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●パレスチナ ラインナップ #contents *コメント #comment(vsize=2,nsize=20,size=70)    ↑ご自由にコメントをお書き下さい。 *[[●パレスチナ・イスラエル]] へ続く *西岸の入植地を拡大 ガザ「緩衝地帯」設置 [赤旗]  【カイロ=小泉大介】来年一月末のパレスチナ評議会選挙を前に、イスラエル政府はヨルダン川西岸地区で大規模入植地を拡大、ガザ地区では「緩衝地帯」を設置しています。同国のシャロン首相は十一月に右派与党リクードを離党し中道新党「カディマ」を結党、中心政策に「パレスチナ国家樹立」を掲げています。しかし、現場で続く力の政策にパレスチナ側は、和平に逆行する動きだとして反発を強めています。  イスラエル住宅省は二十六日、西岸のパレスチナ自治区ベツレヘム近郊でベタルイリト入植地に百五十戸、エフラト入植地に七十八戸の新規住宅を建設するため入札を公示しました。  首相府のギシン報道官は同日、この計画は五年前からあったと説明すると同時に、「(ヨルダン川西岸の)大規模な入植地群は強化される」と明言。西岸での入植地維持・強化の方針に変更がないことを認めました。  国連、欧州連合、米国、ロシアが作成した中東和平のための「ロードマップ(行程表)」は、第一段階で、イスラエルにすべての入植活動の凍結を求めており、今回の行為は明白な違反です。パレスチナ自治政府のアリカット交渉責任者は、「和平プロセスをむしばむものだ」と厳しく非難しました。  一方、イスラエル放送は二十五日、シャロン首相が、パレスチナ自治区であるガザ地区内の北部に「緩衝地帯」を設けるよう軍に指示したと伝えました。イスラエルは今年九月、ガザから軍と入植者の撤退を完了させましたが、その後パレスチナ過激派がイスラエル領にロケット弾攻撃を加えています。「緩衝地帯」は攻撃を防ぐための措置とされます。しかし、「緩衝地帯」が設置されれば、ここへの「侵入者」をイスラエル軍が無条件で攻撃することが可能となります。  ガザ撤退は、和平への第一歩としてイスラエル、パレスチナ双方から期待されましたが、パレスチナ側は今回の動きを、ガザ再支配の一歩と受け止めています。  パレスチナ解放機構(PLO)主流派最大組織ファタハは二十六日に声明を発表。イスラエルの計画を「パレスチナの主権に対する深刻な脅威」とし、国際社会が介入し、「イスラエルの拡張政策」をやめさせるよう要求しました。  パレスチナ人の間では、シャロン政権の一連の強硬策が、結果的にパレスチナ評議会選挙で過激派組織の躍進を後押しすることになるとの見方も出ています。 URL:http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-12-28/2005122807_01_3.html *シャロン首相が入院 「軽い脳梗塞、容体は安定」 [朝日] 2005年12月19日10時18分  イスラエルのシャロン首相(77)は18日夜、エルサレムの病院に緊急入院した。「軽い脳梗塞(こうそく)」を起こしたという。その後回復して容体は安定しているというが、一時意識を失ったとの報道もある。首相は来年3月の総選挙以降の続投を狙っているが、健康問題が今後浮上しそうだ。  イスラエルの民間テレビ「チャンネル10」によると、首相は同局の政治記者に電話をして「数日休むことになると思うが、大丈夫だ」と述べたという。側近は「仕事への復帰に支障はなく、副首相を首相代行とする必要はない」としている。  国内の報道によると、首相はエルサレムからテルアビブに公用車で向かう途中に気分が悪くなり、入院した。意識ははっきりしており、医師団に「まだ私を見捨ててないな」と冗談を飛ばしていたという。  首相の健康問題がこれまで表面化したことはほとんどなく、「太りすぎ」だけが問題といわれていた。  パレスチナ自治政府のアッバス議長はお見舞いのメッセージを送ったが、自治区のガザ市では武装集団が空に向かって祝砲を撃ち「神がようやくシャロンに報いを与えてくれた」と騒いだ。イスラエルでも、シャロン首相が実行したガザ撤退に反発するユダヤ人過激派が喜んでいる、と報道された。 URL:http://www.asahi.com/international/update/1219/005.html *パレスチナ地方選でハマス躍進 主流派ファタハは分裂 [朝日] 2005年12月18日18時45分  昨年12月に始まったパレスチナ自治区内の地方選で4回目の選挙が15日に行われ、17日の選挙管理委員会の集計によると、イスラム過激派ハマスがヨルダン川西岸の主要都市で躍進した。来年1月に予定されている自治評議会(国会に相当)の選挙をめぐっては、パレスチナ解放機構(PLO)の主流派ファタハが新旧両世代の対立から分裂。評議会選でもハマスが躍進する可能性が高まっている。  今回選挙が行われた40自治体のうち、ファタハが有力と見られていた西岸北部の都市ナブルスで、ハマスが定数15のうち13議席を獲得。別の都市ジェニンでもハマスが過半数を得た。ただ、ファタハは小規模な自治体で勝ち、今回選挙での獲得議席数ではハマスとほぼ同数になった。  5回目の地方選が最後となるが、時期は未定だ。  一方、1月の自治評議会選挙をめぐっては、ファタハは若手の新世代が故アラファト議長に連なる旧世代のまとめた候補者リストに反発。イスラエルの刑務所に終身刑で服役しているマルワン・バルグーティ氏らが新党「未来」を結成して独自のリストを提出した。  自治政府のアッバス議長が候補者リストを決める際、汚職体質が指摘される旧世代を上位に入れようとしたため、これに怒った若者たちがガザや西岸の一部で選管事務所を襲撃するなどした。  結局、アッバス議長はバルグーティ氏を筆頭候補にした公式リストを提出したが、まだ多数の旧世代が残り、若手の反発は収まりそうにない。 URL:http://www.asahi.com/international/update/1218/003.html *対イスラエル停戦延長せず、ハマス指導者が明言 [読売]  【エルサレム=佐藤秀憲】イスラム原理主義組織「ハマス」の政治部門指導者ハレド・メシャル氏は9日、シリアのダマスカス郊外で演説し、今年末に期限を迎える対イスラエル攻撃停止(停戦)について、「新たな停戦を行う余地はない」と述べ、延長する考えのないことを明らかにした。  メシャル氏は、理由として、イスラエルがパレスチナ人への攻撃を続けていることや、8000人を超えるパレスチナ人被拘束者の釈放が進んでいないことを挙げた。  イスラエルのシャロン首相とパレスチナ自治政府のアッバス議長は今年2月の首脳会談で、相互に停戦を宣言。ハマスを含むパレスチナ各派は3月、アッバス議長の要請を受け、対イスラエル攻撃停止による停戦を年内いっぱい続けることを申し合わせていた。 (2005年12月10日11時59分 読売新聞) URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20051210i204.htm *ペレス氏がシャロン新党支持=労働党離党を表明-イスラエル  [時事] 【エルサレム30日時事】パレスチナ和平に貢献したとして1994年にノーベル平和賞を受賞したイスラエルの中道左派・労働党のシモン・ペレス元首相(82)は30日夜、記者会見し、同党を離党して、右派政党リクードを出たシャロン首相が旗揚げした中道系新党カディマを支持すると表明した。カディマは来年3月に予定される総選挙で第1党に躍り出ると予測されており、ペレス氏の支持で勢いに弾みが付きそうだ。  URL:http://www.jiji.com/cgi-bin/content.cgi?content=051201070402X357&genre=int *西岸からの一方的撤退を否定 イスラエル首相 [朝日] 2005年11月22日10時27分  イスラエルのシャロン首相は21日、記者会見し、与党リクードからの脱退と新党結成を正式に表明した。リクードに居続ければ「党内抗争に無駄な時間を費やすことになる」とし、パレスチナとの2国家共存を実現するための和平交渉と、国内の貧困対策に重点的に取り組む意向を強調した。  和平交渉の進め方について、首相は「(ガザ撤退のような)分離計画はもうない」と述べ、ヨルダン川西岸からの一方的撤退の可能性を否定した。西岸のユダヤ人入植地のうち広大なものを存続させたうえで、パレスチナとの国境の画定に取り組む意向を示した。パレスチナ側にテロ対策を迫り、その結果に応じて西岸のどの部分をパレスチナ側に与えるか決めていく方針と見られる。  新党については、リクードの40人の議員のうち少なくとも14人が移籍する見通しだ。国会が解散を正式に決めるか、大統領が解散を命じるかした場合、シャロン首相以外の人物が組閣できるかどうかを見極めるための期間が3週間設けられる。組閣できなければ、その後3カ月以内に総選挙が行われる。 URL:http://www.asahi.com/international/update/1122/004.html *レバノン国境でイスラエル軍とヒズボラ交戦、6人死亡 [朝日] 2005年11月22日10時09分  イスラエル軍は21日、レバノン南部の国境周辺でイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラと交戦し、ヒズボラ側の6人が死亡、イスラエル兵や国境警察の計11人が負傷した。イスラエル放送などによると、ヒズボラ側がイスラエル兵を拉致するために侵入し、迫撃砲やロケット砲などで攻撃。イスラエル側は武装ヘリコプターによるミサイル攻撃などで応戦したとしている。  これに対し、ヒズボラ側はイスラエル軍の車がレバノン側に侵入したため攻撃したとしている。 URL:http://www.asahi.com/international/update/1122/003.html *西岸の移動制限、大幅緩和 イスラエル、年末までに [共同]  【エルサレム16日共同】イスラエルは15日、中東訪問を延長して仲介外交を展開したライス米国務長官に対して、今年末までにヨルダン川西岸にある検問所の多くを撤去し、パレスチナ住民に対する移動制限を大幅に緩和することに同意した。パレスチナ自治政府のハティブ計画相が合意文書を明らかにした。  西岸とガザ地区では来年1月、評議会(議会)選挙が行われる予定。住民の自由な移動が保証されれば選挙の円滑な実施につながるため、アッバス自治政府議長への支援になる。  ハマスはイスラエルが要求する武装解除を拒否しているが、対イスラエル武装闘争放棄を掲げる議長は、選挙を通じてハマスを政治体制に取り込み、武装解除の実現を図りたい意向。 URL:http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=intl&NWID=2005111601000282 *イスラエル:ビン首相暗殺から10年…和平願い追悼集会 [毎日]  パレスチナとの和平交渉の道を開き、ノーベル平和賞を受賞したイスラエルのラビン首相暗殺から10年を機に、暗殺現場となった同国中部テルアビブの「ラビン広場」で12日夜、追悼集会が開かれ、10万人以上がラビン氏の偉業をたたえ和平に願いを込めた。主催者側は20万人が参加したとしている。  1993年にラビン氏とパレスチナ解放機構(PLO)のアラファト議長(故人)が調印した暫定自治宣言(オスロ合意)で仲介役を務めたクリントン米前大統領は「もしラビン氏がここにいたら『私を引き継いで(和平を)成し遂げてほしい』と呼び掛けるだろう」と演説した。  ラビン氏は95年11月4日、テルアビブ市庁舎前の広場で平和集会に参加した後、駐車場で車に乗り込む直前にユダヤ教過激派の青年に銃撃され死亡。広場はその2日後、ラビン広場と名付けられた。(テルアビブ共同) 毎日新聞 2005年11月13日 10時00分 URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20051113k0000e030007000c.html *労働党連立離脱へ、イスラエル・シャロン政権揺らぐ [読売] 中東情勢  【エルサレム=佐藤秀憲】イスラエルのシャロン政権の基盤が大きく揺らぎ始めた。  9日行われた連立与党・労働党の党首選で、ペレス党首(特別副首相)を破った和平推進派のアミール・ペレツ氏(労働総同盟委員長)が、対パレスチナ強硬路線を貫くシャロン首相との対決姿勢を鮮明にしているからだ。  ペレツ氏は近く、リクード党首のシャロン氏に連立離脱を通告する方針で、イスラエル政局の流動化は避けられない見通しだ。  労働党の党首選に関しては当初、ノーベル平和賞受賞者で閣僚経験も豊富なペレス氏の優勢が伝えられていた。得票率42%対40%の接戦とはいえ、ペレツ氏の勝利は驚きをもって受け止められている。  ペレツ氏はモロッコ生まれ。95年から労働総同盟委員長を務め、賃上げを求めてストライキを連発、労働者階級の救世主として人気を集めた。党内左派に属し、福祉政策を重視する党の伝統路線への回帰を主張する。  ペレツ氏勝利の要因としては、シャロン首相が主導したガザ地区からのユダヤ人入植地撤去計画が完了した以上、政権にとどまる理由はないとの意見が党員の間で強まったほか、和平プロセス再生や高齢のペレス氏に代わる新指導者を望む声が予想以上に根強かったことが挙げられる。 (2005年11月12日22時35分 読売新聞) URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20051112i315.htm *ハマス、イスラエルと和平交渉も…占領地解放など条件 [読売] 【エルサレム=佐藤秀憲】イスラム原理主義組織「ハマス」最高幹部のマフムード・ザハル氏は9日放送されたイスラエル放送とのインタビューで、パレスチナ占領地の解放につながることなどを条件に、「(イスラエルと)議論することは可能だ」と言明、イスラエルとの和平交渉に応じる意向を表明した。  対イスラエル武装闘争路線を掲げるハマスが、政治闘争路線への転換を模索し始めたことを裏付ける発言として注目される。  ザハル氏は和平交渉の条件として、8000人とも言われるパレスチナ人被拘束者の釈放や、イスラエル軍の攻撃によって破壊されたパレスチナ自治区の再建を挙げた。  ハマスは1987年の創設以来、イスラエルの国家としての存在を否認、そのせん滅を目指し自爆テロを含む武装闘争を主導、イスラエルとの対話を拒否してきた。  しかし、世論調査によると、パレスチナ住民の56%が自爆テロに反対を表明、武装闘争路線への風当たりが強まっている。 (2005年11月10日0時33分 読売新聞) URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20051109i319.htm *イスラエル軍がガザ攻撃、活動家ら7人殺害 [読売] 【エルサレム=佐藤秀憲】イスラエル放送などによると、イスラエル軍は27日、ガザ地区北部のジャバリヤ難民キャンプで、イスラム原理主義組織「イスラム聖戦」活動家らが乗った車に対し、無人機からミサイル攻撃を行い、活動家や通行人を含むパレスチナ人7人を殺害した。  パレスチナ過激派を標的にした「暗殺作戦」の一環。  イスラエル北部で26日に起きたイスラム聖戦による自爆テロを受けて、同国のシャロン首相は27日、「テロ停止まで(軍事)行動をやめない」と報復を宣言。同国軍は同日、ガザとヨルダン川西岸で過激派掃討作戦を進めていた。 (2005年10月28日11時36分 読売新聞) URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20051028i204.htm *イスラエル軍、過激派幹部ら4人を殺害 住民3人も犠牲 [朝日] 2005年10月28日10時36分  イスラエル軍は27日、パレスチナ自治区ガザで過激派イスラム聖戦の幹部ら4人を空からのミサイル攻撃により殺害した。4人の車の近くを通りかかった住民3人が爆発に巻き込まれて死亡した。これに先立ち、自治区のヨルダン川西岸にあるジェニンでは聖戦の地区最高幹部の自宅を包囲し、側近らとともに投降させた。いずれも自爆テロやロケット弾攻撃などへの報復だとしている。  一方、シャロン首相は27日、イスラム過激派のテロに対する対策が取られていないとして、パレスチナ自治政府のアッバス議長との首脳会談を拒否する意向を表明した。6月以降途絶えている首脳会談は、月末から来月初めにも再開されるとの観測があったが、さらに遅れることになった。 URL:http://www.asahi.com/international/update/1028/003.html *米大統領:中東和平打開へパレスチナ自治政府議長と会談 [毎日]  【ワシントン笠原敏彦】ブッシュ米大統領は20日、ホワイトハウスでアッバス・パレスチナ自治政府議長と会談、イスラエルのガザ地区撤退を受け、中東和平プロセスの行き詰まり打開策などを協議した。ブッシュ大統領は会談後の記者会見で、和平交渉再開に向けて「パレスチナ自治政府がまず武装組織の脅威に立ち向かう必要がある」と述べ、その解体に全力を挙げるよう求めた。  両首脳の会談は8月のガザ撤退後では初めて。  ブッシュ大統領は会見で、破壊活動との決別を掲げるアッバス議長の姿勢に強い支持を打ち出しながらも、「自治政府はテロと戦うことで周辺国の信頼を得なければならない」と語り、武装組織解体への取り組み強化を促した。またイスラエルに対しては、入植地拡大の停止や分離壁建設の抑制などを求めた。  アッバス議長は「パレスチナ自治政府は交渉による問題解決に関与している。最終地位交渉に向け迅速に前進すべき時だ」と訴え、早期の和平交渉再開で米国が指導力を発揮するよう求めた。 毎日新聞 2005年10月21日 11時05分 (最終更新時間 10月21日 11時39分) URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20051021k0000e030035000c.html *イスラエル:ヨルダン川西岸で衝突、4人死亡 [毎日]  【エルサレム樋口直樹】イスラエル占領下のヨルダン川西岸で16日、ユダヤ人入植者を狙ったパレスチナ武装組織による襲撃事件や、イスラエル軍と武装組織の銃撃戦が相次ぎ、双方合わせて計4人が死亡、6人が重軽傷を負った。イスラエルが占領地ガザ地区から撤退して以来、武装組織の攻撃でイスラエル側に死者が出たのは初めて。  イスラエル軍は先月中旬のガザ撤退完了後、西岸で武装組織の掃討作戦を強化しており、パレスチナ側には多数の死傷者や逮捕者が出ていた。 毎日新聞 2005年10月17日 9時59分 URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20051017k0000e030014000c.html *14歳に自爆テロ強要? パレスチナ少年が供述 [朝日] 2005年10月13日21時08分  イスラエルの治安当局筋は12日、パレスチナ人の14歳の少年が「イスラエルに対する自爆テロ行為を強要された」と供述したことを明らかにした。イスラエルは、パレスチナ自治政府がイスラム過激派などに対する取り締まりが手ぬるいことに不満を示している。「少年まで利用している」との情報を流し、自治政府への圧力を強める狙いもあると見られる。  当局筋などによると、この少年はヨルダン川西岸の北部にある自治区のナブルスに住んでいた。自治政府の主流派ファタハに属する武装集団タンジームの活動家らが、自爆テロをするよう説得しに来たという。少年は、自分がまだ「子供だから」と断った。しかし「応じなければ、殺して『イスラエル軍の協力者だった』と言いふらす」と脅されたという。  活動家は、少年の名前で遺書も書いた。防弾チョッキを着せられた少年は、ライフル銃とコーラン(イスラム教の聖典)を掲げた姿を写真に撮られたという。  少年はその後、活動家から逃れ、10日にイスラエル軍などに拘束された。当局筋によると、少年をテロに利用しようとする例は、今年になって相次いでいるという。 URL:http://www.asahi.com/international/update/1013/016.html *「人間の盾」は野蛮 最高裁、イスラエル軍に禁じる [赤旗]  【カイロ=小泉大介】イスラエル軍がパレスチナ「過激派」メンバーの逮捕・掃討作戦の際にパレスチナ人を「人間の盾」として利用している問題で、イスラエル最高裁は六日、国際法に違反するとして禁止する裁定を下しました。同軍の行動に内外の厳しい目が向けられています。  パレスチナ人を「人間の盾」に使うのは、二〇〇〇年九月末のイスラエル・パレスチナ衝突ぼっ発後に始まったとされます。その代表例は、イスラエル軍が過激派容疑者宅を捜索する際、近隣のパレスチナ人を強制的に動員してドアをたたかせ、容疑者をおびき出すというもの。  イスラエルの人権団体ビツェレムによれば、▽パレスチナ人を容疑者宅に入れ爆発物などがないか調べさせる▽パレスチナ人を容疑者宅の内部や兵士の前に立たせ過激派が攻撃できないようにし、時には兵士がパレスチナ人の肩越しに銃を構え発砲する▽パレスチナ人に路上の不審物を排除させる―ことまで強制しています。  〇二年八月には、十九歳のパレスチナ人学生が「盾」とされ、過激派とイスラエル軍の銃撃戦に巻き込まれ死亡しました。これまでに多数のパレスチナ人、特に若者が犠牲となっています。  今回の最高裁裁定は、〇二年五月にイスラエルとパレスチナの七つの人権・平和団体が禁止を請願したことを受けたもの。裁定文は、「軍は民間人を人間の盾として利用する権利を保持していない。それは冷酷で野蛮なものだ」と断じました。  パレスチナ人は「自発的に盾となっている」とのイスラエル軍の主張に対しても、「百の事例のうち九十九は自由な意思などではない」としました。  最高裁裁定をうけ、軍指導部は現場の兵士にこれを履行するよう声明しましたが、政治レベルではさまざまな反応が出ています。左派政党メレツのギャロン議員は「最高裁は、民主国家の軍隊はテロ集団のような行為をしてはならないと裁定した」と評価。一方、右派の国家宗教党のエイタム議員は「兵士をいっそう危険にさらす」と非難しました。  ビツェレムは今回の裁定に関し声明を発表。「真に試されているのは、軍がこれを履行するかどうかである。〇三年七月に最高裁が、パレスチナ人を動員できるのは自発的な場合に限ると暫定的に決定した後も、軍は違反してきた。イスラエル軍は前線の兵士に対し、民間人を利用することは絶対禁止されていることを確実に伝えるべきだ」と強調しました。 URL:http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-10-10/2005101006_01_3.html *ガザで警察とハマスが衝突、武器取り締まりに反発 [朝日] 2005年10月03日10時09分  パレスチナ自治区のガザで2日夜、自治政府の警察とイスラム過激派ハマスとの間で銃撃戦が起き、目撃者によると警官ら3人が死亡、約50人が負傷した。自治政府が週末から始めた武器の取り締まりに対する反発が原因と見られ、イスラエル軍撤退後のガザが内紛状態に陥る恐れを露呈した。  ガザからの情報やイスラエル各紙(電子版)の報道などによると、自治政府の警官がガザ市内で武装グループの乗っていたタクシーを止めて武器を押収しようとした。タクシーには昨年4月にイスラエル軍のミサイル攻撃により殺害されたハマス最高指導者ランティシ氏の息子アブデル・アジズ氏が乗っており、同氏が武器の引き渡しを拒否した。  警官と言い争いになる間にハマス支持者らが集まって混乱に陥り、警察隊との間で銃撃戦が起きた。衝突はガザ市周辺にも広がり、ハマス支持者の中には警察署にロケット弾を撃つ者もいた。  ハマスは9月23日にイスラエル軍のガザ撤退を祝うパレードで、武器を満載したトラックが爆発して子供を含む19人が死亡するという失態を招いた。  それを「イスラエル軍のミサイル攻撃のせいだ」として報復のロケット弾攻撃をしたため、24日未明からイスラエル軍による空爆などの報復攻撃を受け、ガザの一般住民から「ハマスのせいだ」と反発されていた。  こうした圧力の中で、ハマスの最高幹部アッザハール氏が9月25日にイスラエルへの攻撃停止を宣言し、今月2日からは過激派のロケット弾攻撃がおさまっていた。イスラエル政府もそれに呼応して、ミサイル攻撃を停止するなど報復攻撃の度合いをゆるめていた。 URL:http://www.asahi.com/international/update/1003/004.html *ガザの過激派も攻撃停止合意 イスラエル軍の攻撃は続く [朝日] 2005年09月28日10時28分  パレスチナ自治区ガザのイスラム過激派ハマスやイスラム聖戦など13の武装勢力は27日、イスラエルへの攻撃を停止することで合意した、と明らかにした。ハマスは25日に停止を宣言していたが、軍事部門司令官の殺害への報復を表明していたイスラム聖戦も応じることになった。住民の巻き添え被害の防止を優先したためと見られる。  だが、その後もイスラエル領内への小規模なロケット弾攻撃が起きており、イスラエル軍は空爆などを続けている。攻撃停止の方針が各派の末端にまで行き渡るのに時間がかかり、その間にイスラエル軍の攻撃が続けば、報復がエスカレートする恐れがある。 TITLE:asahi.com:ガザの過激派も攻撃停止合意 イスラエル軍の攻撃は続く - 国際 DATE:2005/09/28 13:25 URL:http://www.asahi.com/international/update/0928/003.html *「ハマス」最高幹部、イスラエルへの攻撃停止を表明 [読売]  【エルサレム=佐藤秀憲】イスラム原理主義組織「ハマス」最高幹部のマフムード・ザハル氏は25日、ガザ地区で記者会見し、「(軍事)作戦の停止を宣言する」と明言し、イスラエル国内に向けたロケット弾攻撃をやめ、停戦を継続する意向を表明した。  イスラエル軍が24日、ロケット弾攻撃への報復としてハマス活動家2人を殺害し、ハマスの対応が注目されていた。  一方、同国軍は26日もガザ一帯で、パレスチナ過激派の武器製造・貯蔵拠点などへの空爆を続行、パレスチナ人1人を負傷させた。またヨルダン川西岸では、ハマスや別のイスラム原理主義組織「イスラム聖戦」の活動家約80人を逮捕した。 (2005年9月26日19時15分 読売新聞) TITLE:「ハマス」最高幹部、イスラエルへの攻撃停止を表明 : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) DATE:2005/09/27 10:41 URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20050926i312.htm *ガザ地区への空爆続行、暗殺作戦再開…停戦崩壊の危機 [読売]  【エルサレム=佐藤秀憲】緊迫の度を増すガザ情勢をめぐり、イスラエル政府は24日夜、治安担当閣僚会議を開き、パレスチナ過激派を標的とした「暗殺作戦」の再開など過激派掃討作戦を強化する方針を決めた。  これを受け、イスラエル軍は25日もガザ地区で過激派拠点への空爆を続行、ヨルダン川西岸では過激派200人以上を逮捕した。イスラエルと過激派が今年2月以来続けてきた停戦は崩壊の危機に瀕(ひん)した。  イスラエルのシャロン首相は25日の定例閣議で「あらゆる手段」を用いて、過激派によるイスラエル国内へのロケット弾攻撃を阻止するよう同国軍に命じたことを明らかにした。同国軍はガザ地区での地上戦に向け部隊を集結させている。  25日のガザ一帯の空爆は、過激派の武器製造・貯蔵施設や活動拠点などが標的となり、パレスチナ人約20人が負傷した。西岸の逮捕者には、イスラム原理主義組織「ハマス」と同「イスラム聖戦」の活動家らが含まれる。ただ、今のところ、空爆は自制されたもので、地上軍の集結も過激派への威嚇の意味合いが強いと見られる。  ライス米国務長官は24日、パレスチナ自治政府のアッバス議長に電話し、停戦維持に全力を挙げるよう要請。イスラエルのモファズ国防相も、自治政府治安部隊が過激派のロケット弾攻撃を阻止するための行動を取るべきだと強調した。  シャロン首相とアッバス議長は2月の首脳会談で相互に停戦を宣言。イスラエルは暗殺作戦を含む過激派掃討作戦を停止し、過激派も議長の説得に応じ、自爆テロなどを自制してきた。停戦の行方は、自治政府が過激派を抑え込めるかどうかにかかっている。 (2005年9月25日23時25分 読売新聞) TITLE:ガザ地区への空爆続行、暗殺作戦再開…停戦崩壊の危機 : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) DATE:2005/09/27 10:43 URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20050925i316.htm *停戦後最大規模の掃討作戦 イスラエル [共同]  【エルサレム25日共同】イスラエル軍は24日夜から25日にかけ、ガザ地区で3度の空爆を実施、パレスチナ人20人以上が負傷した。また、ヨルダン川西岸全域で掃討作戦を行い、パレスチナのイスラム原理主義組織ハマス活動家ら200人以上を拘束した。イスラエル、パレスチナ首脳が2月、相互停戦に合意して以降、拘束者数としては最大規模。  イスラエルのシャロン首相は25日の閣議で「容赦なくテロをたたく」と継続的な掃討作戦強化を軍に指示。首相はガザ地区からのロケット弾攻撃が続けば、ハマス幹部らの殺害や侵攻作戦を辞さない意向で、イスラエルの撤退が12日に完了したばかりのガザ地区では暴力の応酬が再燃する懸念が強まっている。 TITLE:下野新聞社:FLASH24:国際 DATE:2005/09/26 07:21 URL:http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=intl&NWID=2005092501007037 *イスラエル軍、イスラム聖戦の軍事部門幹部を殺害 [朝日] 2005年09月26日11時34分 イスラエル軍の空爆で破壊された学校の向かいにあるシャアバトさん宅の子供部屋も爆風でめちゃくちゃになった=25日、ガザ市内で  イスラエル軍は25日夜(日本時間26日未明)、ガザ市内で武装ヘリからミサイル攻撃をし、過激派「イスラム聖戦」の軍事部門幹部と側近を殺害した。一方、別の過激派で最大勢力のハマスは25日、対イスラエル攻撃の中止を宣言した。  イスラエル軍は26日未明(日本時間同日午前)にも、ガザ南部ラファなど数カ所でミサイル攻撃を行った。イスラム聖戦の報復と、それに対するイスラエル軍の対応によっては、事態がさらにエスカレートする恐れもある。  一方、ハマスの最高幹部は、攻撃を中止する理由として、イスラエルの攻撃からパレスチナ人を守ることを挙げた。イスラエルの攻撃が過激派などの標的だけでなく、周辺の一般住民にも被害を与えていることに配慮したと見られる。 TITLE:asahi.com:イスラエル軍、イスラム聖戦の軍事部門幹部を殺害 - 国際 DATE:2005/09/27 10:33 URL:http://www.asahi.com/international/update/0926/008.html *イスラエル軍、ガザ空爆継続 [朝日] 2005年09月26日06時56分  イスラエル軍は25日、パレスチナ自治区ガザに対する前日からの空爆を続けた。軍の発表によると、ガザ市内でイスラム過激派ハマスの「テロ教育機関」に使われたとする建物や、ジャバリヤ難民キャンプなどにあるハマス以外の過激派の武器庫や事務所を攻撃した。目撃情報によると、約20人のパレスチナ人がけがをした。  これに先立ち、イスラエルのシャロン首相は24日夜に治安閣議を開き、ガザ北部への砲撃や過激派が使う建物への空爆などを承認した。過激派をミサイルで攻撃する作戦の再開も認めた。 TITLE:asahi.com:イスラエル軍、ガザ空爆継続 - 国際 DATE:2005/09/26 07:15 URL:http://www.asahi.com/international/update/0926/003.html *イスラエル軍、ヨルダン川西岸で過激派3人殺害 [読売]  【エルサレム=佐藤秀憲】イスラエル放送によると、イスラエル軍は23日、ヨルダン川西岸トゥルカレム近郊で、パレスチナ過激派掃討作戦を行い、イスラム原理主義組織「イスラム聖戦」の活動家3人を銃撃戦の末、殺害した。  同国軍は3人がイスラエルへのテロ攻撃を計画しているとの情報を得て、行方を追っていた。  イスラエルとパレスチナ過激派は今年2月以降、おおむね相互に停戦を維持しているが、イスラエル軍は、停戦に背いて自爆テロを続けるイスラム聖戦を標的にした軍事作戦を散発的に行っている。 (2005年9月23日19時37分 読売新聞) TITLE:イスラエル軍、ヨルダン川西岸で過激派3人殺害 : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) DATE:2005/09/24 08:38 URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20050923i411.htm *イスラエル軍高官に英国で逮捕状 住民犠牲の戦争犯罪で [朝日] 2005年09月22日10時14分  イスラエル軍がパレスチナ過激派に対する作戦で一般住民を巻き添えにしたことが「戦争犯罪」にあたるとして、パレスチナの市民団体が英国の司法当局に告訴し、イスラエル軍の元高官に逮捕状が出ていたことが明らかになった。イスラエル政府は事態を深刻に受け止め、外国で訴追された場合の弁護費用の手当てや、告訴を禁止する立法措置がとれないかなどの検討を始めた。  英国の治安判事から逮捕状を出されたのは、パレスチナ自治区ガザを管轄する南部方面軍司令官だったドロン・アルモグ少将。02年7月、イスラム過激派ハマスの軍事部門幹部の殺害作戦で、子供9人を含む14人の一般住民が犠牲になった責任を問われた。ジュネーブ条約などに違反したとされる。  イスラエル各紙の報道などによると、アルモグ氏は今月11日、国営のエル・アル航空機でロンドンに到着した。だが、在英イスラエル大使館から、前日に逮捕状が出て英警察が空港に来ていることを知らされ、降りずに同じ航空機でイスラエルへ引き返した。  アルモグ氏が英を離れたため、逮捕状は廃棄されたといわれるが、容疑が晴れたわけではないと見られている。  告訴した「パレスチナ人権センター」は、イスラエル国内の裁判所が取り上げないため英を選んだとし、ほかの軍関係者に対する告訴手続きも進めているという。英国は98年にスペインからの引き渡し要求に応じて、チリのピノチェト元大統領を逮捕したことがある。  イスラエル軍関係者が外国で訴追されそうになった例としては、一昨年にベルギーで起きたシャロン首相の件がある。国防相だった82年に指揮したレバノン侵攻でパレスチナ難民キャンプの虐殺事件の責任を問われた。だが、ベルギーで法律が改正され、訴追はされなかった。  シャロン首相は先週、国連総会のあったニューヨークでブレア英首相と会談した際、アルモグ氏の問題を取り上げて善処を求めた。 TITLE:asahi.com:イスラエル軍高官に英国で逮捕状 住民犠牲の戦争犯罪で - 国際 DATE:2005/09/22 16:08 URL:http://www.asahi.com/international/update/0922/004.html *イスラエル軍、ガザで撤退記念式典 38年の占領に幕 [朝日] 2005年09月12日14時43分  イスラエル軍は11日夜、パレスチナ自治区ガザ南部のネベデカリムで撤退記念式典を行った。イスラエル国旗が降ろされ、司令官らが12日をもって「占領が終結する」と宣言した。撤退は同日、予定通り完了した。67年の第3次中東戦争以来、38年間のガザ占領を終えたことになるが、空や海の軍事的な支配権などは維持する。  式典は当初、パレスチナ治安部隊も参加してガザ北部のエレズ検問所で予定されていたが、パレスチナ側が参加を拒否したため場所が移された。自治政府筋によると、イスラエルが軍撤退後もガザに出入りする人や物の流れを管理しようとしたり、軍事的な支配権を維持したりすることへの反発が背景にある。  また、ガザに残る20以上のシナゴーグ(ユダヤ教礼拝所)について、イスラエル政府が11日、自ら破壊する当初の方針を覆し、自治政府に保護を求める姿勢を示したことへの反発も起きている。  式典中にパレスチナ人の群衆が旧入植地の中に入ろうとしたため、イスラエル軍が発砲して4人がけがをした模様だ。  一方、ガザとエジプトの境界には10日から、エジプト国境警察部隊約200人がイスラエル軍に代わって展開を始めた。15日ごろまでに目標の750人が配備され、違法な武器・弾薬の密輸などを取り締まる。 TITLE:asahi.com:イスラエル軍、ガザで撤退記念式典 38年の占領に幕 - 国際 DATE:2005/09/13 09:24 URL:http://www.asahi.com/international/update/0912/003.html *イスラエル、ガザからの軍撤退を閣議決定 [朝日] 2005年09月11日19時35分  イスラエル政府は11日、パレスチナ自治区ガザからのイスラエル軍撤退を閣議決定した。早ければ12日朝までに撤退が完了する。8月の入植者の撤退に続くもので、イスラエル政府は軍の撤退により、67年の第3次中東戦争から38年にわたる占領が終了するとしている。だが、ガザの制空権や制海権などは維持するため、パレスチナ側の反発が続きそうだ。 TITLE:asahi.com:イスラエル、ガザからの軍撤退を閣議決定 - 国際 DATE:2005/09/12 09:52 URL:http://www.asahi.com/international/update/0911/006.html *イスラエル:軍発砲でパレスチナ人1人死亡 ガザ撤退後初 [毎日]  【エルサレム樋口直樹】ロイター通信によると、イスラエルが撤去したガザ地区の旧ユダヤ人入植地ネベデカリム近くで6日、立ち入り禁止の同地へ侵入しようとしたパレスチナ人群衆にイスラエル軍が発砲、24歳の男性が死亡し、3人が負傷した。先月中旬にイスラエルのガザ撤退が始まって以来、同地での衝突で死者が出たのは初めて。  事件後、ガザのパレスチナ武装勢力はイスラエル領に向けて手製ロケット弾を発射したが、死傷者などは出ていない。イスラム原理主義組織ハマスが報復を宣言した。事件の背景には、イスラエル撤退後の入植地の跡地利用などをめぐる、自治政府とハマスなどによる主導権争いがあるとみられる。  イスラエルは先にガザの全入植地21カ所(住民約8000人)からの撤収を完了し、建物の解体作業もほぼ終了。今月15日までに軍部隊も撤退する予定になっている。 毎日新聞 2005年9月7日 10時08分 TITLE:MSN-Mainichi INTERACTIVE 国際 DATE:2005/09/07 15:39 URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20050907k0000e030015000c.html *イスラエルでガザ撤去後初の自爆テロ、20人以上負傷 [読売]  【エルサレム=佐藤秀憲】イスラエル南部ベルシェバのバス停付近で28日、パレスチナ過激派によると見られる自爆テロがあり、イスラエル人20人以上が負傷した。自爆犯は死亡した。  同国での自爆テロは、中部ネタニヤで7月に起きて以来で、同国政府が今月15日、ガザ地区などでユダヤ人入植地撤去に着手してからでは初めて。  事件後、パレスチナ自治政府のアッバス議長は、パレスチナ解放通信(WAFA)を通じて声明を出し、パレスチナ各派が今年2月以来続けている対イスラエル攻撃停止(停戦)について、「イスラエルの挑発に乗らず順守しなければならない」と呼び掛けた。しかし、イスラエルの入植地撤去を受け、過激派は武装闘争の正当性に自信を深めており、停戦は揺らぎつつある。  過激派各派は、ヨルダン川西岸トゥルカレムで24日、イスラム原理主義組織「イスラム聖戦」活動家ら5人がイスラエル軍に殺害されたのを受け、報復を宣言していた。 (2005年8月28日20時38分 読売新聞) TITLE:イスラエルでガザ撤去後初の自爆テロ、20人以上負傷 : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) DATE:2005/08/29 15:35 URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20050828i112.htm *イスラエル軍、西岸自治区に侵攻 少年ら5人死亡 [朝日] 2005年08月25日20時41分  イスラエル軍は24日深夜、ヨルダン川西岸パレスチナ自治区トルカレムに侵攻し、イスラエル軍放送によるとパレスチナ人5人が死亡した。イスラエル軍は全員がイスラエルへの武装攻撃に関与していたと主張しているが、パレスチナ側によると、うち3人は14歳から17歳の少年だったという。  トルカレムは今年3月に治安権限がパレスチナ自治政府に返還されているが、イスラエル側は自治政府が過激派摘発などの治安措置を取っていないと非難を続けている。イスラエル軍が自前の治安措置に乗り出したことで、治安権限の返還は有名無実化した。クレイ首相は25日、侵攻作戦を「野蛮な犯罪行為」として非難した。 TITLE:asahi.com:イスラエル軍、西岸自治区に侵攻 少年ら5人死亡 - 国際 DATE:2005/08/26 09:32 URL:http://www.asahi.com/international/update/0825/011.html *パレスチナ人の私有地収用開始、壁建設へイスラエル [読売]  【エルサレム=佐藤秀憲】イスラエル軍が、ヨルダン川西岸最大のユダヤ人入植地マアレアドミム(約3万人)を取り囲む「分離フェンス」建設のため、付近のパレスチナ人私有地の収用手続きを始めたことが24日、明らかになった。ガザ地区の入植地撤去を進める一方で、西岸入植地の支配強化を目指すイスラエル政府の姿勢を裏付けるものだ。  24日付のイスラエル紙ハアレツによると、収用の対象になるのはパレスチナ人居住区の私有地約160ヘクタール。同国政府は、将来、マアレアドミムを拡張し、エルサレムと連結する構想を抱いているとされる。 (2005年8月25日23時43分 読売新聞) TITLE:パレスチナ人の私有地収用開始、壁建設へイスラエル : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) DATE:2005/08/26 09:38 URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20050825id23.htm *イスラエル軍がパレスチナ過激派掃討作戦、4人殺害 [読売]  【エルサレム=佐藤秀憲】イスラエル放送などによると、イスラエル軍は24日、ヨルダン川西岸トゥルカレムでパレスチナ過激派掃討作戦を行い、銃撃戦の末、イスラム原理主義組織「イスラム聖戦」活動家らパレスチナ人4人を殺害した。  イスラエルが15日にガザ地区などでユダヤ人入植地撤去を始めて以来、同国軍の軍事作戦でパレスチナ人に犠牲者が出たのは初めて。  同国軍は、活動家が7月にイスラエル中部ネタニヤで起きた自爆テロなどに関与したと見て、行方を追っていた。 (2005年8月25日10時9分 読売新聞) TITLE:イスラエル軍がパレスチナ過激派掃討作戦、4人殺害 : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) DATE:2005/08/25 13:44 URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20050825it02.htm *入植地排除終了後のガザ境界線、エジプトが監視で合意 [読売]  【エルサレム=佐藤秀憲】イスラエル放送は24日、ユダヤ人入植地撤去を受けてイスラエル軍がガザから撤退した後、ガザ南部とエジプトの境界線の監視活動はエジプト国境警備隊が行うことでイスラエルとエジプトが最終合意に達したと伝えた。  また、イスラエルのモファズ国防相は同日、イスラエル軍のガザ撤退が9月中旬に前倒しされる可能性に言及した。  ただ、経済復興に不可欠な空港再開や検問所運営などに関するイスラエルとパレスチナ自治政府の交渉は難航しており、イスラエル軍撤退後もガザの前途は多難となりそうだ。  イスラエル放送が伝えた合意内容によると、エジプトの警備隊750人が軽武装で境界線に展開、パレスチナ過激派の侵入や武器密輸の監視に当たる。イスラエルは、軍撤退後、ガザが過激派の拠点になることを強く警戒しており、エジプトに境界の管理徹底を求めていく方針だ。  一方、2000年の武力衝突激化以来、閉鎖されているガザ南部の空港に関しては、早期再開を望む自治政府側に対し、空港が過激派による武器密輸などに利用されることを恐れるイスラエル側は難色を示し、打開のメドは立ってない。  また、現在、イスラエル軍が管理しているガザ―イスラエル間、ガザ―エジプト間の検問所が、どのように運営されるかも未定だ。  周囲をフェンスに囲まれたガザにとって、検問所を通じた人と物の自由な往来は経済活動に死活的に重要だ。しかし、イスラエルが過激派対策を理由に関与し続ける可能性も十分に考えられる。  ガザ在住のエコノミストは「入植地撤去や軍撤退が終わっても、イスラエルによる検問所の管理が続く限り、事実上の占領状態は続き、ガザは巨大な牢獄(ろうごく)になる」と懸念を表明する。 (2005年8月24日22時27分 読売新聞) TITLE:入植地排除終了後のガザ境界線、エジプトが監視で合意 : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) DATE:2005/08/25 13:44 URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20050824i116.htm *ガザ入植地、退去が完了 抵抗活動、予想より激しくなく [朝日] 2005年08月23日01時10分  ガザのユダヤ人入植地の解体を進めるイスラエル軍と警察は22日、撤退対象の21入植地のうち最後に残ったネツァリム入植地で住民の退去作業を完了した。67年の占領開始以来続いてきたガザの入植の歴史に幕が引かれた。反対派による抵抗活動は事前に予想されたほど激しくはなく、当初、ヨルダン川西岸を含め3週間とみられていた退去作業はかなり短縮される見込みだ。  約100世帯が残っていたネツァリムには同日朝に兵士と警官が入った。現地からの報道によると、住民は平穏に立ち退き作業を進め、大きな混乱は起きなかった。  23日からはヨルダン川西岸パレスチナ地区北部で2入植地の撤去が予定されている。こちらは退去を拒否する住民がガザの入植者以上に強硬派とされるうえ、外部からの支援者の侵入も容易なため、ガザの撤退以上に困難な作業になると予想されている。それでも、作業は数日で終わるとみられ、当初の予想より大幅に短くなりそうだ。  抵抗が予想より激しくならなかった理由を、ハアレツ紙論説委員のアキバ・エルダール氏は「撤退に従事する兵士が抑制を保ち、反対派を挑発する行動をとらなかったことが大きい」とみる。入植地に入った兵士が入植者と抱き合い、一緒に祈りをささげるなど入植者と軍の対決構図を極力避けた結果、入植者のほとんどが最後には自主的に退去した。また外部から侵入した強硬派の支援者はほとんどが武器を持っておらず、1万5000人以上という平時では史上最多の兵員を動員した軍の前では限られた抵抗しかできなかったようだ。 TITLE:asahi.com:ガザ入植地、退去が完了 抵抗活動、予想より激しくなく - 国際 DATE:2005/08/24 14:21 URL:http://www.asahi.com/international/update/0822/010.html *イスラエル:入植地の8割で退去完了 40人以上負傷 [毎日]  イスラエル治安部隊は18日夜までに、ガザ地区のユダヤ人入植地21カ所のうち最大のネベデカリムを含め、約8割に当たる17カ所で強制退去を完了した。  ネベデカリムとクファルダロムの両入植地にある二つのシナゴーグ(ユダヤ教会堂)に立てこもった撤退反対派の強制排除などで、警官や兵士、反対派の活動家ら計40人以上が負傷した。  またイスラエル治安当局は両シナゴーグに立てこもっていた反対派の活動家ら100人以上を逮捕した。クファルダロムのシナゴーグでは活動家らが警官らに刺激物を投げ付け、数人が負傷した。  AP通信によると、南部の入植地モラグに18日、前日に続きパレスチナ側から迫撃弾3発が撃ち込まれたが、負傷者はなかった。  治安部隊は安息日のため19日夕以降は強制退去の作業を中断。21日に再開する予定。イスラエル治安当局は22日にも全入植地からの強制退去が完了するとしている。(ネベデカリム共同) 毎日新聞 2005年8月19日 8時15分 TITLE:MSN-Mainichi INTERACTIVE 中近東・ロシア DATE:2005/08/19 09:00 URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/mideast/news/20050819k0000e030008000c.html *イスラエルが入植地撤去開始、反対派は抵抗活動続行 [読売]  【エシュコル(イスラエル南部)=佐藤秀憲】第3次中東戦争以来、38年間のパレスチナ占領の歴史で初のユダヤ人入植地撤去に着手したイスラエルは、15日早朝からガザ地区とヨルダン川西岸で、治安部隊による退去命令書の配布手続きを開始した。  17日以降、自主退去に応じない入植者に対する強制排除に乗り出す。だが、反対派の入植者らは抵抗活動を続けており、撤去作業が順調に進むか予断を許さない状況だ。  撤去の対象となっているのは、ガザ地区全21か所とヨルダン川西岸4か所の入植地。  だが、ガザ地区にあるネベデカリムなどでは、入植者や撤去に反対して入植地に侵入した右派勢力らが、入り口でタイヤを燃やし、路上にくぎをまき散らすなどして治安部隊の進行を妨害。イスラエル放送によると、治安部隊は、ガザ地区のシラトハイヤム、ラフィアヤム、クファルヤムなどで命令書配布を断念、翌日に延期した。  また、エルサレムの首相公邸付近でも反対派による抗議集会が行われた。  シャロン首相は、ガザ全面撤退の一方、西岸の主要入植地はイスラエル支配下に残す意向で、和平進展につながるか微妙な情勢だ。 (2005年8月16日1時9分 読売新聞) TITLE:イスラエルが入植地撤去開始、反対派は抵抗活動続行 : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) DATE:2005/08/16 10:40 URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20050815i115.htm *撤退阻止求め「嘆きの壁」に7万人 イスラエル [朝日] 2005年08月11日23時41分  パレスチナ自治区ガザからのイスラエルの撤退を5日後に控えた10日夜、聖地エルサレムの「嘆きの壁」前に約7万人(警察推計)のユダヤ人右派勢力が集まり、撤退阻止を神に祈った。11日にはテルアビブに場所を移し、最後の反対集会を開く。  イスラエル政府は、最終期限の17日までに自主退去しない入植者に補償を大幅に削る方針。入植者の多くは現実に逆らえず、引っ越し準備を進めている。ただ、イスラエル紙イディオト・アハロノトによると、撤退第1陣となるガザの3入植地のうちネツァリムなど2カ所は抵抗が予想されるという。  抵抗勢力が入植地の外から潜り込むケースも深刻。ハアレツ紙が11日伝えた治安当局の推計では、人口約8000人のガザ入植地に2700人が立てこもりを狙って侵入しているという。  イスラエルのカツァブ大統領は10日夜にテレビ演説して「みなさんは国会と政府の決定を尊重しなければならない」と入植者や反対勢力に呼びかけた。イスラエルで大統領のテレビ演説はきわめて異例。政府が撤退への抵抗を深刻に受け止めている証しと考えられる。 TITLE:asahi.com:撤退阻止求め「嘆きの壁」に7万人 イスラエル - 国際 DATE:2005/08/12 08:10 URL:http://www.asahi.com/international/update/0811/012.html *ガザで戦闘激化、イスラエル撤退控え各派対立も [読売]  【エルサレム=佐藤秀憲】イスラエルのユダヤ人入植地撤去を1か月後に控え、ガザ情勢が緊迫の度を高めている。  イスラエル人5人が死亡した12日の自爆テロに続き、パレスチナ過激派側は14日、イスラエル南部にガザ地区からロケット弾攻撃を行いイスラエル人女性1人を殺害。これを受け、イスラエル軍は15日、ガザ地区とヨルダン川西岸でイスラム原理主義組織ハマスを標的にした暗殺作戦を発動、活動家5人を殺害した。  一方、ガザ地区一帯では14日から15日にかけ、パレスチナ自治政府治安部隊とハマスとの間で異例ともいえる武力衝突も発生、パレスチナ内部での対立も危険水域に近づいている。  パレスチナ過激派のロケット弾攻撃でイスラエル側に犠牲者が出たのはイスラエルと自治政府が2月に停戦を宣言して以来初めてで、イスラエル軍事筋は、自治政府との停戦が崩壊しつつあるとの認識を示した。ただ、イスラエル政府は入植地撤去を予定通り進める方針で、イスラエル軍は入植地周辺への大規模部隊配備の検討を始めた。  また、自治政府治安部隊とハマスの衝突は、治安部隊がイスラエルへのロケット弾攻撃のため車で移動中のハマス活動家に発砲し負傷させたことが発端で、双方の間で銃撃戦が行われた結果、通行人と見られるパレスチナ人少なくとも2人が死亡した。背景には、和平プロセスを軌道に乗せるため、実力行使をしても過激派の活動を抑えたいとのアッバス自治政府議長の強い意向があるが、ハマスなどは自治政府への対決姿勢を強めており、事態打開の見通しは立っていない。 (2005年7月16日1時0分 読売新聞) ITLE:ガザで戦闘激化、イスラエル撤退控え各派対立も : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) DATE:2005/07/16 11:14 URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20050715i416.htm *イスラエルで自爆テロ、4人死亡 西岸・ガザ両地区封鎖 [朝日] 2005年07月13日19時23分  イスラエル北西部ネタニヤのショッピングモールの入り口で12日夕(日本時間13日未明)、爆発が起き、4人が死亡、約90人が負傷した。警察当局はパレスチナ過激派による自爆テロと見ており、実行犯とみられる遺体も見つかった。イスラエル軍は13日、ヨルダン川西岸とガザの両地区を封鎖。実行犯が住んでいたとされる西岸のトルカレムに侵攻し、銃撃で警官1人を含むパレスチナ人2人を殺害、5人を拘束した。  イスラエルでの自爆テロは2月末以来、約4カ月半ぶりで、3月にパレスチナ自治政府のアッバス議長と過激派各派がイスラエルとの一時停戦で合意してからは初めて。イスラム過激派「イスラム聖戦」名の犯行声明がロイター通信に届いた。  ガザの自治政府筋によると、イスラム聖戦系のラジオ局が、実行犯はトルカレム近郊に住む18歳の男だと伝えた。  アッバス議長は事件を「テロ攻撃」と呼んで強く非難し、「イスラエルのガザ撤退の妨害を狙った攻撃だ」と語った。ガザの自治政府筋によると、イスラム聖戦指導部は関与を認めておらず、停戦を維持する姿勢を保っている。地方レベルの過激派グループが独自に起こした攻撃の可能性がある。  トルカレムは3月に治安権限が自治政府に返還されていたが、イスラエルは「自治政府が過激派対策をとらなければ、我々がやる」(政府筋)として侵攻に踏み切った。 TITLE:asahi.com:イスラエルで自爆テロ、4人死亡 西岸・ガザ両地区封鎖 - 国際 DATE:2005/07/15 10:32 URL:http://www.asahi.com/international/update/0713/011.html *「壁」に関するICJ勧告から一周年 建設の即時中止と原状回復を求めます 2004年7月9日、国際司法裁判所(ICJ)は、イスラエル政府によるパレスチナ占領地域・ヨルダン川西岸地区における「壁」建設に関する勧告的意見を出しました。一周年を迎える今日、私たちは、イスラエル政府、日本を含む各国政府、国連機関、世界銀行などの諸機関がこの勧告を尊重し、その内容を実行に移すことを求めます。  ICJは、2003年12月8日の国連総会(総会決議ES-10/14)に応じ、東エルサレムを含むパレスチナ占領地域におけるイスラエル政府の「壁」建設の法的な影響について、一年前の7月9日に以下のような勧告的意見を出しています。 ・「壁」の建設は、パレスチナ占領地域での財産の破壊あるいは  接収を伴っており、1907年ハーグ規則やジュネーブ第4条約(文民  条約)などの国際人道法に違反する。 ・「壁」の建設は、占領地域の住民の移動の自由を実質的に制限する  ものである。これは農業などの生産活動、医療、教育、水などの  資源へのアクセスなどに深刻な影響を与えており、ジュネーブ第4  条約などの国際人道法、国際人権規約、および関連する国連安保理  決議に違反する。 ・「壁」は、「グリーンライン 」と「壁」との間の区域に、イスラ  エル人入植地の大多数が含まれるよう湾曲した経路で建設されて  おり、事実上の領土併合である。これは武力による領土の取得を  禁じる原則に反しており、パレスチナ人の領土的主権と自決権を  侵害している。 ・イスラエルは、現在進行中の「壁」の建設作業を即時中止しなけ  ればならない。 また、イスラエルは「壁」建設のために接収した  不動産を返還し、それらの原状回復が不可能な場合は当該被害者に  賠償する義務を有する。 ・この問題は、イスラエル・パレスチナだけでなく、国際社会全体の  平和と安全に関わるものである。すべての国には、これら「壁」  建設とそれにより引き起こされた事態の維持につながる援助を  しない義務があり、これらの違法状態を終らせる努力をしなけれ  ばいけない。  同年7月20日には、国連総会が決議を採択し(ES-10/15)、これらのICJの勧告的意見を支持しています。  また日本の原口国連大使は同年7月16日の国連緊急特別総会において、「壁」建設の継続を遺憾であるとして、イスラエルに適切な行動をするよう呼びかけています。  しかし、過去一年間、「壁」の建設は中止されることなく続いています。さらにこの「壁」以外にも、イスラエル人入植者や軍のための道路が建設され、占領地域の人々の居住地域は分断され、互いから隔絶されています。これは、農民が彼らの土地や水源から切り離され、家族と家族が切り離され、子どもが学校から、また病人が医療施設から切り離されることを意味しています。私たちは、これらの政策がパレスチナ自治区の住民にさらなる困窮を強いていること、そして和平プロセスを形骸化させていることを憂慮します。    私たちは、イスラエルとパレスチナが対等な立場での交渉に基づき問題を解決し、両者、および各国政府、諸国際機関がこの地域の公正と平和のために行動を起こすことを求めます。そして、占領地のヨルダン川西岸地区における「壁」建設の即時中止と解体、および国際人道法、人権諸条約、国連決議に違反し、パレスチナ人の自由を奪っている占領の終了を要請します。             以上           2005年7月9日 Stop the Wall!! 実行委員会 賛同団体(特活)アーユス仏教国際協力ネットワーク(社)アムネスティ・インターナショナル日本  日本キリスト教協議会・国際関係委員会(特活)日本国際ボランティアセンター(特活)パレスチナ子どものキャンペーン  パレスチナの子供の里親運動 *アッバス新議長就任 相互停戦呼びかけ [朝日]1/16 パレスチナ自治政府の新議長に選ばれたアッバス氏は、15日、自治評議会で就任宣誓を行った。 就任演説で、武装闘争から対話路線への転換と和平プロセスの再生をめざし、イスラエルとパレスチナの相互停戦を呼びかけた。 新議長は、クレイ首相に留任を要請した。
●パレスチナ ラインナップ #contents *コメント - パレスチナ地方に平和はいつ来るでしょうか。 スウェーデンはEUの代表としてエルサレムはイスラエルとパレスチナ両方の首都と言ったのにイスラエルはEUに猛抗議しました。 パレスチナ地方を全て自分達の物にしようとするのですね。 国連がパレスチナ地方を世界共通語にすると言ったらイスラエルはかなり猛抗議するでしょうね。 僕達にもパレスチナ地方の問題を考えてみましょう。 -- Y H (2010-10-17 08:40:16) #comment(vsize=2,nsize=20,size=70)    ↑ご自由にコメントをお書き下さい。 *[[●パレスチナ・イスラエル]] へ続く *西岸の入植地を拡大 ガザ「緩衝地帯」設置 [赤旗]  【カイロ=小泉大介】来年一月末のパレスチナ評議会選挙を前に、イスラエル政府はヨルダン川西岸地区で大規模入植地を拡大、ガザ地区では「緩衝地帯」を設置しています。同国のシャロン首相は十一月に右派与党リクードを離党し中道新党「カディマ」を結党、中心政策に「パレスチナ国家樹立」を掲げています。しかし、現場で続く力の政策にパレスチナ側は、和平に逆行する動きだとして反発を強めています。  イスラエル住宅省は二十六日、西岸のパレスチナ自治区ベツレヘム近郊でベタルイリト入植地に百五十戸、エフラト入植地に七十八戸の新規住宅を建設するため入札を公示しました。  首相府のギシン報道官は同日、この計画は五年前からあったと説明すると同時に、「(ヨルダン川西岸の)大規模な入植地群は強化される」と明言。西岸での入植地維持・強化の方針に変更がないことを認めました。  国連、欧州連合、米国、ロシアが作成した中東和平のための「ロードマップ(行程表)」は、第一段階で、イスラエルにすべての入植活動の凍結を求めており、今回の行為は明白な違反です。パレスチナ自治政府のアリカット交渉責任者は、「和平プロセスをむしばむものだ」と厳しく非難しました。  一方、イスラエル放送は二十五日、シャロン首相が、パレスチナ自治区であるガザ地区内の北部に「緩衝地帯」を設けるよう軍に指示したと伝えました。イスラエルは今年九月、ガザから軍と入植者の撤退を完了させましたが、その後パレスチナ過激派がイスラエル領にロケット弾攻撃を加えています。「緩衝地帯」は攻撃を防ぐための措置とされます。しかし、「緩衝地帯」が設置されれば、ここへの「侵入者」をイスラエル軍が無条件で攻撃することが可能となります。  ガザ撤退は、和平への第一歩としてイスラエル、パレスチナ双方から期待されましたが、パレスチナ側は今回の動きを、ガザ再支配の一歩と受け止めています。  パレスチナ解放機構(PLO)主流派最大組織ファタハは二十六日に声明を発表。イスラエルの計画を「パレスチナの主権に対する深刻な脅威」とし、国際社会が介入し、「イスラエルの拡張政策」をやめさせるよう要求しました。  パレスチナ人の間では、シャロン政権の一連の強硬策が、結果的にパレスチナ評議会選挙で過激派組織の躍進を後押しすることになるとの見方も出ています。 URL:http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-12-28/2005122807_01_3.html *シャロン首相が入院 「軽い脳梗塞、容体は安定」 [朝日] 2005年12月19日10時18分  イスラエルのシャロン首相(77)は18日夜、エルサレムの病院に緊急入院した。「軽い脳梗塞(こうそく)」を起こしたという。その後回復して容体は安定しているというが、一時意識を失ったとの報道もある。首相は来年3月の総選挙以降の続投を狙っているが、健康問題が今後浮上しそうだ。  イスラエルの民間テレビ「チャンネル10」によると、首相は同局の政治記者に電話をして「数日休むことになると思うが、大丈夫だ」と述べたという。側近は「仕事への復帰に支障はなく、副首相を首相代行とする必要はない」としている。  国内の報道によると、首相はエルサレムからテルアビブに公用車で向かう途中に気分が悪くなり、入院した。意識ははっきりしており、医師団に「まだ私を見捨ててないな」と冗談を飛ばしていたという。  首相の健康問題がこれまで表面化したことはほとんどなく、「太りすぎ」だけが問題といわれていた。  パレスチナ自治政府のアッバス議長はお見舞いのメッセージを送ったが、自治区のガザ市では武装集団が空に向かって祝砲を撃ち「神がようやくシャロンに報いを与えてくれた」と騒いだ。イスラエルでも、シャロン首相が実行したガザ撤退に反発するユダヤ人過激派が喜んでいる、と報道された。 URL:http://www.asahi.com/international/update/1219/005.html *パレスチナ地方選でハマス躍進 主流派ファタハは分裂 [朝日] 2005年12月18日18時45分  昨年12月に始まったパレスチナ自治区内の地方選で4回目の選挙が15日に行われ、17日の選挙管理委員会の集計によると、イスラム過激派ハマスがヨルダン川西岸の主要都市で躍進した。来年1月に予定されている自治評議会(国会に相当)の選挙をめぐっては、パレスチナ解放機構(PLO)の主流派ファタハが新旧両世代の対立から分裂。評議会選でもハマスが躍進する可能性が高まっている。  今回選挙が行われた40自治体のうち、ファタハが有力と見られていた西岸北部の都市ナブルスで、ハマスが定数15のうち13議席を獲得。別の都市ジェニンでもハマスが過半数を得た。ただ、ファタハは小規模な自治体で勝ち、今回選挙での獲得議席数ではハマスとほぼ同数になった。  5回目の地方選が最後となるが、時期は未定だ。  一方、1月の自治評議会選挙をめぐっては、ファタハは若手の新世代が故アラファト議長に連なる旧世代のまとめた候補者リストに反発。イスラエルの刑務所に終身刑で服役しているマルワン・バルグーティ氏らが新党「未来」を結成して独自のリストを提出した。  自治政府のアッバス議長が候補者リストを決める際、汚職体質が指摘される旧世代を上位に入れようとしたため、これに怒った若者たちがガザや西岸の一部で選管事務所を襲撃するなどした。  結局、アッバス議長はバルグーティ氏を筆頭候補にした公式リストを提出したが、まだ多数の旧世代が残り、若手の反発は収まりそうにない。 URL:http://www.asahi.com/international/update/1218/003.html *対イスラエル停戦延長せず、ハマス指導者が明言 [読売]  【エルサレム=佐藤秀憲】イスラム原理主義組織「ハマス」の政治部門指導者ハレド・メシャル氏は9日、シリアのダマスカス郊外で演説し、今年末に期限を迎える対イスラエル攻撃停止(停戦)について、「新たな停戦を行う余地はない」と述べ、延長する考えのないことを明らかにした。  メシャル氏は、理由として、イスラエルがパレスチナ人への攻撃を続けていることや、8000人を超えるパレスチナ人被拘束者の釈放が進んでいないことを挙げた。  イスラエルのシャロン首相とパレスチナ自治政府のアッバス議長は今年2月の首脳会談で、相互に停戦を宣言。ハマスを含むパレスチナ各派は3月、アッバス議長の要請を受け、対イスラエル攻撃停止による停戦を年内いっぱい続けることを申し合わせていた。 (2005年12月10日11時59分 読売新聞) URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20051210i204.htm *ペレス氏がシャロン新党支持=労働党離党を表明-イスラエル  [時事] 【エルサレム30日時事】パレスチナ和平に貢献したとして1994年にノーベル平和賞を受賞したイスラエルの中道左派・労働党のシモン・ペレス元首相(82)は30日夜、記者会見し、同党を離党して、右派政党リクードを出たシャロン首相が旗揚げした中道系新党カディマを支持すると表明した。カディマは来年3月に予定される総選挙で第1党に躍り出ると予測されており、ペレス氏の支持で勢いに弾みが付きそうだ。  URL:http://www.jiji.com/cgi-bin/content.cgi?content=051201070402X357&genre=int *西岸からの一方的撤退を否定 イスラエル首相 [朝日] 2005年11月22日10時27分  イスラエルのシャロン首相は21日、記者会見し、与党リクードからの脱退と新党結成を正式に表明した。リクードに居続ければ「党内抗争に無駄な時間を費やすことになる」とし、パレスチナとの2国家共存を実現するための和平交渉と、国内の貧困対策に重点的に取り組む意向を強調した。  和平交渉の進め方について、首相は「(ガザ撤退のような)分離計画はもうない」と述べ、ヨルダン川西岸からの一方的撤退の可能性を否定した。西岸のユダヤ人入植地のうち広大なものを存続させたうえで、パレスチナとの国境の画定に取り組む意向を示した。パレスチナ側にテロ対策を迫り、その結果に応じて西岸のどの部分をパレスチナ側に与えるか決めていく方針と見られる。  新党については、リクードの40人の議員のうち少なくとも14人が移籍する見通しだ。国会が解散を正式に決めるか、大統領が解散を命じるかした場合、シャロン首相以外の人物が組閣できるかどうかを見極めるための期間が3週間設けられる。組閣できなければ、その後3カ月以内に総選挙が行われる。 URL:http://www.asahi.com/international/update/1122/004.html *レバノン国境でイスラエル軍とヒズボラ交戦、6人死亡 [朝日] 2005年11月22日10時09分  イスラエル軍は21日、レバノン南部の国境周辺でイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラと交戦し、ヒズボラ側の6人が死亡、イスラエル兵や国境警察の計11人が負傷した。イスラエル放送などによると、ヒズボラ側がイスラエル兵を拉致するために侵入し、迫撃砲やロケット砲などで攻撃。イスラエル側は武装ヘリコプターによるミサイル攻撃などで応戦したとしている。  これに対し、ヒズボラ側はイスラエル軍の車がレバノン側に侵入したため攻撃したとしている。 URL:http://www.asahi.com/international/update/1122/003.html *西岸の移動制限、大幅緩和 イスラエル、年末までに [共同]  【エルサレム16日共同】イスラエルは15日、中東訪問を延長して仲介外交を展開したライス米国務長官に対して、今年末までにヨルダン川西岸にある検問所の多くを撤去し、パレスチナ住民に対する移動制限を大幅に緩和することに同意した。パレスチナ自治政府のハティブ計画相が合意文書を明らかにした。  西岸とガザ地区では来年1月、評議会(議会)選挙が行われる予定。住民の自由な移動が保証されれば選挙の円滑な実施につながるため、アッバス自治政府議長への支援になる。  ハマスはイスラエルが要求する武装解除を拒否しているが、対イスラエル武装闘争放棄を掲げる議長は、選挙を通じてハマスを政治体制に取り込み、武装解除の実現を図りたい意向。 URL:http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=intl&NWID=2005111601000282 *イスラエル:ビン首相暗殺から10年…和平願い追悼集会 [毎日]  パレスチナとの和平交渉の道を開き、ノーベル平和賞を受賞したイスラエルのラビン首相暗殺から10年を機に、暗殺現場となった同国中部テルアビブの「ラビン広場」で12日夜、追悼集会が開かれ、10万人以上がラビン氏の偉業をたたえ和平に願いを込めた。主催者側は20万人が参加したとしている。  1993年にラビン氏とパレスチナ解放機構(PLO)のアラファト議長(故人)が調印した暫定自治宣言(オスロ合意)で仲介役を務めたクリントン米前大統領は「もしラビン氏がここにいたら『私を引き継いで(和平を)成し遂げてほしい』と呼び掛けるだろう」と演説した。  ラビン氏は95年11月4日、テルアビブ市庁舎前の広場で平和集会に参加した後、駐車場で車に乗り込む直前にユダヤ教過激派の青年に銃撃され死亡。広場はその2日後、ラビン広場と名付けられた。(テルアビブ共同) 毎日新聞 2005年11月13日 10時00分 URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20051113k0000e030007000c.html *労働党連立離脱へ、イスラエル・シャロン政権揺らぐ [読売] 中東情勢  【エルサレム=佐藤秀憲】イスラエルのシャロン政権の基盤が大きく揺らぎ始めた。  9日行われた連立与党・労働党の党首選で、ペレス党首(特別副首相)を破った和平推進派のアミール・ペレツ氏(労働総同盟委員長)が、対パレスチナ強硬路線を貫くシャロン首相との対決姿勢を鮮明にしているからだ。  ペレツ氏は近く、リクード党首のシャロン氏に連立離脱を通告する方針で、イスラエル政局の流動化は避けられない見通しだ。  労働党の党首選に関しては当初、ノーベル平和賞受賞者で閣僚経験も豊富なペレス氏の優勢が伝えられていた。得票率42%対40%の接戦とはいえ、ペレツ氏の勝利は驚きをもって受け止められている。  ペレツ氏はモロッコ生まれ。95年から労働総同盟委員長を務め、賃上げを求めてストライキを連発、労働者階級の救世主として人気を集めた。党内左派に属し、福祉政策を重視する党の伝統路線への回帰を主張する。  ペレツ氏勝利の要因としては、シャロン首相が主導したガザ地区からのユダヤ人入植地撤去計画が完了した以上、政権にとどまる理由はないとの意見が党員の間で強まったほか、和平プロセス再生や高齢のペレス氏に代わる新指導者を望む声が予想以上に根強かったことが挙げられる。 (2005年11月12日22時35分 読売新聞) URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20051112i315.htm *ハマス、イスラエルと和平交渉も…占領地解放など条件 [読売] 【エルサレム=佐藤秀憲】イスラム原理主義組織「ハマス」最高幹部のマフムード・ザハル氏は9日放送されたイスラエル放送とのインタビューで、パレスチナ占領地の解放につながることなどを条件に、「(イスラエルと)議論することは可能だ」と言明、イスラエルとの和平交渉に応じる意向を表明した。  対イスラエル武装闘争路線を掲げるハマスが、政治闘争路線への転換を模索し始めたことを裏付ける発言として注目される。  ザハル氏は和平交渉の条件として、8000人とも言われるパレスチナ人被拘束者の釈放や、イスラエル軍の攻撃によって破壊されたパレスチナ自治区の再建を挙げた。  ハマスは1987年の創設以来、イスラエルの国家としての存在を否認、そのせん滅を目指し自爆テロを含む武装闘争を主導、イスラエルとの対話を拒否してきた。  しかし、世論調査によると、パレスチナ住民の56%が自爆テロに反対を表明、武装闘争路線への風当たりが強まっている。 (2005年11月10日0時33分 読売新聞) URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20051109i319.htm *イスラエル軍がガザ攻撃、活動家ら7人殺害 [読売] 【エルサレム=佐藤秀憲】イスラエル放送などによると、イスラエル軍は27日、ガザ地区北部のジャバリヤ難民キャンプで、イスラム原理主義組織「イスラム聖戦」活動家らが乗った車に対し、無人機からミサイル攻撃を行い、活動家や通行人を含むパレスチナ人7人を殺害した。  パレスチナ過激派を標的にした「暗殺作戦」の一環。  イスラエル北部で26日に起きたイスラム聖戦による自爆テロを受けて、同国のシャロン首相は27日、「テロ停止まで(軍事)行動をやめない」と報復を宣言。同国軍は同日、ガザとヨルダン川西岸で過激派掃討作戦を進めていた。 (2005年10月28日11時36分 読売新聞) URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20051028i204.htm *イスラエル軍、過激派幹部ら4人を殺害 住民3人も犠牲 [朝日] 2005年10月28日10時36分  イスラエル軍は27日、パレスチナ自治区ガザで過激派イスラム聖戦の幹部ら4人を空からのミサイル攻撃により殺害した。4人の車の近くを通りかかった住民3人が爆発に巻き込まれて死亡した。これに先立ち、自治区のヨルダン川西岸にあるジェニンでは聖戦の地区最高幹部の自宅を包囲し、側近らとともに投降させた。いずれも自爆テロやロケット弾攻撃などへの報復だとしている。  一方、シャロン首相は27日、イスラム過激派のテロに対する対策が取られていないとして、パレスチナ自治政府のアッバス議長との首脳会談を拒否する意向を表明した。6月以降途絶えている首脳会談は、月末から来月初めにも再開されるとの観測があったが、さらに遅れることになった。 URL:http://www.asahi.com/international/update/1028/003.html *米大統領:中東和平打開へパレスチナ自治政府議長と会談 [毎日]  【ワシントン笠原敏彦】ブッシュ米大統領は20日、ホワイトハウスでアッバス・パレスチナ自治政府議長と会談、イスラエルのガザ地区撤退を受け、中東和平プロセスの行き詰まり打開策などを協議した。ブッシュ大統領は会談後の記者会見で、和平交渉再開に向けて「パレスチナ自治政府がまず武装組織の脅威に立ち向かう必要がある」と述べ、その解体に全力を挙げるよう求めた。  両首脳の会談は8月のガザ撤退後では初めて。  ブッシュ大統領は会見で、破壊活動との決別を掲げるアッバス議長の姿勢に強い支持を打ち出しながらも、「自治政府はテロと戦うことで周辺国の信頼を得なければならない」と語り、武装組織解体への取り組み強化を促した。またイスラエルに対しては、入植地拡大の停止や分離壁建設の抑制などを求めた。  アッバス議長は「パレスチナ自治政府は交渉による問題解決に関与している。最終地位交渉に向け迅速に前進すべき時だ」と訴え、早期の和平交渉再開で米国が指導力を発揮するよう求めた。 毎日新聞 2005年10月21日 11時05分 (最終更新時間 10月21日 11時39分) URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20051021k0000e030035000c.html *イスラエル:ヨルダン川西岸で衝突、4人死亡 [毎日]  【エルサレム樋口直樹】イスラエル占領下のヨルダン川西岸で16日、ユダヤ人入植者を狙ったパレスチナ武装組織による襲撃事件や、イスラエル軍と武装組織の銃撃戦が相次ぎ、双方合わせて計4人が死亡、6人が重軽傷を負った。イスラエルが占領地ガザ地区から撤退して以来、武装組織の攻撃でイスラエル側に死者が出たのは初めて。  イスラエル軍は先月中旬のガザ撤退完了後、西岸で武装組織の掃討作戦を強化しており、パレスチナ側には多数の死傷者や逮捕者が出ていた。 毎日新聞 2005年10月17日 9時59分 URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20051017k0000e030014000c.html *14歳に自爆テロ強要? パレスチナ少年が供述 [朝日] 2005年10月13日21時08分  イスラエルの治安当局筋は12日、パレスチナ人の14歳の少年が「イスラエルに対する自爆テロ行為を強要された」と供述したことを明らかにした。イスラエルは、パレスチナ自治政府がイスラム過激派などに対する取り締まりが手ぬるいことに不満を示している。「少年まで利用している」との情報を流し、自治政府への圧力を強める狙いもあると見られる。  当局筋などによると、この少年はヨルダン川西岸の北部にある自治区のナブルスに住んでいた。自治政府の主流派ファタハに属する武装集団タンジームの活動家らが、自爆テロをするよう説得しに来たという。少年は、自分がまだ「子供だから」と断った。しかし「応じなければ、殺して『イスラエル軍の協力者だった』と言いふらす」と脅されたという。  活動家は、少年の名前で遺書も書いた。防弾チョッキを着せられた少年は、ライフル銃とコーラン(イスラム教の聖典)を掲げた姿を写真に撮られたという。  少年はその後、活動家から逃れ、10日にイスラエル軍などに拘束された。当局筋によると、少年をテロに利用しようとする例は、今年になって相次いでいるという。 URL:http://www.asahi.com/international/update/1013/016.html *「人間の盾」は野蛮 最高裁、イスラエル軍に禁じる [赤旗]  【カイロ=小泉大介】イスラエル軍がパレスチナ「過激派」メンバーの逮捕・掃討作戦の際にパレスチナ人を「人間の盾」として利用している問題で、イスラエル最高裁は六日、国際法に違反するとして禁止する裁定を下しました。同軍の行動に内外の厳しい目が向けられています。  パレスチナ人を「人間の盾」に使うのは、二〇〇〇年九月末のイスラエル・パレスチナ衝突ぼっ発後に始まったとされます。その代表例は、イスラエル軍が過激派容疑者宅を捜索する際、近隣のパレスチナ人を強制的に動員してドアをたたかせ、容疑者をおびき出すというもの。  イスラエルの人権団体ビツェレムによれば、▽パレスチナ人を容疑者宅に入れ爆発物などがないか調べさせる▽パレスチナ人を容疑者宅の内部や兵士の前に立たせ過激派が攻撃できないようにし、時には兵士がパレスチナ人の肩越しに銃を構え発砲する▽パレスチナ人に路上の不審物を排除させる―ことまで強制しています。  〇二年八月には、十九歳のパレスチナ人学生が「盾」とされ、過激派とイスラエル軍の銃撃戦に巻き込まれ死亡しました。これまでに多数のパレスチナ人、特に若者が犠牲となっています。  今回の最高裁裁定は、〇二年五月にイスラエルとパレスチナの七つの人権・平和団体が禁止を請願したことを受けたもの。裁定文は、「軍は民間人を人間の盾として利用する権利を保持していない。それは冷酷で野蛮なものだ」と断じました。  パレスチナ人は「自発的に盾となっている」とのイスラエル軍の主張に対しても、「百の事例のうち九十九は自由な意思などではない」としました。  最高裁裁定をうけ、軍指導部は現場の兵士にこれを履行するよう声明しましたが、政治レベルではさまざまな反応が出ています。左派政党メレツのギャロン議員は「最高裁は、民主国家の軍隊はテロ集団のような行為をしてはならないと裁定した」と評価。一方、右派の国家宗教党のエイタム議員は「兵士をいっそう危険にさらす」と非難しました。  ビツェレムは今回の裁定に関し声明を発表。「真に試されているのは、軍がこれを履行するかどうかである。〇三年七月に最高裁が、パレスチナ人を動員できるのは自発的な場合に限ると暫定的に決定した後も、軍は違反してきた。イスラエル軍は前線の兵士に対し、民間人を利用することは絶対禁止されていることを確実に伝えるべきだ」と強調しました。 URL:http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-10-10/2005101006_01_3.html *ガザで警察とハマスが衝突、武器取り締まりに反発 [朝日] 2005年10月03日10時09分  パレスチナ自治区のガザで2日夜、自治政府の警察とイスラム過激派ハマスとの間で銃撃戦が起き、目撃者によると警官ら3人が死亡、約50人が負傷した。自治政府が週末から始めた武器の取り締まりに対する反発が原因と見られ、イスラエル軍撤退後のガザが内紛状態に陥る恐れを露呈した。  ガザからの情報やイスラエル各紙(電子版)の報道などによると、自治政府の警官がガザ市内で武装グループの乗っていたタクシーを止めて武器を押収しようとした。タクシーには昨年4月にイスラエル軍のミサイル攻撃により殺害されたハマス最高指導者ランティシ氏の息子アブデル・アジズ氏が乗っており、同氏が武器の引き渡しを拒否した。  警官と言い争いになる間にハマス支持者らが集まって混乱に陥り、警察隊との間で銃撃戦が起きた。衝突はガザ市周辺にも広がり、ハマス支持者の中には警察署にロケット弾を撃つ者もいた。  ハマスは9月23日にイスラエル軍のガザ撤退を祝うパレードで、武器を満載したトラックが爆発して子供を含む19人が死亡するという失態を招いた。  それを「イスラエル軍のミサイル攻撃のせいだ」として報復のロケット弾攻撃をしたため、24日未明からイスラエル軍による空爆などの報復攻撃を受け、ガザの一般住民から「ハマスのせいだ」と反発されていた。  こうした圧力の中で、ハマスの最高幹部アッザハール氏が9月25日にイスラエルへの攻撃停止を宣言し、今月2日からは過激派のロケット弾攻撃がおさまっていた。イスラエル政府もそれに呼応して、ミサイル攻撃を停止するなど報復攻撃の度合いをゆるめていた。 URL:http://www.asahi.com/international/update/1003/004.html *ガザの過激派も攻撃停止合意 イスラエル軍の攻撃は続く [朝日] 2005年09月28日10時28分  パレスチナ自治区ガザのイスラム過激派ハマスやイスラム聖戦など13の武装勢力は27日、イスラエルへの攻撃を停止することで合意した、と明らかにした。ハマスは25日に停止を宣言していたが、軍事部門司令官の殺害への報復を表明していたイスラム聖戦も応じることになった。住民の巻き添え被害の防止を優先したためと見られる。  だが、その後もイスラエル領内への小規模なロケット弾攻撃が起きており、イスラエル軍は空爆などを続けている。攻撃停止の方針が各派の末端にまで行き渡るのに時間がかかり、その間にイスラエル軍の攻撃が続けば、報復がエスカレートする恐れがある。 TITLE:asahi.com:ガザの過激派も攻撃停止合意 イスラエル軍の攻撃は続く - 国際 DATE:2005/09/28 13:25 URL:http://www.asahi.com/international/update/0928/003.html *「ハマス」最高幹部、イスラエルへの攻撃停止を表明 [読売]  【エルサレム=佐藤秀憲】イスラム原理主義組織「ハマス」最高幹部のマフムード・ザハル氏は25日、ガザ地区で記者会見し、「(軍事)作戦の停止を宣言する」と明言し、イスラエル国内に向けたロケット弾攻撃をやめ、停戦を継続する意向を表明した。  イスラエル軍が24日、ロケット弾攻撃への報復としてハマス活動家2人を殺害し、ハマスの対応が注目されていた。  一方、同国軍は26日もガザ一帯で、パレスチナ過激派の武器製造・貯蔵拠点などへの空爆を続行、パレスチナ人1人を負傷させた。またヨルダン川西岸では、ハマスや別のイスラム原理主義組織「イスラム聖戦」の活動家約80人を逮捕した。 (2005年9月26日19時15分 読売新聞) TITLE:「ハマス」最高幹部、イスラエルへの攻撃停止を表明 : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) DATE:2005/09/27 10:41 URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20050926i312.htm *ガザ地区への空爆続行、暗殺作戦再開…停戦崩壊の危機 [読売]  【エルサレム=佐藤秀憲】緊迫の度を増すガザ情勢をめぐり、イスラエル政府は24日夜、治安担当閣僚会議を開き、パレスチナ過激派を標的とした「暗殺作戦」の再開など過激派掃討作戦を強化する方針を決めた。  これを受け、イスラエル軍は25日もガザ地区で過激派拠点への空爆を続行、ヨルダン川西岸では過激派200人以上を逮捕した。イスラエルと過激派が今年2月以来続けてきた停戦は崩壊の危機に瀕(ひん)した。  イスラエルのシャロン首相は25日の定例閣議で「あらゆる手段」を用いて、過激派によるイスラエル国内へのロケット弾攻撃を阻止するよう同国軍に命じたことを明らかにした。同国軍はガザ地区での地上戦に向け部隊を集結させている。  25日のガザ一帯の空爆は、過激派の武器製造・貯蔵施設や活動拠点などが標的となり、パレスチナ人約20人が負傷した。西岸の逮捕者には、イスラム原理主義組織「ハマス」と同「イスラム聖戦」の活動家らが含まれる。ただ、今のところ、空爆は自制されたもので、地上軍の集結も過激派への威嚇の意味合いが強いと見られる。  ライス米国務長官は24日、パレスチナ自治政府のアッバス議長に電話し、停戦維持に全力を挙げるよう要請。イスラエルのモファズ国防相も、自治政府治安部隊が過激派のロケット弾攻撃を阻止するための行動を取るべきだと強調した。  シャロン首相とアッバス議長は2月の首脳会談で相互に停戦を宣言。イスラエルは暗殺作戦を含む過激派掃討作戦を停止し、過激派も議長の説得に応じ、自爆テロなどを自制してきた。停戦の行方は、自治政府が過激派を抑え込めるかどうかにかかっている。 (2005年9月25日23時25分 読売新聞) TITLE:ガザ地区への空爆続行、暗殺作戦再開…停戦崩壊の危機 : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) DATE:2005/09/27 10:43 URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20050925i316.htm *停戦後最大規模の掃討作戦 イスラエル [共同]  【エルサレム25日共同】イスラエル軍は24日夜から25日にかけ、ガザ地区で3度の空爆を実施、パレスチナ人20人以上が負傷した。また、ヨルダン川西岸全域で掃討作戦を行い、パレスチナのイスラム原理主義組織ハマス活動家ら200人以上を拘束した。イスラエル、パレスチナ首脳が2月、相互停戦に合意して以降、拘束者数としては最大規模。  イスラエルのシャロン首相は25日の閣議で「容赦なくテロをたたく」と継続的な掃討作戦強化を軍に指示。首相はガザ地区からのロケット弾攻撃が続けば、ハマス幹部らの殺害や侵攻作戦を辞さない意向で、イスラエルの撤退が12日に完了したばかりのガザ地区では暴力の応酬が再燃する懸念が強まっている。 TITLE:下野新聞社:FLASH24:国際 DATE:2005/09/26 07:21 URL:http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=intl&NWID=2005092501007037 *イスラエル軍、イスラム聖戦の軍事部門幹部を殺害 [朝日] 2005年09月26日11時34分 イスラエル軍の空爆で破壊された学校の向かいにあるシャアバトさん宅の子供部屋も爆風でめちゃくちゃになった=25日、ガザ市内で  イスラエル軍は25日夜(日本時間26日未明)、ガザ市内で武装ヘリからミサイル攻撃をし、過激派「イスラム聖戦」の軍事部門幹部と側近を殺害した。一方、別の過激派で最大勢力のハマスは25日、対イスラエル攻撃の中止を宣言した。  イスラエル軍は26日未明(日本時間同日午前)にも、ガザ南部ラファなど数カ所でミサイル攻撃を行った。イスラム聖戦の報復と、それに対するイスラエル軍の対応によっては、事態がさらにエスカレートする恐れもある。  一方、ハマスの最高幹部は、攻撃を中止する理由として、イスラエルの攻撃からパレスチナ人を守ることを挙げた。イスラエルの攻撃が過激派などの標的だけでなく、周辺の一般住民にも被害を与えていることに配慮したと見られる。 TITLE:asahi.com:イスラエル軍、イスラム聖戦の軍事部門幹部を殺害 - 国際 DATE:2005/09/27 10:33 URL:http://www.asahi.com/international/update/0926/008.html *イスラエル軍、ガザ空爆継続 [朝日] 2005年09月26日06時56分  イスラエル軍は25日、パレスチナ自治区ガザに対する前日からの空爆を続けた。軍の発表によると、ガザ市内でイスラム過激派ハマスの「テロ教育機関」に使われたとする建物や、ジャバリヤ難民キャンプなどにあるハマス以外の過激派の武器庫や事務所を攻撃した。目撃情報によると、約20人のパレスチナ人がけがをした。  これに先立ち、イスラエルのシャロン首相は24日夜に治安閣議を開き、ガザ北部への砲撃や過激派が使う建物への空爆などを承認した。過激派をミサイルで攻撃する作戦の再開も認めた。 TITLE:asahi.com:イスラエル軍、ガザ空爆継続 - 国際 DATE:2005/09/26 07:15 URL:http://www.asahi.com/international/update/0926/003.html *イスラエル軍、ヨルダン川西岸で過激派3人殺害 [読売]  【エルサレム=佐藤秀憲】イスラエル放送によると、イスラエル軍は23日、ヨルダン川西岸トゥルカレム近郊で、パレスチナ過激派掃討作戦を行い、イスラム原理主義組織「イスラム聖戦」の活動家3人を銃撃戦の末、殺害した。  同国軍は3人がイスラエルへのテロ攻撃を計画しているとの情報を得て、行方を追っていた。  イスラエルとパレスチナ過激派は今年2月以降、おおむね相互に停戦を維持しているが、イスラエル軍は、停戦に背いて自爆テロを続けるイスラム聖戦を標的にした軍事作戦を散発的に行っている。 (2005年9月23日19時37分 読売新聞) TITLE:イスラエル軍、ヨルダン川西岸で過激派3人殺害 : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) DATE:2005/09/24 08:38 URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20050923i411.htm *イスラエル軍高官に英国で逮捕状 住民犠牲の戦争犯罪で [朝日] 2005年09月22日10時14分  イスラエル軍がパレスチナ過激派に対する作戦で一般住民を巻き添えにしたことが「戦争犯罪」にあたるとして、パレスチナの市民団体が英国の司法当局に告訴し、イスラエル軍の元高官に逮捕状が出ていたことが明らかになった。イスラエル政府は事態を深刻に受け止め、外国で訴追された場合の弁護費用の手当てや、告訴を禁止する立法措置がとれないかなどの検討を始めた。  英国の治安判事から逮捕状を出されたのは、パレスチナ自治区ガザを管轄する南部方面軍司令官だったドロン・アルモグ少将。02年7月、イスラム過激派ハマスの軍事部門幹部の殺害作戦で、子供9人を含む14人の一般住民が犠牲になった責任を問われた。ジュネーブ条約などに違反したとされる。  イスラエル各紙の報道などによると、アルモグ氏は今月11日、国営のエル・アル航空機でロンドンに到着した。だが、在英イスラエル大使館から、前日に逮捕状が出て英警察が空港に来ていることを知らされ、降りずに同じ航空機でイスラエルへ引き返した。  アルモグ氏が英を離れたため、逮捕状は廃棄されたといわれるが、容疑が晴れたわけではないと見られている。  告訴した「パレスチナ人権センター」は、イスラエル国内の裁判所が取り上げないため英を選んだとし、ほかの軍関係者に対する告訴手続きも進めているという。英国は98年にスペインからの引き渡し要求に応じて、チリのピノチェト元大統領を逮捕したことがある。  イスラエル軍関係者が外国で訴追されそうになった例としては、一昨年にベルギーで起きたシャロン首相の件がある。国防相だった82年に指揮したレバノン侵攻でパレスチナ難民キャンプの虐殺事件の責任を問われた。だが、ベルギーで法律が改正され、訴追はされなかった。  シャロン首相は先週、国連総会のあったニューヨークでブレア英首相と会談した際、アルモグ氏の問題を取り上げて善処を求めた。 TITLE:asahi.com:イスラエル軍高官に英国で逮捕状 住民犠牲の戦争犯罪で - 国際 DATE:2005/09/22 16:08 URL:http://www.asahi.com/international/update/0922/004.html *イスラエル軍、ガザで撤退記念式典 38年の占領に幕 [朝日] 2005年09月12日14時43分  イスラエル軍は11日夜、パレスチナ自治区ガザ南部のネベデカリムで撤退記念式典を行った。イスラエル国旗が降ろされ、司令官らが12日をもって「占領が終結する」と宣言した。撤退は同日、予定通り完了した。67年の第3次中東戦争以来、38年間のガザ占領を終えたことになるが、空や海の軍事的な支配権などは維持する。  式典は当初、パレスチナ治安部隊も参加してガザ北部のエレズ検問所で予定されていたが、パレスチナ側が参加を拒否したため場所が移された。自治政府筋によると、イスラエルが軍撤退後もガザに出入りする人や物の流れを管理しようとしたり、軍事的な支配権を維持したりすることへの反発が背景にある。  また、ガザに残る20以上のシナゴーグ(ユダヤ教礼拝所)について、イスラエル政府が11日、自ら破壊する当初の方針を覆し、自治政府に保護を求める姿勢を示したことへの反発も起きている。  式典中にパレスチナ人の群衆が旧入植地の中に入ろうとしたため、イスラエル軍が発砲して4人がけがをした模様だ。  一方、ガザとエジプトの境界には10日から、エジプト国境警察部隊約200人がイスラエル軍に代わって展開を始めた。15日ごろまでに目標の750人が配備され、違法な武器・弾薬の密輸などを取り締まる。 TITLE:asahi.com:イスラエル軍、ガザで撤退記念式典 38年の占領に幕 - 国際 DATE:2005/09/13 09:24 URL:http://www.asahi.com/international/update/0912/003.html *イスラエル、ガザからの軍撤退を閣議決定 [朝日] 2005年09月11日19時35分  イスラエル政府は11日、パレスチナ自治区ガザからのイスラエル軍撤退を閣議決定した。早ければ12日朝までに撤退が完了する。8月の入植者の撤退に続くもので、イスラエル政府は軍の撤退により、67年の第3次中東戦争から38年にわたる占領が終了するとしている。だが、ガザの制空権や制海権などは維持するため、パレスチナ側の反発が続きそうだ。 TITLE:asahi.com:イスラエル、ガザからの軍撤退を閣議決定 - 国際 DATE:2005/09/12 09:52 URL:http://www.asahi.com/international/update/0911/006.html *イスラエル:軍発砲でパレスチナ人1人死亡 ガザ撤退後初 [毎日]  【エルサレム樋口直樹】ロイター通信によると、イスラエルが撤去したガザ地区の旧ユダヤ人入植地ネベデカリム近くで6日、立ち入り禁止の同地へ侵入しようとしたパレスチナ人群衆にイスラエル軍が発砲、24歳の男性が死亡し、3人が負傷した。先月中旬にイスラエルのガザ撤退が始まって以来、同地での衝突で死者が出たのは初めて。  事件後、ガザのパレスチナ武装勢力はイスラエル領に向けて手製ロケット弾を発射したが、死傷者などは出ていない。イスラム原理主義組織ハマスが報復を宣言した。事件の背景には、イスラエル撤退後の入植地の跡地利用などをめぐる、自治政府とハマスなどによる主導権争いがあるとみられる。  イスラエルは先にガザの全入植地21カ所(住民約8000人)からの撤収を完了し、建物の解体作業もほぼ終了。今月15日までに軍部隊も撤退する予定になっている。 毎日新聞 2005年9月7日 10時08分 TITLE:MSN-Mainichi INTERACTIVE 国際 DATE:2005/09/07 15:39 URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20050907k0000e030015000c.html *イスラエルでガザ撤去後初の自爆テロ、20人以上負傷 [読売]  【エルサレム=佐藤秀憲】イスラエル南部ベルシェバのバス停付近で28日、パレスチナ過激派によると見られる自爆テロがあり、イスラエル人20人以上が負傷した。自爆犯は死亡した。  同国での自爆テロは、中部ネタニヤで7月に起きて以来で、同国政府が今月15日、ガザ地区などでユダヤ人入植地撤去に着手してからでは初めて。  事件後、パレスチナ自治政府のアッバス議長は、パレスチナ解放通信(WAFA)を通じて声明を出し、パレスチナ各派が今年2月以来続けている対イスラエル攻撃停止(停戦)について、「イスラエルの挑発に乗らず順守しなければならない」と呼び掛けた。しかし、イスラエルの入植地撤去を受け、過激派は武装闘争の正当性に自信を深めており、停戦は揺らぎつつある。  過激派各派は、ヨルダン川西岸トゥルカレムで24日、イスラム原理主義組織「イスラム聖戦」活動家ら5人がイスラエル軍に殺害されたのを受け、報復を宣言していた。 (2005年8月28日20時38分 読売新聞) TITLE:イスラエルでガザ撤去後初の自爆テロ、20人以上負傷 : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) DATE:2005/08/29 15:35 URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20050828i112.htm *イスラエル軍、西岸自治区に侵攻 少年ら5人死亡 [朝日] 2005年08月25日20時41分  イスラエル軍は24日深夜、ヨルダン川西岸パレスチナ自治区トルカレムに侵攻し、イスラエル軍放送によるとパレスチナ人5人が死亡した。イスラエル軍は全員がイスラエルへの武装攻撃に関与していたと主張しているが、パレスチナ側によると、うち3人は14歳から17歳の少年だったという。  トルカレムは今年3月に治安権限がパレスチナ自治政府に返還されているが、イスラエル側は自治政府が過激派摘発などの治安措置を取っていないと非難を続けている。イスラエル軍が自前の治安措置に乗り出したことで、治安権限の返還は有名無実化した。クレイ首相は25日、侵攻作戦を「野蛮な犯罪行為」として非難した。 TITLE:asahi.com:イスラエル軍、西岸自治区に侵攻 少年ら5人死亡 - 国際 DATE:2005/08/26 09:32 URL:http://www.asahi.com/international/update/0825/011.html *パレスチナ人の私有地収用開始、壁建設へイスラエル [読売]  【エルサレム=佐藤秀憲】イスラエル軍が、ヨルダン川西岸最大のユダヤ人入植地マアレアドミム(約3万人)を取り囲む「分離フェンス」建設のため、付近のパレスチナ人私有地の収用手続きを始めたことが24日、明らかになった。ガザ地区の入植地撤去を進める一方で、西岸入植地の支配強化を目指すイスラエル政府の姿勢を裏付けるものだ。  24日付のイスラエル紙ハアレツによると、収用の対象になるのはパレスチナ人居住区の私有地約160ヘクタール。同国政府は、将来、マアレアドミムを拡張し、エルサレムと連結する構想を抱いているとされる。 (2005年8月25日23時43分 読売新聞) TITLE:パレスチナ人の私有地収用開始、壁建設へイスラエル : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) DATE:2005/08/26 09:38 URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20050825id23.htm *イスラエル軍がパレスチナ過激派掃討作戦、4人殺害 [読売]  【エルサレム=佐藤秀憲】イスラエル放送などによると、イスラエル軍は24日、ヨルダン川西岸トゥルカレムでパレスチナ過激派掃討作戦を行い、銃撃戦の末、イスラム原理主義組織「イスラム聖戦」活動家らパレスチナ人4人を殺害した。  イスラエルが15日にガザ地区などでユダヤ人入植地撤去を始めて以来、同国軍の軍事作戦でパレスチナ人に犠牲者が出たのは初めて。  同国軍は、活動家が7月にイスラエル中部ネタニヤで起きた自爆テロなどに関与したと見て、行方を追っていた。 (2005年8月25日10時9分 読売新聞) TITLE:イスラエル軍がパレスチナ過激派掃討作戦、4人殺害 : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) DATE:2005/08/25 13:44 URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20050825it02.htm *入植地排除終了後のガザ境界線、エジプトが監視で合意 [読売]  【エルサレム=佐藤秀憲】イスラエル放送は24日、ユダヤ人入植地撤去を受けてイスラエル軍がガザから撤退した後、ガザ南部とエジプトの境界線の監視活動はエジプト国境警備隊が行うことでイスラエルとエジプトが最終合意に達したと伝えた。  また、イスラエルのモファズ国防相は同日、イスラエル軍のガザ撤退が9月中旬に前倒しされる可能性に言及した。  ただ、経済復興に不可欠な空港再開や検問所運営などに関するイスラエルとパレスチナ自治政府の交渉は難航しており、イスラエル軍撤退後もガザの前途は多難となりそうだ。  イスラエル放送が伝えた合意内容によると、エジプトの警備隊750人が軽武装で境界線に展開、パレスチナ過激派の侵入や武器密輸の監視に当たる。イスラエルは、軍撤退後、ガザが過激派の拠点になることを強く警戒しており、エジプトに境界の管理徹底を求めていく方針だ。  一方、2000年の武力衝突激化以来、閉鎖されているガザ南部の空港に関しては、早期再開を望む自治政府側に対し、空港が過激派による武器密輸などに利用されることを恐れるイスラエル側は難色を示し、打開のメドは立ってない。  また、現在、イスラエル軍が管理しているガザ―イスラエル間、ガザ―エジプト間の検問所が、どのように運営されるかも未定だ。  周囲をフェンスに囲まれたガザにとって、検問所を通じた人と物の自由な往来は経済活動に死活的に重要だ。しかし、イスラエルが過激派対策を理由に関与し続ける可能性も十分に考えられる。  ガザ在住のエコノミストは「入植地撤去や軍撤退が終わっても、イスラエルによる検問所の管理が続く限り、事実上の占領状態は続き、ガザは巨大な牢獄(ろうごく)になる」と懸念を表明する。 (2005年8月24日22時27分 読売新聞) TITLE:入植地排除終了後のガザ境界線、エジプトが監視で合意 : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) DATE:2005/08/25 13:44 URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20050824i116.htm *ガザ入植地、退去が完了 抵抗活動、予想より激しくなく [朝日] 2005年08月23日01時10分  ガザのユダヤ人入植地の解体を進めるイスラエル軍と警察は22日、撤退対象の21入植地のうち最後に残ったネツァリム入植地で住民の退去作業を完了した。67年の占領開始以来続いてきたガザの入植の歴史に幕が引かれた。反対派による抵抗活動は事前に予想されたほど激しくはなく、当初、ヨルダン川西岸を含め3週間とみられていた退去作業はかなり短縮される見込みだ。  約100世帯が残っていたネツァリムには同日朝に兵士と警官が入った。現地からの報道によると、住民は平穏に立ち退き作業を進め、大きな混乱は起きなかった。  23日からはヨルダン川西岸パレスチナ地区北部で2入植地の撤去が予定されている。こちらは退去を拒否する住民がガザの入植者以上に強硬派とされるうえ、外部からの支援者の侵入も容易なため、ガザの撤退以上に困難な作業になると予想されている。それでも、作業は数日で終わるとみられ、当初の予想より大幅に短くなりそうだ。  抵抗が予想より激しくならなかった理由を、ハアレツ紙論説委員のアキバ・エルダール氏は「撤退に従事する兵士が抑制を保ち、反対派を挑発する行動をとらなかったことが大きい」とみる。入植地に入った兵士が入植者と抱き合い、一緒に祈りをささげるなど入植者と軍の対決構図を極力避けた結果、入植者のほとんどが最後には自主的に退去した。また外部から侵入した強硬派の支援者はほとんどが武器を持っておらず、1万5000人以上という平時では史上最多の兵員を動員した軍の前では限られた抵抗しかできなかったようだ。 TITLE:asahi.com:ガザ入植地、退去が完了 抵抗活動、予想より激しくなく - 国際 DATE:2005/08/24 14:21 URL:http://www.asahi.com/international/update/0822/010.html *イスラエル:入植地の8割で退去完了 40人以上負傷 [毎日]  イスラエル治安部隊は18日夜までに、ガザ地区のユダヤ人入植地21カ所のうち最大のネベデカリムを含め、約8割に当たる17カ所で強制退去を完了した。  ネベデカリムとクファルダロムの両入植地にある二つのシナゴーグ(ユダヤ教会堂)に立てこもった撤退反対派の強制排除などで、警官や兵士、反対派の活動家ら計40人以上が負傷した。  またイスラエル治安当局は両シナゴーグに立てこもっていた反対派の活動家ら100人以上を逮捕した。クファルダロムのシナゴーグでは活動家らが警官らに刺激物を投げ付け、数人が負傷した。  AP通信によると、南部の入植地モラグに18日、前日に続きパレスチナ側から迫撃弾3発が撃ち込まれたが、負傷者はなかった。  治安部隊は安息日のため19日夕以降は強制退去の作業を中断。21日に再開する予定。イスラエル治安当局は22日にも全入植地からの強制退去が完了するとしている。(ネベデカリム共同) 毎日新聞 2005年8月19日 8時15分 TITLE:MSN-Mainichi INTERACTIVE 中近東・ロシア DATE:2005/08/19 09:00 URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/mideast/news/20050819k0000e030008000c.html *イスラエルが入植地撤去開始、反対派は抵抗活動続行 [読売]  【エシュコル(イスラエル南部)=佐藤秀憲】第3次中東戦争以来、38年間のパレスチナ占領の歴史で初のユダヤ人入植地撤去に着手したイスラエルは、15日早朝からガザ地区とヨルダン川西岸で、治安部隊による退去命令書の配布手続きを開始した。  17日以降、自主退去に応じない入植者に対する強制排除に乗り出す。だが、反対派の入植者らは抵抗活動を続けており、撤去作業が順調に進むか予断を許さない状況だ。  撤去の対象となっているのは、ガザ地区全21か所とヨルダン川西岸4か所の入植地。  だが、ガザ地区にあるネベデカリムなどでは、入植者や撤去に反対して入植地に侵入した右派勢力らが、入り口でタイヤを燃やし、路上にくぎをまき散らすなどして治安部隊の進行を妨害。イスラエル放送によると、治安部隊は、ガザ地区のシラトハイヤム、ラフィアヤム、クファルヤムなどで命令書配布を断念、翌日に延期した。  また、エルサレムの首相公邸付近でも反対派による抗議集会が行われた。  シャロン首相は、ガザ全面撤退の一方、西岸の主要入植地はイスラエル支配下に残す意向で、和平進展につながるか微妙な情勢だ。 (2005年8月16日1時9分 読売新聞) TITLE:イスラエルが入植地撤去開始、反対派は抵抗活動続行 : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) DATE:2005/08/16 10:40 URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20050815i115.htm *撤退阻止求め「嘆きの壁」に7万人 イスラエル [朝日] 2005年08月11日23時41分  パレスチナ自治区ガザからのイスラエルの撤退を5日後に控えた10日夜、聖地エルサレムの「嘆きの壁」前に約7万人(警察推計)のユダヤ人右派勢力が集まり、撤退阻止を神に祈った。11日にはテルアビブに場所を移し、最後の反対集会を開く。  イスラエル政府は、最終期限の17日までに自主退去しない入植者に補償を大幅に削る方針。入植者の多くは現実に逆らえず、引っ越し準備を進めている。ただ、イスラエル紙イディオト・アハロノトによると、撤退第1陣となるガザの3入植地のうちネツァリムなど2カ所は抵抗が予想されるという。  抵抗勢力が入植地の外から潜り込むケースも深刻。ハアレツ紙が11日伝えた治安当局の推計では、人口約8000人のガザ入植地に2700人が立てこもりを狙って侵入しているという。  イスラエルのカツァブ大統領は10日夜にテレビ演説して「みなさんは国会と政府の決定を尊重しなければならない」と入植者や反対勢力に呼びかけた。イスラエルで大統領のテレビ演説はきわめて異例。政府が撤退への抵抗を深刻に受け止めている証しと考えられる。 TITLE:asahi.com:撤退阻止求め「嘆きの壁」に7万人 イスラエル - 国際 DATE:2005/08/12 08:10 URL:http://www.asahi.com/international/update/0811/012.html *ガザで戦闘激化、イスラエル撤退控え各派対立も [読売]  【エルサレム=佐藤秀憲】イスラエルのユダヤ人入植地撤去を1か月後に控え、ガザ情勢が緊迫の度を高めている。  イスラエル人5人が死亡した12日の自爆テロに続き、パレスチナ過激派側は14日、イスラエル南部にガザ地区からロケット弾攻撃を行いイスラエル人女性1人を殺害。これを受け、イスラエル軍は15日、ガザ地区とヨルダン川西岸でイスラム原理主義組織ハマスを標的にした暗殺作戦を発動、活動家5人を殺害した。  一方、ガザ地区一帯では14日から15日にかけ、パレスチナ自治政府治安部隊とハマスとの間で異例ともいえる武力衝突も発生、パレスチナ内部での対立も危険水域に近づいている。  パレスチナ過激派のロケット弾攻撃でイスラエル側に犠牲者が出たのはイスラエルと自治政府が2月に停戦を宣言して以来初めてで、イスラエル軍事筋は、自治政府との停戦が崩壊しつつあるとの認識を示した。ただ、イスラエル政府は入植地撤去を予定通り進める方針で、イスラエル軍は入植地周辺への大規模部隊配備の検討を始めた。  また、自治政府治安部隊とハマスの衝突は、治安部隊がイスラエルへのロケット弾攻撃のため車で移動中のハマス活動家に発砲し負傷させたことが発端で、双方の間で銃撃戦が行われた結果、通行人と見られるパレスチナ人少なくとも2人が死亡した。背景には、和平プロセスを軌道に乗せるため、実力行使をしても過激派の活動を抑えたいとのアッバス自治政府議長の強い意向があるが、ハマスなどは自治政府への対決姿勢を強めており、事態打開の見通しは立っていない。 (2005年7月16日1時0分 読売新聞) ITLE:ガザで戦闘激化、イスラエル撤退控え各派対立も : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) DATE:2005/07/16 11:14 URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20050715i416.htm *イスラエルで自爆テロ、4人死亡 西岸・ガザ両地区封鎖 [朝日] 2005年07月13日19時23分  イスラエル北西部ネタニヤのショッピングモールの入り口で12日夕(日本時間13日未明)、爆発が起き、4人が死亡、約90人が負傷した。警察当局はパレスチナ過激派による自爆テロと見ており、実行犯とみられる遺体も見つかった。イスラエル軍は13日、ヨルダン川西岸とガザの両地区を封鎖。実行犯が住んでいたとされる西岸のトルカレムに侵攻し、銃撃で警官1人を含むパレスチナ人2人を殺害、5人を拘束した。  イスラエルでの自爆テロは2月末以来、約4カ月半ぶりで、3月にパレスチナ自治政府のアッバス議長と過激派各派がイスラエルとの一時停戦で合意してからは初めて。イスラム過激派「イスラム聖戦」名の犯行声明がロイター通信に届いた。  ガザの自治政府筋によると、イスラム聖戦系のラジオ局が、実行犯はトルカレム近郊に住む18歳の男だと伝えた。  アッバス議長は事件を「テロ攻撃」と呼んで強く非難し、「イスラエルのガザ撤退の妨害を狙った攻撃だ」と語った。ガザの自治政府筋によると、イスラム聖戦指導部は関与を認めておらず、停戦を維持する姿勢を保っている。地方レベルの過激派グループが独自に起こした攻撃の可能性がある。  トルカレムは3月に治安権限が自治政府に返還されていたが、イスラエルは「自治政府が過激派対策をとらなければ、我々がやる」(政府筋)として侵攻に踏み切った。 TITLE:asahi.com:イスラエルで自爆テロ、4人死亡 西岸・ガザ両地区封鎖 - 国際 DATE:2005/07/15 10:32 URL:http://www.asahi.com/international/update/0713/011.html *「壁」に関するICJ勧告から一周年 建設の即時中止と原状回復を求めます 2004年7月9日、国際司法裁判所(ICJ)は、イスラエル政府によるパレスチナ占領地域・ヨルダン川西岸地区における「壁」建設に関する勧告的意見を出しました。一周年を迎える今日、私たちは、イスラエル政府、日本を含む各国政府、国連機関、世界銀行などの諸機関がこの勧告を尊重し、その内容を実行に移すことを求めます。  ICJは、2003年12月8日の国連総会(総会決議ES-10/14)に応じ、東エルサレムを含むパレスチナ占領地域におけるイスラエル政府の「壁」建設の法的な影響について、一年前の7月9日に以下のような勧告的意見を出しています。 ・「壁」の建設は、パレスチナ占領地域での財産の破壊あるいは  接収を伴っており、1907年ハーグ規則やジュネーブ第4条約(文民  条約)などの国際人道法に違反する。 ・「壁」の建設は、占領地域の住民の移動の自由を実質的に制限する  ものである。これは農業などの生産活動、医療、教育、水などの  資源へのアクセスなどに深刻な影響を与えており、ジュネーブ第4  条約などの国際人道法、国際人権規約、および関連する国連安保理  決議に違反する。 ・「壁」は、「グリーンライン 」と「壁」との間の区域に、イスラ  エル人入植地の大多数が含まれるよう湾曲した経路で建設されて  おり、事実上の領土併合である。これは武力による領土の取得を  禁じる原則に反しており、パレスチナ人の領土的主権と自決権を  侵害している。 ・イスラエルは、現在進行中の「壁」の建設作業を即時中止しなけ  ればならない。 また、イスラエルは「壁」建設のために接収した  不動産を返還し、それらの原状回復が不可能な場合は当該被害者に  賠償する義務を有する。 ・この問題は、イスラエル・パレスチナだけでなく、国際社会全体の  平和と安全に関わるものである。すべての国には、これら「壁」  建設とそれにより引き起こされた事態の維持につながる援助を  しない義務があり、これらの違法状態を終らせる努力をしなけれ  ばいけない。  同年7月20日には、国連総会が決議を採択し(ES-10/15)、これらのICJの勧告的意見を支持しています。  また日本の原口国連大使は同年7月16日の国連緊急特別総会において、「壁」建設の継続を遺憾であるとして、イスラエルに適切な行動をするよう呼びかけています。  しかし、過去一年間、「壁」の建設は中止されることなく続いています。さらにこの「壁」以外にも、イスラエル人入植者や軍のための道路が建設され、占領地域の人々の居住地域は分断され、互いから隔絶されています。これは、農民が彼らの土地や水源から切り離され、家族と家族が切り離され、子どもが学校から、また病人が医療施設から切り離されることを意味しています。私たちは、これらの政策がパレスチナ自治区の住民にさらなる困窮を強いていること、そして和平プロセスを形骸化させていることを憂慮します。    私たちは、イスラエルとパレスチナが対等な立場での交渉に基づき問題を解決し、両者、および各国政府、諸国際機関がこの地域の公正と平和のために行動を起こすことを求めます。そして、占領地のヨルダン川西岸地区における「壁」建設の即時中止と解体、および国際人道法、人権諸条約、国連決議に違反し、パレスチナ人の自由を奪っている占領の終了を要請します。             以上           2005年7月9日 Stop the Wall!! 実行委員会 賛同団体(特活)アーユス仏教国際協力ネットワーク(社)アムネスティ・インターナショナル日本  日本キリスト教協議会・国際関係委員会(特活)日本国際ボランティアセンター(特活)パレスチナ子どものキャンペーン  パレスチナの子供の里親運動 *アッバス新議長就任 相互停戦呼びかけ [朝日]1/16 パレスチナ自治政府の新議長に選ばれたアッバス氏は、15日、自治評議会で就任宣誓を行った。 就任演説で、武装闘争から対話路線への転換と和平プロセスの再生をめざし、イスラエルとパレスチナの相互停戦を呼びかけた。 新議長は、クレイ首相に留任を要請した。

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