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[[●欧州07]] より続く 最新の情報は、[[●欧州]] へ #contents - ホテル行く前に外で2発イカせてもらいますた! http://ston.mlstarn.com/2481849 -- てれれん (2009-06-02 22:51:27) - セフしさまさまだなwマジ天国www &br() &br()http://sersai%2ecom/hosakimenma/28497612 -- 大日にょ来 (2009-06-06 00:18:18) #comment(vsize=2,nsize=20,size=40)   ↑ご自由にコメントをお書き下さい。 *0820 MDの迎撃基地設置で協定 米とポーランドが調印 [朝日] 2008年8月20日20時0分  【ベルリン=金井和之】ワルシャワ訪問中のライス米国務長官と、シコルスキ・ポーランド外相は20日、東欧に計画するミサイル防衛(MD)システムの迎撃ミサイル基地をポーランドに設置する協定に調印した。  MD計画にはロシアが強く反発しており、グルジア情勢をめぐってあつれきが続く米国との緊張関係の一層の悪化が避けられない情勢だ。  調印後の会見でライス氏は「MDは純粋な防衛であり、誰かに向けられたものではない。このシステムは21世紀の脅威への回答だ」と話した。米国は協定に基づき、迎撃ミサイル10基をポーランド北部に配備する。両国はまた、ポーランドに地対空誘導弾パトリオットミサイルを運用する米軍の中隊を展開し、ポーランド軍の近代化を支援するなどとした「戦略協力宣言」を発表した。  ポーランドのトゥスク首相は昨年の就任以来、カチンスキ前政権が推進したMD施設の受け入れに対し、慎重姿勢を貫いてきた。しかしロシアとグルジアの軍事衝突により、冷戦下に旧ソ連の影響下にあったポーランドは、ロシアの脅威を改めて実感。米国の保護の下に自国を位置づけることで、自国の安全保障を確立する道を選択することにした。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0820/TKY200808200287.html *0614 EU各国、「リスボン条約」否決に衝撃と落胆 [朝日] 2008年6月14日13時55分  【ブリュッセル=井田香奈子、ウィーン=関本誠、ベルリン=金井和之】アイルランドが、13日開票された国民投票で欧州連合(EU)の新基本条約「リスボン条約」を否決したことは、加盟各国に衝撃を与えた。統合推進派の国から次々と落胆の声が上がる一方、EUの権限拡大に懐疑的な一部の国からはアイルランドをたたえる声も出た。  欧州統合の牽引(けんいん)役であるドイツのメルケル首相とフランスのサルコジ大統領は「大変残念だ」とする共同声明を発表。「他の加盟国が批准作業を進めていくことを望む」と各国に呼びかけた。  EU議長国・スロベニアのヤンシャ首相は「アイルランド国民の民主的な声は尊重するが、結果は極めて遺憾で失望した」と述べ、シュタインマイヤー独外相は「このように後退したことに失望している」との声明を出し、落胆を隠さなかった。  イタリアのナポリターノ大統領は「一国の有権者の半分以下で、しかも人口でもEUの1%に満たない数の人々の決定(反対)によって、かけがえのない改革が止められてしまうことがあってはならない」と述べ、「小国の反乱」への不快感をのぞかせた。  一方、EUに批判的な発言で知られるチェコのクラウス大統領は声明で「リスボン条約の企てはきょうで終わりだ。批准(手続き)を続けることはできない。エリート主義的な欧州の官僚支配に対する自由と理性の勝利だ」とした。大国主導、本部があるブリュッセル中心のEU運営が加速することへの不満をぶちまけたかたちだが、EUへの懐疑はチェコだけでなく一部加盟国に根強くある。  EUは19、20両日にブリュッセルで開く首脳会議で対応を協議するが、アイルランドの否決をきっかけに、統合への考え方の違いが表面化する可能性もある。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0614/TKY200806140142.html *0614 アイルランド国民投票、EU条約を否決 欧州統合は停滞 [朝日] 2008年6月14日1時18分  【ダブリン=土佐茂生、ブリュッセル=井田香奈子】欧州連合(EU)の機構としてのあり方を定める新基本条約「リスボン条約」批准の可否を問うアイルランドの国民投票が13日開票され、反対53.4%、賛成46.6%の反対多数で否決された。条約発効には全加盟国の批准が必要なため、機構改革をへた新体制下の欧州統合は停滞を余儀なくされる。  単一通貨ユーロを導入し、経済統合が急速に進む一方で、加盟国数が27カ国にまで増えたEUは、経済政策をたばねるだけでなく、外交や安全保障、地球環境などグローバル化する諸問題に一体的に対応するため、政治統合も強める必要に迫られていた。  リスボン条約はそのために意思決定手続きの簡素化や常任議長(大統領に相当)、外務・安全保障上級代表(外相に相当)ポストの設置、欧州委員(閣僚に相当)の数を減らすことによる行政機構のスリム化など機構改革を目指していた。今後、機構改革を進めるには、新たに条約を作り直すか、条文を変えない範囲でアイルランドの要望に応じ、同国に再度の国民投票を求めるしかない。  国民投票の投票率は53%だった。同国では、超党派で批准賛成を国民に呼びかけてきたが、EUの機構問題は市民生活からは遠くてわかりにくいうえ、「EUの強大化で主権が脅かされる」とのイメージが先行し、警戒感が前面に出たようだ。  EUのバローゾ欧州委員会委員長はブリュッセルで記者会見し、「国民投票の結果を尊重する」と述べたが、「アイルランドの否決はEUが現在、抱える問題の解決にはならない」とも話し、まだ意思を示していない8カ国での批准手続きを求める考えを示した。  EU加盟国は04年、リスボン条約と同趣旨の「憲法条約」に合意したが、05年にフランスとオランダの国民投票で否決され、未発効に終わった。「再挑戦」となるリスボン条約は昨年12月に各国首脳が署名。09年1月の発効を目指していた。アイルランドを除く26カ国は、05年の経験から、国民投票はせずに議会で批准を決めることにし、すでに18カ国が批准か批准承認を終えている。アイルランドは、自国の憲法規定で、国民投票をしなければならなかった。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0613/TKY200806130321.html *0510 反移民・反EU イタリア新政権、いきなり右旋回 [朝日] 2008年05月10日17時30分  【ローマ=喜田尚】イタリアのベルルスコーニ新政権が早くも「右旋回」の気配だ。内閣は8日就任式を終えたが、01~06年の前回中道右派政権中に過激な反移民、反イスラム教の言動で辞任させられた元閣僚が復帰するなど地域主義政党「北部同盟」が影響力を拡大した。経済でも欧州連合(EU)の政策を疑問視する閣僚が多く、あつれきが懸念される。  21人の閣僚中、北部同盟は4人だが、ボッシ党首が選挙制度改革や党是の連邦制実現を担う制度改革相に就任。第2の重鎮マロニ氏が内相に就くなど要職を握った。  政権はベルルスコーニ首相の「フォルツァ・イタリア」と国民同盟の2党による「自由の国民」に北部同盟が加わる構成。中道連合が離脱し、右派色が強まった。  波紋を呼ぶのは行政改革担当相のカルデロリ氏だ。前回ベルルスコーニ政権で制度改革相だった06年2月、デンマーク紙が預言者ムハンマドの風刺漫画を掲載しイスラム世界で抗議が広がった際、その漫画を印刷したTシャツでテレビに出演。リビア・ベンガジで激怒した群衆が伊領事館に押しかけ、死者が出る事件となった。  北部同盟は同氏の副首相就任を強く求めたが、同氏は国内のモスク建設予定地にイスラム教徒が忌む豚を持ち込む運動を提唱するなど、言動を改めていない。リビアの最高指導者カダフィ大佐の次男が同氏の閣僚復帰に反対する声明を出す事態になった。  ベルルスコーニ政権は前回も外国人への滞在許可条件を厳しくするなど、もともと移民規制に熱心だ。新政権では収入の下限など新たな移民受け入れ条件を設ける動きがある。  一方、フォルツァ・イタリアからは首相に次ぐ重鎮のトレモンティ経済・財政相が復帰したが、ボッシ北部同盟党首に近く、反グローバリゼーション派。プロディ前政権は膨らんだ財政赤字をEUの協定内に抑え込んだが、新政権は橋建設など大型公共投資や減税を掲げる。  また、アリタリア航空への伊政府からの3億ユーロ(約480億円)の融資が禁止された政府補助にあたるかどうかEUが審査しているのに対し、ベルルスコーニ首相は「妨害するなら国有化する」と息巻いている。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0509/TKY200805090281.html *0419 プロディ首相完全引退へ、別れの歌は「風に吹かれて」 [朝日] 2008年04月19日01時08分  【ローマ=喜田尚】5月のベルルスコーニ新政権発足で退任するイタリアのプロディ首相(68)はこのほど、民主党議長のポストも後進に譲ることを明言した。首相として最後の外遊先のニューヨークで記者団に語った。イタリア政界から完全に引退することになる。  1月の政権崩壊後は暫定首相として粛々と職務にあたる一方、早々と選挙不出馬を表明し、個人的な感慨はずっと胸に秘めたまま。イタリア紙ラスタンパは、首相官邸で身近な職員らと開いたお別れの夕食会で「私は政界の異端だった」と語り、側近のギターに合わせてボブ・ディランの「風に吹かれて」を口ずさんだ、と伝えた。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0419/TKY200804180386.html *0417 スペイン新内閣、半数以上が女性 国防相も [朝日] 2008年04月17日06時43分  【パリ=飯竹恒一】3月のスペイン総選挙に勝利し2期目に入った社会労働党のサパテロ政権は14日、新内閣を発足させ、首相以外の17閣僚のうち9人が女性となった。閣僚数で女性が男性を上回るのはスペイン初で、国防相にも初めて女性のカルメ・チャコン氏(37)が起用された。  サパテロ首相を加えれば、18人からなる内閣全体で男女同数。首相は組閣方針として「男女平等」を強調している。1期目は首相以外の閣僚ポストが偶数の16で、男女8人ずつでも首相を加えると男性が1人多くなっていた。  国防相になったチャコン氏は住宅相からの横滑りで、現在、妊娠中だ。今回、新たに設けられた「平等相」にも女性のビビアナ・アイード氏が就任。31歳で、スペイン史上最も若い閣僚だという。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0417/TKY200804170002.html *0415 ベルルスコーニ前首相、政権奪回 イタリア総選挙 [朝日] 2008年04月15日11時32分  【ローマ=喜田尚】プロディ中道左派政権の崩壊に伴うイタリア総選挙は14日夜(日本時間15日未明)、開票作業が進み、ベルルスコーニ前首相(71)の中道右派「自由の国民」を中心とする政党連合が中道左派・民主党の政党連合を引き離して上下両院で過半数を確保、政権交代を確実にした。前首相が2年ぶり3回目の首相に就く。  内務省によると、開票率99%で、下院(定数630)では「自由の国民」と北部同盟などによる連合が46.76%で、民主党と中道派小政党「価値あるイタリア」でつくる連合を約9ポイント離している。上院(同315、終身議員を除く)でも47.30%を獲得、民主党を9ポイント以上離した。不安のあった上院でも終身議員7人を加えた全議員の過半数を超える可能性が高く、安定的な政権運営が可能になる。  選挙戦では、停滞する経済をどう立て直すかが争われた。前首相は01年から5年間、戦後最長の政権を担当した実績を強調。一方、政党連合内のごたごたから1年8カ月で自滅したプロディ政権のあとを受けた民主党は新しさを打ち出そうとしたが、票を伸ばしきれなかった。  前首相は親ブッシュ米政権で知られる。新政権では外交方針が大きく変わる可能性がある。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0415/TKY200804150008.html *0404 「アフガン復興に長期関与」NATOが戦略ビジョン採択 [朝日] 2008年04月04日10時03分  【ブカレスト=関本誠】北大西洋条約機構(NATO)首脳会議は3日、治安悪化が進むアフガニスタンの復興・安定化に向けて、NATOとして長期的に関与していく必要性を盛り込んだ文書「戦略ビジョン」を採択した。  文書では、NATO主導の国際治安支援部隊(ISAF)のアフガンに対する強固で長期的な関与の必要性を強調。10年までに8万人規模のアフガン国軍を育成するなど、アフガン自らの指導力や責任の確立に向けた支援も必要であるとした。さらに民生・軍事両部門をあわせた復興支援やパキスタンなど隣国との協力強化も明記した。  アフガン増派問題では、10カ国以上が追加派遣を表明したが、全体の数は明らかにされなかった。戦闘が激しい南部への増強がなければ撤退すると明言していたカナダのハーパー首相は、フランスの増派表明を評価する一方、「さらなる増員を求め続ける」と述べ、なお兵力が不十分であることを示唆した。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0404/TKY200804040037.html *0404 NATO首脳会議、米のミサイル防衛システムを統合方針 [朝日] 2008年04月04日09時56分  【ブカレスト=梅原季哉】ブカレストで開かれている北大西洋条約機構(NATO)首脳会議は3日、米国がこれまで独自にポーランド、チェコへの配備を計画してきた欧州ミサイル防衛(MD)システムを、NATOの集団的防衛の枠組みと統合させていく方針を決めた。  この日の首脳会議で採択された「ブカレスト宣言」は、弾道ミサイルの脅威が「同盟全体にとって増大しつつある」との認識を示した。その上で、米国主導の欧州MD網がNATOへの貢献にもつながると評価。将来的には、同盟全体を対象としたMD網の一環として位置づける方法を探っていくことで一致した。  記者会見したライス国務長官は「ミサイル防衛に関する我々のこれまでの作業結果は、NATO同盟国全体に適用される」と明言した。ハドリー大統領補佐官(国家安全保障担当)も「ポーランド、チェコと我々の協力がNATO全体の集団的防衛に寄与するものかどうか、これまでは議論が分かれていたが、そうした議論は終わった」との認識を示した。  首脳会議の宣言はまた、欧州MD構想に反対しているロシアに対し、米国が持ちかけた協力提案を受け入れるよう促した。ブッシュ米大統領は5日にロシア・ソチに向かい、翌日のプーチン大統領との首脳会談で対ロ合意取り付けを目指すが、NATO諸国からの賛同を得た形だ。  さらに米国とチェコは3日、チェコへの米によるミサイル追尾レーダー施設配備に関する交渉を終え、基本合意に達したと発表した。このタイミングでの発表には、対ロシア説得がヤマ場に差し掛かりつつある中で、欧州MDの構築を既成事実化したい思惑もあるとみられる。  しかし、ロシアがNATO全体に対する不信の念を解いていない中で、数を頼んでの仕掛けがどの程度効果を上げるかは不明。ライス長官は、ロシアと妥結を目指す新戦略関係をめぐる合意では、MDを取り扱うのは必至だとしつつ、ロシアが協力に前向きになるかどうかは「様子を見よう」とだけ述べた。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0404/TKY200804040036.html *0219 仏英もコソボを正式承認 EU18カ国が承認方針 [朝日] 2008年02月19日10時41分  フランスと英国は18日、独立を宣言したコソボを国家として正式に承認した。欧州連合(EU)加盟27カ国のうち、これまでに18カ国が承認するか承認方針を表明している。今後のコソボを監督する立場のEUとしては、主要国が早期承認に踏み切ることで、国際社会の中でコソボ独立を認める流れをつくる狙いがある。  AFP通信によると、EUではドイツやベルギーなど16カ国が今後早いうちに承認に踏み切る意向を表明した。一方、国内に少数民族の分離・独立の動きがあるキプロスとスペイン、ルーマニアは承認を拒否。ギリシャやスロバキアなどは態度を保留した。  こうした立場の違いに配慮して、18日の外相理事会ではコソボ承認については各加盟国が判断することを確認。独立宣言の評価は避けて「EUは西バルカンの安定に長期的に責任を持つ」とするにとどめた。強く反対しているセルビアやロシアにも配慮し、外相理事会の声明では「コソボは特例」であると強調した。  EU以外では、トルコが正式にコソボを国家承認した。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0219/TKY200802190060.html *0219 米国、コソボを国家承認 対ロ関係に懸念の声 [朝日] 2008年02月19日10時35分  米国は18日、独立を宣言したセルビア・コソボ自治州を正式に国家承認した。国務省がライス長官名の声明を発表した。セルビアとロシアが反対姿勢を崩さず、コソボの国連加盟承認などで国際社会として一致した対応がとれる見通しが立たない中、見切り発車で承認に踏み切った。対ロ関係の冷え込みを懸念する声も出ている。  発表後、電話会見したバーンズ国務次官は「何も行動をとらず、コソボの地位を決めずにいる方が暴力につながりかねない」と説明。対ロ関係悪化の可能性については「この日が来ることはロシアにとっても驚きではなかった」と否定した。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0219/TKY200802190055.html *0218 コソボ、独立を宣言 欧米は国家承認へ ロシアは反対 [朝日] 2008年02月18日01時07分  セルビア南部コソボ自治州議会は17日午後3時(日本時間同日午後11時)から臨時議会を開き、セルビアからの独立を宣言した。多数派アルバニア系住民とセルビア人の民族紛争は99年、北大西洋条約機構(NATO)軍による空爆に至った。それから約9年。「悲願の独立」が実現したが、国連事務総長特使の包括提案に沿って、欧州連合(EU)を中心に新しく作られる国際機構の強い監督権限の下に置かれる特殊な独立になる。  米国や欧州諸国の多くは近く国家承認する見通しだが、セルビアは「独立は無効」と主張、ロシアも反対し、国連加盟は難しい情勢だ。セルビアのコシュトニツァ首相は独立宣言直後に演説し、「一方的な宣言で、国際法違反だ。コソボという名の偽の国家は存在せず、独立は永遠に無効だ」と述べた。タディッチ大統領は「すべての外交的、平和的手段で国際社会に独立を無効とするよう訴える」と語った。政府は武力阻止は否定しているが、経済制裁を検討しており、緊張が高まるのは避けられない。  コソボのサチ首相は臨時議会で「コソボは独立した主権国家となることを宣言する。民主的、世俗的で多民族の国家となり、EU加盟を目指す」とアルバニア語で宣言を読み上げた。出席議員109人全員が賛成し、独立宣言を採択した。臨時議会は国旗のデザインも定め、閉会した。  採択に先立ち、サチ首相とセイディウ大統領は演説の一部にセルビア語を使って「少数派の権利を保障する」などと話し、セルビア人への配慮を見せた。   EUは警察官ら2000人規模の文民支援隊を派遣し、4カ月後に国連コソボ暫定行政支援団(UNMIK)を引き継ぐ計画。EUが送り込む国際文民代表は法案拒否権や官僚罷免権など強い権限を持つ。この体制が5~10年は続くとみられる。  コソボの独立は90年代から始まった旧ユーゴスラビア解体の最後となる。ただ、バルカン地域の不安定化や分離・独立運動を抱える国々への「連鎖反応」が懸念されている。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0217/TKY200802170199.html *0125 伊プロディ首相辞任 上院で信任否決、暫定的内閣発足か [朝日] 2008年01月25日13時14分  イタリア上院は24日、中道左派連合政権のプロディ内閣に対する信任投票を賛成156、反対161で否決した。プロディ首相はナポリターノ大統領に辞表を提出し、辞任した。大統領は今後、議会を解散して総選挙を行うか、解散せずに次期首相を指名するかを判断する。  プロディ首相は中道左派連合を率いて06年4月の総選挙に勝利したが、全322議席の上院で野党との議席差が事実上1議席しかなく、不安定な状態が続いていた。今月半ば、与党8党のうち上院に3議席を持つ中道派の欧州民主連合が政権運営に不満を示して離脱を決めたため、政権維持が困難になった。  ベルルスコーニ前首相が率いる野党中道右派連合は解散・総選挙を求める。だが小党乱立を招きやすい完全比例代表制の現行選挙制度では安定した政権ができる可能性が低く、大統領は消極的とされる。ただ新首相が指名されても政権運営は困難だ。選挙法改正を主眼とし、総選挙実施を可能にする暫定的な政権となる可能性が指摘されている。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0125/TKY200801250001.html
[[●欧州07]] より続く 最新の情報は、[[●欧州]] へ #contents #comment(vsize=2,nsize=20,size=40)   ↑ご自由にコメントをお書き下さい。 *0820 MDの迎撃基地設置で協定 米とポーランドが調印 [朝日] 2008年8月20日20時0分  【ベルリン=金井和之】ワルシャワ訪問中のライス米国務長官と、シコルスキ・ポーランド外相は20日、東欧に計画するミサイル防衛(MD)システムの迎撃ミサイル基地をポーランドに設置する協定に調印した。  MD計画にはロシアが強く反発しており、グルジア情勢をめぐってあつれきが続く米国との緊張関係の一層の悪化が避けられない情勢だ。  調印後の会見でライス氏は「MDは純粋な防衛であり、誰かに向けられたものではない。このシステムは21世紀の脅威への回答だ」と話した。米国は協定に基づき、迎撃ミサイル10基をポーランド北部に配備する。両国はまた、ポーランドに地対空誘導弾パトリオットミサイルを運用する米軍の中隊を展開し、ポーランド軍の近代化を支援するなどとした「戦略協力宣言」を発表した。  ポーランドのトゥスク首相は昨年の就任以来、カチンスキ前政権が推進したMD施設の受け入れに対し、慎重姿勢を貫いてきた。しかしロシアとグルジアの軍事衝突により、冷戦下に旧ソ連の影響下にあったポーランドは、ロシアの脅威を改めて実感。米国の保護の下に自国を位置づけることで、自国の安全保障を確立する道を選択することにした。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0820/TKY200808200287.html *0614 EU各国、「リスボン条約」否決に衝撃と落胆 [朝日] 2008年6月14日13時55分  【ブリュッセル=井田香奈子、ウィーン=関本誠、ベルリン=金井和之】アイルランドが、13日開票された国民投票で欧州連合(EU)の新基本条約「リスボン条約」を否決したことは、加盟各国に衝撃を与えた。統合推進派の国から次々と落胆の声が上がる一方、EUの権限拡大に懐疑的な一部の国からはアイルランドをたたえる声も出た。  欧州統合の牽引(けんいん)役であるドイツのメルケル首相とフランスのサルコジ大統領は「大変残念だ」とする共同声明を発表。「他の加盟国が批准作業を進めていくことを望む」と各国に呼びかけた。  EU議長国・スロベニアのヤンシャ首相は「アイルランド国民の民主的な声は尊重するが、結果は極めて遺憾で失望した」と述べ、シュタインマイヤー独外相は「このように後退したことに失望している」との声明を出し、落胆を隠さなかった。  イタリアのナポリターノ大統領は「一国の有権者の半分以下で、しかも人口でもEUの1%に満たない数の人々の決定(反対)によって、かけがえのない改革が止められてしまうことがあってはならない」と述べ、「小国の反乱」への不快感をのぞかせた。  一方、EUに批判的な発言で知られるチェコのクラウス大統領は声明で「リスボン条約の企てはきょうで終わりだ。批准(手続き)を続けることはできない。エリート主義的な欧州の官僚支配に対する自由と理性の勝利だ」とした。大国主導、本部があるブリュッセル中心のEU運営が加速することへの不満をぶちまけたかたちだが、EUへの懐疑はチェコだけでなく一部加盟国に根強くある。  EUは19、20両日にブリュッセルで開く首脳会議で対応を協議するが、アイルランドの否決をきっかけに、統合への考え方の違いが表面化する可能性もある。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0614/TKY200806140142.html *0614 アイルランド国民投票、EU条約を否決 欧州統合は停滞 [朝日] 2008年6月14日1時18分  【ダブリン=土佐茂生、ブリュッセル=井田香奈子】欧州連合(EU)の機構としてのあり方を定める新基本条約「リスボン条約」批准の可否を問うアイルランドの国民投票が13日開票され、反対53.4%、賛成46.6%の反対多数で否決された。条約発効には全加盟国の批准が必要なため、機構改革をへた新体制下の欧州統合は停滞を余儀なくされる。  単一通貨ユーロを導入し、経済統合が急速に進む一方で、加盟国数が27カ国にまで増えたEUは、経済政策をたばねるだけでなく、外交や安全保障、地球環境などグローバル化する諸問題に一体的に対応するため、政治統合も強める必要に迫られていた。  リスボン条約はそのために意思決定手続きの簡素化や常任議長(大統領に相当)、外務・安全保障上級代表(外相に相当)ポストの設置、欧州委員(閣僚に相当)の数を減らすことによる行政機構のスリム化など機構改革を目指していた。今後、機構改革を進めるには、新たに条約を作り直すか、条文を変えない範囲でアイルランドの要望に応じ、同国に再度の国民投票を求めるしかない。  国民投票の投票率は53%だった。同国では、超党派で批准賛成を国民に呼びかけてきたが、EUの機構問題は市民生活からは遠くてわかりにくいうえ、「EUの強大化で主権が脅かされる」とのイメージが先行し、警戒感が前面に出たようだ。  EUのバローゾ欧州委員会委員長はブリュッセルで記者会見し、「国民投票の結果を尊重する」と述べたが、「アイルランドの否決はEUが現在、抱える問題の解決にはならない」とも話し、まだ意思を示していない8カ国での批准手続きを求める考えを示した。  EU加盟国は04年、リスボン条約と同趣旨の「憲法条約」に合意したが、05年にフランスとオランダの国民投票で否決され、未発効に終わった。「再挑戦」となるリスボン条約は昨年12月に各国首脳が署名。09年1月の発効を目指していた。アイルランドを除く26カ国は、05年の経験から、国民投票はせずに議会で批准を決めることにし、すでに18カ国が批准か批准承認を終えている。アイルランドは、自国の憲法規定で、国民投票をしなければならなかった。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0613/TKY200806130321.html *0510 反移民・反EU イタリア新政権、いきなり右旋回 [朝日] 2008年05月10日17時30分  【ローマ=喜田尚】イタリアのベルルスコーニ新政権が早くも「右旋回」の気配だ。内閣は8日就任式を終えたが、01~06年の前回中道右派政権中に過激な反移民、反イスラム教の言動で辞任させられた元閣僚が復帰するなど地域主義政党「北部同盟」が影響力を拡大した。経済でも欧州連合(EU)の政策を疑問視する閣僚が多く、あつれきが懸念される。  21人の閣僚中、北部同盟は4人だが、ボッシ党首が選挙制度改革や党是の連邦制実現を担う制度改革相に就任。第2の重鎮マロニ氏が内相に就くなど要職を握った。  政権はベルルスコーニ首相の「フォルツァ・イタリア」と国民同盟の2党による「自由の国民」に北部同盟が加わる構成。中道連合が離脱し、右派色が強まった。  波紋を呼ぶのは行政改革担当相のカルデロリ氏だ。前回ベルルスコーニ政権で制度改革相だった06年2月、デンマーク紙が預言者ムハンマドの風刺漫画を掲載しイスラム世界で抗議が広がった際、その漫画を印刷したTシャツでテレビに出演。リビア・ベンガジで激怒した群衆が伊領事館に押しかけ、死者が出る事件となった。  北部同盟は同氏の副首相就任を強く求めたが、同氏は国内のモスク建設予定地にイスラム教徒が忌む豚を持ち込む運動を提唱するなど、言動を改めていない。リビアの最高指導者カダフィ大佐の次男が同氏の閣僚復帰に反対する声明を出す事態になった。  ベルルスコーニ政権は前回も外国人への滞在許可条件を厳しくするなど、もともと移民規制に熱心だ。新政権では収入の下限など新たな移民受け入れ条件を設ける動きがある。  一方、フォルツァ・イタリアからは首相に次ぐ重鎮のトレモンティ経済・財政相が復帰したが、ボッシ北部同盟党首に近く、反グローバリゼーション派。プロディ前政権は膨らんだ財政赤字をEUの協定内に抑え込んだが、新政権は橋建設など大型公共投資や減税を掲げる。  また、アリタリア航空への伊政府からの3億ユーロ(約480億円)の融資が禁止された政府補助にあたるかどうかEUが審査しているのに対し、ベルルスコーニ首相は「妨害するなら国有化する」と息巻いている。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0509/TKY200805090281.html *0419 プロディ首相完全引退へ、別れの歌は「風に吹かれて」 [朝日] 2008年04月19日01時08分  【ローマ=喜田尚】5月のベルルスコーニ新政権発足で退任するイタリアのプロディ首相(68)はこのほど、民主党議長のポストも後進に譲ることを明言した。首相として最後の外遊先のニューヨークで記者団に語った。イタリア政界から完全に引退することになる。  1月の政権崩壊後は暫定首相として粛々と職務にあたる一方、早々と選挙不出馬を表明し、個人的な感慨はずっと胸に秘めたまま。イタリア紙ラスタンパは、首相官邸で身近な職員らと開いたお別れの夕食会で「私は政界の異端だった」と語り、側近のギターに合わせてボブ・ディランの「風に吹かれて」を口ずさんだ、と伝えた。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0419/TKY200804180386.html *0417 スペイン新内閣、半数以上が女性 国防相も [朝日] 2008年04月17日06時43分  【パリ=飯竹恒一】3月のスペイン総選挙に勝利し2期目に入った社会労働党のサパテロ政権は14日、新内閣を発足させ、首相以外の17閣僚のうち9人が女性となった。閣僚数で女性が男性を上回るのはスペイン初で、国防相にも初めて女性のカルメ・チャコン氏(37)が起用された。  サパテロ首相を加えれば、18人からなる内閣全体で男女同数。首相は組閣方針として「男女平等」を強調している。1期目は首相以外の閣僚ポストが偶数の16で、男女8人ずつでも首相を加えると男性が1人多くなっていた。  国防相になったチャコン氏は住宅相からの横滑りで、現在、妊娠中だ。今回、新たに設けられた「平等相」にも女性のビビアナ・アイード氏が就任。31歳で、スペイン史上最も若い閣僚だという。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0417/TKY200804170002.html *0415 ベルルスコーニ前首相、政権奪回 イタリア総選挙 [朝日] 2008年04月15日11時32分  【ローマ=喜田尚】プロディ中道左派政権の崩壊に伴うイタリア総選挙は14日夜(日本時間15日未明)、開票作業が進み、ベルルスコーニ前首相(71)の中道右派「自由の国民」を中心とする政党連合が中道左派・民主党の政党連合を引き離して上下両院で過半数を確保、政権交代を確実にした。前首相が2年ぶり3回目の首相に就く。  内務省によると、開票率99%で、下院(定数630)では「自由の国民」と北部同盟などによる連合が46.76%で、民主党と中道派小政党「価値あるイタリア」でつくる連合を約9ポイント離している。上院(同315、終身議員を除く)でも47.30%を獲得、民主党を9ポイント以上離した。不安のあった上院でも終身議員7人を加えた全議員の過半数を超える可能性が高く、安定的な政権運営が可能になる。  選挙戦では、停滞する経済をどう立て直すかが争われた。前首相は01年から5年間、戦後最長の政権を担当した実績を強調。一方、政党連合内のごたごたから1年8カ月で自滅したプロディ政権のあとを受けた民主党は新しさを打ち出そうとしたが、票を伸ばしきれなかった。  前首相は親ブッシュ米政権で知られる。新政権では外交方針が大きく変わる可能性がある。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0415/TKY200804150008.html *0404 「アフガン復興に長期関与」NATOが戦略ビジョン採択 [朝日] 2008年04月04日10時03分  【ブカレスト=関本誠】北大西洋条約機構(NATO)首脳会議は3日、治安悪化が進むアフガニスタンの復興・安定化に向けて、NATOとして長期的に関与していく必要性を盛り込んだ文書「戦略ビジョン」を採択した。  文書では、NATO主導の国際治安支援部隊(ISAF)のアフガンに対する強固で長期的な関与の必要性を強調。10年までに8万人規模のアフガン国軍を育成するなど、アフガン自らの指導力や責任の確立に向けた支援も必要であるとした。さらに民生・軍事両部門をあわせた復興支援やパキスタンなど隣国との協力強化も明記した。  アフガン増派問題では、10カ国以上が追加派遣を表明したが、全体の数は明らかにされなかった。戦闘が激しい南部への増強がなければ撤退すると明言していたカナダのハーパー首相は、フランスの増派表明を評価する一方、「さらなる増員を求め続ける」と述べ、なお兵力が不十分であることを示唆した。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0404/TKY200804040037.html *0404 NATO首脳会議、米のミサイル防衛システムを統合方針 [朝日] 2008年04月04日09時56分  【ブカレスト=梅原季哉】ブカレストで開かれている北大西洋条約機構(NATO)首脳会議は3日、米国がこれまで独自にポーランド、チェコへの配備を計画してきた欧州ミサイル防衛(MD)システムを、NATOの集団的防衛の枠組みと統合させていく方針を決めた。  この日の首脳会議で採択された「ブカレスト宣言」は、弾道ミサイルの脅威が「同盟全体にとって増大しつつある」との認識を示した。その上で、米国主導の欧州MD網がNATOへの貢献にもつながると評価。将来的には、同盟全体を対象としたMD網の一環として位置づける方法を探っていくことで一致した。  記者会見したライス国務長官は「ミサイル防衛に関する我々のこれまでの作業結果は、NATO同盟国全体に適用される」と明言した。ハドリー大統領補佐官(国家安全保障担当)も「ポーランド、チェコと我々の協力がNATO全体の集団的防衛に寄与するものかどうか、これまでは議論が分かれていたが、そうした議論は終わった」との認識を示した。  首脳会議の宣言はまた、欧州MD構想に反対しているロシアに対し、米国が持ちかけた協力提案を受け入れるよう促した。ブッシュ米大統領は5日にロシア・ソチに向かい、翌日のプーチン大統領との首脳会談で対ロ合意取り付けを目指すが、NATO諸国からの賛同を得た形だ。  さらに米国とチェコは3日、チェコへの米によるミサイル追尾レーダー施設配備に関する交渉を終え、基本合意に達したと発表した。このタイミングでの発表には、対ロシア説得がヤマ場に差し掛かりつつある中で、欧州MDの構築を既成事実化したい思惑もあるとみられる。  しかし、ロシアがNATO全体に対する不信の念を解いていない中で、数を頼んでの仕掛けがどの程度効果を上げるかは不明。ライス長官は、ロシアと妥結を目指す新戦略関係をめぐる合意では、MDを取り扱うのは必至だとしつつ、ロシアが協力に前向きになるかどうかは「様子を見よう」とだけ述べた。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0404/TKY200804040036.html *0219 仏英もコソボを正式承認 EU18カ国が承認方針 [朝日] 2008年02月19日10時41分  フランスと英国は18日、独立を宣言したコソボを国家として正式に承認した。欧州連合(EU)加盟27カ国のうち、これまでに18カ国が承認するか承認方針を表明している。今後のコソボを監督する立場のEUとしては、主要国が早期承認に踏み切ることで、国際社会の中でコソボ独立を認める流れをつくる狙いがある。  AFP通信によると、EUではドイツやベルギーなど16カ国が今後早いうちに承認に踏み切る意向を表明した。一方、国内に少数民族の分離・独立の動きがあるキプロスとスペイン、ルーマニアは承認を拒否。ギリシャやスロバキアなどは態度を保留した。  こうした立場の違いに配慮して、18日の外相理事会ではコソボ承認については各加盟国が判断することを確認。独立宣言の評価は避けて「EUは西バルカンの安定に長期的に責任を持つ」とするにとどめた。強く反対しているセルビアやロシアにも配慮し、外相理事会の声明では「コソボは特例」であると強調した。  EU以外では、トルコが正式にコソボを国家承認した。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0219/TKY200802190060.html *0219 米国、コソボを国家承認 対ロ関係に懸念の声 [朝日] 2008年02月19日10時35分  米国は18日、独立を宣言したセルビア・コソボ自治州を正式に国家承認した。国務省がライス長官名の声明を発表した。セルビアとロシアが反対姿勢を崩さず、コソボの国連加盟承認などで国際社会として一致した対応がとれる見通しが立たない中、見切り発車で承認に踏み切った。対ロ関係の冷え込みを懸念する声も出ている。  発表後、電話会見したバーンズ国務次官は「何も行動をとらず、コソボの地位を決めずにいる方が暴力につながりかねない」と説明。対ロ関係悪化の可能性については「この日が来ることはロシアにとっても驚きではなかった」と否定した。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0219/TKY200802190055.html *0218 コソボ、独立を宣言 欧米は国家承認へ ロシアは反対 [朝日] 2008年02月18日01時07分  セルビア南部コソボ自治州議会は17日午後3時(日本時間同日午後11時)から臨時議会を開き、セルビアからの独立を宣言した。多数派アルバニア系住民とセルビア人の民族紛争は99年、北大西洋条約機構(NATO)軍による空爆に至った。それから約9年。「悲願の独立」が実現したが、国連事務総長特使の包括提案に沿って、欧州連合(EU)を中心に新しく作られる国際機構の強い監督権限の下に置かれる特殊な独立になる。  米国や欧州諸国の多くは近く国家承認する見通しだが、セルビアは「独立は無効」と主張、ロシアも反対し、国連加盟は難しい情勢だ。セルビアのコシュトニツァ首相は独立宣言直後に演説し、「一方的な宣言で、国際法違反だ。コソボという名の偽の国家は存在せず、独立は永遠に無効だ」と述べた。タディッチ大統領は「すべての外交的、平和的手段で国際社会に独立を無効とするよう訴える」と語った。政府は武力阻止は否定しているが、経済制裁を検討しており、緊張が高まるのは避けられない。  コソボのサチ首相は臨時議会で「コソボは独立した主権国家となることを宣言する。民主的、世俗的で多民族の国家となり、EU加盟を目指す」とアルバニア語で宣言を読み上げた。出席議員109人全員が賛成し、独立宣言を採択した。臨時議会は国旗のデザインも定め、閉会した。  採択に先立ち、サチ首相とセイディウ大統領は演説の一部にセルビア語を使って「少数派の権利を保障する」などと話し、セルビア人への配慮を見せた。   EUは警察官ら2000人規模の文民支援隊を派遣し、4カ月後に国連コソボ暫定行政支援団(UNMIK)を引き継ぐ計画。EUが送り込む国際文民代表は法案拒否権や官僚罷免権など強い権限を持つ。この体制が5~10年は続くとみられる。  コソボの独立は90年代から始まった旧ユーゴスラビア解体の最後となる。ただ、バルカン地域の不安定化や分離・独立運動を抱える国々への「連鎖反応」が懸念されている。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0217/TKY200802170199.html *0125 伊プロディ首相辞任 上院で信任否決、暫定的内閣発足か [朝日] 2008年01月25日13時14分  イタリア上院は24日、中道左派連合政権のプロディ内閣に対する信任投票を賛成156、反対161で否決した。プロディ首相はナポリターノ大統領に辞表を提出し、辞任した。大統領は今後、議会を解散して総選挙を行うか、解散せずに次期首相を指名するかを判断する。  プロディ首相は中道左派連合を率いて06年4月の総選挙に勝利したが、全322議席の上院で野党との議席差が事実上1議席しかなく、不安定な状態が続いていた。今月半ば、与党8党のうち上院に3議席を持つ中道派の欧州民主連合が政権運営に不満を示して離脱を決めたため、政権維持が困難になった。  ベルルスコーニ前首相が率いる野党中道右派連合は解散・総選挙を求める。だが小党乱立を招きやすい完全比例代表制の現行選挙制度では安定した政権ができる可能性が低く、大統領は消極的とされる。ただ新首相が指名されても政権運営は困難だ。選挙法改正を主眼とし、総選挙実施を可能にする暫定的な政権となる可能性が指摘されている。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0125/TKY200801250001.html

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