやトキなどの水辺の鳥を間近に見られる「ウォークインバードケージ」もあるが、まだ鳥が飼育環境に慣れていないため、5月中は入場制限がある。アジアの沼地は2年かけて10億円で整備された。 URL:http://www.asahi.com/science/update/0501/TKY200805010050.html *0426 大阪の児童文学館に廃止案 国内最多の70万点所蔵 [朝日] 2008年04月26日  誰もがきっと親しんだ児童書やマンガ。貴重な古書から新刊まで国内最多の約70万点を集め、こども文化を総合的に研究している施設があるのをご存じだろうか。大阪府立国際児童文学館(吹田市)。いま、府の行財政改革の荒波にもまれ、がけっぷちに立っている。 「日本一ノ画噺」は専用の本箱も保管  同館は1984年5月に開館。明治以降の国内外の児童書、雑誌、マンガ、紙芝居など約70万点を所蔵する。国会図書館にもない巌谷小波(いわや・さざなみ)の「日本一ノ画噺(えばなし)」(明治末~大正初)35冊の全揃(そろ)いや、日本初の子ども向け漫画誌とされる「少年パック」創刊号(1907年)など、貴重な資料もある。  図書館は本だけを保存することが多いが、ここでは箱、カバー、帯を含めて刊行時の状態で永久保存し、文化財のように後世へ伝える。それで出版社も新刊を寄贈してくれる、と向川幹雄館長は話す。  『日本児童文学大事典』の刊行、子ども向け図書検索システムの構築や、「おはなし会」の開催など子どもと本をつなぐ実践にも力を入れる。東京・上野に00年開館した、国立国会図書館国際子ども図書館も約30万点の資料があるが、地域に根ざした活動は「国際児童文学館ならでは」と研究者も感心する。  マンガミュージアムの先駆けでもある。06年開館の京都国際マンガミュージアムは「単行本は作者名順、雑誌は誌名ごとに並べるなど、分類法や運営を参考にさせてもらった」(表智之研究員)。「少年ジャンプ」「少女フレンド」などの少年・少女マンガ誌は、創刊号からほぼすべてそろう。付録ごと保存するのは「全国でここだけでは」と、マンガ評論家の村上知彦さんは話す。  ところが、この児童文学館を「廃止」し府立中央図書館(東大阪市)に「機能を移設」する大阪府改革プロジェクトチーム案が発表された。資料と専門家がそろった研究機関でもある同館を役割が違う図書館内に移せば、機能を果たせなくなると心配されている。  「こんなことなら、滋賀県にすれば良かった」  79年、蔵書約12万点を寄贈し、同館の基礎をつくった児童文学者の鳥越信さん(78)は嘆く。学生時代から食事を抜き、電車賃を浮かして集めたものだから「研究機関や資料館をつくってくれるところに」と全国の自治体や大学、企業に呼びかけた。最後まで競ったのが滋賀県と大阪府。滋賀県は武村正義知事(当時)が自宅まで訪ねてくるなど熱心だったが、大阪府幹部に「滋賀県にとって1億円は大金だが大阪府にははした金。寄らば大樹の陰ですよ」と言われ、迷った末に決めた経緯がある。  同館の存続を求めて「大阪国際児童文学館を育てる会」が始めた署名活動には3万8395人分が集まり、文化人有志の要望書には谷川俊太郎、松谷みよ子、江國香織の各氏ら56人が真っ先に参加。日本児童文学者協会(那須正幹会長)のほか、フィンランド、スウェーデン、イギリス、フランス、中国、韓国、スイスなど9カ国の児童文学研究所や団体からも続々と要望書が届いた。日本マンガ学会(呉智英会長)も「日本を代表する文化として注目されるマンガの創作・研究の支援はもとより、国内最高水準のマンガ・アーカイブである」との要望書を橋下徹大阪府知事に提出している。(大村治郎、小川雪) ●資料、死蔵の恐れ  〈佐藤宗子(もとこ)・千葉大教授(児童文学)の話〉 国際児童文学館が貸し出し中心の図書館に統合されれば、収集資料も死蔵される恐れが大きい。専門家のいる国際児童文学館がその資料を活用した展示会を巡回させたり、復刻本を作って販売したり、独自事業を進めることが大切ではないか。 URL:http://book.asahi.com/news/TKY200804260150.html *0412 ニュース博物館「ニュージアム」 ワシントンにオープン [朝日] 2008年04月12日11時49分  【ワシントン=勝田敏彦】ニュース報道に関するさまざまな資料や映像などを集め、メディア発達の歴史や報道の意義、最新技術を学べるニュースの総合博物館「ニュージアム」が11日、ワシントン中心部にオープンした。近くには米連邦議会議事堂やスミソニアン博物館などがあり、新しい観光名所になりそうだ。  ベルリンの壁の一部や、01年米同時多発テロ事件の現場で見つかった世界貿易センタービルの屋上アンテナなどのほか、それらを報じたメディアが展示されている。取材中に命を落としたジャーナリストを追悼する展示室には、87年に朝日新聞阪神支局で何者かに銃撃されて死亡した小尻知博記者(当時29)らの名前が記されている。  また朝日新聞を含む世界の新聞の1面紙面が展示されている。テレビ用のスタジオからは定期的に放送も行われる。  ニュージアムは、米大手メディアなどの肝いりで設立された財団が運営する。02年3月までワシントン近郊のバージニア州内にあったが、やや不便なこともあり、移設・拡大して再オープンした。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0412/TKY200804120079.html *0318 岡本太郎の巨大壁画、東京・渋谷へ [朝日] 2008年03月18日18時47分  芸術家の岡本太郎が、原爆の炸裂(さくれつ)した瞬間を描いた幅30メートル、高さ5.5メートルの巨大壁画「明日の神話」の恒久設置場所が、18日、東京都渋谷区に決まった。渋谷駅のJR線と京王井の頭線の間の連絡通路に展示される。所有する岡本太郎記念現代芸術振興財団が寄贈先を探すなか、渋谷区と広島市、大阪府吹田市が名乗りをあげ、争っていた。この日開かれた同財団の理事会で決まった。  選考理由について同財団は「1日30万人が行き交う場所で、施設や設置費の課題が解決済みであるなど、総合的に高い評価を得た」と説明。渋谷区の桑原敏武区長は「平和への想(おも)いを強く持ち、発信し続けることが私たちの使命と決意を新たにしている」とのコメントを出した。  「明日の神話」はメキシコで制作された後、行方不明になっていたが03年に見つかり、同財団が修復。「太陽の塔」とともに岡本太郎の代表作とされる。 URL:http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200803180299.html *0311 南京大虐殺記念館 入場者が100万人突破 [朝日] 2008年03月11日07時17分  中国江蘇省南京市にある「南京大虐殺記念館」が、昨年12月に規模を拡張し再オープンしてからの入場者数が100万人を超えた。85年の開館以来の通算入場者は1500万人。特に入場無料とした04年以降は急増しており、同館は「愛国主義教育基地の効能と作用を十分発揮している」としている。  同館によると、最高で1日10万8000人の入場者を記録。これまで日欧米など約50カ国の外国人約4600人も訪れ、日本人が最多だったという。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0311/TKY200803110007.html *0220 冬こそ動物園 旭山に続け、雪国で続々開園 [朝日] 2008年02月20日08時07分  冬の動物園は面白い――。独特の行動展示で人気を集める旭山動物園(北海道旭川市)の成功に刺激され、雪国の動物園が冬季開園に踏み切る例が相次いでいる。冬ならではの動物の姿が大きな魅力だ。近年の暖冬傾向が追い風になっているが、今冬は原油高の心配も出てきている。  富山市の富山市ファミリーパーク。祝日だった今月11日は晴天に恵まれ、気温は10度。残雪の残る園内は、この冬一番となる約5800人の親子連れらでにぎわった。  今冬から始めた「ペンギンのお散歩」は晴れた日には1000人以上が集まる大人気だった。ペンギンの繁殖シーズンになるため2月上旬で終わったが、問い合わせが多く9日からの3連休は特別に3羽のペンギンの「散歩」を復活させた。  同園は06年度に冬季開園を試行し、12月下旬~2月末に無料開園。2年目の今年度はすでに目標の2万5000人を超えた。  これまで冬に閉園していた理由は広い園内の除雪費。近年は暖冬が続き、除雪費用が抑えられるようになったという。  開園さえすれば冬の動物園は見どころがいっぱいだ。寒いと動物も動かなくなると思われがちだが、繁殖期を迎えて活発な姿を見せる動物も多い。冬毛になったニホンカモシカやニホンザルは写真愛好家の格好の被写体だ。山本茂行園長は「冬は動物も脂肪を蓄えて体格がよくなり、一番きれいに見えるときなんです」と話す。  秋田市大森山動物園も06年に「雪の動物園」を始めた。休園中の1、2月も土・日・祝日は開園し、料金も通常の大人500円を300円に。今冬は開園時間も1時間延ばした。晴れた日は千人以上が訪れ、「雪の中に動物がいる風景がきれい」と好評だ。  盛岡市動物公園も05年から、閉園中の2月に2日間、入場無料の特別開園を実施。2日間は採算を度外視して除雪する。今年も約30センチの積雪を取り除き、16、17日に開園。2日間の入園は昨年に続き4000人を超えた。夏の週末よりも多い人出だったという。  こうした流れを生んだのは旭山動物園の成功だ。90年に冬季開園を始めた。99年から通年営業し、「ペンギンの散歩」「水に飛び込むホッキョクグマ」などの企画を次々打ち出した。冬季来園者は99年度の約2万人から06年度は約75万人に。寒さの厳しい今年度も前年を超える勢いという。  とはいえ、心配なのは原油高。もともと暖かい地域に生息するキリンやライオンなどの動物は室温を20度ほどに暖める必要がある。多くの動物園は大型の重油ボイラーを使っており、値上がりの影響は避けられない。  通年営業する札幌市円山動物園は、例年なら年約7000万円の暖房費が今冬は1000万円ほど多くかかりそうだという。灯油ストーブを使う盛岡市動物公園も480万円と見込んだ燃料費が約660万円に達しそうだ。  日本動物園水族館協会の北村健一専務理事は「冬も動物を見せるのが動物園の使命。今後も各地で工夫した取り組みが出てくるでしょう」と話す。 URL:http://www.asahi.com/national/update/0218/TKY200802180487.html *0220 史上最高額の盗難絵画2点を発見 ゴッホとモネ [朝日] 2008年02月20日01時01分  スイス・チューリヒの美術館「ビュールレ・コレクション」で10日、ゴッホ、セザンヌ、ドガ、モネの大作計4点が盗まれた事件で、地元捜査当局は19日、ゴッホとモネの2点を発見した、と発表した。この事件は被害総額が1億8000万スイスフラン(約175億円)と推計され、世界の美術品盗難史上で最大規模の被害といわれていた。  現地からの報道によると、見つかったのはモネ「ベトゥイユ近辺のひなげし」とゴッホ「花咲くマロニエの枝」。18日、チューリヒ市内の精神科病院の駐車場に放置されていた車の後部座席にあったという。残るドガ「ルピック伯爵と娘たち」、セザンヌ「赤いチョッキの少年」は不明。  4点は、同館内に押し入った覆面の男3人に奪われていた。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0220/TKY200802190412.html *0212 被害総額175億円、ゴッホ、モネなど4点盗難 スイス [朝日] 2008年02月12日19時38分  スイス・チューリヒの美術館「ビュールレ・コレクション」で10日、ゴッホ、セザンヌ、ドガ、モネの大作計4点が盗まれた。地元警察は被害総額を1億8000万スイスフラン(約175億円)と試算。世界の美術品盗難史上で最大規模の被害となる見通し。ただ、あまりにも有名な絵であるため売却は不可能という。  4点は、モネ「ベトゥイユ近辺のひなげし」、ドガ「ルピック伯爵と娘たち」、ゴッホ「花咲くマロニエの枝」、セザンヌ「赤いチョッキの少年」。いずれも印象派、後期印象派を代表する傑作と評価されている。  現地からの報道では、覆面の男3人が夕刻館内に押し入り、武装した1人が職員を脅して地面に伏せさせている間に他の2人が展示室の絵を外し、車で逃げたという。  同館は、ドイツ出身の実業家エミール・ビュールレ氏(1890~1956)の自宅を収集品とともに公開。欧州有数の個人コレクションとして知られ、特に印象派の名作の宝庫といわれる。盗まれた4点は同館を代表する所蔵品だった。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0212/TKY200802120234.html *0119 鉄道博物館の入館者、60万人突破 さいたま [朝日] 2008年01月19日07時56分  鉄道博物館(さいたま市大宮区)の入館者数が18日、60万人を突破した。3月末までの目標を2カ月半も早く達成し、予想を上回る快走に関係者はほくほく顔だ。  この日も駅弁売り場や実物車両は大盛況。車両の中で弁当を広げた親子連れや、何度も訪れる熱烈な鉄道ファンが数字を押し上げているという。  地元のシンクタンクは初年の入場者を146万人と見立て、250億円以上の経済波及効果をはじき出す。「鉄道好きが埼玉経済の新たな波になる」 URL:http://www.asahi.com/national/update/0118/TKY200801180296.html *『動物園にできること』 [読売] 川端裕人 出版社:文藝春秋 発行:2006年3月 ISBN:4167662035 価格:¥690 (本体¥657+税)  大自然から切り離され、幸せな動物はいるか――。アメリカにある35か所の動物園をジャーナリストが巡り、答えを求めて旅した渾身(こんしん)のルポルタージュ。7年前の単行本に新たな1章を加えて文庫化した。  本来の生息地をできるだけ再現した「ランドスケープ・イマージョン」型の展示、飼育下にある動物の精神的健康の向上を試みる「エンリッチメント」。関係者に精力的な取材を行い、最前線の動物園の実情を紹介する。新たな章では旭山動物園をはじめ、日本の動物園の状況を加筆した。(文春文庫、657円) (2006年3月27日 読売新聞) URL:http://www.yomiuri.co.jp/book/bunko/20060327bk0c.htm

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示:
目安箱バナー