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#contents - ホテル行く前に外で2発イカせてもらいますた! http://ston.mlstarn.com/2438889 -- てれれん (2009-06-02 17:20:04) - セフしさまさまだなwマジ天国www &br() &br()http://sersai%2ecom/hosakimenma/28451633 -- 大日にょ来 (2009-06-06 00:05:51) #comment(vsize=2,nsize=20,size=40)   ↑ご自由にコメントをお書き下さい。 *最新の情報は、[[●災害]] へ *0528 死者6万7千人、被災者4500万人超に 四川大地震 [朝日] 2008年05月28日00時22分  【北京=峯村健司】中国政府の27日の発表によると、中国・四川大地震の死者は6万7183人、行方不明者は2万790人となった。被災者は4561万人に上り、避難者も1500万人を超えた。  中国地震局によると、27日午後4時3分ごろ、四川省青川県を震源とするマグニチュード(M)5.4の余震があった。同4時37分には、その5キロ北東の陝西省寧強県を震源とするM5.7の余震が起きた。青川県だけで42万戸以上が倒壊した。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0527/TKY200805270357.html *0526 最大級の余震で3人死亡、7万戸以上倒壊 四川大地震 [朝日] 2008年05月26日03時01分  【北京=峯村健司】中国地震局によると、四川大地震の被災地で25日午後4時21分(日本時間同5時21分)ごろ、四川省広元市青川県付近を震源とするマグニチュード(M)6.4の余震があった。12日の本震発生後では最大規模。地元当局者によると、広元市で2人が死亡、728人が負傷。甘粛省でも1人が死亡した。7万戸以上の家屋が倒壊し、損壊は21万戸以上に上るという。大規模な土砂崩れが発生し、復旧したばかりの幹線道路が寸断された。  中央気象台は26日に被災地で地震後、最も強い雨が降ると予想。二次災害の心配を抱えたまま発生から2週間を迎える。  民政省当局者は25日、地震で避難している被災民が1438万人に達したことを明らかにした。損壊・倒壊した住宅は1500万戸に上る。ダム決壊や余震による建物倒壊などに備えた避難者が急増している。中国政府はこれまで46万張りのテントを被災地に配給したが、280万張り以上が不足している。毎日3万張りのテントを生産、被災地に送る計画で、100万棟の建設を予定していた仮設住宅を150万棟に増やすことも決めた。  中国水利省の鄂竟平次官は25日の記者会見で、2380カ所のダムでひび割れするなど安全上の問題が生じていることを明らかにした。特に69のダムは決壊の危険性がきわめて高い。土砂崩れで川がせき止められた「土砂ダム」は35カ所。うち3カ所はすでに決壊、19カ所は決壊の危険性が高い。一部爆破して水を抜く計画を進めている北川チャン族自治県の唐家山にある土砂ダムでは、天候不良でヘリコプターが入れないため、武装警察部隊150人が爆薬を携え徒歩で現場に向かった。  中国政府の25日の発表によると、確認された死者が6万2664人、行方不明者は2万3775人に上った。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0526/TKY200805250193.html *0523 被災地域、放射性物質15個未回収 四川大地震 [朝日] 2008年05月23日22時30分  【北京=峯村健司】四川大地震の被災状況について中国環境保護省の呉暁青次官が23日、記者会見し、地震のため被災地域にある50個の放射性物質に保管や安全上の問題が発生、うち15個は建物の倒壊などの危険があるため未回収であることを明らかにした。  15個のうち3個はがれきに埋まって回収不能というが、これらが具体的に何を指すのかは明かさなかった。中国政府は20日時点では未回収は2個としていた。呉次官は「放射能漏れは起きていない」と説明している。  中国政府の23日の発表によると、地震でこれまでに確認された死者は5万5740人、行方不明者は2万4960人となった。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0523/TKY200805230303.html *0521 「死んだ断層」揺れた 主な活動は恐竜時代 四川大地震 [朝日] 2008年05月21日13時35分  中国・四川大地震を起こしたとみられる竜門山断層帯は長期間めだった活動がなく、「死んだ断層」と考えられていたことが、中国の過去の地層調査や歴史文献の記載などからわかった。専門家は「活動度が低くても大地震が起こりうるわけで、日本でも注意が必要だ」と指摘している。  東京大の池田安隆准教授(変動地形学)が地震予知連絡会に報告した。  それによると、竜門山断層帯が主に活動したのは2億年前~6500万年前までで、ちょうど恐竜がいた時代。それが1千万年前以降は活動が低調で、地震で断層がずれた量を年平均に換算した「活動度」は垂直方向に年1ミリ以下。竜門山断層帯の西側にあり、頻繁に大地震を起こしている鮮水河断層帯の年10~20ミリと比べ、10分の1以下だ。  このため、専門家も「死んだ断層」と考え、注目していなかったという。  中国地震局によると、文献などから、鮮水河断層帯ではマグニチュード7以上の地震が頻繁に起こっていることがわかっているが、竜門山断層帯の地震についてはこうした記録はない。池田さんは「三国志の時代(3世紀)から人口が多い地域なので、大地震があれば何らかの記録に残っているはずだ」と指摘する。  日本の地震調査委員会が地震の発生確率や規模を調べているのは、約200万年前以降に活動した活断層。原子力発電所の設計で考慮する活断層も、12万~13万年前以降に活動したものとされている。  地震予知連の大竹政和会長は「ショッキングなデータだ。日本も、活動度が低い活断層だからといって安心していいわけではない」と話す。(黒沢大陸) URL:http://www.asahi.com/science/update/0521/TKY200805210150.html *0522 死者・不明8万人超す 温家宝首相が2度目の現地入り [朝日] 2008年05月22日20時20分  【北京=西村大輔】四川大地震で中国政府は22日、確認された死者数が前日から約1万人増えて5万1151人、行方不明者も2万9328人に達し、合わせて8万人を超えたと発表した。負傷者は約29万人、家を失うなどして避難している被災民は約500万人に上り、国を挙げての支援が続いている。日本の国際緊急援助隊・医療チームは同日午後、四川省成都市内の病院で活動を始めた。  温家宝(ウェン・チアパオ)首相はこの日、2度目の被災地入り。四川省綿陽からヘリコプターで北川チャン族自治県に向かい、決壊が心配される土砂ダムなどを視察した。胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席も浙江省のテント工場を視察し、テントの増産を指示した。  中国外務省の秦剛副報道局長は22日の会見で、被災者向けに330万以上のテントや仮設住宅が必要にもかかわらず、テント40万張りしか設営できていないことを明らかにし、「テントや毛布、衣服の提供を優先的に検討してほしい」と各国に要請した。国際援助については、外交ルートを通じた資金援助が約4億9200万元(約73億円)、国際組織などを通じた援助が約6億1500万元、援助物資が約2億4900万元に上ると公表。謝意を述べた。  四川省地震局によると余震は7千回を超え、22日にはマグニチュード4以上の余震が3回起きており、二次災害に予断を許さない状況が続いている。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0522/TKY200805220298.html *0519 街へ街へ、避難の波 避難所に456万人 四川省 [朝日] 2008年05月19日03時02分  【都江堰(とこうえん)(中国四川省)=小山謙太郎】四川大地震から7日目の18日、避難所で生活する被災者は四川省全体で456万人まで膨らんだ。人口60万の都江堰市では、余震被害の恐れから帰宅が許されていない。山間部の被災者も次々に山を下りてきた。避難所への人の流れは増える一方だ。  都江堰市内の表通りから裏のアパート街に回ると、ビルの解体工事が始まっていた。重機の音が鳴り響く中で突然、怒鳴り声が聞こえた。  「どうしても自分の部屋に戻らなきゃいけないのよ」  「危ないからだめだ」  避難所からやって来た夫婦と解体現場を守る警備担当者らが、押し問答している。  「娘の戸籍証明書を取りに戻らないと、死亡確認をしてもらえないのよ!」  母親の呂静さん(32)がしゃくり上げながら叫ぶと、その場は静まりかえった。小学2年の一人娘が崩れた校舎の下で見つかり、この日火葬に付された。地震の翌日が8歳の誕生日だった。「娘も家も失った。先のことは何も考えられない」  市民は安全確認がすむまで家に戻れず、市内27カ所の避難所や道路脇に自ら張ったテントに寝泊まりする。  避難所の一つ、四川農業大学分校。体育館のほか、400メートルトラックとバスケットコート2面の運動場に、420張りのテントが立ち並ぶ。  交通の復旧にあわせて、山間部からも被災者が次々と下りてきている。  体育館では、震源に近いブンセン県映秀を一人で脱出してきた何立元さん(77)が布団に横たわっていた。つえをつきながらがけ崩れを越え、ダム湖を船でわたって、8時間かけてたどりついた。娘は行方不明の孫娘の元を離れられないと、とどまったままだ。何さんは「ここで長くは暮らせない。でも、家を再建する金もない」とため息をついた。  水や温かい食事が配られ、医師が毎日、聴診器を当てていく。学生ボランティアは清掃作業。ようやく、態勢が整った。  ただ、夕方、街に出ていた被災者が戻ってくると、夜を越す人は9千人。これ以上受け入れる余裕はない。都江堰市は避難所から成都行きのバスを連日運行し、すでに1万人を超す被災者を移送した。  新たな避難所づくりも始まっている。市中央部の空き地に600張りのテントが設置され、入居を希望する人が列を作っていた。  市政府はテント村の設置期限を2週間と決めた。だがその後、住民が住まいを見つけられるのか。テント村の市職員は「全員は難しい」と即座に首を横に振った。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0519/TKY200805180189.html *0518 ダム800基に決壊の恐れ 土砂ダムも18カ所 四川大地震 [朝日] 2008年05月18日03時02分  【北京=峯村健司】中国四川省で12日に起きた大地震で、同省にある803のダムで亀裂が入ったり水がもれたりして決壊の恐れがあることが17日、地元当局者の話でわかった。地震による山崩れが川をせき止めてできた「土砂ダム」が四川省内だけで18カ所あることも判明した。  中国の通信社、中国新聞社によると、日本の援助隊が16日救助活動にあたった広元市青川県の地元政府は17日緊急会議を開き、5カ所ある「土砂ダム」のうち、3千万立方メートルの水がたまっている1カ所が決壊する恐れがあるとして、下流の3万人を安全な場所に避難させることを決めた。県全体が水没する危険があるという。  四川省内には6千余りのダムがあるが、今回の大地震とその後の4千回を超える余震の影響で、コンクリートにひびが入ったり、水力発電関連施設が壊れたりした。震源地に近いアバ・チベット族チャン族自治州ブン川(ぶんせん)=ブンはさんずいに文=県県にある紫坪鋪ダムには多数の亀裂が入り、決壊すると被災者救済本部のある都江堰(とこうえん)市が水没する恐れがある。  地震後の雨でダムの水量が増し、同州茂県の銅鐘ダムは通常の330万立方メートルを大幅に超えた450万立方メートルに達した。停電で動かなかった水門を16日に開け、かろうじて放水できたという。  一方、中国政府は17日、四川大地震の死者が2万8881人、負傷者が19万8347人に達したと発表した。四川省では、依然として1万600人が生き埋めとなっている。  都江堰で救援活動をしているロシアの救助隊は17日夜、外国部隊では初めて、崩れた建物のがれきの中から生存者の女性を助け出した。中国中央テレビによると、2階建ての建物はつぶれていたが、ロシア隊は生存者がいることを確認。女性はけがをしていたが意識はあり、救出後「とても疲れたが、手足を動かすことができる」と話した。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0517/TKY200805170233.html *0516 「被災者助けたい」若者に支援の輪広がる 四川大地震 [朝日] 2008年05月16日15時03分  【成都(中国四川省)=冨森ひな子】大地震に見舞われた中国四川省の省都、成都市で、市民の間に被災地支援の動きが広がっている。救援物資を受け付ける拠点が市内にいくつも設置され、スーパーで買った飲料水などを市民が次々と持ち込んだ。被災地で大きな被害を受けた生徒たちと同世代の若者が「いてもたってもいられない」と、物資運び出しのボランティアに汗を流している。  成都市中心部には、10カ所以上の物資受付拠点ができ、16日も朝から救援物資を持ち込む人でごった返した。目抜き通りに設置された紅十字会の拠点には、乗用車やタクシーで横付けした市民らが、車内いっぱいに積んだ段ボール箱などを運び込んだ。  市民から寄せられた大量の救援物資を、被災地に向かうトラックや倉庫に運ぶのは、高校生や大学生ら若者を中心に集まった約500人のボランティアだ。100メートルにわたって2列をつくり、バケツリレー方式で次々と手渡した。  市内の学校が休みだった15日朝から作業に加わっていた成都市の高校2年、胡瀚丹さん(17)は「被災地では同じ高校生が授業を受けながら生き埋めになっている。いてもたってもいられなかった」。別の女子生徒(16)は「筆記用具を持ちながら亡くなった被災地の生徒のニュースに、とてもショックを受けた。どんなことでも手伝いたい」と声を詰まらせた。  四川省南部の宜賓から乗用車で成都に来た男子学生(23)は「インターネット上の呼びかけで集まった4人で来た。政府の救助が十分ではない都江堰周辺の小さな村に、これから救援物資を届けにいくつもりだ」と話した。  近くのイトーヨーカ堂春熙店は、救援物資用に布団を買い求める人たちが増えている。同店によると、1人で100組を買った客もいたという。布団10組を買った成都市の自営業、胡潔蘭さん(50)は、地震関連の情報を得るため、発生直後からラジオを持ち歩いている。「被災地に布団や水、薬が足りないと知って買いに来た。夫が若い頃に被災地に住んでいたので、ひとごとではない」と涙を流した。  同店によると、14日は自家用に飲料や食料品を買った客が多かったが、15日以降は、生活が一段落したことから救援物資として布団や毛布、下着類がよく売れているという。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0516/TKY200805160112.html *0515 死者推計5万人超 「発生72時間」過ぎる 四川大地震 [朝日] 2008年05月15日22時50分  【北京=峯村健司】新華社通信によると、中国四川省で12日に起きた大地震で中国政府は15日、死者が同省内だけで5万人を超えるとの推計を明らかにした。被災面積は北海道の面積を上回る10万平方キロを超えた。救出作業がはかどらないまま、生き埋めになっている人の生存率が急激に下がる「発生後72時間」が過ぎた。  四川省政府によると15日時点で確認された死者は1万9509人で、これまでに1万3465人が救出されたが、まだ1万2323人が生き埋めとなっている。他地域の死者は、甘粛省で364人、陝西省で108人となった。  中国外務省は15日、日本政府が申し出ていた国際緊急援助隊の派遣受け入れを表明。同日夜、第1陣の31人が北京に到着。さらに中国政府が用意したチャーター機で成都に向かい、北に約400キロ離れた広元市青川で約1週間かけて救助活動をする。6千万円相当の毛布やテントなどを運ぶ。第2陣の約30人は16日にも現地に入る予定。中国外務省の秦剛副報道局長は15日の定例会見で「一刻も早く現地に赴き、救助活動に加わってほしい」と期待感を示した。  中国政府の救援活動も本格化してきた。軍は13万人を派遣、輸送機やヘリなど延べ300機を投入した。衛生省は感染症予防の専門家を含む約1万人の医師らを被災地に派遣。12万張のテントと22万枚の布団などを配った。しかし、震源地のブン川(ぶんせん)では15日、強い余震があり、建物が倒れ、山崩れが起きた。  四川省北部にある世界遺産、九寨溝(きゅうさいこう)などには外国人893人を含む2601人が足止めされている。50人の観光客の死亡が確認されたが、外国人は含まれていない。北京の日本大使館によると、被災地周辺に日本人観光客はいない模様だ。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0515/TKY200805150268.html *0514 死者1万2千人、生き埋め2万4千人 四川大地震 [朝日] 2008年05月14日01時17分  【北京=峯村健司、琴寄辰男】12日に発生した中国・四川大地震の死者が四川省内だけでも1万2千人、負傷者が2万6千人を超え、346万戸が損壊したことを、同省政府当局者が13日明らかにした。新華社通信によると、綿陽で1万8645人など同省内で2万4千人以上が生き埋めとなっている。発生から丸1日が過ぎたが、各地で道路が寸断され、大雨や余震が続いており、救助作業が遅れている。  四川省当局者は朝日新聞の取材に「現地の被害が確認できていない地域が残っており、犠牲者はさらに増える」と述べた。ほかの地域での犠牲者は、地元報道などによると甘粛省で213人、陝西省で103人など。また各地で少なくとも九つの小中学校や高校が倒壊、1900人の生徒が生き埋めになっている。震源地付近ではマグニチュード(M)5以上の余震が16回起きた。  四川、陝西両省で多くの幹線道路が寸断されたほか、鉄道は計15カ所で線路が崩落するなどで不通となり、旅客列車31本、貨物列車149本が途中で足止めされた。閉鎖されていた成都空港は13日に再開したが、出発・到着合わせて277便に欠航などの影響が出た。  また、四川省では発電所5カ所で送電できなくなり、変電所6カ所が運転を停止。陝西省でも変電所2カ所が運転を止めた。重慶市で9万3600戸が停電、四川省都江堰全域で停電した。四川省で通信会社「中国移動」の基地局約2300カ所が停止した影響などで、携帯電話がつながりにくくなっている。  震源地付近はパンダの生息地域でもある。新華社は成都のパンダ繁殖研究基地にいる約60頭と、ブンセン県の臥竜パンダ自然保護区にある研究センターの86頭の無事を確認した。だが、臥竜を訪れていた英国人ツアー客約15人を含む2千人以上の観光客と連絡がとれないという。  中国政府は被災地支援のため8億6千万元(約129億円)の緊急支出を決め、約5万人の軍や武装警察部隊を投入。温家宝(ウェン・チアパオ)首相は四川省都江堰に被災者救済本部を置いて支援活動にあたっているが、震源地の四川省アバ・チベット族チャン族自治州ブンセン県と結ぶ道路は切断されており、軍の部隊1300人が徒歩で現地に入った。落下傘部隊の投入は雨で中止となった。  中国民政省の王振耀救援局長は13日、地震後初めて記者会見を開き「交通が不便で被害者数が甚大なため、救助は困難な状況にある」と述べた。中国外務省の秦剛副報道局長は同日、日本などが申し出た支援について「感謝と歓迎の意を表明する」と受け入れに前向きな意向を示した。  米ホワイトハウスのペリーノ報道官によると、ブッシュ米大統領は米東部時間の13日朝、中国の胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席に電話し、見舞いの言葉と支援の用意を伝えた。米政府は国際赤十字の呼びかけに備え、50万ドル(約5200万円)の緊急支援を表明した。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0513/TKY200805130379.html *0513 死者8500人超す 中国大地震、四川省当局まとめ [朝日] 2008年05月13日00時48分  【重慶=小林哲、北京=琴寄辰男】中国国営新華社通信によると、中国中西部の四川省で12日午後2時28分(日本時間午後3時28分)、大規模な地震があった。震源は同省の省都・成都の北西約90キロにあるアバ・チベット族チャン族自治州ブン川(ぶんせん)=ブンはさんずいに文=県付近で、地震の規模はマグニチュード(M)7.8。四川省当局のまとめで死者は8533人に達した。陝西省で61人、甘粛省で48人、重慶市で50人、雲南省で1人の死亡が判明した。被害はさらに拡大しそうだ。  地震発生を受け、胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席は、負傷者の救助を急ぐよう求める指示を出した。温家宝(ウェン・チアパオ)首相が指揮のため現地に入り、中国軍でも成都軍区の部隊を動員するなど、国を挙げての救援活動を本格化させた。  震源に近い四川省綿陽市での死者が7395人に上り、同市の北川チャン族自治県だけで約3千~5千人が死亡、1万人が負傷したと地元当局者は推計している。  同省ブン川県に近い都江堰市では、中学校の校舎が倒壊して900人近くが生き埋めになり、生徒50人以上の死亡が確認された。現地当局の関係者は「多数の家屋が倒壊、多くの人々が死傷したおそれがある」と語った。同省資陽市でも10人が死亡、86人がけがをしたという。また、同省内の二つの化学工場では数百人が生き埋めになり、80トンのアンモニアが漏れ、付近住民約6千人が避難した。  震源のブン川県では少なくとも30人が死亡。重慶市郊外の梁平県文化鎮の小学校では校舎が倒壊して児童4人が死亡、100人以上の児童がけがをした。同県礼譲鎮の小学校でも10人以上の負傷者が出て、うち2人は重傷という。  中国中央テレビによると、四川省成都市内では約1分間にわたって揺れが続いた。同市内では、建物の大規模な倒壊などは確認されていないが、中年の女性が頭部にけがをしたと伝えた。同市内では多くのオフィスビルで書類棚やテレビなどが大きく揺れ、働いている人々はオフィスビルから付近の空き地などへ避難したという。  成都南駅近くでは地下の水道管が破裂して水があふれ出し、大通りが水につかった。新華社四川分社近くのビルでは壁に亀裂が入った。市内にある成都空港が全面閉鎖され、ホテルやレストランなども営業を見合わせた。  新華社によると、震源地周辺では1933年にもM7.5の地震があり、9千人以上が死亡。76年にもM7.2の地震が発生している。  地震による揺れは、上海、香港、台北など広い範囲で感じられ、AP通信などによると、ハノイやバンコクでも感じられた。新華社によると、北京市通州区で12日午後2時35分(日本時間午後3時35分)にM3.9の地震があり、四川省の地震と関連があるとみられるという。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0512/TKY200805120223.html *0512 国連、死者・不明者10万人に修正 ミャンマー被害 [朝日] 2008年05月12日19時28分  【バンコク=山本大輔】ミャンマー(ビルマ)のサイクロン被害で、国連人道問題調整事務所(OCHA)は12日、前日に32万人と発表した死者・行方不明者数の推計を、最大約10万人と大幅に下方修正した。家などを失った被災者数についてはこれまでの推計通り、最大200万人とした。  OCHAによると、各地の推計被害者数を複数回加えるなどの混乱で、人数が膨れ上がり、最終確認をしないまま公表したという。  一方、ミャンマー軍事政権は12日夜、国営放送を通じ、死者が3480人増えて3万1938人、行方不明が3646人減って2万9770人になったと報じた。軍政は同日付の国営紙で「外国人の入国は人道救援関係者でも受け入れない」とする方針を改めて強調した。同紙によると、軍政高官が11日夜にヤンゴンで外交官らに対し、「物資の被災地への搬送は我々で管理する」と話した。  軍政が受け入れに強い難色を示していた米国の輸送機が12日、初めてヤンゴン空港に到着し、水など約14トンの物資を提供したものの、世界食糧計画(WFP)の職員の多くが入国できないでいるなど国際的な支援活動に影響が出ている。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0512/TKY200805120245.html *0507 サイクロン死者2万人不明4万人 2地域で国民投票延期 [朝日] 2008年05月07日12時06分  【バンコク=山本大輔】ミャンマー(ビルマ)の国営放送は6日、最大都市ヤンゴンなどを直撃したサイクロンによる死者が2万2千人を超え、行方不明者は4万人にのぼっていると報じた。強風と豪雨に加えて高波も発生し、犠牲者を増やした。サイクロンの被害としては、バングラデシュで約14万人が死亡した91年以降、最悪になった。  軍事政権は5日、国際社会からの支援受け入れを表明。近隣国からの救援物資の輸送などが始まった。だが、幹線道路の多くが寸断されているうえ、連絡が取れない地域も依然多く、犠牲者は増える可能性がある。  軍政によると、被害はエヤワディ管区にある都市ボガレイ(人口約10万人)に集中。1万人以上が死亡したという。同市はデルタ地帯にあり、4メートル近い高波で家屋の95%が倒壊した。  ヤンゴンの被害も死者671人、行方不明359人に拡大。被災地では停電、断水が続き、人びとの健康状態が悪化している。  一方で軍政は6日、被害が激しいヤンゴン、エヤワディ両管区を除いて被災地指定を解除。10日に予定されている新憲法案の是非を問う国民投票については、ヤンゴンとエヤワディでは24日に延期するものの、それ以外は10日に実施すると発表した。      ◇  【ワシントン=勝田敏彦】2日夜から4日朝にかけてミャンマー(ビルマ)を襲ったサイクロンによる大洪水を、米航空宇宙局(NASA)の地球観測衛星テラがとらえた。洪水の前後を比べると、ミャンマー南部の広い範囲が水につかっている様子がわかる。NASAが6日、公表した。  被害の中心は同国を北から南に流れる大河イラワジ川がつくった三角州(デルタ)地帯で、画像のほぼ中央に同国の最大都市ヤンゴンがある。4月15日の画像には三角州の川筋がくっきりと写っているが、被災後の5月5日の画像では三角州のかなりの部分や沿岸地域が水につかっている。ヤンゴンも水にほぼ囲まれている。  今回は赤外線と可視光の観測を併用し、通常では撮影が難しい洪水の泥水の画像を鮮明にとらえた。99年12月に打ち上げられたテラは、NASAの主力地球観測衛星。観測装置の開発には日本も協力している。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0506/TKY200805060129.html *1117 サイクロンで1100人死亡か バングラデシュ [朝日] 2007年11月17日01時24分  バングラデシュ南部の沿岸部が15日から16日にかけ、強力なサイクロン(熱帯低気圧)の直撃を受けた。AP通信は、地元メディアの報道として「少なくとも1100人が死亡した」と伝えた。多数が行方不明になっているとみられ、死者数はさらに増える可能性がある。  家屋倒壊や漁船の損壊などの被害もあり、65万人が避難したという。ロイター通信は、地方政府当局者などの話として、508人の死亡が確認されたと伝えた。今回のサイクロンは、91年に約14万人の死者を出したものと同規模だという。 URL:http://www.asahi.com/international/update/1116/TKY200711160257.html *1003 ペルー地震の死者・不明者は913人 32万人が家失う [朝日] 2007年10月03日19時07分  8月15日に起きたペルー地震で、ペルー国立統計庁の被災地調査で死者が595人、行方不明者が318人にのぼったことが分かった。震源に近く、町全体が壊滅したピスコで死者331人、不明者64人と被害が集中していた。  被災地全体の約3割にあたる7万6000軒の家屋が倒壊したり居住不可能なほどの被害を受けたりし、約32万人が住居を失ったという。 この記事の関連情報をアサヒ・コム内から検索する URL:http://www.asahi.com/international/update/1003/TKY200710030276.html *0913 過去の教訓生かし、被害を軽減 インドネシア地震 [朝日] 2007年09月13日21時39分  インドネシアのスマトラ島南西部ブンクル沖のインド洋で12日夕起きた地震による被害は、13日夜までの政府集計で、死者は11人にのぼり、800棟近い全壊を含め、6000棟の建物が壊れた。発生から1日以上たつが、なお強い余震が断続的に続く。スマトラでは3年前に16万人を超える犠牲者を出す大地震・津波が起きるなど、何度も大きな地震を経験している。過去の教訓を生かしたことが、今回被害の軽減につながったようだ。  震源に最も近いブンクルにある地域最大規模の公立病院では、病室にコンクリートやガラスの破片が飛び散り、壁には大きなひび割れが走った。建物が倒壊する恐れがあるとして12日夜から、入院患者約140人を中庭にテントを張って、ベッドごと避難させている。  「この状態があと何カ月続くのか見当もつかない」。13日、野戦病院さながらのテント群を前に病院職員のヨーセ・リザルさん(49)が嘆いた。テントには、20ほどのベッドがすきまなく並べられ、患者たちが前夜から過ごしている。  地震発生時には、自ら点滴を引き抜き中庭に逃げたという男性患者(38)は「テントの中は暑くてみんな困っている」と話した。同じくテントに設けられた治療室には、医師が待機し、交通事故の負傷者らも救急車で運ばれてくるが、「これ以上患者を受け入れられないかもしれない」と話す看護師もいた。  街の中心部に大きく倒壊した建物は見当たらないものの、空港ターミナルや民家など壁にひび割れが入った建物は多かった。商店の大半はシャッターを下ろしていた。余震を恐れて避難しているためだという。  地震発生後の12日夜は、海岸近くに住む多くの人たちが津波を恐れて避難した。海岸から約7キロ離れた高台では、トラクターに乗って集団避難した近隣住民ら数千人が不安な一夜を明かした。運転手のヌンバルジョさん(33)は「妻や子どもたちが怖い怖いと言ってずっと泣いていた。余震が続くが、早く終わってほしい」と話す。  一方、西スマトラ州の州都パダンでは、13日午前、町の中心にある大型ショッピングモール「プラザ・アンダラス」のコンクリート壁や入り口のアーケードが余震で崩壊。モール前の幹線道路にコンクリートの塊やガラスが大量に落下した。モール側が崩壊の可能性を考えて昨晩から周辺を立ち入り禁止にしていたため、けが人はなかった。  モールのマネジャーを務めるユスフさん(45)は「避難訓練や講習で震災の恐ろしさを知っている。立ち入り禁止にしていなかったら、歩行者にコンクリートが直撃していたかもしれない」と話す。  スマトラ島では16万人以上の犠牲者を出した04年12月の大地震・津波のほか、今年3月に地震があり、数十人が死亡した。行政が主導して避難訓練を日常的に繰り返しており、先週も大規模な訓練があったばかりだった。「日頃の準備が被害を最小限に食い止めた」との指摘もある。  病院でも余震による建物の倒壊を恐れて素早く患者が避難した。病院内の敷地に陸軍がテントを張ったり、自宅が安全な場合には患者を送り届けたりした。約20人の入院患者がいたブンダ・メディカルセンターのスセティオ医師(35)は「地震の発生時は患者が少しパニックになったが、落ち着いて屋外に避難できた。訓練の成果かもしれない」と話した。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0913/TKY200709130421.html *0820 ハリケーン「ディーン」西進 米大統領「非常事態」発令 [朝日] 2007年08月20日01時10分  カリブ海で発生した大型ハリケーン「ディーン」が勢力を強めながら西進していることを踏まえ、ブッシュ米大統領は18日、ディーンが南部のテキサス州を直撃した場合を想定した「非常事態」を発令、災害発生時に連邦政府が同州に対し、緊急の人的・物的支援を提供する方針を発表した。  2005年に超大型ハリケーン「カトリーナ」が米南部を襲った際、災害救助活動の遅れが批判されたブッシュ大統領は、当時の教訓を生かし、今回は素早く手を打った。(時事) URL:http://www.asahi.com/international/update/0820/JJT200708190005.html *0818 略奪・強盗…治安が悪化 被災者、眠れぬ夜 ペルー [朝日] 2007年08月18日23時56分  15日に起きたペルー地震の被災地で治安の悪化が大きな問題となっている。商店からの略奪や倒壊した家屋からの空き巣、被災者をねらった強盗などだ。多くの人が余震を恐れて路上で夜を明かす中、冷え込みと犯罪にも苦しめられている。 たき火を囲んで野宿する被災者=18日未明、ピスコで 停電で真っ暗なピスコ市内をパトロールするペルー軍兵士=18日未明、ピスコで  地震で最も大きな被害が出たとされるピスコ。ミサ中に倒壊した市内中心部の教会では、18日未明も照明を用いて夜を徹しての救出作業が続いた。これまでに約160人の遺体が収容されたという。  だが、それ以外の市内は停電で暗闇に包まれている。辻ごとに炎が揺れる。野宿の人々が燃やすたき火だ。  木工業者のフェレイロさん(33)は毛布にくるまり、たき火の番をしていた。周囲で近所の3家族13人が眠る。恐れるのは余震と強盗だ。「皆が眠りにつく夜明け時をねらうやつらがいるから、眠れない」  地震で娘のダジェヌちゃん(9)を失った。「これ以上何を奪うというのか」  地元ラジオによると、警察当局はピスコに全国から700人の警官を派遣した。ピスコ署のムニョス署長(49)は「私自身も被災者の一人。不安はよく分かる」。軍と警察で夜間のパトロールを強化して対応しているという。  周辺のイカなどでも商店からの略奪が起きており、住民が自警団を組織して道路を封鎖したり、武装したりする動きもあるという。  「商店がここぞとばかりに高値を付けるのも問題だ」と話すのはピスコ在住の医師、バルトラさん(62)。普段1キロ2ソル(約80円)で買えるコメが、地震後は5ソル(約200円)になっているという。「私が市長なら全部買い上げて配給するのだが」  救援物資の配給が市内中心部に偏り、全体に行き渡っていないことも混乱に拍車をかけているという。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0818/TKY200708180250.html *0817 ペルー地震、死者350人 1500人以上負傷 [朝日] 2007年08月17日01時17分  南米ペルーで15日午後(日本時間16日午前)に起きた強い地震で、同国当局は16日、死者数が少なくとも350人に上ると発表した。負傷者は1500人以上とみられる。また米地質調査所は同日、地震の規模を示すマグニチュード(M)を7.9から8.0に修正した。  震源に近いイカでは、夕刻のミサ中に教会が崩壊。逃げ遅れた多数の人々が犠牲になった。マリアーノ市長は「薬や毛布、テントなどが不足している」として、ペルー政府に緊急支援を要請した。ガルシア大統領は非常事態宣言を出し、テレビ演説で国民に冷静な対応を呼び掛けた。  大きな被害が出た地域は首都リマから世界的に有名な観光地である「ナスカの地上絵」への経路にあたる。特にイカからはナスカの地上絵を見る観光フライトもある。リマの旅行会社「グランツール」関係者によると、バス各社はナスカへの運行をとりやめている。イカ市内のホテルも倒壊しているという。  2度にわたって20秒ほど大きな揺れが続いた首都リマでは、パニック状態に陥った人々が路上に飛び出し、抱き合ったり泣き出したりしたという。旧市街を中心に壁が倒れるなどの被害が出て、電話もつながりにくい状況が続いている。校舎の耐震性を確認するため、全国の多くの学校が臨時休校になっている。  日本の外務省によると、ペルーの在留邦人は2163人いるが、今回の地震の被害に遭ったという報告はないという。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0816/TKY200708160340.html *1226 各地で祈りの朝、インド洋大津波から2周年 [朝日] 2006年12月26日10時55分  日本人の死者40人を含む計22万人を超す死者・行方不明者を出したスマトラ沖大地震・インド洋大津波は26日、発生から2年を迎えた。日本人犠牲者も出たタイ南部のプーケット、被害が集中したインドネシア・アチェやスリランカ、インドなど各地で同日、追悼行事がある。  被災地の復興状況は、明暗が分かれている。比較的被害の少なかったタイでは、壊れた住宅や学校などの再建はほぼ終了。被害が集中したアチェやスリランカでは、それぞれ6万戸以上の住宅が不足しており、まだ多くが、環境の悪い避難所やテントでの暮らしを強いられている。また、津波で仕事を失った被災者の生計再建も後手に回っており、今後、国際社会や政府・NGOなどの継続的な支援が求められる。  一方、津波の教訓から、整備が始まったインド洋での早期津波警戒システムは、各国政府の財政や国際協力への関心に温度差があり、あまり進んでいないのが現状だ。  タイでは、すでにシステムが稼働しているものの、インドやインドネシアでは、津波を感知するブイの設置などが遅れている。インドは一部で稼働しているが、本格稼働は来年9月になる予定。津波警報が出された後の住民への周知徹底手段には、手つかずの国がほとんどだ。  津波の原因となった大地震の震源に近く16万人以上の犠牲者・行方不明者が集中したインドネシア・ナングロアチェ州の州都バンダアチェでは、この日早朝から人々がモスクや墓地で祈りをささげた。  同国のリゾート地バリ島では26日朝、マグニチュード8.3の地震が起き、津波警報が出たとの想定で、地元住民やインドネシア赤十字、国軍など約1000人が参加して、政府主催の避難訓練が行われた。南部サヌールにあるシンドゥ海岸では午前9時過ぎ(日本時間同10時過ぎ)、「地震だ」という叫び声があがった。その直後、昔からの方法にのっとり、竹が激しく叩かれ、津波警報が出たことを知らせた。 URL:http://www.asahi.com/international/update/1226/001.html *[[●災害06]] より続く
#contents #comment(vsize=2,nsize=20,size=40)   ↑ご自由にコメントをお書き下さい。 *最新の情報は、[[●災害]] へ *0528 死者6万7千人、被災者4500万人超に 四川大地震 [朝日] 2008年05月28日00時22分  【北京=峯村健司】中国政府の27日の発表によると、中国・四川大地震の死者は6万7183人、行方不明者は2万790人となった。被災者は4561万人に上り、避難者も1500万人を超えた。  中国地震局によると、27日午後4時3分ごろ、四川省青川県を震源とするマグニチュード(M)5.4の余震があった。同4時37分には、その5キロ北東の陝西省寧強県を震源とするM5.7の余震が起きた。青川県だけで42万戸以上が倒壊した。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0527/TKY200805270357.html *0526 最大級の余震で3人死亡、7万戸以上倒壊 四川大地震 [朝日] 2008年05月26日03時01分  【北京=峯村健司】中国地震局によると、四川大地震の被災地で25日午後4時21分(日本時間同5時21分)ごろ、四川省広元市青川県付近を震源とするマグニチュード(M)6.4の余震があった。12日の本震発生後では最大規模。地元当局者によると、広元市で2人が死亡、728人が負傷。甘粛省でも1人が死亡した。7万戸以上の家屋が倒壊し、損壊は21万戸以上に上るという。大規模な土砂崩れが発生し、復旧したばかりの幹線道路が寸断された。  中央気象台は26日に被災地で地震後、最も強い雨が降ると予想。二次災害の心配を抱えたまま発生から2週間を迎える。  民政省当局者は25日、地震で避難している被災民が1438万人に達したことを明らかにした。損壊・倒壊した住宅は1500万戸に上る。ダム決壊や余震による建物倒壊などに備えた避難者が急増している。中国政府はこれまで46万張りのテントを被災地に配給したが、280万張り以上が不足している。毎日3万張りのテントを生産、被災地に送る計画で、100万棟の建設を予定していた仮設住宅を150万棟に増やすことも決めた。  中国水利省の鄂竟平次官は25日の記者会見で、2380カ所のダムでひび割れするなど安全上の問題が生じていることを明らかにした。特に69のダムは決壊の危険性がきわめて高い。土砂崩れで川がせき止められた「土砂ダム」は35カ所。うち3カ所はすでに決壊、19カ所は決壊の危険性が高い。一部爆破して水を抜く計画を進めている北川チャン族自治県の唐家山にある土砂ダムでは、天候不良でヘリコプターが入れないため、武装警察部隊150人が爆薬を携え徒歩で現場に向かった。  中国政府の25日の発表によると、確認された死者が6万2664人、行方不明者は2万3775人に上った。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0526/TKY200805250193.html *0523 被災地域、放射性物質15個未回収 四川大地震 [朝日] 2008年05月23日22時30分  【北京=峯村健司】四川大地震の被災状況について中国環境保護省の呉暁青次官が23日、記者会見し、地震のため被災地域にある50個の放射性物質に保管や安全上の問題が発生、うち15個は建物の倒壊などの危険があるため未回収であることを明らかにした。  15個のうち3個はがれきに埋まって回収不能というが、これらが具体的に何を指すのかは明かさなかった。中国政府は20日時点では未回収は2個としていた。呉次官は「放射能漏れは起きていない」と説明している。  中国政府の23日の発表によると、地震でこれまでに確認された死者は5万5740人、行方不明者は2万4960人となった。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0523/TKY200805230303.html *0521 「死んだ断層」揺れた 主な活動は恐竜時代 四川大地震 [朝日] 2008年05月21日13時35分  中国・四川大地震を起こしたとみられる竜門山断層帯は長期間めだった活動がなく、「死んだ断層」と考えられていたことが、中国の過去の地層調査や歴史文献の記載などからわかった。専門家は「活動度が低くても大地震が起こりうるわけで、日本でも注意が必要だ」と指摘している。  東京大の池田安隆准教授(変動地形学)が地震予知連絡会に報告した。  それによると、竜門山断層帯が主に活動したのは2億年前~6500万年前までで、ちょうど恐竜がいた時代。それが1千万年前以降は活動が低調で、地震で断層がずれた量を年平均に換算した「活動度」は垂直方向に年1ミリ以下。竜門山断層帯の西側にあり、頻繁に大地震を起こしている鮮水河断層帯の年10~20ミリと比べ、10分の1以下だ。  このため、専門家も「死んだ断層」と考え、注目していなかったという。  中国地震局によると、文献などから、鮮水河断層帯ではマグニチュード7以上の地震が頻繁に起こっていることがわかっているが、竜門山断層帯の地震についてはこうした記録はない。池田さんは「三国志の時代(3世紀)から人口が多い地域なので、大地震があれば何らかの記録に残っているはずだ」と指摘する。  日本の地震調査委員会が地震の発生確率や規模を調べているのは、約200万年前以降に活動した活断層。原子力発電所の設計で考慮する活断層も、12万~13万年前以降に活動したものとされている。  地震予知連の大竹政和会長は「ショッキングなデータだ。日本も、活動度が低い活断層だからといって安心していいわけではない」と話す。(黒沢大陸) URL:http://www.asahi.com/science/update/0521/TKY200805210150.html *0522 死者・不明8万人超す 温家宝首相が2度目の現地入り [朝日] 2008年05月22日20時20分  【北京=西村大輔】四川大地震で中国政府は22日、確認された死者数が前日から約1万人増えて5万1151人、行方不明者も2万9328人に達し、合わせて8万人を超えたと発表した。負傷者は約29万人、家を失うなどして避難している被災民は約500万人に上り、国を挙げての支援が続いている。日本の国際緊急援助隊・医療チームは同日午後、四川省成都市内の病院で活動を始めた。  温家宝(ウェン・チアパオ)首相はこの日、2度目の被災地入り。四川省綿陽からヘリコプターで北川チャン族自治県に向かい、決壊が心配される土砂ダムなどを視察した。胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席も浙江省のテント工場を視察し、テントの増産を指示した。  中国外務省の秦剛副報道局長は22日の会見で、被災者向けに330万以上のテントや仮設住宅が必要にもかかわらず、テント40万張りしか設営できていないことを明らかにし、「テントや毛布、衣服の提供を優先的に検討してほしい」と各国に要請した。国際援助については、外交ルートを通じた資金援助が約4億9200万元(約73億円)、国際組織などを通じた援助が約6億1500万元、援助物資が約2億4900万元に上ると公表。謝意を述べた。  四川省地震局によると余震は7千回を超え、22日にはマグニチュード4以上の余震が3回起きており、二次災害に予断を許さない状況が続いている。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0522/TKY200805220298.html *0519 街へ街へ、避難の波 避難所に456万人 四川省 [朝日] 2008年05月19日03時02分  【都江堰(とこうえん)(中国四川省)=小山謙太郎】四川大地震から7日目の18日、避難所で生活する被災者は四川省全体で456万人まで膨らんだ。人口60万の都江堰市では、余震被害の恐れから帰宅が許されていない。山間部の被災者も次々に山を下りてきた。避難所への人の流れは増える一方だ。  都江堰市内の表通りから裏のアパート街に回ると、ビルの解体工事が始まっていた。重機の音が鳴り響く中で突然、怒鳴り声が聞こえた。  「どうしても自分の部屋に戻らなきゃいけないのよ」  「危ないからだめだ」  避難所からやって来た夫婦と解体現場を守る警備担当者らが、押し問答している。  「娘の戸籍証明書を取りに戻らないと、死亡確認をしてもらえないのよ!」  母親の呂静さん(32)がしゃくり上げながら叫ぶと、その場は静まりかえった。小学2年の一人娘が崩れた校舎の下で見つかり、この日火葬に付された。地震の翌日が8歳の誕生日だった。「娘も家も失った。先のことは何も考えられない」  市民は安全確認がすむまで家に戻れず、市内27カ所の避難所や道路脇に自ら張ったテントに寝泊まりする。  避難所の一つ、四川農業大学分校。体育館のほか、400メートルトラックとバスケットコート2面の運動場に、420張りのテントが立ち並ぶ。  交通の復旧にあわせて、山間部からも被災者が次々と下りてきている。  体育館では、震源に近いブンセン県映秀を一人で脱出してきた何立元さん(77)が布団に横たわっていた。つえをつきながらがけ崩れを越え、ダム湖を船でわたって、8時間かけてたどりついた。娘は行方不明の孫娘の元を離れられないと、とどまったままだ。何さんは「ここで長くは暮らせない。でも、家を再建する金もない」とため息をついた。  水や温かい食事が配られ、医師が毎日、聴診器を当てていく。学生ボランティアは清掃作業。ようやく、態勢が整った。  ただ、夕方、街に出ていた被災者が戻ってくると、夜を越す人は9千人。これ以上受け入れる余裕はない。都江堰市は避難所から成都行きのバスを連日運行し、すでに1万人を超す被災者を移送した。  新たな避難所づくりも始まっている。市中央部の空き地に600張りのテントが設置され、入居を希望する人が列を作っていた。  市政府はテント村の設置期限を2週間と決めた。だがその後、住民が住まいを見つけられるのか。テント村の市職員は「全員は難しい」と即座に首を横に振った。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0519/TKY200805180189.html *0518 ダム800基に決壊の恐れ 土砂ダムも18カ所 四川大地震 [朝日] 2008年05月18日03時02分  【北京=峯村健司】中国四川省で12日に起きた大地震で、同省にある803のダムで亀裂が入ったり水がもれたりして決壊の恐れがあることが17日、地元当局者の話でわかった。地震による山崩れが川をせき止めてできた「土砂ダム」が四川省内だけで18カ所あることも判明した。  中国の通信社、中国新聞社によると、日本の援助隊が16日救助活動にあたった広元市青川県の地元政府は17日緊急会議を開き、5カ所ある「土砂ダム」のうち、3千万立方メートルの水がたまっている1カ所が決壊する恐れがあるとして、下流の3万人を安全な場所に避難させることを決めた。県全体が水没する危険があるという。  四川省内には6千余りのダムがあるが、今回の大地震とその後の4千回を超える余震の影響で、コンクリートにひびが入ったり、水力発電関連施設が壊れたりした。震源地に近いアバ・チベット族チャン族自治州ブン川(ぶんせん)=ブンはさんずいに文=県県にある紫坪鋪ダムには多数の亀裂が入り、決壊すると被災者救済本部のある都江堰(とこうえん)市が水没する恐れがある。  地震後の雨でダムの水量が増し、同州茂県の銅鐘ダムは通常の330万立方メートルを大幅に超えた450万立方メートルに達した。停電で動かなかった水門を16日に開け、かろうじて放水できたという。  一方、中国政府は17日、四川大地震の死者が2万8881人、負傷者が19万8347人に達したと発表した。四川省では、依然として1万600人が生き埋めとなっている。  都江堰で救援活動をしているロシアの救助隊は17日夜、外国部隊では初めて、崩れた建物のがれきの中から生存者の女性を助け出した。中国中央テレビによると、2階建ての建物はつぶれていたが、ロシア隊は生存者がいることを確認。女性はけがをしていたが意識はあり、救出後「とても疲れたが、手足を動かすことができる」と話した。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0517/TKY200805170233.html *0516 「被災者助けたい」若者に支援の輪広がる 四川大地震 [朝日] 2008年05月16日15時03分  【成都(中国四川省)=冨森ひな子】大地震に見舞われた中国四川省の省都、成都市で、市民の間に被災地支援の動きが広がっている。救援物資を受け付ける拠点が市内にいくつも設置され、スーパーで買った飲料水などを市民が次々と持ち込んだ。被災地で大きな被害を受けた生徒たちと同世代の若者が「いてもたってもいられない」と、物資運び出しのボランティアに汗を流している。  成都市中心部には、10カ所以上の物資受付拠点ができ、16日も朝から救援物資を持ち込む人でごった返した。目抜き通りに設置された紅十字会の拠点には、乗用車やタクシーで横付けした市民らが、車内いっぱいに積んだ段ボール箱などを運び込んだ。  市民から寄せられた大量の救援物資を、被災地に向かうトラックや倉庫に運ぶのは、高校生や大学生ら若者を中心に集まった約500人のボランティアだ。100メートルにわたって2列をつくり、バケツリレー方式で次々と手渡した。  市内の学校が休みだった15日朝から作業に加わっていた成都市の高校2年、胡瀚丹さん(17)は「被災地では同じ高校生が授業を受けながら生き埋めになっている。いてもたってもいられなかった」。別の女子生徒(16)は「筆記用具を持ちながら亡くなった被災地の生徒のニュースに、とてもショックを受けた。どんなことでも手伝いたい」と声を詰まらせた。  四川省南部の宜賓から乗用車で成都に来た男子学生(23)は「インターネット上の呼びかけで集まった4人で来た。政府の救助が十分ではない都江堰周辺の小さな村に、これから救援物資を届けにいくつもりだ」と話した。  近くのイトーヨーカ堂春熙店は、救援物資用に布団を買い求める人たちが増えている。同店によると、1人で100組を買った客もいたという。布団10組を買った成都市の自営業、胡潔蘭さん(50)は、地震関連の情報を得るため、発生直後からラジオを持ち歩いている。「被災地に布団や水、薬が足りないと知って買いに来た。夫が若い頃に被災地に住んでいたので、ひとごとではない」と涙を流した。  同店によると、14日は自家用に飲料や食料品を買った客が多かったが、15日以降は、生活が一段落したことから救援物資として布団や毛布、下着類がよく売れているという。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0516/TKY200805160112.html *0515 死者推計5万人超 「発生72時間」過ぎる 四川大地震 [朝日] 2008年05月15日22時50分  【北京=峯村健司】新華社通信によると、中国四川省で12日に起きた大地震で中国政府は15日、死者が同省内だけで5万人を超えるとの推計を明らかにした。被災面積は北海道の面積を上回る10万平方キロを超えた。救出作業がはかどらないまま、生き埋めになっている人の生存率が急激に下がる「発生後72時間」が過ぎた。  四川省政府によると15日時点で確認された死者は1万9509人で、これまでに1万3465人が救出されたが、まだ1万2323人が生き埋めとなっている。他地域の死者は、甘粛省で364人、陝西省で108人となった。  中国外務省は15日、日本政府が申し出ていた国際緊急援助隊の派遣受け入れを表明。同日夜、第1陣の31人が北京に到着。さらに中国政府が用意したチャーター機で成都に向かい、北に約400キロ離れた広元市青川で約1週間かけて救助活動をする。6千万円相当の毛布やテントなどを運ぶ。第2陣の約30人は16日にも現地に入る予定。中国外務省の秦剛副報道局長は15日の定例会見で「一刻も早く現地に赴き、救助活動に加わってほしい」と期待感を示した。  中国政府の救援活動も本格化してきた。軍は13万人を派遣、輸送機やヘリなど延べ300機を投入した。衛生省は感染症予防の専門家を含む約1万人の医師らを被災地に派遣。12万張のテントと22万枚の布団などを配った。しかし、震源地のブン川(ぶんせん)では15日、強い余震があり、建物が倒れ、山崩れが起きた。  四川省北部にある世界遺産、九寨溝(きゅうさいこう)などには外国人893人を含む2601人が足止めされている。50人の観光客の死亡が確認されたが、外国人は含まれていない。北京の日本大使館によると、被災地周辺に日本人観光客はいない模様だ。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0515/TKY200805150268.html *0514 死者1万2千人、生き埋め2万4千人 四川大地震 [朝日] 2008年05月14日01時17分  【北京=峯村健司、琴寄辰男】12日に発生した中国・四川大地震の死者が四川省内だけでも1万2千人、負傷者が2万6千人を超え、346万戸が損壊したことを、同省政府当局者が13日明らかにした。新華社通信によると、綿陽で1万8645人など同省内で2万4千人以上が生き埋めとなっている。発生から丸1日が過ぎたが、各地で道路が寸断され、大雨や余震が続いており、救助作業が遅れている。  四川省当局者は朝日新聞の取材に「現地の被害が確認できていない地域が残っており、犠牲者はさらに増える」と述べた。ほかの地域での犠牲者は、地元報道などによると甘粛省で213人、陝西省で103人など。また各地で少なくとも九つの小中学校や高校が倒壊、1900人の生徒が生き埋めになっている。震源地付近ではマグニチュード(M)5以上の余震が16回起きた。  四川、陝西両省で多くの幹線道路が寸断されたほか、鉄道は計15カ所で線路が崩落するなどで不通となり、旅客列車31本、貨物列車149本が途中で足止めされた。閉鎖されていた成都空港は13日に再開したが、出発・到着合わせて277便に欠航などの影響が出た。  また、四川省では発電所5カ所で送電できなくなり、変電所6カ所が運転を停止。陝西省でも変電所2カ所が運転を止めた。重慶市で9万3600戸が停電、四川省都江堰全域で停電した。四川省で通信会社「中国移動」の基地局約2300カ所が停止した影響などで、携帯電話がつながりにくくなっている。  震源地付近はパンダの生息地域でもある。新華社は成都のパンダ繁殖研究基地にいる約60頭と、ブンセン県の臥竜パンダ自然保護区にある研究センターの86頭の無事を確認した。だが、臥竜を訪れていた英国人ツアー客約15人を含む2千人以上の観光客と連絡がとれないという。  中国政府は被災地支援のため8億6千万元(約129億円)の緊急支出を決め、約5万人の軍や武装警察部隊を投入。温家宝(ウェン・チアパオ)首相は四川省都江堰に被災者救済本部を置いて支援活動にあたっているが、震源地の四川省アバ・チベット族チャン族自治州ブンセン県と結ぶ道路は切断されており、軍の部隊1300人が徒歩で現地に入った。落下傘部隊の投入は雨で中止となった。  中国民政省の王振耀救援局長は13日、地震後初めて記者会見を開き「交通が不便で被害者数が甚大なため、救助は困難な状況にある」と述べた。中国外務省の秦剛副報道局長は同日、日本などが申し出た支援について「感謝と歓迎の意を表明する」と受け入れに前向きな意向を示した。  米ホワイトハウスのペリーノ報道官によると、ブッシュ米大統領は米東部時間の13日朝、中国の胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席に電話し、見舞いの言葉と支援の用意を伝えた。米政府は国際赤十字の呼びかけに備え、50万ドル(約5200万円)の緊急支援を表明した。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0513/TKY200805130379.html *0513 死者8500人超す 中国大地震、四川省当局まとめ [朝日] 2008年05月13日00時48分  【重慶=小林哲、北京=琴寄辰男】中国国営新華社通信によると、中国中西部の四川省で12日午後2時28分(日本時間午後3時28分)、大規模な地震があった。震源は同省の省都・成都の北西約90キロにあるアバ・チベット族チャン族自治州ブン川(ぶんせん)=ブンはさんずいに文=県付近で、地震の規模はマグニチュード(M)7.8。四川省当局のまとめで死者は8533人に達した。陝西省で61人、甘粛省で48人、重慶市で50人、雲南省で1人の死亡が判明した。被害はさらに拡大しそうだ。  地震発生を受け、胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席は、負傷者の救助を急ぐよう求める指示を出した。温家宝(ウェン・チアパオ)首相が指揮のため現地に入り、中国軍でも成都軍区の部隊を動員するなど、国を挙げての救援活動を本格化させた。  震源に近い四川省綿陽市での死者が7395人に上り、同市の北川チャン族自治県だけで約3千~5千人が死亡、1万人が負傷したと地元当局者は推計している。  同省ブン川県に近い都江堰市では、中学校の校舎が倒壊して900人近くが生き埋めになり、生徒50人以上の死亡が確認された。現地当局の関係者は「多数の家屋が倒壊、多くの人々が死傷したおそれがある」と語った。同省資陽市でも10人が死亡、86人がけがをしたという。また、同省内の二つの化学工場では数百人が生き埋めになり、80トンのアンモニアが漏れ、付近住民約6千人が避難した。  震源のブン川県では少なくとも30人が死亡。重慶市郊外の梁平県文化鎮の小学校では校舎が倒壊して児童4人が死亡、100人以上の児童がけがをした。同県礼譲鎮の小学校でも10人以上の負傷者が出て、うち2人は重傷という。  中国中央テレビによると、四川省成都市内では約1分間にわたって揺れが続いた。同市内では、建物の大規模な倒壊などは確認されていないが、中年の女性が頭部にけがをしたと伝えた。同市内では多くのオフィスビルで書類棚やテレビなどが大きく揺れ、働いている人々はオフィスビルから付近の空き地などへ避難したという。  成都南駅近くでは地下の水道管が破裂して水があふれ出し、大通りが水につかった。新華社四川分社近くのビルでは壁に亀裂が入った。市内にある成都空港が全面閉鎖され、ホテルやレストランなども営業を見合わせた。  新華社によると、震源地周辺では1933年にもM7.5の地震があり、9千人以上が死亡。76年にもM7.2の地震が発生している。  地震による揺れは、上海、香港、台北など広い範囲で感じられ、AP通信などによると、ハノイやバンコクでも感じられた。新華社によると、北京市通州区で12日午後2時35分(日本時間午後3時35分)にM3.9の地震があり、四川省の地震と関連があるとみられるという。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0512/TKY200805120223.html *0512 国連、死者・不明者10万人に修正 ミャンマー被害 [朝日] 2008年05月12日19時28分  【バンコク=山本大輔】ミャンマー(ビルマ)のサイクロン被害で、国連人道問題調整事務所(OCHA)は12日、前日に32万人と発表した死者・行方不明者数の推計を、最大約10万人と大幅に下方修正した。家などを失った被災者数についてはこれまでの推計通り、最大200万人とした。  OCHAによると、各地の推計被害者数を複数回加えるなどの混乱で、人数が膨れ上がり、最終確認をしないまま公表したという。  一方、ミャンマー軍事政権は12日夜、国営放送を通じ、死者が3480人増えて3万1938人、行方不明が3646人減って2万9770人になったと報じた。軍政は同日付の国営紙で「外国人の入国は人道救援関係者でも受け入れない」とする方針を改めて強調した。同紙によると、軍政高官が11日夜にヤンゴンで外交官らに対し、「物資の被災地への搬送は我々で管理する」と話した。  軍政が受け入れに強い難色を示していた米国の輸送機が12日、初めてヤンゴン空港に到着し、水など約14トンの物資を提供したものの、世界食糧計画(WFP)の職員の多くが入国できないでいるなど国際的な支援活動に影響が出ている。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0512/TKY200805120245.html *0507 サイクロン死者2万人不明4万人 2地域で国民投票延期 [朝日] 2008年05月07日12時06分  【バンコク=山本大輔】ミャンマー(ビルマ)の国営放送は6日、最大都市ヤンゴンなどを直撃したサイクロンによる死者が2万2千人を超え、行方不明者は4万人にのぼっていると報じた。強風と豪雨に加えて高波も発生し、犠牲者を増やした。サイクロンの被害としては、バングラデシュで約14万人が死亡した91年以降、最悪になった。  軍事政権は5日、国際社会からの支援受け入れを表明。近隣国からの救援物資の輸送などが始まった。だが、幹線道路の多くが寸断されているうえ、連絡が取れない地域も依然多く、犠牲者は増える可能性がある。  軍政によると、被害はエヤワディ管区にある都市ボガレイ(人口約10万人)に集中。1万人以上が死亡したという。同市はデルタ地帯にあり、4メートル近い高波で家屋の95%が倒壊した。  ヤンゴンの被害も死者671人、行方不明359人に拡大。被災地では停電、断水が続き、人びとの健康状態が悪化している。  一方で軍政は6日、被害が激しいヤンゴン、エヤワディ両管区を除いて被災地指定を解除。10日に予定されている新憲法案の是非を問う国民投票については、ヤンゴンとエヤワディでは24日に延期するものの、それ以外は10日に実施すると発表した。      ◇  【ワシントン=勝田敏彦】2日夜から4日朝にかけてミャンマー(ビルマ)を襲ったサイクロンによる大洪水を、米航空宇宙局(NASA)の地球観測衛星テラがとらえた。洪水の前後を比べると、ミャンマー南部の広い範囲が水につかっている様子がわかる。NASAが6日、公表した。  被害の中心は同国を北から南に流れる大河イラワジ川がつくった三角州(デルタ)地帯で、画像のほぼ中央に同国の最大都市ヤンゴンがある。4月15日の画像には三角州の川筋がくっきりと写っているが、被災後の5月5日の画像では三角州のかなりの部分や沿岸地域が水につかっている。ヤンゴンも水にほぼ囲まれている。  今回は赤外線と可視光の観測を併用し、通常では撮影が難しい洪水の泥水の画像を鮮明にとらえた。99年12月に打ち上げられたテラは、NASAの主力地球観測衛星。観測装置の開発には日本も協力している。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0506/TKY200805060129.html *1117 サイクロンで1100人死亡か バングラデシュ [朝日] 2007年11月17日01時24分  バングラデシュ南部の沿岸部が15日から16日にかけ、強力なサイクロン(熱帯低気圧)の直撃を受けた。AP通信は、地元メディアの報道として「少なくとも1100人が死亡した」と伝えた。多数が行方不明になっているとみられ、死者数はさらに増える可能性がある。  家屋倒壊や漁船の損壊などの被害もあり、65万人が避難したという。ロイター通信は、地方政府当局者などの話として、508人の死亡が確認されたと伝えた。今回のサイクロンは、91年に約14万人の死者を出したものと同規模だという。 URL:http://www.asahi.com/international/update/1116/TKY200711160257.html *1003 ペルー地震の死者・不明者は913人 32万人が家失う [朝日] 2007年10月03日19時07分  8月15日に起きたペルー地震で、ペルー国立統計庁の被災地調査で死者が595人、行方不明者が318人にのぼったことが分かった。震源に近く、町全体が壊滅したピスコで死者331人、不明者64人と被害が集中していた。  被災地全体の約3割にあたる7万6000軒の家屋が倒壊したり居住不可能なほどの被害を受けたりし、約32万人が住居を失ったという。 この記事の関連情報をアサヒ・コム内から検索する URL:http://www.asahi.com/international/update/1003/TKY200710030276.html *0913 過去の教訓生かし、被害を軽減 インドネシア地震 [朝日] 2007年09月13日21時39分  インドネシアのスマトラ島南西部ブンクル沖のインド洋で12日夕起きた地震による被害は、13日夜までの政府集計で、死者は11人にのぼり、800棟近い全壊を含め、6000棟の建物が壊れた。発生から1日以上たつが、なお強い余震が断続的に続く。スマトラでは3年前に16万人を超える犠牲者を出す大地震・津波が起きるなど、何度も大きな地震を経験している。過去の教訓を生かしたことが、今回被害の軽減につながったようだ。  震源に最も近いブンクルにある地域最大規模の公立病院では、病室にコンクリートやガラスの破片が飛び散り、壁には大きなひび割れが走った。建物が倒壊する恐れがあるとして12日夜から、入院患者約140人を中庭にテントを張って、ベッドごと避難させている。  「この状態があと何カ月続くのか見当もつかない」。13日、野戦病院さながらのテント群を前に病院職員のヨーセ・リザルさん(49)が嘆いた。テントには、20ほどのベッドがすきまなく並べられ、患者たちが前夜から過ごしている。  地震発生時には、自ら点滴を引き抜き中庭に逃げたという男性患者(38)は「テントの中は暑くてみんな困っている」と話した。同じくテントに設けられた治療室には、医師が待機し、交通事故の負傷者らも救急車で運ばれてくるが、「これ以上患者を受け入れられないかもしれない」と話す看護師もいた。  街の中心部に大きく倒壊した建物は見当たらないものの、空港ターミナルや民家など壁にひび割れが入った建物は多かった。商店の大半はシャッターを下ろしていた。余震を恐れて避難しているためだという。  地震発生後の12日夜は、海岸近くに住む多くの人たちが津波を恐れて避難した。海岸から約7キロ離れた高台では、トラクターに乗って集団避難した近隣住民ら数千人が不安な一夜を明かした。運転手のヌンバルジョさん(33)は「妻や子どもたちが怖い怖いと言ってずっと泣いていた。余震が続くが、早く終わってほしい」と話す。  一方、西スマトラ州の州都パダンでは、13日午前、町の中心にある大型ショッピングモール「プラザ・アンダラス」のコンクリート壁や入り口のアーケードが余震で崩壊。モール前の幹線道路にコンクリートの塊やガラスが大量に落下した。モール側が崩壊の可能性を考えて昨晩から周辺を立ち入り禁止にしていたため、けが人はなかった。  モールのマネジャーを務めるユスフさん(45)は「避難訓練や講習で震災の恐ろしさを知っている。立ち入り禁止にしていなかったら、歩行者にコンクリートが直撃していたかもしれない」と話す。  スマトラ島では16万人以上の犠牲者を出した04年12月の大地震・津波のほか、今年3月に地震があり、数十人が死亡した。行政が主導して避難訓練を日常的に繰り返しており、先週も大規模な訓練があったばかりだった。「日頃の準備が被害を最小限に食い止めた」との指摘もある。  病院でも余震による建物の倒壊を恐れて素早く患者が避難した。病院内の敷地に陸軍がテントを張ったり、自宅が安全な場合には患者を送り届けたりした。約20人の入院患者がいたブンダ・メディカルセンターのスセティオ医師(35)は「地震の発生時は患者が少しパニックになったが、落ち着いて屋外に避難できた。訓練の成果かもしれない」と話した。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0913/TKY200709130421.html *0820 ハリケーン「ディーン」西進 米大統領「非常事態」発令 [朝日] 2007年08月20日01時10分  カリブ海で発生した大型ハリケーン「ディーン」が勢力を強めながら西進していることを踏まえ、ブッシュ米大統領は18日、ディーンが南部のテキサス州を直撃した場合を想定した「非常事態」を発令、災害発生時に連邦政府が同州に対し、緊急の人的・物的支援を提供する方針を発表した。  2005年に超大型ハリケーン「カトリーナ」が米南部を襲った際、災害救助活動の遅れが批判されたブッシュ大統領は、当時の教訓を生かし、今回は素早く手を打った。(時事) URL:http://www.asahi.com/international/update/0820/JJT200708190005.html *0818 略奪・強盗…治安が悪化 被災者、眠れぬ夜 ペルー [朝日] 2007年08月18日23時56分  15日に起きたペルー地震の被災地で治安の悪化が大きな問題となっている。商店からの略奪や倒壊した家屋からの空き巣、被災者をねらった強盗などだ。多くの人が余震を恐れて路上で夜を明かす中、冷え込みと犯罪にも苦しめられている。 たき火を囲んで野宿する被災者=18日未明、ピスコで 停電で真っ暗なピスコ市内をパトロールするペルー軍兵士=18日未明、ピスコで  地震で最も大きな被害が出たとされるピスコ。ミサ中に倒壊した市内中心部の教会では、18日未明も照明を用いて夜を徹しての救出作業が続いた。これまでに約160人の遺体が収容されたという。  だが、それ以外の市内は停電で暗闇に包まれている。辻ごとに炎が揺れる。野宿の人々が燃やすたき火だ。  木工業者のフェレイロさん(33)は毛布にくるまり、たき火の番をしていた。周囲で近所の3家族13人が眠る。恐れるのは余震と強盗だ。「皆が眠りにつく夜明け時をねらうやつらがいるから、眠れない」  地震で娘のダジェヌちゃん(9)を失った。「これ以上何を奪うというのか」  地元ラジオによると、警察当局はピスコに全国から700人の警官を派遣した。ピスコ署のムニョス署長(49)は「私自身も被災者の一人。不安はよく分かる」。軍と警察で夜間のパトロールを強化して対応しているという。  周辺のイカなどでも商店からの略奪が起きており、住民が自警団を組織して道路を封鎖したり、武装したりする動きもあるという。  「商店がここぞとばかりに高値を付けるのも問題だ」と話すのはピスコ在住の医師、バルトラさん(62)。普段1キロ2ソル(約80円)で買えるコメが、地震後は5ソル(約200円)になっているという。「私が市長なら全部買い上げて配給するのだが」  救援物資の配給が市内中心部に偏り、全体に行き渡っていないことも混乱に拍車をかけているという。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0818/TKY200708180250.html *0817 ペルー地震、死者350人 1500人以上負傷 [朝日] 2007年08月17日01時17分  南米ペルーで15日午後(日本時間16日午前)に起きた強い地震で、同国当局は16日、死者数が少なくとも350人に上ると発表した。負傷者は1500人以上とみられる。また米地質調査所は同日、地震の規模を示すマグニチュード(M)を7.9から8.0に修正した。  震源に近いイカでは、夕刻のミサ中に教会が崩壊。逃げ遅れた多数の人々が犠牲になった。マリアーノ市長は「薬や毛布、テントなどが不足している」として、ペルー政府に緊急支援を要請した。ガルシア大統領は非常事態宣言を出し、テレビ演説で国民に冷静な対応を呼び掛けた。  大きな被害が出た地域は首都リマから世界的に有名な観光地である「ナスカの地上絵」への経路にあたる。特にイカからはナスカの地上絵を見る観光フライトもある。リマの旅行会社「グランツール」関係者によると、バス各社はナスカへの運行をとりやめている。イカ市内のホテルも倒壊しているという。  2度にわたって20秒ほど大きな揺れが続いた首都リマでは、パニック状態に陥った人々が路上に飛び出し、抱き合ったり泣き出したりしたという。旧市街を中心に壁が倒れるなどの被害が出て、電話もつながりにくい状況が続いている。校舎の耐震性を確認するため、全国の多くの学校が臨時休校になっている。  日本の外務省によると、ペルーの在留邦人は2163人いるが、今回の地震の被害に遭ったという報告はないという。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0816/TKY200708160340.html *1226 各地で祈りの朝、インド洋大津波から2周年 [朝日] 2006年12月26日10時55分  日本人の死者40人を含む計22万人を超す死者・行方不明者を出したスマトラ沖大地震・インド洋大津波は26日、発生から2年を迎えた。日本人犠牲者も出たタイ南部のプーケット、被害が集中したインドネシア・アチェやスリランカ、インドなど各地で同日、追悼行事がある。  被災地の復興状況は、明暗が分かれている。比較的被害の少なかったタイでは、壊れた住宅や学校などの再建はほぼ終了。被害が集中したアチェやスリランカでは、それぞれ6万戸以上の住宅が不足しており、まだ多くが、環境の悪い避難所やテントでの暮らしを強いられている。また、津波で仕事を失った被災者の生計再建も後手に回っており、今後、国際社会や政府・NGOなどの継続的な支援が求められる。  一方、津波の教訓から、整備が始まったインド洋での早期津波警戒システムは、各国政府の財政や国際協力への関心に温度差があり、あまり進んでいないのが現状だ。  タイでは、すでにシステムが稼働しているものの、インドやインドネシアでは、津波を感知するブイの設置などが遅れている。インドは一部で稼働しているが、本格稼働は来年9月になる予定。津波警報が出された後の住民への周知徹底手段には、手つかずの国がほとんどだ。  津波の原因となった大地震の震源に近く16万人以上の犠牲者・行方不明者が集中したインドネシア・ナングロアチェ州の州都バンダアチェでは、この日早朝から人々がモスクや墓地で祈りをささげた。  同国のリゾート地バリ島では26日朝、マグニチュード8.3の地震が起き、津波警報が出たとの想定で、地元住民やインドネシア赤十字、国軍など約1000人が参加して、政府主催の避難訓練が行われた。南部サヌールにあるシンドゥ海岸では午前9時過ぎ(日本時間同10時過ぎ)、「地震だ」という叫び声があがった。その直後、昔からの方法にのっとり、竹が激しく叩かれ、津波警報が出たことを知らせた。 URL:http://www.asahi.com/international/update/1226/001.html *[[●災害06]] より続く

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