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#contents - ホテル行く前に外で2発イカせてもらいますた! http://ston.mlstarn.com/2415574 -- てれれん (2009-06-02 20:43:20) - セフしさまさまだなwマジ天国www &br() &br()http://sersai%2ecom/hosakimenma/2841011 -- 大日にょ来 (2009-06-06 00:13:26) #comment(vsize=2,nsize=20,size=40)   ↑ご自由にコメントをお書き下さい。 *5月1日(土)改憲派多数派に?/近所の美容院のお姉さん/ピンクフロイトバレエ 朝日新聞朝刊、「改憲賛成5割超す」という見出し見て。暗ーい気分になる。「9条改正6割反対」というリードにすこし救われるが・・・。 今の憲法のどこに問題があるのか、どう変えればいいのか、多くの国民は具体的に答えられないだろう。ただ、「時代が変わった」「現実とのずれがある」という言葉に惑わされ、私たち庶民が権力に抵抗する武器である憲法を、権力者たちの恫喝とウソによってたやすく手放そうとしている。やはり、自ら勝ち取ったものではない、与えられた権利であるからか。もう一回、明治憲法からやり直しますか?そしてもう一回、今度こそ本物の民主主義を勝ち取る、血みどろの戦いをやりますか?血を流すのは、僕たちの世代ではないかもしれないけど。 国会で審議中の年金改革が成立した場合、政府が「50%以上確保」と胸を張っている給付水準が、実は受給開始後数年で40%台に下がってしまうというデータを、厚労省が、朝日新聞の求めに応じて発表、という。なんじゃこりゃ!?だ・ま・さ・れ・た! 連休中も休みがない僕をほって、妻と息子は大阪の実家へ。4日間の単身生活(^_^)/~ ご近所の美容師さんのKさん。前から僕のホームページを見てくれていた。〈1万人宣言〉お願いに行ったら、「友達にも頼んであげる」と言ってくれ、1週間後には10人の賛同人署名と5千円を集めてくれた。いっぺんゆっくりお話ししたいと、お店を訪ねる。すごく若いときにドハデな美容室を開いて、失敗して借金こしらえて、ロンドンで美容の勉強やり直した経験とか、世界遺産になろうとしている高野山で野良犬の虐待が行われているのを止めようと運動している話とか、お客さんとまじで政治論議して怒らせてしまうとか、とにかくおもしろい。小さな美容室に、大きな黒い犬がでんと座っている。「女ひとりでやってるから、用心棒にと思って」。某和歌山市議が選挙ポスターに使った犬は彼女の犬なんだって。環境と健康にこだわって、危ない薬品を極力使わない美容室である。僕に関心をもったのは、このホームページの日記の「堀止商店街を巣鴨地蔵通りのように」を読んでということである。書きっぱなしではいかん、と自戒。 夜、市民運動で知り合った社民党のMさんに、元県労働界の大物Nさんを引き合わされていっしょに会食。 いろいろとおととしの僕の選挙(市長選)のことを話して、そしてそのNさんいわく「で、どうして立候補はおやめになったの?」僕「・・」(?_?)「最終的には出なかったんでしょう?」「出ました!最後までやったんです!」「知らんかったなあ」。 投票に行った人でも、僕という人間が立候補しているとは知らんかった人が多いんだよなあ。でも、あんたが知らんかったとは、そりゃないよお。 深夜、テレビをつけたら、なにやら聞き覚えのあるロックで、バレエをやっている。なんと、「ピンク・フロイド・バレエ」という。音楽のなつかしさと踊りの迫力で、最後まで見てしまう。それに草刈民代さんって、ほんとうにきれいだなあ。終わってチャンネルを変えたら、なんとクイーンのライブ。全国で何万人というおじさんが、涙を流しながらこれを見ているだろうか。 *5月2日(日) 桑名晴子ライブ/犠牲と集中 桑名晴子のライブ、毛見のカンタ・デル・ソルで。観客、ほとんど女性で、満員。桑名さんには、選挙を応援していただいたたいへんな義理がある。特に、僕といっしょにライブハウスに「なぐりこみ」をかけて、各店で熱唱してもらった姿は忘れがたい。今回は、今年の夏至の日に富士山麓で行われる予定の「World Peace & Prayer Day」http://www.worldpeaceday.com/ のキャンペーンのためのライブ。だからちょっとお話しが多くて、歌が少なかったのは残念。「あれ(僕の選挙応援)以来、おんなじようなことばっかりやってますよ」と笑う桑名さん。ますます元気に日本中を飛び回っている。 カンタ(デル・ソル)に行くまでのシーサイドロード、夜なのにもの凄い車の列。マリーナシティの花火見に行く車だ。マリーナシティはがんばってるな。ユニバーサルスタジオジャパンに食われるのかなと思っていたが、逆に来客数が伸びて、小さい身体で、巨大なユニバに張り合ってる。和歌山の人間として、単純に、うれしい。そして、商売はやはり民間に任せなきゃだめって、感じるな。各地の第三セクターのテーマパークはどんどんつぶれていったから。 カンタで旧知の女性Yさんと久々に会う。カード占いに凝ってるらしく、有無をいわせず僕にカード3枚を引かせる。出たのは、「犠牲」「集中」「儀式」を表わすカード。彼女の解説によると、「ひとつのものごとに集中し、我が身を捨てて献身しなさい。そうすれば人びとに和解と癒しをもたらすでしょう」ということらしい。うーん。護憲平和の運動に身を捧げよ、ってお告げかな。 寝るまで、このお告げが頭から離れない。 *5月3日(月) 街頭宣伝/読売改憲試案 今日から天気崩れるということだったが、なんとかもつ。 ムスコは、おじいちゃんにねだって、SL琵琶湖号に乗せてもらいに出かけたはず。 朝日新聞の一面、「改憲賛成5割超す。集団的自衛権容認48%」という記事見て、暗ーい気持ちになる。ムード的に、改憲へまっしぐら。大多数の国民は、いまの政治がどうにか変わって欲しいという思いを持っている。それを、自民党などの政治家がうまく「改憲」という方向にリードしていってるという感じがする。集団的自衛権を認めるということが、アメリカにくっついて自衛隊を戦争にだすことだ、とわかっている国民がどれほどいるのだろうか。憲法9条があったから、日本は朝鮮戦争にもベトナム戦争にも参戦せずにすんだのだ。 JR和歌山駅前で〈平和と憲法を守りたい和歌山1万人宣言〉の街頭宣伝活動。10人ほどが参加して2時間やったのだが、通行人で賛同して500円払ってくれたのは、3人だけ。まあ、こんなものだろうと思っていたが、厳しいなあ。福祉関係の募金とかだったらわりと気軽に財布を開ける人も、政治目的のものには警戒心をもつのは当然だ。とにかく、「声」の活動を皆に認知してもらうこと。そのためにできることはなんでもやろう。 読売新聞が「憲法改正2004年試案」を今日の紙面で発表。94年に初めて改正案を出し、2000年に改訂したものを踏襲し、新たに家族条項、自助と共助、生命倫理を盛り込んだという。ますますやばいぜこれは。憲法に教育勅語を盛り込んだってことじゃないか。 *5月4日(火) イラク米軍の捕虜虐待/公明党の「行動する平和主義」 妻とムスコ帰ってくる。ムスコは、SLに乗ったとたん眠りこんでしまったという。本人、従ってあまり今日の遠足のことは語らない。 Jさんご夫妻と焼鳥屋で会食。Jさんは大手企業の管理職。「1万人宣言」賛同は難しいかな、とおそるおそる切り出したら、1万円の寄付いただけた。太っ腹やなあ。 イラクでの米軍と英軍による捕虜虐待の証拠写真といわれるものをネットで見る http://www.albasrah.net/images/iraqi-pow/iraqi-pow (ただし、英軍のそれについては、にせ物という説が出ている)。大ショック。日本の新聞はとても載せる勇気がないだろうと思われるような残酷で倒錯的な行為の写真だ(職場では、特に女性のいるところでは、絶対にお開けにならないように。ポルノを見ていると勘違いされます)。イラク人に自由と民主主義をもたらすとして乗り込んだ米英軍のこれが実態だとしたら、米英を侵略者と糾弾し、攻撃するのは当然のことだ。誇り高いアラブの男たちがいっそう復讐の炎を燃やすことは想像にかたくない。 一時は憲法三原理とお題目のように(本当は南無妙法蓮華経だが)唱えていた公明党は、憲法記念日のきのうは街頭演説で「行動する平和主義」と唱えていたようだ(公明新聞)。 「行動する平和主義」とは、要は米軍といっしょになって外国に自衛隊を送ること。そうはっきりと言いなさい! *5月5日(水) 菖蒲湯/駅名しりとり ゆうべは、45度の焼酎を、ロックで飲むという無茶をしたため、今朝は二日酔いでふらふら。それでも、早朝、よもぎを切りに行く。菖蒲といっしょにして店で売るため。昼過ぎに完売。夕方、ようやく酒抜ける。 菖蒲湯に入る。森田童子の〈♪菖蒲湯わかして~ 弟とがまんくらべ~〉という歌を口ずさみながら、息子とがまんくらべ。風呂上がりに、ビール1缶。 息子は今、僕との、〈駅名しりとり〉にはまっている。「前橋」とか「宇和島」とか「稚内」とか、とても和歌山の5歳児が知っているとは思えぬ駅名をばんばん出してきて驚かされる。駅名には、「和歌山」とか「宇和島」とか、「ま」で終わるものがとっても多いので、これはしりとりを続ける上で困ったことだ。 *5月6日(木) フルフォード『泥棒国家の完成』 『泥棒国家の完成』(ベンジャミン・フルフォード著、光文社、04年3月初版)読了。 現在の日本は、「泥棒国家」(クレプトクラシー)である。日本をだめにした「政・官・業・ヤクザ」連合が国民の金を巻き上げ、それで延命を図っているだけだから。小泉「改革」は、この連合を強化しているだけで、日本の行く末は、アルゼンチンのような経済的破たんしかない。 こう、ズバズバと切って捨てる本である。情報ソースが、雑誌ジャーナリストである自身の取材に限られていて、もうすこし綿密な立証が欲しい気がするが、これはこれでなかなか説得力がある。 そのあと、「文藝春秋」今月号の特集記事「国民を食い物にする年金官僚」を読み、「泥棒国家」という見立てに、賛同したい思いにかられる。日本の年金の積み立て不足は、日本のGDPの額に匹敵するという。そんな巨大な穴をあけたのは、年金官僚の無能と、利権に踊った私利私欲のためだという、強烈な弾劾である。 店では、家庭菜園用の土がよく出る。僕も、トマトとキュウリとウズラ豆の苗をベランダのプランターに植える。 *5月7日(金) 一日一行動改革/母の公明支援活動/SUBU『幸せの鐘』 毎日毎日、捜し物に30分くらい時間を費やしている。ボールペン、手帳、図書館で借りた本、帽子、プリペイドカード、商売の伝票・・・・。いったいこの整理整頓べたはどうにかならないものか。そして、ああ、きょうも、最も大切な、やらなければいけないことを、先延ばしにしてしまった。このズボラな性格、反省しても反省しても、治らぬ。 先日、ある評論家が、「一日一構造改革」を政財界諸氏に提言していた。それにならい、僕も「一日一行動改革」を心がけたい。 で、今日は、出かけるときには、財布、キーホルダー、携帯電話、手帳、ボールペン、読みかけの本、そして〈1万人宣言〉の応募用紙の7点セットを持っているかどうか、指さし点検すること、そして帰ってきたら、必ず所定の場所にしまっておくことを、絶対の生活ルールとすることを心に誓う。 県立図書館で『偽りの民営化』、『世界の新しい支配者たち』、『日本の風景を殺したのはだれだ?』、『国連改革』、『池田・佐藤政権期の日本外交』の5冊借りる。県立図書館は、新聞の書評などで紹介された専門書を比較的早く購入してくれるので助かる。今日借りた5冊も、すべて新規購入の棚にあった本で、書評でチェックしていた本。さて、返却日までに何冊読めるか。 ついでに、参考までに、週刊新潮と週刊文春の、高遠さんら日本人人質だった3人に関する記事(いわゆるバッシング記事)を読んでみた。新聞広告の見出し読めばすべてわかる無内容さ。時間の無駄した後味悪さだけ残る。 母は、毎日、参院選での公明党票獲得のために、電話をかけ、家庭訪問をしている。すでに創価学会は、1000万票獲得を至上の目標に掲げ、大車輪なのだ。「公明党を応援するということは、イラク戦争を支持し、日本を戦争できる国につくりかえるための改憲に手を貸すことなんやで」と、僕がいくら論争をして、そのときは納得させても、だめだ。政策なんて関係ない。ひたすら信心のため。学会のため。組織の言うがままに動くのをやめさせることはできない。 先日、築映で、和歌山出身のSABU監督作品『幸せの鐘』を見る。佳編。 勤める製鉄所が閉鎖になり、あてどなくまちを歩き出した主人公(寺島進)に次々とへんな事件が降りかかり、拘置所に入れられたり、ひき逃げされたり、1億円が宝くじであたったり、その金を命を助けた女(篠原涼子)に持ち去られたり。一日無言で歩き通して、幸・不幸のジェットコースターを体験し、家に帰ると、普段と変わらぬ妻の笑顔。男はその日一日の出来事をえんえん妻に語りかける。その、つつましい家のロングショットでエンディング。別にそれで、「本当の幸せは身近にある」なんて説教をたれたかったわけではないだろうが、なんか、日常を違った目で見させられたような気がする。 SABUは、和歌山東高校出身だという。ぼくの高校生のときには東高はまだできていなかった。何人か東校出身の年下の友人がいるが、そろってユニークなキャラクターをもっている。新設校というのは、おもしろい人間を輩出するものなのか。 三菱ふそうの前会長が、車輪脱落事故で逮捕。道路運送車両法違反(虚偽報告)容疑で。国交省は三菱自動車を告発した。 福田官房長官が辞任。年金未納で引責だが、唐突な印象。長いことやって疲れたのかな? *5月8日(土) 池田香代子講演会 カトリック教団屋形教会で、池田香代子さんの講演会。池田さんは、『ソフィーの選択』などを翻訳したドイツ文学者。ネットの世界を回っていた「世界が100人の村だったら」を絵本として翻訳・出版して以来、各地で講演会に引っ張りだこの人だ。 「100人の村だったら」は、アフガニスタンで人道支援活動を続けている中村哲さんの活動になんとか自分も協力できないか、と考えて出版したもので、予想外に売れて、今、印税を様々な活動に役立てているとのこと。憲法についての本も最近出し、ずいぶんと研究している様子。 印象に残ったのは、「日本国憲法は、アメリカ占領軍によって起草され押しつけられたものだから」という改憲論に対する池田さんの考え方だ。 起草者はたしかに少人数のアメリカ人たちであったけれど、彼ら自身が戦争を経験して、もう二度と戦争を起こしてはならないという思いを日本人たちと共有していたこと、そして、彼らが起草にあたって参考にしたのは、世界中の憲法や不戦条約、そして日本人のグループの研究であったということ、つまりこの憲法には、世界中の人びとの、生者・死者のへだてを越えた人類共通の理念が込められているのだということ。そして、憲法制定時に日本人はすでに力強く復興への歩みを始めており、「敗戦で茫然自失として、新しい憲法を受け入れざるを得なかった」ということでは決してない(その証拠に、吉田首相は、後にマッカーサーからの改憲要求を毅然と退けている)、ということ。 池田さんの話し方は、ソフトで、ゆっくり。平和のためにできること、僕もやっていかなくっちゃ、としみじみと感じさせられる、いいお話しだった。 講演会終了後、〈1万人宣言〉のアピール。8人の方が新たに賛同人になってくれた。 広島労働局の裏金問題で、厚労省が職員73人を処分。 *5月9日(日) *5月10日(月) 若者はおしゃべりがきらいじゃないらしい 電話で〈1万人宣言〉賛同を求めた相手から、強烈な反発をくらい、気分悪かった。「今の憲法は美しくない。精神性に欠ける」というのだ。不戦の誓い、という強烈な精神性がなぜ理解できないのだろう。どうやら彼女のいう「精神性」とは、「日本らしさ」ということと、対立を融和する超越的存在への関心らしい。「和をもって尊しとなす」とか、「天皇は神聖にして侵すべからず」とか、そういう言葉が欲しいのね、きっと。こちらは、憲法を、第一に「民衆の権利の章典」と考え、「権力への抵抗の武器」ととらえているのだから、話しが合うはずないか。 那覇には、寝るのは相部屋、食事は大部屋でという新型の若者宿が急増中。NHKの「真剣十代しゃべり場」は応募者急増。若者はおしゃべりが嫌いな訳じゃない、と【日経】) そう、若者を対話教に引き込もう! ブレア首相、虐待認め、謝罪。「イラクで我が軍の大多数が行っている行為ではないことを理解して欲しい」と釈明したが、赤十字国際委員会の報告書2月に入手しながら公表しなかったことも問題となろう。戦争を決定した連中が不道徳であれば、その下の兵士たちが破廉恥漢となる、ということの証左だ。 「バーバー吉野」で名を上げた映画監督の萩上直子さんは、技術系大学出身だったが、南カリフォルニア大大学院映像学科で、3週間に1本のシナリオ書くなど、「人の3倍努力した」という。【日経】 *5月11日(火) 悲しみの二大政党制/ムスコよともに憲法改正を阻止しよう 民主党両院議員懇談会で、菅代表が辞任表明、党は3党合意を了承。3党合意の是非も後継代表の推薦も、執行部一任だという。なぜ、正々堂々、多数決、選挙で決めないのか。分裂が怖いという。密室政治批判の世論は怖くないと見える。悲しい、悲しい、日本の「二大政党制」の光景。 「平和と憲法を守りたい市民の声」の事務局会議、喫茶店で。現在の〈1万人宣言〉賛同人数、約300人。1万人は遠い。和歌山市以外の地域にどう浸透していくか。個人的つながりをたどっていくしかないのだが、県内各地に核となる人が欲しい。 組合関係に強いSさんから、いくつかの労働組合へ要請に行って、協力してくれることになったという報告あり。 5月29日6時半から、あいあいセンターにて、『テロリストはだれ?』の上映会を行うことに決定。グローバル・ピース・キャンペーンが制作。「米国政府が第三世界に対して仕掛けてきた数々の戦争と政権転覆の真相を描いた10本の映像によるオムニバス作品」ということだが、できたてほやほやなのでだれも見た者はいない。こうご期待。この企画は、映画が専門のKさんが担当。「東京に次いで全国2番目の上映決定!」と意気込んでいる。 6月中に、参議院選挙立候補予定者を招いての公開討論会も検討。僕が企画責任者に。 事務局会議が終わってから、姪のところに、高校進学祝いを届けに行く。そして姪とその母親から、賛同人署名をゲット。「憲法9条を改正したらね、世界のどこへでもアメリカといっしょに戦争に行くことになるんよ。それでもええ?」と聞いたら、無口な姪は、黙ってしっかり首を振る。未成年者からも1口500円はしっかりいただく。 何歳くらいから、憲法の話は理解できるだろうか。僕自身のことを振り返って考えると、小学校4年生くらいかな。ベトナム戦争が激化するニュースを見て、また、世界大戦になるのだろうか、と暗い気持ちになっていたのを覚えている。息子の遙は、今5歳。イラク戦争のニュースを見て、「ねえ、どことどこが戦争してんの?」と聞いてくる。一応、「アメリカとイラク」と答える。「日本はなんでせえへんの?」と聞かれて、「憲法で戦争したらあかんて、書いてあるから」と答える。その憲法を実は日本政府は破っているということを教えるのは、まだ先だ。 遙を〈1万人宣言〉の賛同人とするには当然無理がある。でも、先日、家で僕が署名用紙を整理していると、遙は、自分も絶対に署名すると言って聞かない。「でも、これに名前書いたら500円いるで」というと、自分の貯金箱からとってくれと言う。仕方ないので応募用紙を渡したら、立派にひらがなで自分の名前を書くから、受け取ることにした。彼は、憲法改正の結果当事者だ。9条改正になったら、遙の世代は戦争に行くことになるだろう。そんな時代が来るなんて!僕が少年の頃は、日本は戦争放棄を決めていることを知っていたから、米軍基地があるおかげで日本が攻撃されることはあっても(ベトナム戦争のエスカレーションで、それはありうると肌身に感じていた)、自分が兵隊として戦争に行くなんてことは夢想だにしなかった。 イラクのサマワで、駐留中のオランダ兵2人、手榴弾攻撃受け死傷。でも、日本政府は自衛隊撤退を、検討しないらしい。 オランダ兵2人、サマワで手榴弾攻撃受け死傷。 ブッシュ大統領、イラク人虐待の未公開写真を見て「深い嫌悪と驚愕」と。 *5月12日(水) 軽妙な話術がほしい/嗚呼民主党 小学校、中学校のとき、僕は「お笑い」を目指していた。吉本新喜劇を毎週欠かさず見て研究し、人生幸路のような風刺ネタの漫才を友達と創作し、クラスのお楽しみ会などで演じていた。とにかく人を笑わせることに生き甲斐を感じていた。それがどういうわけか、いつのまにか、まじめで、あまり冗談も言わぬ性格に変わってしまった。いや、性格が変わったというより、勉強の仕方が悪くて頭が固くなってしまったのだろうか。 市長選に出て以来、マイクを握って人前で演説することが多くなったが、いつもアジ演説調の一本調子で、自分自身で「上達しないなあ」と思う。 最近、朝、花の仕入に行くとき、車の中では、MBSラジオの浜村順のトーク番組を聞くことが多い。思わず聞き込んでしまう彼の話術、盗みたいと思う。ゆっくりとした間のとりかた、自分の話への感情移入、どこへ話が飛んでいくかわからない奔放さ、それでいて聴衆のレベル、常識を決して越えないわかりやすさ、安心感。 浜村順の口調で、ちょっぴりスパイスを利かした辛口「時事漫談」、やってみたいなあ、できないかなあ、と夢想する。 某平和団体に何度も電話しているが、つながらない。引っ越したのかなあ? 年金法案が衆院通過。民主党は、政府案に反対、一元化検討の修正案部分に賛成。入り口では審議拒否し、それが世論にアピールしないと見るや方針転換、対案出して徹底審議と言っていた舌の根も乾かぬうちに、3党合意で手打ち。しかも、民主党の大罪は、未熟な対案をさらして、年金一元化の玉虫色の合意を引き出したために、消費税大増税、納税者番号導入の論議の露払いをしてしまったところにある。 なるほど、いずれは避けては通れぬ問題かもしれぬ。しかし、これまでの政府のあまりの無為無策、負担を一方的に国民に押しつけるやり方に対して一矢を報いることさえできぬまま、ずるずると相手の土俵に上がる、いや太刀持ちの役を買ってやる、この愚かな政党に対して怒りを禁じ得ない。これは有事法制、憲法改正論議にしてもまったく同じ構図。「政権交代が大事、だから民主党へ一票」と考えている国民の一票は、重税・治安国家への一票になっていることを知らねばならない。 トヨタ自動車3月期決算で、純益1兆円超、世界4位、製造業では世界1位に。1位はエクソン・モービル、2位シティグループ、3位ゼネラル・エレクトリック。 年金法案が衆院通過 民主党は政府案に反対、一元化検討の修正案部分に賛成。9議員が造反。 公明新聞に飯嶋和一『黄金旅風』(小学館)の書評。本の中にこんな一節があるという。公明議員と支持者たちよ、聞く耳があるか?「大愚を行う者は必ず大義を振りかざし、結果最も弱き者が悲惨を見ることとなる」 イラク反米抵抗勢力が、ウェブサイト通じ、米民間人殺害映像を流す。 *5月13日(木) 年金制度どうすれば 雨。夕方、暴風雨に。蒸し暑し。 いったい、年金制度は、どうすればいいのだろうか。現在の日本の年金は、その時々に必要な給付を加入者(現役世代)で支える賦課方式だ。やはり僕は、保険なんだから、自分が(自分たちの世代が)支払った分を受け取る積み立て方式がいいように思う。公費補助があるということと、強制加入という点で、民間保険とは違うが、民間保険のように、将来の自分の受取額をはっきりさせた上で、毎月の保険料負担を自分で選択する(そして途中で見直しも自分の意志でできる)、というふうになればいいのではないだろうか。・・・と、ここまで書いてきて、自分が現行年金制度について知らないこと(たとえば、厚生年金には公費が入っているのか、国民年金給付には厚生年金の掛け金が流用されているのか、など)が多すぎるのに気がついた。これじゃまるで国会議員並じゃないか。勉強しよう。 公明党が、神崎代表ら党三役を含む議員14人の国民年金未納が明らかになったと発表。12人を党内処分した。神崎らの引責辞任は否定。 民主・岡田幹事長、小沢氏に代表就任を正式要請。小沢氏「真摯に受け止める」と。 2外交官殺害事件の報告書を外務省が発表。「テロの可能性が大」とし、米軍誤射説を否定。 有事の「指定公共機関」、民放も対象か。日本民間放送連盟は政府に指定からはずすように要望。 関西社会経済研究所が、自治体の組織運営評価を発表 東高西低 関西では川西市がトップ。和歌山市は当然、ランク入りは無理。 2歳まではビデオ・テレビの視聴を控えよ、と日本小児学会「子どもとメディア」提言。 米がパナマと公海上臨検の協定に調印 世界船舶の半数が臨検可能に。 菅野仁『ジンメル・つながりの哲学』(NHK)という本が哲学書に珍しく、13000部のベストセラーになっているという。 中国、2020年までに原発30基建設の計画。現在原発は9基で、石炭火力に依存している。 *5月14日(金) 憲法調査会 厚労2副大臣も年金未納と判明。自民党は所属議員の納付状況を公表しないと決めた。 衆院憲法調査会の中央公聴会で、船曳建夫・東大教授「9条論理的に苦しいまま保持が国益にかなう」。小熊英二・慶大助教授「改憲は必要かという世論調査の質問は『改革は必要か』と受け止められた。」 元イラク人権相ら証言「米軍に人権尊重なかった」 韓国憲法裁判所が弾劾を棄却、廬大統領が復権。 *5月15日(土) 年金ドミノは小泉で終点? 小泉首相も年金未加入発覚。政治責任「まったくない」 首相、22日再訪朝を発表。家族帰国実現期す。 小沢氏、民主代表就任を受諾 任期、9月まで。 緊急事態基本法の骨子、国民保護法案の修正案で与党・民主3党が合意。 和歌山県御坊市、中間貯蔵施設で財政再建の動き。またぞろ欲に目のくらんだ愚か者がうごめきだしている。 G8外相会議、イラク主権移譲の国連決議早期採択で一致。仏・露・加、派兵に同意せず。
#contents #comment(vsize=2,nsize=20,size=40)   ↑ご自由にコメントをお書き下さい。 *5月1日(土)改憲派多数派に?/近所の美容院のお姉さん/ピンクフロイトバレエ 朝日新聞朝刊、「改憲賛成5割超す」という見出し見て。暗ーい気分になる。「9条改正6割反対」というリードにすこし救われるが・・・。 今の憲法のどこに問題があるのか、どう変えればいいのか、多くの国民は具体的に答えられないだろう。ただ、「時代が変わった」「現実とのずれがある」という言葉に惑わされ、私たち庶民が権力に抵抗する武器である憲法を、権力者たちの恫喝とウソによってたやすく手放そうとしている。やはり、自ら勝ち取ったものではない、与えられた権利であるからか。もう一回、明治憲法からやり直しますか?そしてもう一回、今度こそ本物の民主主義を勝ち取る、血みどろの戦いをやりますか?血を流すのは、僕たちの世代ではないかもしれないけど。 国会で審議中の年金改革が成立した場合、政府が「50%以上確保」と胸を張っている給付水準が、実は受給開始後数年で40%台に下がってしまうというデータを、厚労省が、朝日新聞の求めに応じて発表、という。なんじゃこりゃ!?だ・ま・さ・れ・た! 連休中も休みがない僕をほって、妻と息子は大阪の実家へ。4日間の単身生活(^_^)/~ ご近所の美容師さんのKさん。前から僕のホームページを見てくれていた。〈1万人宣言〉お願いに行ったら、「友達にも頼んであげる」と言ってくれ、1週間後には10人の賛同人署名と5千円を集めてくれた。いっぺんゆっくりお話ししたいと、お店を訪ねる。すごく若いときにドハデな美容室を開いて、失敗して借金こしらえて、ロンドンで美容の勉強やり直した経験とか、世界遺産になろうとしている高野山で野良犬の虐待が行われているのを止めようと運動している話とか、お客さんとまじで政治論議して怒らせてしまうとか、とにかくおもしろい。小さな美容室に、大きな黒い犬がでんと座っている。「女ひとりでやってるから、用心棒にと思って」。某和歌山市議が選挙ポスターに使った犬は彼女の犬なんだって。環境と健康にこだわって、危ない薬品を極力使わない美容室である。僕に関心をもったのは、このホームページの日記の「堀止商店街を巣鴨地蔵通りのように」を読んでということである。書きっぱなしではいかん、と自戒。 夜、市民運動で知り合った社民党のMさんに、元県労働界の大物Nさんを引き合わされていっしょに会食。 いろいろとおととしの僕の選挙(市長選)のことを話して、そしてそのNさんいわく「で、どうして立候補はおやめになったの?」僕「・・」(?_?)「最終的には出なかったんでしょう?」「出ました!最後までやったんです!」「知らんかったなあ」。 投票に行った人でも、僕という人間が立候補しているとは知らんかった人が多いんだよなあ。でも、あんたが知らんかったとは、そりゃないよお。 深夜、テレビをつけたら、なにやら聞き覚えのあるロックで、バレエをやっている。なんと、「ピンク・フロイド・バレエ」という。音楽のなつかしさと踊りの迫力で、最後まで見てしまう。それに草刈民代さんって、ほんとうにきれいだなあ。終わってチャンネルを変えたら、なんとクイーンのライブ。全国で何万人というおじさんが、涙を流しながらこれを見ているだろうか。 *5月2日(日) 桑名晴子ライブ/犠牲と集中 桑名晴子のライブ、毛見のカンタ・デル・ソルで。観客、ほとんど女性で、満員。桑名さんには、選挙を応援していただいたたいへんな義理がある。特に、僕といっしょにライブハウスに「なぐりこみ」をかけて、各店で熱唱してもらった姿は忘れがたい。今回は、今年の夏至の日に富士山麓で行われる予定の「World Peace & Prayer Day」http://www.worldpeaceday.com/ のキャンペーンのためのライブ。だからちょっとお話しが多くて、歌が少なかったのは残念。「あれ(僕の選挙応援)以来、おんなじようなことばっかりやってますよ」と笑う桑名さん。ますます元気に日本中を飛び回っている。 カンタ(デル・ソル)に行くまでのシーサイドロード、夜なのにもの凄い車の列。マリーナシティの花火見に行く車だ。マリーナシティはがんばってるな。ユニバーサルスタジオジャパンに食われるのかなと思っていたが、逆に来客数が伸びて、小さい身体で、巨大なユニバに張り合ってる。和歌山の人間として、単純に、うれしい。そして、商売はやはり民間に任せなきゃだめって、感じるな。各地の第三セクターのテーマパークはどんどんつぶれていったから。 カンタで旧知の女性Yさんと久々に会う。カード占いに凝ってるらしく、有無をいわせず僕にカード3枚を引かせる。出たのは、「犠牲」「集中」「儀式」を表わすカード。彼女の解説によると、「ひとつのものごとに集中し、我が身を捨てて献身しなさい。そうすれば人びとに和解と癒しをもたらすでしょう」ということらしい。うーん。護憲平和の運動に身を捧げよ、ってお告げかな。 寝るまで、このお告げが頭から離れない。 *5月3日(月) 街頭宣伝/読売改憲試案 今日から天気崩れるということだったが、なんとかもつ。 ムスコは、おじいちゃんにねだって、SL琵琶湖号に乗せてもらいに出かけたはず。 朝日新聞の一面、「改憲賛成5割超す。集団的自衛権容認48%」という記事見て、暗ーい気持ちになる。ムード的に、改憲へまっしぐら。大多数の国民は、いまの政治がどうにか変わって欲しいという思いを持っている。それを、自民党などの政治家がうまく「改憲」という方向にリードしていってるという感じがする。集団的自衛権を認めるということが、アメリカにくっついて自衛隊を戦争にだすことだ、とわかっている国民がどれほどいるのだろうか。憲法9条があったから、日本は朝鮮戦争にもベトナム戦争にも参戦せずにすんだのだ。 JR和歌山駅前で〈平和と憲法を守りたい和歌山1万人宣言〉の街頭宣伝活動。10人ほどが参加して2時間やったのだが、通行人で賛同して500円払ってくれたのは、3人だけ。まあ、こんなものだろうと思っていたが、厳しいなあ。福祉関係の募金とかだったらわりと気軽に財布を開ける人も、政治目的のものには警戒心をもつのは当然だ。とにかく、「声」の活動を皆に認知してもらうこと。そのためにできることはなんでもやろう。 読売新聞が「憲法改正2004年試案」を今日の紙面で発表。94年に初めて改正案を出し、2000年に改訂したものを踏襲し、新たに家族条項、自助と共助、生命倫理を盛り込んだという。ますますやばいぜこれは。憲法に教育勅語を盛り込んだってことじゃないか。 *5月4日(火) イラク米軍の捕虜虐待/公明党の「行動する平和主義」 妻とムスコ帰ってくる。ムスコは、SLに乗ったとたん眠りこんでしまったという。本人、従ってあまり今日の遠足のことは語らない。 Jさんご夫妻と焼鳥屋で会食。Jさんは大手企業の管理職。「1万人宣言」賛同は難しいかな、とおそるおそる切り出したら、1万円の寄付いただけた。太っ腹やなあ。 イラクでの米軍と英軍による捕虜虐待の証拠写真といわれるものをネットで見る http://www.albasrah.net/images/iraqi-pow/iraqi-pow (ただし、英軍のそれについては、にせ物という説が出ている)。大ショック。日本の新聞はとても載せる勇気がないだろうと思われるような残酷で倒錯的な行為の写真だ(職場では、特に女性のいるところでは、絶対にお開けにならないように。ポルノを見ていると勘違いされます)。イラク人に自由と民主主義をもたらすとして乗り込んだ米英軍のこれが実態だとしたら、米英を侵略者と糾弾し、攻撃するのは当然のことだ。誇り高いアラブの男たちがいっそう復讐の炎を燃やすことは想像にかたくない。 一時は憲法三原理とお題目のように(本当は南無妙法蓮華経だが)唱えていた公明党は、憲法記念日のきのうは街頭演説で「行動する平和主義」と唱えていたようだ(公明新聞)。 「行動する平和主義」とは、要は米軍といっしょになって外国に自衛隊を送ること。そうはっきりと言いなさい! *5月5日(水) 菖蒲湯/駅名しりとり ゆうべは、45度の焼酎を、ロックで飲むという無茶をしたため、今朝は二日酔いでふらふら。それでも、早朝、よもぎを切りに行く。菖蒲といっしょにして店で売るため。昼過ぎに完売。夕方、ようやく酒抜ける。 菖蒲湯に入る。森田童子の〈♪菖蒲湯わかして~ 弟とがまんくらべ~〉という歌を口ずさみながら、息子とがまんくらべ。風呂上がりに、ビール1缶。 息子は今、僕との、〈駅名しりとり〉にはまっている。「前橋」とか「宇和島」とか「稚内」とか、とても和歌山の5歳児が知っているとは思えぬ駅名をばんばん出してきて驚かされる。駅名には、「和歌山」とか「宇和島」とか、「ま」で終わるものがとっても多いので、これはしりとりを続ける上で困ったことだ。 *5月6日(木) フルフォード『泥棒国家の完成』 『泥棒国家の完成』(ベンジャミン・フルフォード著、光文社、04年3月初版)読了。 現在の日本は、「泥棒国家」(クレプトクラシー)である。日本をだめにした「政・官・業・ヤクザ」連合が国民の金を巻き上げ、それで延命を図っているだけだから。小泉「改革」は、この連合を強化しているだけで、日本の行く末は、アルゼンチンのような経済的破たんしかない。 こう、ズバズバと切って捨てる本である。情報ソースが、雑誌ジャーナリストである自身の取材に限られていて、もうすこし綿密な立証が欲しい気がするが、これはこれでなかなか説得力がある。 そのあと、「文藝春秋」今月号の特集記事「国民を食い物にする年金官僚」を読み、「泥棒国家」という見立てに、賛同したい思いにかられる。日本の年金の積み立て不足は、日本のGDPの額に匹敵するという。そんな巨大な穴をあけたのは、年金官僚の無能と、利権に踊った私利私欲のためだという、強烈な弾劾である。 店では、家庭菜園用の土がよく出る。僕も、トマトとキュウリとウズラ豆の苗をベランダのプランターに植える。 *5月7日(金) 一日一行動改革/母の公明支援活動/SUBU『幸せの鐘』 毎日毎日、捜し物に30分くらい時間を費やしている。ボールペン、手帳、図書館で借りた本、帽子、プリペイドカード、商売の伝票・・・・。いったいこの整理整頓べたはどうにかならないものか。そして、ああ、きょうも、最も大切な、やらなければいけないことを、先延ばしにしてしまった。このズボラな性格、反省しても反省しても、治らぬ。 先日、ある評論家が、「一日一構造改革」を政財界諸氏に提言していた。それにならい、僕も「一日一行動改革」を心がけたい。 で、今日は、出かけるときには、財布、キーホルダー、携帯電話、手帳、ボールペン、読みかけの本、そして〈1万人宣言〉の応募用紙の7点セットを持っているかどうか、指さし点検すること、そして帰ってきたら、必ず所定の場所にしまっておくことを、絶対の生活ルールとすることを心に誓う。 県立図書館で『偽りの民営化』、『世界の新しい支配者たち』、『日本の風景を殺したのはだれだ?』、『国連改革』、『池田・佐藤政権期の日本外交』の5冊借りる。県立図書館は、新聞の書評などで紹介された専門書を比較的早く購入してくれるので助かる。今日借りた5冊も、すべて新規購入の棚にあった本で、書評でチェックしていた本。さて、返却日までに何冊読めるか。 ついでに、参考までに、週刊新潮と週刊文春の、高遠さんら日本人人質だった3人に関する記事(いわゆるバッシング記事)を読んでみた。新聞広告の見出し読めばすべてわかる無内容さ。時間の無駄した後味悪さだけ残る。 母は、毎日、参院選での公明党票獲得のために、電話をかけ、家庭訪問をしている。すでに創価学会は、1000万票獲得を至上の目標に掲げ、大車輪なのだ。「公明党を応援するということは、イラク戦争を支持し、日本を戦争できる国につくりかえるための改憲に手を貸すことなんやで」と、僕がいくら論争をして、そのときは納得させても、だめだ。政策なんて関係ない。ひたすら信心のため。学会のため。組織の言うがままに動くのをやめさせることはできない。 先日、築映で、和歌山出身のSABU監督作品『幸せの鐘』を見る。佳編。 勤める製鉄所が閉鎖になり、あてどなくまちを歩き出した主人公(寺島進)に次々とへんな事件が降りかかり、拘置所に入れられたり、ひき逃げされたり、1億円が宝くじであたったり、その金を命を助けた女(篠原涼子)に持ち去られたり。一日無言で歩き通して、幸・不幸のジェットコースターを体験し、家に帰ると、普段と変わらぬ妻の笑顔。男はその日一日の出来事をえんえん妻に語りかける。その、つつましい家のロングショットでエンディング。別にそれで、「本当の幸せは身近にある」なんて説教をたれたかったわけではないだろうが、なんか、日常を違った目で見させられたような気がする。 SABUは、和歌山東高校出身だという。ぼくの高校生のときには東高はまだできていなかった。何人か東校出身の年下の友人がいるが、そろってユニークなキャラクターをもっている。新設校というのは、おもしろい人間を輩出するものなのか。 三菱ふそうの前会長が、車輪脱落事故で逮捕。道路運送車両法違反(虚偽報告)容疑で。国交省は三菱自動車を告発した。 福田官房長官が辞任。年金未納で引責だが、唐突な印象。長いことやって疲れたのかな? *5月8日(土) 池田香代子講演会 カトリック教団屋形教会で、池田香代子さんの講演会。池田さんは、『ソフィーの選択』などを翻訳したドイツ文学者。ネットの世界を回っていた「世界が100人の村だったら」を絵本として翻訳・出版して以来、各地で講演会に引っ張りだこの人だ。 「100人の村だったら」は、アフガニスタンで人道支援活動を続けている中村哲さんの活動になんとか自分も協力できないか、と考えて出版したもので、予想外に売れて、今、印税を様々な活動に役立てているとのこと。憲法についての本も最近出し、ずいぶんと研究している様子。 印象に残ったのは、「日本国憲法は、アメリカ占領軍によって起草され押しつけられたものだから」という改憲論に対する池田さんの考え方だ。 起草者はたしかに少人数のアメリカ人たちであったけれど、彼ら自身が戦争を経験して、もう二度と戦争を起こしてはならないという思いを日本人たちと共有していたこと、そして、彼らが起草にあたって参考にしたのは、世界中の憲法や不戦条約、そして日本人のグループの研究であったということ、つまりこの憲法には、世界中の人びとの、生者・死者のへだてを越えた人類共通の理念が込められているのだということ。そして、憲法制定時に日本人はすでに力強く復興への歩みを始めており、「敗戦で茫然自失として、新しい憲法を受け入れざるを得なかった」ということでは決してない(その証拠に、吉田首相は、後にマッカーサーからの改憲要求を毅然と退けている)、ということ。 池田さんの話し方は、ソフトで、ゆっくり。平和のためにできること、僕もやっていかなくっちゃ、としみじみと感じさせられる、いいお話しだった。 講演会終了後、〈1万人宣言〉のアピール。8人の方が新たに賛同人になってくれた。 広島労働局の裏金問題で、厚労省が職員73人を処分。 *5月9日(日) *5月10日(月) 若者はおしゃべりがきらいじゃないらしい 電話で〈1万人宣言〉賛同を求めた相手から、強烈な反発をくらい、気分悪かった。「今の憲法は美しくない。精神性に欠ける」というのだ。不戦の誓い、という強烈な精神性がなぜ理解できないのだろう。どうやら彼女のいう「精神性」とは、「日本らしさ」ということと、対立を融和する超越的存在への関心らしい。「和をもって尊しとなす」とか、「天皇は神聖にして侵すべからず」とか、そういう言葉が欲しいのね、きっと。こちらは、憲法を、第一に「民衆の権利の章典」と考え、「権力への抵抗の武器」ととらえているのだから、話しが合うはずないか。 那覇には、寝るのは相部屋、食事は大部屋でという新型の若者宿が急増中。NHKの「真剣十代しゃべり場」は応募者急増。若者はおしゃべりが嫌いな訳じゃない、と【日経】) そう、若者を対話教に引き込もう! ブレア首相、虐待認め、謝罪。「イラクで我が軍の大多数が行っている行為ではないことを理解して欲しい」と釈明したが、赤十字国際委員会の報告書2月に入手しながら公表しなかったことも問題となろう。戦争を決定した連中が不道徳であれば、その下の兵士たちが破廉恥漢となる、ということの証左だ。 「バーバー吉野」で名を上げた映画監督の萩上直子さんは、技術系大学出身だったが、南カリフォルニア大大学院映像学科で、3週間に1本のシナリオ書くなど、「人の3倍努力した」という。【日経】 *5月11日(火) 悲しみの二大政党制/ムスコよともに憲法改正を阻止しよう 民主党両院議員懇談会で、菅代表が辞任表明、党は3党合意を了承。3党合意の是非も後継代表の推薦も、執行部一任だという。なぜ、正々堂々、多数決、選挙で決めないのか。分裂が怖いという。密室政治批判の世論は怖くないと見える。悲しい、悲しい、日本の「二大政党制」の光景。 「平和と憲法を守りたい市民の声」の事務局会議、喫茶店で。現在の〈1万人宣言〉賛同人数、約300人。1万人は遠い。和歌山市以外の地域にどう浸透していくか。個人的つながりをたどっていくしかないのだが、県内各地に核となる人が欲しい。 組合関係に強いSさんから、いくつかの労働組合へ要請に行って、協力してくれることになったという報告あり。 5月29日6時半から、あいあいセンターにて、『テロリストはだれ?』の上映会を行うことに決定。グローバル・ピース・キャンペーンが制作。「米国政府が第三世界に対して仕掛けてきた数々の戦争と政権転覆の真相を描いた10本の映像によるオムニバス作品」ということだが、できたてほやほやなのでだれも見た者はいない。こうご期待。この企画は、映画が専門のKさんが担当。「東京に次いで全国2番目の上映決定!」と意気込んでいる。 6月中に、参議院選挙立候補予定者を招いての公開討論会も検討。僕が企画責任者に。 事務局会議が終わってから、姪のところに、高校進学祝いを届けに行く。そして姪とその母親から、賛同人署名をゲット。「憲法9条を改正したらね、世界のどこへでもアメリカといっしょに戦争に行くことになるんよ。それでもええ?」と聞いたら、無口な姪は、黙ってしっかり首を振る。未成年者からも1口500円はしっかりいただく。 何歳くらいから、憲法の話は理解できるだろうか。僕自身のことを振り返って考えると、小学校4年生くらいかな。ベトナム戦争が激化するニュースを見て、また、世界大戦になるのだろうか、と暗い気持ちになっていたのを覚えている。息子の遙は、今5歳。イラク戦争のニュースを見て、「ねえ、どことどこが戦争してんの?」と聞いてくる。一応、「アメリカとイラク」と答える。「日本はなんでせえへんの?」と聞かれて、「憲法で戦争したらあかんて、書いてあるから」と答える。その憲法を実は日本政府は破っているということを教えるのは、まだ先だ。 遙を〈1万人宣言〉の賛同人とするには当然無理がある。でも、先日、家で僕が署名用紙を整理していると、遙は、自分も絶対に署名すると言って聞かない。「でも、これに名前書いたら500円いるで」というと、自分の貯金箱からとってくれと言う。仕方ないので応募用紙を渡したら、立派にひらがなで自分の名前を書くから、受け取ることにした。彼は、憲法改正の結果当事者だ。9条改正になったら、遙の世代は戦争に行くことになるだろう。そんな時代が来るなんて!僕が少年の頃は、日本は戦争放棄を決めていることを知っていたから、米軍基地があるおかげで日本が攻撃されることはあっても(ベトナム戦争のエスカレーションで、それはありうると肌身に感じていた)、自分が兵隊として戦争に行くなんてことは夢想だにしなかった。 イラクのサマワで、駐留中のオランダ兵2人、手榴弾攻撃受け死傷。でも、日本政府は自衛隊撤退を、検討しないらしい。 オランダ兵2人、サマワで手榴弾攻撃受け死傷。 ブッシュ大統領、イラク人虐待の未公開写真を見て「深い嫌悪と驚愕」と。 *5月12日(水) 軽妙な話術がほしい/嗚呼民主党 小学校、中学校のとき、僕は「お笑い」を目指していた。吉本新喜劇を毎週欠かさず見て研究し、人生幸路のような風刺ネタの漫才を友達と創作し、クラスのお楽しみ会などで演じていた。とにかく人を笑わせることに生き甲斐を感じていた。それがどういうわけか、いつのまにか、まじめで、あまり冗談も言わぬ性格に変わってしまった。いや、性格が変わったというより、勉強の仕方が悪くて頭が固くなってしまったのだろうか。 市長選に出て以来、マイクを握って人前で演説することが多くなったが、いつもアジ演説調の一本調子で、自分自身で「上達しないなあ」と思う。 最近、朝、花の仕入に行くとき、車の中では、MBSラジオの浜村順のトーク番組を聞くことが多い。思わず聞き込んでしまう彼の話術、盗みたいと思う。ゆっくりとした間のとりかた、自分の話への感情移入、どこへ話が飛んでいくかわからない奔放さ、それでいて聴衆のレベル、常識を決して越えないわかりやすさ、安心感。 浜村順の口調で、ちょっぴりスパイスを利かした辛口「時事漫談」、やってみたいなあ、できないかなあ、と夢想する。 某平和団体に何度も電話しているが、つながらない。引っ越したのかなあ? 年金法案が衆院通過。民主党は、政府案に反対、一元化検討の修正案部分に賛成。入り口では審議拒否し、それが世論にアピールしないと見るや方針転換、対案出して徹底審議と言っていた舌の根も乾かぬうちに、3党合意で手打ち。しかも、民主党の大罪は、未熟な対案をさらして、年金一元化の玉虫色の合意を引き出したために、消費税大増税、納税者番号導入の論議の露払いをしてしまったところにある。 なるほど、いずれは避けては通れぬ問題かもしれぬ。しかし、これまでの政府のあまりの無為無策、負担を一方的に国民に押しつけるやり方に対して一矢を報いることさえできぬまま、ずるずると相手の土俵に上がる、いや太刀持ちの役を買ってやる、この愚かな政党に対して怒りを禁じ得ない。これは有事法制、憲法改正論議にしてもまったく同じ構図。「政権交代が大事、だから民主党へ一票」と考えている国民の一票は、重税・治安国家への一票になっていることを知らねばならない。 トヨタ自動車3月期決算で、純益1兆円超、世界4位、製造業では世界1位に。1位はエクソン・モービル、2位シティグループ、3位ゼネラル・エレクトリック。 年金法案が衆院通過 民主党は政府案に反対、一元化検討の修正案部分に賛成。9議員が造反。 公明新聞に飯嶋和一『黄金旅風』(小学館)の書評。本の中にこんな一節があるという。公明議員と支持者たちよ、聞く耳があるか?「大愚を行う者は必ず大義を振りかざし、結果最も弱き者が悲惨を見ることとなる」 イラク反米抵抗勢力が、ウェブサイト通じ、米民間人殺害映像を流す。 *5月13日(木) 年金制度どうすれば 雨。夕方、暴風雨に。蒸し暑し。 いったい、年金制度は、どうすればいいのだろうか。現在の日本の年金は、その時々に必要な給付を加入者(現役世代)で支える賦課方式だ。やはり僕は、保険なんだから、自分が(自分たちの世代が)支払った分を受け取る積み立て方式がいいように思う。公費補助があるということと、強制加入という点で、民間保険とは違うが、民間保険のように、将来の自分の受取額をはっきりさせた上で、毎月の保険料負担を自分で選択する(そして途中で見直しも自分の意志でできる)、というふうになればいいのではないだろうか。・・・と、ここまで書いてきて、自分が現行年金制度について知らないこと(たとえば、厚生年金には公費が入っているのか、国民年金給付には厚生年金の掛け金が流用されているのか、など)が多すぎるのに気がついた。これじゃまるで国会議員並じゃないか。勉強しよう。 公明党が、神崎代表ら党三役を含む議員14人の国民年金未納が明らかになったと発表。12人を党内処分した。神崎らの引責辞任は否定。 民主・岡田幹事長、小沢氏に代表就任を正式要請。小沢氏「真摯に受け止める」と。 2外交官殺害事件の報告書を外務省が発表。「テロの可能性が大」とし、米軍誤射説を否定。 有事の「指定公共機関」、民放も対象か。日本民間放送連盟は政府に指定からはずすように要望。 関西社会経済研究所が、自治体の組織運営評価を発表 東高西低 関西では川西市がトップ。和歌山市は当然、ランク入りは無理。 2歳まではビデオ・テレビの視聴を控えよ、と日本小児学会「子どもとメディア」提言。 米がパナマと公海上臨検の協定に調印 世界船舶の半数が臨検可能に。 菅野仁『ジンメル・つながりの哲学』(NHK)という本が哲学書に珍しく、13000部のベストセラーになっているという。 中国、2020年までに原発30基建設の計画。現在原発は9基で、石炭火力に依存している。 *5月14日(金) 憲法調査会 厚労2副大臣も年金未納と判明。自民党は所属議員の納付状況を公表しないと決めた。 衆院憲法調査会の中央公聴会で、船曳建夫・東大教授「9条論理的に苦しいまま保持が国益にかなう」。小熊英二・慶大助教授「改憲は必要かという世論調査の質問は『改革は必要か』と受け止められた。」 元イラク人権相ら証言「米軍に人権尊重なかった」 韓国憲法裁判所が弾劾を棄却、廬大統領が復権。 *5月15日(土) 年金ドミノは小泉で終点? 小泉首相も年金未加入発覚。政治責任「まったくない」 首相、22日再訪朝を発表。家族帰国実現期す。 小沢氏、民主代表就任を受諾 任期、9月まで。 緊急事態基本法の骨子、国民保護法案の修正案で与党・民主3党が合意。 和歌山県御坊市、中間貯蔵施設で財政再建の動き。またぞろ欲に目のくらんだ愚か者がうごめきだしている。 G8外相会議、イラク主権移譲の国連決議早期採択で一致。仏・露・加、派兵に同意せず。

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