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●アフガニスタン ラインナップ #contents *0619 タリバン掃討、米軍がアフガンで3か月間340回空爆 [読売]  【ワシントン=坂元隆】18日付の米ワシントン・ポスト紙が中東地域での軍事作戦を担当する米中央軍の情報として報じたところによると、米軍はアフガニスタンのイスラム原理主義勢力タリバンを掃討するために、同国で過去3か月間に340回の空爆を実施した。  同期間にイラクで行われた空爆は160回で、2倍以上に相当する。  空爆は、2001年に米軍進攻によって政権の座を追われたタリバンの残存勢力が活動を続けているアフガニスタン南部および南東部を中心に続けられている。  タリバンは反政府ゲリラ戦を活発化しており、米軍では空爆とともに、麻薬の原料となるケシ栽培を取り締まり、タリバンの資金源を断つ戦術に出ている。 (2006年6月19日0時14分 読売新聞) URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060618i413.htm *0608 アフガン南部は「戦争状態」 欧州専門家が報告書 [産経] 【ロンドン=蔭山実】欧州を拠点にアフガニスタンの情勢分析を専門に行っているシンクタンク「センリス・カウンシル」は6日、報告書を発表し、同国南部でイスラム原理主義勢力のタリバンの支配力が復活し、「戦争状態」に逆戻りしていると警告した。報告書は、アフガン国内の安定実現に向け、南部に駐留する英国軍が中心となって多国籍軍の戦略を見直すことが必要だとも指摘している。  報告書によると、アフガン南部では、タリバン政権崩壊から5年近くが経過しても生活が改善されていないことを背景として、住民は多国籍軍やアフガン政府に失望し、勢力を盛り返してきたタリバンへの期待が高まっているという。特に、英軍が駐留するヘルマンド州では住民の8割がタリバンを支持しているという。  同シンクタンクのライナート所長はロンドンで行った記者会見で、「タリバンは抑圧者、多国籍軍は解放者のはずだったが、いまではタリバンが保護者、多国籍軍が侵略者と受け止められている」と指摘。英軍がヘルマンド州での主導権を取り戻さなければ南部全体がタリバン側に奪われかねないとして、英軍を中心に作戦の抜本的な見直しが必要だと強調した。 (06/08 01:22) URL:http://www.sankei.co.jp/news/060608/kok011.htm *0606 アフガンNATO軍、東部にも3000人増強 [読売]  【ブリュッセル=林路郎】北大西洋条約機構(NATO)はアフガニスタンの治安維持活動を巡り、東部への展開を年内に実施する方針を固めた。  ブリュッセル本部で8日に開かれる国防相理事会で決定する。  NATOは既に北部、西部、南部の順で展開を拡大しており、残る東部への展開で、NATOは全土に関与を広げることになる。  複数の外交筋によると、東部への展開は3000人規模の部隊となり、アフガン駐留NATO部隊は計1万8000人規模になる。  アフガンがここにきて急速に治安が悪化し、旧支配勢力タリバンの活動が活発になる中、NATOとして東部への展開を急いだと言える。  任務はNATOが主導する国際治安支援部隊(ISAF)同様、治安維持・復興支援が中心。  ただ、東部は南部同様に、米軍(1万9000人規模)がテロリスト掃討作戦を実施している地域であるため、NATO部隊と米軍の連携のために、新たに「統合司令部」がカブールに設置される構想が浮上している。  米国は「統合司令部」の設置によって、米軍独自の掃討作戦をNATO部隊に引き継ぐ意向を持っている。  しかし、独仏両国などNATO内には、掃討任務に慎重な国があり、「統合司令部」構想は、国防相理事会でまとまらない可能性もある。 (2006年6月6日3時3分 読売新聞) URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060606i201.htm *0530 暴動、カブール全域に…150人死傷・夜間外出禁止 [読売] 【ペシャワル(パキスタン北部)=佐藤昌宏】カブール市内で29日に起きた暴動は、市全域で150人以上の死傷者を出し、2001年11月のタリバン政権崩壊後、首都で最大規模の騒乱に発展した。  アフガニスタン政府は同夜、夜間外出禁止令を発令、30日も朝から戦車や兵士を市内各地に配置するなど厳戒態勢を敷いた。中央政府はかろうじて首都を掌握してきたが、今回の騒乱は政府の支配力のもろさを露呈した。  騒動は、米軍車両による交通死亡事故に端を発したもので、AFP通信によると、30日までに少なくとも14人が死亡、142人が負傷した。市内では、一般車両や交番などへの放火、外国人が住む住宅や商店を狙った略奪が相次ぎ、政府施設も被害を受けた。  カルザイ大統領は29日、騒乱を受け、滞在先のイランから急きょ帰国、テレビを通じて「騒乱は日和見主義者や扇動者に引き起こされたものだ」と述べ、国民に平静を呼びかけた。  騒乱の背景には、タリバン政権崩壊後に積もった国民の不満がある。失業率は4割とも言われ、10人に1人が稼ぎのいいアヘン生産に手を染めている。国際社会が拠出した復興支援金は、国民に行き渡らず、公務員がわいろを要求するなど腐敗もまん延している。 (2006年5月30日23時18分 読売新聞) URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060530i216.htm *0530 アフガン、1万人反米暴動 8人死亡の報道 [朝日] 2006年05月30日01時31分  アフガニスタンの首都カブールで29日、駐留米軍の車両が渋滞の車列に突っ込んだ交通事故をきっかけに、市民ら1万人以上が参加する反米暴動に発展した。アフガン内務省によると、事故の死者を含めて、少なくとも市民7人が死亡した。AP通信は少なくとも8人が死亡、100人以上が負傷したと伝えている。  01年にイスラム原理主義タリバーン政権が崩壊して以降、首都でこれほど大きな反米暴動が発生したのは初めて。  事故現場に集まった500人ほどの市民は「米国を追い出せ」「カルザイ(大統領)を倒せ」などと叫びながら米軍の車両や近くの警察署に投石を始め、米兵や警官が発砲したという。米軍報道官は兵士の発砲を否定している。  一方、南部ヘルマンド州では同日、米軍などが旧タリバーン勢力の拠点を空爆、50人以上が殺された。南部を中心に5月中旬からタリバーン勢力の抵抗が強まっており、これまでに300人を超える武装勢力が殺害された。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0530/002.html *0524 アフガン中部で戦闘、武装勢力60人死亡 [朝日] 2006年05月24日20時58分  アフガニスタン中部ウルズガン州で23日夜、国軍側とイスラム原理主義タリバーン残存勢力が交戦し、武装勢力60人と兵士4人が死亡した。AP通信が24日伝えた。  タリバーンは5月中旬以降、南部で攻勢を強めている。同州での死者を含め、一連の死者は300人を超える見通しとなった。  一方、駐留米軍などが21日に南部カンダハル州で実施した空爆で16人の民間人が死亡したことを受け、カルザイ大統領は23日、米軍側に調査を要求した。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0524/008.html *0523 アフガン駐留軍がタリバン拠点を空爆、80人死亡 [読売]  【イスラマバード=佐藤昌宏】アフガニスタンに駐留する多国籍軍は22日、南部カンダハルで、旧支配勢力タリバンの拠点を空爆した。  多国籍軍によると、タリバン兵士80人近くが死亡した。また、住民少なくとも16人が巻き添えとなり死亡した。  空爆が行われたのは、カンダハル州パンジュワイ地区。住民の1人は「一般人約35人が死亡し、40人以上が負傷した」と語った。  アフガン南部では17日以降、多国籍軍などとタリバンとの間で、2001年のタリバン政権崩壊後では、最も激しい戦闘が続いている。多国籍軍側は、21日までの戦闘で、タリバン兵士約150人を殺害したとしている。 (2006年5月23日1時26分 読売新聞) URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060522it12.htm *0520 アフガン南部で激戦、31人死亡…別に米仏軍にも死者 [読売]  【イスラマバード=佐藤昌宏】駐留多国籍軍が旧支配勢力タリバンの掃討作戦を行っているアフガニスタン南部で20日、複数の地域で激しい戦闘が続き、双方から多数の死傷者が出た模様だ。  AP通信などによると、19日深夜から20日早朝にかけ、ヘルマンド州など2か所でアフガン陸軍の車列が待ち伏せ攻撃を受け、銃撃戦の末、タリバン兵士計25人、陸軍側計6人が死亡した。別の戦闘では、米軍兵士1人、仏軍兵士2人が死亡したという。 (2006年5月20日22時15分 読売新聞) URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060520i112.htm *0519 タリバーンが組織的攻勢、政権崩壊後で最大 アフガン [朝日] 2006年05月19日22時02分  アフガニスタンで武装勢力が猛威をふるっている。17日から18日にかけて南部を中心に交戦や自爆テロが相次ぎ、約100人が死亡。01年の旧タリバーン政権崩壊後、最大級の襲撃となった。北大西洋条約機構(NATO)主体の国際治安支援部隊(ISAF)が6月から作戦範囲を拡大するのを控え、タリバーン勢力が組織的な攻勢に出た可能性が強い。  AP通信によると南部ヘルマンド州の町で17日夜、武装した300~400人の一団が警察署を襲い、警官13人と約40人の武装勢力が死亡した。  同じ頃、隣接するカンダハル州では駐留カナダ軍、アフガン国軍、警察の混成部隊が武装勢力の掃討作戦を展開中だった。  さらに18日、西部ヘラート州でも自動車を使った自爆テロがあり、米民間人1人が死亡した。西部はこれまで比較的治安が保たれてきたが、12日にも国連の車列が銃撃されて2人の現地スタッフが死亡するなど、治安悪化のきざしがある。  カンダハル、ヘルマンド両州を中心とした南部はイスラム原理主義タリバーン勢力の拠点だ。昨年末から自爆テロが多発している。タリバーンは01年のアフガン戦争で政権は崩壊したが、残存勢力は隣国パキスタンとの国境地帯の山中に潜伏。「対米聖戦」の呼びかけに呼応した新メンバーも加え、力を蓄えてきた。  アフガン駐留米軍司令官は「ここ数カ月間でタリバーン勢力が増強されている」と語るなど、さらなる治安悪化が懸念されていた。米軍側も掃討作戦を強化しており、AP通信によると17日、タリバーンの攻撃を指揮していたダドゥラ師の身柄を拘束した。  南部では6月以降、ISAFの作戦範囲が拡大される。カナダ、英国、オランダ軍を中心に約6000人が追加派兵され、約1万5000人規模になる。駐留米軍が2000~3000人削減されるのに伴い、ISAFが南部の治安維持に責任を負う。  ISAFの南部展開を間近に控えた時期に攻勢に出ることで、タリバーンは組織の健在ぶりを改めて国際社会に見せつける狙いがあるとみられる。タリバーン指導者オマール師は3月、駐留外国軍や警察などへの攻撃を予告する声明を出しており、今後はISAFを狙った攻撃が多発する可能性もある。  AFP通信によるとカルザイ大統領は18日、「パキスタンのマドラサ(イスラム神学校)の少年たちが、アフガンへ行って米国と戦えとけしかけられている」と語り、隣国パキスタンを強く非難した。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0519/013.html *0518 アフガン各地で襲撃、104人死亡 [朝日] 2006年05月18日23時10分  アフガニスタンで17~18日、南部を中心に武装勢力による襲撃や自爆テロが相次いだ。AP通信によると一連の戦闘で武装勢力側87人、アフガン人警官14人、カナダ軍将校1人、米民間人1人を含む計104人が死亡した。  南部は、外国軍の駐留に反対するイスラム原理主義タリバーン勢力の抵抗が根強い地域。タリバーンは3月、外国軍や警察などに大攻勢を仕掛けると予告していた。  内務省などによると、南部ヘルマンド州で17日夜に警察署が襲撃され、8時間近くにわたって交戦が続いた。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0518/012.html *0415 アフガン軍・警察がタリバン拠点攻撃、47人死亡 [読売]  【イスラマバード支局】アフガニスタンからの報道によると、同国南部カンダハル州当局者は15日、駐留米軍の支援を受けた国軍と警察が、イスラム原理主義勢力タリバンの拠点を攻撃し、タリバン側41人を殺害、警察官6人が死亡したことを明らかにした。  カンダハル市の南西約40キロのサンギサルにタリバンが集結しているとの情報を受けた国軍などが14日、陸と空から急襲、戦闘は朝から夕暮れまで続いた。負傷者も多数、出た模様。住民4人が巻き添えで死亡したとの情報もある。  カンダハル一帯はタリバンの拠点となっており、サンギサルには逃亡中のタリバン最高指導者オマル師が一時、居を構えたことがある。 (2006年4月15日19時7分 読売新聞) URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060415i111.htm *0322 タリバーン勢力の犯行か、アフガンで学校襲撃相次ぐ [朝日] 2006年03月22日19時39分  アフガニスタンで、学校が放火されたり教師が脅されたりする事件が多発している。イスラム原理主義タリバーン勢力の抵抗が根強い南部に集中しており、女子への教育を「イスラムの教えに反する」と主張する同勢力の犯行が疑われている。22日から新学年の1学期が始まったが、治安の悪化で再開できない学校もあり、事態は深刻だ。  教育省などの統計を総合すると、放火は昨年9月以降で30件発生。うち少なくとも5件は女子学校だった。ヘルマンド州(11件)、カンダハル州(8件)、パクティカ州(4件)など、パキスタンと国境を接する南部が中心だが、首都カブールでも2件あった。  学校への放火はこれまでも南部を中心に起きていたが、発生は年数件にすぎず、最近の集中ぶりが際だつ。  夜間がほとんどで、子どもが被害に遭った事例はいまのところない。一部の放火については2月、タリバーン司令官を名乗る人物が報道機関に犯行を認めている。また、タリバーン報道官を名乗る人物は朝日新聞記者に「我々はむやみに学校を襲わないが、明らかにイスラムの教えから外れる教育をしていることが判明すれば攻撃も許される」と語った。  国連筋によると、教師や学校が「女子への教育をやめろ」などと脅される事例が、この6カ月間で60件あった。南部ザブール州では1月、高校教師が学校で首を切られて殺された。事件を機に、子どもを通学させない家庭も増えている。  カンダハル州の教育当局者によると、同州のマルーフ地区では治安の悪化を理由に、42校のうち3校しか授業が再開できない。  タリバーンは、米国や国連の支援で復興を進めるカルザイ政権に反発しており、昨年からは米軍などへの自爆テロ攻撃を強める。それと連動するように学校への襲撃も多発する。3月下旬までの3カ月間は小学校の新入学児童の登録期間とも重なっており、この時期に学校を襲撃することで、入学をためらわせる目的があるとみられる。  アフガンのイスラム教徒の大部分は女子への教育を認めている。ただ、南部の田舎は保守的な土地柄で、原理主義を説くタリバーンに共鳴する人も多い。地域の教育水準が上がれば影響力が下がる可能性があり、タリバーンは危機感を募らせている、とみる政府高官もいる。  女子への教育を禁じた旧タリバーン政権が01年に崩壊して以降、アフガン政府は子どもへの教育を最優先課題に掲げる。今春は約100万人が小学校に入学。高校生までの児童・生徒数は全国で約750万人になった。教育省のガフール副大臣は「国防省や内務省にも取り締まりと警備の強化を求めた」と話す。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0322/011.html *0301 ブッシュ米大統領がアフガンを電撃訪問 [朝日] 2006年03月01日22時10分  ブッシュ米大統領は1日、インドとパキスタンに向かう途中、アフガニスタンを初訪問した。予定を公表しない電撃訪問で、滞在はわずか約5時間だったが、カルザイ大統領と会談。民主化の進展に米国が支援することなどを確認した。  会談後に記者会見したブッシュ大統領は「民主主義が根づくにつれて、アフガニスタンは他国にも好影響を与えている」と称賛した。国際テロ組織アルカイダの指導者オサマ・ビンラディン容疑者が逃走中であることについては、「彼が裁きの場に渡されることには自信を持っている」とした。  アフガン訪問は情報統制を徹底した。大統領専用機に同乗していた一部の米記者団も、給油地のアイルランド・シャノンを離陸した後、初めて行き先の変更を知らされた。ホワイトハウスのマクレラン報道官によると、アフガニスタン入りは2カ月前から具体的な検討が進められてきた。  アフガンは01年にタリバーン政権が崩壊した後、カルザイ政権の下で親米路線に転じた。最近はイラク型の自爆テロが増えるなど、治安は安定していない。預言者ムハンマドの風刺画問題でイスラム教世界全体に広がった反欧米のうねりも及び、抗議デモによる死者も出ていた。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0301/012.html *アフガニスタン:米軍車両が爆破され、米兵4人死亡 [毎日]  【イスラマバード西尾英之】AP通信によると13日、アフガニスタン南部ウルズガン州でパトロール中の米軍車両が爆破され、米兵4人が死亡した。イスラム武装勢力タリバンによるゲリラ攻撃とみられる。  米軍車両は爆破された後、銃撃やロケット砲攻撃を受けた。攻撃ヘリや戦闘機が出動して反撃したという。 毎日新聞 2006年2月14日 10時39分 URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060214k0000e030040000c.html *アフガニスタン:反タリバンのハクサル氏、暗殺される [毎日] ムラ・ハクサル 元タリバン情報機関長官=アフガン・カブールで02月8月、春日孝之写す 【ワシントン笠原敏彦】アフガニスタンからの報道によると、旧タリバン政権で情報機関長官などの要職を務めながら、一方で米国などと内通していたムラ・ハクサル氏が14日、同国南部のカンダハルで銃撃により暗殺された。  事件後、タリバンはロイターやAP通信に対し、「我々は長くあの男を追っていた」「あの男は我々の大義の裏切り者だ」とハクサル氏暗殺を認める声明を出した。  ハクサル氏は94年のイスラム原理主義組織・タリバンの創設者の一人。96年のカブール制圧後の約1年間、情報機関長官を務め、米国のアフガン攻撃による01年11月の同政権崩壊時は副内相だった。  この間、タリバンがアルカイダの影響力拡大により変質するのに幻滅し、99年ごろから米国と秘密裏に接触、反タリバン連合(北部同盟)の密告者にもなった。  ハクサル氏は02年3月の毎日新聞との会見で、国際テロ組織・アルカイダを率いるビンラディン容疑者がその財力でいかにタリバン指導部に食い込んだかなどを証言。タリバンの指導者、オマル師については「政治指導者としていかに働くかを知らなかった」などと批判していた。 毎日新聞 2006年1月18日 18時46分 (最終更新時間 1月19日 0時24分) URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/mideast/news/20060119k0000m030046000c.html *アフガニスタン:カナダ外交官死亡 加軍車列に自爆攻撃 [毎日]  【イスラマバード支局】AP通信によると、アフガニスタン南部のカンダハルで15日、カナダ軍車列を狙った車爆弾による自爆攻撃があり、カナダ人外交官1人を含む3人が死亡、13人が負傷した。イスラム武装勢力タリバン報道官を名乗る人物から同通信に電話があり、「今後も全駐留外国軍を自爆攻撃の対象にする」などと関与を認めた。  現場はカナダ軍基地の近く。AFP通信は、攻撃を受けたのは同軍の地域復興支援チームと伝えている。カナダはアフガニスタンに650人規模の軍を展開し、ほぼ全部隊がカンダハルに拠点を置いている。 毎日新聞 2006年1月16日 9時53分 URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060116k0000e030010000c.html *NATO、アフガン増派へ 風刺漫画問題受け [朝日] 2006年02月10日12時12分  北大西洋条約機構(NATO)は9日、イタリア南部タオルミナで非公式国防相会議を開き、イスラム教の預言者ムハンマドの風刺漫画をめぐって緊張が高まっているアフガニスタン南部に治安部隊を展開する方針を確認した。英国、オランダ、カナダの部隊が中心となるほか、風刺漫画騒ぎの発端となったデンマークも部隊を派遣すると見られる。  NATOが指揮する国際治安支援部隊(ISAF)は首都カブールを中心に、比較的治安が安定している北部、西部に約9000人を展開している。会議では、6月ごろに南部への部隊派遣に着手し、夏までに部隊規模を約1万5000人に増やすことを確認した。  アフガンでは北西部の都市マイマナで7日、NATO加盟のノルウェー軍の基地を数百人のデモ隊が襲い、デモに加わった4人が死亡した。ノルウェーの雑誌が風刺漫画を掲載したことに抗議したとみられる。会議では、こうした治安悪化にかかわらず、増派が必要だとの認識で一致した。  会議にはエジプト、モロッコ、アルジェリアなど中東、北アフリカの7カ国の国防相らが招かれており、10日、安全保障問題をめぐる意見交換とともに、風刺漫画問題をめぐる対応策を話し合うと見られる。  風刺漫画問題は当初は議題に入っていなかったが、ドイツのユング国防相が9日、独メディアで「問題の悪化を食い止める方法についても話し合う必要がある」と述べた。  招待が決まったのは風刺漫画問題が起きる前だが、NATOとしてはイスラム諸国を含む7カ国との会合を、友好関係を強調する場にしたい考えだ。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0210/006.html *米国務省報道官:アフガンの127億円債務が帳消し [毎日]  マコーマック米国務省報道官は7日の記者会見で、アフガニスタンの復興支援のため、同国が米国に対して負う公的債務約1億800万ドル(約127億円)全額を帳消しにすると発表した。  報道官によると、ロシアやドイツも債務帳消しに応じる意向を示しており、米政府は他の債権国にも同様の措置を講じるよう要請している。(ワシントン共同) 毎日新聞 2006年2月8日 22時15分 URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060209k0000m030120000c.html *オランダ、アフガンに1200人追加派遣へ [朝日] 2006年02月02日20時39分  【ブリュッセル=岸善樹】オランダ下院は2日の本会議で、北大西洋条約機構(NATO)が指揮するアフガニスタンの国際治安支援部隊(ISAF)に約1200人を追加派遣することを承認する見通しだ。これによりNATOがアフガン南部に活動範囲を広げる態勢が整う。  NATOは6月にアフガン南部展開を開始し、治安維持や復興にあたる。オランダは英国やカナダとともに部隊の中心になる。  南部はイスラム原理主義勢力タリバーンの影響力が残り、治安が悪いため、連立与党の「民主66」が追加派遣に反対し、決定が遅れていた。だが、ここにきて最大野党である労働党のボス党首が地元テレビで「部隊の任務は復興支援であり、戦闘ではない」と賛成の立場を明確にしたため、最大与党キリスト教民主勢力の賛成と合わせ、承認がほぼ確実になった。ただ2日の審議が長引けば、決定は7日に延期される。  国民の間には反対論が強く、1月30日に発表された世論調査では、賛成45%、反対47%。オランダが増派を拒否すれば、英国やカナダが穴埋めする必要が出てくるため、NATOは再三、追加派遣を求めていた。アナン国連事務総長も1月30日にオランダを訪れ、「NATOの部隊がいなければ、復興は不可能」と訴えた。  NATOは現在、アフガンで首都カブールや北部、西部地域に約9千人を派遣している。南部展開に伴い、6月以降約1万5千人に増やす計画だ。NATOに属するアフガンのオランダ軍は現在約540人。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0202/012.html *アフガンで自爆テロ続発 市民巻き込む手口急増 [朝日] 2006年01月17日13時42分  アフガニスタンで自爆テロの勢いが止まらない。イスラム原理主義タリバーンの残存勢力の抵抗が根強い南部では、今年に入って少なくとも4件発生。01年のタリバーン政権の崩壊以降、最悪ペースだ。テロの標的は駐留外国軍やアフガン国軍のほか一般市民にも広がり、イラクと似た状況になってきた。  南部カンダハル州では16日、屋外レスリングの観衆を標的にした自爆テロで少なくとも市民20人が死んだが、その数時間前の同州内の道路脇の爆発事件でも国軍兵士3人を含む4人が死亡した。  同州では15日にも自爆犯の車がカナダ軍の車列に突っ込み、カナダ人外交官ら3人が死んだ。タリバーン報道官を名乗る人物はAP通信に犯行を認め、「全外国軍が撤退するまで攻撃を続ける」と警告した。  これまでアフガンでの自爆テロは年間数件にすぎなかったが、AP通信によると、ここ4カ月で約25件発生した。昨年9月に総選挙が36年ぶりに実施され、同12月には国会が開かれるなど民主国家としての再建が進むことにタリバーンが焦りを募らせている、との見方が一般的だ。  駐留米軍の報道官は16日、「敵は最近、戦術を変えた。市民を標的にし始めた」と語った。タリバーンに詳しい地元記者は「自爆テロで市民を巻き込む『イラク方式』をタリバーンが採り入れた。国際テロ組織アルカイダと手を組み、自爆犯を養成してきた成果が表れている」と解説する。  カルザイ大統領は16日の記者会見で「パキスタン国境近くで自爆犯が訓練されているとの情報を得ている」と述べ、一連の自爆テロはパキスタン側からの越境攻撃であることを示唆した。 URL:http://www.asahi.com/international/update/0117/003.html *アフガン:パキスタン国境付近の自爆テロなどで24人死亡 [毎日]  アフガニスタン南部のパキスタンとの国境付近で16日、群衆に1台のバイクが突っ込み、爆発した。死者は少なくとも20人。自爆テロとみられる。現場は、大規模な国内避難民キャンプのあるスピンボルダック。この数時間前、現場に近いカンダハルで、アフガン国軍の車列を狙った攻撃があり、国軍兵ら計4人が死亡した。  ロイター通信は、いずれもイスラム原理主義組織「タリバン」が犯行を認めたと報じた。【イスラマバード支局】 毎日新聞 2006年1月16日 23時44分 (最終更新時間 1月17日 0時10分) URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060117k0000m030117000c.html *オランダ:アフガン南部へ千数百人派遣へ [毎日]  オランダ政府は13日の閣議で、アフガニスタンで平和維持活動を行っている北大西洋条約機構(NATO)主体の国際治安支援部隊(ISAF)に約1200~1400人を追加派遣することを了承した。  新たな部隊は英国、カナダとともにNATOのアフガン南部展開の主力部隊となるが、連立与党の「民主66」が南部の治安状況の悪化などを理由に派遣に反対、政府は早期決定を求める米国から強い圧力を受けていた。(ブリュッセル共同) 毎日新聞 2006年1月15日 19時34分 URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060116k0000m030067000c.html *アフガン駐留米軍、一部を削減へ 米国防長官が説明 [朝日] 2005年12月22日10時30分  ラムズフェルド米国防長官は21日、訪問先のアフガニスタンの首都カブールで、アフガン駐留米軍を来年夏までに2000~3000人削減すると語った。米軍は現在、同国南部を中心に約1万9000人を派遣し、イスラム原理主義タリバーンの残存勢力や、国際テロ組織アルカイダの掃討作戦を続けている。  記者会見で長官は、削減の理由として、北大西洋条約機構(NATO)主体の国際治安支援部隊(ISAF、約9000人)が来年、アフガン南部を中心に6000人増派されることや、アフガン国軍が強化されたことをあげた。ただ、「米国は今後もアフガン問題に関与する」と話し、掃討作戦そのものは続けていくとした。 URL:http://www.asahi.com/international/update/1222/004.html *アフガン議会が開会 民主国家として第一歩 [朝日] 2005年12月19日19時39分  アフガニスタンの議会が19日、首都カブールで招集された。01年のタリバーン政権崩壊後、米国や国連の後押しで進められた「政治復興プロセス」はこれで終了した。民意で選ばれた議会がアフガンにできるのは、73年の無血クーデター以来32年ぶり。  ただ、タリバーン報道官を名乗る人物は「議会は米国による占領の象徴」として、攻撃を予告している。  開会式典でカルザイ大統領は「長い内戦と占領を経て、アフガンは再び自らの足で立てるようになった」と演説した。式典には上下両院の議員約350人のほか、ザヒル・シャー元国王、チェイニー米副大統領らが参列した。20日からは両院の議長選出に向けた協議が始まる予定だ。 URL:http://www.asahi.com/international/update/1219/016.html *軍閥関係者の当選相次ぐ アフガン総選挙、18州で確定 [朝日] 2005年10月30日20時20分  9月に実施されたアフガニスタンの総選挙は、かつて20年以上におよんだ内戦を主導した軍閥の関係者が多く当選している。武装勢力とのかかわりが判明した人物は立候補を取り消されたが、武力闘争をくぐりぬけてきた軍閥関係者について、議員としての資質を疑問視する声もある。  30日までに全国34州のうち18州で確定した。最大選挙区の首都カブール(定数33)では、有力な軍閥を率いてきたモハゲク前計画相が1位、タリバーン政権と戦った旧北部同盟の実力者カヌニ前教育相が2位で当選した。軍閥指導者でイスラム保守派のサヤフ氏も5位に入った。  地方でも、軍閥のもとで武装組織をまとめた司令官の最多得票がめだつ。北部バルク州では1位と2位で当選。パルワンやゴール、ロガール、バーミヤン州でも1位だった。司令官の多くが地元の有力者で、麻薬の密売などで蓄えた資金でテレビや携帯電話などを買い、「支持者に配って有権者を買収した」(地元メディア)といわれる。  選管は武器の保有や武装組織との関係が明らかになった人物の立候補資格を取り消している。しかし、アフガン独立人権委員会の幹部はAP通信に「当選者の8割は武装集団と何らかの関係がある」としている。  アフガンの内戦は、民族ごとの軍閥が周辺国から武器などを得て、戦ったことが長期化した背景にある。タリバーン政権が01年に崩壊して戦火はやんだが、軍閥は互いに不信感を抱いており、それが議会運営に影響することが懸念されている。  アフガンの治安は駐留米軍や多国籍の国際治安支援部隊(ISAF)がかろうじて支えている。米軍やISAFが撤退すれば「再び内戦が起こりかねない」と心配する国民は少なくない。物事を武力で解決することに慣れている軍閥系の司令官には、「話し合いで解決するという民主的なルールの経験が乏しい」(法曹関係者)と、議員としての資質を疑問視する声も出ている。  アフガンには現在も、地方の司令官などが率いる武装組織が1千を超すとされる。政府が中心になって武器回収を進めているが、「司令官出身の議員が武器回収に抵抗することも考えられる」(地元記者)ともいわれる。 URL:http://www.asahi.com/international/update/1030/005.html *米兵がタリバン兵士を焼く、違法の疑いで調査 [読売] 【ワシントン=坂元隆】オーストラリアのテレビ局が19日、アフガニスタンに駐留する米軍兵士が旧支配勢力タリバン兵士の遺体を焼いているとされる映像を放映したうえ、米軍がタリバンを挑発したと報道し、波紋を広げている。  アフガン駐留米軍は19日、「違法行為だった疑いがある」として、調査を開始したと発表した。遺体を火葬しないイスラム教を国教とするアフガン政府も同日、独自調査に着手した。  豪SBSテレビが放映した映像は、アフガニスタン南部のカンダハル近郊にある農村の丘の上で、米兵たちが米軍との戦闘で死亡したタリバン兵士2人の遺体を焼いているところを映している。  イスラム教では遺体は焼かずに埋葬するのが通例だが、SBSによると、米兵たちはイスラム教を冒とくする目的で意図的に遺体をメッカの方角に向かせた上で焼いたという。  続いて、心理作戦の専門家という米軍軍曹が村に潜んでいるとされるタリバン兵士の残党をおびき寄せるため、ラウドスピーカーで村の方角を向き、「タリバン、憶病な犬どもよ。恐ろしくて仲間の遺体を引き取りに来ることもできないのか」と挑発的なメッセージを読み上げた。  現場で取材にあたったのは、オーストラリアのフリージャーナリストで、AP通信に本人が語ったところによると、米陸軍空挺旅団に従軍し、10月1日に遺体を焼く光景を撮影したという。SBSは、米兵の行為は、「遺体は尊厳をもって埋葬される」と定めたジュネーブ条約に抵触すると指摘している。  アフガニスタン駐留米軍は19日の発表の中で、「敵性戦闘員に対する虐待や宗教・文化的信条を冒とくすることは許されない」とし、「疑いが立証された場合は、(米軍の)統一軍事裁判法に基づき適当な措置が取られる」と述べている。  タリバン兵士らを拘束しているキューバのグアンタナモ米軍基地では5月、米軍の尋問官がイスラム教の聖典コーランをトイレに流したと報じられ、のちに誤報だと判明したものの、アフガンやパキスタンでイスラム教が冒とくされたとして暴動が発生し、数十人が死亡している。 (2005年10月20日21時52分 読売新聞) URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20051020i214.htm *13万人が厳戒態勢、アフガン議会選で投票 [読売]  【カブール=平本秀樹】アフガニスタンで18日、旧タリバン政権崩壊後の民主化プロセスの総仕上げとなる国会下院(定数249)・州議会(34州)選の投票が行われた。  同国の議会選は王政時代の1969年以来36年ぶり。アフガニスタン政府と国連で構成される選挙管理機構は、20日から本格的な開票作業を始める予定。確定結果を来月22日に発表するとしているが、ずれ込む可能性がある。投票率はまとまっていないが、選管関係者は「高くなるだろう」と話している。  投票は、タリバン勢力による攻撃を警戒し、国軍、警察、米軍、国際治安支援部隊(ISAF)約13万人が厳戒態勢を敷く中、行われた。  それでも18日朝には、カブール東部にある選挙管理機構の本部を狙ったと見られるロケット弾攻撃で、アフガン人国連職員1人が軽傷を負った。東部ホスト州では、選挙妨害を狙ったタリバンと見られる武装勢力の襲撃で、警官2人と武装勢力3人が死亡。南部では、仏軍兵士を乗せた車両近くで、爆発があり、兵士1人が死亡するなどテロが散発した。南部カンダハル、ヘルマンド、ウルズガンの3州では、武装勢力の妨害活動で、10か所余りの投票所が開けなかった。  しかし、大部分の地域では平穏に投票が進められ、カルザイ大統領は、「30年にわたる戦争、(外国の)介入、占領、窮乏を経て、アフガニスタンは前進している」「我々は歴史を作っている」と宣言した。 (2005年9月19日1時4分 読売新聞) TITLE:13万人が厳戒態勢、アフガン議会選で投票 : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) DATE:2005/09/19 15:38 URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20050918i314.htm *アフガニスタン:テロ脅威に厳戒態勢の中、総選挙始まる [毎日]  20年以上続いた内戦状態から民主国家への道を歩むアフガニスタンで18日、下院選と州議会選の投票が始まった。国連主導で復興の道筋を定めた2001年のボン合意に基づく新憲法制定、大統領選に続く「歴史的な節目」(選挙管理委員会)。開票は20日に始まり、10月上旬には結果が判明する予定。  イスラム原理主義勢力の旧政権タリバンの武装勢力がボイコットを呼び掛け、テロの脅威に厳戒態勢が敷かれた。  アフガン政府は国軍と警察約10万人を全土に配置。駐留米軍も約2万人、北大西洋条約機構(NATO)指揮の国際治安支援部隊(ISAF)も約1万人が展開、投票所などの警戒に当たる。  下院選(定数249)には約2800人、34の州議会選(総定数420)には約3000人が立候補している。テロの妨害を受けずに無事投票が終了し、開票作業に移行できるかが最大の焦点。  下院選には、昨年の大統領選で敗れたカヌニ元教育相ら「反カルザイ大統領派」や軍閥などの候補が出馬。元タリバン高官の得票も注目される。(カブール共同) 毎日新聞 2005年9月18日 9時17分 (最終更新時間 9月18日 10時36分) TITLE:MSN-Mainichi INTERACTIVE 国際 DATE:2005/09/18 13:06 URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20050918k0000e030005000c.html *NATO、アフガン南部にも関与…英など部隊派遣へ [読売]  【ベルリン=鶴原徹也】ベルリンで開催中の北大西洋条約機構(NATO)非公式国防相理事会は最終日の14日、NATOが指揮するアフガニスタンの治安維持支援作戦について、2006年に、旧政権タリバンが影響力を残す同国南部に拡大することを確認した。  アフガンの国際治安支援部隊(ISAF)を主導するNATOは、18日の下院選投票後も、同国政治プロセスへの関与を続ける基本方針を定めている。  14日の協議では、英国、カナダ、オランダが06年中に南部拠点都市に、部隊を派遣する計画を表明した。  一方、ラムズフェルド米国防長官は、今回の理事会に先立ち、将来的にはNATOにも、タリバン残党・テロリスト掃討作戦を担わせたい意向を示した。ただ、仏独両国などは極めて慎重であり、合意の見通しは立っていない。  13日の協議では、来年9月に首脳会議を開き、NATO刷新のための包括的政治指針を策定することで合意した。 (2005年9月15日1時1分 読売新聞) TITLE:NATO、アフガン南部にも関与…英など部隊派遣へ : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) DATE:2005/09/15 09:19 URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20050914i216.htm *アフガン:国軍と駐留米軍、武装勢力30人殺害 [毎日]  AP通信によると、アフガニスタン南部ヘルマンド州グリシュクで9日、駐留米軍とアフガン国軍が武装勢力に対する大規模な掃討作戦を展開、30人を殺害し、少なくとも60人を拘束した。アフガン国防省報道官が10日明らかにした。  多数の弾薬や武器も押収されたという。下院選・州議会選を一週間後に控え、旧政権タリバンなどの武装勢力が選挙妨害のための攻撃を激化させるとの観測から、米軍などは掃討作戦を強化している。(カブール共同) 毎日新聞 2005年9月11日 8時34分 TITLE:MSN-Mainichi INTERACTIVE 国際 DATE:2005/09/11 09:26 URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20050911k0000e030009000c.html *最も危険な地域、「陸路は無謀」指摘も アフガン2遺体 [朝日] 2005年09月03日02時52分  アフガニスタンで男女の遺体が見つかったカンダハル州の周辺は、反政府勢力タリバーンの活動が最も盛んで、治安が悪化している地域だった。米国との間で激しい戦闘は今も断続的に起きている。関係者は「旅行ができる状況とはほど遠い」などと口をそろえる。  カンダハル州では6月に、州内の町の警察や政府庁舎をタリバーンが一時占拠し、警察署長ら8人を殺害する事件も起きた。  国境から約100キロパキスタン側に入ったクエッタに現地事務所を置く医療NGO「AMDA」によると、カンダハル州周辺では現在もタリバーンの攻撃を受ける可能性があるという。このため特に外国人が国境を越えてアフガニスタンに入る際には、陸路を使わないのが一般的だという。  国際協力機構(JICA)も、職員がこの地域の国境を陸路で越えることを禁止している。国境線を警備しきれないため、アルカイダなど過激派の移動や、武器・麻薬の密輸に使われている。また、アルカイダやタリバーンのほか、追いはぎや強盗も出没するため、アフガニスタンでもっとも治安の悪い地域だという。  アフガニスタンでは今月中旬に議会選挙が予定されており、首都カブールやカンダハル周辺では妨害をねらったテロが多発。選挙期間前後は、外国援助団体スタッフの多くが国外へ一時退避する予定だという。  今年4月まで首都カブールなどで学校建設や井戸掘削を支援していたNPO「ネットワーク『地球村』」(本部・大阪市)の羽鹿秀仁さん(42)は、旅行でアフガニスタンを訪れ、行方不明になっている2人について「どういう情報で国境に近い地域に行ったのか不明だが、この地域を陸路で移動するのは無謀かな、と思う」と話す。 TITLE:asahi.com: 最も危険な地域、「陸路は無謀」指摘も アフガン2遺体 - 社会 DATE:2005/09/04 10:11 URL:http://www.asahi.com/national/update/0903/TKY200509020321.html *NATOの意義を模索、正念場のアフガン治安支援部隊 [読売]  9月18日のアフガニスタン下院選投票まで約3週間。政情不安が続く同国で、米軍とともに治安維持を担うのが多国籍軍・国際治安支援部隊(ISAF)。北大西洋条約機構(NATO)指揮下による初の域外活動部隊として注目されたが、最近は、米軍の対テロ戦争の陰に隠れがちだ。  NATOにとっては、ISAFの活動範囲拡大を機に、その存在意義を世界に示すことができるかどうか、大きな転換期を迎えている。  分厚い鉛色の装甲車両。砲座に据えられた25ミリ機関砲が宙をにらむ。車両内部は、ほこりと機械油のにおいが混じり合い、息苦しいほどだ。記者(相原)を乗せたISAFカナダ軍部隊のパトロール車列は、土でつくられた粗末な家並みが続く丘を、轟音(ごうおん)を響かせて走る。歓声を上げて駆け寄る子供たちに、若いカナダ兵は親指を突き出すポーズで応えながらも、鋭い視線を周囲に配し、機関銃を握る手に力を込めた。  アフガンの治安は、昨年10月の大統領選以降、やや落ち着いたかに見えたが、今春から再び悪化している。地元報道などを基にした集計によると、選挙運動開始(8月17日)までの1か月間では、週に40~50件もの治安関連の事件が発生。その半数はテロ行為との分析もある。21日にも、南部ザブル州で仕掛け爆弾によって米兵4人が死亡したばかりだ。  ISAFのマウロ・デルベキオ司令官は今月下旬、本紙などとの会見で、「現在の治安状況は(最悪だった)昨年の大統領選と同じレベルだ」と強調。選挙に備え、NATO加盟国から3大隊計約2000人の増派と、大型輸送ヘリ「CH47」4機の臨時配備などを決めたことを明らかにした。  今回の選挙の成否はNATOにとっても大きな意味を持つ。  NATOは2003年8月からISAFの指揮をとっているが、その活動範囲は、同年10月の国連安全保障理事会決議を受け、首都カブール一帯から北部地域に拡大(第1段階)。今夏には西部地域での部隊展開が始まり(第2段階)、来年中旬には南部へも拡大する予定だ(第3段階)。将来的には、東部まで範囲を広げることも想定している(第4段階)。  冷戦終結後、新たな役割を模索するNATOは、肝いりのISAFに国際社会の目があまり向けられていないジレンマの中で、選挙の成功と活動地域拡大を、「プレゼンスを高め、一旗揚げる好機ととらえている」(外交筋)のはほぼ間違いない。  だが、南部や東部は、旧支配勢力タリバンと同じパシュトゥン人が多く住み、政治プロセスの混乱をもくろむ勢力が住民に紛れて断続的なテロ活動を行っている。治安状況は、カブール市内や北部などに比べてかなり悪い。司令官も「北・西部と、南・東部とはかなり違う。ISAFはそれに臨む用意はあるが、(米軍に完全に取って代わるかどうかは)状況次第だ」と認める。  過激派掃討作戦を力ずくで続ける米軍に比べ、治安維持に徹するISAFのほうが、住民の“受けがいい”のは確かだが、「兵士が西洋人である以上、反感がなくなることはない」(同)のも事実。加えて、装備や能力面での不安や、多国籍軍という“寄せ集め”から来る指揮命令系統の非効率さを指摘する声もある。  ISAFの真価が問われるのは、まさにこれからだ。(カブールで 相原清) (2005年8月28日22時12分 読売新聞) TITLE:NATOの意義を模索、正念場のアフガン治安支援部隊 : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) DATE:2005/08/29 15:35 URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20050828id21.htm *スペイン軍ヘリ墜落、17人死亡 アフガン西部 [朝日] 2005年08月16日22時32分  アフガニスタン西部ヘラート近郊で16日、国際治安支援部隊(ISAF)に所属するスペイン軍のヘリコプターが墜落した。現地ラジオは、スペインからの報道として、乗っていた同軍兵士17人が死亡したと伝えた。墜落の原因は分かっていない。  ISAFは、反政府勢力タリバーンの掃討を進める米軍とは別に、首都カブールや主要地方都市の治安維持に当たっている。北大西洋条約機構(NATO)軍が主体でスペインからは約850人が派遣されている。 TITLE:asahi.com:スペイン軍ヘリ墜落、17人死亡 アフガン西部 - 国際 DATE:2005/08/17 11:31 URL:http://www.asahi.com/international/update/0816/010.html *アフガン:政府軍が武装勢力20人殺害、米軍爆撃機も参加 [毎日]  【イスラマバード西尾英之】アフガニスタン政府軍当局者は17日、AFP通信などに対し同国東部ホスト州にある政府軍基地がロケット砲攻撃を受けたため反撃、外国人を含む武装勢力20人を殺害したと語った。反撃には米軍爆撃機も参加。死亡した外国人はチェチェン人3人とウズベキスタン人2人だという。  一方、パキスタン軍は同日、アフガンのホスト州と国境をはさんだ部族地域北ワジリスタン地方で外国人武装勢力17人を殺害したことを明らかにした。同軍は15日、同地方で米軍などの攻撃を受け死亡したとみられる武装勢力の24遺体を発見しており、アフガン政府軍や米軍の大規模な攻撃を受けた武装勢力がパキスタン側に逃げ込んでいる可能性が強い。  アフガンとパキスタンの国境地帯では、タリバンやアルカイダ兵士としてアフガンに残っている外国人などの武装勢力が自由に国境を越えながらアフガン政府軍や米軍に対するゲリラ戦を続けているとみられる。パキスタン側の部族住民は武装勢力に住居や食糧などを提供している可能性が強く、パキスタン軍が発見した24遺体の葬儀には地元住民数千人が集まり、死者を「殉教者」としてたたえたという。 毎日新聞 2005年7月17日 21時31分 TITLE:MSN-Mainichi INTERACTIVE 中近東・ロシア DATE:2005/07/18 09:39 URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/mideast/news/20050718k0000m030082000c.html *オーストラリア:アフガンに150人の特殊部隊を派遣  【シドニー田中洋之】オーストラリアのハワード首相は13日、アフガニスタンに約150人の特殊部隊を派遣すると発表した。部隊はアフガニスタンで議会選挙が行われる9月までに展開し、米軍とともに現地の治安維持活動にあたる。派遣期間は1年。  豪州は01年の米同時多発テロ後の米軍によるアフガニスタン攻撃に1550人の兵士を派遣。その後、部隊は02年末までに撤退しており、今回が再派兵となる。  ハワード首相は記者会見で、議会選を前に国際テロ組織アルカイダやタリバン残党が活動を強めていることに懸念を示し、派兵の必要性を訴えた。  豪州はイラクと周辺国にも約1400人の部隊を派遣している。 毎日新聞 2005年7月13日 18時55分 (最終更新時間 7月13日 19時24分) TITLE:MSN-Mainichi INTERACTIVE アフリカ・オセアニア DATE:2005/07/14 09:56 URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/afro-ocea/news/20050714k0000m030027000c.html *米軍の空爆で市民17人死亡…アフガン [読売]  【イスラマバード=平本秀樹】アフガニスタン東部コナル州知事は4日、同州の村で米軍が1日に行った空爆で、女性や子供を含む市民17人が死亡したことを明らかにした。  駐留米軍は、「精密誘導兵器で、テロリストの拠点に対する空爆を実施した」とする声明を発表し、「人数不明のテロリストと非戦闘員」の死亡を認め、遺憾の意を示した。  同州では6月28日、消息を絶った地上の偵察部隊救出に向かった米軍ヘリが武装勢力に撃墜され、米兵16人が死亡。今回の空爆も、部隊救出作戦の一環で実施したものとみられる。  所在不明の偵察部隊のうち、2人がこれまでに救出されたと伝えられているが、米軍は、確認を避けている。一方、旧支配勢力タリバンの報道官は本紙に対し、「ヘリ撃墜前に米国のスパイ7人を殺害した」「他に1人を拘束している」と主張しているが、真偽は不明だ。 (2005年7月4日23時34分 読売新聞) TITLE:米軍の空爆で市民17人死亡…アフガン : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) DATE:2005/07/05 11:00 URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20050704i116.htm

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